カテゴリー「猛暑」の記事

2013.06.16

「スーパークールビズ、新商品投入相次ぐ ワコールから、ふんどし意識したメンズパンツも」←薄着になれば涼しい、というものではない。

◆記事:スーパークールビズ、新商品投入相次ぐ ワコールから、ふんどし意識したメンズパンツも(MONEYzine 6月16日(日)14時0分配信)

環境省は地球温暖化対策の一環として平成17年度から、冷房時の室温28度でも快適に過ごすことのできるライフスタイル

「クールビズ」を推進している。今年も6月1日から9月30日までは「スーパークールビズ」と位置付け、

環境省を中心に積極的なプロモーション活動を実施している。

こうした動きにあわせ、各メーカーから「スーパークールビズ」商品の投入が相次いでいる。(以下、省略)


◆コメント:暑い環境では、薄着でも暑いのです。

先週水曜日に体調を崩して、会社を休みました。

医者に行くときには、当然、普段のスーツである必要はないので、ユニクロのTシャツ一枚でしたが、

それでよく分かりました。薄着であろうが、冷房温度が28℃のままでは、暑くて仕方が無いのです。

人間が涼しいと感じるために薄着になるのは、大気に直接接する肌の露出面積を増やすことが目的です。

目には見えなくても、皮膚の表面には水分(汗)が付着しています。

その汗が気化するときに身体の表面から気化熱を奪う。そのプロセスがあって初めて「涼しい」と感じるのです。


体表の汗が気化するためには大気の湿度が低くて、飽和水蒸気量ではない、または、それに近い湿度ではない、

ということが前提ですが、御存知の通り、日本は蒸し暑い、つまり湿度が高い。

外気も蒸し暑いですが、風が吹いて多少は、入れ替わります。しかし室内は、違います。電車の中も同様です。

現代の密閉性の高い建物では、窓から自然の風が吹き込むということがないので、

機械(エアコン)を用いて強制的に室内の空気の湿度を下げないと、つまり空気中の水蒸気量が多いままだと、

いくら、「クールビズ」でも、皮膚表面の汗は気化しないので、外見が「すずしげ」であっても、体感的には蒸し暑いままです。

記事では、環境省がクールビズを推進するのは「地球温暖化対策」だと言いますが、

特に東日本大震災以降は、「原発が稼働していないので、発電力が落ちており、電気がたりない」ことが大義名分とされました。

ですが、一昨年、昨年ともに、原発が殆ど稼働していなくても、猛暑の時期に、電気は足りることが、既成事実として証明されています。


日本人は、「お上のお達し」に、あまりにも従順ですが、少しは疑ってみることも必要です。

国会審議のテレビを見ていると、あの蒸し暑そうな、石で建造されている国会議事堂の中で、

国会議員達はクールビズの格好をしながら、全然暑そうではないし、中には、「寒い」のか上着を着用している議員すら、います。

なんら証拠はありますが、あそこは、多分エアコンの設定温度が24℃ぐらいになっているとおもいます。


とにかく、毎日の行き帰りの電車の中、オフィス、ともに、環境省通達をクソ真面目に履行して、エアコンをなるべく使わないことにしているので、

どこもかしこも蒸し暑くて、おかしくなりそうです。


女性には好評のようですね。以前の電車の冷房は寒すぎた、と。しかし、元来冷え性の多い女性が夏になると男性よりも

ずっと薄着で、ガンガン冷房の効いた電車に乗れば寒いに決まってます。寒いのは着れば克服出来るでしょうが、

前述のとおり、暑いのは、着衣を減らしても、薄着にしても、解消されません。

スーパークールビズとやらが、官民の癒着かなんか知りませんが、既にに熱中症の患者も増えているのですから、

暑い時は、遠慮無くエアコンを使いましょう。現在、私がこの原稿を書いている、自室のエアコンの設定温度は24度です。

クールビズぐらいでは、地球温暖化進行を防ぐ目的にも影響がないとおもいます。

1999年、国連環境計画が発表した地球環境概況2000の、概況と提言を読むと、既にこう書かれています。

温室効果ガスの排出量増加により、地球温暖化を防止するのはおそらく手遅れであり、更に、京都議定書において合意された多くの目標は達成されないかもしれない。

ということです。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2012.07.29

「夜でも気温下がらず 29日も猛暑に」←熱中症に「注意」というだけじゃあね。

◆【おしらせ】ウェブ日記エンピツ、メンテナンスか障害か分かりませんがアクセスできないのです。

このため、本日はココログだけの更新となります。

悪しからず。


◆記事:夜でも気温下がらず 29日も猛暑に(NHK 7月28日 18時28分)

28日も全国的に気温が高くなり、関東や東海では38度を超える猛烈な暑さになりました。

夜になっても気温はあまり下がらず、西日本や東海を中心に29日も気温が35度以上の猛暑日になる見込みで、

(中略)

気象庁は、引き続き、こまめに水分や塩分をとり、適切に冷房を使うなど、熱中症に一層注意するよう呼びかけています。


◆コメント:「こまめに水分や塩分を摂る」具体的なレシピ。

毎日、毎日、同じように「気象庁がこまめに水分や塩分をとるよう、注意を呼びかけ」ている、

とNHKほか、各メディアが報じるが、毎日熱中症で搬送され、死亡する人がいる。

非常に、気が利かないと思うのだが、毎日「気象庁が注意を呼びかけています」と報じるだけではなくて、

経口補水液(ORS)の作り方、飲み方をニュースのたびに説明するべきだ。


NHKは情報番組では、水分補給の具体的なやり方を毎年、何度も紹介していて、

たとえば、

あさイチ 7月13日 【番組冒頭】気をつけないと熱中症に!かくれ脱水にご用心

でも、簡易的ORS(Oral Rehydration Solution=経口補水液)について、
◆脱水状態に最適な経口補水液の作り方

・水・・・1リットル

・塩・・・3グラム(小さじ 2分の1)

・砂糖・・・40グラム(大さじ4と2分の1)



・水にしっかり溶けるまで、混ぜれば完成です。

・さらにレモン半個分をしぼった汁を加えると飲みやすくなります。



・一気に飲まずに、30分でコップ一杯分を飲むぐらいが目安です。

・作ったその日の内に飲んでください。

と、これだけなのだから、ニュースなり、データ放送で毎回流せば良いと思う。

別の表現では、同じNHKのサイトの説明では同じ事だが、
経口補水液の作り方<BR>
■準備するもの

・500mlのペットボトル

・砂糖 20g

・塩  1.5g

■作り方

① 500mlのペットボトルの水に、20gの砂糖を加える

(※このとき、ペットボトルのふたを使うとキャップ3杯でおよそ20gです)

② 続いて、小型のスプーンですりきり1杯程の1.5gの塩を加える

③ ふたを閉めてよく振れば完成

(※冷蔵庫で冷やしておくと飲みやすくなります)

とある。

但し、脱水状態ではない人間が飲むと相当不味い。


最初の説明で、
さらにレモン半個分をしぼった汁を加えると飲みやすくなります。

とあるのは、ORSは重曹を加えると一層水分が吸収されやすくなるが、重曹の前駆体である

クエン酸を加えても同じ事で、レモンの汁にはクエン酸が含まれていることと、

同時に脱水状態で失われる電解質、カリウムが含まれているから、である。


また、既に脱水症状を呈して位無い場合、即ち熱中予防の為の「こまめな水分補給」の場合は、

昨年の「あさイチ」で杏林大学病院高度救命救急センターの山口芳裕ドクターが説明していたのは、
室内(比較的涼しい。ある程度冷房が効いている)にいるひとは、30分に一口。

