« 「実質GDP、3期ぶりプラス成長 10~12月改定値 」←デフレの最中に「実質」を見ても仕方が無い。 | トップページ | NHK 時論公論 3月8日放送「原発事故2年 廃炉への困難な道のり」(水野倫之解説委員) »

2013.03.10

「国連軍事行動に参加の道を…首相、9条改正で」←軍事行動に参加することは「国際貢献」ではありません。

◆記事:国連軍事行動に参加の道を…首相、9条改正で(読売新聞 3月9日(土)19時31分配信)

安倍首相は9日、憲法9条を改正し、国連憲章に基づく軍事行動に日本も参加できるようにすべきだとの考えを示した。

BS朝日の番組で、「国際紛争を解決する手段として武力行使を用いないとすると、国連として安全保障を行う場合、

日本が責任を果たすことができるのか、という議論が残る」と述べた。

「国際的な集団安全保障に参加できる道は残したほうがいい」とも語った。

憲法9条1項は、国権の発動たる戦争と武力行使を「放棄する」としている。これに対し、自民党の憲法改正草案は、

「国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動」には参加できると明記している。

国連軍などへの参加を想定したもので、首相は、草案に沿った憲法改正を目指す意向を示した。


◆コメント:日本語のメディアだけを読んでいるとわかりません。

と書くと、偉そうですが、日本の主要新聞や放送局は殆ど、国の広報機関といっても過言ではない。

昨日書いたばかりですが、経済専門紙の日本経済新聞が、デフレ局面では、実質GDPだけ強調しても意味がないことなど

知っているクセに、如何にも「アベノミクス」さまさま、のような調子です。


読売新聞によると、安倍首相は、

日本が国際紛争を解決する手段として武力行使を用いないと国連憲章に基づく軍事行動に日本が参加できない。

ことを理由として、日本が「国際紛争を解決する手段として武力を行使できる」国に変えようとしています。

これは要するに日本が公然と「戦争をする国」になります、と宣言しているようなものです。


安倍首相は、何だか勘違いをしていて、このようにすればアメリカに可愛がって貰え、

小泉純一郎のような歴代何位の長期政権の盟主となれる、とか何かそういうことでも考えているのでしょう。

しかし、英語で書かれた海外の論説を読んでいると、世界のどの国も日本の軍事国家への転換など

のぞんでいません。アメリカはむしろ、参院選で自民党が過半数を得て、本気で憲法を改正して

自衛隊を国防軍にして、武力行使を可能にしたら、中国が警戒し、非常に危険な一触即発の状態になる。

一番それを恐れているのは、アメリカだ、といいます。


また、手許に原文がないので引用出来ないのが残念ですが、たしかワシントンポストの社説が、

かつて、
日本は、実質的には、大規模な軍事力を保持しているが武力行使を禁じた憲法を守り

一度も、武力を行使したことがないし、海外で日本の自衛隊が人を殺したことはない。

これは世界史上、稀有なことだ。

と書いていました。安倍首相に騙されてはいけません。

国際社会は日本が軍事国家になることなど全く望んでいません。


仮に、憲法改正が実現して、「日本は戦争が出来る国になりました」となったら、

中国や北朝鮮の攻撃になりやすい以前に、日本はアメリカにとって、極東の不安定化要因として

「潰す」対象と見なされる可能性が高いとおもいます。何しろ数十年前は敵国同士だったのですから。

本気で日本を「友人」なんて思っていません。パシリと思ってます。


折りしも、東日本大震災から二年が経ち、しきりに「復興」が叫ばれていますが、

安倍首相の思想が実現するとなると、日本は戦争が出来る国になり、周囲から攻撃を受ける可能性が高い国

になるために「復興し」ている、という、誠に滑稽で、皮肉な状況となります。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

« 「実質GDP、3期ぶりプラス成長 10~12月改定値 」←デフレの最中に「実質」を見ても仕方が無い。 | トップページ | NHK 時論公論 3月8日放送「原発事故2年 廃炉への困難な道のり」(水野倫之解説委員) »

ニュース」カテゴリの記事

マスコミ批評」カテゴリの記事

安倍政権批判」カテゴリの記事

安倍晋三自民党総裁批判」カテゴリの記事

憲法改正」カテゴリの記事

戦争」カテゴリの記事

東日本大震災」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

自衛隊海外派遣」カテゴリの記事

集団的自衛権」カテゴリの記事