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2014年9月

2014.09.25

「原発再稼働、100%安全確保されない限り行わず=安倍首相」←ということは永久に再稼働できないはずです。

◆記事:原発再稼働、100%安全確保されない限り行わず=安倍首相(ロイター 9月24日(水)14時35分配信)

安倍晋三首相は22日、原子力発電所の再稼働について、安全が再び100パーセント確保されない限り、行わない方針を示した。

国連総会の合間に行われたワールド・リーダーズ・フォーラムで述べた。

首相は、現在日本は完全に化石燃料に依存していると指摘した上で、政府は再生可能エネルギーの早期導入を目指していると述べた。

原発に関しては、安全が確立された場合に限り、再稼働するとの考えを示した。


◆コメント:文字通りに解釈するなら、永久に原発は稼働しないということです。

原発に限らず、凡そ、「100パーセント安全な機械」なんてものはこの世にありません。

まして、原発は、自民党長期政権時代に54基も造らせてしまった有権者も迂闊でしたが、

建設する度に、時に政府は「この原発は『絶対安全』だから」を繰り返した筈です。


福島第一原発は、180キロ以上も離れた震源に由来する津波で、取り返しの付かない状態になりました。

まして、原子炉直下で大地震が起きたら、どんな強固な建造物とて、地面そのものがくずれるのですから、

「耐震構造」もへったくれもありません。絶対に壊れます。地震は日本中何処で起きても不思議はないのですから、

100パーセント安全な原発というものは存在しない。

安倍さんという人は、五輪を招致するために「汚染水は完璧にコントロールされている」というウソを

つく人ですから、全然、安全ではない原発を「100パーセント安全だ」と言い出す可能性が高いけれども、

有権者は、「原発再稼働、100%安全確保されない限り行わず」を忘れてはいけません。

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2014.09.20

【音楽】ヴァイオリン、ジェームズ・エーネス(James Ehnes)の薦め。

◆過去に何度もやりましたが・・・・。

時事問題でも音楽でも何でもそうですが、こんな一般人のブログ記事など

誰もさほど真剣に読んでいません。私は集団的自衛権を213回も書いたのに、といくら思っても。

市井の一般人のブログなど、圧倒的大多数は読まない。毎日、一番多いのが一見さんです。

自分で書くのもなんですが、弊ブログを御愛読下さっている方で、かなり前に書いたこをと

覚えて下さっているかたもおられますが、極めて例外。


ですから天下国家に関することでも音楽でも、何度も繰り返してちょうど良い。


前置きが長くなりました。

カナダのヴァイオリニストJames Enhes氏を私は最初ナクソス・ミュージック・ライブラリーで

知りましたが、素晴らしい音と、音楽観が、要するに私にぴったりの好みでした。

ピアニストやヴァイオリニストは多すぎるし、ヴァイオリニストは昔とちがって、

皆、同じような音ですから、好みをみつけることが、むしろ難しい。

このエーネス氏も、他の方が聞いたら「普通」かもしれませんが、

私は気に入りまして、何度もお薦めしてます。

一番、まとも、というかヴァイオリニストとしては逃げも隠れも出来ない、

J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ」から少しずつ選びました。

音源はSonatas & Partitas Soloist Vnです。


◆J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV 1001-1006 (エーネス)より。


バッハの無伴奏ヴァイオリンの一番最初。重音が難しそうです。ヴァイオリン試し弾きというと、

かなりのヴァイオリニストは、これを弾くような気がします。


◆無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001 アダージョ






