« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »

2014年3月

2014.03.30

「(消費増税8%へ)5%、別れの週末 買いだめに殺到、店は反動を心配」←生活必需品を買いだめするな。

◆記事:(消費増税8%へ)5%、別れの週末 買いだめに殺到、店は反動を心配(朝日新聞)

8%への消費増税前最後の週末となった29日、量販店やホームセンターには買い物客が殺到した。

「買いだめ」需要の急増で、店への追加商品の配達や宅配にも遅れが発生。物流にも影響が出ている。

東京都江戸川区のドラッグストア「ツルハドラッグ」。

29日午前から、レジにはトイレットペーパーや洗剤など日用品を買い物かごに詰めた客の列ができた。


◆コメント:少々高くなるからといっても、自分さえよければいいのか。

朝日新聞のこの記事の後には、トイレットペーパーを大量に買いだめする80代の夫婦の話が出て来ます。

今でされ生活が経済的に苦しいのに、余計苦しくなるから、今のうちに買いだめしておくのだ、といいます。

一軒尤もらしい理屈ですが、こういう人たちは自分の事しか、考えていません。買いだめするべきではありません。


百歩譲って、嗜好品はまだ、良いのです。

たとえば、私は下戸ですから、酒は買いませんが、コーラとかペットボトルのお茶とかコーヒーなどは

何しろ、店で買うと物理的に重いですから、クルマで運びたいところですが、

私の家の近くには、駐車場を持つスーパが無い。だからネットで注文するのですが、

私は増税前に買い占めも買いだめもしません。どうせ口にいれるもの、

余生分全てを買いだめできないのですから。

ところが、普段は大して飲まないくせに、増税前買いだめが多いようで、

このところなかなか購入できなくて(品切れなので)、困っています。

それでも、タカがお茶やら、ジュースなんてのは、数日我慢すれば、あるいは、

コンビニで1本ずつ買えばなんとかなります。要するに無くてもなんとかなります。


しかし、トイレットペーパーなどの日用品は、みんなが文字通り「日常的に」「用いる」ものです。

こういうものはいくら、増税後よりは今の方が安いからといって、スーパーの棚からなくなるまで

買いだめするべきではない。世の中には3%の増税幅など気にしていない人もいます。

ふと気がついたら、自宅にトイレットペーパーの在庫が、わずかしか、ない。

今のうちに買っておくか、と、思って今日あたり、スーパーに行っても品物がありません。

買い占める人は、本当に必要な量の何倍も買ってしまうので、本当に可及的速やかに必要な人が

困る状況を考えようとしません。自分の事しか考えない大人ばかりだから、子供が真似をする。

今日、私の家の最寄りのスーパ-。順番を待つ辛抱ができれば、3台分だけ駐車場がある。

老夫婦が7ナンバーのベンツでやってきて、トイレットペーパーやら何やら、すごい量の買いだめをしてます。

殆どマンガです。

他人のこともかんがえて、生活必需品の買いだめは、するべきではありません。

考えればわかりそうなものですが、考えようとしない。

くどいけれども自分さえ良ければいい、という人ばかりなので、世の中がカリカリしてくるのです。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2014.03.29

日記更新サボりの言い訳と、新車購入にまつわる私事。

◆来る、4月15日で「JIROの独断的日記」を書き始めて12年になりますが。

最初の半年ぐらいは別とした、それ以外に今月(2014年3月)ほど、日記(=ブログ)を更新「しなかった」時期は

無かったと思います。止めるつもりはないのですが、なんというか、まとまった文章にするほどの気力がない。


1つは最近よく、愚痴って恐縮なのですが、あまりにも、

だから、いわんこっちゃない。

が、なんどもあるので、少々嫌気がさしています。

2005年の郵政民営化選挙。2012年12月の衆議院選挙。昨年7月の参議院選挙。

全て私が「勝たせてはいけない」という人物や政党が大勝していて、そのくせ、

たとえば、今の「消費増税前駆け込み買いだめ騒ぎ」です。

前回の日記でも書いたとおり、特に直近だから、取り上げますが、昨年7月の参院選で、

自民党は、極めてはっきり「消費増税を実行する」ということを公約に掲げていました。

今更、消費増税で大騒ぎする(イヤがる)のは遅いです。消費増税凍結を掲げていた政党も多かったのです。
2013年07月13日(土)【2013参院選】各党政策比較 「消費増税」JIROの独断的日記ココログ版はこちら

