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2014年8月

2014.08.30

NHKスペシャル「地球大変動の衝撃 第1集 異常気象 "暴走"する大気と海の大循環」の私的まとめ。

◆NHKスペシャルを見たのを、私がまとめているだけです。

この記事は、NHKスペシャル、2014年8月30日(土)放送

巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃 第1集 異常気象 "暴走"する大気と海の大循環

を私が見て、ノートに書いていたら間に合わないので、見ながら自分の言葉でICレコーダーに音声で、

自分の言葉でまとめたものをさらに整理して文字にしたものですので、聞き間違い、聞き落とし、

などがあるかもしれません。「私的メモ」ですので、正確性に関しては、保証できません。

悪しからず。


◆異常気象の原因は、偏西風の蛇行の固定化である。

今世紀に入ってからの異常気象は、誰でも体感的に或いは情報としては皆知っています。

原因をよく「偏西風の蛇行」という言い方をしますが、蛇行自体は、以前から存在している。

問題は、従来は蛇行しながら、その蛇行が西から東に移動しているのが普通だったのに、

偏西風の蛇行が「固定化」されてしまった。

偏西風がたとえば、南に曲がっている場合、その北側に寒気がもたらされる。

偏西風が北に曲がっている(山を作っている)場合は南から湿気を含んだ暖気が流れ込む。

今まではしかし、偏西風の蛇行位置が常に移動していたから、適当に寒くなったり暖かくなったりしたのであるが、

偏西風の蛇行が固定化されてしまった。


◆偏西風の蛇行が固定化されると、同じ気候が続き、極端化する。

前述のとおり、本来偏西風は蛇行しているが、その蛇行自体が全体として移動している間はいいが、

蛇行が固定化されてしまったが故に、ずっと寒気が北極圏から降りてきて、今までに経験したことのない

大雪をもたらしたり、逆に偏西風が北にカーブしたまま、の南側では以上に高温が続き大干ばつになったりする。


◆偏西風の蛇行が固定化したのは、インドネシア付近の海水温の上昇である。

世界の海の中でも熱帯、とくにインドネシア周辺の海温が従来から最も高いが、

今年は、それがさらに平年よりも0.5度から1度高い。ヤカンにいれた水の温度を0.5度上げるだけでも

そうとうな熱量を必要とする。まして、熱帯・インドネシアの海水全体の温度が0.5度から1度上がるということは

大変な熱量である。

熱い海水が水蒸気となり、上空に達し、液体に戻るときに「凝結熱」を発する。

インドネシアの海水温が高いが故に、上空で発散される「凝結熱」の量が普段よりも増える。

地球の大気は全体として、なるべく変化を小さくしようとするので、インドネシアの上空の空気が

異常に高いが故に、偏西風の寒気をもたらす部分が、

ここを冷やそうとし、その結果偏西風の蛇行が固定化したのである。


◆21世紀に入り気温・海水温の上昇がとまる「大停滞」(Hiatus=ハイエイタス)が起きているが深海温は上がっている。

地球温暖化と言われているが、この10年ほど、世界の平均気温、海面の水温は殆ど上昇していない。

これを「ハイエイタス」(hiatus=「停滞」)というが、世界中の気象学者がこの現象に注目した。

その結果、地球が受ける余分のエネルギーは、深海の海水温の上昇をもたらしていることが分かった。

深海の水温の変化だから、地上では分からない。しかし、ハイエイタスは長くは続かず、近い将来

再び、地表の気温、海面の水温上昇が起きると考えられる。ハイエイタスは、周期的に繰り返されることは

過去の経験(研究?)から明らかである。


◆ハイエイタス(大停滞)の後はこれまで以上に急激な気温・海水温の上昇が予想される。

ハイエイタスは長くても10年以内にはおわり、その後、再び地球「表面」の気温、水温は上昇する。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、世界の平均気温は最大で4.8℃、上昇すると予想する。