バッハの無伴奏ヴァイオリンは、ソナタもパルティータも3番だけが長調ですが、後は短調です。

悲壮感、何か不安になるような焦燥感が、どうして、そう感じるのか、自分でも分かりませんが、好きです。

これもそう。


◆無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001 プレスト





ソナタ→パルティータでそれぞれ1番から3番、全部で6曲あるわけです。今までのは「ソナタ1番」。

次はパルティータの1番から、最後のテンポ・ディ・ボレアってんですが、最初の「何かを訴えるような」和音が、私はなぜかたまらなく好きです。


◆無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002 テンポ ディ ボレア





「ソナタ2番」から一曲だけ。終曲のアレグロ。


◆無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003 アレグロ





バッハの無伴奏ヴァイオリンは無伴奏チェロ組曲よりも重音(同時に複数の弦を弾く)が多いのですが、

私はこのような短音でひたすら旋律を弾き続けるのがすきです。

どれもとても切なくて美しい。


◆無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 ジーグ






この後、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータだけではなくて、バッハの全作品、

さらには、音楽評論家・吉田秀和さんの言葉でいうと「西洋音楽2,000年の歴史の中の最高傑作の1つ」とまだ言われる、

「シャコンヌ」という15分以上もかかる大曲がありまして、それもいいいのですが、さほどしょっちゅう聴く気にならないです。

このジーグもとても旋律が美しい。大好きです。


◆無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005 アレグロ・アッサイ


前述しましたが、ソナタとパルティータ、3曲ずつありますが、1番と2番は全部「短調」なのです。

バッハ先生、全部短調じゃ、流石に重すぎる、と思ったのか、もっと深遠な音楽観にもとづくのかしりませんが。

ソナタとパルティータ、どちらも第3番は長調で明るい。




次の「パルティータ第3番ガヴォット」が一番ポピュラーで、よく演奏されます。

しかし、弾き方によっては軽薄に聞こえます。

ジェームズエーネスは、はしゃぎすぎず、ちょうどいい。


◆無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006 ガヴォット






◆無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006 ブーレ


次が最後です。





ヴァイオリンというのは、不思議な楽器で、やはりちょっと他と違う。

人間の心をまどわす妖しい響きを醸し出すこともできるし、あの小さい楽器でこのような宇宙の広がりを感じることもある。

宇宙の広がりというか形而上学的な何かを予感されるようなのは、

やはり、大バッハ先生のお陰でしょうね。


ヴァイオリニストのバイブルでしょうね。こればかりは聞いてると、子供のころからヴァイオリン習いたかったな、

と、言っても詮無いことですが、それをつい、かんがえてしまいます。

James Ehnesさんは他にも、もちろん広いレパートリーをお持ちですが、敢えて、力量が一番分かる、バッハの無伴奏にしました。

皆様、良い週末をお過ごし下さい。


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2014.09.17

「次の国会は女性が輝くための法整備(安倍首相)」←福島の被災地を視察した後の記者会見ですよ?

◆記事:首相 「臨時国会は地方創生国会に」(NHK 9月17日 17時41分)

