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2015.05.06

「ジャーマンウィングスの副操縦士、実行前に墜落の練習-調査」←いい加減な報道は止めろ。

◆記事1:ジャーマンウィングスの副操縦士、実行前に墜落の練習-調査(ブルームバーグ)(2015/05/06 22:14)

ジャーマンウィングスの旅客機を3月24日にフランスで墜落させ死亡したアンドレアス・ルビッツ副操縦士は、

同日の前の便で何回か予行演習を行っていたもようだ。事故調査の暫定結果が示した。

仏航空機事故調査局(BEA)の6日の発表によると、同副操縦士は前の便で飛行中に5回、

機長が操縦室を離れたすきに旅客機の高度を100フィート(約30.48メートル)まで下げていた。

調査結果を発表したBEAのディレクター、ルミ・ジューティ氏は

「副操縦士が何を考えていたか知るすべはない」とし、

言えるのはただ、同副操縦種が複数回にわたり高度を下げる操作をしたことだと述べた。

ドイツのデュッセルドルフからスペインのバルセロナに向かう途中にそのような操作を繰り返した後、

ルビッツ副操縦士はデュッセルドルフに戻る帰路の便で、機長を操縦室から締め出し実際に墜落させた。

墜落で機体はバラバラになり、乗っていた150人全員が死亡した。


◆記事2:マクドナルド、過去最大の赤字145億円 異物混入問題響く(SankeiBiz 5月2日(土)8時15分配信)

日本マクドナルドホールディングス(HD)が1日発表した、2015年1~3月期連結決算は、

最終損益が145億円の赤字(前年同期は12億円の黒字)となった。

今年に入り相次いで発覚した商品への異物混入の影響などで来店客が減り、

売り上げも大きく落ち込んだ。四半期の赤字額としては01年の上場以来では過去最大となった。

同日発表された4月の既存店の売上高も前年同月比で21.5%減となり、15カ月連続のマイナスだった。

「4月は期間限定商品が好評だったためマイナス幅は縮小傾向にあるが、厳しい状況が続いている」(同社)


◆コメント:いい加減な報道をあいまいなままにする、マスメディアの罪悪。

ジャーマン・ウィングの墜落とマクドナルドの「いわゆる」異物混入事件報道は、一見、関係無さそうですが、共通点があります。

マスコミがきちんとウラを取らない、徒に扇情的な報道をしたために、迷惑している人がいる、ということです。

ジャーマン・ウィングスは副操縦士が謂わば「超無理心中を図った」と。乗員乗客を道連れにしてわざと墜落をし、自殺したのだと。

そしてその遠因だか、直接的原因だか、あるいは、全く関係ないのか、そこのところは検証せずに、副操縦士はかつてうつ病だったことがある。

その治療を受けていたことがある。という趣旨の報道が世界を駆け巡りました。


そのときに集中的に書いたので反復は、省きますが、うつ病の人間がひとを道連れにして自殺するということは

考えられない。しかも、その予行練習をしたいたというのがもしも本当だとしたら、精神医学の医療的介入の対象となる精神状態だったとしても

少なくともうつ病ではない。繰り返しますが、うつ病は「気分障害」であり、「精神病」ではありません。思考力が異常になることがない。

失われるとしたら、「エネルギー」「やる気」「行動力」「関心」です。

そんなことはちょっと勉強すればわかることですが、マスコミは調べないし、いくらでも調べられるこのネット社会において、

読み手は、うつ病のキチガイが飛行機を無理に墜落させて、客を道連れにした、というストーリーの方が「面白いから」そのまま追従する。

無責任の極みです。


◆マクドナルドは異物が混入していたのかどうか証明されていないのです。

これは、以前書きましたが、異物混入の跡、日本マクドナルドが調査結果を発表しました。

マクドナルド三沢店で発生した異物混入に関する調査結果について

ここにはっきり書いてあるとおり、青森の三沢で、チキンマックナゲットを買った客が商品に混入していたと主張した異物は

「ポリアセタールというフィルム片」であるのに対して、マクドナルドが調査したら、

タイにおける製造ラインおよび従業員が使用する全てのビニール素材にも、

日本のマクドナルド販売店舗にも「ポリアセタール」は使われていないということが判明したと。

そう発表した。私の知る限り、日本マクドナルドが調査結果を発表してから、新たな「異物混入騒ぎ」は一度も起きていません。

また、騒ぎが起きている最中も、異物が混入していた全ての商品は「テイクアウト(持ち帰り)」ばかりでした。

同じ割合、頻度で、製造過程でポリアセタールが混入していたなら、1度ぐらい店内で食べた客のチキンマックナゲットからも、ビニール片が

出て来ても良さそうなモノです。不思議な偶然ですね。勿論これは嫌味です。

証拠はないけれども私はだれかが、面白がってマクドナルドに言われのない、賠償をさせるために「言いがかり」をつけたのだろう、

と睨んでいます。うわさは、マスコミよりもはやく、SNSで日本中に拡散したので模倣犯が続出し、しかし、そんな成分のビニールはマクドナルドは

使っていないとなるや、ピタリと鳴りをひそめる。


変ではないですか。この種のいたずら(と私は確信してますが)の卑怯なところは、

マクドナルドの側は「入っていなかったことの証明」はできないことを知って実行していることです。

入っていたという側に挙証責任があるのですが、マクドナルドも客商売だから、客相手に「この風説の流布の責任、どうしてくれる」といえない。

厳密に言えば、真実はどうであったか、分からないのです。

その「分からない」という状態が、最も「真理」に近いのですから、「異物混入」が既成事実であるかのように、

ミス・リーディング(誤解を招き易い)な報道をしたマスメディアは、きちんと訂正するべきなのに、それをしないで、マクドナルドの業績悪化は

異物混入事件が影響した、などと、まだ、あったかどうか分からないことを、事実であるかのように誤認させる記事を書いている。

たんなる巷のうわさですら責任は重いのですから、マスメディアは、ミス・リーディングな報道をしてしまったときは、

本当に分かっていることは、何か、をきちんと分かるように示し、訂正し、当事者に謝罪するべきだ、と思います。

そのようなことは、かんがえればわかるのに、マスコミに追従する大衆も醜い。マクドナルドという大企業の苦しむ様が

そんなに楽しいですか。

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