日本近海の海水温は今世紀末までに2度から3度、世界で最も速いペースで上昇すると考えられている。

今世紀後半、海面水温が今よりも2度以上高くなると、どれほどの豪雨をもたらすのか、過去の気象現象を元に学者がシミュレーションした。

その結果、200ミリ以上の豪雨が降る範囲、面積が5割増加する。全体の雨量は3割増加する。

今までの記録を更新する「かつて経験したことのない雨」が降る可能性は日本のどこの地域にも存在する。


更に警戒すべきは「土砂災害」である。

専門家は将来、先日の広島とはタイプの違う土砂災害が起きる可能性を指摘する。

京都大学防災研究所の千木良(ちぎら)雅弘教授は、山が地下深くから岩盤ごと崩れる

「深層崩壊」という現象を研究している。

深層崩壊は数日間に亘って大雨が降った時に発生する。地下深くに染みこんだ水が岩盤ごと、

山全体が一挙にくずれる。2009年に台湾では、6日間に3000ミリの雨が降り、深層崩壊が発生した。

山の斜面が約800メートルにわたってくずれ、大量の土砂が押し寄せ、たった92秒間で1つの村が丸ごと消え、

400人以上の人命を奪った。


日本でも2000ミリの雨が数日、降り続くと、山が幅500メートル以上、全体として崩れ、それによる土砂は

3階建ての建物すら越えていく。数キロにわたって甚大な被害が発生する可能性がある。


◆海水温の上昇により巨大積乱雲(スーパー・セル)が発生し、竜巻が発生する可能性が高まる。

海水温の上昇によって懸念されるのは雨だけではなく、竜巻の発生が増えることである。

一昨年、茨城県つくば市を襲った竜巻。被害は幅500メートル、長さ17キロ。1,000棟を超える建物が壊れた。

今後、竜巻の発生頻度が増える可能性が危惧される。懸念されるのは、直径が10キロ以上の巨大積乱雲(スーパー・セル)の出現である。

大量の蒸気と上昇気流によって巨大積乱雲、弾いては強力な竜巻を発生させる。

つくば市を襲った竜巻もスーパー・セルから発生していた。

水蒸気量が増える今世紀後半には、スーパー・セルが発生する確率は全国で2倍から3倍に増加し、強力な竜巻が

発生しやすくなることも、気象庁のシミュレーションの結果、分かった。

関東平野では元来竜巻が発生しやすく、今後、大都市で今まで経験したことがないような巨大竜巻が発生する可能性も

否定できない。それがおきれば、重さ一トンのクルマが平気で巻き上げられ、そこら中に落下しうるのだから、

未曾有の大惨事が起きうる。


◆結論:自然現象制御出来ないが、情報の精緻化と入手の容易化を利用することができる。

地球全体の気温の上昇、海水温の情報を人間が制御することは出来ず、

極端化する気象現象を停めるという技術も全く研究されていないわけではないが、

当面、つかえそうなものはないので、個人で情報を利用する。

たとえばエリア豪雨などの降る範囲、時間はかなり正確に分かるし、スマートホンでも

気象衛星の映像や、降雨状況を知ることが容易になっているのだから、豪雨が迫っていることが

明らかなら、少し移動時間をずらすとか、窪地を避けるなど、個人での対応が肝要である。

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2014.08.26

「被災者にマンション無償貸し出し」←章栄不動産は立派ですが、本来、国がいち早くやることです。

◆記事:被災者にマンション無償貸し出し(NHK 8月26日 14時37分)