出かけたり、屋外で作業したりするひとは30分にコップ一杯

のORSを飲む。

ということだ。

喉が渇いてから、ではおそいのだそうだ。30分に「強制的に」一口なり、コップ一杯を飲む。

というのが、「こまめな水分補給」だそうだ。

本当は、こういうことは、医療従事者がブログなどで

繰り返し啓蒙して下さると有難い。

免責の為に書き添えるが、私は医療従事者ではないから、最終的には自己責任で。

つまり上の情報は念のため、ご自分でチェックするなり、医師、医療従事者に確認して頂きたい。

【読者の皆様にお願い】

「是非、エンピツの投票ボタンを」といつもならリンクを貼りますが冒頭に書いたとおり、エンピツが使えません。

エンピツが復旧したら、また、よろしく御願いします。

|

2012.07.18

熱中症予防のための「こまめな水分・塩分補給」についての体験的考察。

◆暑いですなあ。熱中症予防の為に「こまめに水分補給」とニュースが繰り返しますが。

17日は猛暑で、NHKが20時現在把握するところでは、

熱中症で搬送された人が全国で887人、うち、1人死亡、とのこと。

ニュースで「こまめに水分補給して下さい」と呼びかけているが、

情報番組ではもっと具体的に説明しているのに、不親切だと思う。

「こまめに」とは、昨年、NHK「あさイチ」で救命救急のドクターが

説明していたが、屋内でデスクワークの人なら、「30分に一口」、

屋外で作業をしたり、運動をする人は「30分にコップ一杯」、

水に塩をひとつまみ入れたものを飲むと良い、とのことだった。


今年は、もう少し進んで、経口補水液の簡易版の作り方を説明していた。

本当は、色々な電解質をバランス良く含んだ、大塚製薬OS-1(オーエス・ワン)が最適らしい。

しかし、どうして他社が作らないのか。

競合製品がない(ポカリスエットとアクエリアスは砂糖が多過ぎて塩分が足りない、と薬剤師が言っていた)ので、

大塚製薬の独占市場であるため、原価は大した事はないと思うが500mlペットボトルが200円近い。

もっと安くできるはずだ。


それはさておき、そういうわけで、これは高いし、薬屋でしか売ってないので(表示は「清涼飲料水」なのだが)、

簡易的な経口補水液(ORS=Oral Rehydration Solution)の作り方が、NHK「あさイチ」のサイトに載っている。

それによると、

■脱水状態に最適な経口補水液の作り方

・水・・・1リットル

・塩・・・3グラム(小さじ 2分の1)

・砂糖・・・40グラム(大さじ4と2分の1)



・水にしっかり溶けるまで、混ぜれば完成です。

・さらにレモン半個分をしぼった汁を加えると飲みやすくなります。



・一気に飲まずに、30分でコップ一杯分を飲むぐらいが目安です。

・作ったその日の内に飲んでください。

これは、砂糖と塩だけだと相当不味い。飲みにくいので、レモンを加えて

飲みやすくするのであるが、熱中症になりかけ、又は脱水気味の人が飲むと

積極的に美味しく感じる、という専門家の話であった。


それは、OS-1に関しても同様であることを体験した。

先週の土曜日から、既に相当暑かったが、クルマでさほど遠くない所へ

外出したら、クルマはエアコンをONにしていても直射日光でかなりあつくなる。

クルマを停めてあれこれ用事を済ませていたら、かなり発汗し、暑さが堪えたので、

ヤバいかもしれない、と考え、薬局でOS-1を買ってのんだら、普段は不味いのに、

確かに美味しく感じるのである。

脱水を起こし気味であったことが分かる。

こういう事柄にかなり興味を持ち、情報をもっていても、酷暑の中で動き回ると

「こまめな水分補給」は、かなり意識していないと失敗するようである。


◆結論:まずは「30分に1回」を忘れない。

体験的に分かったのは、

1.とにかく、ドクターが言うように「喉が渇いていなくても」30分に1回。

2.現在の所、最も適した飲料はOS-1だが、そうでなければ、コップ一杯に塩をひとつまみ。

3.簡易ORS(経口補水液)なら、より好ましい。

4.経口補水液は、普段は不味いが、脱水に近づくと美味しく感じるので、自分の状態を把握する目安になる。

ということである。

こんなことを書いてしまったが、私は医療従事者ではないから、判断は自己責任でお願いします。

より詳しい情報はNHK「あさイチ」「かくれ脱水JOURNAL」に載っている。

ご参考になれば、幸い。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2011.07.08

【日本版コラム】電力使用制限令発動―「電力不足」の不可解←「電力不足のウソ」に関する最も優れたコラムです。

◆はじめに:すみません。眠ってしまったので手を抜きます。

木曜の夜に、原稿を打とうとしていたら、毎度のことながら椅子の上で眠ってしまいました。

4時半頃に目が覚めて(多分3時間ぐらいは眠ったと思います)、その後は、金曜日の仕事の

準備をしていました。

これから、1時間ぐらいは布団の上に横たわりたいので、手を抜きます。

私は今まで、東電や政府は、国民に当然のように「節電」を要求するけれども、

そもそも、自分達がドジを踏んだのが原因なのだから、節電を頼む前に何とか、

休止させている火力発電所を稼働させるなどして、電力を賄え、ということと、

顧客である、電力使用者に不便を強いておきながら、電力会社は、当たり前のように

電気料金を引き上げるのは、おかしいだろう---という意味の文章を書いたことがあります。

それを、もっとずっと、法的、理論的、統計的に丁寧に書いてあるコラムがありましたので、

そのまま掲載します。Yahoo!ニュースに掲載されていた、日本語版ウォール・ストリート・ジャーナルの

日本人が書いたコラムです。


◆記事:【日本版コラム】電力使用制限令発動―「電力不足」の不可解(ウォール・ストリート・ジャーナル 7月7日(木)13時59分配信)

尾崎弘之 東京工科大学大学院ビジネススクール教授

7月1日、政府は電気事業法27条に基づいて電力使用制限令を発動した。東京電力と東北電力の管内にある、大規模工場など契約電力500キロワット以上の大口電力需要家は、昨年比15%の節電が義務付けられた。電力使用制限令は、第1次オイルショック時の1974年以来37年ぶりの発動で、違反した場合、100万円以下の罰金が科せられる。

1日の首都圏は蒸し暑い日だったが、午後1時のピーク時電力使用量が4170万kwで、今年のピークだった6月29日午後2時の4571万kwを約9%下回り、制限令の効果が出たようだ。電力会社が安定して電力を供給できる「青信号の目安」は、「最大供給量」が「ピーク時需要量」プラス8~10%の状態とされる。東電の現状最大電力供給量が5100万kwと報じられているので、ピーク時電力需要が4692万kw以下であれば、現状では「青信号」で、大停電のリスクはないことになる。


電力不足の悪影響

法律によって強制的に電力使用量を削減させられている大口需要者に限らず、家庭、オフィス、店舗などの小口需要者も自発的に節電に努めており、今夏が昨年並みの猛暑になっても、昨年のピーク時需要量6000万kwを下回ることはほぼ確実である。東北三県被災民の秩序だった行動と同様、日本人の危機対応能力が高いことの証明になりそうだが、喜んでばかりもいられない。猛暑での通勤や生活でクーラーを使わないことにより、熱中症が増え、労働効率が低下し、電力不足によりハイテク製品が作れなくなる。私が直接インタビューした中でも、工場を中国など海外に移転させることを本気で考えているハイテク企業が少なくない。これは日本経済の競争力に関わる大問題である。

大停電を避けるために、経済や生活を犠牲にしてひたすら節電を続けなければならないのだろうか。もちろん、明らかな無駄は削るべきだが、電力会社は電力供給のために最大限の努力を続けているのだろうか。いや、電力供給に関しては不可解な点がある。それは、安定供給義務への疑問と「電力ないない神話」である。



