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2012.12.13

私事で恐縮です。母がガンと診断されました。

◆日本人の2人に1人はガンになるし、知らないうちに被曝している方もいるでしょうから。

私事ではあるのですが、ご参考になるかと思いまして。

母は昭和3年(1928年)生まれの84歳(「ボレロ」や「パリのアメリカ人と「同い年」)です。

昔から高血圧ですから定期的に心臓に気質的病変が起きていないか心電図などで確かめるため、

月一回、個人総合病院に通院しています。たまたま血液検査で肝機能に異常がみられたので、

エコー(超音波検査)を受けた後、「検査入院することになった」といいます。

この時点で、私は「ははーん」と思いました。単なる脂肪肝ぐらいなら、検査入院なんて言わないでしょう。

エコーで何か、腫瘍のような異変が見つかったので、胃カメラを飲んで生検を受けるのだろうと。

そこまでするのはガンを疑っているのだろうな、と。但しその時には、母には言いませんでした。


◆昨日(11日)病院から「家族に話がある」と連絡がありました。

こういう精密な検査をした後で主治医が患者本人ではなく、「家族に」話がある、といったら、

経験則に照らし、大抵はガンですよね。


今日、覚悟して病院に行きました。肝臓ガンだと予想してたら、胃がんでした。

胃には食道側の「噴門」と小腸に繋がる出口、「幽門」がありますが、その幽門部ガン。

胃だけなら、オペで切れますが、既に肝臓に転移しています。オペはできないと。


現在、胃がんの最もオーソドックスな治療で、S-1という経口抗ガン剤を一週間(かな?)飲んだ所で、

シスプラチンという点滴の抗ガン剤を最初は大量に、あとは数週間に一回点滴してそれを何度か繰り返し様子を見る。

苦しいのが構わないから、死にたいという人は、何もしなければいいですが、幽門部の腫瘍が大きくなると、

何か食べても、腸のほうへ出て行かない。吐いてしまうことになります。すると点滴で栄養補給になる。

こうなったら、人間どんどんよわります。


S-1とシスプラチンの併用により、7割の患者には、腫瘍が小さくなる、という効果が出る。

もちろん、副作用はあるけど、昔の抗ガン剤に比べたら、かなり改良されています。

ドクターは、過度に深刻にならず、他方(たまにいますが)過度に事務的、ないしは冷淡な

雰囲気ではない。バランスの取れた40代前半ぐらいですかねー。

それでお願いしますと、母も私も兄も納得しました。


◆私が50代で母が80代ですから、普通のことです。

誤解して頂きたくないのですが、この記事は「構ってちゃん」騒ぎではありません。

「親が死ぬ」という経験は、父親ですが、もう20年近く前に、私がロンドン駐在中に

経験しました(死に目には会えませんでしたが)し、

私が52歳で母が84歳ですよ。既に私の年齢なら、両親とも亡くなっている方も大勢いる。

この年で母親がガンで先に死ぬって、まるで普通の、ありふれたことであり、

私のようなケースは、そこら中にあるでしょう。

東日本大震災では、52歳どころか12歳の子供が、一瞬で天涯孤独になってしまったり、

逆に親御さんが生き残って、子供さんが今だに見つからない、という方が何千人もおられます。

それに比べたら、私の母のケースなど、極めて「普通」の状況です。


◆兄夫婦がテンパちゃって、そちらのストレス要因の方が大変なんです。

母は、最初は副作用など観察するためしばらく入院しますが、その後は

普段は「飲み薬」だけで、五週間に一回、点滴の抗ガン剤を投与するのですから

長期入院にはなりません。一族郎党が交替で「面倒を見る」必要が、そもそもありません。


一番困るのは兄貴で、この人は年が離れてるし、同じ兄弟でどうしてこんなに顔がちがうのだ?

と、しばしば他人様(ひとさま)に言われるぐらい、似てないのです。

昔から仲が悪い。少なくとも私は、兄貴が嫌いなんです。

肉親でも、相性の悪い人間って、いるとおもいます。兄貴は男のクセに「ヒステリー」なんです。

今日も、ドクターの説明を聞いたあとで、喫茶店に寄り、

「ターミナルケアをできる病院を探し始めないとダメだ」

「最期に、疼痛で苦しまないように、モルヒネ系鎮痛剤を使える病院ではなくてはダメだ」

「今のうちにしたいことはして(←JIRO注:してます、一番旅行にいったりランチを楽しんでます)

会いたい人にはあって(←JIRO注:合ってます。)おかないと。本人はショックを受けてるから、

そういうのは、こちら(←JIRO注:兄貴と私)が積極的に「あそこに行こう」などと誘わないとダメだ。

(JIRO注:言わなくても、母は、親父が死んだあと、いつもあちこち出かけて、好きに過ごしてます)

と、まだ、そもそもドクターに「もうダメです」と引導を渡されたわけじゃないし、治療を開始していないのですよ?

化学療法の結果、完全にガンが消えなくても、縮めば、胃の幽門部は塞がらないから、

物を食べることができるし、普段は飲み薬だけなのですから、旅行に行く人さえいる、

とドクターは行っているのです。

それを、兄貴と私がやたらと「会いたい人はいないか?」「行きたい所はないか?」「食べたい物はないか?」と

言いだしたら、逆に如何にも「お袋は、もう死ぬんだぞ?」という風に捉えられますよね?


とにかく治療を開始してもらって、主作用が認められるか。深刻な副作用がないか、などを

観察しないと、次の行動は取れないとおもいます。

しかし、とにかく、兄貴は「男のヒステリー」なので、そういうことを理路整然と話そうとしても、

途中で、「キーッ!」となって、怒鳴り始める、そういう性質の人間なんです。

私にとっては、母がガンであると宣告されたことよりも、それに対する兄やその嫁

(これが狡い人で、長男の嫁のクセになるべく「面倒には関わりたくない」姑息な女なんです)

と接することのほうが、大きなストレスで、それが憂鬱です。

いい年して、オタオタするな、と怒鳴りたい気分です。


今年は色々、取り込みがありまして、漸く収まったかな?と思っていたら、年末の今になって

こういう有り様です。全くツイていないにもほどがあります。

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