安倍総理大臣は福島県広野町で記者団に対し、今月29日に召集する方針の臨時国会について、

「『地方創生国会』にする意気込みで臨んでいきたい」と述べ、

「地方創生」を実現するための関連法案の早期成立を目指す考えを示しました。

この中で、安倍総理大臣は今月29日に召集する方針の臨時国会について、

「次の国会は女性が輝くための法整備、そして8月にたくさんの災害がありました。災害対策のための法整備。

さらにはこの内閣の最も重要な使命である、地域が明るく生き生きと未来に向かって進んでいけるような

地方の創生のための法案を提出したい」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は

「次の国会は『地方創生国会』にしていきたいと、その意気込みで臨んでいきたい」と述べ、

内閣の重要課題である「地方創生」を実現するための関連法案の早期成立を目指す考えを示しました。


◆コメント:こいつはバカです。自民党に投票した人、責任を感じて下さい。

安倍首相のコメントは読んで分かる通り、東京で発せられたのではなく、

東日本大震災の被災地福島県で、「福島県川内村の仮設住宅などを視察し」た後、

福島県で発せられた発言です。


東日本大震災の被災地の現状を視察に行った内閣総理大臣が、

「被災地の復興が急務である。次の国会では、これを第一に掲げたい」

とかなんとか、それでも「いまさら・・・」感は免れませんが、そういうのならまだわかりますが、

被災地で3年半も経つのに、まだ、あのプレハブの物置のような仮設住宅で生活する人々の様子を「視察し」たあと、

第一声が、

次の国会は女性が輝くための法整備、

とは、なんですか。更に続けて、
そして8月にたくさんの災害がありました。災害対策のための法整備。

8月の災害の被災地を放っておいて良い訳がありませんが、この発言の瞬間、安倍首相は3年半前の大地震の

被災地、福島にいるのですから、まず、その福島及び岩手、宮城、茨城等々(他にもありますが)の復興が

進んでいない。今まで遅すぎた。復興を今までよりも一層重視する。というのが筋です。


女性が輝くなんて、別に直ぐに輝かなくても、誰も死なないでしょう。何をいってるんですか。

2012年の衆院選で自民党に投票した人は、自民党が与党になれば、自民党総裁の安倍晋三氏が、

内閣総理大臣になることを当然承知で、意思決定をしたのでしょうし、

2013年夏の参議院選挙で、与党に過半数を与え、衆参のねじれを無くし、要するに実質的には

安倍首相の独裁政治を可能たらしめたのは、究極的には、主権者国民の責任です。

「民主党がダメだったから」、安易に自民党に投票しておいて、今更、原発反対とか、

集団的自衛権反対とか、デモ行進しているひとも同様ですが、どこまでバカなのですか。

選挙に於ける投票行動が、主たる意思表示の機会なのです。自民党に入れて、

安倍晋三氏を首相にした人、反省して下さい。

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2014.09.14

【道路交通】自転車に乗って、いままで生きている人は、ものすごく運が良いだけです。

◆信じられないほど、危ない動きをする歩行者や自転車が多くなっている気がします。

クルマを運転する方、特に東京など人が多い場所。その中でも細い路地が多いところで運転する方は、

多かれ少なかれ、歩行者や自転車にヒヤリとされられる、いや、そのレベルを通り越して、

口から心臓が飛び出るのではないか?というほど、危険な場面に遭遇したことがあると思います。


もちろん、統計的な裏付けはありません。

「信じられないほど、危ない動き」は主観的評価ですから、カウントできませんし、

事故が起きない限り、いちいち記録されませんから、実態は不明です。あくまでも私が受ける「印象」ですが、

いつ、クルマに轢かれても不思議ではない人、が大勢います。

言い方をかえると、今までクルマに轢かれ無かったのは、単なる偶然。奇跡的な好運に恵まれていたから、

ではないか、と思います


◆一時停止しない。

信じられないほど危ない動き、は全て道路交通の法律という以前、「常識」で考えれば

さけられることばかりです。

一つ目は、自転車や歩行者の「一時停止不履行」です。

全国至るところに、相対的に広い道をクルマがそこそこの、直ぐに停まれない速度で走り、

そこから路地が伸びているところがあります。この場合、広い方の道の交通に優先権があります。

自転車に乗っていて、路地から、クルマや歩道を歩行者が通る道に出る場合は、一度、完全に停止して

