カテゴリー「心と体」の記事

2014.08.26

「被災者にマンション無償貸し出し」←章栄不動産は立派ですが、本来、国がいち早くやることです。

◆記事:被災者にマンション無償貸し出し(NHK 8月26日 14時37分)

広島市の土砂災害で自宅に住めなくなった人に、不動産会社が賃貸マンションを無償で貸し出すことになり、

空き部屋にテレビや冷蔵庫などが運び込まれました。

広島市の安佐北区と安佐南区では、土砂災害で多くの住宅が被害を受け、1500人余りが避難所での生活を余儀なくされています。

これを受けて、広島市の不動産会社が安佐南区を中心におよそ100世帯分の賃貸マンションを3か月間無償で貸し出すことになりました。

安佐南区中須のマンションでは、26日、空き部屋に不動産会社が用意したテレビや冷蔵庫などが運び込まれました。

不動産会社によりますと、家賃だけでなく、敷金や礼金も無償にするほか、光熱費の負担も免除するということです。

「章栄不動産」の高橋若衛法務部長は、「緊急の避難場所として住んでもらい、次の住居を探していただきたい」と話していました。

広島市によりますと、こうした民間の支援の動きが広がっていて、24日までに、マンションや戸建ての住宅など

このほか81世帯分が無償や安い価格で提供されることが決まっているということです。


◆コメント:2つ言いたい。1.日本人の褒め下手。2.被災者対策のノウハウが蓄積されない。

1つめ。

何度も書いています。日本人は何か不祥事をやらかしたり、とにかく何か「悪いこと」をした人や会社を叩くのは大好きですが、

この「100世帯分の賃貸マンションを3ヶ月無償で貸し出すことを決めた」広島県の

章栄不動産は、良いことをしたのですから、もっと大々的に、NHKと言えども記事の冒頭に固有名詞を掲げて賞賛するべきです。

私はこのニュースをTwitterでとっくにツイートしましたが、だれもRT(リツイート)しません。

日本人は誰かを非難したり、叩いたり、いじめるのは大好きですが、

善いことをした人や会社や団体を「褒める」ということを本当にしません。悪い癖です。

あたかも人を褒めたり、人に感謝すると「損をする」とおもっているかのようで、人間的に矮小にみえます。


2つ目。

被災者は住居を失ったのであり、その状況をもたらしたのが地震でも大雨でも、

現在の被災者の困っている状況、それ自体は同じで、国なり地方自治体なり公の機関のすべきことは

あきらかです。

民間の善意に甘えていないで、国が不動産会社から賃貸なり分譲マンションなり何なり、

住むところを借りるなり、買うなり、税金を使っていいから、早く被災者に提供するべきです。

避難所生活にはプライバシーがない、とか、いくら雨風が凌げても堅い、体育館などの床に何日も寝ていたら、

疲れるばかり、とかそういう状況が生じること。また、その状況がもたらす問題に関して、

直近では、東日本大震災で、日本人は散々、見たのです。


311の後には、あまりのストレスに、心室細動などの致死性不整脈や、ストレスにより胸部の動脈が裂けて失血死したり、

ストレスからくる高血圧で脳出血を起こしたりして亡くなる、など「震災関連死」が非常に多く、

福島県に限っていえば、直接死者数を震災関連死が上回った、と2013年12月17日福島県のまとめで分かりました。

前述のとおり、今回は大雨と土砂崩れであって、地震ではありませんが、そのストレスは

地震であろうが土石流であろうが、ものすごいレベルであろうことは容易に想像できる、と思いますが、

少なくとも国(政府)の動きを見ていると、僅か3年前の大災害から何も学んでいないようです。

ノウハウが蓄積されていません。あの時はたまたま、民主党政権であり、自民党は野党として、

政府・民主党の「対応の遅さ」を仕切りに国会で批判していた、と記憶していますが、自分達が政権を取り返したら

どうするか。全然考えていなかったようです。確か安倍首相は「日本を取り戻す」とか、舌足らずな日本語で

訴えていましたが、こんなことで、それができるのでしょうか。

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2014.08.03

「<高1同級生殺害>父親への暴力で別居 代理人が説明」←この少女は「治療」不可能です。

◆記事:<高1同級生殺害>父親への暴力で別居 代理人が説明(毎日新聞 8月3日(日)19時33分配信)

長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、少女(16)が殺人容疑で逮捕されて1週間となった3日、

少女の父親の代理人弁護士が報道陣の取材に応じた。

代理人は少女が今年4月から1人暮らしを始めたきっかけが、少女による父親への暴力だったと説明した。

代理人によると、父親は50代。少女は今年3月、寝ていた父親の頭部を金属バットで殴り、負傷させた。

この後、少女は二つの精神科にかかり、医師が「同じ屋根の下で寝ていると(父の)命の危険がある」と助言したという。

父親の再婚は少女が1人暮らしを始めた後の5月で、

少女は実家で新しい母親と料理を作ったり、ピアノを演奏したりしたこともあったという。

代理人は「父親は再婚した妻と共に、医師、カウンセラーなどの指導に基づく対処をしてきた」と述べた。

関係者によると、少女を診察した精神科医は事件前の6月、県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に

