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2013年5月

2013.05.30

「ブラームスって、割とこの頃の人よね」←26年前に91歳で他界した祖母の言葉です。

◆今まで、書いたことがないので、一回ぐらい書いておきます。

書くのを避けていたのはですね。祖母のプロフィールを書くと、自慢めいてしまう、ということが

あったのですが、まあ、もうとっくの昔の死んだ人間だから良いでしょう。ご勘弁下さい。


私の祖母は、19世紀生まれなのです。1895(明治28)年8月23日-1987(昭和62)年5月29日。

今日が命日なので、少々記憶に残っていることを書きます。


祖母は孫を溺愛するタイプの人ではなかったので、私もさほどなついていたわけではないのですが、

なにしろ、同じ家に住んでいましたから、記憶は鮮明です。


明治28年(1895年)に仙台の、元来は武家だったらしいです。そういう家に生まれた所為もあり、

また、後述する経歴もあり、気位(きぐらい)の高い人でした。


明治に仙台とはいえ、東北に生まれた祖母がどうやって勉強したのか、今から思うともっとよくきいておけば

よかったのですが、とにかく西洋音楽に魅せられ、芸大音楽学科の前身、東京音楽学校声楽科にはいりました。

入試で、ピアノも楽典もソルフェージュもあったんです。どうやって東北で勉強出来たのか不思議でなりません。


もちろん、技術的水準を単純に現代と比較したら、話になりませんが、それでも驚いた事に祖母は確かに声楽的発声の訓練を

受けていました。子供の頃から、祖母は近所の子供にピアノなど教えていましたが、ピアノの上には、ドイツ人の声楽の師匠の

写真がずっと飾ってありました。


◆女子学習院教授という大層な肩書きの人でした。

その当時は「東京音楽学校声楽科」の人数がとても少なかったでしょうから、割と簡単だったのでしょう。

首席で卒業した祖母は、どういういきさつか、昔の、本当の学習院、皇族や華族の娘しか、入れない、

「女子学習院」という今なら高校から大学だとおもいますが、肩書きが「教授」だったのです。

それが、多分、生涯誇りだったのだろうと思います。昭和天皇のお后、昭和の皇后陛下も、そのお嬢さん

(つまり、昭和天皇のお嬢様方)の「音楽の先生」なんですね。

昭和の皇后陛下は、ご自分も、お嬢様方も一応、祖母に音楽を習ったので、お目にかかると、祖母に

娘がお世話になります。

とおっしゃっていたそうです。こちらが冷や汗をかきます。

祖母が亡くなったときには、昭和の皇后陛下のお使い。天皇陛下のお使いは「勅使」ですが皇后陛下のお言葉を伝える人はなんというのでしょうか?

とにかく、非常に緊張するはめになったのですが、祖母が他界した際、皇居からお使いがくるというのです。宮内庁から電話があるんです。

待っていると、やがて、両手に大きな桐の箱を持った人が来宅し、玄関で直立不動のまま、
皇后陛下におかれましては、故・〇〇〇〇(←祖母の姓名。「家来」だから、呼び捨て)の死去に際し、お菓子を賜りました。ここにお届け致します。

という調子ですから、こちらも直立不動なんです。何だかんだいっても、皇后陛下からじきじきに・・・といわれたらアガります。


◆とても不思議なのですが、私が初めてのオペラを観て、帰宅してしばらくしてから亡くなりました。

実は、私はその何ヶ月も前に、NHKホールでのメトロポリタン歌劇場来日公演のチケットを買っていました。

5月29日の公演です。それが生まれて初めてのオペラ鑑賞でしたが、祖母がもう時間の問題なので、諦めようと言ったら、

今はこちらも死んでから随分経ちますが、父が構わんから行け、と申します。

これも何かの偶然だろうと。声楽に情熱を注いだ祖母の(まだ生きていますが)供養になるかもしれんから、

行ってこいと、いうので、行って、全部見終わって、帰宅したその夜遅くに、祖母は私のオペラ鑑賞を待っていてくれたかのように

息をひきとりました。不思議が気がしました。


◆ブラームスと祖母の生涯は2年だけですが重なっているのです。

前置きが大変長くなりました。要するに、私の祖母が西洋音楽に関してド素人ではなかった、ということを

申しあげれば良かったのですが、余計なことまで書きました。

当時といえど、やはり訓練を受けた人はそれだけの「耳」がありまして、私がN響の第九など

テレビで聴いていたら、祖母が「この人は、音程がとてもいいわね」とか「このティンパニの方、正確ね」とか。

そういうことが多かったです。

「ダメよ、こんなところで間違えちゃ」とか、コンチェルトでソリストが合わないと、

「ダメだ。そんな勝手なことをしたら」とかいうんです。的を射ているのです。

自分が若い頃、ショパンの「幻想即興曲」を聴いたときに「この世にこれほど綺麗な音楽があるのかと思った」とも

言ってましたが、とりわけ衝撃的だったのは、ブラームスの交響曲を聴いていたら、何気無く祖母が発した、

ブラームスって、割とこの頃の人よね。

という言葉でした。一瞬、呆けたのかとおもい、唖然としましたが、調べたら、ブラームスの生涯は

1833年5月7日 - 1897年4月3日なのです。祖母が生まれたのが1895年ですから、2年弱ですが同時代を生きています。

ということは、祖母が、音楽学生だった頃、ブラームスはまだ、没後20年足らずの作曲家。私の年齢でなぞらえると

ヒンデミットとか、イベールとかと同じなんです。

なるほど。「この頃の人」というのも無理は無い。

時代は繋がっている、という当たり前のことですが、それを非常に強く感じました。

完全に私事で失礼をいたしました。

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2013.05.29

「貸し出し本格化「まだ先」=日銀当座預金、初の70兆円台」←実体経済は好転していない証拠。

◆記事:貸し出し本格化「まだ先」=日銀当座預金、初の70兆円台(時事通信 2013/5/28 21:00)

民間金融機関が日銀に預けている当座預金の残高が28日、

前日比4兆3000億円増の72兆3100億円(速報値)となり、初めて70兆円台に達した。

日銀が新たな量的金融緩和で大量の国債を買い入れて資金を供給しているためで、

4月4日の緩和前に比べ約25%増加した。

ただ金融機関が潤沢な資金を企業への貸し出しに回す動きが本格化するのは、まだ先となりそうだ。

日銀は、2014年末までに当座預金残高を175兆円に拡大し、現金と合わせたマネタリーベース(資金供給量)を

270兆円に倍増することを目指す。金融機関に貸し出し増などを促し、実体経済回復につなげる狙いだ。


◆コメント:「貸し出し本格化」が「先」になれば確実にある、とは言えません。

メディア各社が本質をわざとボカして書くので、経済に馴染みのない方には事実の本質が分かりません。

日銀当座預金というのは、東京三菱、三井住友、みずほの3メガはもちろん、日本の金融機関が手持ちの「余った」おカネ

を預けておく、預金です。中央銀行が「銀行の銀行」などと呼ばれるゆえんです。


この残高が最高になったということは、安倍政権になり、白川前日銀総裁を任期満了前に辞めさせ、

元、財務官僚で安倍首相に忠実な、黒田新日銀総裁が、国債の買い入れなどを一層増やして、市場に資金を

供給しているものの、需要がない。

つまり、景気が良くなっていれば、企業は工場を建てるとか、設備を増築するとか、

資金が必要になります。今までずっと不景気でしたから、手持ちのおカネ、自分のおカネでは足りないけど、

銀行から借りれば設備投資が可能です。しかし、借りたお金は返さなければなりません。

企業が、銀行から借り入れをしてでも設備投資をしよう、と決心するためには、増産すれば、きっと売れる、

儲かる。その儲けで銀行からの借り入れを返済できる、と確信したときです。


そういう見通しがたたないから、銀行からおカネを借りる会社が殆どない。

銀行側からみれば、時事通信の記事のように「貸し出し本格化」が到来しないわけです。


時事通信の記事のみならず、安倍政権になってからの大手メディアに共通するのですが、

金融機関が潤沢な資金を企業への貸し出しに回す動きが本格化するのは、まだ先となりそうだ。

と書くと、先になれば、本格化するだろうといわんばかりです。

このような、「国家権力へのゴマスリ」のような事を書くべきではありません。


何十年というタイムスパンで想像したら、景気というのは波がありますから、

いくらなんでも今よりは、良くなるでしょうが、近い将来、安倍内閣の目論見(もくろみ)どおりになる、

という、確かな証拠、予兆はありません。


企業がモノやサービスを増産するのは、個人消費が活発かして、どんどん商品が売れるときですが、

最近の小売り関係の売上高を見ると、百貨店、スーパー、コンビニ、外食産業、全て前年同月比マイナスです。


今日(28日)、日本銀行が発表した、企業向けサービス価格指数(2013年4月速報)は、

前年同期比マイナス0.4パーセントでした。


デフレが止まって物価が上昇し始めるということは、日本銀行の金融政策などという小手先のオペレーションではどうしようもなく、

家計の支出(個人消費。GDP=国内総生産の3分の2を占める)が増えなければなりませんが、

安倍内閣の「3本の矢」は「家計」を想定しておらず、公共投資など一部の企業だけが儲かる需要によって景気を

よくするつもりなのですが、それすら、本格的にやっていません。ただひとすら、市場に資金を供給するだけ。


アベノミクス言葉は、今年の流行語大賞になりそうな勢いですが、何も特別なことはない、古色蒼然、カビのはえたような

理屈に基づいています。


こういうことは、本当はメディアがはっきりと指摘するべきだと思います。

私は、総需要を喚起するためには、家計の可処分所得を増やすしかなく、そのために、

一時的にで構いませんから、所得税・消費税を減税すべきだとおもいますが、

ご承知のとおり、政府が、景気の回復の目途が立たない、つまり、国民の暮らしが楽になるか

どうか、分からないのに、消費税を増税することにしています。


こういう点に関しては、皆さん、あまり評価していないご様子ですが、記者会見の

質疑応答を読むと、麻生太郎副総理兼財務相兼金融担当相の方が、安倍首相よりずっとまともです。

「消費税を引き上げることになっているが、引き上げる予定の時期の景気を良く見て判断するべきだ」

などと、極めて当たり前なのですが、安倍さんが言わない正論をいつも述べています。

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2013.05.28

「ホームから線路に転落、小5男児が軽傷 携帯電話操作中」←中央線大混乱でした。2週間前に書きました。

◆記事:ホームから線路に転落、小5男児が軽傷 携帯電話操作中(朝日新聞 2013年5月27日23時2分)

27日午後4時20分ごろ、東京都新宿区四谷1丁目のJR中央線四ツ谷駅1番線ホームで、小学5年の男子児童が線路脇に落ちた。

その直後、八王子発東京行き快速電車(10両編成)がホームに到着、男児のそばを1両分ほど通り過ぎて止まったが、

男児はホームと列車の隙間にいたため、列車と接触しなかった。男児は鼻と口に軽いけが。四谷署は過って落ちたとみている。

署によると、男児は下校中だったとみられ、携帯電話を操作しながらホームを歩いていた際、線路とホームの隙間に落ちたという。


◆コメント:5月14日に「せめて、歩いているときには、スマホを見ないで下さい。」と書きました。

2週間前、

2013.05.14 せめて、歩いているときには、スマホを見ないで下さい。

を書いたので、「だからいわこっちゃない」という資格が私には、有ると思います。


二週間前の記事では、とにかくスマホを見ながら歩いている人は周囲が見えていないから、危険だという趣旨のことを

書きましたが、今日もこの坊やは命の別状が無くて良かったけれども、記事を読むとかなり運が良い。


落ちた、1番線に電車が入ってきたけど、小学5年の男児は、線路とホームのすき間、ということは、要するにあのホーム真下の

ごく僅か凹んだ部分にいて、一両目の電車に轢かれなかったけど、ちょっと状況が異なれば、死んでますよね?