交差する道を自分に接近する人、自転車、クルマがいないか、確認しなければなりません。


当たり前なんですが、しない人が多いのです。住宅街の少し広い道を、時速30キロか40キロで走っていると、

100メートル以上離れているのですが、前方を、全く一時停止せずに横切る自転車をよく見かけます。


あの人は、カーブミラーも見ていないし、接近する自動車のエンジン音の有無を確認しているわけでもない。

単純に根拠も無く、「大丈夫だろう」と思って道を横切っていますが、その瞬間真横からクルマがきたら、

確実に死にます。


◆自分の周囲の交通、という意識がない。

バイクはまだしも、自転車や歩行者はバックミラーがないですから、

意識的に振り向いて後方確認しないと、自分の後から自分の進行速度よりも早い車両や軽車両が

来ているかどうか、わかりません。


自転車で道路の左端を走るのは正しいのですが、少し先で右折したいなら、一旦、止まり右に向きを変えて、

自分の右手からクルマとか自転車とか歩行者が来ていないか確認しないと、衝突されるか弾かれる可能性が大きくなる。

これほど当たり前のことを、意識できない。だから左端を走っていた、自転車がいきなり、センターライン方向に

フラフラと「進路変更」する、後からクルマで接近している私は、前に自転車がいて「危なそうな気配」を感じたら、

少し距離を置くようにしてますが、自分の事しか考えていない車も多い。実際にこれでクルマに轢かれて死ぬ人も多い。

別に道路交通法を読まなくても、自分がクルマを運転しなくても、ごく普通の想像力を使えば、すぐにわかることです。


◆自転車を放っておく、警察。

クルマはもちろん、警察が常にウォッチしてます。歩行者もクルマほどではないですが、

大きなスクランブル交差点で既に、歩行者用信号が、赤になっているのに無理矢理横断する人がいて、

その交差点の脇に交番があると

信号、赤になってますよー。

などと注意する声がスピーカーから聞こえることがありますが、

自転車には、何故か何もいいません。多分、速度が速いのでスピーカーと通じて注意を喚起する頃には、

遙か彼方に言ってしまっているからでしょう。これは、警察の怠慢です。


◆道路交通法は、軽車両(自転車)、歩行者にも適用すべし。

一時停止の標識があるところではクルマは停止線で完全に停止しなければならない、ということは、

道路交通法第43条に規定されていますが、ここには自転車などの軽車両や、歩行者に関する文言がありません。

しかし、原理的に考えてクルマ「だけ」が一時停止義務を履行しても、その他が守らなければ全体として衝突の可能性が増大することは

あまりにも明らかです。

軽車両は歩行者がクルマほど交通法規を意識しないのは、違反しても刑罰を科せられないからです。

一時停止標識や停止信号を無視した場合は、クルマのみならず、自転車だろうが歩行者だろうが、

例えば、一回一万円の罰金を刑事罰として科するべきです。

クルマで30キロ、40キロで走っていたら、いきなり一時停止を無視した自転車が飛び出したら、避けようがありません。

この責任をクルマが全て負う、という現制度には、納得できません。

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2014.09.08

【音楽】中秋の名月恒例、“Fly Me To The Moon”

◆毎年同じ時に同じことをやるのも、良いのではないか、と。

勝手にそう思っております。

開き直る訳ではありませんし、「手抜きとのお叱りを受けるかもしれませんが、世の中にあまた存在するブログでも

あまり毎年同じ日に同じ事をするという人は、いないと思います。

私のブログでは音楽関係だけでも同じようなのがあります。

モーリス・ラベルの「ボレロ」が初演された11月22日の「ボレロ記念日」、

12月5日、モーツァルトの命日に、ほぼ毎年特集を組むことが多いのです。

実は、9月1日も、「奇跡のホルン」、デニスブレインの命日なので、彼の録音を載せることが多いのですが、

今年はやらなかったので、やはり、なにか気持ち悪いのです。

ですので(理由になっていませんが)中秋の名月恒例“Fly Me To The Moon”は実行させていただきます。

中秋の名月は旧暦の8月15日ですから、私たちが使っている新暦(グレゴリオ暦)では、

毎年日付が違います。今年は38年ぶりの早さ(前回、1976年が9月8日)でした。

因みに、こういうページを見つけました。中秋の名月の日付(20世紀)中秋の名月の日付(21世紀・過去分)

