カテゴリー「バレエ」の記事

2013.02.11

【音楽】浅田選手が使った「白鳥の湖」は、バレエだと32回転のグラン・フェッテ。

◆フィギュアスケートの浅田真央選手が使った「白鳥の湖」はバレエでも見せ所です。

フィギュアスケートの四大陸選手権で浅田真央選手が優勝しました。

おめでとうございます。

テレビでアナウンサーが何か言ったとしても、あの音楽が「白鳥の湖」全曲の何処か?を

知りたい、という方が多いのではないでしょうか?

チャイコフスキーの3大バレエの一つ、「情景」のオーボエのメロディーで余りにも有名な

「白鳥の湖」ですが、あれは全幕全曲聴いたことがある方は、少ないと思います。私も全曲は無いです。

バレエ公演ですら、一部は割愛するのが普通です。浅田選手が使ったのは、

「白鳥の湖」、第3幕で悪役、オディール(黒鳥)が王子ジークフリートを誘惑するために踊ります。

黒鳥と白鳥は見た目がそっくり、という設定ですので、バレエでも一人のバレエ・ダンサーが白鳥のオデッサと

黒鳥のオディールを演じ分けます。


「白鳥の湖」全曲の録音は少ないのですが、Naxosさんから出てます。CDでも買えますが、最近は

ダウンロード購入の方が探しやすくなっています。

Tchaikovsky: Swan Lake ドミトリ・ヤブロンスキー & Russian State Symphony Orchestra

の14番目です。 Coda: Allegro Molto Vivace です。

音楽だけ、まずどうぞ。


Swan Lake:Coda: Allegro Molto Vivace





音楽だけでも十分華やかですが、これはバレエ・ダンサーの女性は大変でして、ロイヤル・オペラなら

吉田さんのようなプリンシパル(ではなくても踊れることは踊れるでしょうが)級の技巧の見せ所だそうです。

32回、回転します。グラン・フェッテというそうです。ボリショイの映像ですが。


白鳥の湖 32回 グランフェッテ by ニーナ・アナニアシビリ







吉田都さんの有名な話がありまして、吉田さんがロイヤル・バレエ・スクールに在学中、

最上級のクラスの学期末のテスト・レッスンで最後の課題がこの「白鳥の湖」、

32回転のグラン・フェッテでした。

吉田さんが、師と仰ぐバーミガム・ロイヤル・バレエ(旧:サドラーズ・ウェルズ・バレエ団)名誉監督、

ピーター・ライト氏の証言。スーパーバレエレッスン82ページ。

英国ロイヤル・バレエを世界に冠たるレベルに引き上げた、ニネット・ド・ヴァロア女史(1898-2001)

がこの試験を見ていた、という状況です。
都(引用者注:吉田都さんのこと)のグラン・フェッテは私の心にずっと残っています。

(テストの)最後の課題が32回転のグラン・フェッテだったのです。

ド・ヴァロワは当時80歳代後半か90歳代前半だったと思いますが、その様子を見ていました。

全員がフェッテをやりましたが、みんな、かなり苦労していてできない人もいました。

しかし都は、美しく、やすやすとやってのけたのです。

するとデイム・ニネット・ド・ヴァロアが立ち上がり、クラスを見学していた人全員に、こう言ったんです。

「私は、こんな詩的な優雅さのあるグラン・フェッテを見たのは初めてです」と。

実に美しい出来事でした。このときのことはずっと私の心のなかに残っています。

非常に誇らしいですね。

吉田都さんや、熊川哲也さんのお二人は東洋人でありながら英国ロイヤルオペラのプリンシパル。

先日のジュネーブ国際バレエコンクールで熊川さんは、今や審査員です(吉田さんもずいぶん前から)。

こういう人たち。バレエダンサー・音楽家などが海外で活躍することにより、欧米人の日本人のイメージは

絶対に良くなっています。元・旧西独首相で、自らも玄人はだしのピアノを弾くヘルムート・シュミット氏は、
ヨーロッパ各地で演奏する日本人音楽家は、政治家や外交官や財界人よりも、日本人のイメージを向上させることに貢献している。

といいました。

そういうことを日本の大衆は仕方がないとしても、権力の中枢にいる人達が全く理解していないのが、

如何にも無教養、無粋、下品な感じです。国防軍なんていって軍隊を他の国に行かせたって、

武器ってのは人を殺す道具なんですから、いい顔をされるわけがない。

楽器は武器よりも強いのです。

武力で人を殺しても恨みを買うだけです。恨みは増幅します。

しかし、日本人芸術家が他国の人を感動させて、恨まれる可能性は絶対に無い。

尊敬されるでしょう。これほど簡単なことが、どうしてわからないのか。

どちらが大切なことか分からないのか。残念でなりません。

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2013.02.02

【音楽】クライスラーとハイフェッツの誕生日。シューベルト。ローザンヌ山本さん3位。

◆クライスラー(1875-1962)は昨年とりあげるべきでした。

昨年がフリッツ・クライスラーの没後50周年でしたので、あるヴァイオリニストが、

「今年はリサイタルなどで、クライスラーをプログラムに含めて頂きたいという依頼が多い」

といっていましたが、1年前はちょうどN響アワーが終わるというので、NHKに抗議文を出して

そちらに気を取られておりました。


クライスラーは自作自演の録音が残っていますが、いくら何でもノイズばかりで

興ざめです。

私が好きな、カナダのヴァイオリニスト、ジェームス・エーネス(James Ehnes)氏の
James Ehnes Plays Kreislerですが、

iTunes Store ですとJames Ehnes Plays Kreisler1,500円でダウンロード購入できます。

最近はなんでもダウンロードですね。それはさておき、一曲だけ。


クライスラーが、タルティーニ作曲:「コレルリの主題による変奏曲」という第50変奏まであるのをコンパクトにまとめた曲。


コレルリの主題による変奏曲







ピアノやヴァイオリンなど、優れた才能が掃いて捨てるほどいる世界で秀でるということは、非常に大変で

殆ど不可能と考えた方が良い、というのが凡人に対しては、最も親切なアドヴァイスだと思いますが、

James Ehnes氏には確かに他と違った表現力がある、と思います。


◆ハイフェッツ(1901-1987)

