カテゴリー「事業仕分け」の記事

2010.12.13

「小沢、鳩山、輿石氏が会談=国会招致問題で岡田氏けん制」←民主党内部の話は「政治」じゃないだろう。

◆記事:小沢、鳩山、輿石氏が会談=国会招致問題で岡田氏けん制(時事通信 12月12日(日)20時9分配信)

民主党の小沢一郎元代表は12日夜、鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長と都内のホテルで会談し、

小沢氏の国会招致問題で対立が深まる党内情勢について意見交換した。出席者によると、

「誰も党を分裂させるようなことをしてはならない」との認識で一致。

衆院政治倫理審査会で議決して招致実現を目指す岡田克也幹事長をけん制した形だ。

岡田氏は13日の党役員会で、政倫審での議決を党の方針として意見集約する構え。

しかし、輿石氏ら参院側には反対論が強く、紛糾する可能性がある。


◆コメント:民主党内部抗争が、この「国」の重大ニュースなのか。

何度も書いたが、いい加減にしろ、と言いたい。

民主党の内部がどうなろうが知ったことではない。

新聞の「政治欄」に載っている記事は、所謂「政局」に関すること。

菅直人や岡田は、小沢一郎を排除したいが、小沢と鳩山、小沢派の民主党員がこれに抵抗している・・・。

そんな話は、主権者たる国民にとってはどうでもいいことだ。

これは「政治家ニュース」であり、「政治」ニュースではない。


「政治」とは、この国をどうしたいのか、という話であるべきだが、

そんな話はさっぱり出ない。


民主党の国会議員たちがやっていることは、高崎山のサルのAグループのリーダーと

Bグループのリーダーが誰になるか。グループ間の力関係はどのように変化しているか、

という話と、本質的に同じである。国会議員はサル並みである。

派閥争い、勢力争いそのものが「政治だ」と勘違いしているのではないか、とすら思える。

そして、政局にうつつを抜かして、政治そのものが少しも動いておらず、

日本社会は、経済が一向に回復せず、就職できない学生が増えているのに

国民の信託を受けた国家議員は何も仕事をしない。

何もしていない癖に、なんと、いけしゃあしゃあと、10日(金)にはボーナスを受け取っている。

内閣総理大臣は500万円を超える。

◆記事:国家公務員に冬のボーナス=平均額は59万2900円(時事通信 12月10日(金)11時4分配信)

国家公務員に冬の期末・勤勉手当(ボーナス)が10日、支給された。

年間支給月数が47年ぶりに4カ月を割り込んだ人事院勧告を受け、

管理職を除く一般行政職(平均35.6歳)の平均支給額は約59万2900円で、昨冬に比べ約5万4300円減少した。

特別職の最高額は、首相と最高裁長官の約508万円


衆・参両院議長は約466万円国会議員は約278万円、各府省事務次官は約287万円となる。

ただ、菅直人首相への実際の支給額は約510万円。

給与のマイナス改定に伴う減額調整分が、副総理兼財務相在任時の4月を基準に算出された影響で、

首相としての給与で計算するより少なくなったためだ。

管理職を除く一般行政職地方公務員(平均36.4歳)の平均支給額は、昨冬比約5万7500円減の約54万9500円だった。


つい先日金星探査機「あかつき」に関して書いた。
「<あかつき>日本の惑星探査に暗雲 軌道投入に失敗」←あかつきプロジェクト予算は250億円。国会運営費は1,300億円。ココログ

悪評高い、「事業仕分け」はJAXA(=Japan Aerospace Exploration Agency:宇宙航空研究開発機構)の予算を削減しようという。

「あかつき」を金星周回軌道に乗せる事に失敗した。「成果が上がらないから予算を削減する」、とバカな政治家がいう。


それならば、今、日本の一番の問題。景気低迷を建て直す事に失敗した行政府たる「内閣」の構成員たち、つまり「大臣全員」や

予算委員会でも本会議でも野次の飛ばし会い、足の引っ張り合いに終始し、何も有効な景気刺激策を思い付かず実行しなかった

国会議員は全員、年間ボーナス平均718万円を返上するべきではないだろうか。

納税者たる国民が、所得が増えず生活は楽ではないが、真面目に税金を納めているというのに、その税金から

歳費(給料)やボーナスを支給される国会議員の方が、国民よりも所得が比べものにならない位多いのは、筋違いである。

リンク先の記事で書いた、元・伊藤忠商事社長・丹羽宇一郎氏を

見習え。

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2010.12.11

「鈴木、根岸さんメダル授与へ=ノーベル化学賞で授賞式」。/ベルリン・フィル、コンマスに樫本氏。

◆記事:鈴木、根岸さんメダル授与へ=ノーベル化学賞で授賞式(時事通信 12月10日(金)14時40分配信)