広島市の土砂災害で自宅に住めなくなった人に、不動産会社が賃貸マンションを無償で貸し出すことになり、

空き部屋にテレビや冷蔵庫などが運び込まれました。

広島市の安佐北区と安佐南区では、土砂災害で多くの住宅が被害を受け、1500人余りが避難所での生活を余儀なくされています。

これを受けて、広島市の不動産会社が安佐南区を中心におよそ100世帯分の賃貸マンションを3か月間無償で貸し出すことになりました。

安佐南区中須のマンションでは、26日、空き部屋に不動産会社が用意したテレビや冷蔵庫などが運び込まれました。

不動産会社によりますと、家賃だけでなく、敷金や礼金も無償にするほか、光熱費の負担も免除するということです。

「章栄不動産」の高橋若衛法務部長は、「緊急の避難場所として住んでもらい、次の住居を探していただきたい」と話していました。

広島市によりますと、こうした民間の支援の動きが広がっていて、24日までに、マンションや戸建ての住宅など

このほか81世帯分が無償や安い価格で提供されることが決まっているということです。


◆コメント:2つ言いたい。1.日本人の褒め下手。2.被災者対策のノウハウが蓄積されない。

1つめ。

何度も書いています。日本人は何か不祥事をやらかしたり、とにかく何か「悪いこと」をした人や会社を叩くのは大好きですが、

この「100世帯分の賃貸マンションを3ヶ月無償で貸し出すことを決めた」広島県の

章栄不動産は、良いことをしたのですから、もっと大々的に、NHKと言えども記事の冒頭に固有名詞を掲げて賞賛するべきです。

私はこのニュースをTwitterでとっくにツイートしましたが、だれもRT(リツイート)しません。

日本人は誰かを非難したり、叩いたり、いじめるのは大好きですが、

善いことをした人や会社や団体を「褒める」ということを本当にしません。悪い癖です。

あたかも人を褒めたり、人に感謝すると「損をする」とおもっているかのようで、人間的に矮小にみえます。


2つ目。

被災者は住居を失ったのであり、その状況をもたらしたのが地震でも大雨でも、

現在の被災者の困っている状況、それ自体は同じで、国なり地方自治体なり公の機関のすべきことは

あきらかです。

民間の善意に甘えていないで、国が不動産会社から賃貸なり分譲マンションなり何なり、

住むところを借りるなり、買うなり、税金を使っていいから、早く被災者に提供するべきです。

避難所生活にはプライバシーがない、とか、いくら雨風が凌げても堅い、体育館などの床に何日も寝ていたら、

疲れるばかり、とかそういう状況が生じること。また、その状況がもたらす問題に関して、

直近では、東日本大震災で、日本人は散々、見たのです。


311の後には、あまりのストレスに、心室細動などの致死性不整脈や、ストレスにより胸部の動脈が裂けて失血死したり、

ストレスからくる高血圧で脳出血を起こしたりして亡くなる、など「震災関連死」が非常に多く、

福島県に限っていえば、直接死者数を震災関連死が上回った、と2013年12月17日福島県のまとめで分かりました。

前述のとおり、今回は大雨と土砂崩れであって、地震ではありませんが、そのストレスは

地震であろうが土石流であろうが、ものすごいレベルであろうことは容易に想像できる、と思いますが、

少なくとも国(政府)の動きを見ていると、僅か3年前の大災害から何も学んでいないようです。

ノウハウが蓄積されていません。あの時はたまたま、民主党政権であり、自民党は野党として、

政府・民主党の「対応の遅さ」を仕切りに国会で批判していた、と記憶していますが、自分達が政権を取り返したら

どうするか。全然考えていなかったようです。確か安倍首相は「日本を取り戻す」とか、舌足らずな日本語で

訴えていましたが、こんなことで、それができるのでしょうか。

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2014.08.22

日本人が薄情になっている気がします。広島土砂災害のニュースを避ける人たち。

◆記事:土砂災害で死亡 兄弟の葬儀が営まれる(NHK 8月22日 16時51分)