ヤシャ・ハイフェッツは、ヴァイオリニストの神様で、100年に1人の天才といわれます。

何ても弾けと言われれば、すくに弾けてしまうのですが、協奏曲より小品集の方が

ハイフェッツの真骨頂です。

ツィゴイネルワイゼン ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン

から。


ツィゴイネルワイゼン






中間部の美しい旋律はハンガリー民謡をそのままサラサーテが使ったそうです。

若干、音色が普通と違うのは、ここは弱音器を付けているからです。

まさに、ハイフェッツ=ツィゴイネルワイゼンと言っても過言では無いほどの名演。

最初と終わりのテクニックでは腕がなりますが、この中間部の歌い方。


ヴァイオリンが「泣い」てます。したたるポルタメント、よよとすすり泣くヴィヴラート。


これぐらいの浪花節がぴったりです。


◆既に過ぎてしまいましたが、1月31日はフランツ・シューベルトの誕生日でした。

シューベルトは「歌曲の王」であるのは余りにも有名で、過去にはシューベルト歌曲を載せましたが、

彼にはあまりにも有名な代表作、三大歌曲集「冬の旅」「白鳥の歌」「美しき水車小屋の娘」があります。

これはいままで殆ど取り上げたことがありません。

クラシックの声楽家というとまずオペラ歌手を連想する方が多いでしょう。

あちらの方が派手です。一方、ドイツ・リートなんていうのは、イタリア・オペラのように

テノールが高音をフォルティッシモで張り上げるというような所はありませんが、それだけに

純粋に「音楽性」「歌心」がモロに出ます。

第一人者。故・フィッシャー=ディースカウと名伴奏者として有名なジェラルド・ムーアのピアノ。

シューベルト:歌曲集「冬の旅」から第一曲。


シューベルト:歌曲集:「冬の旅」 第一曲 Gute Nacht(おやすみ)






泣けますね。シューベルトは「悲しくない音楽なんてあるのだろうか?」と言ったそうですが、

あまりにも直接的に切ないです。

同じ「冬の旅」には有名な「菩提樹」もあります。


◆【為参考】2月2日は今年のローザンヌ国際バレエコンクールのファイナルです。

クライスラー、ハイフェッツ、シューベルトと全く関係ありませんが、毎年、

1月の終わりから2月のはじめにかけて、ローザンヌが開かれます。昨年は菅井円加(すがいまどか)さんが1位でした。

2013年のファイナルは今日2月2日。日本人は5人がファイナルに残っています。ご参考までに。


◆【追加】ローザンヌ国際バレエ、山本さん3位 石川の高2(朝日新聞 2月3日(日)2時50分配信)

熊川哲也さんや吉田都さんらを輩出した第41回ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が2日、スイス西部の当地で開かれ、

石川県能美市在住で小松市立高校2年の山本雅也さん(18)=横倉明子バレエスクール=が3位に入った。

山本さんは「信じられない気持ち。緊張もせず、自分の納得できる踊りができた。家族にありがとうと言いたい」と話した。

同コンクールは15~18歳だけが参加でき、「将来性」を審査するため、若手ダンサーの登竜門とされる。

本選には23カ国から75人が参加し、決勝には20人が進んだ。

上位8人には世界の有名バレエ団やバレエ学校へ1年間、無料で入団が認められ、

生活支援金として1万6千スイスフラン(約160万円)が支給される。

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2012.05.28

「バイオリン:成田さんが2位入賞…エリザベートコンクール」←良いニュースを大きく伝えましょうね。

◆記事:バイオリン:成田さんが2位入賞…エリザベートコンクール(毎日新聞 最終更新 05月27日 20時36分)

ブリュッセルで開かれていたエリザベート王妃国際音楽コンクールのバイオリン部門で26日、

結果発表があり、日本の 成田達輝さん(20)が2位に入った。

バイオリンでは世界最難関のコンクール。

成田さんは札幌市出身。桐朋女子高音楽科(男女共学)を経て、パリ国立高等音楽院に留学中。

全日本学生音楽コンクール中学の部全国1位、

日本音楽コンクール2位、

一昨年のロン=ティボー国際音楽コンクール2位と、

実力は早くから注目されていた。

パガニーニのバイオリン協奏曲第1番を弾いた今回の本選で、

コンクールでは珍しい「ブラボー」の渦と聴衆総立ちの喝采を浴びた。

成田さんは

「とてもうれしいです。大勢の方にお世話になったので、これからの演奏活動が少しでも恩返しになればいいと思います」

と語った。

日本人はこれまでバイオリン部門で堀米ゆず子さん(1980年)、

戸田弥生さん(93年)が優勝している。【梅津時比古、ブリュッセル斎藤義彦】


◆エリザベート2部門ですね。

約1週間前に、金環日食の原稿を書き上げて、日記とブログを更新しようとしていた矢先、

NHKが、エリザベート・コンクール作曲部門で

酒井健治さんがグランプリ、と報じたので、急いで書き直しました。

2012.05.19【速報】エリザベート・コンクール作曲部門、日本人グランプリ。/金環日食。直接太陽の方向を見るのは危険(国立天文台)

この時点で、バイオリン部門も始まっていて、今日報道された成田達輝さんが、

ファイナリスト12人に残っていると時事通信が伝えていて、ただしその時点では

ヴァイオリン部門の最終結果がいつ出るか書かれていなかったので、

毎日、読み逃さないように、私は気を付けておりました。その甲斐ありました。

エリザベートコンクールの公式サイト、現在、日本時間5月27日23時17分ですが、

ほんの少し前まではアクセス出来たのですが、どうも(多分日本から)アクセスが殺到しサーバーに負荷が

かかり過ぎているようで、一時的にアクセス出来ないのですが、

暫く経てばアクセスが可能になるでしょうから、リンクを張っておきます。
Queen Elisabeth International Music Competition

