カテゴリー「コンクール」の記事

2012.10.29

日本音楽コンクール終わりましたけど、例年のNHKドキュメンタリーやらずに、「ららら♪クラシック」だけらしいですよ。

◆記事:日本音コン:ピアノ、反田恭平さんと務川慧悟さんが1位(毎日新聞 10月28日 21時44分)

第81回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛=三井物産、協賛=岩谷産業)の

本選会シリーズ最終日の28日は、東京オペラシティでピアノ部門が行われ、

ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を超絶的なテクニックと繊細な感受性で聴かせた反田恭平さん(18)=桐朋女子高・男女共学3年=と、

プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番で叙情性、ユーモアを巧みに構成した務川慧悟さん(19)=東京芸大1年=の2人が1位に選ばれた。

192人の応募から3度の予選を通った4人が自ら選んだ協奏曲を梅田俊明さん指揮の東京シティ・フィルと共演、

植田克己、岡本美智子ら11氏が審査した。

他の入賞・入選者は次の通り(表記は演奏順、敬称略)。

<2位>なし

<3位>江沢茂敏(22)=桐朋学園大3年

<入選>吉武優(26)=東京芸大大学院

<岩谷賞>反田恭平

本選終了後、コンクール委員会(野田暉行委員長)が開かれ、全部門を通じて

最も印象的な演奏・作品に贈られる増沢賞など各賞が次のように決まった。

<増沢賞、レウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞>会田莉凡

<野村賞、井口賞、河合賞>反田恭平、務川慧悟

<明治安田賞>平川加恵

<E・ナカミチ賞>川上一道、篠崎孝

<三宅賞>なし

<木下賞>なし

<コンクール委員会特別賞>三又瑛子、古川まりこ【梅津時比古】


◆コメント:おつかれさまでした。

今日がピアノ部門の本選会で、記事にあるとおり、コンクールそのものの全日程は終了しました。

後は、来年になりますが、各部門1位の受賞者の記念演奏会が開かれるのが、慣例であります。


私は今年も、予選も本選も生では一度も聴いていないので、演奏評は勿論できませんが、

ピアノ部門で、近年珍しいのは、本選に残ったのが全員男性だ、ということと、

審査結果、しばしば「1位なしの2位」ということはあるのですが、1位が二人で2位が該当無しという点です。


兎にも角にも、全ての出場者の皆さん、おつかれさまでした。


とくに本選は、それは最終的に優勝、2位、3位、入賞となるのですが、

どの部門も最初は100人を超える人が受けるわけでして、そのなかから、最後の「本選に残る」というだけで

想像を絶するほど、大変な努力の賜だと思います。

また、本選に残らなくても、最近はどの部門もレベルが高いので、第1予選から第2予選とか第2予選または第3予選から本選

に残った人と、我々素人が聞いても、さほど違いが無いとおもいます。

ですから、全ての参加者の皆さん、お疲れ様でした、というのです。


◆NHKは「日本音楽コンクールドキュメンタリー」を「ららら♪クラシック」で済ませるつもりらしいです。

これが今年の毎コンの本選会パンフレットの表紙ですが、表紙はどうでもよくて、

私は最後のページをみておどろきました。これですね。



毎年12月の日曜日に、その年の毎コンのドキュメンタリーを放送します。

音楽に、青春のエネルギーを燃やす若者の姿には、毎回心を打たれます。

地方在住の方は本選会を生で見るというのは難しいでしょうし、東京在住の私も行っておりません。

毎年このドキュメンタリーを放送するのに、何と今年はあの「N響アワー」の後継番組で、やはり

N響アワーを終わらせるべきでは無かった、と毎回思う「ららら♪クラシック」のしかも通常通りの一時間で、

毎コンドキュメンタリーに代用にするらしいです。

ご覧の通り、FMラジオとNHKBSでは、本選会の演奏そのものは聴けますが、

演奏だけではなくて、それに至るまでのコンクール参加者の様子を記録した番組を楽しみに

している方は、音楽ファンに多いとおもうのですが、どうしてこういうことをしますかね。

つい、一昨日、26日に、一年分の受信料を支払ったばかりですから、遠慮無く文句を言わせて頂きます。

国民のかなりが受信料を払い、民放のようにスポンサーの顔色を窺って、視聴率狙いの番組を作らなくても良い、

その替わり、色々な社会の出来事を伝えるのが、公共放送NHKの役目でして、AKB48のように数字が取れないことは、

クラシック番組を軽んじる理由にはなりません。

ドキュメンタリーを放送する予定が無いということは、例年ほど詳細を映像に記録していないのかもしれませんが、

一応、カメラを回していたなら、ドキュメンタリーを、放送して欲しい、と思います。

何だか最近のNHKの「民放的・大衆迎合的」番組制作スタンスが、気に入りません。

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2012.10.23

「<音コン>クラリネット部門 川上一道さんが優勝」←モーツァルトの協奏曲で優勝、って嬉しいでしょうね。

◆記事:<音コン>クラリネット部門 川上一道さんが優勝(毎日新聞 10月23日(火)21時19分配信)

クラシック音楽界への登竜門、第81回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛=三井物産、協賛=岩谷産業)の