広島市の土砂災害で亡くなった11歳と2歳の兄弟の葬儀が22日、広島市で営まれ、

参列したおよそ400人が最後の別れを惜しみました。

広島市安佐南区山本の平野遥大くん(11)と弟の都翔ちゃん(2)は20日、

自宅で、崩れた裏山の土砂に巻き込まれて亡くなりました。

2人の葬儀は22日、広島市安佐南区で営まれ、遥大くんの小学校の友達や保護者、

それに地域の人たちなどおよそ400人が最後の別れを惜しみました。

参列した人たちは、ひつぎを前に2人の名前を呼びながら「ありがとう」などと声をかけていました。

そして、遺影とともにひつぎを乗せた車が出ると、遥大くんが所属していたサッカークラブの子どもたちが

「都翔のシュートに大きな拍手」「遥大のシュートに大きな拍手」と掛け声をかけながら手をたたいて見送りました。

この掛け声はサッカーの試合でゴールを決めた選手に送られるもので

、一生懸命練習に取り組んできた遥大くんとの別れの時に呼びかけようと葬儀の前に決めていたということです。

母親の友人で参列した千葉市の37歳の女性は、「ことしも海水浴に一緒に行こうねと約束していたのに

今でも現実として受け止められません。優しいいい子たちでした。本当に残念です」と話していました。


◆コメント:この世の全ての悲しみに寄り添うことはできない、としても・・・。

話が大袈裟になりますが、全世界的な規模で考えれば毎分、毎秒世界の何処かで、誰かは亡くなっていて、

その1人1人の死を嘆いていたら、人間何もできませんけれども、比較的身近な同国、日本で起きた、

このあまりにも残酷な、気の毒な人々に対して世の中の関心が薄いことを腹立たしく思います。


これは私の主観というか、思い込みかもしれませんが、私の子どもの頃には、このようなニュースを見たり、

読んだりしたときに、もちろん、全然知らない赤の他人に起きた出来事ですけれども、

涙ぐむ大人やお年寄りが、大勢いました。


ところが今の世の中。自分さえ安全で、毎日が楽しければ、他人がどうでもいいのでしょうか。

私は、会社で世の中の情報をまとめて、社員にメールにして配信する仕事をしてますが、

20日に起きた広島の土砂災害のあと、あまりにも無関心でヘラヘラしている人ばかりです。

リアルな世界のみならず、Twitterを眺めていても、故意に趣味の世界に没頭したり、

辛い出来事で心を動かしたくない、というような、敢えていいますが「薄情さ」が気になります。

子供を送る親ほど辛い立場、というのはこの世に、他にありません。このニュースの音声を聞いて下さい。

生き埋めになった、11歳と2歳の名前を呼び、

絶対、死ぬな。

という、お母さんが叫んだ願いは、むごいことに、叶いませんでした。






暴論ですが、たとえテレビの画面を通してであっても、この光景に

胸が張り裂けそうな、悲しみを感じなければ、人間ではない、と私は思います。


冒頭に書いたとおり、世の中の全ての悲しみを、その当事者と同じように感じていたら、

人間なにもできませんけれども、このような悲惨な出来事が起きた直後、心情的に「喪に服する」

というぐらいの心遣いをするべきだ、と思います。


具体的には、いい大人は、おとなしくする。はしゃぐな、といいたいです。

殆どの世の人々は、こういう出来事が起きても、いつもと同じように自分の仕事に没頭していれば、

何も気にしなくて良い。職場の仲間と軽口をたたいてゲラゲラ笑っていて良い、と思って入るようすですが、

私に言わせれば、それは想像力がなさすぎる。他人の不幸に対する想像力の欠如を「薄情」というのです。


話が飛躍しますが、日本の首相が日本を戦争が出来る国にしようとしているのに、

のほほんとしている日本人が多いのは、

もし戦争で子供が戦地に送られたら、このお母さんのように、

多分、自分が死んだ方がマシだった、と思うぐらい辛い思いをする親が大勢、出る。

そこに思いが至らないからです。

人を思いやるとか、優しさ、とは他人様(ひとさま)の悲しみを感じられる

「想像力」ですが、今の日本人には、それが欠けている人が多い、と思います。

それが、私が「日本人が薄情になっている」と感じる理由です。

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2014.08.18

公的自殺制度の提案。

◆誰もが長生きしたいと、思ってるわけじゃない。

どうも世の中の人々というか、世論は、

全ての人が出来るだけ健康に近い状態のまま、呆けずに長生きしたいと思っている。

という大前提に立っているようですが、そんなことはない、と思います。

食べたい、飲みたい、吸いたいものを我慢して、つまりストレスを抱えて無理に長生きして楽しいでしょうか?

好き放題食べたり飲んだり吸ったり、好きな事をして、結果「ガン」「糖尿」「心臓おかしい」「腎臓壊れて透析」

「肝硬変で、移植しか助かる道がない」になったら、さっさと死ねるようにしたら、数少ない若者が年寄りの年金を

負担しなければならない世の中ではなくなる。介護とかケアなんて甘いこといってますけど、

ボケ老人の世話なんて、地獄以外のなにものでもありませんから、それもしなくて済む。

公的健康保険財政は、どうせ治らない患者やダラダラと薬を飲む年寄りの費用を国庫が負担しなくてよくなるから、

若い人の医療費自己負担分はさがることでしょう。


これに似た「尊厳死」というのがあって、「自分が呆けたら楽に死なせて欲しい」というのがありますが、

これは、いくらでも犯罪に悪用できます。

本人が呆けたら殺してくれと言ってました(書類など偽造できます)。呆けたから殺しました

って、保険をかけといて、年寄りを殺す奴が増えるのは目に見えてます。本人が呆けてからでは、

「人生をおわりにしたい」という意思が本当かどうかわかりません。

私などまだ、生命に関わる深刻な病気などありませんが、この世に未練などありません。

生きていても全く、何も楽しくない。もちろん楽しい人は生きればいいですが、

人間、そもそも生まれてくるときだって、頼んだわけじゃないですから、

親が勝手に我々を作ったが為に、現世でこんな人生などという地獄を経験しなければならないのですから、

死ぬ時期ぐらい、自分に決めさせて欲しいと思います。

自殺といっても、鉄道に飛び込みとか、マンションで首吊りとか、周囲に迷惑ですから、

意識がはっきりした上で署名捺印で、何月何日に死にます。後はよろしく、という制度を作れば、

世の中、すっきりすると思います。

注射でもガスでも楽に死ねる方法はいくらでもあるはずです。

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2014.08.11

「米大統領:イラク空爆を承認-人道的支援で物資投下開始」←そもそも、イラクが今のように混乱したのはアメリカの所為です。

◆記事:米大統領:イラク空爆を承認-人道的支援で物資投下開始(ブルームバーグ)(2014/08/08 12:27)