このサイトでちょこっと見たところによると今は何しろアクセスできないので記憶が

間違っていたらすみませんが、6月の始め(つまりコンクールの一週間後)に受賞者による

ガラ・コンサートがあり、ネットで中継するような話が書いて有りました。

さらに、アクセスが殺到したのは、ファイナリストの映像がこの公式サイトで見られるようになっているのです。

一部じゃないですよ。これはセミ・ファイナルかな。ブラームスのソナタなど80分の映像と音声を試聴できます。

非常に知的なヴァイオリンです。パガニーニまで聴いていたら、間に合わないので、途中で書いています。


成田達輝氏の受賞歴は記事に書いて有るとおり、毎コン2位、2010年のロン・ティボー2位、エリザベート2位ですが、

こうなると1位でも2位でも大変なことです。もんのすごいレベルの高いコンクールですから、ファイナル(本選)に3回とも

残る、というだけで、大変なことです。


この、今年のエリザベート・コンクール、ヴァイオリン部門の審査員の中には、かつて

自分がやはり2位の諏訪内晶子さんが審査員としてよばれてます。諏訪内晶子さんは、最後の1990年、

チャコフスキー・コンクール優勝から、プロフィールに書いてあることが多いですが、エリザベート2位で、

その前もロン・ティボーじゃなかったと思いますが、他のコンクール2位が続いていましたが、

繰り返しますが、このレベルのコンクールは、ファイナルに残った時点で既に十分、才能を証明されています。

コンクールは瞬間最大風速みたいなものですから、本選の日が1日ずれていたら、成田さんが優勝だったかもしれません。

いずれにせよ。ローザンヌの菅井さんといい、エリザベート作曲部門の酒井さん、ヴァイオリン部門の成田さん、といい

世間は、オリンピックばかり騒いでいますが、芸術の分野、これは本来「勝ち負け」を競うものではないけど、

どれもこれも、本当に世界の最も優れた才能が集まってくるわけで、

その中で落ちついた演奏で上位入賞を果たしている、日本の若い人達をもっと大きく取り上げて

讃えて欲しいものです。

「良い事」(スポーツ以外の)を大きく報じないのは、日本のメディアの悪い癖ですし、

日本社会の悪い癖です。無教養です。

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2012.02.06

【速報・映像】「<バレエ>ローザンヌ1位の菅井さん 吉田都さんが絶賛」←菅井さん、おめでとうございます。

◆記事:<バレエ>ローザンヌ1位の菅井さん 吉田都さんが絶賛(毎日新聞 2月5日(日)19時2分配信)

若手バレエダンサーの登竜門であるローザンヌ国際バレエコンクールで4日、神奈川県厚木市出身で

和光高校(東京都町田市)2年の菅井円加(すがい・まどか)さん(17)=佐々木三夏バレエアカデミー=が1位となった。

現代舞踊賞も受賞した。初の海外遠征での快挙となった。

コンクールの入賞者(1983年)で、審査員を務めた世界的なバレエダンサーの吉田都さんは

「菅井さんは練習の時から反応が早く、エネルギー、表現、ダイナミックな動き、音楽の使い方、

古典と現代のバランスなど、すべてにおいてレベルが高かった」と絶賛した。

1位は9人の審査員全員の一致した評価だったという。


菅井さんは「まだ踊りの夢の中にいるような気持ち。先生方やお父さん、支えてくれた人たちにありがとうと言いたい。

初めての海外は何もかもが新鮮だった。吉田さんのようなダンサーを目指したい」と喜びを語った。

コンクールでは、DVDによる審査を経て19カ国から79人(日本は最多の19人)の15~18歳のダンサーたちが

ローザンヌに集まり、4日間の合同レッスンに参加。21人(日本人は男性1人、女性4人)が4日の決勝に臨み、

観客を前に古典バレエと現代舞踊の両方の演技を競った。


◆コメント:吉田都さんが絶賛って、あまりないですよね。

毎年1月末から2月3日か4日までローザンヌ国際バレエコンクールが開催され、

毎年、日本人が入賞するのが「当たり前」のように感じてしまいますが、

これは大変なことですね。


バレエというのは、生で見ると実によく分かりますが、ガイジン(狩猟民族)の踊りです。

日本人は農耕民族で、身体が元々、跳んだりはねたりするのには、向いていない。

「田植え」を想像すれば分かる通り、田んぼや畑での仕事は同じ姿勢でもそもそとした動作。

同じ姿勢に耐えられるようなのが、日本人の身体です。


だから元来、バレエに適したDNAは、全く日本人にはないはずです。

日本の伝統的な「舞」を見ると分かりますが、絶対にジャンプしないですね。

すり足なんです。


これは音楽でも証明されているようなものですが、日本に西洋音楽が輸入されて150年ぐらい

しか時間が経っていないのに、立派に世界に通用していますね。


この日記・ブログで何度書いたか分かりませんけど、世界一のオーケストラ、

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をカラヤンが指揮していた頃、つまり全盛期に、

カラヤンど、ヨーロッパ人の信任を得て、第一コンサートマスターに就任した安永徹さんは

四半世紀に亘り、コンサートマスターを務めましたが、目の眩むほどの偉業です。

日本人はそういうところ「とてつもない」民族だと思います。

バレエも同じです。


審査員の吉田都さんは今更言うまでもなく、天下の英国ロイヤルバレエのプリンシパル(常に主役を演る人)

だった方ですね。旧サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ団とロイヤルバレエ併せて22年間プリンシパルです。