「人を殺しかねない」という趣旨の相談をした。

センターの助言を受け、7月に少女の入院や警察への相談について、両親と協議していたという。

また、少女が小学校6年生の時、同級生の給食に洗剤などを薄めた液を混入させた件で、

当時市教委がスクールカウンセラーを学校に派遣し、カウンセラーが少女の両親に

継続的なカウンセリングを勧めていたことが関係者への取材で分かった。

父親は「子供のいたずらだから」と拒んだという。


◆コメント:「病気」なら「治療」できますが、この少女は「人格」に問題があります。

この女子高校生が、「仲が良かった」友人と一緒に出かけた後、殺害して死体を切断したり、

猟奇的な事件として、世の好奇心を煽っておりますが、いくら考えてもこの子の行動の「理由」は多分分からないと

推察します。

「人を殺してみたかった」という言葉を口にした犯罪者は過去にも例がありますが、今回は

特にそれが、16歳の少女によるものであることで、俄然、世間が無責任な好奇の目を向けて、

いろいろ、原因をこじつけようとしていますが、無駄だと思います。

生育環境が正確を歪ませたとか、精神状態を異常にしたとかいう、ありふれた想像は、

この少女が小学生の頃から、学校給食にベンジンなど有害物質を混入していたとか、

小動物を殺していたとかいう、常軌を逸した行動様式からみて、当てはまらない。


昨年10月に母親が死んで、いくら父親が、早くも再婚しようとしていたからといって、

金属バットで、寝ていた父親の頭部を殴り負傷させたというのは、「殺人の未必の故意」があった訳です。

普通はそこまでエスカレートしません。

精神科医が、この少女を観察して治療の余地があると判断したならば、精神科に入院させたはずであり、

児童相談所に、

「人を殺しかねない」という趣旨の相談をした。

のは、多分、この精神科医は、この少女の行動が、精神の病気が原因とみなしていなかった。

つまり、生来の人格。この16歳の処女の「人」と「成り」がおかしい。敢えて言えば、

「人格に障害がある」と考えていたことを示唆しています。

即ち、生来、異常な人間。人間として出来損ない。危険な凶器のような生物です。

現行法では、未成年ですし、実際の殺人も被害者が一人ですから、現実問題としては死刑は無理なのですが、

この少女は、気の毒ですが、どうしようもない。つまり、放っておけば、危険なだけで、

多分一生治らない。そういう「人格」なのですから。

ひどいことをいうようですが、本当は殺した方が良いです。

そうしないと周囲の人達の命がずっと危険に晒される、と思います。

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2014.06.06

PTSDの患者は急増しているのですから、一層の啓蒙が必要だと思います。

◆先日無差別殺人未遂とPTSDに関して書いた続き。

前回は、AKB握手会での無差別殺人未遂事件の直後で、

人々は被害者が「アイドル」であるためが、反応が冷ややかです。アイドルだろうがなんだろうが、

あんなのは、「誰でも良かった。人を殺したかった」とほざく小僧の被害者でしか無い。

被害者が責められる理由は、ありません。

誰にでも同じようなことは起こり得る。


原因が犯罪ではなく、東日本大震災の被災者に、実際、PTSDを発症している患者さんも

多い。PTSD患者は日本で急増しているのです。


私は今でも2ヶ月に1度遷延性うつ病の診察・治療の為、大学病院の精神科に通院してます。

今日が通院日でした。主治医の専門はうつ病ですが、

「PTSDになりそうなトラウマを抱えた人を事前にケアすることはできないものか」質問しました。


ドクターによると、

強いトラウマを抱えて既に急性ストレス障害(ASD)の症状を呈するなど、

時間を経てPTSDに移行する可能性が高い場合は、精神医学的介入が必要である。

他の精神的疾患、障害と同様に「これで確実」という単一の治療法があるわけではないが、

薬物療法と行動療法の併用などが、近年試行されている。

薬は抗うつ薬の一種、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)がPTSDの治療(予防)に

有効である、という報告がある。

行動療法とは、「怖い記憶を抑圧してしまい、それが突如フラッシュバックとして噴出する」のが

典型的なPTSDの症状の1つであるから、敢えてその恐怖体験を抑圧せずに

PTSD治療を専門とする精神科医やカウンセラーの同席の場所で、

トラウマの原因となった状況を言葉にだして再現(説明・描写)してみるという方法がある。

というわけで、特に東日本大震災ほどのものすごい恐怖の体験の後だけに、

PTSD対策が急務である、ということは、専門家は、十分承知しているのでした。

PTSDを放置すると、再び、トラウマとなるような事件・事故に遭遇するのを恐れるあまり、

それまで、完全に精神的に健康だった人でも、「引きこもり」になってしまうことがあるそうです。


いつも同じことを書きますが、ちょっと考えれば分かる通り、

東日本大震災ほどの強烈な自然災害や、事故・犯罪の被害者となる、

あるいは、それらを目撃することにより、あなたも私も明日、大変なトラウマを

抱えてしまう可能性がある。もしも、あなたが、
自分は、強靱な精神力を持っている。精神科の世話になるような「弱い」人間ではない。

と、本気で思っているとしたら、バカです。それはあたかも、
自分は毎日ランニングをし、筋力トレーニングをし、身体を鍛えているからガンになることはない。

と言っているようなものです。関係無い。

誰にでもどのような不幸が何時襲うかわからない。その結果、

医学的対応の世話になることは全く恥ではないのです。しかし特に精神科に関しては、

いつの時代になっても偏見が残る。だから、こうして私は何度も、

それは別に特別のことではないのだ、と書き続けるのです。

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2014.06.01

「AKB劇場、6月2日再開」←誰もが同じ目に遭うかも知れないのに・・・・。

◆記事:AKB劇場、6月2日再開 公式サイトで発表(共同通信 2014/05/31 17:32)

アイドルグループ「AKB48」の本拠地、東京・秋葉原のAKB48劇場の公演が6月2日から再開されることが決まった。

同グループの公式サイトで31日、発表した。

AKB48の運営会社によると、安全確保のため、金属探知機による検査などを導入するという。

岩手県滝沢市で開かれた握手会でメンバーらが切りつけられた事件の影響で、AKB劇場は5月26日から休館していた。


◆コメント:世間の反応がヤケに冷たかったように思いますが、無差別殺人未遂事件であり、芸能ニュースではありません。

私は職場で国内外の主だったニュースをまとめて職員に社内メールで発信する仕事をしています。

先週の月曜日に、出社したら、後輩が

JIROさん、「AKB事件」は今日のニュースのエンタメに載せるんですか?

と、訊ねてきます。それを傍らで聞いているオッサンもニヤニヤしてます。

思わすカッとなりましたが、月曜日の朝からどなるのも、良くないので、
これは、芸能ニュースではない。無差別殺人未遂事件だろう。被害者が芸能人なら、問題は軽いのか?