オバマ米大統領は7日、イラクのイスラム過激派に対する空爆を承認した。

イラクに駐在する米当局者の安全が脅かされた場合に空爆は実行される。

大統領はまた、過激派に包囲され「ジェノサイド(大量虐殺)」の恐れがある民間人への食料と飲料の投下のために

米軍機を派遣したとホワイトハウスでの演説で発表した。

同大統領は武装組織「イスラム国」がクルド人自治区の主要都市であるアルビルに侵攻すれば、

過激派を攻撃すると述べた。アルビルには米国の外交当局者が駐在している。

米軍機はこの日、シリア国境近くのイラク北部シンジャル近郊で、過激派に脅かされている市民に対して、

食料や飲料を投下した。米軍機は全て無事に同空域を離れた。

過激派のシンジャル侵攻により、少数派のヤジディ教徒約5万人が山間部へと逃れた。

その半数が子供だ。武装集団はキリスト教徒もターゲットにしているとオバマ大統領は語った。

オバマ大統領は過激派が「ヤジディ教徒全体の組織な殺害を求めており、これは大量虐殺になろう」と発言。

「米国は見て見ぬふりはできない」と述べた。またイラクへの地上軍派遣は計画していないと説明した。

同大統領は「わが国の軍隊の力を再び借りるよう求める声に対し、私は慎重に抵抗してきた」と指摘した上で、

しかし米国市民の生命が脅かされれば、われわれは行動する」と述べた。

米当局者が匿名で記者団に明らかにしたところによれば、山間部の包囲網を破る必要が生じた場合も空爆が承認される見込み。

またオバマ大統領の演説後、別の当局者は匿名を条件に電話インタビューで、これまでに空爆は行われていないと語った。


◆コメント:盗人猛々しいとはこのことです。

アメリカに関しては、呆れてものが言えない、ということが多すぎますが、またか?という気持ちです。

イラクが現在のような内戦状態、混沌として収拾が付かなくなった理由を新聞などで学者先生が

「スンニー派とシーア派」などとカビの生えたような話をしてお茶を濁そうとしてますが、正しくない。


イラクが現在のように収拾が付かない状況になったのは、アメリカが2003年に一方的に仕掛けたイラク戦争が原因です。

あの頃、大統領は、ブッシュ・ジュニア、つまり「アホ・ブッシュ」でした。

とにかく開戦の理由が無茶苦茶でした。元来、国連憲章を読むとわかりますが、国際法も

日本国憲法と同じで原則的には、「戦争放棄」なのです。「武力による国際紛争の解決は排除せよ」と書いてある。

第7章「平和への脅威」で他国に襲われた場合は、国連平和維持軍か多国籍軍が助けにいくまで、自衛権を発動していい、

とそれが唯一の例外です。


アメリカが2003年3月にイラク戦争を始めたのは、

イラクが大量破壊兵器を保有している確証を得ている。

この大量破壊兵器がアルカイダなど、テロリストの手に渡れば、アメリカは、

明日にでも2001年9月11日のような攻撃を受ける「かもしれない」からその前に叩き潰すのだ

という「口実」でした。

繰り返しますが、どのような国際法もそのような理由で自国を攻撃していない他国に先制攻撃を仕掛けて良いと定めていません。

アメリカは本当はイラクの油田が欲しかっただけなのに、無理矢理、因縁をつけてイラクに攻め込んだ。

ヤクザが因縁をつけているのと同じです。

それまで独裁者サダム・フセインは悪者ということになっていましたが、

今にして考えれば、サダム・フセイン統治下のイラクでこのような血で血を洗うような内戦は起きなかった。

今日のように毎日、無辜の女子供が殺されることも無かったのです。


どのような国も、一見、ひどそうでも外力で無理矢理変えようとすると、このようなことになります。

私は大学生の頃に国際法の教授が、
どのような民族・国家であれ、現在の状況が出来るまでには歴史的必然がある。それを他国が無理に変えたら必ず問題が起きる。

と、講義でおっしゃったのを大変印象深く覚えていますが、その当時はもちろんイラク戦争など予想だにしませんでした。

しかし、アメリカがしたことはまさに、私の国際法の教授がおっしゃった、「してはいけないこと」そのものです。

無理に他国の統治体制を壊すから、このような混乱が続くのです。

因みに、前述のとおり、仮に、アメリカがイラクの大量破壊兵器保有の確証を持っていたとしても、

イラクへの武力攻撃は正当化されませんが、ひどい話なので書きそえます。

イラク戦争が始まったのが2003年3月20日ですが、7月9日の上院軍事委員会で当時のラムズフェルド米国防長官は、
イラクの大量破壊兵器について「決定的な新証拠が見つかったから行動(開戦)したのではない」と証言した