本選会シリーズが東京オペラシティで開幕し、初日の23日はクラリネット部門が行われた。

課題のモーツァルトの協奏曲イ長調に、品性のある自然な音楽性を聴かせた川上一道さん(30)=山形交響楽団団員=が優勝した。

161人の応募から2度の予選を通過した4人が、アンサンブルofトウキョウと共演。村井祐児、横川晴児ら11氏が審査した。


◆コメント:毎コン本選に残る、というだけですでに大変なことですが。

今では、正式名称は「日本音楽コンクール」ですが、

1932年、なんと戦前に日本人が始めた、日本で最も由緒と権威がある(とされている)クラシック音楽のコンクールです。

厳密にいうと、第一回の主催は、旧時事新報社ですが、時事新報社が毎日新聞社に吸収合併され、

第6回からは毎日新聞主催で行われたので、長い間「毎日音楽コンクール」でした。今でも「毎コン」という人が多いです。


戦前に、「西洋音楽のコンクールを日本人で行おう」と決断したことも、英断ですが、

戦争中もついに、一回も中断しなかったという「根性」がものすごいと思います。


毎日新聞社が、あらゆる面で最高の新聞とは、残念ながら、全く言えませんが、こと「毎コン」に関しては、

毎日新聞社は、賞賛に値する、と思います。


その毎コンは、音楽学生や、プロにとっても「別格」だそうです。

「毎コンに出る」ということ自体、勇気の要ることです。上手くて当たり前だからです。

管楽器はどうかわかりませんが(今回のように本選出場4人のうち3人はプロということもしばしばあります)、

最もレベルが高い、ヴァイオリン部門やピアノ部門は、誰でも出願出来る、というものではなく、

先生の許可が必要だといいます。ヘタクソなのに毎コンに出たら、師匠にとっても「恥」になってしまうのです。

本選に残ったからには、皆優勝を狙うでしょうが、記事にあるとおり、クラリネット部門でいえば、

応募者は161人。そのうち、本選まで残ることができるのは4人。


毎コンの本選に残るということだけで、既に「上手い」ことは聴く前から分かります。

ヴァイオリン部門、ピアノ部門は第3予選までありますが、第3予選に残ることが出来ても十分にすごいのです。

この2つの部門に関しては、第3予選から本選に残った人と、残念ながら残れなかった人の演奏水準の差は、殆ど無きに等しい

といって良いでしょう。


◆それはさておきクラリネット部門です。

管楽器の各部門で、最近顕著ですが、全体の技術的レベルが非常に高いのです。

モーツァルトのクラリネット協奏曲は、日本のプロのクラリネット奏者、クラリネット専攻の音大生は、

譜面を音にする、ということだけなら、全員、吹けると思います。


審査方法として、比較的簡単なのは、本選にやたらと難しい曲を指定し、

ミスをしたらチェックする「減点法」で、結果的に一番ミスが少なかった参加者が優勝者になる、

という方法ですが、あまりにもテクニックばかりが注視されるので、音楽コンクールというよりも

「曲芸的演奏大会」のようになります。


モーツァルトを演奏させて審査するということは、参加者のみならず、審査員の音楽性、

力量もまた、世間から評価されるに等しく、審査員も大変だった、と思います。


モーツァルトは、最晩年、殆ど間違いなく自分の死期が迫っていることを認識しつつ、

これも大変に美しい名曲、「クラリネット五重奏曲」を書き、その上更に「クラリネット協奏曲」を書き、

余程、この楽器が好きだったのだろうと思います。


音楽評論家の吉田秀和氏の「私の好きな曲」

モーツァルト「クラリネット協奏曲」

という文章があるので一読をお奨めします。余談となりますが「音楽を聴く才能」を痛感します。


◆第二楽章をどうぞ。

全曲ご紹介したいところですが、実は今までに何度も載せています。

夜も遅いので、静かな第二楽章を載せます。

カールライスター=豊田耕児=群馬交響楽団です。


モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 第二楽章






こういうのを「天上の調べ」と言うのだろうと思います。


優勝なさった川上さん、おめでとうございます。

ご活躍を確信しております。

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2012.09.26

【音楽】9月25日は、ショスタコーヴィッチ、グレン・グールド、スタニスラフ・ブーニン、サー・コリン・デイヴィスの誕生日。

◆たまに、こういう偶然があります。

日付が変わってしまいましたが、9月25日は、旧ソ連の作曲家ショスタコーヴィッチ(1906~1975)、

カナダの伝説的天才ピアニスト(音楽史上最も変わり者の一人)グレン・グールド(1932~1982)

ロシアのピアニストで、1985年ショパンコンクール1位、スタニフラフ・ブーニン(1966~)

英国の指揮者、サー・コリン・デイヴィス(1927~)の誕生日です。


これだけ重なるのは、珍しい。


ショスタコーヴィッチだけ作曲家、あとは演奏家。ショスタコの自作自演映像見つからないので、


スヴェトラーノフ指揮:(旧)ソヴィエト国立交響楽団で、交響曲第5番フィナーレ。


Shostakovich: Symphony No.5 Mov.IV (Svetlanov)






ショスターコーヴィッチやチャイコフスキーは、ロシア以外の指揮者、オーケストラによる

名演も、沢山ありますが、やはり「餅は餅屋」というところです。


◆グレングールドが弾く、バッハ「ピアノ協奏曲」(ヴァイオリン協奏曲を編曲したもの)

グレングールドほど、個性的かつ変わった人はいないのです。どう変わっているかは、

色々聴いてみてください。モーツァルトのピアノソナタなんか、一番すごいです。

この人はバッハがいいです。「ゴルトベルク変奏曲」の名演が有名ですが、いくらなんでも

長すぎるので、バッハのピアノ協奏曲、といっても元来ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041を編曲した

チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058の映像。

ここからはアンチョコ(Wikipedia)丸写しですが、チェンバロ協奏曲がオリジナルで、

ヴァイオリン協奏曲の方が編曲なのだ、という説があるそうです。


Glenn Gould plays J.S.Bach Piano Concerto No.7 in G minor BWV1058





ご覧のように弾きながら歌ってます。アナログレコードの頃はあまりにも大きな歌声が

そのまま録音に混ざっていて面白かったのですが、最近は処理して、「グールドの歌」を消しているのが

多い(殆ど?)のようです。とにかく変わっていますが、

彼は夏目漱石の「草枕」英訳版が愛読書で、ちょうど50歳の誕生日のすぐ後に

なくなりましたが、枕元には「聖書」と「草枕」があったそうです。


◆ブーニン。1985年、ショパンコンクールに於ける「英雄ポロネーズ」の演奏。

ブーニンのショパンコンクールは衝撃的で、普通コンクールというともう少し、「お行儀良く」弾くのですが、

ブーニンは勿論出鱈目ではないですがかなり自由奔放です。この時審査員として、彼の演奏を直に聞いた、故・園田高弘先生が

絶賛していました。しかし、繰り返しますがかなり「ブーニン流」なので、審査員の中には

ブーニンの演奏を聴きながら、

なんてことを・・・なんてことを・・・

と繰り返しつぶやいていた人がいた、と園田先生がたしか「文藝春秋」にかいてました。

それでも優勝してしまう。彼の演奏の個性の好みはさておき、才能は認めざるを得なかったのでしょう。

この、1985年のショパン・コンクールで見事4位に入賞なさったのが、小山実稚恵さんです。

さて、ブーニンのショパンコンクールに於ける、英雄ポロネーズの演奏。今から27年前。


(Bunin)Chopin Polonaise Op.53







この時、彼は19歳です。ショパンコンクールでこれだけ、自分流で「どうだ!」というのは大変珍しい。

それだけに、好き嫌いは別として面白いです。


◆サー・コリン・デイヴィス指揮のヘンデル、オラトリオ「メサイア」から「ハレルヤコーラス」

コリン・デイヴィス氏は、今年85歳ですから、もうあまり振っていないとおもいますが、

英国のみならず、ヨーロッパの超一流、一流オケは大体振っている、押しも押されもしない大家です。

英国に帰化したヘンデルの超有名曲。ロンドン交響楽団で、オラトリオ「メサイア」から「ハレルヤ・コーラス」


Handel: Messiah, Hallelujah (Sir Colin Davis, Tenebrae, LSO)