という趣旨の言葉を故意に不機嫌な口調で吐いたのを覚えています。


どうして、世の人々はこれほどバカなのか。


確かに、芸能人とかアナウンサーとか所謂「有名人」。つまり不特定多数に顔を知られている人間は、

一般人よりも声明の危険にさらされることが多い。

かつてこのブログでも書きましたが、英国のエリザベス女王が来日したときに、

あまりにも警備が厳重なので、「どうしてこれほど警官がいるのか」とお尋ねになったそうな

(それ自体、ちょっと眉唾ですが。女王がそんなこと、分からない訳が無い)。

日本の担当者が「それはもちろん、女王陛下の御身になにかあったら大変だからです」と答えると、

エリザベス女王は
殺されるのが恐くて女王がつとまりますか。殺されるのが恐いぐらいなら私はとっくに女王を辞めてますよ。

とお答えになったそうです。原理的には、それは、「不特定多数に顔を知ら」れる職業、立場の人

全員に当てはまってしまいます。女王の覚悟は女王ならではで、それはそれで潔いのですが、

襲う人間と襲われる人間がいた場合、まず、悪いのは「襲う」奴に決まっています。


世間がAKB事件に冷たいのは、芸能人に対する差別的感情、あるいは若くして、とにもかくにも

「有名」になった女の子への、子供っぽい嫉妬心、色々なことがかんがえられます

私より年長のオッサンが、
まあ、私はAKBのファンじゃないから、今後AKBがどうなろうが、知ったことでは無いけどね。

とTweetしていたのを見て、大人気ない、冷たい、みっともないと思いました。

今回の事件は、たまたま、芸能人が被害者になりましたが、犯人の男は「誰でも良かった。人を殺したかった」と

言っているそうですが、ウソですね。

こういう奴は必ず「誰でも良かった」といいますが、SPに警護されている内閣総理大臣や大暴力団の組長に向かって

刃物を振り回した奴はいない。

必ず自分よりも弱い女・子供を狙う、卑怯者です。

また、有名人ではなくても標的になるのは、2008年(平成20年)6月8日(日曜日)に、

7人が殺された、秋葉原通り魔事件を見ると

誰でも被害者になる「可能性」はゼロではない。あなたも私も明日、こういう輩に殺されるかも知れない。

その可能性は等しく存在します。


また、「被害」は怪我をすること、殺されること自体だけではありません。

今回、襲われた、2人の女の子、アルバイトの警備スタッフ。現場を見てしまった他のAKBやら、握手会に着ていた

人々は、全員数ヶ月から数年の間にPTSD(心的外傷後ストレス障害)になる可能性がある。

これは、必ず症状が現れるとは限らないし、症状が出るとしても1人ずつ、違うので残念ながら

予め防ぐ事はできないのです。PTSDになってしまったことが明らかになったから初めて治療が始まる。


その辛さは、恐怖体験のフラッシュバックによりパニック発作になることなどもそうですが、

そのような激烈な症状ばかりとは限らない。

余り知られていませんが、PTSDの慢性的な症状の1つが「抑うつ状態」です。

ハタ目からは、普通に見えるので理解して貰えないのが、辛いわけです。


誰もが事件や事故の凄惨な場面を目撃するなどの原因により、PTSDになり精神科の患者となりうる。

村上春樹氏が、地下鉄林事件被害者、ほぼ全員にインタビューした「アンダーグラウンド」を読むことを薦めます。

これを読むと、前述した、PTSD由来の「抑うつ状態」は意外に長く続くけれども、

殆どの一般人はそのような病態を知らないため、地下鉄サリンの被害者のなかには、

「事件を言い訳にして、いつまでも甘えている」という職場の人々の白眼視に耐えられず、

仕事を辞めなければならなくなった人が大勢いることが分かります。


地下鉄サリン事件は1995年に起きて、「アンダーグラウンド」の単行本が出版されたのは1997年です。

私は事件のときにも、この本が出版されたときにもまだ、ロンドン駐在員でした。

ロンドンにこの本を取り寄せて直ぐによみました。


人それぞれ興味は違うけれども、1人のバカによって多くの人が不幸になるのが通り魔事件です。

一番悪いのはもちろん、圧倒的に犯人ですが、世間も、私が先ほどから書いているように、

誰でもPTSD患者になりうるのですから、もう少し知識が普及していても良い、と思います。

人々の不勉強、無知が被害者を一層苦しめます。

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2014.02.01

約20年ぶりに風邪をひいたと思ったら、インフルエンザでした。

◆ここ20年ぐらい風邪はひいたことがありませんでした。

子供の頃は、めっぽう身体が弱く、一ヶ月に一度が熱をだして学校を休んでいましたが、

それは、小学校の3年の1学期までで、3年の夏休みに学校のプールの水泳教室で、

それまで全く泳げず、浮くことも出来ないと、「無級」で「ダルマ浮き」ができると「10級」で

そのいずれももっていなかったのですが、辛うじて浮いて、5メートル泳げるようになり「9級」を、

獲った時の喜びを覚えておりますが、その次の二学期から、急に風邪をひかなくなりました。


あれも、一種、自分が「身体が弱い」という「自己レッテル貼り」だったのかもしれません。

それでも、人並みに、年に一度か二度は風邪をひく、という状況が続き、


なんと成人してから、当時の国立第一病院(今の国立国際医療センター)の耳鼻科で

扁桃腺切除術適応だ、といわれ、オペ(簡単です)をうけて、一週間入院してから、

より一層、風邪をひきにくくなりました。それでもまだひいてました。


ロンドン駐在員の時に、あっちの人は食事が偏ってるので、サプリメントが発達するのでしょう。

そこら中でやすく、含有成分量が多い、単体ビタミン、マルチ・ビタミン&ミネラルを服用しはじめ、

帰国してからも飲み続けたら、何だか全然風邪をひかなくなりました。


◆今週水曜日に少し「咳っぽい」かな?と思ったのが始まりです。

「咳っぽい」という日本語は本当は正しく無いと思いますが、

気管支のような奥の方ではなくて、のどの辺りがやや、いがらっぽいといいましょうか。

ひっきりなしに、ではなく、まれに咳払いをしたくなる感じ、でした。私の場合は、何らかの原因で

ホコリなどを吸い込むのでしょうか。こういう状態になることが前にもあり、他の症状はない。

そういうときには、大抵「龍角散」で治ったのですが、夕方になっても治らない。

あいにく水曜日は、普段、降圧剤を処方して頂く最寄りの内科医院の休診日でしたので、

別の医院に行きましたら、「最近そのような『咳風邪』が流行っています」という説明で、

そのドクターは漢方を好む方で、「五虎湯」(ごことう)という、西洋医学の鎮咳去痰剤(ちんがいきょたんざい)