バレエは、ダンサーは台詞も言わないし、歌も歌いませんね。身体の動きだけで全てを表現する。

純粋に踊りのテクニックを披露するような演目もありますが、ジゼルとかコッペリアとか、多くの作品にはストーリーがあり、

そのストーリーは当然、西洋人だけを念頭に置いて書かれているのですから、本当は舞台でも東洋人が混入する

「必然性」が全くない。むしろ、不自然です。東洋人ダンサーは欧米のバレエ団に入ったら、その時点でハンディを負っています。

にも関わらず、吉田さんや熊川さんがプリンシパルにまで登り詰めたというのはものすごいことで

想像を絶する努力の賜でしょうし、才能もあったのでしょう。


その吉田さんが、「最近の日本人留学生は、すぐに諦める」と以前嘆いていたのを覚えています。

私は「根性」ということば、嫌いなんですが(自分にないもので)、要するに「あまりにも根性がない」

ということを仰有りたかった様子でした。

今年の優勝者、菅井円加(すがい・まどか)さん(17)さんは、留学してないんですね。

日本で勉強しただけで、世界に通用する、ということはそれだけ日本での指導が正しかったということですから、

やはり、日本人は大したものだと思います。。


◆YouTubeにPrix de Lausanneの公式サイトがあります。そこでファイナルも見ることが出来ます。

ローザンヌ国際バレエのYouTubeの公式サイト(チャンネル)があります。

Prix de Lausanne 

とにかく、菅井さんの受賞の瞬間。アップして下さった方、ありがとうざいます。


2012ローザンヌ国際バレエコンクール一位受賞の瞬間から





実際の演技、古典がまだ見つかりません、現代舞踊賞受賞と記事にありますが、コンテンポラリーといいます。

それは、アップされてます。これもアップして下さったかた、有難うございます。


Madoka Sugai Contemporary 2012ローザンヌ国際バレエコンクール







菅井さん、おめでとうございます。どうか、大輪の花を咲かせて下さい。

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2011.12.05

ボーナスが出た日の夕食が立ち食い蕎麦とコンビニおにぎりって惨めですね。

今日はボーナスでした(ボーナスの出ない職業、立場の方、済みません)。

全盛期、健康なころの四分の一ぐらいしかでないのですが、1年間結構頑張って働いた甲斐があり、

前年対比数万円増えました。



しかし。間が悪い。

今年中に死ぬかも知れないカミさんのオヤジさん。どうも、女房の説明が要領を得なくてよくわからないのだけど、

想像で補うと、脳内に動脈瘤があるのだけれども、そんなに今すぐ生命に関わりそうでは無い。

しかし、瘤である以上、破裂するかもしれない。先日、

2011.11.23 【追加】私事で恐縮ですが、予めおことわり。/明日アルゲリッチの超名演DVDが発売です。

を書いたら、私の書き方が悪いのですが、過剰に深刻な印象を読者の皆様に与えてしまい、

ご親切なコメントやメールを頂戴して恐縮しております。


「いつ、死んでもおかしくない」というのは

ドクターの言葉ではないのです。あくまでも危機管理上、

最悪の事態を想定すると、思いがけず早く、動脈瘤が破裂する可能性を

考慮に入れなければならない、という私の心づもりを書いたのであります。


話が逸れました。


家内からの伝聞なので、正確な情報かどうか検証出来ないのですが、

義父は、明日そけい部からカテーテルを入れるので、準備もあり、

今日から入院しています。


義父の最初の奧さん、つまり、私の家内の母親は1984年に40代で胃がんで亡くなり、

義父は、ずっとやもめだったのですが、10年ほど前、家政婦と内縁になり、

カミさんは面白くない。死んだカミさんの母親はいいとこのお嬢さんで、

写真を見ると偉い美人なんです。

義父の二人目の(内縁の)妻は、会って見ると、何だか人の事を品定めするような目つきの

感じ悪い人で、義父の前妻とは比べ物にならない。

更に、家族のことを話したがりません。

なんか怪しげな(と思われても仕方が無い)のです。


だけど、父親の面倒(炊事・洗濯)は一応やるので、仕方が無いから、

家内は我慢していたののです。その女に会いたくないから、帰る実家が

無くなってしまった。


そしてその元・家政婦、今内縁の妻は、義父の動脈瘤が見つかって

検査入院という直前、自ら転んで大腿骨骨折で全治何ヶ月なんです。

偶然だから仕方が無いとはいえ、如何にも「間が悪い」でしょ?