因みに、この「メサイア」はトランペット奏者が最も嫌がる曲でして、吹くところは少ない

(休みの時間が長い)ため、口慣らしがあまりできてないのに、このハレルヤとかで、いきなり

高音域を吹かされる。そういうのは嫌なわけですが、メサイアで一番有名な曲ですから、

間違えてはいけない、というひじょうに辛い所です。


さて、急いで更新したので、説明不十分ですが、お楽しみください。

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2012.09.16

「<日本音コン>トランペット部門 6人が本選出場へ」←3年ぶりのトランペット部門です。

◆記事:<日本音コン>トランペット部門 6人が本選出場へ(毎日新聞 9月15日(土)19時11分配信)

第81回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛=三井物産、協賛=岩谷産業株式会社)の

トランペット部門第2予選が15日、東京都文京区のトッパンホールで行われ、6人が本選出場者に選ばれた。

第1予選を通過した18人と入賞者再応募で第1予選を免除された2人の計20人の演奏を津堅直弘、佛坂咲千生ら11氏が審査した。

本選は10月25日に東京オペラシティで行われる。


第2予選通過者は次の通り。(演奏順、敬称略)

松岡恒介(相愛大音楽専攻科修了)、籠谷春香(東京音大3年)、川田修一(東京芸大管弦楽研究部非常勤講師)、

守岡未央(武蔵野音大卒)、篠崎孝(大阪フィル団員)、宮本弦(名古屋フィル団員)

(色文字は引用者による)。


◆コメント:毎コン(日本音楽コンクール)の管楽器は3年に一度なのですね。

毎コンの季節です。

戦前に毎日新聞が創設した、西洋音楽のコンクールなので、今は正式名称は「日本音楽コンクール」ですが

愛称は今でも「毎コン」です。

毎コンでは、作曲、声楽、ピアノ、ヴァイオリン各部門は毎年必ず開催されますが、

それ以外のチェロと管楽器に関しては、随分何度も制度が変わって、傍目にも混乱していましたが、

要するに今は、管楽器の部門は木管では、フルート部門、オーボエ部門、クラリネット部門。

金管では、トランペット部門とホルン部門がそれぞれ3年に一度、設置されます。

今年は、木管はクラリネット部門、金管がトランペット部門です。


私の好きな「トランペット」部門ですが、記事で色文字で示した通り、前回、第78回(2009年)における

トランペット部門に入賞した二人の参加者は第1予選免除となりますが、だからと言って第2予選を必ず通過するわけではありません。

上手だから、本選に進出したのです。


◆前回入賞のお二人は既にプロ・オーケストラに所属しているのに、再度コンクールを受けるのですから立派です。

何故かと言うと、下世話な言い方をすると、もう就職出来たから、いいじゃん?という考え方も可能です。

また、敢えて、私のような凡人の姑息な発想で書くならば、

「プロになってからコンクールを受けて、学生の方が上位になったら・・・」と考えるとむしろコンクールを

受けない方が得策な気すらします。

なによりも、プロのオーケストラのトランペット奏者になったからには、まず仕事が優先されますから、

オーケストラの仕事をしながら、コンクールに備えて、ソロ曲や協奏曲を練習しなければならないのですから

学生さんに比べて、経験はあるけれども、時間的・物理的には不利です。

それでもあえて、コンクール、しかも、日本で最も権威がある毎コンに再挑戦するという篠崎さん、宮本さんは

大変立派だと思います。


◆全ての部門の全ての出場者の健闘を祈ります。

トランペットの宮本さんの演奏は、たまたま、3年前に聴いた音源があります。本選におけるハイドンです。

ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 第一楽章(2009年 第78回 毎コントランペット部門本選に於ける宮本弦さんの演奏)。

