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2014.08.22

日本人が薄情になっている気がします。広島土砂災害のニュースを避ける人たち。

◆記事:土砂災害で死亡 兄弟の葬儀が営まれる(NHK 8月22日 16時51分)

広島市の土砂災害で亡くなった11歳と2歳の兄弟の葬儀が22日、広島市で営まれ、

参列したおよそ400人が最後の別れを惜しみました。

広島市安佐南区山本の平野遥大くん(11)と弟の都翔ちゃん(2)は20日、

自宅で、崩れた裏山の土砂に巻き込まれて亡くなりました。

2人の葬儀は22日、広島市安佐南区で営まれ、遥大くんの小学校の友達や保護者、

それに地域の人たちなどおよそ400人が最後の別れを惜しみました。

参列した人たちは、ひつぎを前に2人の名前を呼びながら「ありがとう」などと声をかけていました。

そして、遺影とともにひつぎを乗せた車が出ると、遥大くんが所属していたサッカークラブの子どもたちが

「都翔のシュートに大きな拍手」「遥大のシュートに大きな拍手」と掛け声をかけながら手をたたいて見送りました。

この掛け声はサッカーの試合でゴールを決めた選手に送られるもので

、一生懸命練習に取り組んできた遥大くんとの別れの時に呼びかけようと葬儀の前に決めていたということです。

母親の友人で参列した千葉市の37歳の女性は、「ことしも海水浴に一緒に行こうねと約束していたのに

今でも現実として受け止められません。優しいいい子たちでした。本当に残念です」と話していました。


◆コメント:この世の全ての悲しみに寄り添うことはできない、としても・・・。

話が大袈裟になりますが、全世界的な規模で考えれば毎分、毎秒世界の何処かで、誰かは亡くなっていて、

その1人1人の死を嘆いていたら、人間何もできませんけれども、比較的身近な同国、日本で起きた、

このあまりにも残酷な、気の毒な人々に対して世の中の関心が薄いことを腹立たしく思います。


これは私の主観というか、思い込みかもしれませんが、私の子どもの頃には、このようなニュースを見たり、

読んだりしたときに、もちろん、全然知らない赤の他人に起きた出来事ですけれども、

涙ぐむ大人やお年寄りが、大勢いました。


ところが今の世の中。自分さえ安全で、毎日が楽しければ、他人がどうでもいいのでしょうか。

私は、会社で世の中の情報をまとめて、社員にメールにして配信する仕事をしてますが、

20日に起きた広島の土砂災害のあと、あまりにも無関心でヘラヘラしている人ばかりです。

リアルな世界のみならず、Twitterを眺めていても、故意に趣味の世界に没頭したり、

辛い出来事で心を動かしたくない、というような、敢えていいますが「薄情さ」が気になります。

子供を送る親ほど辛い立場、というのはこの世に、他にありません。このニュースの音声を聞いて下さい。

生き埋めになった、11歳と2歳の名前を呼び、

絶対、死ぬな。

という、お母さんが叫んだ願いは、むごいことに、叶いませんでした。


兄弟の葬儀が営まれる(NHK 8月22日 16時51分)の音声。



暴論ですが、たとえテレビの画面を通してであっても、この光景に

胸が張り裂けそうな、悲しみを感じなければ、人間ではない、と私は思います。


冒頭に書いたとおり、世の中の全ての悲しみを、その当事者と同じように感じていたら、

人間なにもできませんけれども、このような悲惨な出来事が起きた直後、心情的に「喪に服する」

というぐらいの心遣いをするべきだ、と思います。


具体的には、いい大人は、おとなしくする。はしゃぐな、といいたいです。

殆どの世の人々は、こういう出来事が起きても、いつもと同じように自分の仕事に没頭していれば、

何も気にしなくて良い。職場の仲間と軽口をたたいてゲラゲラ笑っていて良い、と思って入るようすですが、

私に言わせれば、それは想像力がなさすぎる。他人の不幸に対する想像力の欠如を「薄情」というのです。


話が飛躍しますが、日本の首相が日本を戦争が出来る国にしようとしているのに、

のほほんとしている日本人が多いのは、

もし戦争で子供が戦地に送られたら、このお母さんのように、

多分、自分が死んだ方がマシだった、と思うぐらい辛い思いをする親が大勢、出る。

そこに思いが至らないからです。

人を思いやるとか、優しさ、とは他人様(ひとさま)の悲しみを感じられる

「想像力」ですが、今の日本人には、それが欠けている人が多い、と思います。

それが、私が「日本人が薄情になっている」と感じる理由です。

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