これだけでは分かりませんが、日本気象協会によると、これ以上早い中秋の名月は2052年9月7日だそうです。38年後です。

それはさておき、とにかく、中秋の名月の日には、"Fly Me To The Moon "を載せることに決めています。


◆非常に多くの歌手などがカバーしている曲ですが、いつも同じになります。

Wikipediaかなんかで検索なさるとお分かりになりますが、を"Fly Me To The Moon"をカバーしている歌手は、

非常に多いのです。毎年違う人を、お聴かせしようか、と最初は思っていたのですが、

自分の好みもあり、結局毎年大体同じことになります。それはそれで安心感があります。


歌詞の原語(英語)と邦訳を引用させて頂きます。

本来序奏部(ヴァース)から歌うのでしょうが、そこを省略して、いきなり、

Fly me to the moon

と、歌い出す人も多いです。どちらも良いとおもいます。
Fly me to the moon 作詞:Bart Howard 訳詞:橘 結希
(注:ここからヴァース。)

Poets often use many words to say a simple thing.

簡単なことを伝えるために、詩人はいろいろな言葉を使う


It takes thought and time and rhyme to make a poem sing.

その詩を囁くために、思案して、時間をかけて、音を乗せる


With music and words I've been playing.

音楽と言葉を添えて、私はそうしよう


For you I have written a song

あなたのために私は歌を書いた


To be sure that you'll know what I'm saying,

私が何を言いたいのか、わかってくれると信じてる


I'll translate as I go along.
進むにつれて、解き明かしていくでしょう


(注:ヴァース(Verse)の終わり、です)


Fly me to the moon

私を月へ連れてって


Let me sing among those stars

星々の間で歌わせて


Let me see what spring is like

On Jupiter and Mars

木星や火星の春がどんな様子か私に見せて


In other words, hold my hand

つまりね・・・手をつないで


In other words, darling(baby) kiss me

つまりね・・・ねぇキスして


Fill my heart with song

歌が私の心を満たす


Let me sing for ever more

ずっと、もっと歌わせて


You are all I long for

あなただけが私にとって何ものにも代えられない、


All I worship and adore

あなただけが大切で尊いもの


In other words, please be true

つまり、「真実(ほんとう)にしてほしい」ってこと


In other words, I love you

言い換えると・・・「愛しています」

誠にロマンティックです。いい歌です。


◆フランク・シナトラ、アストラッド・ジルベルト、他でどうぞ。

この曲が有名になったのは、やはりこの人が歌ってから、ではないかと思います。ヴァース省略。専属ビッグバンド。

◆フランク・シナトラ Frank Sinatra “Fly Me to the Moon”



いいですね。華やかですね。

正反対。アストラッド・ジルベルト(Astrud Gilberto)。ボサノヴァです。「イパネマの娘」で有名です。

◆アストラッド・ジルベルト:"Fly Me To The Moon"



これはこれで非常に有名です。

今の日本では、宇多田ヒカルさんがヴァースから歌って、本来の部分も非常にサマになります。

◆宇多田ヒカル:"Fly Me To The Moon"



次は、この特集で、数年前に初めて知ったのですが、女性だけのビッグバンド(10名)東京ブラススタイル

◆東京ブラススタイル:Fly Me To The Moon



かなり、良い感じだと思います。とにかくビッグバンド、少なくなってしまいました。

最後は前田憲男さんのピアノで。この型、ピアノ、作曲・編曲、独学だというのですが、
だとしたら、とてつもない天才です。

◆前田憲男:"Fly Me To The Moon"