安定供給義務に関する不可解な状況

電力は特殊な業界だ。民間企業でありながら、エネルギー供給という公益を実現することが事業目的なので、競争が制限されている。実質的な地域独占が認められており、独占禁止法の適用除外である。

電力会社は競争制限と引き換えに、電力の安定供給義務が課せられている。電気事業法18条により、電力会社は正当な理由がなければ、電力の供給を拒んではならない。日本の電力料金はイタリアを除けば先進国で最も割高だが、日本は供給信頼度が高く、したがって、料金も高いという説明がされてきた。東電によると、同社管内の1軒あたり年間停電時間は平均4分だが、米国は20倍以上の90~100分である。日本は「電力の質」が良いから電気料金が高くてもやむを得ないと納得していたが、震災後、電力の安定供給は困難になった。いつ停電が起きるか分からず、かつお金を払っても自由に使うことができない「質が低い電気」に変われば、本来、値段が下がるのが当然である。

しかし、現状は逆で、電気料金は値上がりする方向だ。発電コストが低い原発が止まって、コストが高い火力発電の比率が増えているため、料金は上がる、という説明がされている。確かに、電力会社は、設備や燃料などのコストに一定の利潤を上乗せして電気料金を決める「総括原価方式」が電気事業法で認められている。しかし、法の趣旨は電力会社の経営安定化であり、コスト増による安易な値上げが認められているわけではない。そうであれば、電力会社は、コスト削減や安定供給継続のために最大限の努力が必要である。そのような努力は十分に行われているのだろうか。それが不透明なままでは、ユーザーは値上げと電力使用制限をいつまでも受け入れることはできない。

電力使用制限は、東電の電力供給量によって変わる。報道によると、3月の被災後、東電の供給能力は、3500~4000万kwまで下がった後、現状の 5100万kwまで回復し、8月には5620万kw(東北電力への融通電力を含む)に増える予定である。問題は供給量見通しが増えた経緯である。

資源エネルギー庁の資料によると、真夏の供給予定量は、3月時点では、4650万kwと見積もられていた。供給予定量が、4650万kwから5620万 kwまで、1000万kw以上も増えた主な要因は、当初、揚水発電をカウントしていなかったことである。揚水発電は夜間の余剰電力を使ってダムの水位を上げ、翌日の昼間にダムの水力発電を使う「蓄電設備」である。揚水発電は通常、出力調整が困難な原発の余剰電力を貯めるために使われる。ところが、被災後、東電管内の多くの原発が稼働を停止したので、揚水発電が不要になったということが、供給予定量に揚水発電がカウントされなかった理由のようだ。ただ、そのような判断は納得できない。原発の稼働が減っても、夜間、火力発電を稼働させて、揚水発電に蓄電すればよいはずだ。もし、火力発電のコストが高いことを理由に、あえて夜間の火力稼働を抑えているのであれば、安定供給義務を果たしていないことになる。



電力ないない神話」の不可解

供給予定量を増やす方法は他にもある。企業が持つ自家用発電設備を最大限活用することである。「自家用発電所運転半期報」によると、2010年9月時点で、東電管内に875カ所、合計出力1639万kwの自家用発電所がある。その内、卸電力市場に供給されている電力が615万kwあるので、自家用発電所がフル稼働すれば、1000万kw以上の電力を生産できる。ところが、現状、工場などが持つ自家用発電機はフル稼働していない。なぜなら、フル稼働させて必要以上に発電したら、余った分を捨てることになるからである。特定規模電力事業者(PPS)の免許を持って、余った分を卸電力市場に売却できる企業なら良いが、そうでなければ、フル稼働できない。ところが、各企業の余剰電力を電力会社が買い取ることを保証すれば、自家発電所をフル稼働させて、東電管内の供給不足を大きく解消できる。

電力供給量予測には、このように不透明で不可解な点が多い。民主党衆議院議員の川内博史氏は、自身のツイッターで、「電力ないない神話」と銘打って、次のように述べている。「電力ないない神話は原発を動かすため、財源ないない神話は消費税増税のため。どちらの神話も、ウソ。国民をごまかして、権力側が自らの利権を確保する時代は、終わっている。誠実で正直で精緻な議論をしなければ、原発災害を含む被災地の復旧復興も、日本全体の再生も有り得ない」

電力会社の供給能力は、本来は電力会社の企業秘密と言える。しかし、一企業の内部情報が日本経済を大混乱に陥れている。もし、供給量を少なめに公表して、「電力ないない神話」で停電の恐怖心を与え、原発維持の世論を作ろうという意図があれば、それは許されないことである。電力不足の解消方法は原発を継続するか否かといった単純な話では済まない。原発のリスク最小化、液化天然ガス(LNG)による火力発電の増加、自然エネルギーの推進、送電網の改良、省エネ技術の充実といった複数要素の最適解を見つけることが必要である。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2011.07.04

しつこく、東京電力の「ピーク時供給力」の胡散臭さについて。

◆6月24日(金)はピーク時供給力4,790Kwで使用率が91%を超えた、と騒いだのです。

東電と国は、毎日、

電気が足りません、皆さん節電をお願いします。エアコンの設定温度は高めに、

という。最初に、如何にも「準緊急事態」めいた報道は6月24日の電力需給関係に関してであった。
◆記事:電力需要:東電管内、使用率91.6%に(毎日新聞 2011.06.25 東京朝刊)

東京電力管内の電力需要は24日、ピークの午後2時台に東日本大震災後で最高となる4389万キロワットに達し、

3日連続で4000万キロワットを超えた。

供給電力に対する使用電力の割合を示す使用率は91・6%で、6月に入って初めて90%を超えた。

供給余力を示す供給予備率は8%台となり、10%を割り込んだ。

東電は、暑さが本格化する7月に向けて「引き続き節電をお願いしたい」と呼びかけている。

東電は供給余力が3%以上あれば当面の供給に支障はないとしているが、

暑さで冷房の需要などが増えれば使用量が跳ね上がり、供給余力の上限に近づく恐れもある。

24日のピーク時供給力は4790万キロワット

ところが、この後、東京電力が発表する「ピーク時供給力」はどんどん増える。

翌週は、こうなっている。
◆記事:東電管内の電力需要が震災後最大値、29日ピーク時は93%超(ロイター 6月29日(水)19時4分配信)

東京電力によると、東電管内の電力需要は29日の午後2時台に4570万キロワット(速報値)まで増加し、

東日本大震災後で最大値を記録した。

最大供給力に対する電力需要の割合(使用率)は93%超に達し、

東電が「電気の供給が厳しい」目安とする「90%超--95%以下」のゾーンに入った。気温の上昇などが要因。

これまでの最大値は24日午後2時台の4380万キロワット(確報値)だった。

このロイターの記事には書いてないが、私が同日付の日記で書き、東電のサイトの表示を

証拠として貼り付けておいたが、29日のピーク時供給力は、4,900万Kwだったのである。

さらに、7月1日(金)における東電のピーク時供給力は、5,100万Kwに増えた。

それについても書いた。

そして、2011年07月04日(月)00時33分現在、東電 TEPCO : でんき予報によれば、

7月4日(月)の予想はこうなっている。

20110703tepco

ピーク時供給力は5,170万Kw。金曜日よりも更に増えている。


毎日、節電して下さい、というから、勤め先のエアコン温度設定は日頃よりも設定されている。

いくら、「クールビズは可」といっても、涼しいと感じる為には体表の汗が気化し、

そのときに身体から気化熱を奪うことが必要である。

今の、オフィス・ビルは、私が子供の頃の木造平屋の住宅とはことなり、窓を開けることが出来ない。

風が通り抜ける事が無い。つまり、湿度の高い空気が入れ替わらないのだから、汗が気化して

涼しく感じることは無い。


東電は、「電力使用率93%です。電気が足りません節電して下さい」という。その通りにすると、

翌日「実は、供給能力はもっと多い」ことが分かる。それでも「節電」を呼びかける。

そして、熱中症の患者が増え、ついには死者が出ると、少しずつピーク時供給力を増やす、

という「手法」のようである。


真面目に節電するのがバカバカしい。あまりの暑さに午後2時頃になると頭がボーッとなる。

東京電力は、自社のドジから電力供給力の不足(それも本当かどうか怪しいが)を招き、

電力使用者、即ち「顧客」に「節電」という「不便」を当然の如く要求し、国家もそれを

咎めることがない。

そして、客に「不便」な思いをさせている、つまりサービスが低下しているにもかかわらず

これは東電だけでは無いが、電気料金は5ヶ月連続で値上げである。
◆記事:電気・ガス:8月も全社値上げ 5カ月連続(毎日新聞 2011年6月29日 20時19分)