のです。このころは、タグとか知らないので読み難くて恐縮ですが、11年前、私は日記に記録してます。
2003年07月11日(金) 「決定的証拠ないまま開戦 イラク戦争、米国防長官が証言」ふざけんじゃねえぞ、この野郎。

ですから、今のオバマの正義漢ぶった言葉を読むと反吐を吐きそうになります。

アメリカというのは、他の民族・国家、集団を簡単にテロリスト呼ばわりしますが、実は、

アメリカ合衆国自体が、世界で最も凶悪なテロリストであることを、認識するべきです。

アメリカ自身も、世界も、です。

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2014.08.10

【不定期ながらお馴染み】怒濤のカッチーニ。

◆色々と世の中が大変なときですが

夏目漱石が「草枕」の冒頭に書いているように、兎角に人の世は棲みにくいのですが、

棲みにくい世の中でも、束の間でも棲み易くするが故に、あらゆる芸術の士は偉大である、と。

本当ですね。他の人間の営みは政治でも経済でも誰かの何らかの欲の引っ張り合いになりますから

どうしても醜い。音楽家の世界とて、そういうことがあるのは知っていますが、

少なくとも、何百年も生き残っている「音楽」そのもの。「美しさ」そのものは

変わりません。作曲家が命を削って書いた音楽を、演奏家が何十年もかけて磨きあげた技術で演奏する。

そこには「美」そのもの、が見えます。


◆世の中では、最近、珍しい曲をプログラムに載せるのが流行りですが。

まあ、これは周期的に、こういう時期が来るのですね。

ベートーヴェン、ブラームス、マーラー、とか、一応の有名曲全部演奏しちゃうと、

珍曲探し、みたいの。中には名曲もありますが、無名のまま埋もれていただけあってつまらん曲もあります。

私が、ここに音楽載せはじめたのは、今までクラシックなんて、という人にも聞いて頂きたかったからで、

実際、手前味噌になりますが、弊ブログを読んで

いままで、ロックだったが、バッハを聴き始めた

とかですね。
これがきっかけでピアノ(ヴァイオリン)を習い始めた。

という、嬉しいメールを頂戴したこともあります。また、
今まで協奏曲といえばピアノとヴァイオリンしか、知らなかった。トランペット協奏曲など初めて聴いた。

というコメントも頂戴し、大変嬉しいですね。

素人の知ったかぶりでして、それをプロもご覧になっているようで、汗顔の至りなのですが・・。


◆8月10日は誕生日でして、メンドクサイことを書くより過去、好評だった「カッチーニ」にします。

1960年8月10日生まれですので、54歳になります。42歳になる年にこの日記のもと、

ウェブ日記エンピツで書き始めて12年です。所感を書こうか、と思いましたが、

最近の世の中は憂鬱なことばかりで、なんだか愚痴になりそうですので、音楽にします。

手抜きで、済みません。

「カッチーニのアヴェマリア」はカッチーニの作ではないらしいとのことですが、

そう言う厳密なことはどうでもよく、あくまでも「カッチーニのアヴェマリア」であることにします。

あまりにも美しいので色々な演奏家が取り上げています。過去に何度も取り上げたのですが、

また久しぶりにお聴き下さい。

前回と逆の順番にします。


◆森麻季(ソプラノ):カッチーニ アヴェマリア





私が「日本音楽史上最も優れた声楽家」と今でも信じて疑わない、森麻季さんです。

アヴェ・マリアから。

この方は、コロラトゥーラの超絶技巧もさらりとこなすほど勉強されてますが、

まず、声が上品で良く通り、フレージングやアーティキュレーションに「音楽的教養」を感じます。

実に美しい。


◆池松宏 (コントラバス):カッチーニ  アヴェ・マリア






声楽のソプラノからいきなりコントラバス。池松さんはかつてN響でした。

今はニュージーランドで首席奏者ですね。アルバム「5つのアヴェマリア」に収録されてます。低音の独特な落ち着きを感じます。


◆藤森亮一(チェロ):カッチーニ:アヴェ・マリア






N響、首席チェロ奏者の藤森さんです。まだ音大在学中に毎コンで優勝してそのままN響の正規団員になったほど