独自のカデンツァでしょうか。素晴らしい音色とテクニックです。





続いて第三楽章です。


ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 第三楽章(以下、同)。






40年間、音楽を聴いてきましたが、日本人でこれほど高度な音楽性と技術を兼ね備えたトランペットの演奏を聴くことが出来るようになる、とは

大変失礼ながら、昔は想像できませんでした。宮本さんの演奏はすばらしく、トランペット奏者としての天賦の才を感じます。

他の方の演奏は、今回は残念ながらまだ聴いていないのですが、NHKBSプレミアムで本選の演奏は全て聴くことができるはずです。

「毎コン本選に残る」というだけでも、気が遠くなるような研鑽が必要なのですから、

本選は10月末で、結果がどうなるかわかりませんけれども、皆さんが音楽家として、

大輪の花を咲かせることを信じて疑いません。


若い優れた才能が次々に現れるのは、誠にうれしいことです。

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2012.06.03

【音楽】パガニーニの予習というか、復習というか。

◆今週、3回目になりますけど

今週すでに、「パガニー二」が出てくる記事を2回書いています。

エリザベート王妃国際音楽コンクールのバイオリン部門で2位を受賞した、

成田達輝氏の記事の中で。

本選課題曲がパガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番だったからです。

2012.05.28「バイオリン:成田さんが2位入賞…エリザベートコンクール」←良いニュースを大きく伝えましょうね。

2012.05.29 【音楽】エリザベート王妃国際音楽コンクールのサイトで成田達輝氏の本選全てを見て、聴けます。天才だと思います。

そして、今日で3回目、というわけです。

上の記事でも書きましたが、こう短期間に同じ作曲家に関わる音楽記事を3度も書くのは、

弊日記・ブログでは、かつて無かったことです。


◆パガニーニについては今までにも書きましたが、今一度。

今日の記事のタイトルは

パガニーニの予習というか、復習というか。

ですが、これはどういう意味かというと、エリザベート2位の成田氏の演奏は、

遅かれ早かれ、日本でも聴く機会がきっとあるでしょう。

今まで知らなかった方の為には「予習」です。


予習と云う言葉を使いましたが、音楽を聞くのは決して「お勉強」ではない。

しかし、パガニーニのヴァイオリン曲を全然知らないで、

いきなり、成田氏の演奏を聴いても、果たしてそれがどの程度のものか、

見当がつかない、と思うのです。


これからパガニーニが作曲した曲の演奏をいくつか載せますが、

その人達と比べて上手い下手とかいうことではなくて、まず、どんなものか知っておくと

いきなりパガニーニを聞くよりも面白いのではないか、と思います。


◆ウンチクを書くほど詳しい訳ではありませんが。

わたしは、パガニーニ研究家でもないし、自分でヴァイオリンを弾く訳でもないので、

以下は、知ったかぶりです。パガニーニに関する基本的なことはウィキペディアをどうぞ。


音楽というのは、技術的な難易度、つまり「難しさ」がその作品の、芸術的な価値と

相関関係にあるとは限りません。

演奏者にとっては「勉強になる」ものすごく高度なテクニックを必要とする曲でも、

聴く側には、全然、感動的でも面白くもない、むしろ退屈な音楽、が存在します。


しかし、ヴァイオリンで言えばパガニーニとか、ヴィエニャフスキ-などは、やはり作曲者の才能でしょうね。

高度な技術そのものが、芸術になっている、という気がします。あまり上手く言葉で表現できません。

本当は、このような作曲家の演奏は、音だけではなく、実際の演奏を「観る」と、一層感銘を受けます。

よくもまあ、ここまで難しい曲を書いた人間がいて、弾ける人間がいるものだ、と思います。

ピアノだったら、リスト(リストはパガニーニの演奏を聴いて音楽かになろう、と決心したのですね。

だから、リストのラ・カンパネラは、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番、第三楽章のテーマを使っています)や

ラフマニノフなどの、無茶苦茶難しい曲に、パガニーニのような「技術=芸術」を感じます。


私が上手く自分で表現できなかったことを、音楽ジャーナリストが書いてくれてます。

日本の新聞記者でまともにクラシックについて書ける唯一の人だと思いますが、

毎日新聞の音楽記者(今は文化部の音楽専門編集委員)の梅津時比古(うめづ ときひこ)氏が、

著書、「音をはこぶ風―クラシック談義」に書いています。

毎月一回、梅津氏が毎日新聞に書いているコラム「音のかなたへ」を本にしたものです。

随分前だとおもいますが、パガニーニについて。「音をはこぶ風」68ページから。

超絶技巧に込められたもの

パガニーニがヴァイオリン曲に刻み込んだ超絶技巧には、安易なものへの拒絶のにおいがする。

適当な技巧で美しく聞こえるような曲など望むな!弾けもしないのにツベコベ言う批評家もどきが多すぎる!と、たたきつけているよう。

実際、彼の曲を完璧なテクニックで弾かれると、黙らざるを得ない。ピチカート、フラジョレット、独自の運弓法などが輻湊(ふくそう)し、

ヴァイオリンの表現の幅を恐ろしいほどに広げている。(以下略)。

そういうことですね。

「音楽はテクニックではない。精神の問題だ」「心だ」「機械のような演奏が面白いのか」という人々に対して、

あたかも、
黙れ!そういうことは、上手く弾けるようになってから言え!

と、音楽でパガニーニが訴えているような迫力を感じます。


◆【音楽】カプリース第24番、無窮動。ヴァイオリン協奏曲第1番より。

パガニーニは無伴奏ヴァイオリンの為の「24のカプリース」という曲集をかいています。

どれもこれも、演奏を聴いて、観ているだけで、目が回りそうな難しさ。

それが24曲もあるのですが、最後の24番。変奏曲になっていますが冒頭の主題が

何故か色々な作曲家のインスピレーションを刺激するらしく、ラフマニノフを始め、色々な他の作曲家が

この主題を元に作曲していることでも有名です。

音源は、私の好きな、カナダのヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスです。

「カプリース」は1995年2009年、2回録音してます。

私は2009年を持ってます、


◆パガニーニ:24のカプリース Op. 1より第24曲







次は「無窮動」という曲で、カプリースとか、後でご紹介するコンチェルトのような、

左手ピチカートとか、オクターブの重音とか、フラジオレットとか難しい技術はないのですが、

とにかく16分音符で、一体、いつまで弾かせるんだ、というぐらい延々と続く曲です。

音質が悪くてすいませんが、今、ドミトリー・シトコヴェツキー(1954-)というヴァイオリニストがいるのですが、

その親父さんで、ロシアのヴァイオリニスト、ユリアン・シトコヴェツキー(1925-1958)の演奏です。

音源は、Art of Yulian4。上手いです。


◆パガニーニ:無窮動 ハ長調 Op.11/MS72






最後に、エリザベート・コンクールで成田達輝氏が本選で演奏し、大変な名演だった、

ヴァイオリン協奏曲を聴いて頂きます。

上手いし美人で有名なアメリカのヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンのCD。

パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ヒラリー・ハーンが引用元です。

全曲だと長すぎるから第三楽章だけ。


◆パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 第三楽章






こういう曲の名演は、本当に興奮します。

パガニーニ先生で感心するのは、伴奏のオーケストラの書き方が上手いことです。

ヴァイオリン・ソロは、絶対に埋もれないようにしながら、オケは結構大編成で、オーケストラだけが

弾く所はかなり分厚い響きがするのです。それが曲全体の印象を壮大にしています。


同じ事を繰り返しますが、音楽=技術ではなく、バッハやモーツァルトのヴァイオリン協奏曲も

ベートーヴェンもメンデルスゾーンも、チャイコフスキーもブラームスもシベリウスも

どの作曲家のヴァイオリン協奏曲も優劣を付けがたいですが、

パガニーニはパガニーニで、彼がこの世に現れなかったら、ヴァイオリンってこれほど難しい

技術が開発されなかったかもしれない。その意味でやはり大変貴重な作曲家だし、作品だと思います。

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2012.05.29

【音楽】エリザベート王妃国際音楽コンクールのサイトで成田達輝氏の本選全てを見て、聴けます。天才だと思います。

◆記事:<バイオリン>成田さん2位 新しい個性派世代の登場(毎日新聞 5月27日(日)19時27分配信)