こういうのが、何度もあるとですね。私の日記など、マスコミと違い、日本全体から見たら

本当に限られた、僅かな人しか読んでいないから当たり前、と理屈では分かってるのですが、

同時に一方で、私は毎回選挙前の記事を、かなり気合を入れて書いているのです。あんな駄文でも。

しかし、何度書いても、正確にその正反対の選挙結果が出る、という経験をすると、さすがにちょっと、

やる気を失います。そういう状態です。

それから、全然話の次元が違うのですが、17年ぶりにクルマを買い替えて、少しはしゃいでいます。

つまり、一旦帰宅してから、平日の夜に走りたいという理由だけから、近所を走り回ってます。

そんなんで、シチメンドクサイ「日記執筆」より楽しいことの方がそりゃ、いいですから、日記はサボってしまったと。


◆前のクルマは、あまりにも乗らずに、可哀想な(?)ことをしました。

そんなわけで、天下国家を論ずるのが、今でも気乗りしないので、

私事で恐縮ですが。3月にクルマを買い替えました。

消費増税前というのは、偶然タイミングがそうなりましたが、踏ん切りを付けるには良かった。


私は、1993年から1997年までロンドン駐在員で、97年に帰国した当時は普通に働いていたので、

少々贅沢をしました。2代目セフィーロ。2,500cc、6気筒。ものすごくいいクルマでしたが、

自分の状態がわるく、帰国後の新しい職場で、うつ病になってしまいました。あれは何もする気にならない。


セフィーロは、勿体ないことをしました。独身時代はもっと性能が低い、しかし、故障しない、

スバル・レオーネ1,500LGというセダンで、7年間で11万キロも走りました。元来走る(運転する)のはすきなのです。

それに対してセフィーロ。ひどすぎます。17年間で3万キロ走りませんでした。3ナンバーで車体も大きくて格好よくて

「貫録」のあるクルマ。エンジンが違いますから、レオーネとは勿論雲泥の差で高速道路での加速など、

胸がすくほど気持ちが良かったのに。いくら何でも乗らな過ぎ、です。しかし

いくら乗らなくても流石になんだか、うらぶれた感じだし、勿論大地震とか温暖化とか言う前のクルマだから、

燃費も悪くて、多分、リッター10キロ走れなかったとおもいます。

今は「燃費が全て」みたいな世の中の風潮です。そろそろ買い替えようか、というのが結果的には消費増税前、

今月でした。新しいクルマは、日産のラティオです。

日産 NOTEと同じエンジンなのですが、私の好みはセダンなので、

ラティオにしました。先週の土曜日が納車でした。エンジンは、3気筒、1,200ccで、セフィーロの半分以下ですが、

技術の進歩は素晴らしく、実によく走ります。実は今週、帰宅・夕食後、でも運転したくなり、遊んでいたので

はっきり言うと、この一週間は「日記(ブログ)の更新をサボったのです。

「真面目にやれ」とお叱りを受けそうですが、個人的には嬉しいのです。

この十数年、ウツになってからは、生来の悲観的な性格が、一層助長されて、

世の中の大抵のことが悲観的に見えて、凡そ「楽しい」と思えることなど殆ど無かったのですから。


◆日産プリンス某店の担当者S氏は「営業の鑑(かがみ)」です。

いくら褒めるとは言え、実名をだされたら、たまったものではないでしょうから伏せますが、

私は、セフィーロという高いクルマを買ったは、武蔵野市の社宅にロンドンから引っ越してきた直後でした。

当然、そのあたりのトヨタ、日産、ホンダ、富士重工など比べましたが、

クルマの性能なんて、日本車は優秀ですから、よほど、それが趣味という方でなければ、

営業担当者の態度、真摯さが決め手になる。その時の日産の担当者はとても良かった。

その人が転勤になりました。

次の担当者は、閉鎖された日産の工場でエンジニアだった方で、営業はさぞや大変だったでしょうが、

一生懸命、新しい仕事をしておられるのがよくわかりましたので、全く問題ありませんでした。

三人目。余程腹が立ったので、無意識に抑圧しているのか、名前すら思い出せません。

その三人目が転勤になり、四人目に変わるときが特にひどくて、担当者が替わるときには、

普通、前任者が後任者をつれて、それまで、自分の店でクルマを買ってくれたお客には、挨拶するものですが、

この店は特にひどくて(店長がいい加減なんでしょう)、三人目は、転勤するにあたり、電話だけで

今度、異動になりました。新しい担当は〇〇といいます。

で済ませやがった。

せめて、「新しい担当〇〇」が後日、一人ででも挨拶に来るかと思ったら来ない。ひどすぎます。

一時が万事で、車検が終わったら直ぐ持ってこいというのにこなかったり、デタラメの極致。

このころ、私は「もう、二度と日産車は買わん」と思っていました。


ところが6年前に元の実家がある杉並に戻ってきたので、担当店がかわりました。

その時からずっと担当してくれたS氏が営業マンの鑑。

彼とすれば、クルマを買い替えて欲しいのは当然で、かなり何度も口説かれましたが、

私は、経済的に余裕がなかったり、病気で鬱々としていたりで、話を何時もごまかす。

彼の店に収益的に貢献できるのは、車検やら、点検やら、修理といった「チマチマ」したことばかり。

素晴らしいのは、この時のS氏の対応です。私はクルマ本体を買い替えそうに無いとわかっているのに、

手間ばかりかかり、儲けにならない「チマチマとした」用事でも、絶対に嫌な顔をしませんでした。

以前のいい加減な〇〇と、比較になりません。


この数年。もしS氏が
「この客(JIRO)は儲からないから適当にあしらえば良い」

という、態度をチラリとでも見せたら、今回クルマを買い替えるときに、トヨタやホンダや富士重工を

検討の対象にしただろうとおもいます。しかし、じっさいは今まであまりにもS氏の世話になっているし、

セフィーロは優れたクルマでしたから、日産で、S氏の成績になるような買い方、しか考えませんでした。

勿論、担当者の「為に」買い替えたのではありませんが、これだけ「チマチマ」でお世話になり、

丁寧の応対してもらったら、それは彼から買いたい、と、本気で思いましたよ。

だから、購入の契約をした日に、その営業所の責任者が挨拶に出てきたときに、

私は、S氏の今までの誠実な対応の賜(たまもの)だから、当然そうなるだろうけど、彼の手柄にして下さい、

と言いました。ただちに儲けに結び付かなくても、顧客に誠実に対応すれば、報われる。