上手い人です。彼が入団祝いというか、最初にN響と弾いたハイドンのチェロ協奏曲第2番ニ長調を良く覚えてます。

アルバム「ラルゴ チェロ小品集II」に収録されています。


◆川畠成道:カッチーニ アヴェ・マリア





もうベテランの川畠さんですが、彼が毎コンを受けたときのドキュメンタリー番組(NHK)で

テレビを通してなのに、あまりにも美しいヴァイオリンの音がビンビン聞こえてきたのを良く覚えています。

素晴らしい音ですが、敢えて抑え気味に弾く上品さが、さすがは、英国王立音楽院在学中に同学創立から175年の歴史の中で

二人目、というスペシャル・アーティスト・ステータスという「称号」を授与されたヴァイオリニストです。


◆神田めぐみ(トロンボーン):カッチーニ アヴェ・マリア





ミルウォーキー交響楽団、首席トロンボーン奏者の神田さん。

音が素晴らしいですね。カッチーニのアヴェマリアはどの楽器で演奏してもいいですが、

このトロンボーンの音域が妙に見事にハマるような気がします。

アルバム「グロリア」に収録されています。


◆ガボール・ボルドツキ(トランペット):カッチーニ アヴェ・マリア





ハンガリーのトランペット奏者です。ハンガリーは何故かトランペットが上手い人が多いのでしょうか。

今、ベルリン・フィル首席トランペットは2人いますが、その二人もハンガリー人です。

それはさておき、金管でトランペット。こういうのは高音を緊張させない。柔らかい音でだせるか、

というのが1つの「上手さの目安」です。この人は上手いと思います。

グローリア~オルガンとトランペットに収録されています。


◆池田昭子(コール・アングレ):カッチーニ: アヴェ・マリア





N響オーボエ、コーラングレ(イングリッシュホルン)奏者のいけしょうさんこと池田昭子さんです。

「いけしょうさん」とテレビで最初に言ったのは、池辺先生がN響アワーで、らしいですね。

それはともかく、他にもソロ・アルバムを出しておられますが、いずれも見事です。

カッチーニに敢えてやや地味な、コール・アングレ(イングリッシュ・ホルン)を選ぶ、という「解釈」が興味深いです。

アルバム、アヴェ・マリア~オーボエ作品集に収録されています。


◆宮本文昭(オーボエ)・笑里(ヴァイオリン):カッチーニ アヴェ・マリア





宮本文昭さんがまだ引退する前、宮本笑里さんのデビューアルバムでの共演ですね。

このアルバム、smileの中で笑里さんの一番良い演奏家もしれません。

録音(マイクのセッティング)も違うとおもうのですが、笑里さんが、お父様のオーボエの演奏に触発されていることが

わかります。「このカッチーニが一番好き」という方が、割と多いです。


以上、やっつけ仕事で恐縮です。

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2014.08.03

「<高1同級生殺害>父親への暴力で別居 代理人が説明」←この少女は「治療」不可能です。

◆記事:<高1同級生殺害>父親への暴力で別居 代理人が説明(毎日新聞 8月3日(日)19時33分配信)

長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、少女(16)が殺人容疑で逮捕されて1週間となった3日、

少女の父親の代理人弁護士が報道陣の取材に応じた。

代理人は少女が今年4月から1人暮らしを始めたきっかけが、少女による父親への暴力だったと説明した。

代理人によると、父親は50代。少女は今年3月、寝ていた父親の頭部を金属バットで殴り、負傷させた。

この後、少女は二つの精神科にかかり、医師が「同じ屋根の下で寝ていると(父の)命の危険がある」と助言したという。

父親の再婚は少女が1人暮らしを始めた後の5月で、

少女は実家で新しい母親と料理を作ったり、ピアノを演奏したりしたこともあったという。

代理人は「父親は再婚した妻と共に、医師、カウンセラーなどの指導に基づく対処をしてきた」と述べた。

関係者によると、少女を診察した精神科医は事件前の6月、県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に