に相当する漢方薬を処方してくださいました。翌木曜日朝は熱もないし、五虎湯の効果があったのか、

喉のいがらっぽさが減じていましたので普通に会社で働きました。


ところが、問題は木曜日の夜で熱が38度台にまで上がりましたが、かねて自己責任で実行している、

ビタミンCを大量に、そして鎮痛解熱剤を併せて飲んでねたら、金曜日の朝には37度1分まで熱がさがり、

咳もくしゃみもでません。出社して働きました。


普通に作業できるのですが、やはり熱っぽい。しかし、インフルエンザの典型症状といわれている、

普通にしていられないほどの高熱、悪寒、震え、関節痛、などは一向にないので、一体これは、

どういう風邪だろう、と思いつつ、医療用サージカル・マスクで鼻と口を覆い。鼻水は多少でるので、

鼻をかむ度に、常時携帯している手指消毒用エタノール(アルコール)スプレーで、万が一の場合にも、

周囲に病原体を拡散しないように務めました。


◆今日、インフルエンザと診断されました。

金曜日の帰宅後、検温したら、38度台。安静にしていたら、夜には37度台前半。

土曜日の朝は、また38度前後。喉の腫れを感じ、最寄りでかかりつけの内科医院で

診て頂いたら、インフルエンザ検査しましょうということになり、結果は陽性でした。

インフルエンザ検査キットによる検査は、ウィルスそのものを抽出するわけではなく、

インフルエンザウイルスに感染したことにより、人体の免疫機構が造る「抗体」を

検出するだけですから、今、もっとも流行しているA香港型か、あるいは、2009年に

「新型インフルエンザ」だといって、世の中がパニックになり、マスクも消毒液も医療機関ですら

不足して世の中が大変混乱した、所謂「豚インフル」(H1N1亜型)か何かは、わかりません。

予防接種(ワクチン)は受けていなかったのですが、それは、ずっとそうで、一番最近ワクチンを打ったのは、

もう10年以上前、倅が中学受験した年でした。ですから、ワクチンを打とうが打つまいが、あまり

変わらないし、ワクチンを打っていると、たとえ、感染発症しても、軽い症状で済むという人もいますが、

それも「俗説」で、私はワクチンを打っていませんでしたが、前述のとおり、インフルエンザの典型的な

症状が全くなかったので、非常に個人差があると思います。


しかし、インフルエンザというのは、考え方によっては対処しやすい病気です。

病原体そのものを殺す、「抗ウイルス薬」(タミフル、リレンザなど)が存在するから、です。

私は「リレンザ」を処方されまして、これは、「豚インフル」大流行の時に倅が処方され、使い方を

調べたので、使い方そのもの、というよりも情報源を覚えていました。

勿論、薬局で説明はされますし、図解説明書を渡されますが、日本販売元の、

グラクソ・スミス・クライン社のサイトに

「リレンザの吸入方法について」ビデオによる解説

というページがあります。これが、一番分かり易いとおもいます(タミフルは単に経口投与するカプセルです)。


豚インフルの時の息子は、その数ヶ月前、別の型のウイルスによるインフルエンザにも感染していたので、

当たり前ですが、ウイルス型が違えば、一旦、インフルエンザになろうが、ワクチンを打とうが

抗体が身体にできていないインフルエンザには感染することがよく分かります。

それは、余談ですが、つまり2009年は短期間の間に二度も息子がリレンザを処方され、

使い方をネットで(私が)検索したので、情報源の在処を覚えていた、というわけです。


A香港型だろうが、H1N1亜型だろうが、症状は2日間ほど抗ウイルス薬を投与すると見事に軽減しますが、

ウイルスは、依然として身体の中で生きていて、その状態で外出すると、世間にインフルエンザウイルスを

まき散らすことになり、正に「社会の迷惑」ですから、5日間は抗インフル薬を飲み続け、

会社や学校に行っては、いけません。

と、別に「病気」自体は「自慢」になるわけはないのですが、インフルエンザといっても、

これぐらいの文章を打つことが出来る位、自覚症状としては、軽いのもあるので、却って要注意です。

ということを申し上げたかったのと、逆の見方をすれば、インフルだからといって、みなゼイゼイと苦しむ訳ではない

ということもお見せしたかったので、「インフル日記」をしたためた次第です。

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2013.05.06

【連休明け】ウォームアップとクールダウン。

◆何故、休み明けがこれほど憂鬱なのか?