【ストックホルム時事】今年のノーベル賞授賞式が10日午後4時半(日本時間11日午前0時半)から、

ストックホルム中心部のコンサートホールで行われる。

北海道大の鈴木章名誉教授(80)と米パデュー大の根岸英一特別教授(75)が、

スウェーデンのカール16世グスタフ国王から化学賞の金メダルと賞状を授与される。

鈴木さんらは、結び付きにくい有機化合物の炭素同士を、

パラジウム触媒により結合させるクロスカップリング反応の画期的な手法を開発した。

米デラウェア大のリチャード・ヘック名誉教授(79)と3人で受賞する。


◆コメント:何だかシラーっとしてるけどさ。国の誉れの先生達の晴れ姿なんだから。

デール・カーネギーのお馴染みの「自己啓発書」、「人を動かす」に確か、

「人間は1日の99パーセントは、『自分のことだけ』を考えている」

という言葉が有ったと思う。「人を動かす」はどうでもいいが、この言葉はどうやら正しい。

世の中の人々、電車の中の表情を見ればわかる。ノーベル賞など知ったことではない、

と考えている人が確かに99パーセントなのだろう。

国の誉れの人が、目の眩むような栄誉に輝いているのに、国民が無関心というのは、

寂し過ぎる。


日本人は数年に一度はノーベル化学賞か物理学賞を貰って当たり前、のように考えがちだが、

ノーベル賞の対象となる研究そのものは20年も30年も前に為されたものであることが殆どである。

つまり、受賞するときには、既に「功成り名遂げた大先生」だが、一番仕事をしたのは若い研究者だった頃である。


今、民主党政権のバカが、事業仕分けで、学問や芸術、教育の予算を削減して子供手当てに充当しようとしている。

そんなもの貰っても仕方がない。


すぐにカネにならないことは無駄だ、というのは実に無教養で下品な発想だ。

「すぐに役に立たないこと」「一見、無駄なこと」を重んずることができるかどうかで、

その人、社会、国家の教養の程度が分かる。民主党はマニフェストで教育重視とかいているのに、

全然重視していないのは、先日金星探査機「あかつき」に関して書いたときにも触れた。

大学の自然科学分野の予算を削り、30年後果たして、日本人のノーベル賞受賞者は出るのだろうか。


◆【号外】コンマスに樫本大進さん決定 ベルリン・フィル(共同通信 2010/12/11 01:05)

【ベルリン共同】世界最高峰のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は10日、

第1コンサートマスターに、ドイツ在住の樫本大進さん(31)が正式決定したことを明らかにした。

ベルリン・フィルの日本人コンサートマスターとしては、昨年3月末に退団した安永徹さんに続き、2人目。

樫本さんは昨秋からの試用期間を経て、10日に楽団員による投票で了承され、正式に就任が決まった。

同楽団は投票内容については公表しないとしている。

樫本さんは、ロンドン生まれ。7歳でニューヨークのジュリアード音楽院プレカレッジに入り、

その後ドイツに留学。1996年、ロン・ティボー国際音楽コンクールで優勝し脚光を浴びた。


◆コメント:ベルリン・フィルの第一コンサートマスターになる、ということがどういうことか、何度も説明しました。

日本人で昨年、3月末まで(ラスト・ステージは2009年2月13日)四半世紀の長きにわたり、第一コンサートマスターを

務めた安永徹さんのことは何度も書きました。コンサートマスターに正式に就任するまではプローベ・ツァイト(試用期間)で、

毎回のコンサートで全メンバーがコンサート・マスターとして相応しいかを観察しているのです。最終的には、メンバー全員の議論と

投票で3分の2以上の賛成を得られて、初めて正式の第一コンサートマスターになる。樫本氏の試用期間の開始は昨年五月で、

正式就任の発表がなかなか無いので気を揉んでいたのですが、これで安心しました。

安永さんが、自分の体験を作曲家の故・石井真木氏に話しているのを本から私が転記した記事があります。

ご参考までに。

2009年02月21日(土) 安永さんがコンマスになった頃の対談。ココログ

私の一生で、日本人がベルリン・フィルの第一コンサートマスターに就任した、というニュースを二度も経験するとは、

夢のようです。樫本大進さんの活躍を祈ります。

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2010.12.08

「<あかつき>日本の惑星探査に暗雲 軌道投入に失敗」←あかつきプロジェクト予算は250億円。国会運営費は1,300億円。

◆記事:<あかつき>日本の惑星探査に暗雲 軌道投入に失敗(毎日新聞 12月8日(水)11時48分配信)