バイオリン部門の世界最難関のエリザベート王妃国際音楽コンクール2位に入った成田達輝さん(20)の朗報に

「日本の新しい個性派世代の登場だ」と、音楽関係者からは日本の演奏界の新たな発展を確信する声が相次いだ。

繊細を極めた感受性と超越的なテクニックを持つ成田さんは、本選でも演奏したパガニーニのバイオリン協奏曲第1番が十八番。

光がはじけるような表現で、粋を極め、品格に満ち、すでに「名演奏家の芸風」を持つと評される。

3月末にフランス・ドゥエでこの曲を弾いた際には新聞批評に「偉大なパガニーニ自身だけがライバルの天才」と激賞された。【梅津時比古】

(以下省略)。(駐:色太文字は引用者による)


◆コメント:2日連続してどうしても書きたくなるほどの物凄い才能です。

拙日記・ブログは、10年続いていますが、二日連続で音楽記事。しかも同じ話題、というのは、

多分初めてです。


何故、このようなことをするかというと、成田達輝氏の才能があまりにも素晴らしく、

昨日の文章では、書き足りないからです。それぐらい、物凄い才能だと思います。

記事で色太文字で強調した部分。フランスの新聞が、

「偉大なパガニーニ自身だけがライバルの天才」

と激賞した、とありますが、確かにこれほどの大絶賛を読んだことは、ありません。


◆エリザベート・コンクールの公式サイトは良心的で、ファイナル全員の演奏全てを聴けます。

他の音楽コンクールのウェブを全部確かめた訳では無いので(何しろ、コンクールの長い歴史を考えると、

コンクールの様子をネットで世界中に配信するなどというのは「ごく最近始まったこと」なのです)、

もしかするとエリザベート王妃国際音楽コンクールだけでは無いかも知れませんが、

悪いけど、毎コン(日本音楽コンクール)の公式サイトなど、翌年になって漸く前年の各部門の

優勝者の演奏の、それもほんの一部を載せるだけなので、それと比較すると、

エリザベート・コンクールの公式サイトは、

本選に残った12人(ヴァイオリン部門だけについて書いています)全員の本選に於ける全演奏を

視聴出来る、非常に良心的で有難いサイトです。


これ↓が成田さんの本選演奏全てを1時間20分全部視聴できるページです。

Final 2012: Tatsuki Narita

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ3番。

このエリザベートの作曲部門でグランプリを獲った酒井健治氏の「バイオリンとオーケストラのための協奏曲」。

最後がパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番。

なんですが、フランスの新聞が、「作曲者自身(パガニーニ)だけがライバル」と絶賛↓理由がよく分かります。

ご覧頂くしかないですね(なお、コンクールの公式サイトではヴァイオリン部門のCDを売ってます)。


音楽の演奏が上手いか下手か、というのは演奏スタイルの好みは別としても客観的に、

「どう聴いても『上手い』と言わざるを得ない。文句の付けようがない」

というレベルがあります(成田氏の演奏スタイルが私の好みではない、と言っているのではありません。

誤解なさらないようにお願いします)。

それは、数多くの演奏に接して、「耳が肥え」てくればわかるようになりますが、

まだ、あまり聴いたことがなくて分からないと言う場合、伴奏したオーケストラ・プレイヤー達の反応を見ることです。

お客よりも、何しろオーケストラの音楽家はプロで、今までに色々なソリストの伴奏をしているので、

実はソリストにとって最も「恐い」存在です。


成田氏がパガニーニを弾き終えた瞬間、聴衆からは、殆ど満場のブラボー(これも、珍しい)と、スタンディングオベーション

が起きますが、確かにコンクールでここまで、客が興奮するのは、あまり見たことがありません。


更に、前述したオーケストラ。この伴奏はベルギー国立管弦楽団(National Orchestra of Belgium)ですが、

オーケストラというのは、ソリストが「普通」だと、ヴァイオリン、ヴィオラ奏者は楽器と弓を持ったまま、

右手の指で、左手に持っている楽器の胴体のウラの部分をパラパラとたたく「疑似拍手」になります。

「下手じゃ無いけど、特別、上手くもないね。ソリストなら、これぐらい普通だね。」という意味です。

ところが、専門家である彼らですら、本当に感心すると、ヴァイオリン、ヴィオラ奏者や管楽器の奏者が皆、

膝に楽器(と弓)を置いて、両手で客席のお客さんと同じように「本当の拍手」をします。

これは、
この人、本当に上手いな

と、プロの集団に認められている。これは本当に上手い人とみて間違いありません。

成田氏の演奏の後、ベルギー国立管弦楽団と指揮者が盛大に拍手しています。

「天才」という言葉を安易に使うと安っぽくなりますが、成田氏の場合はこの言葉を使っていい、

と思います。それぐらいのヴァイオリニストです。今後が楽しみです。

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2012.05.28

「バイオリン:成田さんが2位入賞…エリザベートコンクール」←良いニュースを大きく伝えましょうね。

◆記事:バイオリン:成田さんが2位入賞…エリザベートコンクール(毎日新聞 最終更新 05月27日 20時36分)

ブリュッセルで開かれていたエリザベート王妃国際音楽コンクールのバイオリン部門で26日、

結果発表があり、日本の 成田達輝さん(20)が2位に入った。

バイオリンでは世界最難関のコンクール。

成田さんは札幌市出身。桐朋女子高音楽科(男女共学)を経て、パリ国立高等音楽院に留学中。

全日本学生音楽コンクール中学の部全国1位、

日本音楽コンクール2位、

一昨年のロン=ティボー国際音楽コンクール2位と、

実力は早くから注目されていた。

パガニーニのバイオリン協奏曲第1番を弾いた今回の本選で、

コンクールでは珍しい「ブラボー」の渦と聴衆総立ちの喝采を浴びた。

成田さんは

「とてもうれしいです。大勢の方にお世話になったので、これからの演奏活動が少しでも恩返しになればいいと思います」

と語った。

日本人はこれまでバイオリン部門で堀米ゆず子さん(1980年)、

戸田弥生さん(93年)が優勝している。【梅津時比古、ブリュッセル斎藤義彦】


◆エリザベート2部門ですね。

約1週間前に、金環日食の原稿を書き上げて、日記とブログを更新しようとしていた矢先、

NHKが、エリザベート・コンクール作曲部門で

酒井健治さんがグランプリ、と報じたので、急いで書き直しました。

2012.05.19【速報】エリザベート・コンクール作曲部門、日本人グランプリ。/金環日食。直接太陽の方向を見るのは危険(国立天文台)