私の経験でもこういう人って、いるのですよ。

故意犯じゃないのだけど、「ここ一番」って大事なときに

決まって病気で寝込んでいたり、役に立たない人。

義父の内縁の奧さんもそういう人なのね。多分。

だから、今日、明日、明後日ぐらいまで毎日女房は、朝早くから出かけるので、

明日の朝飯はコンビニカレーパンだそうです。

昼もコンビニおにぎり(私は時短勤務なので、ゆっくり外でめしを食うことなど、

心理的に出来ないのです)です。

夜は、今日は帰り道に立ち食い蕎麦(小諸そば)で、ミニカツ丼セット(カツ丼ともりそば)を食べたのだけど、

今になってハラが減ってしまって、車でコンビニに行ってカップラーメンやらおにぎりやら買って来てたべました。

僅か数日の事だし、誰が悪いと言うわけでも無いとはいえ、

サラリーマンにとって(しかも奧さんが働いていない)は、

ボーナスの出た日というのは、半年間の労苦が報われた、という日なのです。

しかも去年より随分増えたのに、家内は今は、自分のことしか関心がない。

その上、勤め人を経験していないから、外で働く苦労がわからないのです。



事情が事情だから、コンビニおにぎりでもいいよですよ。

でも、ちょっとひとこと「すまないわねえ」と言ってくれるかどうかで随分違う。

そういうデリカシーが全くない。

家内は、
今日は、一日父親に付き添って疲れた。明日もそうしなければならず、それもあの役に立たない、後妻(内縁)の所為だ

と言うことしか頭に無い。家内は、遂に最後まで、「すみませんでした」

ともいわずに、さっさと寝てしまいました。

私は、子供の頃、こんなに雑に、ないがしろにされたことがない。

何だかとっても自分の人生が惨めに思えます。

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2011.02.20

体調不良の為、時事問題の記事サボります。/「ナポリの踊り」(白鳥の湖)ですが。

◆最近、気力・体力が衰えまして・・・。

以前のように毎日、義憤を以て天下国家を論ずる「気合い」がありません。

トシで、気力・体力が落ちています。

加えて、お恥ずかしいのですが、プライベートで心配な事がありまして

愚息がまだ、何処の大学にも合格しません(まだ、いくつかあるのですが)。

これが想像以上のストレスです。とは言ってもそんなのは日本中の親が抱えていることで

何ら特別なことではありませんから、会社では何事も無いような顔で仕事をしなければ

なりません。あまりにも当たり前の事ですが、正直に書くと、かなり辛いのです。

言い訳になりますが、そういう次第で、今日も時事問題について書くのがどうにも億劫で、

サボらせていただきます。


◆昨日、「白鳥の湖」で取りあげた「ナポリの踊り」について。

昨日の記事。

【音楽】世の中知らないことばかり。「白鳥の湖」のコンマス・ソロ。他。ココログ

で、第三幕の「ナポリの踊り」を載せました。

この曲は本来、トランペットと吹き方は同じなのですが、トランペットではなく

もっと柔らかい音色をもつ、コルネットという楽器で演奏するように、

チャイコフスキーが指定している、と書きました。

昨日ご紹介したCDでは、トランペットで吹いており、しかも音が堅いのです。

細かい話ですが、どうも気になります。

ずっと前にご紹介したことがあるのですが、

アメリカのレナード・スラットキンという今では有名になった指揮者が、

30年前(1981年)ミネソタ交響楽団の指揮者をしていた頃に録音した、

「くるみ割り人形」と「白鳥の湖」の抜萃があります。

今でも、輸入盤を買えます。Nutcracker & Swan Lake Suiteです。


ここで、チャーリー・シュレーターというトランペット奏者が

「ナポリの踊り」をコルネットで演奏しています。

スラットキンのテンポが私の好みでは、少し遅すぎるのですが、

コルネット・ソロ自体は非常に見事です。それをお聴き下さい。


チャイコフスキー:「白鳥の湖」から「ナポリの踊り」






実に美しい演奏で、あたかもナポリの青い空、白い雲、燦々たる陽光が

目に浮かぶようです。これが上手な演奏です。


余談ですが、チャーリー・シュレーター氏は、後に小澤征爾さんが

音楽監督になった頃、ボストン交響楽団の首席トランペット奏者でした。

ところが、小澤さんはそのころフィリップスというレーベルに次々に

マーラーの交響曲を録音していて、マーラーではトランペットが大変重要ですが、

小澤さんのイメージではもっと「暗い」トランペットの音色が欲しくて、

チャーリー・シュレーターとは確執があったようです。

その詳細が「コンサートは始まる―小澤征爾とボストン交響楽団」という本に書かれています。


もし、ご興味があったら、ご一読をおすすめします。

それでは、皆様、良い一週間になりますように。

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【音楽】世の中知らないことばかり。「白鳥の湖」のコンマス・ソロ。他。

◆プロのヴィオラ奏者の方に教えて頂いたことの受け売りなんですが。

始めにお断りしておきますが、これは私が自分で発見したことではなく、

リンクを貼らせて頂いている、プロのヴィオラ奏者、

ふっこ様に教えて頂いたことです。


チャイコフスキーの三大バレエの一つ、というか、

バレエ音楽の代名詞と言っても過言ではない、「白鳥の湖」ですが

第二幕の「情景」とか、「四羽の白鳥の踊り」はあまりにも有名で、

クラシックをある程度の期間聴いている人なら誰でも知っていますが、

あのバレエ全曲を通して聴いたことはなかったのです。


そうしたら、第三幕に、今まで全く知らなかった、コンサートマスター

(又は、コンサート・ミストレス)がソロを弾く「ロシアの踊り」という

一曲があったのです。


◆あたかもヴァイオリンコンチェルトのような派手なソロ。

オーケストラの中で、コンサートマスターがソロを弾くことは

決して珍しいことではありません。

リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」では全曲にわたって

コンマス・ソロが繰り返し出て来ます。ブラームスの1番。

ドヴォルザークの8番。ショスタコーヴィチの5番、R・シュトラウスの交響詩、

「天国と地獄」序曲。マーラーもしばしば。挙げたらキリがありません。


しかし、良く知っているつもりの「白鳥の湖」。考えて見ると、大抵コンサートで

取りあげるときも、CDもごく一部の抜萃です。実は全体の中のほんの少ししか知らない。

バレエ好きの方は、別でしょうが。

兎にも角にもお聴き下さい。


チャイコフスキー 「白鳥の湖」第三幕から「ロシアの踊り」







かなりの方が驚かれたのではないでしょうか。

これほど、技巧的なコンマス(コンミス)・ソロが延々と派手に続く曲を他に知りません。

(あるのかもしれませんが、御存知の方、お教え頂かなくて、結構です)。


◆以下は、「白鳥の湖」で比較的有名なのですが。

「ロシアの踊り」一曲ではなんですので。もう少し。

書き忘れておりましたが、「白鳥の湖」全曲の音源は、

チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」全曲です。

ナクソスですが、2枚組なので、2千円台になっています。

iTunes Storeからダウンロード購入するならば、以下のアドレスです↓。

http://itunes.apple.com/jp/album/tchaikovsky-swan-lake/id29777915

これなら1,800円です。


「ロシアの踊り」は不思議なほどしられていませんが、その後の

「スペインの踊り」、「ナポリの踊り」は、「白鳥の湖(抜萃)」のCDに

収録されていることが、多いと思います。

「スペインの踊り」






チャイコフスキーの三大バレエの他の二作品、「くるみ割り人形」と「眠りの森の美女」や

「イタリア奇想曲」という管弦楽曲がありますが、チャイコフスキーは、ティンパニ以外の打楽器

の使い方が上手いと思います。特に、タンバリン、カスタネット、トライアングルなど「小物」の

パーカッションです。


次は、トランペット(本当はトランペットよりも柔らかい音がするコルネット)ソロで

私どもトランペット好きの人間で知らない者はいない、「ナポリの踊り」です。

これは、トランペットで吹いていますが、本来、作曲者の指定に従うべきです。


「ナポリの踊り」






ソロの終わりでは、ピッコロとユニゾンとなり、しかも

アッチェレランド(だんだん速く、の意)しますから、

互いによく聴かないと、合いません。


この後は、王子ジークフリートを騙すために、悪魔ロットバルトが送り込んだ、

黒鳥オディール(白鳥はオデッサ姫)が、ジークフリートの気を引くために

踊るシーンですが、32回転のグランフェッテという、ダンサーの腕の見せ所です。


最初に音楽だけどうぞ。


Swan Lake: IV. Coda: Allegro Molto Vivace







実際の踊りはこういう具合です。


白鳥の湖「32回転のグラン・フェッテ」







これは、素人目にも難しそうですが、吉田都さんの有名な話がありまして、

それは、吉田さんが、師と仰ぐバーミガム・ロイヤル・バレエ(旧:サドラーズ・ウェルズ・バレエ団)

