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2014.06.19

【集団的自衛権】安倍首相が提示した集団的自衛権行使事例のウソ。

◆ビデオ・ニュース・ドット・コムの無料配信で専門家が指摘。

インターネット放送局、ビデオニュースドットコムは、通常は月額約500円を払って

視聴しますが、極めて重要な問題にかんしては、良心的なことに無料にてYouTubeで映像と音声を公開してくれます。


今回の安倍政権の「解釈改憲」の目論見は専門家が見てもあまりにひどく、

「立憲デモクラシーの会」(共同代表・奥平康弘東京大学名誉教授、山口二郎法政大学教授)という専門家集団が、

6月9日に会見を行い、解釈改憲による集団的自衛権行使に反対の声明を発表しました。


小林節慶應義塾大学教授は、本来改憲論者なのですが、

安倍首相が提示した、集団的自衛権行使の事例が、恣意的に間違っていると憤慨してます。

安倍首相は、「邦人を救助した米国艦船を守るための武力行使」を「集団的自衛権」と言っているけれども、

憲法学者の小林教授によると、乗っている船がアメリカの船だろうがどこの国の船だろうが、日本人を守るのは、

個別的自衛権の発動であり、集団的自衛権ではない。分かっている筈なのにわざと間違った例まで用いて国民を欺そう

としている、と、憤慨します。


また、番組司会者の一人、社会学者の宮台真司氏が再生開始後16分30秒付近からハナしていることが

私が何度も書いていることと一致してます。

つまり、集団的自衛権と一般論のようなゴタクを並べてるが要するに、想定してるのはアメリカだけであり、

日本の集団的自衛権の行使を認めるということは、アメリカが勝手に戦争を始めた瞬間に日本もその有事に自動的に

巻き込まれる、というその一点が問題なのに、新聞が書かない、と。

そういうことをいっています。そのとおりだとおもいます。


◆立憲主義と「決めるのは私」の問題点







日本の理屈では「集団的自衛権の行使」であってもアメリカに因縁付けられ、

戦争を仕掛けられた国は、そんな概念は知ったことでは無いので有り、アメリカの見方をする

「悪の手先」に見えることでしょう。アメリカがしばしば武力を行使する中東諸国はいうまでもなく、

産油地帯であって、今まで日本は、アラブ・イスラエル紛争にも中立だったし、大量の原油を買う、

謂わば、彼らのお得意さんでしたが、アメリカの手先となり、自分達に鉄砲を撃つ奴ら、と思われたら、

果たして何殆どなにも自給できないこの国はどうなるのでしょうか。

それどころか、アメリカが戦争を仕掛けた相手酷から日本も同類と思われたら、日本本土に

攻撃を受けるかもしれない。

集団手自衛権の行使を合憲と変更することによって生じうるリスクに関して、国もメディアも

全然説明していないのは、非常な悪意を感じます。

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