最近の「人身事故」は、「自殺」ではなくて、このようにスマホを見ていて間違って落ちて電車に轢かれたという

ケースが多いのではないか、と想像せざるを得ません。「線路内人立ち入り」という訳の分からない遅延理由を。

JR職員が告げることがありますが、夜遅くの酔っ払いじゃあるまいし、朝から前後不覚で線路に降りるキチガイが多いとも

考え難い。


自分が落ちるだけならまだしも(それですら、今日の中央線快速のようにダイヤが長い間乱れ、大変な混乱でした)、

スマホや携帯を操作しながら歩いていたがために、自分ではなく、ホームで他の人に衝突し、

衝突された人だけ、線路に転落、そこに電車が来て即死。ところがぶつかった貴方は生きている、

なんてことになったら、一生、どういう思いで暮らさなければならないか?などと、

少しは、想像力を使いなさいよ、と申しあげたい。

緊急的に法律か条令か何かしりませんけど、「歩行中携帯電話等使用者は罰金5万円、」ぐらいの罰則が

ないと、「歩きながら、スマホ・携帯バカ」は減らないのではないか、と思います。

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2013.05.27

「自民 教育改革の提言を首相に提出」「4・4・4制」もあり。←義務教育で「落第あり」にすれば良いのです。

◆記事:自民 教育改革の提言を首相に提出(NHK 5月23日 15時7分)

自民党の教育再生実行本部は、小学校から高校までの「6・3・3制」について、地域ごとに

「4・4・4制」なども認めることなどを盛り込んだ教育改革の提言をまとめ、23日、安倍総理大臣に提出しました。

自民党の教育再生実行本部は23日、教育改革の第2次提言を取りまとめ、

本部長を務める遠藤元文部科学副大臣らが安倍総理大臣に手渡しました。

提言では、小学校から高校までの「6・3・3制」について、子どもの成熟の度合いが

変化してきていることなどを踏まえ、地域ごとに弾力的に運用できるように

「4・4・4制」や「5・4・3制」なども認めるとしています。

また、大学の入学試験について、多面的に評価できるようにするため、

高校在学中に複数回、受けられる「達成度テスト」を導入し、

その結果と大学ごとに行う論文試験や面接によって、合否を判定するよう改革するなどとしています。

そして、これらの政策を実現するために、来年度予算案に「教育再生特別枠」を設け、

必要な予算を確保することも明記されています。

安倍総理大臣は提言について、「政府の教育再生実行会議や中教審=中央教育審議会などでも議論し、

政府と党が一体となって取り組んでいきたい」と述べました。

また、遠藤氏は記者会見で

「教育再生は安倍内閣の要であり、日本再生の要だ。提言内容を実現していくべく、

しっかりと取り組んでいきたい」と述べました。


◆コメント:教育「制度」ではなく、その「運用」の問題だと思います。

私は、はじめにこのニュースを斜め読みした際、

「4・4・4制」も認める

の文字がまず、目に留まり、こういうことを言い出すのは、文科省の役人か、教育審議会の類だと思いましたが、

そうではなくて、自民党の「教育再生実行本部」だそうですが、いずれにせよ。アホに違いはありません。


とにかく、昔から教育制度、教育政策に関して、凡そ考え得るありとあらゆるバカな提言を行い、

実行して、日本国民がアホになっていく強力な役割を担ったのが文科省といっても過言ではありません。

政治家も同様で、「とにかく黙ってろ」といいたくなります。


ここ数十年で最もひどい、殆ど「犯罪」と言いたくなる愚挙が「ゆとり教育」ですが、

あれを提案した文科省の役人は、公立学校に「ゆとり」を指示しながら、自分の子供は私立に通わせていた

上、いまでも「教育評論家」としてメディアに登場して、小遣い稼ぎをしています。

世間に顔を見せられる立場だと思っているようです。


その他、最近では、体育の授業に「柔道かダンス(ヒップホップ)」とか「英語の授業を英語で」とか、

実行する前から、無理であること、現場が混乱することが、あまりにも明らかな施策を平然と提案・実行する。

その結果、予想通り現場が混乱しても、誰も責任を取らない構造になっている。これが役人です。


とはいっても、文科省役人や自民党の「なんちゃって教育なんとか本部」を罵倒しても、教育はよくなりません。

私は、学年制度などいじる必要はないと思います。基本的なところは、昔ながらの「6・3・3」制(高校まで)を

替える必要は無い。今問題になっているのは、特に義務教育の運用が形骸化していることでは無いかと思います。

本来、制度ではなく、運用の問題です。


◆つまり、義務教育課程を修了していない生徒まで「修了したことにし」ているのが問題です。

小学校・中学校の卒業証書には

右の者は、小(中)学校教育の全課程を修了したことを証する。

とかかれているのですが、現実世界には、かつては考えられなかったこと。

つまり九九を覚えていない「高校生」や、月曜日から日曜日までを英語で表記できない「大学生」がいます。

こういう状態で、高卒・大卒の学歴になること自体、「詐欺」の一種ではないか、と思います。

高校や大学の問題まで書くとややこしくなるので、義務教育に関して書きます。

日本の学習指導要領では小学校二年の算数で、
乗法九九について知り、1位数と1位数との乗法の計算が確実にできること。

と明記してあるのですから、本来、全ての日本人は小学校2年生のうちに九九を完全に覚えなければいけないのです。

そして、数学などは特に、それまでに習ったことを理解・記憶してあることを前提に次の段階のことがらを教えるのですから

あるところで、理解できない状態がつづいたら、そこから後は、全く何も分からない。1桁のかけ算(九九)ができなければ、

2桁以上どうしのかけ算を習っても、出来る訳がない。この当たり前の事実が無視されている。

私が「教育制度の問題というよりも、その『運用』の問題だ」というのは、そういうことです。

分からなかったら、分からない所を分かるようにしなければならない。それなのに日本は、「分かったことにし」て、

進級させ、挙げ句に「全課程を修了し」たことにするのが、いけません。


◆義務教育だからこそ、「落第」を取り入れるべきです。

高校・大学では、あまりにも点数がわるければ、落第があり得ますが、

義務教育では、落第はない。本来逆です。

日本国憲法第26条には、

1 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。

2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

第二項は「子共にはキチンと義務教育を受けさせなさい」と定めていますが、これは立場を替えると、子共は義務教育を受ける義務があるのですから

義務教育で教わることを覚えないままでいることは、「国民の義務」を果たしていないことになります。


義務教育で教わることは「日本人なら、せめて知っていなさい。出来るようになりなさい」ということです。

ですから、全てを終えるまで、義務教育を止めては(止めさせては)いけないのです。


これを完璧に実行するには、小中学校でも「落第」を可とすることが必要です。

日本の教育は制度ではなく運用の問題と書いてしまったので、すこしばかり、矛盾しますが、ここだけは

「制度」を変えた方が良いとおもいます。九九を覚えないというのがそもそも言語道断なのですがそれでも

卒業させることが出来てしまうので、生徒も教師も必死になりません。


一年進級する前にその一年間でならったことを、「進級試験」で確認し、合格した者だけが、上がれる。

出来ない者はいつまでも上がれない。卒業させない。勉強しないと、

15歳で小学生のまま。20歳になっても中学生のまま。いつまでも社会に出て働けないし、

生徒にキチンと理解させることができない教師は、首にすればいいのです。

今は、公立がダメだから、おカネにゆとりがある家庭の子供ばかりが、私立の学校で相対的に質の高い教育を受け、高学歴になる。

これは、不公平です。


公立にまともな教師がいないなら、教育ほど大切なことはありませんから、税金を使ってよいから、

高給を提示して、私立から優秀な教師を公立に呼ぶのです。


義務教育をまともに、全部身につけたら、本来、相当な「教養人」になるはずです。


◆義務教育は、「詰め込み」が足りない。

そうはいっても、日本は何か勘違いしていて、欧米は「考える力」を養う教育をするが、

日本は、知識の詰め込みを偏重する、という「妄説」が昔からはびこっていて、それがあの犯罪的な「ゆとり教育」正当化事由に

なるらしいです。

私はイギリスに住んでいたことがありますが、私が見る限り、欧米人が日本人よりもすぐれた思考力、論理の展開力を持っている、

という事実は、ありません。それがあるとしても、ごく一部のエリートの話だと思います。その上、庶民は思考力以前に、知識もないのです。


だから日本は、勘違いしてはダメです。「考える力」など、あとで考えれば良い。

頭脳が柔軟で、記憶力の良い、子供時代に詰め込めるだけの知識を詰め込むべきです。

体力も知力も健全な子共に「ゆとり」など必要ない。そんなものは私ら年寄りのものです。

極端な話、百科事典を丸ごと覚えてしまうぐらいの能力が、本気になれば、人間には有ると思います。

正しい知識がないから、正しく思考できない。だからアホな政治家を選ぶ大人ができあがり、

アホな大人が選んだ政治家や、それを操る役人ばかりが甘い汁を吸っている。

そのことにすら気がつかない、情けない国になるのです。

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2013.05.24

「東証大引け、急落 下落率は歴代10位 先物主導で乱高下」←バブルだと、何度も申しあげました。

◆記事:東証大引け、急落 下落率は歴代10位 先物主導で乱高下(日経電子版)(2013/5/23 15:43)

23日の東京株式市場で日経平均株価は急落し、前日比1143円28銭(7.32%)安の1万4483円98銭で引けた。

前日比の下落幅は2000年4月以来、13年1カ月ぶりの大きさで歴代11位。下落率の大きさは歴代10位となった。

朝方は米景気回復期待を背景に買いが先行し、一時5年5カ月ぶりに1万5900円台に乗せる場面があった。

ただ、前引け前に英マークイットが発表した5月の中国の製造業購買担当者景気指数(HSBC中国PMI)の悪化を受け、

利益確定売りが膨らんだ。1万5000円割れは7営業日ぶり。


◆コメント:中国の景気指数など、関係ありません、皆が買ったら、どこかで暴落するのです。

安倍政権誕生以来、経済政策(アベノミクス)の3本の矢などというものの、実際に日銀総裁が交代して、

デフレから脱却するまで、出来ることは何でもする、と、まるっきり安倍首相の下僕のようになった、

日銀ですか私は、既に何年も実行していて、市場に資金を供給しても、総需要が喚起されなければ、

つまり、本当に景気が良くなり、モノやサービスが売れるようになって、物価が下落を止めるのならよいけれど、


実体経済の好転を伴わない、株価の上場だけが続くのはバブルだから、

初めて株取引をやるひとが急増していて、皆さん、何でも良いから、株を買えば儲かると思っているようですが、

止めた方が、いいですよ。という趣旨のことを何度も申しあげました。

私の日記・ブログで最近書いた記事の一部です。

2013.05.09 株価が上昇を続けて、メディアが仕切りに煽りますが。

2013.04.26 「日経平均大引け、続伸 4年10カ月ぶり1万3900円台を回復」←バブルですね。

2013.03.12 アベノミクスといっても何も新しいことはありません。

2013.02.16 「内閣支持上昇、61%に」「安倍首相、96条見直しに意欲」←株が上がるならば、「憲法」など、どうでもいいですか?