名誉監督、ピーター・ライト氏がインタビューに答えて証言しているのです。


英国ロイヤル・バレエを世界に冠たるレベルに引き上げたのは、ニネット・ド・ヴァロア女史(1898-2001)

という方の功績によるものです。

吉田さんがまだ、ロイヤル・バレエ・スクールに在学中、最上級のクラスの

学期末のテスト・レッスンで最後の課題が

この「白鳥の湖」の32回転のグラン・フェッテでした。

ピーターライト氏の言葉を引用します(引用元:スーパー・バレエ・レッスン82ページ)

都(引用者注:吉田都さんのこと)のグラン・フェッテは私の心にずっと残っています。

(テストの)最後の課題が32回転のグラン・フェッテだったのです。

ド・ヴァロワは当時80歳代後半か

90歳代前半だったと思いますが、その様子を見ていました。

全員がフェッテをやりましたが、みんな、かなり苦労していて

できない人もいました。しかし都は、美しく、やすやすと

やってのけたのです。するとデイム・ニネット・ド・ヴァロアが

立ち上がり、クラスを見学していた人全員に、こう言ったんです。

「私は、こんな詩的な優雅さのあるグラン・フェッテを見たのは初めてです」と。

実に美しい出来事でした。このときのことはずっと私の心のなかに残っています。

これを読んで、私は非常に感激しました。日本人として誇らしい。

吉田さんは、英国人よりも英国らしいバレエを踊る、と仲間のプリンシパルまでもが

絶賛する、才能とものすごい努力の方ですが、英国バレエの始祖のようなヴァロア女史に

ここまで言わせるとは・・・。


最後です。

順番が前後しますが、第三幕の始めに演奏される「招待客の登場とワルツ」。

トランペット・ファンファーレで始まります。


第三幕:「招待客の登場とワルツ」






チャイコフスキーが白鳥の湖を書くまで、これほど音楽だけで

芸術として一流のバレエ音楽は無かったのです。今、バレエという芸術が

存続しているのはチャイコフスキーのおかげと言っても過言ではない。

バレエの歴史を変えた音楽です。

一度バレエそのものを見るべきですね。私も見たいと思います。

それでは、みなさま、よい日曜日をお過ごし下さい。

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2011.02.08

「ローザンヌ国際バレエコン 日本人2人が入賞 5位と7位」←ファイナルの映像を載せました。

◆記事:ローザンヌ国際バレエコン 日本人2人が入賞 5位と7位(毎日新聞 2月7日(月)11時14分配信)

【ジュネーブ伊藤智永】15~18歳のバレエダンサーを対象とする世界最高の登竜門

「第39回ローザンヌ国際バレエコンクール」の決勝が6日、スイスのローザンヌで行われ、

入賞者7人の中に、日本から5位に加藤静流(しずる)君(16)=さいたま市の「アクリ・堀本バレエアカデミー」=と、

7位に堀沢悠子さん(16)=群馬県太田市の「山本禮子バレエ団付属研究所」=の2人が選ばれた。

入賞者らは、世界一流のバレエ学校で学ぶ権利と奨学金が贈られる。


◆コメント:お二人の演技をご覧頂きましょう。

百聞は一見にしかず。

ファイナリストの一人ずつの演技時間は短いので、見つけ方を知らないと分かりません。

まず、ローザンヌ国際バレエコンクール公式サイト(英語版)のトップページを見ます。

そのサイトの中に、THE FINALISTS 2011 ARE...という本選出場者のリストが

あります。これが演技の順番です。これで、YouTubeのローザンヌ・コンクール公式サイトから、

Finalsのパート1からパート6までありますので、適当に勘で探します。

今回は私が見つけました。


5位入賞の加藤静流(しずる)君です。

ヘルテルという作曲家の「ラ・フィール・マル・ガルデ」(La Fille Mal Gardee)から。


再生開始後、6分40秒辺りからです。


Prix de Lausanne 2011 - Finals Part 1






堂々たるものですね。ターンの美しさ。安定感、優雅さ。何よりも16歳で

「華」があります。貫禄すら感じます。


続いて、7位の堀沢悠子さん

再生開始後、ちょうど7分あたり。

ドリーブ作曲、「コッペリア」という、大変有名なバレエ第一幕の2曲目の「ワルツ」を踊っています。

大変有名な曲です。お聞きになったことが有ると思います。


演技終了後に確か、これ観客はブラボーとか言ってはいけないはずですが、

堀沢さんの実に流麗な踊りに「ブラボー」が跳んでいます。

再生開始後7分ですよ?