先日から、一般的な「仕事」関係の記事を二度、書いております。

2013.03.25 あと一週間で社会人という方が多いと思います。

2013.05.01 メディアが「五月病」と言い始める時期ですね。

両方とも「仕事というものは、凡そ面白くも楽しくもない」「憂鬱になるのは当然だ」という事をかいてます。

私は社会人になって30年目ですが、今だに会社も仕事も嫌いです。

今日で、ゴールデンウィークが終わるのですから、愉快な訳がありませんが、それで当たり前だと開き直る

という知恵はつきました。


それにしても、これほど長い間勤め人をやっていても、何故これほどまでに憂鬱なのか、考えると、

勿論、私自身の怠惰な性格(GWは、殆どずっと寝てました)にも起因するでしょうが、

日本人の「強迫的(脅迫ではありません)な生真面目さ」も一因ではないか、ということです。

強迫的とは読んで字の如し。「強く」「迫る」。「こうなければならない」と自分に言い聞かせる傾向のことです。


◆ウォーミングアップなしの全力疾走。

これは、私の務め先が特別なのか、一般的な傾向なのか確信がないのですけれども、

私の会社では、今は「現場」ではないので、さほどではありませんが、現場、即ち営業活動の最前線では、

月曜日の朝8時から「打ち合わせ」が始まり、今週の営業(セールス)目標を営業担当者が1人ずつ「具体的に」

即ち、Aさんでいくら、B社でこれだけの契約を取る予定だ、というような発表をします。言ったからには、

一週間後にはその実績の報告をするわけです。


それだけが打ち合わせの議題ではないのですが、月曜日の朝は、はっきり言って、皆、面倒くさくて憂鬱で

あまり、機嫌が良くないのです。

それでも、このような打ち合わせを月曜日の朝一番から「やらなければならない」と思い込むのが、

「日本人の強迫的勤勉性」だと思うのです。

こういうことをするから、月曜の朝の鉄道の人身事故が絶えないのではないかとすら思います。


ロンドン駐在員だった頃、イギリス人の行動を見ていて気がつきましたが、「月曜日の朝はかったるいものだ」

という気分を、そのまま自然に共有しているので、いきなり働き始めるというよりも「週末はどうだった」の類の

雑談から始まります。これがウォーミングアップになって、「さて、面倒くさいけれど、仕方が無いから働くか」

という雰囲気に徐々に変化します。

これに比べると日本人の社会は、いきなりウォーミングアップなしで、100メートルを全力疾走しているように見えます。


◆クールダウンするべきときに、「もう一仕事」。

これも日本特有ではないかと思うのです。

前段同様、イギリス人と比較します。

彼らは、金曜日の午後になると、既に半分週末モードです。休みはどうする?なんて話をしていて、

日本人にとっては、普通のことですが、「金曜日の夕方の会議」など、大袈裟にいうと、

イギリス人には「正気の沙汰とは思えない」のです。つまり、彼らにとっては金曜日の午後は、一週間のクールダウン時間に相当する。


これに対して、日本人は「月曜の朝から金曜日の退社まで、全力で働くことが勤勉(=美徳)」という意識があるようです。

官公庁の通達や、会社内の本部からの指示事項、通達などもまた、ほとんど「意識的に」金曜の夕方から夜に集中するのです。

こういうことをすると、その時間からどうしようもないので、何らかの課題、「宿題」を出され、なんとなくすっきりしない気分のまま

週末になります。

これもまた、月曜の朝と同じように、日本人を必要以上に憂鬱にさせる一因となっているように思います。


◆結論:会議は火曜日。金曜の午後には通達を出さない。

スポーツと同様、仕事においても、というか、肉体と同様に精神にも「ウォーミングアップ」と「クールダウン」が必要だ、

というのが、私の結論です。

月曜日は「ならし」の日ということにし、ダラダラ働けということではありませんが、

いきなり全力疾走しない。少し調子が出てきた火曜日の朝に「打ち合わせ」を行うと、だいぶ雰囲気が違うと思います。

そして、週末の午後。これもどうせ日本人は、ほうっておいても真面目に働いてしまうのですから、

そこに「これでもか」とばかり懸案事項を追加するような「通達」は、役所も会社も出さない。クールダウンに当てる。

これによって、少しは気分にゆとりが生まれ、それでも日曜の夜や月曜日の朝が憂鬱でなくなる、ということは、

少なくとも、怠惰な私の場合は、永遠にないでしょうが、今よりは若干、マシになると思います。

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2013.01.11

【私事】母の葬儀が1月8日(火)、終わりました。(続)