初心者で大損した(或いは、含み益を抱えてしまった)方、お気の毒ですが、あえて、
だから、いわんこっちゃない。

と言わせて頂きます。

凡そ相場の変動を利用して儲ける「ディーリング」は、皆が買ったら下がるしかない。

それだけです。しかし、その始まりを素人が察知することは非常に難しい。

止めておいた方が良いのです。

日経をはじめ、各メディアは、今日発表されたHSBCホールディングスのPMIが予想よりも悪かったのが「暴落の原因」

と書いていますが、それだけで1,000円以上も下がりません。単なる「きっかけ」です。

もともと株を買い持ちにしている人ばかりですから、一度何かをきっかけに下がりだしたら、

市場参加者は、われ先に売り始めます。そして何がきっかけでいつ、売りの殺到がはじまるか、

誰にも、予想できません。

今日の相場で大損した人が、損失を取り返そうと、ムキになって売買を繰り返し。乱高下が続くかもしれません。


とにかく、今一度繰り返しますが、昨今の連日の株価上昇は、アベノミクスの「お陰」ではない。「期待」だけです。

安倍政権は需要の喚起に関して何ら具体策を採っていません。

アベノミクスへの期待だけで買われてきた相場ですから、

安倍首相の経済政策が期待したほど、進展しないとなれば、下落相場に逆転するかもしれません。

安倍首相が、真似をしている小泉のとき、日経平均株価は14,000円台から7,000円台にまで落ちこんだ、

という歴史的事実を思い出して下さい。知らない方は、チャートで調べて下さい。

相場ものなどというのは、所詮、上がるか、下がるか。言い方が悪いのですが、「丁半バクチ」と同じです。

運だけです。手を出さないことです。

ましてや、まともに働かないで、自宅に籠もり、ネットで株を売買し、その儲けで生活しようなどということは、

絶対に考えてはいけません。

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2013.05.23

【音楽】モーリス・アンドレ、生誕80年です(2)

◆今週、疲れますよね。

月曜日の東京は雨で旧に気圧がさがり、私のみならず、かなりの方が、調子が出ない、

とおっしゃっていました。日付が変わりましたが、今日(22日 水曜日)は蒸し暑かったです。

女性には評判が良いらしいですが、電車の冷房の生ぬるさが気持ち悪くて仕方がありません。

「弱冷房車」と「強冷房車」があれば良いと思います。

疲れて、蒸し暑くて気分が優れないときには、冷静な状況判断ができないし、

論ずるほどの話もありません。昨日に引き続き、モーリス・アンドレです。


◆バッハ:「管弦楽組曲第2番」(トランペット版)(一部)。

バッハの管弦楽組曲2番は、「組曲」というとサラバンド、とかブーレとか

名前は「舞曲集」なんですが、演奏を聴けば(本当は見ればもっと)わかりますが、

実質、フルート協奏曲のようなものです。


バッハはフルートの曲、無伴奏も含めて色々かいていますが、

管弦楽組曲2番もまた、フルート吹きにとっては一生の課題なのでは無いかと思います。


このフルートのパートをモーリス・アンドレが初めてトランペットで演奏しました。

昨日のモーツァルトよりは易しい曲もありますが、やはり大変な高音域ですので、

コントロールの正確さが要求され、更に「超絶技巧」というほどではないので、音楽性・解釈が

評価されます。引用元は昨日と同じです。

Vol. 1-Maurice Andre Edition: Concertos

これは6枚組ですが、CD3に収録されてます。"Suite in B Minor" です。

全部だと、序曲からバディネリまで7曲で長すぎるので、第4曲ブーレからにします。


私がこのブーレⅠ&Ⅱってのが大好きなんですが、ま、とにかくお聴き下さい。


バッハ:管弦楽組曲2番 ブーレ





切なくて綺麗でしょ?


ポロネーズ。中間部、主旋律をチェロが弾いてトランペットがオブリガートを吹きます。

余程ブレスをうまくとらないと、吹けません。そしてスラーなんですね。こういう音符を流れないように

正確に演奏するのは、なんの楽器でも同じですが、難しいです。


バッハ:管弦楽組曲2番 ポロネーズ





メヌエット、譜面は簡単ですが、色々装飾音の研究が進んで、今はこれが

珍しくないですが、アンドレが録音したときには、このように前打音を伸ばす、

というのが実はバッハの時代に流行り始めていたことが知られてなかったらしいです。

いまだに色々議論があるようですが、知ったかぶりがバレるので、ウンチクはこの辺で。


バッハ:管弦楽組曲2番 メヌエット





最後は難しいバディネリですね。ちゃんと吹くのが、とっても大変です。

冒頭の音型が「とってもとっても、たいへんだ」に聞こえます。


バッハ:管弦楽組曲2番 バディネリ





如何でしたでしょうか?


この録音をご紹介するのも何度目かになりますが、最初に書いたのは、6年半前。
2006.11.26 雅子妃殿下とトランペット

要するに雅子さまは、ほぼ間違いなくかなりのクラシック通です。

なんと、今お聴き頂いた、「トランペット版 管弦楽組曲2番」をお聴きになっていたことがあるはずです。

これ以上、ここで書いたら重複になりますので、リンク先をお読み下さい。

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2013.05.21

【音楽】モーリス・アンドレ、生誕80年です。

◆「奇跡のトランペット」です。

最近の若い方。一番上手いトランペット奏者は?と聴くと、まあ、具体名は出しませんけど、

色々言います。モーリス・アンドレは、「巨人・大鵬・卵焼き」になってしまうのでしょうか?

あまり挙げる人がいないのですが、これは、間違っています。


オーケストラに於けるトランペット、吹奏楽の金管アンサンブルのトランペット、ソリスト。

ジャズ・トランペット、エトセトラ、エトセトラ。


普段吹く譜面の様相(つまり音楽そのものの種類、雰囲気)は異なりますが、

「トランペット」はひとつです、どのような分野に進もうが最初の勉強は同じです。


私は、モーリス・アンドレ(1933年5月21日 - 2012年2月25日)は、好みの問題ではなく、

「客観的に」20世紀で最も卓越したトランペット奏者であると信じて疑いません。

100年に1人、でるかどうか。若くして亡くなった、英国のホルン奏者、デニス・ブレイン(1921年5月17日 - 1957年9月1日)は、

奇跡のホルン、といわれます。

私は、モーリス・アンドレのトランペット演奏は、「奇跡のトランペット」だと思います。

今までに何度もご紹介した演奏を今日も敢えてお聴かせします。

優れた楽曲の優れた演奏は、何百回でも繰り返し聴くものだからです。


◆モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314

オーボエで吹いても難しく、宮本文昭さんによると、(特にヨーロッパの)オーケストラでのオーボエのオーディションでは、

絶対に吹かされるそうな。技術と音楽性が、丸裸にされてしまうこの曲。

だれも、この曲を「トランペットで」吹こうとは思いません。

それを、あっさり吹いてしまったのがモーリスアンドレです。


長らく廃盤でしたが復活して本当に良かった。

引用元は、Vol. 1-Maurice Andre Edition: Concertos

3,335円ですが、6枚組です。K.314は一枚目に収録されています。


モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 (トランペット版)第一楽章。






この高音を出すこと自体、大変です。音が出ても凡人ならば、堅い音になります。

アンドレはみじんも、堅い音になりません。そしてこの音域が吹けたとしても

「普通は」コントロールできる音域ではない。


モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 (トランペット版)第三楽章。






あまりの驚きに初めて聴いたときには、しばらく言葉が出て来なかったのを覚えています。


一日では、モーリス・アンドレへの憧憬を、表現しきれず、もしかすると続くかも知れまん。

わかりませんけど。可能性はあります。

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「橋下氏に「ツイッターやめたら」 石原共同代表が提案」←確かに短文では表現できないことがあります。

◆記事:橋下氏に「ツイッターやめたら」 石原共同代表が提案(共同通信 2013/05/20 17:07)

日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は20日、石原慎太郎共同代表が19日に名古屋市で行われた幹部会合で

共同代表の橋下徹大阪市長に

「ツイッターをやめるべきだ。言いたいことがあれば論文にまとめればいいのではないか」と提案したことを明らかにした。

橋下氏は2011年2月からツイッター利用を始め、ことし3月にはフォロワー(読者)が100万人を超えた。

旧日本軍の慰安婦問題をめぐっても13日以降、持論の投稿を続けている。

松井氏は「石原代表は大作家なので、短文では伝わらないと言いたかったのではないか」と語った。

府庁で記者団の質問に答えた。


◆コメント:H市長はどうでもいいのですが・・・・。

橋下市長にも、石原慎太郎氏にも思想的に共感できることは殆どありませんが、

Twitter云々の下りは、私自身が考えていることと一致しています。

これまでに、数回書きましたが、このような駄文であっても、ブログにおいて文章をまとめることと、

Twitterで最大140文字の短文の「つぶやき」を重ねることを比べると、圧倒的にTwitterは「楽(らく)」なのです。

その時に頭にあることを文字にするだけですから、構成を考えないのです。

自分が言いたいことは、勿論、自分は分かっているのですが、他人に伝えるためには、

やはり、筋道を立て、構成を考え、ある程度まとまった長さの文章で表現しないと、

「思想」は、理解出来ないと思います。

これは、橋下市長に限りません。私はTwitterとブログと両方用いているので、

経験的にも明らかです。Twitterにおいて、

「思想を明確に表現したいのであれば、ブログで文章にすべきだ」

とTweetすることがあります。ですから、石原氏の発言が目に留まったというわけです。

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2013.05.19

「いい加減、覚えなさいよ。橋下と北朝鮮は無視するの!」と言い続けてきましたが、この頃感じること。

◆全体が大がかりな茶番に見えます。

橋下、橋下、とTwitterでは多分、1日100万回ぐらい、つぶやかれていることでしょうが、

それこそが、橋下大阪市長に「喜び」を与えている、ということにいい加減気がついたら、どうでしょうか?

と何度も書きました。しかし、だれも耳を貸さない。何故か?考えました。


心理学の理論に「交流分析」というのがありまして、話を読むと、何も心理学の「理論」とか「学説」とか

仰々しく言い立てるほどの話では無いような気がしますが、要するに、人間は他人との関わりによって、

とにかく何らかの反応(これを「交流分析理論」では「ストローク」というのですね)を求めている。

自分に対する賞賛、好意的な評価を「プラスのストローク」、誹謗中傷、や批判、反対意見を

「マイナスのストローク」というそうです。勿論、だれでもプラスのストロークの方がいいのですが、

マイナスのストロークであっても、何も無いよりは言いそうです。


人間にとって一番辛いのは、何のストロークも誰からも来ないこと、つまり完全無視されること

だそうです。


だから、私がいつも橋下と北朝鮮は、煙突によじ登って「飛び降りるぞ」とさけんで、周りが「早まるな!」と、

制止してくれると嬉しくてたまらない「煙突男」と同じ、「構ってちゃん」だ、というのと同じですよね。

心理学の「交流分析」における「ストローク」の概念って、仰々しく言い立てるほどではないのではないか?

と冒頭に書いたのはそういうことです。

どうしても、みんな、それを実行できなくて、毎日毎日、朝から晩まで、Twitterに「橋下」の文字が

現れない日はありません。それは何故か?


みなさん、本当に腹立たしいのかしら?

仮定上の話として、突如橋下市長が人格者になってしまって、「とんでもない」発言を一切しなくなり、

月並みな、優等生になったら、却ってこまるのではないの? 毎日「今日も橋下を叩ける」ことが「楽しみ」なのではないの?

そんなきがするのです。

橋下を叩く側も、「ストローク」にはしゃぐ橋下市長も全体として、大がかりな茶番を演じているように見えます。

その国際版が北朝鮮です。

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「ヤフー:不正アクセス ID2,200万件流出の可能性」←悪い知らせほど、早く、広く、が企業の鉄則です。

◆記事:ヤフー:不正アクセス ID2200万件流出の可能性(毎日新聞 2013年05月18日 00時28分)

ヤフーは17日夜、自社のポータルサイト「Yahoo!JAPAN(ヤフー!ジャパン)」の管理システムに

何者かが不正アクセスしたと発表した。

約2億件ある利用者のIDのうち、最大で2200万件が「外部に流出した可能性は否定できない」としている。

流出した可能性があるのはIDだけで、パスワードや、パスワードを再設定する際の本人確認に必要な情報などは含まれていないという。

IDだけでサイトにログインされることはないが、ヤフーは念のためパスワードを変更するなどの対策を講じるよう利用者に勧めている。(共同)


