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2013.07.28

【音楽・映像】7月28日はバッハ(1685-1750)とヴィヴァルディ(1678-1741)の命日です。

◆毎年書くのですが、殆ど生涯が重なっています。

J.S.バッハとヴィヴァルディは17世紀の末から18世紀の前半にかけて、

今更ですが、それぞれドイツとイタリアの大作曲家ですが、

偶然ですけど、殆ど生涯が重なっているんですね。ヴィヴィルディがバッハより7歳年上で、63歳で亡くなり、

バッハはヴィヴァルディの7年後に誕生して、65歳で亡くなっています。


殆ど「誤差」の範囲内というぐらい、全く同じ時期を生きております。

今ではバッハは音楽の父で、ヴィヴァルディは、イ・ムジチ合奏団を始め、あらゆる音楽家が

かの有名な「四季」をステージで演奏し、また録音をのこしていて、四季が流石に食傷気味だったり、

何か、ウンチクを語る本には「ヴィヴィアルディは同じ協奏曲を600回書いた、といわれる」などという記述が

あるので、やや、軽く見られがちですが、それは気の毒で、美しい音楽を沢山のこしてます。


いきなりマニアックな話になりますが、ヴィヴァルディはファゴット協奏曲を30曲以上も書いていて、

こんな人、他にしらないので。いずれ特集したいほどです。


◆バッハがヴィヴァルディの作品を沢山編曲してます。

バッハは当時のヴェニスの作曲家の技法を勉強するため(と言われてます)に、

アルビノーニやマルチェッロの作品を編曲していますが、私は音楽学者ではないので、

正確な数は分かりませんけれども、ヴィヴァルディを編曲したものが1番多いのではないか、

と思います。バッハはヴィヴァルディを尊敬していた、とも言われます。


最近では、マーラー、ブルックナーはもう当たり前で、更に珍しい曲を探し出すのが

若いクラシックマニアの主たる関心事のようですが、あながち、昔から残っているものは、

バカにできません。

ジャーマンブラスのこの映像。BWV 972とはヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をバッハがオルガン協奏曲に

編曲したのをさらに、トランペット奏者、マティアス・ヘフス氏がジャーマン・ブラス用に編曲して、

自ら演奏に加わっています。日本の方々からはコメントはありませんが、何だか最近、世界中からコメントが来ます。

勿論、全て演奏を絶賛しています。少なくとも海外のクラシック・ファンは、「今時、ヴィヴァルディが好きだなどと

言ったら沽券に関わる、などという気配は全くない。好きな曲は好きなんだ、というところが小気味いいです。


この映像です。


◆Bach BWV 972 after Vivaldi Violin Concerto RV 230





これは、もともと、『バッハ・フォー・ブラス』 ジャーマン・ブラスに収録されています。


その次は、これはジャーマン・ブラスがバッハばかりを録音した、Fascination Bachです。


今は一時的に品切れのようですHMVやタワー・レコードも見たのですが、在庫なし、とか廃盤と書かれていますが、

私の経験ではしばらくするとまた再プレスされます。今は中古でやたらと高いですが、しばらく待ってみると良いと思います。

この中から、ヴィヴァルディの「調和の霊感」という協奏曲集の一曲。

「2つのヴァイオリンのための協奏曲」RV522 イ短調をバッハがオルガン協奏曲に編曲したのがあります。

バッハの作品番号ですと、BWV 593です。これをマティアスヘフスがブラス用にアレンジしてます。


◆オルガン協奏曲 BWV 593 第一楽章 アレグロ(German Brass)



Bach Organ Concerto BWV 596 After Vivaldi Concerto Grosso RV 565 ⅠAllegro



バランスの良い、しかも輝かしい、金管の響きが、たまりません。

さらに、同じ調和の霊感の中から、2本のヴァイオリンとチェロのための合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)

(ヴィヴァルディの作品番号はRV565)を、

これまたバッハがオルガン用に編曲し、それをブラスで演奏してます。長いので最終楽章だけ。


◆バッハ オルガン協奏曲 BVW 596 第五楽章 アレグロ


Concerto D-Moll BWV 596 Nach Vivaldi RV 565 Ⅴ Allegro


最後に。

これは先日取り上げたばかりですが、やはり同じ調和の霊感から、4つのヴァイオリンのための協奏曲を

バッハは4台のチェンバロのための協奏曲に編曲しました。それを現代のピアノで弾いてます。

このCDです。バッハ:2台、3台、4台のピアノのための協奏曲集

この引用元のCD。元西独首相のヘルムートシュミット氏が第4ピアノを弾いているようなのですが、プロに遜色ない。


◆4台のピアノのための協奏曲 イ短調 BWV 1065 第一楽章


Bach: Concerto In A Minor For 4 Harpsichords, BWV 1065 - Mvt. 1


一国の政治的指導者だった人が、玄人はだしのピアノを弾く教養人だというのは誠に羨ましい限り。


ところで、あまりにも曲数が多くなるので今日はヴィヴァルディの原曲は載せませんでした。

全て、協奏曲集Op.3調和の霊感第1,2,4,7,8,10,11番 コペルマン/カペラ・イストロポリターナ : ヴィヴァルディ(1678-1741) に収録されております。


最後の「4台のピアノのための協奏曲」の原曲。ヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンのための協奏曲」だけ載せます。


◆ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 Op. 3 No. 10 RV 580 第1楽章 アレグロ


Concerto for 4 Violins in B minor, Op. 3, No. 10, RV 580: I. Allegro


大曲にも勿論素晴らしい作品は多けれども、最近、半分忘れられているヴィヴァルディにも名作は多いのですね。

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