探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入は失敗に終わった。

98年打ち上げの火星探査機「のぞみ」の失敗に続く再挑戦も実らなかったことで、

今後、日本の惑星探査計画に暗雲が垂れこめる事態は避けられない。

日本初の惑星探査を目指して98年に打ち上げられた火星探査機「のぞみ」は、通信機の電源系統が故障し、軌道投入を断念した。

後継機には、通信機器の電源を2台積んだり、姿勢が乱れても機能するアンテナに改良するなど、過去の失敗の原因を分析し反映させた。

「数々の失敗を乗り越えた小惑星探査機『はやぶさ』の生還がその好例」と、関係者はあかつきの成功にも自信をのぞかせていた。

あかつきは6種類の観測装置を搭載。厚さ約90キロもの硫酸の雲を透過して地上の火山の活動状態を調べるなど詳しい観測を行う予定だった。

自転より速い秒速100メートルの東風が吹く「スーパーローテーション(超回転)」と呼ばれる謎の現象の解明が期待されていた。

政府の事業仕分けなどで宇宙事業はやり玉に挙がっている。

あかつきは開発と打ち上げで約250億円を投入しており、「成果がない」との批判が出ることは必至だ。

JAXAの管理体制など独立行政法人の見直し論に発展する可能性もある。中国など新興国の追い上げは著しく、

「宇宙先進国」の座からの転落を招くおそれもありそうだ。


◆コメント:「あかつき」とは如何なるプロジェクトか。

私は、しばしば書いている通り、骨の髄から「文科系」人間なので、「あかつき」の失敗がやむを得ないものか、

或いは何らかの準備不足によるものなのかは、判断出来ない。しかし、「金星探査機」と聞くだけでワクワクする。


太陽系で地球のすぐ内側(太陽寄り)を回り、大きさ・重さが最も地球に近いのが金星である。

世界的には、金星探査は1960年代から既に始まっており、1967年にはソ連がのベネラ4号

投下したカプセルにより、金星の大気は殆どが二酸化炭素であること、高度100kmより下には濃硫酸と思われる

厚い雲の層があり、温度が500℃近くに達することも分かっている。金星は灼熱地獄(?)である。

地球とほぼ同じ大きさ・重さで太陽からの距離が地球に近いにも関わらず、金星の環境が何故そうなったかを

解明することにより、地球温暖化など、地球環境の変化の原因究明にも役立つと考えられている。

金星の大気をより詳細に解明するためのプロジェクトが「あかつき」である。


たまたま、今回失敗したが、マスコミはつい先日、「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」の粒子採取に成功した快挙を打ち消すように

「あかつき、失敗。」を繰り返す。普段、宇宙の「う」の字も、金星の「き」の字も考えたことも無いクセに。

文科省はJAXAに「あかつきの失敗原因を徹底的に究明するように厳命を下した」らしいが、五月蠅いよ。

JAXA(=Japan Aerospace Exploration Agency:宇宙航空研究開発機構)の技術者たちはそんなことは分かっている。

政治家もバカだ。

一度失敗した→成果が上がらない。→予算を削減する、という。失敗したなら、今度はもっと資金をつぎ込むべきではないか。

菅直人は、東京工業大学理学部応用物理学科卒。我が国で初めての「理科系」総理である。理解を示したらどうだ。

(【訂正】アップした直後に読者からご指摘を受けた。前総理、鳩山由紀夫も理科系であった。)


◆成果が上がらないのを理由に経費を削減するなら、まず国会運営費1,300億円を減らしたらどうかね?

「政府の事業仕分けで、宇宙事業が槍玉に挙がっている」という。おこがましい。

すぐカネになることだけに予算をつぎ込むのは野蛮で無教養だ。

民主党マニフェスト2010には、「教育政策を充実させる」と明記してあるが、

今年になってから、大学教育への助成措置が相次いでカットされている。大学教員の海外研究に対する補助金が一部廃止され、留学生への補助金が

突然ゼロになった。何を考えているのか分からない。


そしてなにより。JAXAが「あかつき」で成果を挙げられなかったから、予算を削減する、というのなら、

政治家自身はどうなのだ。

「あかつき」プロジェクトの予算は、開発と打ち上げで250億円だという。

国会運営費にはどれほど税金が使われているか?