私がいうのもおこがましいけど、S氏ほどその「営業マンの基本」を履行している人は珍しい。

そういう人は報われるべきです。私も役に立てて嬉しかった。

それがどうした?というような話ですが、この数週間、ずっとこのエピソードを文字にしたいと思っていました。

だから、書きました。

駄文におつきあい頂いて、恐縮です。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2014.03.23

原発反対、改憲反対、増税反対ならば、何故自民党を勝たせたのか。

◆消費税前の駆け込み需要と言いますが・・・。

本論に入る前に、経済的なことで言うと、今は駆け込み需要がありますが、

増税後の反動による落ち込みが心配です。住宅では、既に落ち込み始めてます。

クルマとか家電とかその他、もっと簡単に買えるものはギリギリに買ったり、買いだめしますが、

住宅は間に合わなかったら大変なので、増税前の「駆け込み建設」は終わっています。


増税ではありませんが、テレビが地デジ切り替え前に、当然ながら、爆発的に売上げが伸びて、アナログ放送から

地上デジタル放送への切り替えが終わったら、テレビの売上げは大きく落ち込み、その後、なんということでしょう。

テレビだけが要因ではないとしても、天下のパナソニック、ソニー、シャープがいずれも、立ち直りが難しいほどの収益悪化に

苦しんでいるのをかんがえると、増税後、あらゆる分野で、同様のことが起きるかも知れない不安に苛まれます。


消費税の増税幅は3%ですが、安倍政権は強引に金融政策でデフレ脱却をめざすどころか、2%のインフレを「目標にする」というのです。

これが実現したら、増税分と合わせて5%の物価上昇が起きることになります。

これに、連動して家計の所得が増えればいいですが、仕切りにベアとか言っていますが、

言ってるのは、安倍政権に強要されている、しかも、体力がある大手だけですから、日本中の給与所得世帯の

収入が増えるとは、到底思えず、増えたとしても、5%以上増えなければ、実質的には、今よりも所得が減るのと同じ

効果になります。景気が後退する可能性が高い。


本論です。増税が嫌なら、何故増税する、と言っていた安倍自民党を勝たせたのでしょうか。

今頃、アタフタしてますが、元はと言えば選挙において、有権者が増税を標榜する政党を選んだ結果です。


◆一事が万事です。

一時が万事とは、他の政策に関して、です。

脱原発とか反原発とか再稼働反対というTweetやブログが多いのですが、

昨年の参院選で、唯一、原発を存続させ「安全と確認出来た」原発から再稼働する、という

公約を掲げていた政党が自民党です。その自民党を勝たせておいて、今更、原発反対といっても、

遅いというか、矛盾しています(今原発に反対している人が全員、自民党以外の政党に投票したのなら、話は別ですが)。


秘密保護法反対、反原発デモ、集団的自衛権の行使反対、改憲反対ならば、

そもそも、自民党に衆参両院で過半数を獲らせたら、何でも強行採決出来ることは、分かりきっていて、

しかも、実際、安倍首相は極めて、独裁的志向の強い人であることは、前回、政権を担当した

2006年からの1年間で、憲法の附属法と呼ばれる「教育基本法」の改正(改悪だと私は思いますが)や、

憲法改正の際に必要である、「国民投票」の手続きに関して定める「国民投票法」を、

強行採決したことからも、明らかです。


そういう人物が総裁を務める自民党が対象して衆参両院で安定多数を占めたら、

やりたい放題になることは、目に見えているではありませんか。


議会制民主主義かつ代議制民主主義(間接民主制)の原理に鑑みて、死票があるとしても、

擬制としては、多数党の意思が国民の意思を反映していることになるのですから、

今、個別の法案や政策に反対しても遅いのです。

自民党を勝たせたということは、憲法改正、原発再稼働、増税に主権者が賛成したということを意味するのです。

今頃になって騒ぐのなら、どうして、選挙前に「安倍を勝たせるな」というTweetなどが多くならなかったのか。

行動のタイミングを間違えています。

私は投票する前によく考えましょう、と申し上げ、選挙前に各党の政策を比較して掲げました。


最も差し迫っている「消費増税」に関して、お読み頂くと分かりますが、「消費税増税を凍結」を掲げていた政党が

かなりありますし、凍結ではなくても、自民党ほどダイレクトではない政策を掲げる政党を選ぶ、と言う選択肢もあったのに、

有権者は、消費増税を掲げる自民党に政権を獲らせて、今になって「駆け込み」で「買いだめ」をしている。

滑稽です。

繰り返しますが、選挙で勝たせてしまったら、その政党の公約に賛成と言っているのであって、

後から反対と言っても遅い。人々にアピールしたいなら、選挙の前に、するべきなのです。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2014.03.22

「首相 憲法解釈変更と法整備に意欲」←日本の集団的自衛権の行使を認めてはいけません。

◆首相 憲法解釈変更と法整備に意欲(NHK 3月22日 12時10分)

安倍総理大臣は、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、日本を取り巻く厳しい安全保障環境を踏まえ、

「安全保障政策の立て直しを進めていく」と述べ、集団的自衛権の行使を容認するため憲法解釈を変更し、

自衛隊の活動などに関する法整備を進めることに意欲を示しました。

この中で、安倍総理大臣は「南西の海では主権に対する挑発も相次ぎ、

北朝鮮による大量破壊兵器や弾道ミサイルの脅威も深刻さを増している。

日本近海の公海上で、ミサイル防衛のため警戒に当たるアメリカのイージス艦が攻撃を受けるかもしれないが、

そのときに日本は何もできないということで本当によいのか
」と指摘しました。

そのうえで、安倍総理大臣は「日本を取り巻く現実は、一層、厳しさを増している。

必要なことは現実に即した具体的な行動論と、そのための法的基盤の整備だ。

私は現実を踏まえた安全保障政策の立て直しを進めていく」と述べ、

集団的自衛権の行使を容認するため憲法解釈を変更し、

自衛隊の活動などに関する法整備を進めることに意欲を示しました。

(色太文字は、引用者による)