秋の夜長に、ゆっくりお過ごし下さい。

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2014.09.06

過度の「合理化」がもたらす「不合理」--久しぶりに中央道を走り談合坂SAに寄ったのですが。

◆実は、ものすごい「富士山周辺マニア」です。

書いた途端、なんですが、マニアというと語弊がある。マニアならば、この近辺の観光スポットやら

名物やら、一般のガイドブックには載っていない「面白いところ」などに通暁している、という印象ですが、

私の場合は、20代の独身時代に、誰に話しても唖然とするほど、「これでもか」とほぼ毎週、富士五湖を

ただひたすらクルマで走って、気が向けば河口湖から本栖湖まで真夜中に走り、本栖湖の廻りを1周し、

さらに朝霧高原の方面つまり富士山の西側をとおって、富士山の南側に廻り御殿場から、

また北上して山中湖に抜けて、そこをただ1周して東京に戻る。ただ走るだけのために、走るということを

何百回やったか分からないのです。どうして?と聞かれても説明しようがないです。

好みの問題で、多くの人は、「同じ場所に何度も行ってもつまらないでしょ?」というのですが、

私は、「毎週、東京から100数十キロ離れた同じ場所に同じ風景があること」を確認して、安心するというか、

とにかく独りで走るのが楽しかったのです、その嗜好が何故生じたかは、自分でも分かりません。


◆当時から談合坂サービスエリアにはしばしば寄りましたが。

独りで走るだけといっても、トイレ休憩とか、ちょっと食事するぐらいのことはします。

30年前は今のように富士五湖周辺にコンビニとかありませんが、現地のレストランというか食堂で

ゆっくり食事する時間が勿体ないから、途中の談合坂サービスエリア、又は、河口湖線の谷村(やむら)パーキングエリアに

立ち寄りました。


結婚して所帯をもって、特に子供が生まれると、以前のように「ただひたすら走って帰る」ということは

やりにくく、どうしてもサービスエリアの利用頻度が増えます。談合坂サービスエリアは昔から、

中央道屈指の人気サービスエリアですから、混んでいましたが、昔はまだ、軽食コーナーとは別に

「レストラン」がありました。小さいお子さん連れとか若い人だけなら、軽食コーナーでもいいでしょうが、

年配の方は、そういうスタイルになれていません。多少不味くても「席に座って」「注文して」

「運ばれてきた料理を食べて」「食器はそのまま」店を出る方式が、当たり前です。


◆今、夏休みなのでちょっと行ってきましたが、談合坂は「合理化し過ぎ」です。

今、ちょっと時期を外した夏休みの最中で金曜日から土曜日までたったの1泊ですが、

河口湖畔に行って来ました。

行き(下り)で久しぶりに談合坂サービスエリアに寄りましたが、

2011年11月25日に、中央自動車道初の複合商業施設EXPASAである「EXPASA談合坂(下り)」となった

そうです。

施設自体は新しいのですが、多分あまりにも企業側から見た人件費節約の為の「合理化」を追究した結果、

客に取っては使い難い場所になりました。要するに昔の感覚で言うと、食事をするところが全て昔で言う所の

「軽食コーナー」になってしまい「レストラン」がないのです。

ズラリと並んだ店で好きなものを注文するのですが、出来たら呼ぶからといって、今風ポケットベルのようなものを渡される。

家族がそれぞれ別のものを食べたがったら、子供とかいたら大変です。

今の様に空いている時期ですら、やや、戸惑うのですから、一番混む夏休みの時期など、

何しろ、全ての客がお盆に料理を乗せて自分の席まで持ち帰るのですが、大抵の人は自分のことしか考えて無くて、

