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2014.08.30

NHKスペシャル「地球大変動の衝撃 第1集 異常気象 "暴走"する大気と海の大循環」の私的まとめ。

◆NHKスペシャルを見たのを、私がまとめているだけです。

この記事は、NHKスペシャル、2014年8月30日(土)放送

巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃 第1集 異常気象 "暴走"する大気と海の大循環

を私が見て、ノートに書いていたら間に合わないので、見ながら自分の言葉でICレコーダーに音声で、

自分の言葉でまとめたものをさらに整理して文字にしたものですので、聞き間違い、聞き落とし、

などがあるかもしれません。「私的メモ」ですので、正確性に関しては、保証できません。

悪しからず。


◆異常気象の原因は、偏西風の蛇行の固定化である。

今世紀に入ってからの異常気象は、誰でも体感的に或いは情報としては皆知っています。

原因をよく「偏西風の蛇行」という言い方をしますが、蛇行自体は、以前から存在している。

問題は、従来は蛇行しながら、その蛇行が西から東に移動しているのが普通だったのに、

偏西風の蛇行が「固定化」されてしまった。

偏西風がたとえば、南に曲がっている場合、その北側に寒気がもたらされる。

偏西風が北に曲がっている(山を作っている)場合は南から湿気を含んだ暖気が流れ込む。

今まではしかし、偏西風の蛇行位置が常に移動していたから、適当に寒くなったり暖かくなったりしたのであるが、

偏西風の蛇行が固定化されてしまった。


◆偏西風の蛇行が固定化されると、同じ気候が続き、極端化する。

前述のとおり、本来偏西風は蛇行しているが、その蛇行自体が全体として移動している間はいいが、

蛇行が固定化されてしまったが故に、ずっと寒気が北極圏から降りてきて、今までに経験したことのない

大雪をもたらしたり、逆に偏西風が北にカーブしたまま、の南側では以上に高温が続き大干ばつになったりする。


◆偏西風の蛇行が固定化したのは、インドネシア付近の海水温の上昇である。

世界の海の中でも熱帯、とくにインドネシア周辺の海温が従来から最も高いが、

今年は、それがさらに平年よりも0.5度から1度高い。ヤカンにいれた水の温度を0.5度上げるだけでも

そうとうな熱量を必要とする。まして、熱帯・インドネシアの海水全体の温度が0.5度から1度上がるということは

大変な熱量である。

熱い海水が水蒸気となり、上空に達し、液体に戻るときに「凝結熱」を発する。

インドネシアの海水温が高いが故に、上空で発散される「凝結熱」の量が普段よりも増える。

地球の大気は全体として、なるべく変化を小さくしようとするので、インドネシアの上空の空気が

異常に高いが故に、偏西風の寒気をもたらす部分が、

ここを冷やそうとし、その結果偏西風の蛇行が固定化したのである。


◆21世紀に入り気温・海水温の上昇がとまる「大停滞」(Hiatus=ハイエイタス)が起きているが深海温は上がっている。

地球温暖化と言われているが、この10年ほど、世界の平均気温、海面の水温は殆ど上昇していない。

これを「ハイエイタス」(hiatus=「停滞」)というが、世界中の気象学者がこの現象に注目した。

その結果、地球が受ける余分のエネルギーは、深海の海水温の上昇をもたらしていることが分かった。

深海の水温の変化だから、地上では分からない。しかし、ハイエイタスは長くは続かず、近い将来

再び、地表の気温、海面の水温上昇が起きると考えられる。ハイエイタスは、周期的に繰り返されることは

過去の経験(研究?)から明らかである。


◆ハイエイタス(大停滞)の後はこれまで以上に急激な気温・海水温の上昇が予想される。

ハイエイタスは長くても10年以内にはおわり、その後、再び地球「表面」の気温、水温は上昇する。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、世界の平均気温は最大で4.8℃、上昇すると予想する。

日本近海の海水温は今世紀末までに2度から3度、世界で最も速いペースで上昇すると考えられている。

今世紀後半、海面水温が今よりも2度以上高くなると、どれほどの豪雨をもたらすのか、過去の気象現象を元に学者がシミュレーションした。

その結果、200ミリ以上の豪雨が降る範囲、面積が5割増加する。全体の雨量は3割増加する。

今までの記録を更新する「かつて経験したことのない雨」が降る可能性は日本のどこの地域にも存在する。


更に警戒すべきは「土砂災害」である。

専門家は将来、先日の広島とはタイプの違う土砂災害が起きる可能性を指摘する。

京都大学防災研究所の千木良(ちぎら)雅弘教授は、山が地下深くから岩盤ごと崩れる

「深層崩壊」という現象を研究している。

深層崩壊は数日間に亘って大雨が降った時に発生する。地下深くに染みこんだ水が岩盤ごと、

山全体が一挙にくずれる。2009年に台湾では、6日間に3000ミリの雨が降り、深層崩壊が発生した。

山の斜面が約800メートルにわたってくずれ、大量の土砂が押し寄せ、たった92秒間で1つの村が丸ごと消え、

400人以上の人命を奪った。


日本でも2000ミリの雨が数日、降り続くと、山が幅500メートル以上、全体として崩れ、それによる土砂は

3階建ての建物すら越えていく。数キロにわたって甚大な被害が発生する可能性がある。


◆海水温の上昇により巨大積乱雲(スーパー・セル)が発生し、竜巻が発生する可能性が高まる。

海水温の上昇によって懸念されるのは雨だけではなく、竜巻の発生が増えることである。

一昨年、茨城県つくば市を襲った竜巻。被害は幅500メートル、長さ17キロ。1,000棟を超える建物が壊れた。

今後、竜巻の発生頻度が増える可能性が危惧される。懸念されるのは、直径が10キロ以上の巨大積乱雲(スーパー・セル)の出現である。

大量の蒸気と上昇気流によって巨大積乱雲、弾いては強力な竜巻を発生させる。

つくば市を襲った竜巻もスーパー・セルから発生していた。

水蒸気量が増える今世紀後半には、スーパー・セルが発生する確率は全国で2倍から3倍に増加し、強力な竜巻が

発生しやすくなることも、気象庁のシミュレーションの結果、分かった。

関東平野では元来竜巻が発生しやすく、今後、大都市で今まで経験したことがないような巨大竜巻が発生する可能性も

否定できない。それがおきれば、重さ一トンのクルマが平気で巻き上げられ、そこら中に落下しうるのだから、

未曾有の大惨事が起きうる。


◆結論:自然現象制御出来ないが、情報の精緻化と入手の容易化を利用することができる。

地球全体の気温の上昇、海水温の情報を人間が制御することは出来ず、

極端化する気象現象を停めるという技術も全く研究されていないわけではないが、

当面、つかえそうなものはないので、個人で情報を利用する。

たとえばエリア豪雨などの降る範囲、時間はかなり正確に分かるし、スマートホンでも

気象衛星の映像や、降雨状況を知ることが容易になっているのだから、豪雨が迫っていることが

明らかなら、少し移動時間をずらすとか、窪地を避けるなど、個人での対応が肝要である。

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