5月3日は憲法記念日でした。憲法を守るにはどうしたらいいか。
◆何度書いても分からない人は分からないのですが。安保法案反対デモは無駄です。
既に施行されている安保関連法を廃止しろ、と国会議事堂周辺で、今だにデモが行われているようです。
そしてそれをメディアが報じないと、言っていますが、どこまでバカなんですか。
所謂、安保関連法案は、昨年の9月に官報で公布され、今年の3月に施行されたのですから、
既に「法案」ではない。れっきとした法律です。
日本国憲法第四十一条には、
国会は国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関である。
と書いて有ります。ということは、現在有効な法律を廃案にする決議も、国会で為されて
初めて意味を為します。国会議事堂周辺に10万人あつまろうが、100万人あつまろうが、
それで、ある法律が成立したり、廃止されたりしたら、そのこと自体が憲法の定めに反する。
デモをしているひとたちは、自分達が憲法の条文に定められていない方法で法律を廃案にしようとしている、
つまり、憲法を守れ、とシュプレヒコールを挙げているが、その本人が憲法を無視している、という滑稽な状態です。
◆そもそもどうしてこのような世の中になったのか。
このような世の中というのは、安倍内閣のような、非常に危険な内閣が国政を動かしている、という世の中です。
安倍晋三内閣総理大臣は、憲法を変えて、日本を戦争が出来る国にし、
福島第一原発事故を収束させる見込みは全く立たないのに、「原発は安全だから、再稼働する」といい、
多くの経済指標、データは日本経済における景気後退を示唆しているのに、来年、再び消費増税する。
と言っています。
しかし、これらは全て、選挙の公約に書いてあることを実行しているだけです。
大元は、そういう人に政権を取らせた有権者の致命的選択ミスです。
安倍晋三氏は、憲法を変える、集団的自衛権の行使を認める、と公言していたのに、
彼が率いる自民党を、2012年衆院選、2013年参院選、2014年衆院選と3回もの国政選挙で大勝させておきながら、
昨年、安保関連法案が本当に決議されるとなると、12万人が
「国会周辺にあつまり」、「憲法を守れ、とシュプレヒコールを叫んだ」そうですが、
私は、今更何を言ってるんだと申し上げました。何度でも繰り返し言いますが、
そもそもこういう人を総理にした有権者が悪いのです。
◆7月末までに参議院選挙があります。絶対に与党を過半数割れさせなければなりません。
衆議院と参議院で第一党が異なる状態をメディアは「ねじれ国会」と、
あたかも、なにか「悪い事」のように表現していましたが、とんでもない話です。
ねじれていなければ、なんでも自民党の思う通り、一党独裁です。参議院の存在意義がありません。
よく、「そうは言っても自民党にとってかわる野党がない」という人がいますが、
今年は特に、参議院選です。参議院で内閣を作ることはない。
どの野党にも、政権担当能力がないかもしれないが、いいのです。
大事なことは、自民党と公明党の連立与党が過半数割れをすることです。
それで、法案審議が滞っても、いいのです。こんど参議院で自民党が絶対安定多数なんかとったら、
本当に憲法を変え、戦争をできるようにしたがりますよ?
野党のどの一党が単独で過半数を取らなくてもかまわない。
自民党の思い通りに法案を可決できないような状況をつくることです。
既に世の中、特に経済では株価や金利を見ると異常です。安倍内閣への批判が高まっている。
更に、参院選で、自民党が大敗を喫したら、間違いなく「安倍晋三の所為だ」と自民党の中でも
安倍晋三氏を引きずり下ろそう、という動きが起きるでしょう。安倍氏が失脚したら、
本当に憲法を(巧妙心から、ですが)変えたいのは彼だけなのですから、
何十万人も、国会議事堂に来なくても、憲法改正(改悪?)は免れます。
今度の参議院選挙では、
絶対に自民党と公明党に入れない
ことが肝要です。完璧な実行は困難でしょうが、誰も自民党と公明党に投票しなければ、両党は勝ちようがありません。
世の中が悪い方向に向かうのを阻止する第一歩です。
皆さんが、まず、「自民党と公明党に入れない」と心に堅く決め、周囲の人々にもそれを広めて下さい。
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