◆もう少しだけ書かせて下さい。

これを書いているのは1月11日(金)の午前1時です。

母が死んだのは3日(木)の午前7時ちょうどですので、なんともう一週間です。

昨日の日記に書きましたが、ドクターから最初にムンテラがあったのが、

12月12日でして、1ヶ月後には骨になっちゃった、という急展開なので、意識が追いついて行かないのですね。


しばしば、「死の直後は気が張り詰めているからなんとかなるが、時間が経つと気が抜けてガックリくるから気を付けろ」といいますが、

特に気を張り詰めるも何もないまま、事態が進行したので「???」状態です。

覚えている間に記録しておきたいので、もう少しだけ、お付き合い下さい。


◆最期まで診てくださった、ドクターやナースの皆さんには感謝しています。

結局、最後のドクターの所見は「極度の脱水と栄養失調の状態だった」ということなのですが、

急激にその状態に至ったメカニズムは、よく分からないとのことで、病理解剖しませんでしたけど、

したところで解明出来たかどうか、わかりません。


素人のにわか勉強ですから、断片的なことしか書けませんが、

腎機能が低下すると、体内の水分を血液として取り込めないと。

しかし、急激に腎機能が低下したのか?よく分からないらしいのですね。

とにかく、腎機能が低下してたのは、血中のアルブミンという、タンパク質の一種(血液の浸透圧調整や体外物質の保持・運搬機能を担う)の値が、

死亡直前に、約3g/dl (正常値は 3.8~5.3)だったことからも明らかです。栄養失調ってのは、このアルブミン値が低いってことですね。

それがどうして起きたのかわかりませんが、要するに最期は血管の中に満ちているべき血液の量が極端に少なくなり、心停止の原因になった、

ということのようです。


専門家がお読みになったら、不正確あるいは誤りだらけの記述かもしれませんが、ご勘弁下さい。

もう永久に分からないでしょうが、仕方がありません。


ただし、患者や家族にとって肝腎なのは「納得できるか」ということです。

それは、死因のメカニズムが医学・生理学的観点から合理的に説明できるか?ではなくて、

医療スタッフが、きちんと診て下さったか、或いは看護してくださったか?ということです。

これが乱暴に扱われた、という印象だと、遺族が「納得出来ない」と感ずるわけですが、

今回、そういうことはありません。


抗ガン剤の投与をしたことで副作用は、少なくとも口内炎はありましたが胃腸の痛みは副作用か、

たまたま、そのタイミングで腸炎が発生した為か、どちらとも言えません。


しかし、TS-1という経口抗ガン剤を投与しても、殆ど副作用が出ないという患者さんのブログがありますので、

これは、いかなるドクターでも「投与してみないとどうなるかわからない」ということだと思うので、

母が苦しんだ時期が多少有りましたけど、それを主治医の責任とは言えないと私個人は、考えています。

ドクター、ナースはとても熱心に診てくださり、看護して下さいました。感謝しています。

その意味では、「納得の行く死」だったのです。


◆ひとこと言いたいのは、普段、母を診ていた近所の開業医(中年の女医)です。

母が最期を迎えた個人総合病院に、入院したのは、その病院と「提携」している開業医がいて、

そこは、母が住んでいた所から徒歩2分です。母は本態性高血圧ですから、

定期的に通院していましたが、そこの年配の女医さんは、ひどく機嫌屋でヒステリックだと、

元気な頃から良く「文句を言っ」ておりました。


入院後、母から直接聞いたので良く覚えていますが、昨年の秋以降、食べた後に胃に違和感があったり、

吐き気がすることがあったり、下痢をしたり、以前にはない異変があったことを何度か訴えたそうですが

「機嫌屋の年配の女医」先生は「食べ過ぎたんじゃないの?」などと言うばかりで、一度も触診すらしなかった

とのことでした。


これは、ちょっと問題では無いかと思います。面倒臭いし、その「不作為」が母の死期を早めたか否か、

因果関係を証明することはほぼ不可能ですから、医療訴訟なんか起こしませんが、

「納得がいかない」ことです。

これが、もし、普段から丁寧なドクターで、きちんと診たけど、見逃したというならば「納得出来」ます。

はっきり言って普段の診察に於ける問診の様子なんかを母からきいてもその「機嫌屋の年配の女医先生」は

仮に触診しても、胃の幽門部の異変に気付いたかどうかわかりません。それにしても、触診しなくても、臨時に提携病院に

連絡して内視鏡で診たら、あくまでも仮定上の話ですが、ごく初期で、根をはっていない状態のガンを発見出来たかもしれません。

それぐらいのガンが見つかるのは非常に運が良いのですけど、それなら、内視鏡で切り取れます。

そしたら、肝転移せずにもう少し、苦しまずに生きられたかもしれない。

「仮定」の連続ですが、遺族にそのように思わせてしまうこと自体が問題です。

俗にいう「ヤブ」とは医師としての技量の問題の場合もありますが、それよりも、「意識」の問題です。

それは、記録しておきたいです。


また、これは、議論が分かれるところですが、母は、抗ガン剤による化学療法を受けても、余命半年だろう

ということでした。それなら、抗ガン剤を含めた治療は全くしない、という選択肢があります。

ひじょうにはっきり書くと、母の場合「ガンが発見されてしまった事」が却って不運だったかもしれません。

厳密には、断定できませんが。

発見されなかったら、本格的に悪化して余命一週間ぐらいで漸く入院で、それまでは好きな事をしていられたかも知れない。

発見されて、治療を受けてから、それが、母の苦痛の原因の全てではなかったとしても、副作用と腹部痛にはかなり苦しみました。

(放っておいたらどうなったか、比較できないので、何とも言えないですが)、ガンは治療するなと主張するドクターが

以前からおられますが、今回、意味がわかりました。しかし、これは私の個人的主観的感情的、記述であります。

患者さんのなかには、母と同じような状態から抗ガン剤の主作用が著効を示し、治る方もいるでしょう。

ガン治療をどう考えるか、は難しい課題です。

少なくとも、どのような選択をするか、非常に悩む、ということがよく分かりました。

長い話にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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2013.01.09

【私事】母の葬儀が1月8日(火)、終わりました。

◆多くの方にお気遣い頂きました。御礼申しあげます。

こと1ヶ月弱、何度も母の病気のことを、この日記・ブログに綴りました。

お陰さまで、なんとか昨日、1月8日(火)告別式と初七日法要を済ませました。

このあとは、四十九日の法要まで、特に何もございません。

母が入院したことや、病気そのものに関して、また逝去に際し、

多くの方から、お見舞い、お励まし、お悔やみをお言葉を頂戴いたしました。


心より御礼を申しあげます。


◆経過。

手許の記録を見ますと、この1ヶ月の状況の変化があまりにも急激だったことに改めて驚きます。

同じ病気でも全く同じ経過を辿るということは、ないでしょうが、自分の記録とみなさまのご参考になれば幸いなので、

時系列的で、事態の推移を書きます。

◆背景

母は本態性高血圧で、また血栓が形成されるのを予防するために、血液をさらさらにする為のワーファリンという薬を

服用しておりました。普段は自宅マンションから徒歩2分に位置する開業医の診察を受け、

月に一回、心電図や採血(これは毎月であったかどうか、確認しておりません)の為、この開業医が提携している、

杉並区内の某総合個人病院に通院しておりました。

◆容態の推移。

自分の為の記録も兼ねておりますので、無理にお読みになりませんように。


  • 日付確認出来ず。採血で、肝機能に異常が認められる。

  • 12月5日(水)。超音波検査により、肝臓に何らかの異変があることがわかる。

  • 12月7日(金)。検査入院との名目で、その個人総合病院に入院。

  • 詳細な日時、不明ながら、胃カメラで胃の幽門部に腫瘍がみつかり、生検したところガンであることが分かる。

  • さらに腹部CTスキャンで、肝臓に複数の小さな転移病巣が発見される。オペは不能である、とドクターが判断する。


  • 12月11日(火)。病院から「検査結果が芳しくない。ご家族にあした説明したい」と告げられる(注:この時、私は「ガンだろう」と覚悟しました)。

  • 12月12日(水)。午後、内科部長及び担当医からムンテラ(病状及び、治療方針の説明)。「胃の幽門部(腸に近い側。出口の部分)にガンがあり、既に肝臓に転移している。手術は不可能。TS-1という経口抗ガン剤を8日間投与し、その後シスプラチンという液体の抗ガン剤を投与する」概ねそういうこと。理屈が通っていると思われたので、任せることにする。

