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2014.06.06

PTSDの患者は急増しているのですから、一層の啓蒙が必要だと思います。

◆先日無差別殺人未遂とPTSDに関して書いた続き。

前回は、AKB握手会での無差別殺人未遂事件の直後で、

人々は被害者が「アイドル」であるためが、反応が冷ややかです。アイドルだろうがなんだろうが、

あんなのは、「誰でも良かった。人を殺したかった」とほざく小僧の被害者でしか無い。

被害者が責められる理由は、ありません。

誰にでも同じようなことは起こり得る。


原因が犯罪ではなく、東日本大震災の被災者に、実際、PTSDを発症している患者さんも

多い。PTSD患者は日本で急増しているのです。


私は今でも2ヶ月に1度遷延性うつ病の診察・治療の為、大学病院の精神科に通院してます。

今日が通院日でした。主治医の専門はうつ病ですが、

「PTSDになりそうなトラウマを抱えた人を事前にケアすることはできないものか」質問しました。


ドクターによると、

強いトラウマを抱えて既に急性ストレス障害(ASD)の症状を呈するなど、

時間を経てPTSDに移行する可能性が高い場合は、精神医学的介入が必要である。

他の精神的疾患、障害と同様に「これで確実」という単一の治療法があるわけではないが、

薬物療法と行動療法の併用などが、近年試行されている。

薬は抗うつ薬の一種、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)がPTSDの治療(予防)に

有効である、という報告がある。

行動療法とは、「怖い記憶を抑圧してしまい、それが突如フラッシュバックとして噴出する」のが

典型的なPTSDの症状の1つであるから、敢えてその恐怖体験を抑圧せずに

PTSD治療を専門とする精神科医やカウンセラーの同席の場所で、

トラウマの原因となった状況を言葉にだして再現(説明・描写)してみるという方法がある。

というわけで、特に東日本大震災ほどのものすごい恐怖の体験の後だけに、

PTSD対策が急務である、ということは、専門家は、十分承知しているのでした。

PTSDを放置すると、再び、トラウマとなるような事件・事故に遭遇するのを恐れるあまり、

それまで、完全に精神的に健康だった人でも、「引きこもり」になってしまうことがあるそうです。


いつも同じことを書きますが、ちょっと考えれば分かる通り、

東日本大震災ほどの強烈な自然災害や、事故・犯罪の被害者となる、

あるいは、それらを目撃することにより、あなたも私も明日、大変なトラウマを

抱えてしまう可能性がある。もしも、あなたが、
自分は、強靱な精神力を持っている。精神科の世話になるような「弱い」人間ではない。

と、本気で思っているとしたら、バカです。それはあたかも、
自分は毎日ランニングをし、筋力トレーニングをし、身体を鍛えているからガンになることはない。

と言っているようなものです。関係無い。

誰にでもどのような不幸が何時襲うかわからない。その結果、

医学的対応の世話になることは全く恥ではないのです。しかし特に精神科に関しては、

いつの時代になっても偏見が残る。だから、こうして私は何度も、

それは別に特別のことではないのだ、と書き続けるのです。

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