平成22年度衆議院予算案を見ると、789億4,600万円。

平成22年度参議院概算要求、506億7,800万円。

合計で約1,300億円もの税金を国会議員の給料その他国会運営につぎ込んでいる。しかも毎年。

今年、国会は何か「成果を挙げ」たのだろうか?景気対策ほったらかしで、やれ、誰それの問責決議だ何だかんだと、

政治ではなく、議員どもの党利党略のニュースばかりではないか。


成果が上がらない所から予算を削減するなら、「あかつき」よりも遙かに税金を無駄にしている国会運営費を圧倒的に削減するのが先だろう。

学問をおろそかにしてはいけない。

250億ぐらいどうにでもなる。3メガバンク一行の経常収益の10分の1ではないか。長らく税金を納めていなかったのであるから、

3メガバンクが100億ずつ「あかつき」プロジェクトに寄付したらどうか?毎年ではないのだから。今まで累計で250億なのだから。

銀行に一度に100億円出せとは言わない。年間30億円ずつ拠出したって、経常利益の1%だ。

銀行「だけ」に負担させるのは、あまりにも不公平だから、一部上場企業が数億円ずつ資金を拠出すれば良い。

最近流行の「企業の社会貢献」をアピールする、絶好のチャンスだ。

このように考えれば、「あかつき」プロジェクトに必要なカネなど、大したことではない。

失敗をおそれていたら、また、失敗する。国も国民も「はやぶさ」の快挙を思い出しJAXAを応援するべきだ。

私は、自分が納めた税金が、仕事をしない国会議員に毎月129万円の歳費、100万円の文書交通機密費。年間718万円のボーナスとして

使われる事には我慢ならんが、JAXAの研究や芸術に役立つならどんどん使って欲しいと思う。

太陽系の他の惑星、金星に接近し、その大気の謎を解く。気宇壮大でいい。

サイエンスはロマンティックだ。

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2010.06.21

「景気判断を上方修正=「回復宣言」は見送り―月例経済報告」←上方修正というほどではないと思います。

◆2日間も更新をサボってすみません。疲れて寝ていました。

金曜日の朝に急いで記事を更新したきり、今は21日月曜の午前1時30分ですが、

更新しませんでした。金曜の朝に書いたのは、本来、木曜の夜に更新するべきだったものですから、

金曜、土曜、と更新をサボりました。


特に風邪をひいたとか、持病のうつ病が悪化したとか、

プライベートで取りこみ(「不幸」の婉曲表現です。ネットではお互い知らない同士ですから、

関係ありませんが、リアル世界での言葉遣いとして、特に若い方は覚えておかれると良いと思います。

「家で不幸がありまして」というと、相手はどのように詳細を訊いたらいいか面食らいますし、

非常に厳しく言えば、香典の催促のようだからです)があったとか、


一切、そういうことはございません。


単純に一週間の疲れが出て、土曜日も日曜日も自分でも驚くほど、長時間寝ていたのです。

関東が梅雨入りしてから、気温が高く、湿度が高く、若いつもりでいても、あと二ヶ月足らずで、

50になります。トシですね。


記事:景気判断を上方修正=「回復宣言」は見送り―月例経済報告(6月18日15時4分配信 時事通信)

荒井聡経済財政担当相は18日、6月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。

景気の基調判断は

「着実に持ち直してきており、自律的回復への基盤が整いつつあるが、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある」

とし、3月から示してきた「着実に持ち直し」との基本認識を据え置いたまま、「回復」という文言の追加などでわずかに上方修正した。

基調判断に回復の表現が復活するのは、2008年7月以来だが、内閣府は「大きなくくりとしては回復に至っていない」(津村啓介政務官)とし、

「景気回復宣言」は見送った。5月から「緩やかに回復しつつある」との判断を示している日銀とは引き続き一線を画した形だ。

個別項目を見ると、内需の強さを推測する上で注目される設備投資は「下げ止まっている」に上方修正した。

ただ、1~3月期の法人企業統計で設備投資が減少するなど、弱い動きが見られる点にも言及した。

一方、新規着工戸数が落ち込んだ住宅建設は「持ち直してきたが、このところ横ばい」に、

公共投資も「総じて低調に推移」にそれぞれ下方修正した。


◆コメント:まだ、何とも言えませんね。

広い意味での行政府(狭義の行政府は「内閣」です)が、日本経済をどのように見ているか、

主だったリポートは二つです。

一つは、日本銀行の金融経済月報。直近は、

2010年 6月16日 金融経済月報(6月) (PDF, 1889KB)