全国の電力10社と都市ガス大手4社は29日、8月の料金を7月に比べて値上げすると発表した。

原油や液化天然ガス(LNG)、石炭の輸入価格上昇が影響した。全社が料金を引き上げるのは5カ月連続。

電気料金の値上げ額(標準家庭)が最も大きいのは、沖縄電力の117円で、東京電力が99円、中国電力が84円、北海道電力が70円と続く。

北海道電と沖縄電は、原燃料価格の変動を毎月の料金に反映させる調整制度が始まった2009年5月以来、最大の上げ幅。

都市ガスでは東京ガスの54円が最大となる。

NHKの受信料を払わなくても、今のところテレビは見られるし、見られなくても

健康に害は無いから、平然と払わない人がいるが、電気・水道・ガス料金は未納が続けば

供給を止められてしまう、と思うから皆、払う。それをインフラ関係会社は知っているから、

平気で値上げする。

いつも思うが、官房長官の記者会見や、国会内で政治家同士が話をしている映像、

また、これらのニュースを伝えるテレビ局の人々は、全然汗ばんでいない。ネクタイを締め、

汗をぬぐうこともなく、誠に快適そうに見える。

一般国民だけが暑さに苦しんでいる。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2011.06.30

「東電管内の電力需要が震災後最大値、29日ピーク時は93%超」←「ピーク時供給量」って変動するんですよ。

◆記事:東電管内の電力需要が震災後最大値、29日ピーク時は93%超(ロイター 6月29日(水)19時4分配信)

東京電力によると、東電管内の電力需要は29日の午後2時台に4570万キロワット(速報値)まで増加し、

東日本大震災後で最大値を記録した。

最大供給力に対する電力需要の割合(使用率)は93%超に達し、

東電が「電気の供給が厳しい」目安とする「90%超─95%以下」のゾーンに入った。

気温の上昇などが要因。これまでの最大値は24日午後2時台の4380万キロワット(確報値)だった。

東電によると、使用率が90%以下は「供給に比較的余裕がある」、90%超─95%以下は「供給が厳しい」、

95%超─97%以下は「供給が大変厳しい」、97%超は「不足する可能性がある」という目安とされる。

97%超が想定される場合は、政府が電力の「需給ひっ迫警報」を発動する予定。


◆コメント:記事を鵜呑みにしないこと。

ロイターの記事は、ウソとは言わないが正確では無い。

最大供給力に対する電力需要の割合(使用率)は93%超に達し

とかいてあるが、違う。東電のサイトをよく読むと分かる。

それは、東京電力の、電力の使用状況グラフ(当社サービスエリア内)

である。明日になるとまた、グラフが変わるから、画像として保存しておく。

このグラフを見ると分かる。

20110630tepco01

93%とは、「本日のピーク時供給量=4,900万Kw」を分母に置いている。

ところがこのグラフの下を見ると、

20110630tepco02

明日の「ピーク時供給量」は4,980万Kwではないか。今日よりも多い。

そして、明日の「予想最大電力:4,500万kW」だから、使用率は4,500÷4,980=0.9036=90.3%ではないか。

どういうことか、東電の説明がある。

ピーク時供給力とは、電力需要のピーク(最大電力)にあわせた供給力のことであり、火力、原子力等の固定的な供給力に加え、需給が逼迫した場合、素早く対応可能な揚水式発電(水力)が一定量含まれております。

ということだそうだ。

こういうことは正確に伝えて貰わないと困る。

ロイターの記事の「最大供給量」という単語は、

「東京電力がどう頑張っても、これ以上供給出来ない電力量」

を想起させるが、そうではないのである。更に、ピーク時供給力に関して東電は、
「本日のピーク時供給力」は、電力需給状況により変動する場合があります。

「変動する」と書いてあるだけで、「減少する」に限っていないのだから、

「増加する」こともあるのだろう、と考えるのが妥当である。


ここから先は、私個人の憶測だが、本当は東電は「需給が逼迫した場合」に

備えて、現在運転休止中の火力発電所も稼働可能にする準備をしているか、

或いは、既にいつでも動かせるようにしているのではないか。

しかし、最初から「まだまだ余裕がありますよ」というと、

節電意識が急激に薄れて、本当に電力需給が逼迫してしまうので、

さらなる追加的電力に関しては言及しないのであろう。


東電のこのサイトは7月1日から「でんき予報」になるが、

毎日18時頃に翌日の電力需要とピーク時供給電力予想を載せるそうだから、

特に、このピーク時供給電力が毎日どのように変化するか、を監視するべきだ。

本当は、今、最大限の発電量はどれぐらいになり得るのか、

東電は公表するべきだと思うが、震災から今までのデータ公表→訂正の

繰り返しを見る限り、「出来るだけ、本当のことは発表しない」体質のようだ。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2011.06.23

「猛暑で電力需要急増 東電の想定超す4129万キロワット」←まだ余裕があるだろ?

◆記事:猛暑で電力需要急増 東電の想定超す4129万キロワット--昨年との比較では1割以上減(日経電子版)(2011/6/22 21:44)