  • 12月13日(木)。経口抗ガン剤、TS-1の服用開始。しばらくは何も副作用なく、病室も4人部屋。見舞うとまだ、元気で饒舌。

  • 12月14日(金)から20日(木)。ほぼ毎日、勤め帰りに病院に寄るが、特に変化なし、苦痛、不具合の類なし。

  • 12月21日(金)。当初計画では、この日から抗ガン剤「シスプラチン」の点滴を始める筈だったが、取りやめとなる。兄から、「母、27日に退院」と連絡がある。年末年始にかけ、一族郎党が母のマンションに交替で泊まる、というのが兄の構想。ところがこの日から、突如副作用か、腸炎か不明であるが、母が下痢を催し、胃から腸にかけての痛みを訴え始める。

  • 12月25日(火)。3日間、かなりの腹部痛を訴え続けたらしい。痛いという言葉が弱々しく痛みに身体を震えさせているが、自分にはどうしてやることも出来ない。同時に下痢により裂肛したか内痔核でも出来たか、直腸に炎症、潰瘍でもできたか肛門痛が母を襲う。

  • 12月26日(水)。二度目のムンテラ。痛みは強いものの、ガンが急速に進行しているわけではないから、現在の状態が安定して、今後どうするかという相談。全身状態等を考えると、まだ「ホスピスでターミナルケア」という状態では(母は『最期』はそれを希望していた)ない」がドクターの見解。我々家族も同じように考えていた。

  • 12月28日(金)。腹部痛は収まったがまだ、下痢は続き肛門痛があり、それよりも、口内炎がひどいという、ドクターは通常のステロイド軟膏では効かないので局部麻酔薬キシロカインを用いるというが、どうもよくない。この日がまともに母がしっかりとした意識で話した最後だった。「抗ガン剤の主作用が全く認められず、副作用が予想以上に強く、甚だ苦痛である」とか「口内炎の痛みを主治医に訴えたが、『望みを捨てずに』という類のことを言われたので、『先生、こんなひどい口内炎になったこと、内でしょ?』といってやった」などと、ゆっくりと話す。

  • 12月29日(土)。見舞いには行かず。あとで分かったが、この日から下血が多くなる。ワーファリンを飲んでいたから(既に服用を中止していたが、血中に薬は残っている)、凝血し難いらしい。ドクターはワーファリンの作用を打ち消す別の薬を用いたが、下血は元旦まで続く。

  • 12月30日(日)。意識レベルが一段と落ちる。弱々しく「水が飲みたい」という。飲ませたあと、吸い飲みをベッド脇の台におくが、見えないという。ナースにその状態を伝える。

  • 1月1日(火)。一昨日まで、辛うじて話せたのが最後。筆談となるが、文字が読めないほど意識レベルが低下。ナースが導尿管を挿入、固定。見舞って帰宅後、ドクターから私に連絡があり「下血が続き、それは止めたが脱水気味で、意識レベルが低い。正月休み中、心肺停止などの急変が起きた場合、蘇生措置をしてもよいか、家族の意思を固めてほしい」といわれ、至急兄と相談し「そうしてくれ」と伝える。嫌な予感。

  • 1月2日(水)意識はあるが、筆談も不可能、コミュニケーションが取れない。ナースによると点滴を入れ続けているが、24時間で尿量が20cc。明らかに腎機能低下。「ちょっと悪い状態ですね」と言われる。夜、病院に行った兄から、一層腎機能低下し、透析可能か検討中という。内心、覚悟を決める。

  • 1月3日(木)午前6時。「危篤」の連絡を受け、妻子と共に、自分のクルマで病院に急行。到着したときには、ドクターが心臓マッサージ中だった。私が着いたすぐあとに兄一家が病院に到着。間もなくドクター「心停止、瞳孔散大、呼吸停止」のため、蘇生措置を止めた7時ちょうどを死亡時刻と致しますと臨終を告げられる。

そして、今週月曜日、通夜。昨日告別式が終わった、という次第です。

つまり、エコーで肝臓に転移が発見され、入院していただきます、とドクターに言われてから、1ヶ月経たない間に、母は骨になってしまいました。

しかも最後の数日は、あれよあれよというまに容態が悪くなり、なんだか呆気にとられている間に死んでしまったという気がします。

まだ書きたいことがありますが、長くなるので、明日にします。

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2012.12.30

【病気】一難去ってまた一難。

◆ガンの母。消化器の痛みと口内炎が収まったら・・・。

人間の病気の症状が僅か10日間で、これほどコロコロ変わるのを見たことがありません。

母は、胃の幽門部にできたガンが肝転移していて手術が不能です。


当初の計画では12月13日から経口抗ガン剤、TS-1を飲み始め、

様子を見て、12月21日(金)から、点滴でシスプラチンというクスリを使うはずでした。


経口抗ガン剤、TS-1を飲み始めて数日は副作用が出なかったのですが、すこし遅れて副作用と思われる

口内炎ができ、先週の土曜日、12月21日には下痢が始まりました。

当時、母の入院している病院では、数人ですがノロウイルスによる感染性胃腸炎の患者がいたので、

体力が弱っている母が感染したら大変ですし、もしかすると母がすでに感染していたら、大部屋の他の患者さんに

感染がひろがるかもしれないので、個室に移されました。

幸い、母の下痢はノロウイルスではなかったのですが、経口抗ガン剤、TS-1によるものなのか、

たまたま、普通の腸炎を発症したのかわかりません。主治医は多分、腸炎によるものであろうということでした。


◆ガンそのものが急速に進行しているわけではないけれども、色々なことに苦しむ患者を見舞うのが辛いです。

とにかく今週の火曜日までは、腸炎で苦しみ、あまりの腹部の痛さに身体を震わせ涙をこぼしている。

消化器の痛みに効く「ブスコパン」というクスリがありますが、これは、

腸の動きを止めることによって痛みを抑えるそうです。

しかし、腸炎によるものだとしたら、病原体を早く排泄した方が良いので、腸の蠕動運動がとまり、

排泄が遅れない方がいい。したがって痛くても早く出してしまった方が良い、というドクターの説明は理屈がとおっているし、

非常に熱心に母を観て下さっているので、何ら「不満」はないのですが、


現実に、身をよじらせて痛がっている母親を目の当たりにするということは、やはり辛いです。

一日おいて、また見舞いに行ったら、腸の痛みは収まったけれど、今度は口内炎(これは、ほぼ確実に抗ガン剤の副作用です)