です。

もう一つは、内閣府が発表する「月例経済報告」

引用した記事は、これに関して書いているのです。最新の発表は
月例経済報告(平成22年6月)

です。日本銀行の金融経済月報も内閣府の月例経済報告も、長大なレポートですが、

いずれも結論が一番最初に書いてあります。日本銀行の金融経済月報の「結論」は「基本的見解」といいます。

内閣府の月例経済報告の「結論」は「基調判断」といます。


便利なことに、経済・金融情報専門の情報サービス会社、ブルームバーグが、

日銀:金融経済月報-過去の基本的見解(表)と、月例経済報告:過去の基調判断(表)

まとめてくれています。

日銀、内閣府の毎月の「結論」の表現がどのように変化しているか、がひと目でわかります。


記事では、「月例経済報告が景気判断を上方修正」と書いています。

その根拠は基調判断に「回復」の文字が含まれているから、というのですが、

こういうのはセンテンス全体を読まないとわかりません。最新の基調判断は、
景気は、着実に持ち直してきており、自律的回復への基盤が整いつつあるが、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状態にある。

です。「回復への基盤が整いつつある」と「回復している」では全然違います。また、3月から5月の基調判断は、

景気は、着実に持ち直してきているが、なお自律性は弱く、失業率が高水準にあるなど厳しい状況にある。

でした。6月発表の月例経済報告が景気判断を「上方修正」したといっても、ごくわずかなものです。


日本経済の問題を一つだけ挙げろを言われたら、それは、「デフレが止まらないこと。」です。5月28日に発表された

4月の全国消費者物価指数は前年同月比マイナス1.5パーセントです。

4月は特に、高校授業料の実質無償化という特殊要因がありましたが、それを除いても前年同月比マイナス1パーセント

程度で前年同期比マイナスは14ヶ月連続です。需要・供給の法則から明らかなとおり、供給に対して需要が少ないと、

物価は下がります。需要、とりわけGDPの3分の2を占める個人消費が伸びないとどうしようもないとおもうのですが、

菅直人内閣総理大臣は、消費税の引き上げ目標に言及している。そりゃいいですよ。景気がよくなりつつあるときならば。

しかし、欧州経済危機で外需は宛に出来ず、内需を拡大すべきときはまず、プライマリー・バランスよりも財政支出により、

総需要を創出することが肝要ではないか、と、ここまでは、辞任した亀井静香前金融担当相なども言っていますが、

私は、所得税・地方税減税に踏み切るべきだと思います。


特に住民税。菅直人内閣総理大臣は先日、田中康夫氏の代表質問に対して、

地方住民税に国が関与することは、地方分権の原則から望ましくないといってましたが、地方に任せたって、

都道府県議会の議員達が、自分達の収入を減らす決議を採択するわけがない。

都道府県の地方公務員。市町村の公務員の数が多すぎるし、

都道府県、市町村の議員は給料の他に、「政務調査費」を 毎月何十万も給付されています。

政務調査に毎月50万も60万も必要な訳はなくて、彼らはこれで、クルマを買ったり、ゴルフをしたり、

おねーちゃんと酒を飲んだりしている。事業仕分けなどというパフォーマンスをしながら、国家議員の歳費や年金、

文書交通費月間100万円、地方議会議員の無駄な「政務調査費」には、切り込まない。

これらを無くしたら、随分他のことに税金を使えると思います。

それをやってから、増税という言葉を口にして欲しいと思います。

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2010.05.06

「行政刷新会議事務局」は、机が余っているのに、新しいデスクと椅子を82セットを1362万9630円で購入したそうですよ。

◆はじめに:昨日の記事に対してコメントを書いて下さった方のおかげで知りました。

昨日、日記・ブログで、

「抑止力論にすがる鳩山首相=「県外移設」公約ではない」←ウソではないけど、情けない。ココログ

を書きましたが、ココログにコメントを書いて下さった、HN、tabitさんのおかげ様で、本件を知るに至りました。

私自身は、見逃しておりました。本日の記事はtabitさんのコメントを元にしていることを予め記し、

貴重な情報に御礼を申し上げる次第です。


記事:[民主イズム]「らしさ」って何?(5)「形が大事」かさむ費用(読売新聞 2010.04.17 東京朝刊1面

◇第5部

内閣府の行政刷新会議事務局の部屋には、ちょっと変わった机が並んでいる。120度の角度が付いた「ブーメラン」形で、

3台の頂点を合わせてつけると「Y」の字のようになる。