客同士が衝突してしまって、他人の頭からカレーライスをぶっかけてしまったとか、挙げ句に「お前が悪い」で喧嘩になったり、

足許のおぼつかないお年寄りが、途中で転んで、食べ物を床にぶちまけた、など、阿鼻叫喚の地獄になるのではないか、

と容易に想像できます。


これは、「過度の合理化がもたらす不合理」です。

企業側にとっては、今まで人(ウェイター、ウェイトレス、レジ係)が提供していたサービスを客自身にやらせることにより

人件費を節約できますから「合理化」でしょうが、客にとっては却って不便ですし、あまりにも経費を節減するために例えば

カレーを注文するとあたかも小学校の給食のお盆と食器みたいなのに、カレーを盛りつけ、なんとスプーンはプラスティックです。

食事後、食器を返却口まで持って行くことまで客にやらせておいて、おカネは今までと変わらないぐらい取るのです。


前述の通り、若い人とか、子供さんが幼くて、レストランでは騒ぎすぎてハタ迷惑になる、というような若い家族はいいでしょうが、

高速道路のサービスエリアはお年寄りも利用するのですから、あれでは、なんのことか分からないと思います。

「普通の」レストランというか、あそこは確か日本食堂でしたが、とにかく昔ながらの「食堂方式」を完全に無くしたのは

どうか、と思います。


◆過度の合理化(機械化)の弊害は、高速道路のサービスエリアに限った話ではありません。

最近、IT技術の進歩にともない、あまりにも急激に「人を減らし、機械を使って客自身に手続きをさせる」トレンドがあらゆる商売に出ていて

それは、企業の側から合理化であっても、客には不便を強いている。「不合理化」です。


随分前からですが、たとえば銀行。窓口で通帳と印鑑で現金出金しか出来なかったころは窓口が閉まったらおわりでしたが、

スキミングとか、フィッシングとかありません。客にATMで自分で手続きをさせておきながら手数料を取るというのも図々しいですが、

さらに、何でも機械でやらせるからATMで暗証番号を読み取られる、フィッシングとか、ネットバンキングの不正ログインで、

預金を盗まれてしまうなどという、かつての「通帳と印鑑」なら、考えられなかったような犯罪が発生します。


また、高速道路の料金徴収をETCにした結果、料金所に係員がいない。結果、認知症の老人が高速道路に入り込むことがあるそうです。

また、認知症ではないけれども、誰にも見とがめられないから、ふざけてわざと高速道路でランニングをする輩もいるそうです。

首都高の各入り口(料金所)手前の掲示版に

「首都高、歩行者通行禁止」

という、当たり前過ぎて、何故、そのような注意を喚起するのか不思議な文字が現れるのは、

そのような背景があるからだそうです。料金所に昔のように料金徴収の係員がいれば、人や自転車が高速道路に

立ち入ろうとしたら、絶対阻止する、或いは、阻止しようとするでしょうが、全部を機械に任せるからこういう新たな問題が起きる。

機械では、決して人の代わりにならないことが、まだまだ沢山ある、ということでしょう。

今更全て機械を無くして、原始的な方式に逆行もできないでしょうが、少なくとも

「全てを機械にやらせる」のは、よく考えないと問題の方が多い。客商売としてお客に失礼です。

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2014.09.01

「道交法改正、環状交差点スタート 全国15カ所、新標識も」←イギリスなどで「ラウンドアバウト」といいますが、却って混乱すると思います。

◆道交法改正、環状交差点スタート 全国15カ所、新標識も(共同通信 2014/09/01 12:14)