◆コメント:日本の集団的自衛権の行使を認めてはいけません。

集団的自衛権に関しては今までに200回以上言及しているのですが、

大事なことなのに、分かっていない人があまりにも多いので、説明します。

集団的自衛権とは、自国が攻撃・侵略されていないのにもかかわらず、同盟国など密接な関係にある国家

(早い話、日本が集団的自衛権という場合、アメリカの事だけを考えていますが)が、攻撃・侵略されたら、

日本が攻撃されたと同一と考えて、反撃する「権利」ですが、認めたら実質的に「義務」になるだろうと思います。

これに着いては後述します。


さて、安倍首相です。

結論から言うと、色を変え、太文字で強調した部分、

アメリカのイージス艦が攻撃を受けるかもしれないが、そのときに日本は何もできないということで本当によいのか

という安倍首相の問いに対する答は「本当に良い」のです。

日米安保条約を締結したときに、当然、日本は既に、現在の日本国憲法に則っていたのですから、

戦力を使用しない、ということをアメリカは歴史的経緯からみても、実務的に考えても、知らないはずはない。

それを承知でこの条約を締結したのであるから、日本は、アメリカのイージス艦が攻撃されたら、黙って見ていれば良い。


国家間の関係を「擬人化するな」というのは、国と国とに関係を個人の関係になぞらえることです。


つまり、
友だちが、殴られそうになったときに知らん顔をしておいて、こちらがやられそうなときは助けてくれといえるのか?

という例えをもちいて、集団的自衛権を行使を正当化しようとする人がいますが、それが、間違っているんです。


国家の意思決定プロセスは、個人よりも遙かに複雑で第三国との関係など、あらゆる要素を検証して行われるので、

個人の「人間関係」に、なぞらえて考えてはいけない、と私は大学の法学部の教授が「国際政治」の講義で、

何度も強調していたのを思い出します。


日本が集団的自衛権の行使を可能にして、アメリカ人殺しの手助けをしてよいのでしょうか。

イラク戦争の際、アメリカは、アーミテージ国務副長官を日本に派遣して、恫喝しました。
“Show the flag."(旗幟を鮮明にしろ。)

“Boots on the ground."(戦場に足を踏み入れろ。→自衛隊をイラクへ派遣しろ。)

と、日本国憲法を厳密に解釈すれば戦闘中の同盟国の後方支援をすることすら、「集団的自衛権の行使」に該当して、

違憲である、と知っているクセに要求したのです。
大事なところなので、繰り返します。

アメリカは、日本政府の公式見解では、「集団的自衛権の行使は違憲である」と知っていてもイラクへの自衛隊派遣を強要し、

時の小泉内閣は、アーミテージ国務副長官の鶴の一声で真っ青に震え上がりイラク復興支援特別措置法を強行採決し、

自衛隊をイラクに派遣するはめになったのです。

ですから、もし、安倍首相がこのまま、集団的自衛権の行使を可能にするという路線を突っ走り、

内閣法制局の公式見解を変えたら、アメリカは容赦無く、彼らの人殺しの手伝い(というか、日本は「パシリ」になるでしょう)

をさせられます。現段階では、9条を変更して武力行使を容認とは、さすがの安倍晋三氏も言っていませんが、

本当はそこまで、もっていきたいことは今までの彼の言動から明らかです。


そういうことをするメリットは全くありません。
アメリカは元来、有事の際に、本気で日本人の生命や財産を守る気がないのは、

前述したアーミテージ当時国務副長官の言葉からも明らかでした。彼はメディアに対して、
もう一度強調する。米国は、他国による、日本への武力攻撃・侵略を、米国本土への攻撃とみなす。

と、「断固とした口調」で「力強く」述べました。

しかし。よく読んで下さい。

彼が言っているのは、例えば北朝鮮が日本にミサイルを落としたら、それをアメリカ本土に攻撃があったのと

同じ事と見なす、とは言っていますが、
その時は、全力で同盟国である日本の国民の生命・財産を守るべく務める。

という類のことは絶対に言わないのです。

日本が攻撃されたときに、日本が日本を守ることは、個別的自衛権の行使です。それは憲法第9条にも関わらず合憲です。

なぜなら、日本国憲法は前文で
全世界の人間は平和的に幸福を追求する権利(平和的生存権)がある、

という意味のこと謳っているし、理屈もへったくれも、国家の最も基本的な使命は国民の生命・財産を守ることなのですから

当然です。

仮に、ですが、米国が日本が攻撃されたときに日本を守るとしたら、それはアメリカが集団的自衛権を行使しているのであり、

日本から見て、アメリカと「集団で」「自衛」するから、「集団的自衛権」というのではありません。

1983年、角田礼次郎内閣法制局長官が衆議院予算委員会で、「集団的自衛権の行使は憲法改正でなければできない」と答弁し、

安倍晋三氏の父、安倍晋太郎氏(当時、外相)が、「長官が述べた通りだ」と言ってます。

歴代内閣全て「角田答弁」を踏襲してます。安易な変更はもってのほかであり、絶対にゆるしては、いけません。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2014.03.10

いまだに原発を再稼働すべきかどうか、という議論をすること自体、気が遠くなるほどバカだ。

◆記事:教訓踏まえず再稼働議論と批判 事故調トップが相次ぎ(共同通信 2014/03/10 20:24)