テレビの報道番組のキャスター席にも使われるような机で、価格はいすとのセットで16万6215円だ。

購入に際し、財務省から「刷新会議設置の趣旨に反するのではないか。各省庁に余った机もいすもある」という声が出たが

会議側は「スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすい」と反論。

結局、隣室の国家戦略室の分も含め、計82セットを1362万9630円で購入した。

「机が特殊な形状なので目隠しのついたても高く、全体で普通の倍近くのお金がかかった」(内閣府)という。

刷新会議を担当する古川元久内閣府副大臣は就任直後から、「新しい政権で新しい組織を作るんだ。まずは形が大事だ」

と号令をかけていた。オフィスデザインのコンテストで受賞経験がある会社を、スタッフに何度も視察させたほどだ。

「予算を削る刷新会議が高い買い物にお金を使う。本末転倒もいいところだ」政府内では、こんな声が上がっている

行政刷新会議は昨年、2010年度予算の概算要求の無駄を洗い出す第1弾の事業仕分けを行った。

予算削減額は約6770億円にとどまったが、民主党の蓮舫参院議員が官僚をやりこめる様子などに注目が集まり、

内閣支持率の低下も一時、ペースダウンした。23日からは、独立行政法人などを対象に第2弾が始まる。

政府本体ではないため、大幅な歳出削減にはつながらないとみられるが、

鳩山首相自身が「国民から大きな喝采(かっさい)を与えていただけると思う」と語るように、

支持回復のきっかけとなることへの期待は強い。刷新会議も「ショーアップ」の準備を着々と進めている。

前回の会場は独法所有の体育館だったが、300席だった傍聴席を倍近くに増やしたり、

テレビ局の中継車の駐車場所を確保したりという理由で、今回は民間の会場を使う予定だ。

19日に入札を行うが、9日間で約50万円だった会場代は大幅にふくれあがる見通しだ。

仕分けの資料を公表するための専用サーバーも設けることにしている。

より国民にアピールできる環境を整え、「2匹目のドジョウ」を狙う鳩山政権。内閣官房の職員は嘆く。

「大事なのはテレビ映りや見栄えばかり。財源難の深刻さを真剣に考えているとは思えない」

(注:色太文字は引用者による)。


◆コメント:これは、コメントするまでもないでしょう。

民主党政権が唯一国民に、パフォーマンスとして公開できる「事業仕分け」。

具体的には、内閣府行政刷新会議事務局が運営を司る。

行政刷新会議が全て無駄とは云わない。先日、理化学研究所の無駄な人件費に付いて私も記事にした。

「理研、配偶者を秘書に雇用=組織管理改善を-仕分け2日目」←真面目に税金払うのがバカバカしくなりますね。ココログ

ここで書いたことに関しては今でも、私の考えは変わらない。


しかし。


記事の最後に載っている、内閣官房職員の言葉
「大事なのはテレビ映りや見栄えばかり。財源難の深刻さを真剣に考えているとは思えない」

は、正鵠を射ている。

私が「天下国家をまともに論じる気がしない。」と言って怠け、4月18日付読売新聞の記事に気が付かなかったのは迂闊だった。

問題の所在は色太文字で強調した部分だけを読んでも明らかであろう。

税金の無駄遣いを削るために始められた「事業仕分け」用に、

1,362万9,630円の「税金」で、わざわざ新しい机と椅子、合計82セット購入を購入した、という。


先日、「理研、配偶者を秘書に雇用=組織管理改善を-仕分け2日目」←真面目に税金払うのがバカバカしくなりますね。

にも記したが、

平成20年における日本の全てのサラリーマン男女併せての平均手取り額(年間)は、365万円である。

行政刷新会議のセンセー方がお使いになるため新しくお求めになったデスクと椅子の購入金額、約1,363万円は、

サラリーマンの年間手取り額の3.7倍である。

年収(税金など控除前の平均給与)430万円の庶民が納めた税金で、1,363万円のデスクと椅子を買う。

財務省の役人が「椅子や机は余っている」と進言しているにもかかわらずである。

机と椅子など、一番安い事務机と、パイプ椅子で良いだろう。そんなことにカネを使い、

オーケストラへの助成金を減らす「事業仕分け」。

こういうのを日本語で「茶番」という。

ここまで来ると、「『論ずる』に値しない」。

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2010.04.26

「理研、配偶者を秘書に雇用=組織管理改善を-仕分け2日目」←真面目に税金払うのがバカバカしくなりますね。

◆記事:理研、配偶者を秘書に雇用=組織管理改善を-仕分け2日目(4月26日13時28分配信 時事通信)