夏至の22日、日本列島は高気圧に覆われ、群馬県館林市で36.5度を観測するなど、

気温35度以上の「猛暑日」を全国13地点でこの夏初めて観測した。

東京電力管内で同日の電力需要が4129万キロワットと東日本大震災以降で初めて4000万キロワットを超えたほか、

各地で電力需要が急増した。猛暑下で電力消費のバランスをどう取るか、利用者を巻き込んだ「神経戦」が始まった。

供給力は十分確保しているが、想定需要を140万キロワット上回った。

昨年は東京で6月最初の真夏日だった16日(最高気温30.3度)のピーク需要は4665万キロワット。

それに比べれば1割以上需要は少なく、「節電の効果が出ている」(東電)と分析している。

気象庁によると、各地の最高気温は

伊勢崎(群馬)36.2度、熊谷(埼玉)35.5度、静岡35.3度、東京都心31.9度などで軒並み今年最高となった。

被災地でも塩釜(宮城)で6月としては観測史上最高の33.0度を記録、仙台で32.7度、釜石(岩手)で32.3度まで気温が上がった。

東電は22日朝の時点で電力需要ピークを3990万キロワット(午後2~3時)と見込んでいたが、

内陸部は想定以上に気温が上昇。ただ、22日の供給力を4730万キロワットとしていたため、

供給予備率は約15%となり、安定供給に必要な8~10%を上回った。


◆コメント:日本経済新聞記者の神経を疑う、「神経戦が始まった」とは何事だ。こっちは客だぞ。

新聞記者が職場に取材に来たことが何度もあるが、実に態度が悪い。

何も勉強してこないで、どうしてあれほど偉そうなのか、と思うが、

うっかり怒らせると、こちらが言ってもいないことをでっち上げて悪く書くので、

一応、みんな心の中では舌をだしても、表面上は丁寧に応対する。


そういう環境で育つから、余程聡明な新聞記者以外は、アホなクセに威張っている。

テレビの方がまだ、ましである。特に生放送の場合、こちらが本気で頭にきたら、

放送中に「放送禁止用語」をデカい声で連発したら、ディレクターやらプロデューサーは始末書なので、

堅気よりはガラが悪いが、ブンヤ(新聞屋=新聞記者の蔑称)よりはマシだ。


日経とか朝日の記者など小僧のくせに「ジャーナリスト」気取りで、

この記事を書いた奴も名文を書いたつもりかも知れない。しかし、なってない。

猛暑下で電力消費のバランスをどう取るか、利用者を巻き込んだ「神経戦」が始まった。

神経「戦」とは何事か。

そもそも、昨年の猛暑の経験から、今年、仮に東日本大震災が無かったとしても、

東京電力管内の発電所がいくつか故障しても、十分な電力供給を確保すべく、

企画を立てて実行する時間は、あった筈だ。それをしていなかった上に、

本当かどうか(その点に関しては後述する)しらないが、福島原発が稼働していないから、

電力供給力が、落ちているのは、利用者=東京電力の顧客には関係の無いことだ。


お客である我々が、東京電力と「戦う」必要はない。

タダでさえ東京電力の言い分によれば、原発が動いていないから電気が足りない。

これは東電の責任だ。それに加えて、原発分を火力で賄っているが、原油や液化天然ガスの

輸入価格上昇を理由に東京電力は六ヶ月連続で電気料金を引き上げる。
◆記事:東電、8月の電気料金も値上げ…6か月連続(読売新聞 6月21日(火)5時10分配信)

東京電力は、8月分の標準家庭の電気料金を7月分より100円近く高い月額6683円前後に引き上げる。

原油や液化天然ガス(LNG)の輸入価格が上昇しているためで、値上げは6か月連続。

他の電力各社や都市ガス各社も同様に値上げする見通しだ。

東京ガスも、8月分は東京地区で55円弱値上げし、月額5210円前後になる見通しだ。

東京ガスは5か月連続の値上げとなる。

電気・ガス料金の調整制度は、対象月の3~5か月前のLNGや原油などの輸入価格の変動額を、

各電力会社の燃料の構成比に基づいて価格に反映させる仕組み。

福島原発が壊れ、今まで無かったほどの放射性物質が、風に乗って世界中に飛んでいる。

1号機の核燃料は圧力容器も格納容器も壊れ、原子炉建屋の床のコンクリートを

溶かし、地面に沈んで、地下水を汚染しているはずだが、その後、どうなったのか、報告が無い。

また、その他の原子炉の核燃料を冷却するために用いて、放射性物質で汚染された膨大な量の水が、

米・キャリオン社と仏・アレバ社、共同の装置で浄化されるはずだったのが、上手く稼働しない。

「稼働しない」では済まない。少なくとも仏・アレバ社は、水1トンの処理に2億円を要求している。

「動かない」ではない。何としても動かし、予定通り水の放射性物質を濾過させろ。

このままでは、ものすごい量の汚染水を捨てることが出来ない。


◆真夏日ですら電力使用率は80%。余裕があるはずだ。

日経の記事は、言葉でゴチャゴチャ書くから分かりにくい。

要するに、311以降、東京電力管内の電力需要が4,000万キロワットを超えたというのだが、

今年初めて全国各地で真夏日となったのであるから、当たり前だ。東京で約32度。

群馬県館林市で約36度。今日、エアコンを使わなかったら死んでしまうほど暑かった。

311以降最大の電力需要になるのは、当然である。しかし、このグラフを見ると、

これほど暑い日でも供給能力の限界に対して余裕がある。

この分だと、7月、8月と去年並の猛暑になりそうな気がする。

そうなったら、電力会社の事情を考慮して、エアコンの稼働を止めるなどと

とても約束できない。そもそも電力供給力の不足が生じるとすれば、

それは東京電力の所為なのだから、毎月料金を引き上げられても、文句を言わずに

電気料金を支払っている利用者の電力需要を賄えるように、あらゆる手段を使え。

運転休止中の火力発電所で動かせるところがもっとあるはずだ。


日本人は素直過ぎる。

政府が節電の為にエアコンより扇風機と言えば本当に扇風機を買うし、

エアコンの設定温度を上げろと言われれば、また、その通りにする。

被災地では、がれきやら、まだ身許不明のご遺体や、魚の死骸などが腐敗して、

ものすごい悪臭と、ハエに悩まされているというのに、

酪農家が絶望のあまり、自殺したというのに、

政治家達は、地震があったことをわすれているのではないか?と

嫌味を言いたくなるほど、被災地対策・支援とは関係のない政局にかけずり回っている。

今日、枝野官房長官と自民党の石原伸晃が、国会内で何かを話している様子が

テレビに映ったが、クールビズとは言え、全然暑そうな様子では無かった。

エアコンの設定温度を国民に要求するのと同じぐらいにしていたら、暑くて汗をかくはずだ。

国会内は、昨年までと同じく、ギンギンに冷やしているに違い無い。

それでも、日本人は辛抱強く、クーデターなど起こさない。

それを知っているから、政治家連中は安心して、被災地を放っておいて、

国会の会期延長に奔走して1日を終えた。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2011.05.16

夏の「電力不足」はウソです。

◆記事1:東電また"情報操作”「電力不足キャンペーにモノ申す」(5月12日付 東京新聞)

中部電力浜岡原発の停止決定を機に、またぞろ「電力不足キャンペーン」が始まった。

中電による電力融通の打ち切りが理由のようだが、「こちら特報部」の調べでは、被災した

東京電力広野火力発電所が7月中旬ににも全面復旧する。そうなれば、真夏のピーク時も電力は不足しない。

国民を欺くような”情報操作”の裏には、なおも原発に固執する政府や電力会社の姿勢が垣間見える。


今月6日、衆院科学技術特別委員長の川内博史衆院銀ら民主党国会議員7人が広野火力発電所を視察した。

首都圏の電力供給力向上のカギを握る発電所だが、東電は復旧の見通しを示していない。

しかし、川内氏らが今夏までに再稼働が可能かを尋ねると、発電所の担当者は「津波で破損したが、

7月中旬にも全面復旧できる」と明言したという。


中電は9日、菅直人首相による浜岡原発の全面停止要請を受け入れるとともに、東電への電力融通を打ち切ると

発表した。


東電が4月15日に公表した7月末の電力供給見通しは、5,200万キロワット。これには、中電を含む西日本の

電力各社からの融通分100万キロワットが含まれているが、広野火力の380万キロワットが加われば、不足分を

補って、余りある。

更に広野火力が復旧すれば、夜間に余った電力でダム湖に水をくみ上げて発電する揚水発電も上積みできる。

電力供給力見通しでは、400万キロワットしか計上していないが、東電管内の揚水発電能力は最大1,050万キロワット。

今夏の最大電力需要と予測する5,500万キロワットは十分に賄える計算になる。


◆記事2:「埋蔵電力」東電管内で550万世帯分 緊急時も自前主義--(日経電子版)(2011/5/15 16:08)