「人を殺しかねない」という趣旨の相談をした。

センターの助言を受け、7月に少女の入院や警察への相談について、両親と協議していたという。

また、少女が小学校6年生の時、同級生の給食に洗剤などを薄めた液を混入させた件で、

当時市教委がスクールカウンセラーを学校に派遣し、カウンセラーが少女の両親に

継続的なカウンセリングを勧めていたことが関係者への取材で分かった。

父親は「子供のいたずらだから」と拒んだという。


◆コメント:「病気」なら「治療」できますが、この少女は「人格」に問題があります。

この女子高校生が、「仲が良かった」友人と一緒に出かけた後、殺害して死体を切断したり、

猟奇的な事件として、世の好奇心を煽っておりますが、いくら考えてもこの子の行動の「理由」は多分分からないと

推察します。

「人を殺してみたかった」という言葉を口にした犯罪者は過去にも例がありますが、今回は

特にそれが、16歳の少女によるものであることで、俄然、世間が無責任な好奇の目を向けて、

いろいろ、原因をこじつけようとしていますが、無駄だと思います。

生育環境が正確を歪ませたとか、精神状態を異常にしたとかいう、ありふれた想像は、

この少女が小学生の頃から、学校給食にベンジンなど有害物質を混入していたとか、

小動物を殺していたとかいう、常軌を逸した行動様式からみて、当てはまらない。


昨年10月に母親が死んで、いくら父親が、早くも再婚しようとしていたからといって、

金属バットで、寝ていた父親の頭部を殴り負傷させたというのは、「殺人の未必の故意」があった訳です。

普通はそこまでエスカレートしません。

精神科医が、この少女を観察して治療の余地があると判断したならば、精神科に入院させたはずであり、

児童相談所に、

「人を殺しかねない」という趣旨の相談をした。

のは、多分、この精神科医は、この少女の行動が、精神の病気が原因とみなしていなかった。

つまり、生来の人格。この16歳の処女の「人」と「成り」がおかしい。敢えて言えば、

「人格に障害がある」と考えていたことを示唆しています。

即ち、生来、異常な人間。人間として出来損ない。危険な凶器のような生物です。

現行法では、未成年ですし、実際の殺人も被害者が一人ですから、現実問題としては死刑は無理なのですが、

この少女は、気の毒ですが、どうしようもない。つまり、放っておけば、危険なだけで、

多分一生治らない。そういう「人格」なのですから。

ひどいことをいうようですが、本当は殺した方が良いです。

そうしないと周囲の人達の命がずっと危険に晒される、と思います。

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2014.08.02

「国際化学五輪で高3が金=日本代表、銀2銅1も」←「科学五輪」続報です。

◆記事:国際化学五輪で高3が金=日本代表、銀2銅1も(時事通信 7月29日(火)11時31分配信)

文部科学省は29日、ベトナムで開かれた国際化学オリンピックに日本代表の高校生4人が参加し、

白陵高(兵庫)3年福永隼也さん(17)が金メダルを獲得したと発表した。

同3年正田浩一朗さん(17)と筑波大付属駒場高(東京)3年森田峻平さん(17)は銀メダル、

豊島岡女子学園高(東京)3年林杏果さん(17)は銅メダルを得た。

福永さんと正田さんは昨年の同五輪で銀メダルを獲得しており、2年連続の快挙。


◆コメント:何故「良いこと」を「小さく」報じるのか。

先日、科学五輪について書きました。

2014.07.20 「科学五輪、日本の高校生がメダルラッシュ」←数学、生物学、情報、物理が終わりました。

そこにも書きましたし、毎年同じことを書きますが、

「良いことを小さく取り上げる」のはよくありません。

日本のメディアや世論は、「最近の若者の基礎学力の低下が目に余る」とか色々いいますし、

スポーツでは「メダル」が大好きなくせに、毎年、このように科学五輪で日本の若者が

「金メダル」を獲っていることなど、知りません。ひじょうに僭越な物言いですが、日本広しといえど、

教育関係者や、科学五輪の出場者の身内以外で毎年この結果を意識して、しかも文章にしているのは、

私だけではないか、と思います。

中には非常に驚き、
こんな催しがあるとは知らなかった。もっと(JIROは)、このことを大々的に喧伝すべきだ。

という趣旨のコメントを頂戴したことがありますが、そう思うのならば、ご自分がブログを開設して記事にして

更に広めれば良いと思います。そうはしないで、私に「やれ」と。


私は、言われなくてもこのように書きますけど、本当はこんな一般人のブログでは、世の中に、このニュースは広まらないのですから、

本当は、マス・メディアがもっと大きく取り上げるべきです。

女子校生による「友人死体解体」殺人事件ばかり大きく取り上げたり、

悪い話ばかりを大きく取り上げるから、世の中では悪いことしか、おきていないような錯覚におちいりますが、

実際には、良いことも起きている筈です。


ただ、認識するべきなのは、マス・メディアがどうして他人の「不幸」ばかりを大きく取り上げるか?というと

その方が数字がとれるからです。テレビなら視聴率。新聞や週刊誌なら、部数でしょう。

そして、何故彼らがそうするかというと、情報の受け手、すなわち我々が「他人の不幸」により興味を持つからだと思います。

他人の幸福は妬ましく、他人の不幸は密の味、という邪悪な人間の本性、心の反映なのでしょう。

残念ながら。

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