政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は26日午前、独立行政法人(独法)の無駄を洗い出す

「事業仕分け」第2弾の2日目の作業に入った。

文部科学省所管の理化学研究所(理研)では、研究者が秘書役のアシスタントに配偶者を雇用していることが分かり、

「ガバナンス(企業統治)に大きな問題がある」として、組織管理の改善を求める意見が出された。

理研には現在97人のアシスタントがおり、うち6人が研究者の配偶者で、結婚後雇用されたのは2人という。

年収は600万円。また、同法人の研究業務に関しては、「現状維持」との結論を出したが、「戦略が欠如している」

と厳しく批判し、国を含めた科学技術政策の抜本的改革を要求。業務委託は「委託先の不透明性が高く、事業規模を縮減」と判定した。

パイロットを養成する航空大学校(国土交通省所管)は、学生1人当たりの国支出額が3700万円に上ることを問題視。

航空会社による受益者負担の割合を高め、「国費節減を図る」とされた。水産大学校(農林水産省所管)は、

海技士免許取得の専攻科について、「他法人との統合を検討し事業規模縮減」と結論付けた。


◆【為参考】理化学研究所(Wikipediaより抜萃)

独立行政法人理化学研究所(どくりつぎょうせいほうじんりかがくけんきゅうじょ)は、1917年に創設された

物理学、化学、工学、生物学、医科学など基礎研究から応用研究まで行なう日本で唯一の自然科学の総合研究所。

略称「理化学」または「理研」。

【概要】鈴木梅太郎、寺田寅彦、中谷宇吉郎、長岡半太郎、嵯峨根遼吉、池田菊苗、本多光太郎、

湯川秀樹、朝永振一郎、仁科芳雄、菊池正士など多くの優秀な科学者を輩出した


後に理研コンツェルンと呼ばれる企業グループ(十五大財閥の一つ)を形成したが、太平洋戦争の終結と共に解体された。

1958年に特殊法人「理化学研究所」として再出発し、2003年10月に文部科学省所管の独立行政法人「独立行政法人理化学研究所」に改組されて今日に至る。

(色文字は引用者による)。


◆コメント:私のイメージでは「理化学研究所」といえば、湯川秀樹、朝永振一郎先生が属していた組織、なんです。

世の中の人間を文科系・理科系に分けるならば、私は自分でも嫌になるほど文科系人間で、科学的・理論的思考の才能がない。

だからこそ、科学者を尊敬している。

高校生の頃。何がきっかけだったか忘れたが、日本で二人目のノーベル賞(湯川秀樹博士に続き物理学賞)

を受賞した朝永先生のエッセイは、文科系の、しかも程度の悪い知能しか持ち合わせない私が読んでも興味が尽きなかった。


話が逸れるが、昔から有名な議論のテーマ(?)

鏡では左右は逆に映るが上下が逆に映らないのは何故か?

が朝永先生がいた頃、理化学研究所のコーヒーブレイクで議論になったそうだ。

結論は忘れた(確かこれは、東京工業大学の入試問題にも思考力を試す為に出題されたことがあるとか、無いとか・・・・)。

驚いたが後にノーベル物理学賞を受賞する先生や、天下の大秀才が集まって議論しても、簡単に結論が出なかった。

私にとってそれは「へえ。これほど頭のいい人達でも答がすぐに出ないほど難しい問題なんだ?」と新鮮な驚きとして記憶に刻まれた。

閑話休題。


兎に角、朝永先生の文章には幾度も「理研」という言葉が出て来た。

日本で初めてノーベル賞(物理学賞)を受賞した湯川秀樹博士も、ウィキペディアの

記述にあるとおり、理研で勉強した。そもそも日本の物理学の父と呼ばれ、湯川・朝永両博士の恩師である仁科芳雄先生が、理化学研究所の所長だった。


だから、「理化学研究所」は我が国最高の頭脳(知性)があつまる、誇るべき自然科学の研究所として私の脳裏に刻まれていた。

しかし、それは遠い昔の話だったことが、今日分かって、心底がっかりした。

湯川博士や朝永博士が理化学研究所で研究をしていたのは1930年代、つまり戦前どころか昭和一桁の時代の話だった。

敗戦とともに解体され、「1958年に特殊法人「理化学研究所」として再出発した」頃はどうだったかわからないが、

2003年10月に「独立行政法人理化学研究所」となってからは、「理研」は「利権」の巣窟だったらしい。


研究者が妻を秘書として雇い、しかも(時事通信の記事には書いてないが、他のソースも当たってみると)、

実際には週に何度かちょっと顔を見せるだけで、年収600百万円を得ていたという。

国税庁の平成20年分民間給与実態統計調査結果についてを見ると、
平均給与は、430万円(対前年比1.7%減、7万6千円の減少)で、男性533万円、女性271万円となっている。

