« 【音楽】ブラームス生誕180年。ピアノ協奏曲2番、間奏曲集より。 | トップページ | 「村松増美氏死去=アポロ月面着陸で同時通訳」←村松先生。お世話になりました。ありがとうございました。 »

2013.05.09

株価が上昇を続けて、メディアが仕切りに煽りますが。

◆何度も、申しあげている通り、株価高騰=経済実態の好転ではない、のです。

世の中全体が株価さえ上がれば、人生バラ色、とでも言いたげです。

こういう風に、いつも、マーケットや経済をウォッチしているプロまでが、状況が見えなくなっている。

日銀の支店長会議や、財務省の財務局長会議では、全国の殆どの地域で、景気が前よりも見通しが明るくなったとの

報告がなされていますが、これは、メディアもキチンと伝えないといけませんね。


「見通し」がよくなった、というのは、「これから景気がよくなりそうだと思っている人が増えている」ということです。

「なんとなく、良くなりそうな気がする」だけです。


全国で商売をなさっている方、企業の経営者の方。昨年よりも商品が売れて売れて、生産が間に合わなくて困ってしまって、

嬉しい悲鳴、なんて人いますか? サラリーマンで「安倍政権になってから給料が5割も増えた。贅沢ができるようになり楽しい」

という、ご家庭、ありますか?


ないでしょ?


当然です。何も変わっていないのですから。株価が「アベノミクスの効果で」上がっているなんてことを、

大新聞や大テレビ局が平気で言ってはいけません。いま、株が買われているのは、「期待感」だけで買われているのであり、

実際に効果がでなければ、つまり、安倍政権の目標は、まずデフレを脱却し、物価が上がることですが、物価だけ上がっても

家計所得が増えなければ個人消費は増えませんから、GDP(国内総生産)伸び率は好転しないはずです。


先週金曜日に発表されたアメリカの雇用統計が思ったよりも良かったといっても、4月は、

「思ったより悪かった」といっていたのですから、たまたま一回ぐらい、非農業部門就業者数が増えたぐらいでは安心できません。

また、先週末欧州中銀が利下げしました。これが、「欧州の金融緩和が続く、との見込み」で、NY市場での株価高騰にの一因になったといいますが、

利下げしなければならないというのは、まだ、景気が悪いからです。

本当に世界経済が持直しているなら、円安と相まって輸出企業は儲かるでしょうが、

アメリカも中国もヨーロッパもまだ、しばらく見ないとわかりません。相場と同じく、経済の実体にも「トレンド」があります。

瞬間をみても分かりません。少なくとも3ヶ月(一四半期)連続して景気好転を示す経済指標が世界各国で

相次いでいる、とでも言わない限り、なんともいえません。

株価上昇を見て、今まで株をやったことがないひとまではじめているそうですが、

すでに、株価がこれほどまでに上がったのですから、当然買った株をそのままにしている市場参加者が大勢いる、ということです。

おカネを設けたいなら株を買っただけでは、その代金を支払ったのですからむしろマイナスであって、全然、利益はでていません。

儲ける為には、自分の買った株を買ったときよりも高い値段で売らなければなりません.

これを「利食い」の売り、といいますが、何かがきっかけで売られ始めると何しろ皆さん株のポジションは買い持ちですから、

少しでも高い所で売ろうとするでしょう。

つまり、実体経済の好転を伴わない、期待感だけによる株価は脆いもので、いつ、暴落してもおかしくないのです。

今のような状態を「バブル」というのです。ですから、これから株などに手をだしてはいけません。

勿論、どんなに損するか分からないけれども、自己責任でやりたいというかたを制止する権利は、私にはありませんが。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

« 【音楽】ブラームス生誕180年。ピアノ協奏曲2番、間奏曲集より。 | トップページ | 「村松増美氏死去=アポロ月面着陸で同時通訳」←村松先生。お世話になりました。ありがとうございました。 »

デフレ」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

マスコミ批評」カテゴリの記事

ヨーロッパ経済」カテゴリの記事

安倍晋三自民党総裁批判」カテゴリの記事

為替・株・債券市場」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事