この時点で、バイオリン部門も始まっていて、今日報道された成田達輝さんが、

ファイナリスト12人に残っていると時事通信が伝えていて、ただしその時点では

ヴァイオリン部門の最終結果がいつ出るか書かれていなかったので、

毎日、読み逃さないように、私は気を付けておりました。その甲斐ありました。

エリザベートコンクールの公式サイト、現在、日本時間5月27日23時17分ですが、

ほんの少し前まではアクセス出来たのですが、どうも(多分日本から)アクセスが殺到しサーバーに負荷が

かかり過ぎているようで、一時的にアクセス出来ないのですが、

暫く経てばアクセスが可能になるでしょうから、リンクを張っておきます。
Queen Elisabeth International Music Competition

このサイトでちょこっと見たところによると今は何しろアクセスできないので記憶が

間違っていたらすみませんが、6月の始め(つまりコンクールの一週間後)に受賞者による

ガラ・コンサートがあり、ネットで中継するような話が書いて有りました。

さらに、アクセスが殺到したのは、ファイナリストの映像がこの公式サイトで見られるようになっているのです。

一部じゃないですよ。これはセミ・ファイナルかな。ブラームスのソナタなど80分の映像と音声を試聴できます。

非常に知的なヴァイオリンです。パガニーニまで聴いていたら、間に合わないので、途中で書いています。


成田達輝氏の受賞歴は記事に書いて有るとおり、毎コン2位、2010年のロン・ティボー2位、エリザベート2位ですが、

こうなると1位でも2位でも大変なことです。もんのすごいレベルの高いコンクールですから、ファイナル(本選)に3回とも

残る、というだけで、大変なことです。


この、今年のエリザベート・コンクール、ヴァイオリン部門の審査員の中には、かつて

自分がやはり2位の諏訪内晶子さんが審査員としてよばれてます。諏訪内晶子さんは、最後の1990年、

チャコフスキー・コンクール優勝から、プロフィールに書いてあることが多いですが、エリザベート2位で、

その前もロン・ティボーじゃなかったと思いますが、他のコンクール2位が続いていましたが、

繰り返しますが、このレベルのコンクールは、ファイナルに残った時点で既に十分、才能を証明されています。

コンクールは瞬間最大風速みたいなものですから、本選の日が1日ずれていたら、成田さんが優勝だったかもしれません。

いずれにせよ。ローザンヌの菅井さんといい、エリザベート作曲部門の酒井さん、ヴァイオリン部門の成田さん、といい

世間は、オリンピックばかり騒いでいますが、芸術の分野、これは本来「勝ち負け」を競うものではないけど、

どれもこれも、本当に世界の最も優れた才能が集まってくるわけで、

その中で落ちついた演奏で上位入賞を果たしている、日本の若い人達をもっと大きく取り上げて

讃えて欲しいものです。

「良い事」(スポーツ以外の)を大きく報じないのは、日本のメディアの悪い癖ですし、

日本社会の悪い癖です。無教養です。

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2012.05.19

【速報】エリザベート・コンクール作曲部門、日本人グランプリ。/金環日食。直接太陽の方向を見るのは危険(国立天文台)

◆記事:エリザベート・コンクール作曲部門、日本人グランプリ。(NHK 5月19日 0時26分)

世界3大コンクールの一つで、ベルギーで開催されている「エリザベート王妃国際音楽コンクール」の作曲部門で、

大阪府出身でパリ在住の酒井健治さんがグランプリを受賞しました。

酒井さんは「バイオリンとオーケストラのための協奏曲」でグランプリを受賞し、

受賞曲は今回のコンクールのバイオリン部門で最終選考に残った12人によって演奏されるということです。

「エリザベート王妃国際音楽コンクール」は「チャイコフスキー国際コンクール」や

「ショパン国際ピアノ・コンクール」と並んで世界3大コンクールの一つとされています。


◆コメント:作曲部門のグランプリは1977年の西村朗先生以来ではないでしょうか。

実は、エリザベートに作曲部門がある、と言うこと自体、認識してませんでした。

ヴァイオリンでは、1980年に堀米ゆず子さんが優勝したり、

チャイコフスキー・コンクールで優勝する(1990年)前年、諏訪内晶子さんが2位(1989年)、

1993年、ヴァイオリンで戸田弥生さんが優勝ですが、

作曲部門のグランプリは1977年の西村朗先生(3月までN響アワー司会)以来初めてではないかな。

とにかくおめでたいことです。


◆そんなに皆さん、天文に興味ありましたっけ?

昔から天文ファンというか、天体観測を趣味にする人がいて、

彼らが21日の金環日食を何年も前から楽しみにしていたのは分かるが、

大多数は、日本人特有の「ブーム」であり、1ヶ月後、金環日食を話題にする人は

多分、誰もいないだろう。


女性で歴史好きを歴女(れきじょ)、仏像巡りが好きな女性を仏女(ぶつじょ)

というそうだが、それでは、天文ファンの女性は、さしずめ、

天女(てんにょ)?????


さて、皮肉はこの辺にして、金環日食でどうも何かおかしいと思った。

どんなサングラスを使っても、とにかく太陽の方向を直接見るのは

昔から大変危険なことだ、というのが常識だったはずである。


記憶は正しかった。


◆国立天文台に「正しい金環日食の観測方法」が書いてある。

やはり、子供の頃に聴いたり習ったりしたことは覚えているものだ。

結論から言うと、たとえ、どれほど遮光性が高いサングラスを用いても、

太陽の方向に直接目を向けるのは、危険だ、というのが専門家の忠告である。

国立天文台のサイトに、2012年5月21日 金環日食 | 観察方法

が載っている。

ピンホールを通して投影された太陽を間接的に見るのが正しいのである。

一番綺麗に投影するには、望遠鏡を使って太陽投影板に投影することだが、

普段から天体望遠鏡を使い慣れている人では無い限り、無理だろう。

文科相が、今日の閣議後記者会見で、サングラスを使った方法を説明していた。

繰り返すが、どのようなサングラスであれ、「太陽の方向を見る」のは、危険を伴う。

あとは、自己責任である。


◆天体観測入門は「双眼鏡で月を見る」ことだ。

天体望遠鏡などなくても、月ならば、この程度の双眼鏡で見ても十分に

(興味があるひとにとっては)面白いし、言うまでもないが、月ならば、満月だろうと直接見ても目を痛めることはない。

肉眼では想像出来ないぐらい、なまなましい「宇宙」に感動するであろう。

これが天体観測入門である。

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2012.02.06

【速報・映像】「<バレエ>ローザンヌ1位の菅井さん 吉田都さんが絶賛」←菅井さん、おめでとうございます。

◆記事:<バレエ>ローザンヌ1位の菅井さん 吉田都さんが絶賛(毎日新聞 2月5日(日)19時2分配信)