の痛みが半端ではない、といいます。腹部の痛みから解放されたけれども口内炎のひどいのは何も食べられないどころか、

何かを、口腔内に含んだだけで激痛が走りますから、連続する激痛に母親の気力が失われていきます。

それは観ていると、分かります。


また二日おいて今日(30日)夕方、見舞ったら、今度は、口内炎は治まったが、腸炎による「下痢」が、

直腸から肛門に負担をかけたのでしょうか。

私も曾てひどい痔核(イボ痔)で手術を受けたほどです。

ガンの苦しみはわかりませんが、ひどい痔になったときに下痢をするとこれは本当に辛いのです。

母の場合は、従前より、軽い痔核があった程度ですが、今回は下痢によって裂肛か、内痔核が実はあって

それが刺激されたか、問題の所在が分かりませんが、ドクターが診て下さったあとの説明では、

「内視鏡で直腸の内部を診ないとわからないが、専門家が年末年始でいないのでしばらく様子見」とのこと。

皆さん、馬鹿にしているかもしれませんが、肛門科ってのは専門職です。


元気な時に、少々痔が悪化したのなら、母はさほど堪えないでしょうが、

最近何度も書いて恐縮ですが、母は、自分が「思いがけず、ガンで死ぬらしい」ということに

精神的ダメージを受けており、闘病に使えるエネルギーが減衰しています。

今日も、「もう、こりごり」といっていました。


ガンが見つかって治療を始めたが為に余計苦しんでいるという皮肉な状態に

いまのところ、なっております。


◆もしかすると、やや意識が混濁しているか、認知症的症状というべきか。

今日、私がちょっとショックだったのは、今まで、腹部が痛いときにも、口内炎の痛みがひどいときにも、

思考力は、残っていたし、周囲の状況を認識する能力も減衰していないようだったのに、

今日は、「水が飲みたい」という意思表示をする際に、うわごとのように、しかも弱々しく、

水・・・水が飲みたいんだよう・・・

という言葉になったこと。こういうのは、初めてなんです。

さらに、水をまたすぐ飲めるようにして欲しい、というので、ベッド脇の台の母の手の届くところに

吸い飲みをおいたのですが、
どこにあるの?見えない・・・。

といいます。少々ギョッとしました、視力が全て失われたわけではありません。

しかし、今までの人生で見てきた母親の姿で、現在が最も弱々しく、生命エネルギーが乏しい。

ガンそのものによるものではなく、付随的要因に起因する「強い痛みの連続」に

もともと「痛いのだけは嫌」といっていた(誰だって嫌ですけど)母親の気力が急速に衰えている。

こういうのを見るのは辛いです。

これも同じ結論で、今週3回目ですが、いっそ、最初からガンが見つからなかったほうがギリギリまで好きな事をして

いられたであろうと思います。絶対、命が助かるというなら、少々の苦しさに耐える価値があるでしょうが、

84歳の年寄りで、あと生きたとしても半年ぐらいだろう、という人間には、

その治療が本来、目指す効果が出るかどうかはわからないが、副作用(デメリット)は必ずある、

という臨床医学的措置を講じる必要はないのではないか、と思います。

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【病気】母の消化器の痛みは収まりました。

◆ひとまず、少しホッとしました。

いずれにせよ。今日明日の命とか、そういう段階ではないのですが、

胃ガンが肝転移して、抗ガン剤治療で入院している私の母のことです。

今週の火曜日に病院に行ったときには、あまりにも腹部が痛くて身体を小刻みに震わせ、

さすがにちょっと可哀想だったのですが、金曜日には収まりました。

経口抗ガン剤の使用も一週間経って一旦中止しています。

しかし、抗ガン剤の服用の中止と腹部痛の収束に因果関係があるのかどうか、

分かりません。

ドクターは当初から副作用かもしれないが、腸炎かも知れず、

それならば、一週間程度で症状が収まるはずだ、とおっしゃっていて、その時期とも符合するからです。

とにかく一番痛いときには、口内炎(これはほぼ確実にTS-1という経口抗ガン剤の副作用だそうです)の痛み、

腹部の痛み。腸炎又はクスリの副作用に起因する下痢で、肛門痛が強まっていたのです。

3箇所に強い痛みがあると、さすがに、人間、きついです。腹部の痛みは前述のとおり収まり、

肛門痛も座薬で緩和しました。

口内炎はかなりひどくて、局部麻酔薬キシロカインの薄いのを使用しているとのことですが、

一度に3箇所痛い、と訴えていたときよりは、落ちついているのですこしばかりホッとしました。

抗ガン剤を一旦やめましたから、いずれ口内炎も治るでしょうが、年末年始は今の状態では

とても一時帰宅など不可能です。本人も病院にいた方が安心だと認識していますが、

客観的に見て、その方がよいです。

その後どうするか。クスリを何も用いないのなら、入院し続ける意味がないし、

しかし、本人は、これほど苦しいのはご免だといいますが、ガンそのものが急速に進行したわけではなく

ホスピスでターミナル・ケアというのには早すぎる。

難しいです。私達親族は、母のことだけをかんがえていればいいですが、

ドクターやナースは同じような、あるいはもっと状態の悪い患者を沢山同時進行的に

観察し、考えて医学的処置をかんがえなければならないのですから、本当に大変だろうと思います。

母が痛みに苦しんだのは事実ですが、医療従事者の献身的な治療・看護は、有難いです。

人生、色々つらいですが、これぐらいの患者は全世界に、今この瞬間も何百万人もいるでしょうし、

もっと悩んでおられるご家族もおられることでしょう。

仕方が無いです。

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