画面にHorisawa Yukoと名前が映ります。


Prix de Lausanne 2011 - Finals Part 2







バレエに関しては私はド素人ですが、並ならぬ才能を感じます。


流れに滞るところを感じません。常にブレスが自然なのだと思います。

加藤さんも堀沢さんも16歳ですよ。

私が社会人になった11年後に生まれた子です。


しかし、歴としたダンサーですね。ご専門の方がみたら、またご指摘もあるでしょうが、

観客が、彼らの演技から目を逸らすことができませんよね。完全に見入ってしまいます。

何よりも、私は加藤さんと堀沢さんの踊りを見ている間、世俗の嫌なことを忘れました。

本当は、この頃、愚息の受験のことで毎日憂鬱で、イライラしていたのです。

お二人の踊りを見ている間、そんなことは全く頭に浮かばなかった。これこそ、

芸術家の使命です。漱石が「草枕」で書いたとおり、

あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。

のであるとするならば、お二人は、既にその職責を全うしている。素晴らしいことです。


お二人が、更なる研鑽を積み、大輪の花を咲かせて下さる(既に咲いていると言っても過言では無いようにおもいますが)

ことを心から祈ります。


加藤さん、堀沢さん、おめでとうございます。

あなた方は、日本の誇りです。

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2011.02.07

【追加】2011年ローザンヌ国際バレエコンクールのファイナル、ネット中継中です。/ 加藤、堀沢さんが入賞。

◆記事:ローザンヌ国際バレエコンクール 日本から3人が決勝に進出(Swiss info 2011-02-06 01:24)

(http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=29428864)

第39回ローザンヌ国際バレエコンクールの5日目の選抜で、日本からは

堀沢悠子 さん ( 16歳 ) 、

小嶺沙耶 さん (15歳) 、

加藤静流 ( しずる ) 君 ( 16歳 ) が選ばれ決勝に臨む。


◆「ローザンヌ」で検索してこられる方が多いので。

ローザンヌ国際バレエコンクール。今年は2月1日から6日。

公式サイト(英語版)です。

日本時間6日23時からネット中継中です。

勿論、月曜日の朝以降、この記事を読んだ方。コンクールは既に終わっていますが、

映像は見られます。

それは、Videos of the Finalsと言うところで、暫く見られるはずです。

また、YouTubeにも、ローザンヌ国際バレエコンクールの公式ページがあります。



後は皆さん、適当に中を見て下さい。予選の記録なども見られる筈です。

毎年日本人が上位に入賞しています。今年はどうなるでしょうか。


◆【追加】加藤、堀沢さんが入賞=ローザンヌ国際バレエ(時事通信 2月7日(月)5時56分配信)

【ローザンヌ(スイス)時事】若手バレエダンサーの登竜門

「ローザンヌ国際バレエコンクール」第39回大会の最終審査が6日行われ、

埼玉県川越市出身の加藤静流さん(16)、

群馬県太田市出身の堀沢悠子さん(16)がそれぞれ5、7位に入賞した。

優勝はブラジルのマグリ・マヤラさん(16)。

加藤さんは授賞式後、「ベストな気分で踊れた。観客の拍手がうれしかった」と笑顔で答えた。

堀沢さんは「予選よりもうまく踊れた。将来は技術のあるダンサーになりたい」と喜びを語った。

入賞者には名門バレエ学校に1年間入学する権利と1万6000スイスフラン(約138万円)の奨学金が贈られる。


◆コメント:おめでとうございます。

加藤さん、堀沢さん、おめでとうございます。

5位、7位といっても、若干16歳で海外のコンクールでファイナルに残って

入賞するなど、傍から想像する以上の苦労だったと思います。

今後、研鑽を積んで、大輪の花を咲かせて下さい。


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2011.01.05

【再掲示】【音楽】スヴェトラーノフ=N響「チャイコフスキー・3大バレエ抜萃」(ライブ)

◆手抜きというつもりではないのです。

労力から言えば手抜きですが、時々、音楽記事を載せる間が悪くて、

あまり多くの方に、記事を読み、曲を聴いて頂いていないのではないか、

と思うことがあります。

約1ヶ月前に、このスヴェトラーノフとN響のライブ録音、

チャイコフスキー:「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠りの森の美女」

をお薦めする記事を書きましたが、これもその一つです。

スヴェトラーノフ氏が振ると、それまで数え切れないほど聴いた曲が、

あたかも初めて聴く曲のように新鮮に響くことがあります。

これこそ、本当の指揮者の仕事だと思います。それまで余人が引き出さなかった、

作品の魅力に光を当てている。

「白鳥の湖」の第二幕「情景」など、今まで何度聴いたか分かりませんが、

スヴェトラーノフ氏の演奏を聴いてから、この音が頭から消えません。

実に名マエストロだったし、N響と、とても相性が良いと思います。

ですので、敢えて、もう一度同じ記事を載せます。


◆NHK(BS)の「名曲探偵 アマデウス「チャイコフスキー“白鳥の湖”」

NHK BSに「クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス」という、

クラシック入門番組があります。リンク先の番組サイトを見ると、ふざけてますが、

私がいつも省略している、「理屈っぽいこと」を、専門家が可能な限り分かり易くきちんと説明していて、

勿論、人それぞれ好みですが、良心的な番組だと思います。私もこれを見て、初めて知ったことが沢山あります。

私はこの前の日曜日に見たのですが、結構何度も再放送するのです。「白鳥の湖」は12月5日(日)18時からBS2で。

また、12月9日(木)16時から、BS2で再放送するようです。

かの有名な、チャイコフスキーの3大バレエの一つ、バレエの代名詞と言っても良い「白鳥の湖」全体における

調性の使い分けや、オーケストレーションの妙をバレエ音楽の指揮で有名な福田さんという指揮者が説明したり、

踊る側はどのように音楽を捉えているか、独自の演出・振付を自ら主宰する熊川哲也氏の舞台のサワリや、

インタビューも含まれています。


バレエ音楽は、実際にバレエを上演するために作曲されたものですが、

音楽単独でも優れた作品が多いので、コンサートでもしばしば演奏されます。

「名曲探偵 アマデウス」の最後に、既に故人ですが、ロシアの指揮者、スヴェトラーノフ氏が

(1993年以来、度々来日してN響を振っていますが)2000年10月公演で、チャイコフスキーの3大バレエ抜萃

を演奏したときの映像が流れました。


この演奏を聴いて、私はもう何度聴いたか分からない、彼の有名な「白鳥の湖」第2幕「情景」が

あまりにも美しいので驚きました。


◆「バイオリニストは肩が凝る」より「スヴェトラーノフが来た日」、「スヴェトラーノフの死んだ日」

ちょっと意外なんですが(その理由を説明すると長くなるので省略します)、

スヴェトラーノフとN響は相性が良かったようです。

元N響ヴァイオリン奏者、鶴我裕子さん著、「バイオリニストは肩が凝る―鶴我裕子のN響日記」は、

私のように「オーケストラ大好き人間」には、物凄く面白い本ですが、

この本には「スヴェトラーノフが来た日」と「スヴェトラーノフの死んだ日」の二つの文章があり、

スヴェトラーノフが、N響のメンバーに本気で慕われていたことが分かります。

少し引用させて頂きます。「バイオリニストは肩が凝る」120ページ。

「スヴェトラーノフが来た日」より。

チャイコフスキーの4番(引用者注:のリハーサル)が始まる。棒はきわめて簡潔、弾きやすい。(中略)

