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2013.12.23

「韓国に銃弾提供=南スーダン、PKOで初―政府」←「初」で済ませるな。マス・メディア。

◆記事:韓国に銃弾提供=南スーダン、PKOで初―政府(時事通信 12月23日(月)12時46分配信)

政府は23日、首相公邸で緊急の国家安全保障会議(日本版NSC)4大臣会合を開き、

国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している韓国軍の要請を受け、陸上自衛隊の銃弾を

国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき国連を通じて提供する方針を決めた。

PKO協力法に基づき国連に武器が提供されるのは初めて。


◆コメント:各メディアは「何が問題なのか」を提示すべきだ。

国民の殆どが問題の存在にすら気がついていないこと、

また、なにかが変だと思っている国民も、どこが問題かよく分かっていないことを

時事通信のみならず、各メディアは、百も承知の筈ですが、それに関して説明しないのは、怠慢です。


安倍首相は、特定秘密保護法を強行採決後、支持率が低下したのを見て、

改憲論議を当分先送りにする、とはずかしくなるほど、見え透いた反応をみせていますが、

まあ、日本人は、何でも直ぐに忘れるから、その頃を見計らおうとしているのでしょう。


憲法改正を本格的に行いたいという安倍晋三首相の内心の野望は、依然としてのこっているのでしょうが、

当面、「集団的自衛権行使が違憲である」という政府の公式見解を変更することによって、

実際的には、憲法を変えたのと同じような効果をもたらすことを計画しているようです。


そのために、集団的自衛権の行使を解釈云々以前に実際に行って既成事実化し、

後から憲法解釈、或いは憲法そのものの改正をやりやすくしようとしていることがわかります;


日本が集団的自衛権という場合に考えている「密接な関係の他国」は日米安保条約で同盟関係に

ある米国です。米国が襲われるというより、アメリカの人殺しをサポートする役目を担わされる

ところからはじめるでしょう。それは、武器や弾薬の補給、兵站の担当からはじまります。

日本が直接海外で鉄砲を撃たなくても、撃っている人々を手伝うこと自体が、

武力行使の一環を担っているのですから、憲法九条の存在意義、目的論的解釈をするなら、

最も厳密に、例え同盟国への後方支援ですら、禁止するのが筋です。


ましてや、日本と韓国は同盟関係にありません。日本と米国、韓国と米国はそれぞれ

同盟関係にありますが、日本と韓国は直接には同盟ではない。

国連を通してとはいえ、日本が銃弾を提供することで、その瞬間誰かがその銃弾に撃たれて

死ぬわけではないけれど、やがてそうなる可能性がある。後方支援は武力行使の一部です。

従って違憲です。PRO法案で認められていますが、PRO法案自体が違憲です。


随分前の話ですが、故・後藤田正晴氏が、第一次中曽根内閣の官房長官の時に、

ペルシャ湾に自衛隊の掃海艇(機雷を取り除く為の船舶)を出せというアメリカの強い要求がありました。

ところが、後藤田さんは、「絶対にいけない」とテコでも譲らなかった。

「これを認めるなら自分は官房長官を辞める」といってまで、中曽根氏を説得し続け、結局止めさせたのです。


戦争を知っている後藤田さんは、

自分自身が戦争に行っているから、その時の経験から分かるが、軍隊というのは、必ずエスカレートして、行き過ぎた行動を取るものだ

という確信があったから、自らの進退をもちだしてまで自衛隊の海外派遣を阻止したのに、

どんどんと、なし崩し的に既成事実化される。

だから、「国連に銃弾ぐらい、いいだろう」という発想ではだめなんです。

そういうことを説明するのは本来私ではなくて、公器であるマス・メディアの責任だと思います。


因みに特定秘密保護法が施行されたら、多分、このように政府に都合が悪いというか、

知られると、面倒なことになりそうな情報は、「特定秘密」にしてしまえば、発表されません。

それどころか、知らない間に日本の自衛隊が他国と戦闘状態に入っても誰にも伝わらない。

衆院選・参院選で、自公に入れた人、どうしてくれるんですか?

「今更仕方が無いだろう」といって、直ぐに忘れるから同じバカな選択を繰り返すのです。

ですから、私はしつこくリマインドするために書きます。

特に直近では、参院選で自公に入れ、連立与党が過半数を獲り、何でも法案を可決出来るように

してしまった人々、自分の投票行動の結果をよく、見て下さい。安易な投票が悲劇を招くのです。

【読者の皆様にお願い】

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