◆コメント:悪いことほど、早く、広く、分かり易く公表しなければいけません。

少々、分かり難い所があるので整理しますと、

インターネットポータルサイトYahoo! JAPANはあくまでWEBサイトの「名前」です

このWEBサイトを管理・運営している会社が、東証1部上場の「ヤフー株式会社」です。

Yahoo! JAPANのメールや、その他諸々の機能を使うためには、IDを取得してログインする必要がありますが、

記事によれば、ログインに必要なパスワードは流出していないというのですけれども、

いずれにしても、会社としては失態なわけで、そういう「良くない話」ほど、一刻も早く利用者、

つまりお客さんに伝えるべきだと思います。


しかし、Yahoo!JAPANをみても、そんなことはすぐには分かりません。

一番下までスクロールすると、「会社概要」があり、そのリンク先を見ると、 プレスルームがあり、

それでも、普通に見ていたら何も分かりません。 「プレスリリース」を開くと、ようやく

2013年5月17日 当社サーバへの不正なアクセスについて

で状況が書かれています。


何もしないよりは遙かに良いのですが、原則的に企業は、特にお客さんに関わることで、

まずいことが起きたら、出来るだけ早く発表し、Yahoo!JAPANのトップページに大きなフォントで表示するべきだと

思います。今の状況は、発表していることはしていますが、なるべく見つけにくい場所に表示してあります。

こういう事の重要性を、Yahoo!の社長も、更に会長の孫正義氏も、分かっていないと思います。


Yahoo!JapanでIDが流出したことと、携帯サービスの良し悪しとは無関係ですがヤフー株式会社の会長は

ソフトバンクの孫正義氏です。

5月9日に携帯電話大手3社は2013年4月末時点の携帯電話契約数を発表しました。

ソフトバンクは、16ヶ月連続の首位で、ドコモなどから客が流れているそうですが、

私は、どうも、以前からソフトバンク関連というのは、このような「まずいこと」をすぐに発表しない、というのが気になりまして、

今一つ信用できません。


IDぐらいなら、大した事ないから良いだろう、と考えていたなら、一層問題です。

社会的影響の程度にかかわらず、「不祥事」はなるべく早く、大々的に公表する会社の方が信用できます。

その、ちょうど正反対の対応をする、「東京電力」が全然信用出来ないことからも、それは明らかです。

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2013.05.18

【音楽】とにかく綺麗な音楽。

◆最近、あまりにも「人間の醜さ」が目にあまるので。

だいぶ慣れたつもりだったのですけど、アインシュタインが言ったことは本当ですね。

この世には、はかりしれないものが二つある。宇宙の大きさと、人間の愚かしさだ。

最近、毎日更新できてないのですが、あまりにもひどい(色々な意味で)人間の行為を知り、

「あきれてものがいえない」のであります。書けない事はないのでしょうが、今まで散々書いたので、

いい加減疲れます。11年書いてるんですからね。数年前から、Twitterの140文字で思い付いたことを

書くのは、簡単ですが、如何に愚かしいか、をブログで長々と取り上げるのは、気が滅入ります。


◆「人間の存在を少しでも明るく照らし出すことが、芸術家に与えられた使命だと信じています」(カール・ベーム)

中学生の頃に、クラシック音楽雑誌「音楽の友」にカール・ベームという指揮者のインタビューで、この言葉が

載っておりまして、中学生でもそれなりに、意味は分かりましたが、年を取ったら、一層、ベーム先生の正しさが分かります。

欲の塊になって、醜さの極みになってしまう人間が大勢いますが、一方では、数百年経っても、

人間の魂を慰める、美しい音楽を書いたのは、同じ人間。それを音にしているのも、人間であります。

既出の曲ばかりなのですが。ちょっと一息つきましょう。


森麻季さんのソプラノ。麗しき瞳よ ヘンデル・アリア集から。


ヘンデル:リナルド 涙の流れるままに






信仰心がなくても敬虔な気持ちになる、ということはありますね。実に美しい。

森麻季さんの演奏は、何度も書くのですが、これ以上あり得ないほどの素晴らしさで、人間の声の美しい部分を

全部、集めたのではないか、と思えるほどです。


続いて、リヒテルの「平均律」一番最初の。バッハ:平均律クラヴィーア曲集全巻 から。


バッハ:平均律クラヴィーア曲集 前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調





同じくバッハの「無伴奏チェロ組曲」1番の第一曲「プレリュード」もそうですが、この「前奏曲」。

ありていに言えば、「分散和音の羅列」なんですけれども、これが「天上の調べ」と呼びたいほどの美しさ。

続くフーガ。静寂からぞっとするほど綺麗な音が聞こえる瞬間。何度聴いても、どこからどう聴いても美しい。


次は、ケルン放送響首席コントラバス奏者、河原泰則さんのコントラバス。「コントラバスの奇跡」から。


ラフマニノフ:「ヴォカリーズ」






ラフマニノフといえば、99パーセントの方はピアノの超絶技巧曲を連想なさることでしょう。


それはそれで、音楽史上の宝ですが、私はその超絶技巧のラフマニノフが書いた、この切ない旋律が一番好きです。

河原泰則さんの演奏はこのアルバムはまさに「奇跡」で、コントラバスの表現力の広さを、存分に知ることができます。


最後は、映像と一緒に。金管楽器で「G線上のアリア」は、聴いたことがないでしょう?

あるんですねえ。これが。『バッハ・フォー・ブラス』 ジャーマン・ブラスから。


バッハ:管弦楽組曲第3番から「エア」(G線上のアリア)






何度も書きますが、これを演奏しているのはバッハがここで働き、バッハのお墓がある、ライプツィッヒの聖トーマス教会です。


簡単そうに聞こえますけれども、全ての管楽器に必要な基礎中の基礎。「ロングトーン」といって、ひとつの音を長く揺れないで伸ばす。

なかなか難しいのですよ。


みなさま、良い週末をお過ごしください。

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2013.05.16

敦賀原発「活断層」。廃炉以外の選択肢はないと思います。

◆記事:敦賀原発「活断層」報告へ=2号機、廃炉の公算大―規制委検討会(時事通信 5月15日(水)18時40分配信)

日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下の亀裂(破砕帯)について、原子力規制委員会(田中俊一委員長)の専門家検討会は15日、

活断層と認定する評価報告書をまとめた。22日にも規制委会合に提出する。田中委員長は検討会の意見を尊重する姿勢を示しており、

再稼働を認めない可能性が高い。敦賀2号機は廃炉に追い込まれる公算が大きくなった。


◆コメント:1分でも早く廃炉にすべし。

原子炉の直下に活断層があるということだけでも恐ろしいことです。

もしも、原子炉直下を震源とする大地震が起きたら、地面そのものがずれてしまうので

原子炉建屋などの「耐震構造」もへったくれも関係無い。原子炉の再稼働を認めないのは当たり前ですが、

311以降、小出裕章京都大学原子炉実験所助教の本を一冊でも読んだ人ならわかるでしょうけど。

運転を止めていても、圧力容器の中には核燃料があります。大地震などで、原子炉圧力容器、格納容器、

或いは、配管の一部でも壊れたら、放射性物質が環境に触れる。福島第一原発と同じです。

そして、圧力容器がこわれたら、閉じたシステムの中で冷却出来ないのですから、外から水をかけてひやす。

その水は放射能で汚染されて、どんどん溜まって行く。そんなことが、敦賀原発のみならず、

日本中の原発で起こり得るのです。全ての原発は1秒でも早く廃炉作業に取りかかるべきだと思います。


おりしも、きょう。老朽化により廃炉作業を2000年に始めた、東海原発の記事を見つけました。

◆記事:東海原発の廃炉作業公開=原電、20年度までに終了-茨城(時事通信 5月16日(木)20時36分配信)

日本原子力発電は16日、廃炉作業を進めている東海原発(茨城県東海村)の解体工事を報道陣に公開した。

原子炉本体の解体は来年4月に始まり、2020年度までに全工程を終える予定。

東海原発は1966年、国内初の商用炉として営業運転を開始した。

燃料に天然ウランを使うなど経済効率が悪く、98年に運転を停止。01年から廃炉作業に着手した。

この日は原子炉で発生した熱を蒸気に変え、タービンを回す高さ約25メートルの熱交換器を

高温ガスで溶断する様子を公開。

放射能に汚染されていない廃棄物を再利用するため、専用装置で放射線量を測定する手順も説明した。

東海原発はガス冷却炉で、多くの原発で採用されている軽水炉とは異なるが、原電は

「遠隔操作で解体する技術などは基本的に同じ。技術を蓄積して役立てたい」としている。

解体で発生する低レベル放射性廃棄物は敷地内に置いているが、最終的な保管場所は決まっていない。

廃炉費用は総額885億円に上る。


つまり、全く正常な、事故を起こした訳でも、ヒビが入ったわけでもない原子炉ですら、完全に廃炉作業を

終わらせるのに20年かかるというのです。


敦賀原発や、たぶん、他にも多数みつかるでしょうが、真下に活断層がある

という、本来有ってはならない原子炉も含めて、日本には54の原子炉があります。

全て一刻も早く問答無用で廃炉を決めるべきです。


敦賀原発関連の記事を読むうちに、「原発のお陰で生活できている」地元の反対が強い、

といいます。
◆記事:敦賀2号機廃炉濃厚 地元は反発 「3000人の仕事消えた」(産経新聞 5月16日(木)7時55分配信)

原子力規制委員会の専門家調査団が日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下に「活断層がある」と評価した15日、

地元では「拙速な判断だ」と反発の声が上がった。

廃炉を迫られる可能性も高まり、原発敷地内を走る断層が活断層である可能性が指摘されている

他の5原発の地元でも「人ごとではない」と衝撃が広がっている。

敦賀市は原発関連収入に依存せざるを得ない状況にある。人口約6万8千人の住民の多くが原発関連企業に勤めているからだ。

市によると、原発の定期検査に従事する関係者はピーク時で約8500人。

市の担当者は「原発が止まってから約3千人の仕事がなくなった」と打ち明ける。

物事の重要性には、優劣があります。原発地元の雇用確保は結構ですが、

原子炉が壊れて、放射能が周囲を汚染したら、敦賀市の人々は福島第一の周囲の人々と同様、

家に帰れなくなります。


◆廃炉「事業」を日本経済の総需要喚起に利用できないでしょうか。

敦賀市の方は、敦賀原発が運転停止してから3,000人が仕事を失ったといいますが、

現在廃炉作業中の東海原発の廃炉費用総額は885億円、と書いてあります。


ということは、日本中の54基全原子炉の廃炉費用は少なくとも5兆円近い筈です。

金融緩和ばかりで、需要を創出しなければ、デフレから脱却出来るわけが無い、と

以前から何度も書いていますが、この「廃炉作業の経済効果」は、誰も想定していないように思います。


それぞれの原発の廃炉には、20年かかるし、様々な仕事があるでしょうから、地元の人々に雇用機会を与えます。

景気刺激策として、5兆円近い需要は大きいと思います。


全ての原子炉を廃炉にすることは、国土を守り、かつ日本経済の活性化に結び付けることが可能です。

原発は全国にありますから、地域による不公平感が生じにくいことも、良いと思います。

一石二鳥ではないでしょうか。


たまたま、思い付いたことを書きましたが、第一義的には、

廃炉により日本の国土を人間が住める状態に保つことが最優先課題であることは、論を待ちません。

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2013.05.14

せめて、歩いているときには、スマホを見ないで下さい。

◆一般に「集中すること」は「良いことばかり」と思われていますが、それは違います。

そんな諺はありませんけれども、敢えて造るならば、人間にとって集中力は、

百利あって、一害なし。

と思われていますが、実はそうではありません。

今日の本論は、屋外でのスマートフォン使用の危険性についてですが、そんなものがこの世になかった頃から。

電車で本を読むのに夢中になりすぎて、降りるべき駅で降り損なったことがありませんか?


また、お母さん、お父さん。

子育てにおいて、特に子供さんがまだ赤ん坊の頃、自分がやはり読書やテレビなどに夢中になりすぎて、

赤ちゃんが危険なものに触ろうとしている。或いは危ない方向に向かっていることに、気づかず、

怪我や火傷をさせてしまったことがありませんか?