「埋蔵電力」──。鉄鋼や石油化学といった大量の電力を使うメーカーの事業所などは、

まとまった規模の自家発電設備を持つ。

経済産業省のまとめによると、そうした企業の自家発電能力を足し合わせると全国で6000万キロワットを超す。

これは東京電力の供給能力に肩を並べる規模。その東電の管内だけでも「埋蔵電力」は

一般家庭の約550万世帯分に相当する1639万キロワットに上り、

5620万キロワットに落ち込んでいる東電の供給力と合わせれば、

夏場のピークの最大需要(6149万キロワット)を余裕でまかなえるボリュームになる。



中でも鉄鋼や化学など主な素材メーカーなどの大規模自家発電だけで75万キロワットある。

三菱化学は4割弱を出資する鹿島北共同発電(茨城県)を通じて、20万キロワットの電力を東電に供給する。

出力65万キロワットの発電設備はフル稼働なら余剰電力が得られる。

重油など燃料を供給する鹿島石油の製油所で津波被害の復旧が終わる7月にも売電を始める方針という。

千葉県市原市に出力14万キロワットの発電設備を持つ住友化学は、

化学品製造に使う蒸気を発電タービンに回して出力を引き上げる緊急措置を検討。

計算上は5000キロワットの余剰電力を販売できる。

また三井化学は7月から市原コンビナート(千葉県市原市)の発電設備の稼働率を高め、

東電から要請があれば1万キロワットを売電する方針だ。

日本製紙グループ本社は岩沼工場(宮城県岩沼市)や勿来工場(福島県いわき市)など

5工場の自家発電設備で発電した電力を東電と東北電力へ供給を検討。

売電余力は合計8万~10万キロワットになる見通しだ。

昭和電工は川崎事業所(川崎市)の休止発電設備を5月から再稼働させ、

東電からの購入を毎時2000キロワット分減らす。これも形を変えた東電への電力「供給」といえる。

住友金属工業は鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)に出力47万5000キロワットの売電専用設備を持つ。

今は深夜7時間の稼働率を75%に抑えているが、東電とは需要次第で終日フル稼働させることで合意した。

東燃ゼネラル石油の川崎工場(川崎市)やJX日鉱日石エネルギーの根岸製油所(横浜市)は3月中旬以降、

自家消費をメーンにしてきた自家発電設備の稼働率を引き上げ、東電への売電を増やしている。

ただ、「埋蔵電源」が豊富にあるだけでは問題は簡単には解決しない。

東電は外部からの買電は高くつく、電力品質が安定しないなどを理由に挙げ、

「異業種からの電力購入は最小限に抑える」(幹部)方針。

発送電分離の動きにつながることを警戒しているのだ。

今のような緊急時ですら自前主義にこだわる姿勢が、問題をさらに複雑にしている。


◆コメント:生命に関わる問題ですからね。東電も政府も本当のことを発表して欲しいですね。

改めて説明するまでもなく、

記事1と記事2にあるとおり、運転休止中の火力発電所を稼働させ、揚水発電を利用して、

さらに、民間企業の自家発電による電力を東電が買えば、全然節電の「必要」はないのです。

無駄な電気を使わないようにする、という「姿勢」は悪いことではありませんが、節電しなければ、

夏も計画停電をしなければならないかも知れない、などという政府の言葉は、そのまま信用しない方が良いです。

昨年の猛暑では、エアコンをつけた室内でも熱中症による死亡者が毎日のように出ました。

今年、同じぐらいの「猛暑」になるかどうか分かりませんが、政府は節電メニューとして、エアコンの代わりに

扇風機を、などと云っていますが、扇風機は体表の汗を気化させて、多少の効果はありますが、

今の用に密閉度が高い建物の中では、徒に生ぬるい空気をかき混ぜるだけです。


政府が「このままでは夏場の電力不足は間違い無い」というのは、福島原発が機能しなくなり、

さらに、浜岡原発を全て停止した手前、それでも、電力供給に全く心配が無い、と最初から

言ってしまったら、

原発が無ければ電力が足りない、と言っていたのがウソであることがたちまちバレてしまいますし、

福島原発の、どうしたら良いか分からないほどの惨状を国民は見てしまい、国内の原発は54基もあるのです。

世論が「どうして、あんな危険なものを、50基以上も建てる必要があったのか?」という怒りに転ずることを

恐れているのでしょう。だから、やたらと「節電」を呼びかけていますが、繰り返すように、

もしも昨年のような猛暑だったら、エアコンを我慢したら、生命に関わります。

扇風機で本当に我慢出来るというか、健康に支障を来さないにならば、構いませんが、

消防庁は、お年寄りなど、暑さにより体調を崩しやすい人達は、エアコンを使いましょう

と言っています。余りにも従順に政府の「お達し」に従う必要は、無い、と思います。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

|

2010.08.18

「酷暑、2日間で死者10人搬送者1895人」←熱中症、予防・対策を再掲示します。

◆酷暑、2日間で死者10人搬送者1895人(8月17日23時45分配信 読売新聞)

日本列島は17日も太平洋高気圧に覆われ、各地で猛暑になった。

気象庁によると、関東、東海や近畿などの142の観測地点で気温が35度以上になる「猛暑日」を観測。

読売新聞で全国調査したところ、17日に判明した熱中症によるとみられる死者は埼玉、山形、奈良の3県で5人、救急搬送者は818人に上った。

酷暑がぶり返した16日からでは、死者は計10人、搬送者は計1895人になる。

気象庁によると、17日は三重県桑名市と東京都練馬区で38・2度を、東京・大手町でもこの夏一番の暑さとなる37・2度を観測した。

都心で37度を超えたのは3年ぶり。

太平洋高気圧は今後、西への張り出しを強めるため、暑さは東日本ではいったん緩むが、西日本は各地で猛暑となる。

また今月下旬には再び太平洋高気圧が張り出すため、北海道・東北を除き全国的に暑くなる見通しで、

気象庁は熱中症に注意を呼びかけている


◆"熱中症死"1か月間に282人(NHK 8月17日 19時20分)

各地で梅雨明けした先月17日から17日までのおよそ1か月間に、

熱中症とみられる症状で死亡した人は全国で282人に上り、

40%余りを70歳以上の高齢者が占めていることがNHKのまとめでわかりました。

NHKが各放送局を通じてまとめたところ、梅雨明けした先月17日から17日までのおよそ1か月間に、

熱中症とみられる症状で死亡した人は、東京都が100人に上ったのをはじめ、

埼玉県で51人、千葉県と栃木県でそれぞれ10人、愛知県と兵庫県、

それに三重県でそれぞれ8人、岩手県が7人、北海道が2人など、全国であわせて282人に上っています。

東京の100人は東京都監察医務院が統計を取り始めた昭和21年以降で最悪となっています。

亡くなった人は、80代が最も多くて65人、70代で45人などとなっていて、

70歳以上の高齢者が118人と全体の42%を占めています。


◆コメント:2週間前に書いたのですが、繰り返します。

大勢の方が弊日記・ブログを毎日読んで下さるけれども、マス・メディアの影響力には及ぶべくも無い。

ちょうど2週間前に、国は、「熱中症に注意して欲しい」というだけではなく、もっと具体的に、テレビや新聞を通じて

啓蒙すべきだ、と書いた

その時に、NHKの朝の情報番組「あさイチ」で7月30日に、

杏林大学高度救命救急センター、山口芳裕教授に、熱中症の予防・対策を放送した内容を

一部録音し、要点を文字にした。それを再録する。

熱中症発症者が増え続けている所を見ると、全然、このような知識が広まっていない

ことが明らかだからである。


【番組の音声の一部】








以下、熱中症とはなにか。予防、対処の要点。

【熱中症とは何か】

熱中症とは、暑さや熱で体温の調節が上手く機能しなくなり、体温がどんどん上がってしまう。或いは大量の汗をかいたことにより、体内の水分や塩分を失って起きる色々な症状の総称である。


【熱中症の症状】

軽度= 軽い立ちくらみや眩暈、こむらがえり(←血中のナトリウム濃度が低下することで筋肉が痙攣することで起きる)。

中程度=激しい頭痛、吐き気、身体の非常なだるさ、

重症= 痙攣、意識の混濁、昏睡状態


【喉の渇きは目安にならない。】

(喉が渇いていなかったのに、熱中症になった、という視聴者の体験談あり)