若手バレエダンサーの登竜門であるローザンヌ国際バレエコンクールで4日、神奈川県厚木市出身で

和光高校(東京都町田市)2年の菅井円加(すがい・まどか)さん(17)=佐々木三夏バレエアカデミー=が1位となった。

現代舞踊賞も受賞した。初の海外遠征での快挙となった。

コンクールの入賞者(1983年)で、審査員を務めた世界的なバレエダンサーの吉田都さんは

「菅井さんは練習の時から反応が早く、エネルギー、表現、ダイナミックな動き、音楽の使い方、

古典と現代のバランスなど、すべてにおいてレベルが高かった」と絶賛した。

1位は9人の審査員全員の一致した評価だったという。


菅井さんは「まだ踊りの夢の中にいるような気持ち。先生方やお父さん、支えてくれた人たちにありがとうと言いたい。

初めての海外は何もかもが新鮮だった。吉田さんのようなダンサーを目指したい」と喜びを語った。

コンクールでは、DVDによる審査を経て19カ国から79人(日本は最多の19人)の15~18歳のダンサーたちが

ローザンヌに集まり、4日間の合同レッスンに参加。21人(日本人は男性1人、女性4人)が4日の決勝に臨み、

観客を前に古典バレエと現代舞踊の両方の演技を競った。


◆コメント:吉田都さんが絶賛って、あまりないですよね。

毎年1月末から2月3日か4日までローザンヌ国際バレエコンクールが開催され、

毎年、日本人が入賞するのが「当たり前」のように感じてしまいますが、

これは大変なことですね。


バレエというのは、生で見ると実によく分かりますが、ガイジン(狩猟民族)の踊りです。

日本人は農耕民族で、身体が元々、跳んだりはねたりするのには、向いていない。

「田植え」を想像すれば分かる通り、田んぼや畑での仕事は同じ姿勢でもそもそとした動作。

同じ姿勢に耐えられるようなのが、日本人の身体です。


だから元来、バレエに適したDNAは、全く日本人にはないはずです。

日本の伝統的な「舞」を見ると分かりますが、絶対にジャンプしないですね。

すり足なんです。


これは音楽でも証明されているようなものですが、日本に西洋音楽が輸入されて150年ぐらい

しか時間が経っていないのに、立派に世界に通用していますね。


この日記・ブログで何度書いたか分かりませんけど、世界一のオーケストラ、

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をカラヤンが指揮していた頃、つまり全盛期に、

カラヤンど、ヨーロッパ人の信任を得て、第一コンサートマスターに就任した安永徹さんは

四半世紀に亘り、コンサートマスターを務めましたが、目の眩むほどの偉業です。

日本人はそういうところ「とてつもない」民族だと思います。

バレエも同じです。


審査員の吉田都さんは今更言うまでもなく、天下の英国ロイヤルバレエのプリンシパル(常に主役を演る人)

だった方ですね。旧サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ団とロイヤルバレエ併せて22年間プリンシパルです。


バレエは、ダンサーは台詞も言わないし、歌も歌いませんね。身体の動きだけで全てを表現する。

純粋に踊りのテクニックを披露するような演目もありますが、ジゼルとかコッペリアとか、多くの作品にはストーリーがあり、

そのストーリーは当然、西洋人だけを念頭に置いて書かれているのですから、本当は舞台でも東洋人が混入する

「必然性」が全くない。むしろ、不自然です。東洋人ダンサーは欧米のバレエ団に入ったら、その時点でハンディを負っています。

にも関わらず、吉田さんや熊川さんがプリンシパルにまで登り詰めたというのはものすごいことで

想像を絶する努力の賜でしょうし、才能もあったのでしょう。


その吉田さんが、「最近の日本人留学生は、すぐに諦める」と以前嘆いていたのを覚えています。

私は「根性」ということば、嫌いなんですが(自分にないもので)、要するに「あまりにも根性がない」

ということを仰有りたかった様子でした。

今年の優勝者、菅井円加(すがい・まどか)さん(17)さんは、留学してないんですね。

日本で勉強しただけで、世界に通用する、ということはそれだけ日本での指導が正しかったということですから、

やはり、日本人は大したものだと思います。。


◆YouTubeにPrix de Lausanneの公式サイトがあります。そこでファイナルも見ることが出来ます。

ローザンヌ国際バレエのYouTubeの公式サイト(チャンネル)があります。

Prix de Lausanne 

とにかく、菅井さんの受賞の瞬間。アップして下さった方、ありがとうざいます。


2012ローザンヌ国際バレエコンクール一位受賞の瞬間から





実際の演技、古典がまだ見つかりません、現代舞踊賞受賞と記事にありますが、コンテンポラリーといいます。

それは、アップされてます。これもアップして下さったかた、有難うございます。


Madoka Sugai Contemporary 2012ローザンヌ国際バレエコンクール







菅井さん、おめでとうございます。どうか、大輪の花を咲かせて下さい。

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2011.10.26

【毎コン】日本音コン:ホルン部門は日橋辰朗さん優勝←2年前に生で聴いた時、驚嘆しました。

◆記事:日本音コン:ホルン部門は日橋辰朗さん優勝(毎日新聞 10月25日 21時53分)

クラシック音楽界への登竜門、第80回日本音楽コンクール

(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛=三井物産、協賛=岩谷産業株式会社)の本選会シリーズ4日目は25日