このように、勉強するとき、試験の本番に臨むとき、仕事の大事な局面、音楽家が舞台に出る前、

それは、当然集中力を必要としますが、今、挙げた例からお分かりのとおり、人間は何かに集中すると

周囲の状況が意識から消えてしまうのです。集中力が必ずしも「全能」の能力ではない、ということです。


◆スマホ・携帯の画面を見ている人間は周囲に気配りができません。

最近特に、通勤・帰宅の電車内、或いは駅の構内で、私はイライラすることが多いです。

わざと極端なことを書きますが、私はただでさえ、

「気の利かない奴は人間ではない。動物だ」

と思っているのですが、近年ますます、ひどい状況です。

電車の中で、猫も杓子もスマホに夢中です。そういう人は、自分の荷物が他人の身体に当たっていることにも気がつかない。

新宿駅など、大勢の人が降車し、乗車することが明らかな駅に電車がとまり、自分がドアが開閉する空間のド真ん中に立っているのに

どかない。

こちらが、車両の奥の方から降りようとして、「すみません、降ります」といってもどかない。

意地悪じゃないくて、聞こえないのです。

これぞ、スマホという新しい「道具」が加わったことにより、人間の集中力が思い切りマイナスに作用している典型です。


◆特に歩きながらのスマホは厳禁。違反者には罰金を科すべきです。

単に立っているだけでも、極度にスマホに集中しているひとは、「邪魔」な訳です。

これが歩きながらのスマホ・携帯操作となると、もはや「危険」です。


以前、NHK「クローズアップ現代」で取り上げていました。

人間が歩きながらスマホ・携帯の画面を見たり操作しているとき。

特に、その最中にメールの着信に気がついた場合、人間は急に立ち止まるそうです。

実際にクロ現で取り上げた例は、地下鉄の駅で前の若い男性(携帯を見ている)の後を弱視の男性が歩いていた。

前を歩いていた男性の携帯に急にメール着信があった。ホームの端(線路際)を歩いていた男性が急に止まる。

すぐ後を歩いていた弱視の男性は、「急停止し」た男性をよけようとして、線路に転落。

ただし、幸い電車は来ていなかったので、すぐに周囲の人々が救出して事なきを得ましたが、

転落した弱視の男性は肋骨にヒビが入ったそうです。


私も似たようないろいろな状況に、特に最近、頻繁に遭遇します。

一番怖かったのは、電車から降りるとき前の女子大生風が、ドアから駅のプラットフォームに出た途端、

「急停止」したのです。どれぐらい危険なことか、普通はお分かり頂けると思います。

その駅で降りたのは、「急停止女子大生風」と私だけではなく、私の後からも沢山の人が降りてきます。その前を

「急停止女性」でブロックされたら。降りられないぐらいならいいですが、危機管理の鉄則、最悪の状況を考えるならば

誰かが、車両とホームのすき間に落ちて、なかなか抜け出せなくなったかも知れない。


そして、もしも、このような「急停止」が「下りエスカレーター」を降りた所で為された、と想像して下さい。

将棋倒し、間違いないですね。下手をすろと、死人がでます。決して大袈裟では無いと思います。

繰り返しますが、起きてからでは遅いのであって「起きうる最大のリスクを想像する」ことが危機管理です。


◆対策=「出来るだけ、使わない」

必要があるとき、例えば仕事の要件などで、スマホ・携帯を使わなければならない場合は当然ありますから、

それはやむを得ない。但し、その場合も人の邪魔にならない空間で「立ち止まって」使う。


歩きながら(自転車に乗りながら、等々は問題外)の使用は一切禁止、違反者は罰金一万円。

それぐらいでちょうど良いと思います。これは、条件付にしません。

例えば「スマホを使いながらでも、周囲の状況を察知出来る人は別」と例外を設けたら、

人間は自分のことはよく分からないので、「私に限っては、大丈夫」という人ばかりになり、

元の木阿弥だからです。

つまらない話に思われるかも知れませんが、毎日、人々の様子を観察していると今は本当に危険です。

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2013.05.12

「都議選で経済政策などの是非問う」←自民党を勝たせない方法。

◆記事:「都議選で経済政策などの是非問う」(NHK 5月12日 19時16分)

安倍総理大臣は、訪問先の仙台市で記者団に対し、夏の参議院選挙の前哨戦となる来月の東京都議会議員選挙について、

国政選挙に準じた位置づけにするとしたうえで、安倍内閣の進める経済政策などの是非を問いたいという考えを示しました。



この中で、安倍総理大臣は来月23日に投票が行われ、夏の参議院選挙の前哨戦となる東京都議会議員選挙について、

「地方選挙ではあるが、首都の選挙、決戦だ。これは事実上、ほぼ準国政選挙と言ってもよい位置付けにしている」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「まだ短い期間ではあるが、政権が進めてきた政策、特に経済政策について、

その是非を問うと同時に、『政治の安定が大切だ』ということを訴えていきたい」と述べました。

また、記者団が夏の参議院選挙に合わせて、衆議院選挙を行う衆参同日選の可能性をただしたのに対し、

「衆議院の解散の時期は、適時適切に決断をしていきたいと思っている」と述べました。


◆コメント:「経済政策の是非を問う」と言っていますが、自民党が勝ったら安倍首相は憲法改正も承諾された、と思うでしょう。

記事の中での安倍首相のコメントには注意する必要があります。

「まだ短い期間ではあるが、政権が進めてきた政策、特に経済政策について、その是非を問うと同時に(略)

本来、安倍首相がなんと言おうが選挙の本質に鑑み、言うまでも無いことですが、

経済政策の是非「だけ」を問う「準国政選挙」なんて、存在しないのであって、自民党が東京都議選でまた勝ったならば

安倍首相及び、自民党は今の経済政策(と言われるほどのことはなにもしてません。日本銀行が金融緩和を続ける、と言っているだけです)

のみならず、「憲法改正」が国民に支持されたと得意気にアピールすることでしょう。


福島第一原発の処理方法や、北朝鮮拉致被害者や、今後のエネルギー政策、前回政権で途中放棄した「宙に浮いた年金問題」を

放置したまま、とにかく日本を、戦争が出来る国にして、集団的自衛権の行使を可能にして、世界一、多くの人を殺している

アメリカの「パシリ」になろうとしている、そういう政治が正しいとは、私には到底、思えません。


自民党以外に、十分たよりになる政党が無いので、当面できることは「自民党の圧勝を防ぐ」ということです。


自民党の圧勝を防ぐ方法は、取れ合えず、自民党以外の政党または無所属のもっとも票を集めそうな候補者に投票することです。

決して、生産的ではなく、「消去法的投票先決定法」ですが、自民党が圧勝し、さらに、考えたくもありませんが、

参院選でも圧勝したら、完全に独裁国家になります。

それを防ぐ方法を今から考えることは、無駄ではない、と思います。

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2013.05.11

【音楽】ジャン=フランソワ・パイヤール氏が亡くなってから約1ヶ月なのです。

◆私ぐらいの年代のクラシック愛好家は、多かれ少なかれ、パイヤール室内管を聴いた筈です。

今日、聴いて頂くのは、4月15日に亡くなった、フランスの指揮者、ジャン=フランソワ・パイヤール氏が率いる、

「パイヤール室内管弦楽団」による。バッハ「ブランデンブルク協奏曲」です。

CDの記録を読むと、ちょうど40年前、1973年の録音です。

私がちょうどオーケストラに興味を持ち始めたけど、バッハなんて、却って良く分かんない。

子供がいきなり「平均律」とか聴いても飽きます(少なくとも多分、私だったら飽きたと思います)

ブランデンブルクは、バッハ入門として、非常に適した作品群ですが、この頃、こういう室内管弦楽団って、

今のように星の数ほどなかったと思います。あるいは、存在したけど、パイヤール氏ほど、

録音が出回っていなかっただけかもしれない。それは分からないですが、私と同年代のかた。

かなり多くの方が、バッハだけではなくて、小編成のオーケストラの音楽を聴くに際しては、

大抵、パイヤール室内管弦楽団のお世話になったはずです。

昔は今のように、マーラーとかブルックナーを「普通に」聴くという習慣はありませんでした。

今がいけないというつもりは毛頭ないけれども、あれは、ピアニストの清水和音氏が何処かで

言っていましたけど、「大曲志向」になったのは、CDが発明されてからですよ。


話が逸れるので、その話はそれぐらいにしますが、アナログしかなかった時代に、何十年にもわたって、

日本人が最も多く買うクラシック(正確にはバロックですが)の「レコード」は、

イ・ムジチ室内合奏団によるヴィヴァルディ「四季」だったのです。

しかし、いくらなんでも四季ばっかり何百回も聴きませんよね。次なんか聴きたいなというときに

目に付いたのが、沢山レコーディングしてくれていた、ジャン=フランソワ・パイヤール氏の、

「パイヤール室内管」だったわけです。


イ・ムジチ→パイヤール→普通のオーケストラで、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス

という経緯を辿ったクラシック愛好家が、私の年代ではかなり多いと推測します。

証明の使用がないですけど。多かれすくなかれ、パイヤール氏の演奏を楽しんだ筈なのです。


◆お世話になっておいて、まるっきり哀悼の意を示さないのは、薄情です。

パイヤール氏が亡くなったのを知ったのは、一週間経ってからでした。4月22日。

どの新聞も全く報じなかったような気がします(確認していません。この記述間違っていても、

メールとか下さらなくて結構です)。

私は、Twitterで知りました。ネットが無かったら知らないでいたかもしれない。


パイヤール氏の訃報は、残念ではありますが、お年を考えると「不思議」ではありません。

私がおどろいたのは、その話題が、ネット上でクラシック音楽について熱っぽく語る人が大勢いるのに、

ジャン=フランソワ・パイヤール氏の逝去に関して、あまりにも無反応だったことです。


若い世代は、そもそも生で聴いた事も無いし、録音でも「今更、パイヤール?」なのかもしれません。


また、音楽の好み、解釈の好みなど、あって当然ですが、弔事は全てに優先することですから、

何の反応もない。追悼もしないのは、如何にも薄情だと思いました。


だから、私がやります。


◆ごく普通に演奏した「ブランデンブルク協奏曲」の美しさ。

パイヤール氏指揮、パイヤール室内管弦楽団の録音は、物凄く多いので、

どれにしようか迷ったのですが、最もオーソドックスなのにしました。

クラシックがお好きな方は、もしかすると「いまさら・・・」と仰有るかもしれませんが、それはご短慮です。

改めて聴いてわかりました。ブランデンブルクの録音など、星の数ほどもあり、

跡にいくほど、それまでの演奏となにか、違いを出そうというので、古楽器で演奏したり、

昔の演奏法を研究して再現したとか(←ホントかどうか、だれにもわかりませんが)

「クセのある、ブランデンブルク」が多いのですが、パイヤール氏は一切余計な事をしない。

勿論、音楽的には気を配っています。「棒読み」ではありませんが、バッハは、色々いじらなくてもいのだ、

ということがよく分かります。現代の楽器。弦楽器は現代の奏法。ノン・ヴィヴラートとか関係無い。


とにかく曲にいきましょう。

引用元は、 バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)です。


バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番 BWV1047第三楽章


コンチェルト・グロッソ(合奏後奏曲)です。フルートはランパル、オーボエはフランスの名手、

ピエール・ピエルロ。そして、トランペットはモーリスアンドレ。


ここで面白いのは、モーリスアンドレの音がまだ、堅いのです。後年は、もっと柔らかい音になります。

まだ、円熟しきっていない、アンドレの音が、逆に珍しいのです。





次は弦楽合奏とチェンバロの第3番。落ちついたテンポが良いです。


バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048 第一楽章





3番の第二楽章はチェンバロだけの約1分間の演奏です。、第三楽章に繋がるカデンツァのような形式になってます。

そのCDでは第二楽章と第三楽章が一つのトラックに収録されてます。


第三楽章はフーガが、楽しいです。


バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048 第二、第三楽章





綺麗ですね。


あまり取り上げない、4番、フルート2本と、ヴァイオリンが「独奏者群」です。フルートは、ランパル。


バッハ;ブランデンブルク協奏曲 第4番 BWV1049 第一楽章





かなり延々と続く、ヴァイオリンの細かい音符の連続するソロが印象的です。

ブランデンブルク4番の第三楽章では、もっと早いパッセージをヴァイオリンが求められます。


バッハ;ブランデンブルク協奏曲 第4番 BWV1049 第三楽章





ブランデンブルクの2番と4番では、いまではリコーダーを使うことが多いけれど、ここでは、

往年のフルートの名手、ピエール・ランパル氏が、現代のフルートで吹きます。

全く違和感がない。バッハはあれこれいじらない方が良いようですね。

パイヤール氏のご冥福を祈ります。

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2013.05.10

「村松増美氏死去=アポロ月面着陸で同時通訳」←村松先生。お世話になりました。ありがとうございました。

◆記事:村松増美氏死去=アポロ月面着陸で同時通訳(時事通信 5月9日(木)16時42分配信)