人間が喉の渇きを明確に覚えるのは、血液中の水分の10パーセント以上を失ったときである。

しかも、喉の渇きには個人差があるし、年を取ると段々、渇きを感じる感覚が鈍くなる。

したがって、喉の渇きを目安にして水分摂取を考えるのは危険である。

【熱中症発症の危険が高まる温度】

30℃が目安。32℃を超えると発症が急激に増える。

【子供(幼児)は特に注意】

子供は身体が小さいので、大人よりも簡単に暑さにより身体が温まってしまう上に

発汗による体温調整機能が未発達なので、ただでさえ危険である。

加えてベビーカーに乗せて歩いていると、ベビーカーの位置は低く地面に近く、

舗装道路の照り返しが強いので、子供が感じている温度は、母親より3~4℃高いと言われている。

陽射しが強いときに赤ん坊をベビーカーに乗せて長時間移動することは極めて危険である。

【水分補給頻度・摂取量等】

熱中症予防には「こまめな水分補給を心がけよ」というが、具体的には、

家庭で屋内で普通に家事をしているような場合は、30分ごとに一口。

買い物に出たり、庭の草取りをするような屋外作業時は、30分ごとにコップ一杯。

ポイントは、「30分ごと」であり、喉が渇いていなくても飲むことが大切だ。

高齢者は飲みたがらない人も多いので、周囲が気を付けて、半ば強制的に飲ませることだ。

【効率的な飲み物】

真水に近いほど、すぐに尿となって排泄されやすい。

薄い塩水や、少しレモン汁を垂らすとか、梅干しを入れると大分違う。

【ビールなどアルコール飲料は水分補給にならない。】

(釣りに行き、ビールで水分補給すれば良いと思って飲んだら、帰りに39℃も熱が出たという視聴者の体験談)

アルコールは、それを分解するために水分を必要とするため、身体の水分を使う。さらにビールには利尿作用があり、

尿として水分を排泄してしまうので、結果的には、脱水に近づく。

ビールを飲んだら、寝るまえに別途水分補給する必要がある。

【扇風機も熱中症予防の効果がある】

(エアコンを嫌う年配の人が多いが、という視聴者の質問に答えて)、

熱中症の原因は主に温度と湿度だが、風通しも関係する。

温度が高くても、空気の流れを作ることにより、身体にまとわりついた非常に湿度の高い

空気の層を吹き飛ばすことで、新たに汗が気化しやすくなる。その意味では、扇風機も効果がある。

【熱中症になってしまった場合の対処】

(視聴者から、「息子の野球の応援に野球場に行った帰りに熱中症になった。コンビニで氷を買って

首の後を冷やしても効果がなく、家に帰ってから水風呂に入ってもだめで、結局病院で点滴を受けるハメになった」

との経験談が寄せられた。)

兎に角冷やすという考え方は間違っていない。特に体温が40度を超えている場合は、

如何に速く冷やすか、が、生命を救うポイントになる。

ただし、冷やすのは、首の両脇、脇の下、足の付け根など、太い血管が身体の浅いところを

通っている場所が効果的である。

水風呂は効果がない。冷たい水に接触した体表面の血管が収縮してしまうからである。

その結果、却って身体から熱が逃げにくくなり、身体に熱がこもる。逆効果である。

冷たいタオルや霧吹きやシャワーなどで身体をぬらし、扇いで、水分を気化させ、

その気化熱で身体を冷やすような方法を取るべきである。

【予防には、朝食をしっかり摂ること】

朝食には、水分、塩分、暑さに対抗するために必要なビタミンC、ビタミンB1、各種ミネラルが含まれている。

これらを十分補給してから出かけることが極めて大切である。

メディアは、「熱中症に注意して欲しい、と役所が言っている」ことしか伝えないし、

東京では、場所によっては、区や市の広報車が街中を走りながら「こまめな水分補給」を呼びかけるが

全く具体的な説明が無い。その間、熱中症の発症者、それによる死亡者が増え続けているのは、

宣伝カーで呼びかけるぐらいでは効果がない証拠なのに、対応が変わらない。

少しは考えろ。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010.08.04

「<熱中症>9週間で2万超を病院搬送 98人が死亡…消防庁」←生命の問題だ。本来国が予防・対処法を啓蒙すべし。

◆記事:<熱中症>9週間で2万超を病院搬送 98人が死亡…消防庁(8月3日20時13分配信 毎日新聞)

熱中症で病院に搬送された人が5月31日から8月1日の計9週間で2万1032人に上ることが総務省消防庁のまとめで分かった。

うち98人が搬送直後に死亡した。

死者は08年(7~9月)47人、09年(同)16人で、今年は異例。

入院後の死亡を含めると死者はさらに増加するとみられ、同庁は「熱中症は環境要因が大きく予防は可能」と注意を呼び掛けている。

搬送されたのは、65歳以上が9994人で半数近くを占めた。842人は3週間の入院を要する重症だった。

10万人あたりの都道府県別搬送人数では愛知が28.01人と最多。群馬、埼玉、三重、栃木、岐阜、福島各県も20人を上回った。

週ごとでは7月19~25日が9895人と最も多く、前週(同12~18日)の1853人から急増。

同26日~8月1日は5460人で2番目に多かった。


◆コメント:注意を呼びかけているといっても、年配の方はネットなど見ない。

熱中症に関しては、かつて、

2007年08月11日(土) 「群馬・館林38・3度…猛暑列島、熱中症・水の事故相次ぐ」←熱中症と熱射病と日射病 ココログ

に書いたが、概念的なことを述べただけで、予防とか対策に関しては触れていないので、改めて記す。


環境省のサイトの中には、環境省熱中症予防情報サイトがあり、その中に、熱中症環境保健マニュアルに詳しい記述があるが、

「わかっていないな」と思う。

今年の暑さは、私の半世紀の人生でもちょっと記憶にないほど、一種の「不気味さ」を覚える。

毎年熱中症で亡くなる人はいるが、これほど、毎日、熱中症で人が死ぬ、というニュースを見た記憶が無い。

多くは年配の方であるという。だとすると、インターネットのこのような見つけにくい所に小さい文字で、

くそ真面目に「熱中症とは何か?」から細かい字で書いても、お年寄りが読む訳がない。


参院選の前には与党も野党も盛んにテレビ、新聞を使っていたが、そんなことより、

今年の暑さは人命に関わるのであるから、熱中症予防・対処の要点を出来るだけ少ない項目に絞り、

誰にでも理解出来る言葉で、テレビや新聞を用いて国民に知らしめるべきである。


国がやらないから、わたしがやる。

NHKの朝の情報番組あさイチで熱中症の特集を組み、

杏林大学高度救命救急センター、山口芳裕教授を招き、説明を受けていたことが分かった。

こういう大事なことは番組サイトに文字情報として保存するべきだと思うが、気が利かないことに

それをしていないので、NHKオンデマンドにカネを払ってネットで見た。その音声の一部を添付する。

恐縮だが、中途半端なところから録音を開始してしまったが、

「熱中症とは」をドクターが説明するところから始まる

NHK「熱中症予防・対処」







著作権云々と言っている場合ではないと思う。

ただし、これはこの番組の2日前から視聴者に熱中症の体験談や質問をつのり、それに沿ってアナウンサーが

質問して、ドクターが答える、という形式になっており、少々まだるっこしい。

私が認識出来る限りの要点を記す。
【熱中症とは何か】

熱中症とは、暑さや熱で体温の調節が上手く機能しなくなり、体温がどんどん上がってしまう。或いは大量の汗をかいたことにより、体内の水分や塩分を失って起きる色々な症状の総称である。


【熱中症の症状】

軽度= 軽い立ちくらみや眩暈、こむらがえり(←血中のナトリウム濃度が低下することで筋肉が痙攣することで起きる)。

中程度=激しい頭痛、吐き気、身体の非常なだるさ、

重症= 痙攣、意識の混濁、昏睡状態


【喉の渇きは目安にならない。】

(喉が渇いていなかったのに、熱中症になった、という視聴者の体験談あり)