東京電力福島第1原発事故3年に合わせ、政府、国会、民間の事故調査委員会のトップ3人と、

当時の米原子力規制委員会(NRC)委員長のグレゴリー・ヤツコ氏による討論会が10日、

都内の日本記者クラブで開かれ、事故の教訓を生かさないまま再稼働の議論が進む現状に批判が相次いだ。

政府事故調で委員長を務めた畑村洋太郎氏は、事故当時、第1原発に近い福島県富岡町では

渋滞が発生し避難が困難だった事例を紹介。原発の半径30キロ圏の市町村が策定しなければならない避難計画について

「計画の正当性が確認されてから再稼働の議論をすべきだ」と指摘した。


◆コメント:原発再稼働の議論をすること自体、バカ過ぎて、信じられません。

明日で地震から3年だというのに、まだ、議論がこのレベルなのかと思うと、ヘナヘナと全身の力が抜けてしまいます。

原発を再稼働すべきか否か?という議論をしたがる人は、まさか、この事故調査委員会の元委員長は違うと信じたいですが、

原発は、停止していれば(運転しなければ)安全だ、と思っているのでしょう。

そう言う問題ではない、一体この3年間、何を勉強したんですか。


原発は稼働していてもいなくても、そこに原子炉があり、原子炉圧力容器の中に、

核燃料が入っている。それだけで既に十分過ぎるほど危険です。

万が一、原子炉真下の断層がずれたら、地面が崩れるのですから、耐震構造など関係なく、

原子炉圧力容器が、あるいは圧力容器が壊れなくても、閉じたシステムのどこか一箇所が壊れるだけで、

十分危険です。原子炉が壊れたら、冷却水の中に浸かっているから、何とか安全なのであり、

原子炉がこわれて、一瞬のうちに冷却水が失われたら、中の核燃料は自らの崩壊熱で溶融し、

そうなったら、ものすごい放射能をだしますから、人が近寄って水を掛けて冷やすこともできない。

それが、もしも、ある地域の複数の原子炉で起きたら、福島第一だけでも、日本は途方に暮れているのに、

もう、どうしようも無い状態になる。

再稼働するべきか否かなど、議論の余地はない。

全ての原子炉を一刻も早く廃炉にするべきです。

というような初歩的なことを地震から3年経っても書かなければ分からない人が大勢いるのが

誠に残念です。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2014.03.09

「東京大空襲」って知っていますか?

◆知らなければ調べて下さい。

Wikipediaでも何でもいいです。今は簡単に、いくらでも調べることが出来ます。

とにかく日本はアメリカと戦争なんか始めたものだから、なんと最後は本土の非戦闘員まで空襲で殺されました。

何度も行われましたが、特に甚大な被害をもたらしたので、普通に「東京大空襲」といったら、

1945年3月10日(今日です)の空襲を指します。


この後、2日後、3月12日は名古屋大空襲。

3月13日は大阪大空襲。

3月17日神戸大空襲。

が主だったところですが、もっと小さい都市も爆撃を受けてます。

詳細は、日本本土空襲に書かれています。

白状いたしますと、私も今日まで、これほど日本中が爆撃されているとは知りませんでした。


◆非戦闘員の殺戮はれっきとしたテロです。

アメリカは、偉そうに世界の正義の代表の様な顔をして、アフガンテロとか

イランの核開発がけしからんから制裁する。他の国も同調せよ、と大きなお世話ですが、

勿論日本にも命じてきています。

2003年3月20日に開始したイラク戦争は、イラクが大量破壊兵器を保有していて、これが

イスラム・テロの手に渡ったら、明日にでも2001年9月11日のようなテロ攻撃をアメリカが受けるかも知れない。

という、実はイラクに大量破壊兵器が有る証拠はでっちあげだと後に判明し、呆れてものがいえませんが、


そもそも、仮にイラクに大量破壊兵器があったとしてもアメリカが他の国とは異なり戦争を始め、

他国の人間を殺すことを正当化する国際法的根拠はどこにもない。

国連憲章は、原則的には日本国憲法と同じで武力の行使を違法としています。

それをずっと無視し続けて人殺しを建国以来続けている、世界で最も凶悪な国家が

アメリカ合衆国です。


◆集団的自衛権を合憲にしたら、「人殺しの手下」にされますよ?