また、平均給与の内訳は、平均給料・手当365万円(同1.0%減、3万5千円の減少) で、男性449万円、女性236万円、

平均賞与65万円(同6.0%減、4万1千円の減少) で、男性84万円、女性36万円、

平均給料・手当に対する平均賞与の割合(賞与割合)は、17.7%(同0.9%減) で、男性18.6%、女性15.1%、となっている。

民間人の手取りは男女平均するとたったの365万円である。

平均給与430万円から当然、税金を支払っている。

独立行政法人理化学研究所の研究員の妻は、職員の配偶者であるという地位を濫用し、要するにパートで仕事らしい仕事もしていないのに、

600万円もの年収がある。その給料は、平均年間給与が430万円の国民が納めた税金で賄われている。

このような世の中は間違っている。


◆この手の無駄が至るところにあるはずだ。

独立行政法人だけではない。我々は都道府県や市町村に高い住民税を納めている。

東京23区の中の一つで、私が住んでいる所のそばに「児童相談所」がある。


先日、どのテレビ局だか忘れたが、民放の夕方のニュース番組がこの施設を取材していた。

職員の話では、「児童虐待に備え、24時間体制を取っている」とのことだが、よくもいけしゃあしゃあとウソを付く。


近所に住む我々は、この施設には夜には人がおらず(夜どころか、職員は、この手の公務員の常識で、定時を過ぎれば当然帰る)、

土日(もっとも相談者が相談に来易いのは週末であるにもかかわらず)は、休業日であることをよく知っている。

全く仕事をしていないとは言わないが、明らかに人数が多すぎ、たまに覗くと何もしないで雑談をしている。

この連中の給料は、言うまでも無く、私達が納めた住民税が財源である。


◆「全ての」公務員が、怠けている、とは決して思わない。

私は、全ての公務員が、民間に比べ楽をして高い収入を得ているとは思わない。

私の父はとっくに他界したが、晩年脳梗塞、脳出血を起こすまでにも何度か倒れ、夜中に救急車を呼んだことがある。

私は母と救急車に同乗した。救急隊員の方々は、実に親切に父の不安を鎮めるべく懸命に処置をして下さった。

救急隊員はドクターでもナースでもないが、その落ちついた処置に、私たちがどれほど慰められたことか・・・。

父の容態が落ちついて、私は母と、その救急車の所属する消防署に菓子折を持って御礼に行ったが、決して受け取って下さらなかった。

結局、父は、その何年か後に脳出血で逝ったが、救急隊員の方々へのご恩は忘れていない。

救急隊員、消防隊員、レスキュー隊員、職務に忠実な警察官など、命を賭して、国民の安全の為に職務を遂行している方々は大勢いる。

私は彼らの給料になる税金ならば、喜んで納めようと思うのである。

「公務員」で十把一絡げにしてはいけない。


◆結論:無駄な公務員は減らせ。

前段で記述したとおり、立派な仕事をしている公務員も大勢いる。それは認識しなければならない。

しかし、独立行政法人理化学研究所の非常勤職員(研究者の配偶者)や、地方自治体職員(某児童相談所のような)で、

明らかに、報酬に見合うだけの仕事をしていない「公務員」が多すぎる。事業仕分けをしている国会議員とて、国家公務員だ。

居眠りをしても、会議をサボっても、一度も法案を提出しなくても、彼らに対する「人事考課」(勤務評定)は、ない。

歳費の他に月間100万円の文書・交通費が支払われている。ざっと計算して国会議員一人に対して年間3億円の税金が使われている。

それに見合う仕事をしている議員がどれほどいるのか。

自らも仕分けしたらどうか?

と言いたい。これらのあらゆる無駄な職員、費用を削減すれば、国のコストはいくら減るか知らないが、

その分、減税して頂きたい。それが家計の可処分所得を増やし、ひいては低迷する日本経済の活性化に繋がる。

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