1楽章はさっさと済み、2楽章に入る。これは、オーボエがヨヨと泣く旋律で始まるのだが、

ここで、勤続19年で初めてのことがあった。マエストロは、オーボエには「何もしないで」、弦のピチカートの

伴奏には「ヴィヴラートをかけないで」と言ったのだ。ここをヴィヴラートなしでやったりしたら、

99%の指揮者は、まるで犯罪でも犯したかのように叱るのに。で、「スヴェトラ氏」の言うとおりにしてみると

アラ不思議、荒涼たるロシアの風景と、あきらめの歌が現れたのであった。

なんだ、19年もホントのことを知らなかったのか、と思った。こういうことがあるので、

この仕事はおもしろいのです。そして、続く3楽章と4楽章の速いこと、速いこと。

これも、入社以来のフル・スピードであった。マエストロは、それでももっと速くしたそうだったけど。

こうして1日目の練習はアッという間に終わり、私はだんぜん「スヴェトラ氏」のファンになった。

残念ながらN響との演奏は見つかりませんが、「スヴェトラ氏」が長く音楽監督を務めた、

ソヴィエト国立交響楽団との演奏がYouTubeで見つかりました。

件(くだん)のチャイコフスキーの4番の第2楽章です。

Tchaikovsky: Symphony No.4 Mov.II (Svetlanov)








第4楽章の映像です。



Tchaikovsky: Symphony No.4 Mov.IV (Svetlanov)







確かに速いですね(笑)。


さて、「バイオリニストは肩が凝る」にもどりまして。
「スヴェトラーノフの死んだ日」

今年(2002年)5月7日の、成田空港出発ロビーで。

「スヴェトラ、死んだねぇ」

「ああ、つなんなくなっちゃったなあ」

「どうしても死ぬんなら、9月に来てからにしてくれよ」

「楽しみにしてたのに」

「喪に服したいから、黒、着てきたんだ」

「ただのTシャツじゃねえか」

我々はその日、デュトワの指揮で、韓国の合唱団と「第九」をするために、ソウルへ出発

するところだった。

本来、指揮者はプレイヤーのカタキだ。人につらいことを全部押しつけておいて、手柄は

横取りする、嫌われて当然の存在なのだ。それなのに、オケの「みんな」が、その死を知って

ショックを受け、本気で悲しむなんて、めったにあることじゃない。


「ダイアナ=プリンセス・オブ・ウェールズに捧げます」--あの声を忘れない。名演だったチャイコフスキーの

第5番の2楽章に入る前だった。客席は水を打ったようになり、こちらも涙が込み上げそうになった。

超ロマンチストだったスヴェトラ。あらゆるメロディを、これでもかというほど遅くして、歌わせたスヴェトラ。

しかし、チャイコフスキーの第4番の2楽章では、ソロを吹くオーボエに「何もするな」と言ったスヴェトラ。

注文は1回きりしか言わないので少しこわかったスヴェトラ。口数の少ない、でも練習の途中で、ポツリポツリと、

ショスタコーヴィッチの棺桶をかついだ話などしてくれたスヴェトラ。大汗をかいて、本番でも楽章ごとに休んで

あおいでいたスヴェトラ。


(中略)

楽員一同、心からご冥福をお祈り致します。

ここまで書いて貰える指揮者は、鶴我さんのおっしゃる通り、少ないでしょうね。


◆スヴェトラ=N響による、チャイコフスキーの3大バレエ抜萃。

前述のとおり、NHKの「名曲探偵 アマデウス」で、スヴェトラが「白鳥の湖」の「情景」を演奏したのが、

あまりにも美しかったので、CDを探したら、ありました。

チャイコフスキー:「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠りの森の美女」です。これはお薦めですね。

少し引用させて頂きます。鶴我さんが書いておられるとおりで、白鳥の湖の「情景」を、思い切りテンポを落として演奏してます。


チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」より第二幕「情景」






綺麗でしょ?ものすごく美しいですよね。何度聴いたか分からないほどなのに、改めてハッとするほど

聴き手に「美しい」と感じさせる指揮者というのは、あまりいません。


白鳥の湖で「情景」は第二幕ですから前後するのですが、第一幕の「ワルツ」もまた、

大変に気品のある美しい音楽です。


「白鳥の湖」第一幕「ワルツ」






次は「眠れる森の美女」の「ワルツ」これも大変有名です。

チャイコフスキー:バレエ「眠れる森の美女」第一幕「ワルツ」






最後は、チャイコフスキーがよくやる、「音階をそのままメロディにしてしまう」手法(?)の最も典型的な例です。以前、

2007年03月03日(土)チャイコフスキーと「ドシラソファミレド」ココログ

という文章を書きましたが、これは、この「くるみ割り人形」の「パ・ド・ドゥ」を聴くたびに思っていたことでした。

しかし、逆の考え方をすると、音階とはこれほど美しい「メロディ」になりうるのだ、という証明でもあります。


チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」第二幕「パ・ド・ドゥ」






この曲が終わって「ブラボー」ってのはあんまり聴いたことがありません。

やはりスヴェトラーノフは、名マエストロでした。

このCDはお薦めします。

勿論、他にもチャイコフスキーや、ショスタコーヴィッチの交響曲でスヴェトラの名演は沢山あります。

むしろバレエ音楽は、珍しい。

だからこそ、お薦めなのです。

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