安倍晋三ってのは、戦争をしたくてしかたがないようですが、

とんでもないと思います。集団的自衛権を日本が行使することを認めるというのは、

要するに、米国の人殺しのパシリにされるということです。


どうして、日本人はこれほど、なんでも直ぐにわすれてしまうのでしょう。

東京大空襲は、アメリカが関東大震災の火災を研究し、東京の下町で特に被害が甚大になりやすい

とかんがえ、日本家屋をアメリカにわざわざ造って、実験場を造って研究してから空襲している。

実際下町では、猛烈な火災により、関東大震災と同様の火災旋風、火災の高熱による竜巻が起きて、

巻き込まれた人は瞬時に焼死し、その死体が竜巻で持ち上げられ、黒焦げ死体が降ってくるという地獄絵図そのもの

だったそうですが、アメリカは「そうなることを意図して」実行したわけです。


東京大空襲から話が逸れますが、終戦間際の原爆投下では、広島の爆心地付近の人間約11万人。

勿論非戦闘員ですが、これだけの人間がほとんど一瞬で「蒸発し」てしまった。長崎も同様です。

2001年911テロの時に多くのアメリカ人は、イスラム教徒を虐めたそうですが、そもそも、

自分達がどうしてそう言う目に遭うか。そら、これだけ世界中で人殺しをしてたら、恨まれますよね。

あの時の死者が(日本企業の駐在員も犠牲になったのはお気の毒ですが)、3,025人です。

アメリカ人は世界一不幸な自分達、をよそおってましたが、今までしてきたことに考えが及ばないのが如何にもバカです。

結論的に繰り返しますと、

アメリカは人殺しが好きなのです。自分自身が世界最大、人類史上最悪の殺人国家です。

安倍首相は、憲法改正するか、憲法の解釈を変更して、集団的自衛権の行使を可能にすることを目指していますが、

勿論、それは、アメリカを念頭に置いてます。

日本が襲われて日本が反撃するのは個別的自衛権であり、集団的自衛権は関係ありません。

しかし、アメリカは、これまでにも多くの国で人を殺し続けていて、恨みを買っています。

そういう人殺し国家の手先になるのがよいことでしょうか。そうやってアメリカに「忠誠を誓え」ば

日本の有事の際に助けてくれるだろうというのは、あまりにも甘い。

以前、アホのブッシュ大統領の頃、アーミテージ国務副長官という縦だか横だか分からないような体躯の

スキンヘッドがやってきていいました。

日本への攻撃はアメリカ本土への攻撃とみなす。

よく読みましょうね。日本への攻撃をアメリカへの攻撃と「見なす」といっているだけで、第3国からの攻撃が

あったら、日本と日本人を「守る」とは一切言っていません。彼らが念頭に置いているのは在日米軍基地でしょう。

奴らは、我々黄色人種をバカにしてます。それは絶対にそうです。

だから、太平洋戦争のとき、ドイツでもイタリアでもなく「黄色いサル」の日本人が

原爆の実験台に使われたのです。

そのような国の為に、憲法を改正するとか、あるいは憲法解釈を変えると言っているのが、

安倍晋三内閣総理大臣で、正気の沙汰とはおもえません。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2014.03.08

福島やその他被災地の農産物を避けるって、「自分さえ良ければいい」んですか?

◆たまたま、Twitterで見た発言ですが。

偶然、Twitterをながめていたら、

コンビニも牛丼屋もファミリーチェーンレストランも、ほぼ全部が福島を食べて応援 とりわけセブンイレブンは全食品を福島産に切り替えたようだ

こうなれば外食厳禁! 自炊あるのみ!とにかく名古屋岐阜以西か北海道に移住して徹底した自炊主義を実現しなければ、子ども達の未来はない!