東京オペラシティでホルン部門が行われた。管楽器ファンなどが詰め掛けた中、

課題曲のトマジ「ホルンとオーケストラのための協奏曲」に豊かな音と高度な技量を披歴した

日橋辰朗(引用者注:にっぱし たつお)さん(23)=東京音大卒=が優勝した。

124人の応募から2度の予選を通過した4人がピアノ伴奏で競演。

守山光三、山本真ら11氏が審査した。

他の入賞・入選者は次の通り。(敬称略、同位は演奏順)

▽第2位 岸上穣(26)=東京都交響楽団団員、浜地宗(23)=神奈川フィル団員

▽第3位 なし

▽入選 豊田実加(21)=東京芸大4年

▽岩谷賞(聴衆賞) 日橋辰朗

  ◇

2位に入賞した浜地さんは仙台市出身で高校まで同市で過ごした

。通った学校も東日本大震災で被災し、高校の友人2人が亡くなった。

実家は無事だったが叔父の家が全壊するなど周りの被害は大きい。

「今日の曲は田園風景を描いているので、被災する前ののどかな

宮城の風景を思い浮かべながら吹きました。

入賞が被災した人々の元気づけに少しでもなれば」と喜びを語った。【梅津時比古】


◆コメント:極めて私事ですが、2年前に、日橋氏の演奏を生で聴いて驚嘆しました。

今日は、完全に自己満足のために書く日記です。

今年は、余りにも気が滅入ることばかりが起きていたので

大変、嬉しい。


何が嬉しいかというと、天下の日本音楽コンクールホルン部門で優勝した

日橋辰朗氏は、私は約2年前に生で聴いて、「ただ者ではない」と思っていたのです。

長年音楽を聴いてきて、自分の耳(この場合、演奏を評価する能力という意味)に

狂いが無い事が分かった。それを自慢したい、という記事です。


お目汚しですが、自慢話を書くことが出来るのはものすごく久しぶりなのです。

今日だけ勘弁して下さい。


2年前に何があったかというと、当時の記事を読んでいただいた方が早い。

2009.11.16 マリス・ヤンソンスのリハーサルを見学する幸運に恵まれました。

当時私の、主目的は、マリス・ヤンソンスという指揮者が、

東京音大の学生オケと「幻想交響曲」終楽章のリハーサルを行う、

まあ、はっきり言って「稽古をつける」のを見ることでした。ブログ記事も

そのことにかなりの紙面を費やしています。


しかし、偶然ながら、と言っては失礼なのですが、

この催しの後半に、東京音大の学生のみによる、

「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」木管合奏版が演奏されました。

ピアノ、フルート、オーボエ、ホルン、ファゴット、クラリネット。それぞれ選りすぐりの

上手な学生さんで、ホルンが当時はまだ学生の日橋辰朗さんでした。

余りにも見事な演奏で、心底感心したのです。

父親がホルン奏者だった作曲家、リヒャルト・シュトラウスの作品、

「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」には、演奏開始まもなくから何度も

ホルンが演奏する有名なソロがあります。

これです。


「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」ホルン・ソロ。







これは、マリス・ヤンソンス指揮、オスロ・フィルですが、このホルンよりも

日橋氏の方が上手い。ホルンはマウスピースの口径はトランペット並ですが、管が長く

非常な低音が出ます。このソロは一旦高音域まで上がって一気に駆け下りる。

その時に低音をずっしりと鳴らさないと、サマになりません。


日橋辰朗氏のこのソロを聴いて私は「ただ者ではない」と思いました。

無論、これだけではわからないけれど、「ティル」ではホルンの難所がいくつも

あるけれど、日橋辰朗氏の演奏は極めて安定していて(安定していないホルンは

なんとなくわかります。難しいソロが近づくと客であるこちらがヒヤヒヤします)、

最後まで、ただの一音もミスが無かった、という最低限の次元ではなくこの難しい楽器で

音のコントロールが完璧だと思いました。


余りに素晴らしい演奏で感激したので、終演後、ロビーを通っていた日橋氏を

私は素人の分際で生意気にも呼び止めて、
あなたのホルンは素晴らしいね!

と言いました。日橋辰朗氏は覚えていないかも知れないけれど、

彼のホルンは私が40年音楽を聴いてきて、最も上手い日本人のホルンの演奏だったので

どうしてもその興奮を伝え、讃えたかったのです。


そして、日橋氏は将来、必ずや大輪の花を咲かせてくれるだろうと確信しました。

日本音楽コンクールが音楽家のゴールでは勿論ないけれど、第1予選を受けたのは

124人です。本選に残れるのは4人です。優勝できるのは勿論、1人です。立派だと思います。

これから、ソリストになるのか(ホルンのソリストはなかなか難しいと思います)、

オーケストラプレイヤーとして活躍するのか(これが一番現実的です)、いずれにせよ。

また、日橋辰朗氏のホルンを聴ける日を楽しみにしています。

確実に聴けるのは、まず放送日程が、日本音楽コンクール公式サイトにあります。
第80回日本音楽コンクール放送予定

そして、日本音楽コンクール各部門優勝者は、「受賞者発表演奏会」という

晴れ舞台が待っています。大抵翌年の3月頃です。

今年は東日本大震災が起きたので、実際は行われたかわかりませんが、

去年のコンクール(第79回)「受賞者発表演奏会」のスケジュールが公式サイトに

載ります。

北海道から九州まで6回もの公演があります。来年はまだどうなるか分かりませんが、

優れた若い才能は、誉め称えるべきです。祝福され、称讃されて怒るバカはいません。

私は、日橋氏の演奏を是非、聴きに行きたいと考えていますが。

数ヶ月先のことですが、皆さんにもお薦めします。若い青春のエネルギーを音楽に捧げた

若人の熱演は、胸が熱くなりますよ?


話が逸れてしまいました。一番書きたかったのは、私が自分の耳にまた少し自信を持った

と言うことです。

私はずっと独りで音楽を聴いてきました。正規の音楽教育も受けていません。

演奏を聴いた後で、今の演奏だったか、自分だけで判断するしかありません。

しかし、日橋辰朗氏以前にも、まだ無名の学生さんや音楽家で、

私が、「この人はいいな」と思った人々は、皆、後年活躍しています。

無論、一素人の「勘」の域を出ませんが、長く聴いてきて、それなりの

「耳」はあるのかな、と自惚れて、少々はしゃいでいます。

前述のとおり、完全に自己満足なのですが、久しぶりに「嬉しいこと」

を経験しました。

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