信号機がなく、渋滞や重大事故が起きにくいとされる円形の交差点「ラウンドアバウト」を「環状交差点」と名付け、

通行ルールを定めた改正道交法が1日に施行され、大阪など7都府県の15カ所に適用された。

災害で停電しても混乱が少なくなると見込まれている。宮城県の19カ所は標識の準備が間に合わず、

同日の運用を見送った。準備が整い次第始める予定。さらに本年度中に7県の15カ所が加わる予定だ。

1日は、新しい標識も設置され、堺市東区の交差点では警察官らが、イラスト入りのチラシを配ってドライバーに注意を呼び掛けた。


◆コメント:そんなに簡単じゃないのです。イギリスで経験済です。

ロンドンに赴任する日本企業駐在員は、向こうに行くと、まず、先輩にこのラウンドアバウトの通り方を教えて貰います。

大英連邦諸国は、日本と同じ左側通行(右ハンドル)なので、比較的直ぐになれますが、それでもラウンドアバウトはちょっと

慣れるまでに時間がかかります。


しかも。

ここが大きな違いですが、イギリスでは、住宅街でもハイドパークとかピカデリーサーカスとかデカイところも

大雑把にいうと、そこらじゅう、全部がラウンドアバウトだから、嫌でも、クルマに乗れば、何百回も練習出来ますが、

今日日本で施行されたラウンドアバウトは、なんと全国でたった15カ所。こんなことで「災害で停電して信号が使えなくても混乱しない」って

どういう、理屈でしょうか? 日本中をラウンドアバウトにする(その為には全部交差点を改造しなければならないので不可能ですが)ようでなければ

意味が、ありません。

更に。私はロンドンで、ラウンドアバウトの交通方式を日常的にし、慣れましたが、最初は、コツが分かりづらいのです。

クルマの運転にかなり慣れていても、です。


◆要するに時計回りですが、「右側が常に優先権を持つ」のです。

なんだ、それだけか、と思うでしょうが、これがなかなか難しい。

田舎道で一度に2台ぐらいしかラウンドアバウト付近にクルマがいない、というのならいいのですが、

都会はもちろん常にクルマがラウンドアバウトを通過します。右側からのクルマが全く途絶えることはない。


他のクルマも自分も左ウィンカー(左側通行のラウンドアバウトでは、左ウインカーしか使わないので、

以下、単に「ウィンカー」と表記します)を出すタイミングが大切です。

自分がいる位置を時計の一番下、6時、左方向を9時、直進する方向を12時、右折する方向を3時と書きます。

ラウンド・アバウトは、RAと書きます。


まず、日本人の感覚では、交差点の癖で、それを時計回りに回る。まずは左にハンドルを切るので

RAに侵入するときに、ウィンカーを点けてしまうでしょう。


9時に進むときはそれでも良いのです。ウィンカーを点滅させながらRAに侵入してきたクルマは、

最初の岐路で左に進む、とみなされる。だから9時方向から、RAに侵入しようとするクルマは、あなたがウィンカーを点けてたら、

RAに侵入します。前述のとおり、あなたが9時に行きたいならそれでいい。しかし、12時(直進)か3時(右)に行きたいときは

9時方向からRAにはいってきたクルマと接触、衝突するかもしれない。


あなたが12時に行きたいなら、9時を通り過ぎた瞬間にウィンカーを点滅させるのです。

点滅させないかぎり、そのクルマはRAから出ないということですから左側のクルマは、右にいるあなたを優先します。


私が危惧するのは、日本人はとにかく「交差点で左折」の感覚で、まずウィンカーを出してRAに侵入し、12時に行くまで、

ウィンカーを点けっぱなしにするだろう、ということです。これでは事故になります。


繰り返しますが、手前からRAに侵入して、左、つまり9時に進みたいならウィンカー点滅のままでいいのですが、

直進(12時)のときには、9時を過ぎた瞬間にウィンカーを点ける。

右(3時)に行きたいときは、12時を過ぎた瞬間にウィンカーを点ける。あまりやりませんが、Uターンしたいなら、

3時を回った時点でウィンカーを点ける。


自分だけならいいのですが。

右から来たクルマが、例えば3時方向からウィンカーを点滅させながらRAに侵入したら、それは6時方向に進むということ。

だから、後続車がいなければ、右優先もへったくれもありませんから、あなたがRAにはいっていい。


しかし、後続車が3時方向、または、12時方向から来て、ウィンカーを点けてなかったらそれは、

6時方向にはこない。

あなたの前を横切ります。そのクルマが9時に行くならあなたの前を通り過ぎたところでウィンカー。

そのクルマが12時にいきたいなら、9時を通り過ぎた瞬間にウィンカー、となります。それを良く見ないで、

あなたがRAに急に侵入し、衝突したら、右側を優先しなかった、あなたが悪い。

そういうことがあります。言葉で書くと大変ややこしい。


だから、イギリスで実地に体験してやっとなれるのです。


全国に15カ所だけ設置して、道路交通法を変えても、人々がラウンドアバウトの通行になれるわけがない。

意味がありません。

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