という言葉を目にして、あきれました(こういひとは何故「呆れた」か分からないでしょうから、後述します)が、

いっそう呆れたのは、ネットを検索してみると、こういう態度の人が日本中、とても多いのですね。

一応お断りしておきますが、上の引用では、たまたま、セブン・イレブンの名前だけがでていますが、

福島県産、または被災地の農産物を積極的に使うと、公式に表明している小売業や外食産業が、沢山あります。

かなり多くの人が、。それはどこの外食チェーンかQ&Aサイトで質問したり、悪名高い「2ちゃんねる」にも、

「福島・近県産食品の使用表明企業を晒すスレ」がありました。


こういう人たちは、福島県産のものを避ければ安全だと思い。自分が安全なら福島のひとはしったことではない、

というお考えなのでしょうね。「自分さえ、良ければいい」ということですね。


◆原子炉が日本に54基もあるのは、日本人全員の責任で、福島で事故が起きたのは、運が悪かったのです。

福島に限らず、日本中に全部で54基もの原子炉が存在します。

全て、過去、自民党の長期政権時代に、「絶対安全だから」といって、公然と政策に掲げていました。

その意味や、原発の危険性に関して全く勉強せずに、建設を許したのは主権者たる国民、

特にこの数十年間の有権者全員の責任です。原子物理学とか原子力工学とか

専門的な知識がなくても、考えて見れば、「東京電力」の発電所が「福島県にある」のは随分おかしなことです。

「絶対安全」なら、東京の例えば西の多摩地区に造ることが出来たはず。

東北電力とて、仙台の電力を供給するのに、発電所を女川に建設した。


はじめから、実は、「危ない」と専門家が具申し、狡い政治家は絶対安全だが、地方経済の活性化のため

などといって、東電の発電所を福島県に建てたのでしょう。


そして3年前。東日本大震災で福島第一原発が津波に襲われて、マヌケな話ですが、

最後の予備電力だった、電池まで、水に浸かる地下に格納してあったが為に、福島第一原発は

全電源を喪失して、原子炉の核燃料を冷却できなくなり、燃料棒を覆っているジルコニウムが

溶けて水蒸気と反応して水素が発生し、水素爆発が起きました。見た目があれが一番「派手」ですが、

問題はその後も核燃料は冷却されず、遂に鋼鉄で出来ている原子炉と原子炉格納容器を溶かし、

その外側の建物、原子炉建屋の床はコンクリートで、これも多分とかして、地下に沈降して、

現在、どういう状態からわかりませんが、冷やさないわけにはいかず、上から、水を注ぎ混み、

その水が汚染水となって、恐らく海や、地下水を汚染し続けていると言う状態です。


なにしろ人類には「放射能を無毒化する技術」がありませんから、地球全体に拡散する放射性物質は

増えこそすれ、減ることはない。福島第一から放出されたセシウム137は、地震の翌月2011年4月で、

広島原爆約170発分に達し、全地球に飛散しています。

体内に蓄積されれば、微量でも、被曝していないときよりも、発ガンの可能性が高まります。


◆被曝線量にしきい値はない。微量でも健康に影響があるそうです。

放射能被曝が外部被曝、内部被曝(後者がとりわけ問題だそうですが)ともに、

「これ以下なら、安全」という値、「しきい値」がないそうです。


世界中に放射性物質が飛び散り、既に全員被曝しているのですから、

311以前の状態に戻ることはない。

福島県産の食品でなくても、厳密に言えば、地球上で全く汚染されていないものは

もはや存在しないのではないか、とおもいます。

こうなったのは、福島の人のせいではなくて、そもそも、

よく考えないで、原発建設を許した日本の有権者全員の責任ですから、

福島近辺だろうがなんだろうが、まず、余命が少ない大人から、日本人全員が

食べるべきだと思います。子供は、被曝の影響が大人よりも大きいので、

放射性核種の量を量って数値の高いものから、60歳以上、50歳以上として

いく、というぐらいしか手はない。安全なものだけを買う、福島産の農産物は買わない、

というと、福島県の農業は壊滅しますし、安全なものを競って買ったら、どういうことになるかというと、

金持ちばかりが、買い占める。貧乏人が汚染された物を食う、という結果になります。


◆自分さえよければ、という考え方はよくありません。

最初の段落で私がたまたまみかけたTweetは如何にも自分さえ安全なら、福島は被災地の経済は

知ったことではない、という考え方で賛成できません。事故が起きたのは今回はたまたま福島ですが、

日本中に原子炉があり、それは、日本人の総意に基づいて出来たのですし、

多くは活断層の真上に建っています。今は汚染とは無関係と思っている西日本にも多くの原子炉があります。

原子炉直下を震源とする大地震が起きたら、地面そのものが崩れるから、耐震構造も

へったくれも無い。アッというまに福島第一と同じように、核燃料が環境に対して剥き出しになる

可能性は十分にあります。

子供達の未来といいますが、恐怖の現実を文字にするならば、放射能を消す技術が発明されない限り

もう、311の前に戻ることはないのです。

運が悪いタイミングで生まれたのです。どうしようもありません。

全員が均等に被曝すること、被災地の食品も私ら50歳以上の放射能感受性は

子供よりも低いので、優先して食べるべきです。福島を避ければ良い、という考え方は、

現実的に意味がなく、倫理的にも自己中心的で感心しません。

そういう大人は子供に「福島の農産物を食べたらいかんよ」と育てるのでしょうか。

名古屋岐阜以西か北海道に移住して徹底した自炊主義を実現しなければ、

という人は、自分と家族がそれにより、多少は安全を確保できたら、

「名古屋岐阜から東側の人間はどうなろうが、知ったことでは無い、

と、言っているわけで、そういう自己中心的なことを言うのは、倫理的に、如何なものか、と思います。

日本の不幸は日本人全員で分かつべきです。

私は、地震の2ヶ月後から、今に至るまで、毎月、福島県のお米屋さんに電話して、

直接福島産の「ミルキークイーン」を買ってます。それはいまでもつづいており、

私も家内も息子も健康です。

この先にガンになるかもしれませんが、仕方が無い、と考えております。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2014.03.02

【音楽】驚異的な音質改善技術。1950年代のフルトヴェングラーなどが蘇っています。

◆こういう関係にまるで不案内な私なのですが・・・・。

昔の名指揮者の録音。色々音質改善の試みはレコード会社のプロによって為されているのですが、

1950年代以前の録音は、どうしようもないのかな、と諦めていました。

オーディオ関係というのは、凝るとキリがない、とはいうものの、フルトヴェングラー=ベルリンフィルの

録音などは、今までいくら、そういうことに無頓着な私ですら、耐えがたいほど、ノイズばかりが目立つような

録音でしがた、最近、人づてに噂を聴き、すごい方がおられることをしりました。


ReSoundsWorkというHNというかプロジェクト名というか、そのチャンネルに40数本の

少し前までは、考えられないほど音質が良くなった、かつての巨匠の録音が掲載されています。

たとえば、なんと1948年、フルトヴェングラー=ベルリン・フィル。ブラームス交響曲第4番。


Brahms - Symphony No.4 - [1/4] - Furtwangler, BPO (Live 1948)





信じがたいほどクリアです。


カルロスの親父さん、エーリッヒクライバーさんが、1950年、コンセルトヘボウを振った「英雄」。


Beethoven - Symphony No. 3 Eroica - Erich Beethoven - Symphony No. 3 Eroica - Erich