アポロ月面着陸の中継で、同時通訳として活躍した元サイマル・インターナショナル社長、村松増美(むらまつ・ますみ)氏が

3月3日に死去していたことが9日、分かった。82歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。

日英同時通訳の草分け的な存在で「ミスター同時通訳」と呼ばれた。

1965年に国際会議の通訳者集団サイマル・インターナショナルの創設に参加。社長、会長、顧問を歴任した。

69年の米宇宙船アポロ11号の月面着陸の際には、宇宙飛行士の言葉を訳してお茶の間に届けた。

主要国首脳会議(サミット)でも、75年の第1回から数回にわたり通訳を務めた。 


◆コメント:キッシンジャー元・米国務長官が「私より英語が上手い」と言いました。

先日、亡くなったサッチャー英首相とか、フォード米大統領、シュミット旧西独首相、ジスカール・デスタン仏大統領など、

1980年代に始まった年に一度のサミットでは、必ず、村松増美さんが担当したので、みな村松さんを覚えていたそうです。

キッシンジャー元・米国務長官は村松さんを評して「私よりも英語が上手い」と言ったほどだそうです。


記事では、アポロ11号の月面着陸を挙げていますが、多分、書いている記者は若くて知らないのだと思います。

村松先生や、國弘正雄先生や、小松達也先生も通訳しましたが、あれは何といっても一番印象にのこっているのは、

6年前に95歳で亡くなった、西山千(にしやま せん)さんでした。

西山先生が亡くなったときに、私が書いた文章がこれです。

2007.07.13 「アポロ通訳『こちらヒューストン』西山千さん死去95歳」←日本人に初めて「同時通訳(者)」を知らしめた方です。

↑をお読み頂くと分かりますが、アポロ11号の月面着陸それ自体と同じぐらい、

日本人は、「同時通訳」という技術の存在。「同時通訳者」の存在を知り驚嘆したのです。

あまりに驚嘆したので、西山先生は後日、バスに乗っていて、全く知らないご婦人から、

「御礼」を言われた、という、美しいエピソードが載っているので、是非、リンク先の記事をお読み下さい。


◆村松先生の「プロ意識」。

今日の記事のタイトルに「お世話になりました」とかきましたが、

私は直接、村松増美先生と面識はありません。勿論、通訳術を師事したのでもありません。

これから、説明します。


私は、30年ぐらい前に、何処かの新聞社が主催した、西山千、村松増美、小松達也の3先生の講演を

聴いたことがあります。

興味深いお話は無数にありましたが、一番鮮明に覚えているのは、村松先生が

「プロのプロたる所以(ゆえん)」(という言葉は使われませんでしたが)について、

常に強い意識をもっておられることを物語る、お話でした。


同時通訳といっても、最初から同時通訳をするのではなくて、通訳の基本は、逐次通訳。

原発言者が、一区切り話したところで停止し、その部分を通訳者が訳す形式です

それについて、本当は他にも色々面白いお話があったのですが、また、別の機会に。

私が一番鮮明に記憶しているのは、

逐次通訳をしていると、欧米人はしばしば、真面目なスピーチの間にジョークを織り込む。

こういうとき、可笑しくて思わず笑いそうになるが、それはしてはならない。

それは、聴衆、即ち一般の日本人に対して、
あなた方、今、この人が言ったジョークがわからないでしょう?私は分かりました。

さあ、それでは、英語のが苦手なあなた方のために、英語のプロの私が翻訳してあげますよ。

という態度だ。プロは上手くて(分かって)当たり前なのだ。一般の人を見下しているような誤解を生ずる

態度をとるべきではない。

という村松先生の言葉でした。プロがアマに向かって

「こんなことも知らないのですか?どうしてそんなに下手クソなんですか?」という態度は微塵も見せてはならない。

プロは上手くて、当たり前だ、という強烈な自負心が、まだ大学生だった私にもよく分かり、感銘を受けました。

村松増美先生のお陰様で、フリードマンの講演をはじめ、枚挙に暇がないほど、

自分では分からない、英語の知性に触れることができました。

普通ならば、「ご冥福をお祈り申しあげます」で締めくくるところですが、

私は、西山千先生に御礼を言ったご婦人を見習います。

「村松先生、ありがとうございました」

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2013.05.09

株価が上昇を続けて、メディアが仕切りに煽りますが。

◆何度も、申しあげている通り、株価高騰=経済実態の好転ではない、のです。

世の中全体が株価さえ上がれば、人生バラ色、とでも言いたげです。

こういう風に、いつも、マーケットや経済をウォッチしているプロまでが、状況が見えなくなっている。

日銀の支店長会議や、財務省の財務局長会議では、全国の殆どの地域で、景気が前よりも見通しが明るくなったとの

報告がなされていますが、これは、メディアもキチンと伝えないといけませんね。


「見通し」がよくなった、というのは、「これから景気がよくなりそうだと思っている人が増えている」ということです。

「なんとなく、良くなりそうな気がする」だけです。


全国で商売をなさっている方、企業の経営者の方。昨年よりも商品が売れて売れて、生産が間に合わなくて困ってしまって、

嬉しい悲鳴、なんて人いますか? サラリーマンで「安倍政権になってから給料が5割も増えた。贅沢ができるようになり楽しい」

という、ご家庭、ありますか?


ないでしょ?


当然です。何も変わっていないのですから。株価が「アベノミクスの効果で」上がっているなんてことを、

大新聞や大テレビ局が平気で言ってはいけません。いま、株が買われているのは、「期待感」だけで買われているのであり、

実際に効果がでなければ、つまり、安倍政権の目標は、まずデフレを脱却し、物価が上がることですが、物価だけ上がっても

家計所得が増えなければ個人消費は増えませんから、GDP(国内総生産)伸び率は好転しないはずです。


先週金曜日に発表されたアメリカの雇用統計が思ったよりも良かったといっても、4月は、

「思ったより悪かった」といっていたのですから、たまたま一回ぐらい、非農業部門就業者数が増えたぐらいでは安心できません。

また、先週末欧州中銀が利下げしました。これが、「欧州の金融緩和が続く、との見込み」で、NY市場での株価高騰にの一因になったといいますが、

利下げしなければならないというのは、まだ、景気が悪いからです。

本当に世界経済が持直しているなら、円安と相まって輸出企業は儲かるでしょうが、

アメリカも中国もヨーロッパもまだ、しばらく見ないとわかりません。相場と同じく、経済の実体にも「トレンド」があります。

瞬間をみても分かりません。少なくとも3ヶ月(一四半期)連続して景気好転を示す経済指標が世界各国で

相次いでいる、とでも言わない限り、なんともいえません。

株価上昇を見て、今まで株をやったことがないひとまではじめているそうですが、

すでに、株価がこれほどまでに上がったのですから、当然買った株をそのままにしている市場参加者が大勢いる、ということです。

おカネを設けたいなら株を買っただけでは、その代金を支払ったのですからむしろマイナスであって、全然、利益はでていません。

儲ける為には、自分の買った株を買ったときよりも高い値段で売らなければなりません.

これを「利食い」の売り、といいますが、何かがきっかけで売られ始めると何しろ皆さん株のポジションは買い持ちですから、

少しでも高い所で売ろうとするでしょう。

つまり、実体経済の好転を伴わない、期待感だけによる株価は脆いもので、いつ、暴落してもおかしくないのです。

今のような状態を「バブル」というのです。ですから、これから株などに手をだしてはいけません。

勿論、どんなに損するか分からないけれども、自己責任でやりたいというかたを制止する権利は、私にはありませんが。

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2013.05.07

【音楽】ブラームス生誕180年。ピアノ協奏曲2番、間奏曲集より。

◆5月7日はブラームス(1833-1897)の誕生日です。

実は、偶然には5月7日は、チャイコフスキー(1840-1893)の誕生日でもありますが、

今年はブラームスにします。


いつもゴタゴタ書き過ぎるので、なるべく書きません。

以前にも聴いて頂いたことがあります。ピアノ協奏曲第2番。

エミール・ギレリスという20世紀の大ピアニストのソロ。

伴奏は、オイゲン・ヨッフムという私の世代以上の方は懐かしい指揮者。

オーケストラはベルリン・フィル。引用元はブラームス:ピアノ協奏曲第2番です。


協奏曲でありながら、ブラームスは大抵そうなりますが、オーケストラの響きがぶ厚くて、

あたかも、ピアノソロ付、交響曲のように聞こえますが、気宇壮大な音楽です。


ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83 第一楽章






スケールの大きさ。オーケストラの響きの厚さ。第一楽章を聴いただけで、あたかも交響曲を一曲聴いたほどの完結感があります。


もう一曲は、同じくブラームスでピアノですが、ピアノ独奏曲。間奏曲集 作品117という一連の作品。

その中から、一番最初の一曲。かのグレン・グールドです。ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディです。

この演奏は綺麗です。


ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117-1






グールドはモーツァルトのソナタを弾いたのは、もう、殆ど無茶苦茶ですが、バッハとか、このブラームスはまともです。

何とも不思議な人ですが、これは、美しい。お薦めです。

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2013.05.06

【連休明け】ウォームアップとクールダウン。

◆何故、休み明けがこれほど憂鬱なのか?

先日から、一般的な「仕事」関係の記事を二度、書いております。

2013.03.25 あと一週間で社会人という方が多いと思います。

2013.05.01 メディアが「五月病」と言い始める時期ですね。

両方とも「仕事というものは、凡そ面白くも楽しくもない」「憂鬱になるのは当然だ」という事をかいてます。

私は社会人になって30年目ですが、今だに会社も仕事も嫌いです。

今日で、ゴールデンウィークが終わるのですから、愉快な訳がありませんが、それで当たり前だと開き直る

という知恵はつきました。


それにしても、これほど長い間勤め人をやっていても、何故これほどまでに憂鬱なのか、考えると、

勿論、私自身の怠惰な性格(GWは、殆どずっと寝てました)にも起因するでしょうが、

日本人の「強迫的(脅迫ではありません)な生真面目さ」も一因ではないか、ということです。

強迫的とは読んで字の如し。「強く」「迫る」。「こうなければならない」と自分に言い聞かせる傾向のことです。


◆ウォーミングアップなしの全力疾走。

これは、私の務め先が特別なのか、一般的な傾向なのか確信がないのですけれども、

私の会社では、今は「現場」ではないので、さほどではありませんが、現場、即ち営業活動の最前線では、

月曜日の朝8時から「打ち合わせ」が始まり、今週の営業(セールス)目標を営業担当者が1人ずつ「具体的に」

即ち、Aさんでいくら、B社でこれだけの契約を取る予定だ、というような発表をします。言ったからには、

一週間後にはその実績の報告をするわけです。


それだけが打ち合わせの議題ではないのですが、月曜日の朝は、はっきり言って、皆、面倒くさくて憂鬱で

あまり、機嫌が良くないのです。

それでも、このような打ち合わせを月曜日の朝一番から「やらなければならない」と思い込むのが、

「日本人の強迫的勤勉性」だと思うのです。

こういうことをするから、月曜の朝の鉄道の人身事故が絶えないのではないかとすら思います。


ロンドン駐在員だった頃、イギリス人の行動を見ていて気がつきましたが、「月曜日の朝はかったるいものだ」

という気分を、そのまま自然に共有しているので、いきなり働き始めるというよりも「週末はどうだった」の類の

雑談から始まります。これがウォーミングアップになって、「さて、面倒くさいけれど、仕方が無いから働くか」

という雰囲気に徐々に変化します。

これに比べると日本人の社会は、いきなりウォーミングアップなしで、100メートルを全力疾走しているように見えます。


◆クールダウンするべきときに、「もう一仕事」。

これも日本特有ではないかと思うのです。

前段同様、イギリス人と比較します。

彼らは、金曜日の午後になると、既に半分週末モードです。休みはどうする?なんて話をしていて、

日本人にとっては、普通のことですが、「金曜日の夕方の会議」など、大袈裟にいうと、

イギリス人には「正気の沙汰とは思えない」のです。つまり、彼らにとっては金曜日の午後は、一週間のクールダウン時間に相当する。


これに対して、日本人は「月曜の朝から金曜日の退社まで、全力で働くことが勤勉(=美徳)」という意識があるようです。

官公庁の通達や、会社内の本部からの指示事項、通達などもまた、ほとんど「意識的に」金曜の夕方から夜に集中するのです。

こういうことをすると、その時間からどうしようもないので、何らかの課題、「宿題」を出され、なんとなくすっきりしない気分のまま

週末になります。

これもまた、月曜の朝と同じように、日本人を必要以上に憂鬱にさせる一因となっているように思います。


◆結論:会議は火曜日。金曜の午後には通達を出さない。

スポーツと同様、仕事においても、というか、肉体と同様に精神にも「ウォーミングアップ」と「クールダウン」が必要だ、

というのが、私の結論です。

月曜日は「ならし」の日ということにし、ダラダラ働けということではありませんが、

いきなり全力疾走しない。少し調子が出てきた火曜日の朝に「打ち合わせ」を行うと、だいぶ雰囲気が違うと思います。

そして、週末の午後。これもどうせ日本人は、ほうっておいても真面目に働いてしまうのですから、

そこに「これでもか」とばかり懸案事項を追加するような「通達」は、役所も会社も出さない。クールダウンに当てる。

これによって、少しは気分にゆとりが生まれ、それでも日曜の夜や月曜日の朝が憂鬱でなくなる、ということは、

少なくとも、怠惰な私の場合は、永遠にないでしょうが、今よりは若干、マシになると思います。

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2013.05.05

【取り急ぎお知らせ】今夜(5月5日)21時からのNHKEテレ、「クラシック音楽館」お薦めです。

◆ベートーヴェン「皇帝」、プロコ「ロミ・ジュリ」、シューベルトの即興曲。

4月から、実質的に、N響アワーが復活していまして、それも2時間枠なのですが、今まで一度も取り上げませんでした。

まだ連休が一日残っていて、精神的に余裕があるので、書きます。


今夜の放送内容に関しては、クラシック音楽館 N響コンサート ― 第1748回定期公演

をご覧下さい。

最近では、前にもまして、こういう「泰西名曲」は肩身が狭く、何だか、私が聴いても全然面白ない、今まで知られていなかった曲や、

現代の前衛的な曲を好んで聴く方が増えておられます。

勿論、それは、完全に個人の自由ですが、私はどうしても子供の頃から馴染んだ音楽に親しみを感じます。

それはそれで、当然の成り行きだと思いますが、とにかく私は「珍曲好み」と「泰西名曲バンザイ」、どちらが良いとか悪いとか

そういうことを書こうとしているのではなく、私は完全に泰西名曲を何百回でも聴く人間だ、ということと、

今夜「クラシック音楽観」はまさに、「泰西名曲だらけ」なので、お知らせします。


◆指揮者もソリスト(ピアニスト)も知りません。

いつも、良く知らないことを良く知っているかのように書く、知ったかぶりの私ですが、今夜の指揮者、

ヒュー・ウルフ(Hugh Wolff)氏についても、ピアニストのポール・ルイス(Paul LEWIS)氏についても、何もしりません。

指揮者、ヒュー・ウルフ氏の関して、ご参考までに。日本語Wikipediaご本人のWEB

ピアニストの、ポール・ルイス氏に関しては、日本語Wikipediaの項目が見つからず、トッパンホールのサイトにあるプロフィール。ご本人のWEB


はっきり言って、指揮者もピアニストも「ものすごく有名」な人ではありませんが、

これは、皮肉でもなんでもなく、指揮者もピアニストの世界にはゴマンといますから上手いのに知られていないひとが大勢います。

本当は生でなければわかりませんけど、それを言ったら実も蓋もない。とりあえずテレビでも聴くことです。


◆ベートーヴェン「皇帝」の聴き所。ホルンのブレス。

第一楽章の主題を子供の頃、最初に聴いたときに、「あ、『上を向いて歩こう』だ」と思いました。

実際、ここから拝借したそうです。


第二楽章から第三楽章は連続して演奏されます。

その間、2人のホルン奏者はずっとシのフラットを吹き続けなければなりません。

ごまかすとすぐばれます。ピアニストの裁量でテンポが決まるので「老大家」の思い切り遅く弾かれると

ホルンは気の毒です。


◆ポール・ルイス(ピアノ)シューベルト:即興曲 D.899(作品90) 第1番ハ短調

シューベルトの即興曲に関しては、かつて、

2010.10.15 【音楽】シューベルト「4つの即興曲」(ピアノ:ラドゥ・ルプー)。お薦めです。

に書きました。この作品90の1は、最初、右手の単音だけで始まります。

それだけで、プロの音楽性がある程度わかります。以上、取り急ぎお知らせ。

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「米雇用、4月16万5000人増 市場予想上回る」←ウソではないのですが全面的には楽観できません。

◆記事:米雇用、4月16万5000人増 市場予想上回る(日本経済新聞 2013/5/4付 朝刊)

米労働省が3日発表した4月の雇用統計によると、労働市場の動向を敏感に映す非農業部門の雇用者数は、前月に比べ16万5千人増となった。

3月の改定値も同13万8千人増(速報は8万8千人増)に上方修正。サービスなどの雇用が底堅く推移した。

ただ、政府部門は減少、回復が持続するか不透明さも残る。

3日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が大幅に続伸して始まり、初めて一時1万5000ドル台に乗せた

4月の雇用統計が市場予想を上回ったのを好感し、上げ幅は170ドルを超える場面も。

前日の欧州中央銀行(ECB)の利下げなど先進国を中心に金融緩和が続くとの期待感も相場を下支えしている。

3日の米シカゴ市場でも日経平均先物(6月物)が急上昇し、一時1万4180円をつけた。

東京市場が連休に入る前の2日の日経平均株価の終値(1万3694円04銭)を大きく上回る。

4月の失業率は7.5%と前月から0.1ポイント低下。3カ月連続で下がり、2008年12月(7.3%)に次ぐ低い水準。

雇用者数の伸び幅は、市場予想の平均の15万人程度を上回った。

2月の改定値も前月比33万2千人増となり、12年1月以来、30万人台となった。(注:色太文字は引用者による)


◆コメント:マスコミは総じて「大雑把に」「良い事」ばかりを伝えます。

マスコミは耳障りに良いことばかりを強調する傾向があるので、特に調子がよい「トーン」は、

割り引いて考えてちょうど良いと思います。今回の米国雇用統計に関しては、それでも

「不安要因」に言及しているから、まだ良い方です。

日本の経済指標については、経済専門紙の日経ですら「政府広報紙」になりがちです。


例えば--主題から話がそれますが--、私は弊ブログで過去に何度も書きましたが、日本は年に四回、GDP(国内総生産)を発表します。

四半期ごとに、経済成長率が前の3ヶ月と比較してどのように変化したか、物価変動を排除した「実質GDP」と、そのままの「名目GDP」があります。

ひじょうにおおまかにいうと、「実質=量」で「名目=金額」です。

物価が持続的に上昇しているインフレの局面では、例え、売上げの「量」が同じでも、物価が仮に2倍になっていれあ「名目」は2倍になる。

すると、経済活動の規模、生産量、販売量が増えていないのに、増えているように見えてしまうから、物価上昇率で割るのです。

しかし、今はずっと物価が下がり続ける「デフレ」がとまらなくてこまっているのですから、むしろ「金額」をしめす「名目GDP」が

上昇に転ずることが、肝心です。そんなことを日経が知らない訳は無いのに、「実質GDP」前期比プラス何パーセント、などど、

あまり意味の無いことを書いているのです。だからマスコミの「良くなった」を鵜呑みにしないほうが良いのです。


話を米国雇用統計に戻します。

メディアの報道が「ウソではないけれども説明不足」であることも、大衆が表面的な数字に反応することも

洋の東西を問わず、金曜日に発表されたアメリカの4月の雇用統計で、失業率が低下したことと、

最も重要視される非農業部門就業者数(農業部門の就業者数は景気の影響を受けないので「非農業部門」を見るのです)が、

前月比、おおかたのエコノミストの予想を上回る増加をしめしたことから、ニューヨーク市場で株価が上昇した。

ということは、ウソではないけれども、エコノミストはもう少し詳しく見ていると思います。


アメリカの労働省(Department of Labor)のサイトに、新着情報として、

Unemployment Rate: 7.5% in April 2013

とあります。リンク先を見ると驚きますが、雇用統計といっても非常に多くの切り口で統計が掲載されています。

その中で、Average weekly hours(週平均労働時間)という項目。

一番上に全産業平均が載ってますが、34.4時間と、僅かですが、3月よりも減っています。

さらに、Average Weekly Earnings(平均週間賃金)を見ると、821.13ドルで、同じく前月比マイナスです。

ここまでは、普通のアメリカの新聞もかきませんけれども、これらは、雇用統計の「先行指標」といわれており、

両方とも前月比マイナスだと、先がまだ不安定だ、ということです。数字を見つけるのは一般人には不可能ですが、

さほど難しい話では無いので、本当はメディアが指摘しても良いと思います。

単月の経済指標の上っ面だけを見て一喜一憂するのは、あまり、意味がありません。

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2013.05.03

「自民憲法草案を批判=民主・細野氏」←その通りだと思います。

◆記事:自民憲法草案を批判=民主・細野氏(時事通信 5月2日(木)18時33分配信)

民主党の細野豪志幹事長は2日の記者会見で、自民党が昨年まとめた憲法改正草案について

「(表現の自由を保障した)21条に極端な制約を加えている。公権力の規制が前面に出るのは問題だ」と批判した。

自民党の草案は21条に「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動は認められない」との文言を盛り込んでいる。


◆コメント:その通りです。「発言者が民主党だから、正しくない」という論理はおかしいと思います。

自民党は憲法草案を昨年(平成24年4月)に改正しており、民主党・細野幹事長が指摘したのは、

言論の自由を保障した現在の第21条。

第二十一条 第一項 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

第二項 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

これに対して、自民党改正憲法草案から。
第二十一条 第一項 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する(←JIRO注:「これを」がない。)。

第二項 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。

これは、民主党の細野幹事長がいうとおりで、表現の自由を「保障しない」といっているわけです。

第一項は、殆ど手を加えていませんが、第二項での制約、つまり
「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。

具体的に、どのような行為、発言が「公益」や「公の秩序」を害することになるのか。

こんなもの、いくらでも国家権力が濫用できます。極端にいえば、安倍首相が在任中にこの改正憲法草案が、

「新憲法」となったら、安倍首相が気に入らない。「あれは公の秩序」を害する表現だ、と決めつけたら、

排除されてしまう。実質的には民主主義国家でもなんでもないです。首領様の気にいらないと死刑にされてしまう、

近所の国と同じことです。これが「戦後レジームからの脱却」で、「日本を取り戻す」ことなのでしょうか。


ですから、民主党、細野幹事長の「批判」は正しいです。

ところがネット上を見ると、
「細野幹事長の意見には賛成だが、自民党がここまで増長したのは、民主党が無能だった反動だから、民主党員のコメントには説得力がない。」

という人が多いのですが、それは、別の話です。

前政権政党の政党としての運営の不首尾を、歴史的に批判するのは自由ですが、

そのことと、自民党の新憲法草案の妥当性は、無関係です。

ネットでは、多くの人が、
そもそも、自民党がここまで国民をナメ切った政策をとるのは、民主党が、あまりにもふがいなかったからだ、

というのですが、それならば、その論理を反対解釈すると、自民党は衆院選で絶対安定多数を確保したのだから、

何をいっても、どんな憲法草案を創ろうが許されるという、論理的帰結がもたらされます。

それがどうして間違っているか?ゴタゴタ、書く必要は無いでしょう。

兎にも角にも、私はこれから、何度も自民党の改正憲法草案を取り上げることになる、と思います。

私の見るところ、安倍自民党が実現しようとしている、日本は非常に危険です。

安倍首相は独裁者を目指しており、基本的人権など興味がない。

私(に限らず)が、このようにあからさまに、時の政権を批判したら、
公の秩序を害することを目的とした活動

を行ったとして強制収容所(?)か何かにぶち込まれてしまうのでしょう。

そのように自由が剥奪された世界であっても、自民党支持者、安倍政権支持者は、
株価さえ上がれば他はどうでも良い。安倍政権は素晴らしい。

と言い続けるのでしょうか?

「憲法改正に賛成」なのはそれこそ「思想の自由」ですが、最高法規なのですから、自民党が

どのように現行憲法を変えようとしているか、知らず、知ろうとしないまま、「賛成」はあまりにも主権者として

無責任な行動であると思います。

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2013.05.01

「首相、参院選公約に憲法改正 3分の2形成めざす」←憲法を改正する必要を認めません。

◆記事:首相、参院選公約に憲法改正 3分の2形成めざす(日経電子版)(2013/5/1 18:52)

中東歴訪中の安倍晋三首相は1日、サウジアラビアのジッダで同行記者団と懇談し、

与党で過半数を目指す今夏の参院選の自民党公約で、憲法改正を掲げる考えを示した。

改憲案の発議要件を定める96条の改正に取り組む意欲を強調し「(改正に必要な)3分の2の勢力を国会で形成するよう努力していく」

と述べた。

9条の改正については「国民的な理解をまだ得られていない。慎重な意見が多数あるのは承知している。

公明党の立場もよく理解しており、誠意を持って議論を進めていく」と語った。改憲に関する自らの考えを

中国や韓国に伝える意向があるかを問われ「わが国の憲法なのでいちいち説明する課題ではない。

かつて防衛庁を省にする時に同じ議論があったが、異議はなかった」と指摘した。

中国や韓国の反発が国内に与える影響は「影響しないと思う」と述べた。

与野党の一部では、内閣支持率が高く、野党に勢いがない現状をとらえて「首相は衆参ダブル選挙に踏み切るのではないか」

との憶測が出ている。衆参同日選挙について首相は「適切な時をとらえて、

いずれかの時点で国民に信を問わないといけない。適切な時機をとらえて適切な時に解散をしたい」と述べるにとどめた。


◆コメント:安倍内閣の支持率がこのまま保つでしょうか。

記事の中でもふれていますが、安倍首相がこれほど強気なのは支持率が高いからですが、

何故支持率が高いか?というと、株価が上昇しているからです。株価は「期待感」で動きますが、

経済の実体が、必ずしも株価の後を追いかけるように改善するとは限りません。

現に、今日(5月1日)厚生労働省が発表した「毎月勤労統計」は次のとおりです。

◆記事:3月の現金給与総額、0.6%減 2カ月連続マイナス(日経電子版)(2013/5/1 10:30)

厚生労働省が1日発表した3月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、

従業員1人当たり平均の現金給与総額は0.6%減の27万5746円と、2カ月連続のマイナスだった。

相対的に賃金水準が低いパートタイム労働者が増え、基本給や残業代が減少した。

基本給や家族手当などの所定内給与は0.8%減と10カ月連続のマイナス。

残業代などの所定外給与は3.7%減と6カ月連続のマイナスだった。半面、特別に支払われた給与は8.2%増えた。

製造業や金融業・保険業で伸びが目立った。

円安・株高による業績回復で臨時ボーナスを支給した企業も一部にあったとみられる。

ローソンやトヨタは、首相の賃上げ要請に従いましたが、焼け石に水です。

いくら内閣総理大臣に「要請さ」れても、実際に企業の収益が改善していないのに、給料を増やしたら、

内部留保を取り崩すなど、非常手段にたよるしかなく、企業としては「無理をする」ことになります。

景気がよくなり、個人消費が増えて、ものが売れて、供給よりも需要が上回ってきて、次第に物価が上がる。

それによって企業の売上高が増加し、純利益も増加し、それが従業員の給与に反映され、更に個人消費が増える

という景気の好循環を実現するに、私はいつもかいていますが、暫定的にでも所得税や消費税を減税すべきだと思いますが、

それはさておき、安倍内閣の経済政策は、そのしょうな、最終需要の増加のための根源的な、方法論がないまま

日銀の強引な金融緩和、金融政策だけで、つまり市場の通貨供給量を増加させて、強引に物価だけを上場させる。

昨年12月の衆院選のときに安倍晋三氏が掲げた公約は、このような方法で、とにかく「デフレから脱却」ということでした。


しかし、物価だけ上がって、給与が下がっては、最終需要は増えない。この先、消費税増税すればなおさらです。

経済統計が、景気の改善、デフレからの脱却を示さなければ、今高騰している株価は暴落し、最近株式投資を始めた

初心者は、大損することでしょう。そうなったら、安倍首相の支持率はつるべ落としに下がります。

だから、私は、憲法改正以前に安倍氏が失脚するように思えてなりませんが、一応憲法改正に付いて書きます。


◆憲法改正の必要を認めません。

今、メディアの世論調査を見ると、大抵安倍内閣は大変な高支持率ですが、それは株が上がっているという、

単純な理由に基づいています。

大人が、株価が上がっているから、安倍内閣は良い政権→憲法もTPPもご自由に、という世の中です。

思想がないからそういう応えになるのです。


今、仮に日本が周り中の国から毎日のように、ミサイルを撃ち込まれたり、敵国に上陸されて、本土で日本国民が

外国の軍隊に殺されている、というような、無茶苦茶な仮定上の状況ですが、そういうことなら、9条を変更せざるを得ないかもしれませんが、

今現在の状況、安倍首相の表現を借りるならば「戦後レジーム」でどのような不都合があるか、皆目見当が付きません。


9条を改変して、日本が戦争が出来る国にしたら、中国始め警戒が最大級になり、極東の国際政治情勢が極度に不安定になる。

だから、例え、安倍首相が、日本も軍隊を保ち、交戦権を持ち、核武装したいといってもアメリカが潰すでしょう。


また、憲法第9条変更のもう一つの要は、「集団的自衛権の行使を可能にすること」ですが、そんなものは必要ありません。

日本が仮に他国に攻撃されたり、侵略されたとして、これに対して、国民の生命・財産の安全を守るために自衛隊の有する火力を

用いるのは「個別的自衛権」の行使です。

有事の際、米軍が本気で日本国民の生命を心配するとは思いませんが、米国が日本を守ることに力を貸すとしたら、

それは、アメリカが「集団的自衛権」を行使しているのです。アメリカは世界で最も大勢人を殺している国ですから、

日本が「集団的自衛権の行使を可能」といったら、世界中でアメリカの人殺しの手伝いをするはめになり恨まれこそすれ、

感謝されることはないでしょう。

この件は絶対に私は譲歩できません。昨日、今日のことではありません。過去11年以上日記をかいていますが、

今まで、171回、集団的自衛権に触れています。

今日が172回目です。何度説明しても読もうとしない人は読みませんが、何度でも書かなければならないことは、書きます。

意味も分からず、憲法改正賛成、とか「集団的自衛権の行使を認めるべきだ」という結論を安易に出さないで頂きたい。

いい加減、勉強して、分かりなさいよ!

が、私のホンネです。

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メディアが「五月病」と言い始める時期ですね。

◆新社会人の皆さん、疲れるでしょう?

今年は、年度初めの4月1日が月曜日でしたら、いきなり5日間働かなければならなかったですね。

週休二日(土日が休み)の、ごく平均的な勤め人になった、3月まで学生だったみなさん。

営業日としては4月30日までで、21日なのですが、連休の間とはいえ、30日はれっきとした「月末」。

販売や、営業や、経理、財務の人は、「初めての月末」であまりの忙しさに呆然としているかもしれません。


からかっているのではなくて、この1ヶ月、皆さんは頑張りました。

約1ヶ月前、

2013.03.25 あと一週間で社会人という方が多いと思います。

という駄文を認めましたので、よろしければ、併せてお読み頂くと、私の言わんとするところが、

お分かり頂けると思います。

学生は、おカネを払って、ものを教わる場所でしたが、会社は働いて給料を貰うところです。

そのおカネで、自分がたべていくためのおカネを稼がなければなりません。これは辛いに決まっているのです。


◆「五月病」にならないのは、余程鈍い人なのではないか?とすら、思います。

まあ、半分冗談です。ストレス耐性が高い人というのはいますから、全然何ともないということもあり得ますが、

多くのひとは、学生と社会人とのあまりの「位相」の違いを、今までは観念的な理解だったのに、

今回は、自分の身体で骨の髄から味わっているわけで、これは、普通の人間は、辛いし、月曜は憂鬱だし、

休みは泥のように寝てしまうし、「この先、自分はたえられるのであろうか?」などと速くも大袈裟な悩みを

抱いた方もおられるでしょうが、どれも極めて自然なことです。

それだけ辛いのは、真面目に働いたからこそ辛いのです。

それは、極めて当たり前のことで、上司や先輩もそれはわかっているし、

わざと少々難しいことをやらせているかもしれません。失敗して怒られた人もいるでしょうが、

そんなのは、誰でも経験してるのです。何のしなければ、失敗もしないし、怒られもしない。

失敗し、叱責を受けているのは、貴方が必死に色々なことに挑戦していることを何よりも雄弁に物語っています。

その1ヶ月が終わり、ちょっと休みが続いてガックリくる。これも当たり前です。


対策は簡単です。まだ、若い皆さんは、できるだけ沢山寝て、たべて下さい。


◆それでも、憂鬱は簡単にはなくなりません。

当たり前なのです。「仕事」とは本質的に辛いのですから、五月病もへったくれも関係なくて、

常に、めんどくさかったり、退屈だったり、辛いものです。私など30年サラリーマンを続けていてもまだ辛いです。


五月病に似ているものとして、アメリカの学生の「ステューデント・アパシー」とかいって、

「自分が本来何をしたかったか、分からなくなる状態」などと書いてありますが、そんなこと、簡単に分からないですよ。

とくにサラリーマンの総合職という立場は、「何でもやらなければならない」のであって、それが「自分のしたいこと」に一致するのが

むしろ稀です。皆「つまらないけど仕事だから」続けている。それだけです。

辛い五月をどうするか?


メキシコ五輪のマラソンで銀メダルを獲得した君原健二さんが、昨年、日本経済新聞「私の履歴書」に1ヶ月書いておられました。

この方は、子供のころから現役を引退して、市民マラソンに参加している今まで、なんと累計16万キロ、地球(赤道)を4周に相当する

距離を測り続けています。勿論、練習も併せてですけれども、君原選手は現役時代も今も、絶対途中棄権しない、ことで有名です。


君原氏は大変、真摯で謙虚な方で、文章を拝読していてもこちらが恐縮するほどですが、それはさておき、

君原健二氏は「決して楽に完走しているのではない。途中で棄権したくなることは、なんどもあった」そうです。

その度に、

あと、1キロ走ってみよう。それがしんどかったら、500メートル、100メートル、次のあの電柱まで、なんとか走ってみよう。

という、考え方をしたそうです。

これは、新入社員の方々にももう、30年サラリーマンをしている私にも大変参考になります。
あと1ヶ月(1週間、1日、半日、あと3時間、1時間)だけはたらいてみるか?

という発想には、「無理」がないので、誰でも応用できるとおもうのです。


いずれにせよ、日本という社会は、「場」を共有する集団が集まっているのです。詳しいことは、

中根千枝先生の「タテ社会の人間関係」を読んで下さい。

多分、一見楽しそうな仕事、華やかそうな仕事に就いても最初は、ほぼ絶対に「下積み」なんです。

一年目で「面白い仕事」なんて考えてはいけません。仕事はつまらなくて当たり前。それでも皆がそれを実行するから

世の中が成り立ってます。目の前にはパソコンがあります。これを組み立てる過程で人間が介在していたとしたら、

別に面白くないでしょう。電気が通っています。電力会社でずっとウォッチしている人がいるからです。

これも問題が起きなければ(起きない方が良いに決まっていますが)、かなり退屈なのではないか、と思います。

コンビニに行くと弁当があります。弁当工場で働くひと、それをトラックで運ぶ人、店の棚に並べる人。

皆、別に面白くも楽しくもないけれど、このように、皆が黙々と自分の仕事を真面目に遂行しているから世の中は成り立ってます。

大部分の人は世間に知られていませんが、確実に世の中のためになってます。

社会人になる、というのはそういうことです。歴史に名前が残るような人々がむしろ、極めて例外なのです。

辛くて当たり前。それは貴方が根性がないからではありません。つまらないけど、ひとところに長く居続けるのが

日本では、社会的資本になるのです。 辛いと思って一向にかまわないので、あと1ヶ月、とりあえず、続けましょう。

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