人間が喉の渇きを明確に覚えるのは、血液中の水分の10パーセント以上を失ったときである。

しかも、喉の渇きには個人差があるし、年を取ると段々、渇きを感じる感覚が鈍くなる。

したがって、喉の渇きを目安にして水分摂取を考えるのは危険である。

【熱中症発症の危険が高まる温度】

30℃が目安。32℃を超えると発症が急激に増える。

【子供(幼児)は特に注意】

子供は身体が小さいので、大人よりも簡単に暑さにより身体が温まってしまう上に

発汗による体温調整機能が未発達なので、ただでさえ危険である。

加えてベビーカーに乗せて歩いていると、ベビーカーの位置は低く地面に近く、

舗装道路の照り返しが強いので、子供が感じている温度は、母親より3~4℃高いと言われている。

陽射しが強いときに赤ん坊をベビーカーに乗せて長時間移動することは極めて危険である。

【水分補給頻度・摂取量等】

熱中症予防には「こまめな水分補給を心がけよ」というが、具体的には、

家庭で屋内で普通に家事をしているような場合は、30分ごとに一口。

買い物に出たり、庭の草取りをするような屋外作業時は、30分ごとにコップ一杯。

ポイントは、「30分ごと」であり、喉が渇いていなくても飲むことが大切だ。

高齢者は飲みたがらない人も多いので、周囲が気を付けて、半ば強制的に飲ませることだ。

【効率的な飲み物】

真水に近いほど、すぐに尿となって排泄されやすい。

薄い塩水や、少しレモン汁を垂らすとか、梅干しを入れると大分違う。

【ビールなどアルコール飲料は水分補給にならない。】

(釣りに行き、ビールで水分補給すれば良いと思って飲んだら、帰りに39℃も熱が出たという視聴者の体験談)

アルコールは、それを分解するために水分を必要とするため、身体の水分を使う。さらにビールには利尿作用があり、

尿として水分を排泄してしまうので、結果的には、脱水に近づく。

ビールを飲んだら、寝るまえに別途水分補給する必要がある。

【扇風機も熱中症予防の効果がある】

(エアコンを嫌う年配の人が多いが、という視聴者の質問に答えて)、

熱中症の原因は主に温度と湿度だが、風通しも関係する。

温度が高くても、空気の流れを作ることにより、身体にまとわりついた非常に湿度の高い

空気の層を吹き飛ばすことで、新たに汗が気化しやすくなる。その意味では、扇風機も効果がある。

【熱中症になってしまった場合の対処】

(視聴者から、「息子の野球の応援に野球場に行った帰りに熱中症になった。コンビニで氷を買って

首の後を冷やしても効果がなく、家に帰ってから水風呂に入ってもだめで、結局病院で点滴を受けるハメになった」

との経験談が寄せられた。)

兎に角冷やすという考え方は間違っていない。特に体温が40度を超えている場合は、

如何に速く冷やすか、が、生命を救うポイントになる。

ただし、冷やすのは、首の両脇、脇の下、足の付け根など、太い血管が身体の浅いところを

通っている場所が効果的である。

水風呂は効果がない。冷たい水に接触した体表面の血管が収縮してしまうからである。

その結果、却って身体から熱が逃げにくくなり、身体に熱がこもる。逆効果である。

冷たいタオルや霧吹きやシャワーなどで身体をぬらし、扇いで、水分を気化させ、

その気化熱で身体を冷やすような方法を取るべきである。

【予防には、朝食をしっかり摂ること】

朝食には、水分、塩分、暑さに対抗するために必要なビタミンC、ビタミンB1、各種ミネラルが含まれている。

これらを十分補給してから出かけることが極めて大切である。

以上、全て、ドクターが番組で話していることである。

私は熱中症になったことがないけれども、「水風呂は逆効果」など、言われてみれば理屈はわかるが、

如何にも素人が間違えて、やってしまいそうな「対処」である。

やはり、専門家の話を聞くことは良い事だ。

全くの受け売り。音声を文字に起こしただけだが、お役に立てばなにより。

それでは。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面右下にボタンがあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

2010年参議院選挙 | 2012年衆議院選挙 | 2013年6月都議会議員選挙 | 2013年参議院選挙 | 2014年2月東京都知事選挙 | 2014年衆院選 | ANA | BSE | EU | IT | JAL | LINE | NHK | SNS | TPP | Twitter | あまちゃん | いじめ | おすすめサイト | お祝い | お詫び | アイドル | アニメ・コミック | インターネット | インチキ更新 | インフルエンザ | ウィキリークス | エッセイ | オウム真理教問題 | オバマ政権批判 | オペラ | オリンピック | オーケストラ | クラシック | クラシック音楽 | クリスマス | クールビズ | コンクール | サヴァリッシュ先生 | ジャズ | スポーツ | セキュリティ | テレビ | テロリズム | デフレ | トヨタリコール問題 | トランペット | ニュース | ノロウイルス | ノーベル賞 | バレエ | パソコン | パラリンピック | ビデオ・ニュース・ドットコム | ピアノ・ピアニスト | ブログ | マスコミ批評 | メンタルヘルス | ヨーロッパ経済 | ヴァイオリン | 世界同時不況 | 中国 | 中東情勢 | 事業仕分け | 交通・運輸 | 企業 | 何でも直ぐに忘れる日本人 | 公的自殺制度 | 共謀罪 | 冠婚葬祭 | 冤罪 | 募金 | 北朝鮮 | 医療 | 協奏曲 | 原発 | 反論 | 受験・試験 | 口蹄疫 | 号外 | 司法 | 吹奏楽 | 国会・国会議員 | 国際法 | 在日米軍 | 地球温暖化 | 声楽 | 大阪 | 大阪府・大阪市 | 大飯原発 | 天体観測・天文学 | 子育て | 学問・資格 | 学童保育 | 宇宙 | 安倍政権批判 | 安倍晋三自民党総裁批判 | 室内楽 | 小出助教 | 小泉政権批判 | 尖閣諸島 | 市場介入 | 弔事 | 弦楽器 | 御愛読御礼 | 御礼 | 心と体 | 情報管理 | 愚痴 | 感染症 | 憲法改正 | 戦争 | 打楽器 | 政治 | 救命救急 | 教育 | 文房具 | 新年御挨拶 | 日本人の褒め下手 | 日記・コラム・つぶやき | 映画 | 映画・テレビ | 暴風・突風・竜巻・風水害 | 書評 | 木管楽器 | | 東北地方太平洋沖地震 | 東日本大震災 | 松本龍復興担当相 | 森麻季さん | 構造改革 | 橋下大阪市長 | 橋下市長・大阪市批判 | 欧州危機 | | 歌謡曲 | 歴史 | 母のガン闘病記録 | 民主党 | 民主党批判 | 気象現象 | 水野倫之解説委員 | 法律 | 消費税 | 為替 | 為替・株・債券市場 | 熱中症 | 牛肉放射能汚染 | 特定秘密保護法 | 犯罪 | 猛暑 | 環境保護団体 | 環境問題 | 皇室 | 社会福祉 | 福島原発 | 福田政権批判 | 私事 | 科学 | 税制 | 節電 | 紅白歌合戦 | 経済・政治・国際 | 翻訳 | 職業 | 臓器移植 | 自殺問題 | 自民党批判 | 自然災害 | 自衛隊海外派遣 | 航空機事故 | 芸術 | 菅直人政権 | 菅直人政権批判 | 被災地支援 | 裁判員制度 | 要人・国賓 | 訃報 | 認知症 | 認知症・アルツハイマー、痴呆 | 語学 | 選挙 | 郵政民営化 | 野田政権批判 | 金管楽器 | 金融危機 | 金融市場 | 金融政策 | 集団的自衛権 | 電力 | 電力不足 | 音楽 | 領土問題 | 鳩山政権批判 | 麻生政権批判