時間がないのでここまでですが、ReSoundsWorksさんのご尽力に感謝します。

私の世代の方、下手すると夢中になって聴きすぎて寝不足になりかねません。

ご注意下さい。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014.03.01

「合理主義」だけでは、商売はうまくいかない。車の買い替えに際して思いました。

◆16年半ぶりにクルマを買い替えました。

「買い物自慢」では、ありません。

私は、1997年7月末に4年間駐在した英国・ロンドンから帰国しました。

持ち家なんかありませんし、帰国と同時に賃貸マンションを探すのは難しいので、

帰国者には、さすがに会社が配慮して、優先的に社宅に入居できます。


それは、たまたま、武蔵野市(最寄り駅はJR東日本中央線、三鷹駅)の社宅でした。

元来クルマはすきですし、子供もまだ幼かったし、多摩地区では特にクルマがあった方が便利なので

あれこれ検討して、結局、近所の日産の正規ディーラーから、

2500cc、6気筒の2代目「セフィーロ」(今はありません)を買いました。

それをこの度、さすがにあまりにも古いので、最近の日産のセダンに買い替えたのです。

再び日産車を購入した経緯を書きます。


◆同じメーカーでも販売店、担当者により、ものすごく印象が変わります。

最初の営業担当者はとても親切でしたが、やがてその人物が転勤になり、

2代目の担当者。この方は、日産武蔵村山工場(今はありません)で

働いていた、元来技術系の方ということで、営業(セールス)は初めてで、

大変そうでしたが、それだけに熱心で「誠意」を感じました。しかし、この方も転勤になりました。


その後からひどかった。

誤解を避けるため、書きますが日産の正規販売店「日産プリンス」全てが「ひどい」のではない。

営業担当者、個人の問題です。


3代目から、「若い奴」になりましたが、ここから急に仕事がいい加減になりはじめました。

3代目もやがて転勤。4代目に替わるとき、普通は新担当者を連れて挨拶に来るものですが、

電話で「自分は、こんど転勤になりました。新担当者は〇〇といいます」となんとそれで終わり。

4代目の〇〇の仕事ぶりはさらにデタラメで、ある年、車検を依頼して、車検自体は済みましたが、

ちょうど、私が夏休みで、クルマで旅行に出かける直前のタイミング。私は4代目担当者の××に、

「車検証が届いたら、直ぐに私の自宅に持って来てくれ」

と電話でたのみ、××も一見愛想良く「わかりました」といいますが、なかなか来ない。

早く出かけないと、旅行先のホテルに着くのが夜中になります。

業を煮やし、販売店長に電話したら、
××は営業の為外出しています。車検証は、ここ(販売店)にあります。

という。余りにもひどい仕事ぶり。次回は絶対に日産以外を買おう、とその時は思いました。


数年後、私は実家があった荻窪に色々話すと面倒くさいですが、等価交換という手段を用いて

マンションを建てて、その一室に引っ越しました(私はマンション全体の「大家」ではありません)。

クルマはそのままセフィーロです。


新しい日産の販売店の世話になることになりました。

その担当者が、今でも担当して下さってますが、実に素晴らしい。

これで一時期最悪になっていた私の「日産プリンス」へのイメージが、ガラリと

良い方に劇的に変化しました。

それはあたかも、「逆転サヨナラホームラン」のようなものです。


◆日頃の細かい仕事でも、誠意を持ってこなしてくれると、「恩義」を感じるものです。

ここ、杉並。自宅最寄りの日産プリンスに、今まで私はチマチマしたことばかり

依頼してました。車検だとか、少々キズが付いた、とか、サイドミラーの具合が悪いとか、

バッテリーが劣化したようだ、とか、近所の子供が石を放り上げて遊んでいるウチに、

間違って、私の車のリアウインドウを直撃し、丸ごと交換しなければいけない、など。

このような「手間ばかりかかって、大した儲けにならないこと」ですら、現担当者のSさんは、

常に変わらずに、イヤな顔を絶対にしないで誠実に対応してくださいました。


勿論、クルマの営業担当ですから、新車に買い替えて欲しいに決まっている。

何しろ、1997年のセフィーロですから、本来はとっくに買い替えるところ。

Sさんにも何度もすすめられていたのですがその都度、いろいろ言い訳して誤魔化して

買い替えませんでした。一つには、ウツになり、収入が減ったことも理由ですが、

まあ、それはいいません。

なんど、話を持ちかけても、なかなか買い替えると言わない私で、その間に「チマチマ仕事」は

頼むのですが、前述のとおり絶対に嫌な顔をしないでその度ごとに丁寧に、誠実に対応して

くださいました。

こういう風にされると、人間ですから、「恩義」を感じ「情」がうつります。


◆今日、新車を買う契約をしました。他社は考えもしませんでした。

今回、たまたま、資金繰りに余裕が生じ、

あまりにも古い今のクルマを買い替えることに決めましたが、

今までの、営業担当S氏の誠実な対応を忘れるはずがない。

彼以外から買うつもりは、全くありませんでした。他社との比較すらしなかった。

検討したのは、彼の販売店で扱っているクルマのどれにするか、ということだけです。


新しい車種を決めて、今日成約しました。自分では消費税云々は、間に合わなくても仕方が無い

と思っていたのですが、営業担当者は、今のうちに一台でも多く売りたい。当たり前です。

営業のS氏の大事な時期に、「車を買い替えたい」と申し出て、彼のアドヴァイスで買えて、

良かったです。クルマ一台買うとなると、販売店の店長まで挨拶に出て来て下さいます。

(話は、販売店でやりました)。


店長さんに、これまで細かいことまで、引き受けてくださったS氏の手柄にして下さいといいました。

言わなくても、当然かれの成績にカウントされるでしょうが、

誠実な仕事には、感謝し、彼の上司の前で彼の仕事ぶりの素晴らしさを強調したかった。


人間の行動がすべて「合理的な判断」で為されるもの、という考え方があるとしたら、

それは、違う。「合理的に」行動するならば、私は前述のように、他社も検討するはずです。

他のメーカーのディーラーをごっそり呼んで、値引き競争させたでしょう。


つまり、人間の行動はそういうものです。生きものですから、

数字(値段)だけで、行動は決まらない。

また、こういうチャンスこそ、相手を褒めるべきです。

今日、私は、営業担当S氏の上司に、今まで如何に彼が親切で、誠実で、丁寧な

仕事をしてくれたか、だからこそ、おたくで買うのだ、と強調しました。

僭越ですけど、本人も上司もイヤな気がするはずがない。優れた仕事は褒められるべきです。

商売。ひいては人間関係というのは、本来そうあるべきだ、とおもいます。

【読者の皆様にお願い】
是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »