カテゴリー「吹奏楽」の記事

2013.03.24

March(3月)はmarch(行進曲)です。

◆久しぶりにマーチです。

この、「March(3月)はmarch(行進曲)です。」という、下らんダジャレを伴う企画は、

以前は毎年履行していたのですが、最近サボって(?)いたように思います。


もちろん、3月に限らず、マーチ(行進曲)はいつ聞いても良いですね。

単純な構造の楽曲ですが、人間が歩くときに元気がでるように書かれた実用的なものから、

行進曲という名前のピアノソナタの楽章もあれば、後でお分かりになりますが、

交響曲の一つの楽章になったり、色々な「行進曲」があります。

いつもはスーザのマーチだけ、などで終わらせたのですが、今日は色々ならべました。


◆最も基本的なマーチの原型。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのスーザ。

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルは金管アンサンブルの始祖ですが、

実は、本国、イギリスで演奏するときには、必ずしも金管楽器だけ、の編成に

拘らず、木管と打楽器を加えて、一時的に「吹奏楽団」として演奏することも

多かったそうです。以下の楽曲の引用元は、

旧友、星条旗よ永遠なれ~世界のマーチ集 フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル

です。


最初は、原題は"Semper Fidelis"(ラテン語。「常に忠実な」)というそうです。邦題は「忠誠」。


スーザ:忠誠






いいですね。最初の2小節を聴いただけで、パッと空気が軽くなるというか光が差すような快感が弾けます。

これぞ、マーチ。

次は「キングコットン」というマーチですが1895年にジョージア州アトランタで開かれた

Cotton States and International Exposition(コットンステイト博覧会)のために作曲を委嘱された

とのこと。


スーザ:キング・コットン






この曲がスーザの多くの曲の中で特別に優れているわけではないのですが、

私の人生における、非常に少ない、短い「合奏に参加出来た時期」に演奏した曲の

1つなのです。個人的な思い入れがございます。

それはさておき、2曲ぐらいならいいですが、マーチばかりの録音やコンサートでは

気を付けなくてはいけないのは、テンポを曲によって少しずつ変えることです。

実用的につまり、運動会の入場行進に演奏する場合は、テンポは一定でなければなりせんし、

歩くのに適当なテンポでなければなりませんが、コンサートでマーチを演奏する場合、

実用と同じテンポでは概して遅すぎます。実用ではとても使えないぐらい、速いテンポで

演奏することも、お客さんを飽きさせないためには、重要です。


◆オーケストラが演奏するマーチ。

オーケストラが演奏するマーチは多くの場合、演奏会用曲目。つまり実用ではなくて

「聴くための音楽」です。

ふと、気がつきましたが、毎年、ウィーン・フィルのニューイヤーの最後は「ラデツキー行進曲」ですが、

ベルリン・フィルの夏の恒例ヴァルトビューネも最後は「ベルリンの風」というマーチ。

イギリスの夏のプロムス。最後のコンサート、「プロムス・ファイナル」はやはり、

エルガーの行進曲「威風堂々」第一番で締めくくられます。節目にはマーチなのでしょうか。


さて、最初は若い頃のバーンスタインとニューヨーク・フィルハーモニックです。

星条旗よ永遠なれ~マーチ名曲集

これは、景気がいいです。若い頃のバーンスタインって、ニューヨーク・フィルハーモニックと来たときに

見ましたけど、指揮台で本当にジャンプしますからね。このアルバムも曲によってはさぞや

大暴れしているだろうと思います。

ただ、今日は一曲だけ。しかも盲点でした。これもマーチ。

フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」。


クロード・ジョゼフ・ルージェ・ド・リール :「ラ・マルセイエーズ」





やはり、国歌ですからね。「国威を発揚し」ないといけないので、こういう風になるのですね。

エディット・ピアフのシャンソン風だったら、なんだかフニャっとなりそうですからね。

あれはあれでいいけど、シャキッとするにはマーチ、ということですね。


次は、大昔の指揮者で一部のマニアは神様のように尊敬している、

クナッパーツブッシュです。本当はブルックナーとかを得意とするのですが、
クナッパーツブッシュ・ポピュラー・コンサート 軍隊行進曲

という珍しいのがあります。これは確か宇野功芳さんが何かの本で激賞していました。

今日は載せませんけど、確かに今の指揮者は絶対にやらないだろうなというようなことを

「舞踏への勧誘」で、やってます。驚くほど強いティンパニのフォルティッシモの一発、とか。


それはさておき、今日はマーチですから・・・


シューベルト:軍隊行進曲(クナッパーツブッシュ指揮:ウィーン・フィル)





独特なテンポ感ですね。この曲はピアノの「おさらい会」では、連弾で演奏することが多いですが、

リズムを刻む側が上手い人が弾いてあげたほうが良いとおもいます。まだあまり上手くないこども二人が

連弾すると、低音側の子が段々はやくなり、旋律側が焦って間違えたり、両方が加速していって

とんでもなく速いテンポになってしまって、玉砕。というケースを何度か見ました。


次はお馴染み「幻想」です「断頭台への行進」ですね。不吉ですねー。


金管が華やかにマーチを吹きます。旋律を吹くのは、ベルリオーズのスコアを見ると

トランペットより柔らかい音がするコルネットという楽器です。

コルネットがカッコ良く旋律を吹いている時に、バストロンボーンが低音をずっと伸ばしてます。

低音のフォルティッシモを吹くのは大変難しい。コンサートではトロンボーンさんも

よく見て聴いてあげてください。

演奏はガリー・ベルティーニ指揮:ケルン放送響。


ベルリオーズ:幻想交響曲 第四楽章「断頭台への行進」






オーケストラが演奏する行進曲の最後は、アンドレプレヴィンがウィーン・フィルと

録れた、メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」から

「結婚行進曲」。日本人だれでも最初の16小節辺りまでは知っているが、全部知っているのは

クラシック好きに限られてしまいます。

この劇付随音楽全体として素晴らしい。CD安いですからお薦めです。


メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」劇付随音楽から「結婚行進曲」





文句の付けようが無い音楽だとおもいます。


◆最後はピアノ音楽の「行進曲」

ピアノで行進曲なんてあったっけ?と私も思ったのですが、灯台下暗し。

モーツァルトの「トルコ行進曲」がありました。

マニアックなことをいえば、ホロヴィッツが「星条旗よ永遠なれ」を

ピアノ用にしかも、超絶技巧連取曲風にアレンジしたもの、などがありますが、

元々ピアノ曲ではないですから。

日本人でただ1人、ショパン、チャイコフスキーという二大コンクールに入賞した

小山実稚恵さんが、アンコール・ピースみたいなのばかり弾いたCDがあります。

その名も文字通り「小山実稚恵/アンコール・プラス」です。

「トルコ行進曲」を弾ける人はそれは大勢いるでしょうが、そういう曲だからこそプロが

弾くのは大変です。明らかに素人とは「次元の違う上手さ」が無ければなりません。


中間部の16分音符が絵年と続くところは、弱めに弾いてしかもはっきり弾かなければなりませんし、

音の粒が揃っていなければならない。言うまでもなく小山さんはそんなの完璧です。

フォルティッシモはかなり強めに弾きますが、ベートーヴェンとは違うフォルテです。

その辺りにさじ加減が難しいだろうと想像します。


モーツァルト:ピアノ・ソナタ11番 K.331 イ長調 第三楽章「トルコ行進曲」






長々と失礼しました。

みなさま良い日曜日をお過ごしください。

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2012.05.27

大阪市教育委員会事務局 生涯学習部 音楽団 に出したメール。

◆出演料の上限が決まっているというので、ウラをとります。

ウィキペディアの大阪市音楽団 「存廃問題」を読むと、

次の記述がある。

大阪市音楽団は大阪市が直営事業として運営している音楽団であり、人件費や赤字分を大阪市が公費から支出している。

大阪市の平成22年度決算によれば、人件費を除いた楽団運営のための歳出額約9,100万円のうち、

入場料収入などで補えるのは約4,800万円で、差額の4,300万円と団員44人分の人件費約3億8,700万円を加えた

約4億3,000万円を大阪市が負担しているという。

(ただし、これについては、大阪市音楽団条例(昭和25年4月1日条例第33号)および大阪市音楽団規則(昭和32年4月1日大阪市教育委員会規則第4号)

により音楽団の活動に大阪市教育委員会の承認が必要であることに加え、

出演料が最大でも1回あたり1時間63,000円・2時間94,500円という、

40人規模のプロの楽団としては異例の破格値に押さえられているという事情もある)。

とのことである。今月中旬、
2012.05.10 大阪市音楽団は条例で収益を上げることが制限されているのに、「儲かってないから潰す」のは明らかな矛盾だろう。

の中でかいたが、大阪市音楽団は、大阪市文化振興条例により、収益を目的とすることを制限されている。
市民が地域において芸術文化に親しむことができるよう、芸術作品を鑑賞する機会の提供、公演等への支援、情報の提供その他の必要な措置を講ずるものとする。

というのは、つまり、高いチケットを高くするな、ということだが、

具体的な金額の制約がわからず、ウィキペディアで見つけたのである。

しかし、その根拠となる、「大阪市音楽団条例」と「大阪市音楽団規則」を大阪市のウェブで

探しても見つからない。そこで、大阪市に問い合わせのメールを送った。


◆メール本文。

担当部署を探したら、どうやら、【教育委員会事務局 生涯学習部 音楽団】へのお問合せ

なので、メールを送った。

本来のメールフォームには、当然、私の実名、メールアドレスを入力したが、

それは、ここでは省かせていただき、本文のみを掲載する。

次のとおりである。

ご担当者御中。

東京に住む音楽好きの会社員です。

報道によれば、橋下大阪市長は、大阪市音楽団の存続に否定的なお考えのご様子。

大阪市から大阪市音楽団への援助金額が多すぎるという理由のようですが、

大阪市芸術文化振興条例では、市民が芸術に親しみ安い環境を整えろとの文言があります。

ウィキペディア「大阪市音楽団」には、
「大阪市の平成22年度決算によれば、人件費を除いた楽団運営のための歳出額約9,100万円のうち、入場料収入などで補えるのは約4,800万円で、

差額の4,300万円と団員44人分の人件費約3億8,700万円を加えた約4億3,000万円を大阪市が負担しているという

(ただし、これについては、大阪市音楽団条例(昭和25年4月1日条例第33号)および大阪市音楽団規則(昭和32年4月1日大阪市教育委員会規則第4号)

により音楽団の活動に大阪市教育委員会の承認が必要であることに加え、

出演料が最大でも1回あたり1時間63,000円・2時間94,500円という、40人規模のプロの楽団としては

異例の破格値に押さえられているという事情もある)。」

と、記述されています。

私は色々検索しましたが、「大阪市音楽団規則」がみつかりません。何処に表示されているのかお教え頂けますでしょうか。

そして、もしも、WEB上で大阪市音楽団規則が見られるWEBページがないのならば、ウィキペディアの記述、つまり、
出演料が最大でも1回あたり1時間63,000円、2時間94,500円

に制限されているのが正しいの否か教えていただけませんでしょうか。

蛇足ながら、私は大阪市民でも大阪府民でもありませんが、そんなことは関係無く、

橋下市長の一存で、大阪市音楽団の廃止が決定されるならば、専制君主による独裁的政治だと思います。

大阪市芸術文化振興条例の立法趣旨に鑑み、大阪市音楽団は無闇に収益を期待されていないのにもかかわらず、

要するに「儲からないから全員、実質解雇」ということならば、それはあまりにも傲慢な、市長の暴挙です。

それを看過することが出来ないので、お手数をお掛けしますが、このメッセージを送ります。

お返事をお待ちしております。

以上である。多分、返事は来ないだろうが、暫く待つこととしよう。

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2012.05.21

「大阪市音楽団 市議からも「廃止反対」相次ぐ」←橋下市長自ら無給で働いたらどうですか?

◆記事:大阪市音楽団 市議からも「廃止反対」相次ぐ(MBS 2012年05月21日(月) 19時11分)

大阪市の改革プランで廃止の方針が打ち出されている市直営の音楽団について、

21日の市議会で議員から廃止反対の意見が相次ぎました。

大阪市音楽団に対しては市職員である団員の人件費や運営費など、

年間およそ4億6,000万円が支出されていて、市は音楽団を来年度で廃止するという改革案を打ち出し、自立した運営を求めています。

21日の委員会では、議員から「来年度の廃止はあまりに唐突だ」と反対の意見が相次ぎました。



「(レベルの高い)日本の吹奏楽のナンバーワンがシオン(大阪市音楽団)。ということはみなさん、世界で一番でしょ。

そんななかでその音楽団を手放す議論がされている」(自民党 太田晶也市議)

 「世界で一番ということであれば、ぜひ(演奏を)有料化して、チケットを売りまくったらいい」(大阪市 橋下徹市長)

<
さらにサックス奏者の女性から市長宛てに届いたFAXの朗読を交え、反論しました。
『私もこの音楽業界で生きていくために莫大な苦労をして、やっと仕事を、自分のポジションを手に入れました』。

そのような形でやっている音楽家は、この大阪市内、府内にはごまんといる」(大阪市 橋下徹市長)

橋下市長はこのように述べ、大阪市音楽団に対してチケット販売を行うなどの自立した運営を促しました。


◆コメント:大阪市音楽団の音楽家をクビにするなら、まず市長が無給で働いて範を垂れたら如何でしょう?

大阪市議会議員の中からも大阪市音楽団の廃止に反対意見が相次ぐというが、どの程度本気なのか。

遙か離れた東京都民である私ですら、ちょっと調べれば、大阪市音楽団が「大阪市芸術文化振興条例」により、

「儲けを目的とすることを制限」されていることが分かる。それは、10日前に書いた。

2012.05.10 大阪市音楽団は条例で収益を上げることが制限されているのに、「儲かってないから潰す」のは明らかな矛盾だろう。

この条例自体が変更されていないのに、何故反対する大阪市議会議員は、この論理的矛盾を指摘しないのか、と思う。

何だかんだいって、橋下大阪市長という人物は行政が文化を支援する必要はない、と思っているのは明らかだが、

今まで、芸術文化を振興することを任務としていた、音楽家という専門技術を持った集団が、音楽を好まない市長の為に、

いきなり路頭に迷わされるのは、あまりにも非人道的である。


同じ事を繰り返すが、橋下は、
「世界で一番ということであれば、ぜひ(演奏を)有料化して、チケットを売りまくったらいい」(大阪市 橋下徹市長)

というが、儲けてはいけないと言い続けてきたのは、政令指定都市、大阪市自身である。

何度読んでも、聞いても納得がいかない。

この他にも、橋下市長の施策は、あの稀代のペテン師、小泉純一郎にそっくりで、

あまりにも強者の論理に立ち、高齢者や、障害者や病人に、今以上の経済的負担を求め、

払え無いなら、勝手に野垂れ死んで下さい、と言わんばかりである。


◆1年半、無給で働いた、元・伊藤忠商事社長、丹羽宇一郎氏(現・駐中国日本大使)を見習ったらどうか。

このブログで過去に何度も書いたが、駐中国日本大使、丹羽宇一郎(にわ ういちろう)氏は、

1998年、経営危機にあった伊藤忠商事の社長に就任し、財務状況を詳しく調べた所、4000億円の不良資産を抱えていることを

発見し、全社員にこれを、次の決算で一括償却する(損失として決算書に計上する)と言った。

つい、先日発表された、今年の3月期のメガバンクの当期純利益が1行で5000億円ぐらいだったから、

どれほど、恐ろしい決断か、想像に難くない。

その状態から経営を立て直し2001年3月度決算では過去最高の705億円の黒字転換に成功した。

丹羽氏は、社長に就任し、経営を立て直す為に社員に奮起を促す代わりに、自分は社長の給料もボーナスも全額返上し、

1年半、無給で働いた。

さらに、日本有数の大商社、天下の伊藤忠商事の社長であるにも関わらず、黒塗りの社長送迎車を廃止して、

平社員と同じように、毎朝、電車通勤した(電車通勤は、経営立て直しに成功してからも続いた)。

昼飯は、伊藤忠商事傘下のファミリーマートのコンビニ弁当や同じく伊藤忠系列の吉野家の牛丼で済ませた。


橋下大阪市長も、弁護士として、また、タレントとしてずいぶんとご活躍であったから、その間

さぞや、稼いだことであろう。


サディスティックなまでに冷酷に大阪市音楽団のプレイヤーをクビにするというのなら、

まず、橋下市長自ら、市長在職中は、給料を大阪市に返納して、範を垂れたら如何だろうか?

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2012.05.10

大阪市音楽団は条例で収益を上げることが制限されているのに、「儲かってないから潰す」のは明らかな矛盾だろう。

◆記事:橋下市長殿、いきなり市音楽団「ジ・エンド」?(読売新聞 5月7日(月)14時46分配信)

全国で唯一、自治体が直営する吹奏楽団「大阪市音楽団」が、橋下徹市長が発足させた改革プロジェクトチームから2012年度限りの廃止を迫られている。

橋下市長は「行政が楽団を抱える必要はない。(廃止後は)分限免職だ」と、音楽士(楽団員)36人の整理解雇まで言及する。

楽団員は7日午後、橋下市長に「性急な廃止はやめてほしい」と直談判する。


「1小節ごとの最初の音をしっかり出して」

管楽器ユーフォニアムを担当する三宅孝典さん(54)は4月25日、市立高津中(天王寺区)で約2時間

吹奏楽部の生徒18人を指導した。楽団が市立中、高校での音楽教育に楽団員を無償派遣する事業だ。

顧問の田中雅朗教諭(37)は「音楽団は市内の学校吹奏楽部を底上げしてくれている」と話す。

楽団は幼稚園や小学校対象の鑑賞会なども開催しており、所管する市教委幹部は「教育に軸足を置いている」と強調する。

しかし、橋下市長は「子どもたちに指導するために、税金でサッカーやラグビーのプロチームを抱えるのか」と主張。

楽団に市から独立した自主運営を求める。

楽団の維持経費は10年度、人件費を中心に約4億7800万円。

収入は10分の1しかなく、差額の4億3000万円を市が負担する。

学校や音楽ホールなどからの演奏依頼を受けて計94回公演し、入場者約7万2000人を集めたが、

うち8割超の79回は観客から料金を徴収していない。音楽鑑賞の機会を市民に安く提供するため、

条例で出演料を「1回6万3000円以内」と制限していることも収益が伸びない一因だ。

市音楽団と共演してきた作曲家の宮川彬良(あきら)さん(51)は

「どの楽団も国や自治体から補助を受けており、演奏収入だけでは運営できない」と言う。

市教委幹部は「2012年度限りの廃止はあまりに早すぎる」としており、市音楽団の辻浩二団長(59)は

「いきなり自立と言われても、そのための検討期間が必要だ。がけっぷちから落とすようなことはしないでほしい」と話している。

◆大阪市音楽団=1923年に元陸軍軍楽隊の有志が結成した「市音楽隊」が前身で、自力での運営が困難になったことから、

34年に市に編入された。70年の大阪万博に出演。大相撲春場所での国歌演奏も担当している。

楽団員は市職員で、現在33~59歳の男女36人。


◆コメント:条例で「儲けるな」と定めておいて、市長が「儲からないから潰す」とは何だ?

一応理屈を書くが、橋下市長を見ていると、凡そ、「文化的」とか「教養」とか

そのたぐいの「臭い」を漂わせる存在全般に対して、異常なまでの敵愾心を抱いていることが分かる。

だから、いくら正論を吐いても奴の言うことは変わらない。「文化を大切にしないのか?」という類の

言葉こそ、彼が反発心を刺激するのである。


しかしながら、上の記事。太文字で強調した部分は見逃せない。

条例とは、大阪市文化振興条例である。

出演料云々の細目まではここには定められていないので、さきほど、Twitterで、

大阪市音楽団に「その条例で定められた細目」を教えて欲しい、と依頼したが、

そう、瞬間的には入手出来ぬ。


但し、大阪市文化条例には、次の文言がある。

大阪市芸術文化振興条例 平成16年3月29日

第2条(定義) この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 芸術文化 音楽、演劇、舞踊、美術、写真、映像、文学、文楽、能楽、歌舞伎、茶道、華道、書道その他の芸術に関する文化をいう。

(2) 芸術活動 芸術作品を創作し、又は発表すること(専ら趣味として行うものを除く。)をいう。

(3) 芸術家 芸術活動を行う者及び芸術活動を行う団体をいう。


第3条 (基本理念)本市における芸術文化の振興は、次に掲げる理念(以下「基本理念」という。)にのっとり、推進されなければならない。

(1) 芸術文化の振興に当たっては、市民及び芸術家の自主性が十分に尊重されるべきものであること

(2) 芸術文化は、市民及び芸術家の双方が支えるべきものであること

(3) 芸術文化は、市民が芸術家の活力及び創意を尊重するとともに、自らこれに親しむことにより、その振興が図られるものであること

(4) 芸術家は、その活力及び創意を生かした自主的かつ創造的な芸術活動を行うことにより、芸術文化の振興に主体的かつ積極的な役割を果たすべきものであること

(5) 芸術文化の振興に当たっては、多種多様な芸術文化の保護及び発展が図られるべきものであること



第4条(本市の責務)本市は、基本理念にのっとり、市民及び芸術家との連携を図りながら、芸術文化振興施策を総合的に策定し、及び実施するものとする。



第5条(市民が芸術文化に親しむ環境の整備)本市は、市民が優れた芸術文化に身近に親しむとともに、高齢者、障害者、子育て層をはじめ

広く市民が容易に芸術文化に親しむことができるよう、環境の整備その他の必要な措置を講ずるものとする。

第6条(地域における活動の活性化)本市は、地域において市民が積極的に芸術文化に親しむことが芸術文化の振興に資することにかんがみ、

市民が地域において芸術文化に親しむことができるよう、芸術作品を鑑賞する機会の提供、公演等への支援、情報の提供その他の必要な措置を講ずるものとする。


金額など細かいことは、他に文書があるのだろうが、大阪市のウェブサイトで読める文書である。

読めば明らかなとおり、大阪市音楽団のコンサートで、無料演奏が多かったり、有料でもチケットが安いのは、

つまり、収益が上がらないのは、

大阪市それ自体がが「文化振興」の為に、施策として定めた条例によるものである。

これほど、文化に対して、理解のある、本来誇るべき「文化振興条例」で、
「本市は(注:大阪市)、(中略)広く市民が容易に芸術文化に親しむことができるよう、環境の整備その他の必要な措置を講ずるものとする。

と定めたものを、要するに「自分が気にくわないから」無視するという。これは専制政治であり、

国政で与野党が揉めてばかりいて、何も決められないからと言って、

何でも容易に切り捨てる大阪市長の行為を正当化するものではない。

それとこれとは、別の話だ。これでは、北朝鮮と大差ない。

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2012.04.06

「橋下市長、市音楽団員の配転認めず『分限免職』 」←大阪市の「誇り」と思えないのですね。

◆記事:橋下市長、市音楽団員の配転認めず「分限免職」(読売新聞 4月6日(金)8時28分配信)

大阪市の橋下徹市長は5日、市が同日発表した施策・事業の見直し試案で「2013年度に廃止」とされた

市音楽団の音楽士36人の処遇について

「単純に事務職に配置転換するのは、これからの時代、通用しない。仕事がないなら、分限(免職)だ」と述べた。

市改革プロジェクトチームの試案では、音楽団を「行政としては不要」としつつ、市が正職員として採用してきたことから、

「配置転換先を検討」としていたが、橋下市長は

「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」

と述べ、配置転換を認めない意向を示した。

市音楽団は1923年に発足。国内唯一の自治体直営の吹奏楽団で、市公式行事での演奏や有料公演などを行っている。

市は公演収入などを差し引いた運営経費や人件費として年約4億3000万円(2010年度)を負担している。


◆コメント:大阪市有権者の民度を端的に示している。

大阪市は、2007年3月末で、消防局音楽隊を潰しました。

あの時は全国から署名が集まりました。私もブログに記事を書きました。

2007.01.08 大阪市消防音楽隊が経費削減の為、廃止されかけている。議員の政務調査費を減らしたらどうですか?/【変更】署名受付延長

しかし、結局廃止されてしまいました。橋下の「は」の字も関係のない、5年前の話です。

してみると、結局大阪市民の民度の問題でしょうね。橋下の言いぐさも、最近なんだかやたらと偉そうですよね。

「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」

大阪市音楽団の問題に限らず、最近の「橋下発言」を読むと、

あたかも自分が急に「偉大な人間」になったような錯覚に陥っているように見えます。

独裁者に近い心理状態で危険なものを感じます。


西洋音楽の本場、ヨーロッパでもオペラハウスなどは、もうかりません。本来、そのように成立したものではない。

オペラハウスや、オーケストラその他芸術団体は、資本主義経済体制が出来る前から存在していた組織であって、

民間企業のごとく収益の極大化を究極の目的として存在するものではない。

つまり、元々赤字で、今もこれからも赤字なのです。

しかし、その存在を市民が誇りに思っているから行政が補助しても、誰も文句を言わないのです。



大阪市音楽団って、東の佼成ウィンド、西の「市音」てぐらい、日本の二大プロ吹奏楽団なのですが、

そういう音楽演奏団体があることは、本来、大阪市の「誇り」として認識されるべきだと思います。

ただ「稼がないから」、クビ、という論理ならば、つまり経済的な基準だけで判定したら、

大阪市長自身1円も稼いでいない。大阪市の職員とて、同じ事。戸籍係が1円でも稼ぎますか?

まあ、こういう人を市長に選んだ大阪市民は、大阪市消防局音楽隊のときのことも併せて考えると、

この程度の民度の人達なのでしょう。 大阪市音楽団廃止に賛成の大阪市民を軽蔑します。

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2012.03.21

存亡の危機に瀕しているオーケストラ、吹奏楽団を救いましょう。

◆大阪フィル・大阪市音楽団その他、存亡の危機ですね。

現・大阪市長の橋下氏は、大阪府知事時代に、日本センチュリー交響楽団と「大阪フィルハーモニー交響楽団への補助金の凍結を実行し、

今度は市長になったら、大阪フィルハーモニー交響楽団への、大阪市からの補助金も凍結しようという。

橋下氏の財政政策は、それだけではなくて、他にも大阪市営バス運転手の給与を4割程度引き下げるとか

従来の市長には出来なかった、利権にメスを入れているのは承知しているが、

オーケストラや、大阪市音楽団を簡単に潰すものではない。

賛成派の意見をネットで読んでいたら、

「音楽なんかなくて誰も死なない」

という言葉があったが、そういうものではない。

音楽を演奏する団体は、潰すことは一瞬で出来るが、それぞれが固有の響きを持っている。

今の音が出来上がるまでには、先人の苦労がある。それを簡単に「金にならないから」潰す

と言う発想は、無教養で下品で、野蛮だ。


先日、大阪市音楽団を潰すなと言う記事を書いたときには、挨拶も自己紹介も、ハンドルネームもない大阪人から、
ほんなもん、お前ら音楽好きの言い分やろ。とにかくお前らがクズだっちゅうことはよく分かったわ。

音楽演奏団体を潰すなというと、何故「クズ」なのか、全く理由がわからない。

私は、それどころか、逆に、「とにかくオーケストラや吹奏楽団を潰せ」という連中がクズだということがよく分かった。

要するに高尚なものが妬ましいのだろう。

分からない人にはいくら言っても分からないだろうが、

大阪は、東京のサントリーホール寄りも前に朝日放送が、「ザ・シンフォニーホール」という本格的なコンサートホールを作った

というので、全国の注目を浴びている。大阪フィルは、朝比奈隆氏がご存命の頃からのファンが全国にいて、

大阪人であろうがなかろうが、そんなことは関係無く、潰してはいけないのだ。


◆大阪フィルハーモニー交響楽団を応援するサイトのご紹介。

昨日、大阪のオーケストラ応援企画 | tuttiというサイトの管理人さんから

メールを頂戴した。是非こういう動きがあることを紹介して欲しいというので、早速ご紹介する。

実際に大阪へ赴いてコンサートを聴くことができるひとは、限られるだろうが、他の応援の仕方もあるだろう。

世論が盛り上がらないのが問題だ。


近ごろの世の中を見ていると、なまじ、自分が楽器を演奏する素人が増え、

彼らは、年に数回の自分達の「定期演奏会」の為に練習に忙殺され、

本来は、彼らこそ、最も良い聴衆になれるのに、プロのコンサートに行かなく(行けなく)

なっている、という、皮肉な状況にある。


悪いが、素人オーケストラは・自分達が思っているほど聴衆は感心していない。

上手いならプロが上手いに決まっている。何せ、プロは弾けなかったり間違えたら、

仕事を失うか、仕事が来なくなる。気合いが違う。命懸けなのだ。


プロをないがしろにしてはいけない。アマチュアが「運命」や「新世界より」を弾こうとするのは

かつて、プロの演奏を散々聴いたからである。

音楽に一生をかけた人々は、大事にしなければならない。

勿論、プロの音楽家にも変人やいやな奴がいるのは知っているが、そういう細かい話ではない。


もう一度。

大阪のオーケストラ応援企画 | tutti

それから、大阪市音楽団に「ふるさと納税」制度を利用しての寄付を募っている、Twitterボット
SaveShionBot(非公式) (saveshionbot)

他にもこの極端な長引く不況の中、存亡の危機に瀕している音楽団体があるはずで、

先日、神奈川フィルも危ないという記事を読んだけれども、募金を募っているような団体の方は、

お知らせ下さい。大マスコミにはとても叶いませんが、僭越ながら、この日記・ブログ、1日に1,000件ぐらいのアクセスがあります。

私がクラシック音楽記事を書くので、音楽好きの方の読者もいらっしゃいます。

どんどん、お知らせ下さい。

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2012.01.26

「大阪市音楽団の存続、橋下市長「一から考える」」←音楽に親しんで育った人々が妬ましいのでしょう。

◆記事:大阪市音楽団の存続、橋下市長「一から考える」(日本経済新聞 2012/1/20 1:52)

日本で最も古い交響吹奏楽団とされる「大阪市音楽団」(大阪市中央区)について、

同市の橋下徹市長は19日、「一から(あり方を)考える。存続という結論ありきでは考えない」と話し、

運営の見直しを示唆した。

1923年結成の大阪市音楽団の楽団員約40人は大阪市の職員

市は人件費など年間約4億円を支出しており、

橋下市長は活動意義を認めながらも、文化行政見直しの一環として

「お金の使い方を抜本的に見直さないといけない」と話した。

同楽団は定期公演のほか、中学や高校の生徒を対象とした講習会を実施。

甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催される選抜高校野球大会の入場行進曲を演奏し、

録音していることでも知られる。

橋下市長は「色々な意見が出ると思う。最終決定は行政の反論とか意見を聞いてから」と述べた。


◆コメント:また、大阪ですか。

大阪市音楽団とは、日本最古のプロの吹奏楽団である。

Wikipediaの説明(冒頭のみ抜萃)

大阪市音楽団(おおさかしおんがくだん、Osaka Municipal Symphonic Band)は、日本の吹奏楽団。略称は市音。

大阪市の直営であり、日本で唯一の地方自治体が持つ専門吹奏楽団として活動しており、

1923年(大正12年)に誕生した日本で最も長い歴史と伝統を誇るプロフェッショナルな交響吹奏楽団。

前身は大日本帝国陸軍第4師団軍楽隊。定期演奏会などのコンサートのほか、

CD「ニュー・ウィンド・レパートリー」シリーズで吹奏楽のレパートリー拡大にも努める。

国内では東京佼成ウインドオーケストラと並び称される最高峰の吹奏楽団であり、「東の佼成、西の市音」という言葉もある。

どうして、これを廃止して平気なのか。どこから説明しても分かろうとしない人には分からない。

橋下大阪市長は先月、市長就任直後から文化事業への補助金支出を全面的に見直す

といい、まず、大阪フィルハーモニー交響楽団への補助金カットの意思を表明した。

私は3日続けて、反対意見を書いた。
2011.12.11 <大阪フィルハーモニー>橋下氏「補助金見直し」に危機感←大フィルは大阪だけのものではない。/ドヴォルザーク「コントラバス協奏曲」

2011.12.12 大阪フィルハーモニー交響楽団は、毎年9月に無料のコンサート「大阪クラシック」を続けている。

2011.12.13 3日続けて「大阪フィルハーモニー交響楽団」←大阪の人、どうでもいいの?

吹奏楽も管弦楽も、「儲ける為の組織ではないが、必要だ」という点において、共通している。

オーケストラも吹奏楽も、自由経済・市場経済という経済構造が出来る前から存在している。

したがって、本質的に、資本主義自由競争に於ける民間事業会社と同様の目的、

即ち「収益の極大化」を目指す為に存在するのではない。


記事には、
市は人件費など年間約4億円を支出しており

と書いてあるのに、「40人で4億円って、一人年収1千万かよ?」と書いている馬鹿がいる。

確かに人件費はかなりの部分を占めるが、大阪市音楽団は一流の吹奏楽団なので

秋山和慶(特別指揮者・芸術顧問)、小松一彦(2007年 -  首席客演指揮者)など

オーケストラの世界でも有名な指揮者が指揮台に立つ。指揮者のギャラは音楽家よりもべらぼうに高い。

では、安い指揮者にしろというのは、音楽を何も知らない馬鹿である。


さらに、費用は「人件費など」である。プロの演奏団体は、

ティンパニ、各種打楽器などは、楽団が購入する。この楽器のメンテナンスにも費用が要る。

また、移動が多いから、運送費も馬鹿にならぬ。小さい楽器は奏者が手で持てるが、

ティンパニや、他の打楽器、テューバなどは傷付けないよう。楽器専門の運送業者に

搬送を依頼する。

勿論、プレイヤーの移動費も、演奏が仕事なのであるから、

屋内でコンサートを開くなら、一回百万単位の料金を取られる。

そして。大阪市音楽団のCD群をみると分かるが、吹奏楽では、

現存する作曲家の作品を演奏する場合が多い。演奏するごとにJASRACに著作権料を支払う。


オーケストラやプロ吹奏楽団事務局経験が皆無の私ですら、これぐらいのことは、

少し考えれば分かる。大阪市長を支持する連中はこの程度の計算が出来ないほど馬鹿なのか。


◆人はパンのみにて生くる者に非ず(新約聖書 マタイによる福音書)

この言葉を持ち出すのはあまりにも、ありふれているので、今まで

書かなかったが、橋下市長や、彼と同意見の輩は、あまりにも教養、品性のかけらも感じられない。

もしかすると、新約聖書、マタイ伝(マタイによる福音書)の

人はパンのみにて生くる者に非ず(人は物質的満足を求めて生きるのではなく精神の充実をはかることが大切である。)

すら、知らないのではないかと思った。


「音楽は無くても誰も死なない」から「音楽団」は要らない、は

如何にも野蛮かつ、無教養である。本能のみで生きている。動物と変わらない。

人間は、自己保存本能(食欲)、種族保存本能(性欲)のみに従って

生きる存在ではない。

空気と水と食べ物があれば、人間は肉体的には存在できる。


しかし。それで満足ならば、次の事実を如何に説明するのか。

東日本大震災後、5月にピアニストで、日本人としてはただ一人、ショパン・コンクールと

チャイコフスキーコンクールの両方に、しかも留学経験なしで、入賞した小山実稚恵さんが、被災地の

避難所になっている体育館で、主として子供に音楽を聴かせた。

子供達は静かに聴いていた。


元・ケルン放送交響楽団首席オーボエ奏者で、まだまだ吹けるのに、2007年3月31日を以て、

引退し、後進の指導と、指揮者としての活動に専念していた宮本文昭氏は、

被災地の管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団に教え子がいて、

地震の後しばらく、公演継続不可能に陥っていたので、何かできることはないか?

と尋ねたら、弟子は、「先生、いらっしゃって(オーボエを)吹いて下さい」

と言った。宮本さんは、それで人々が幾ばくかでも、慰められるならば、と

「禁」を一度だけ解くことにして、仙台フィルと演奏した。

家族、住居、財産、仕事等々をなくして、途方に暮れている被災者が大勢音楽を聴き

涙ぐんでいた。


食べ物と水は足りていた。それ以外の「音」は生きるのに必要不可欠なものではないなら、

被災者は音楽家に「とっとと帰れ」と言うはずだ。

人間には、肉体的生存に必要な最低条件以上に、精神的な充足が必要であること、

つまり聖書の言葉が正しいことを、震災後の歴史的事実が物語っている。


大阪フィルも、大阪市音楽団も何故、何十年も存続しているか。

聴く人がいるからである。YouTubeで「大阪市音楽団」を検索するといい。

屋外の市民の為の無料コンサートに、人が集まっている。

たべものではない。聴かなくても死なないものを、無料である、というだけの理由で

聴きにくるはずがない。殆ど本能的に人々は「美しいもの」を希求する。

人生において、人間が代々受け継いできた美しいもの、優れたものに対する

「畏れ」を抱かない人間は傲慢である。



橋下知事は、私心がないようなことを言っているが、

根底には嫉妬やコンプレックスが垣間見える。

自分が音楽や文楽を理解できないから、それらが分かる人間や、

まして子供の頃から楽器に慣れ親しむなどという恵まれた境遇にある人々を

彼らが職人であること。職人となるためにどれほどの努力を続けたことか、

など、考えようともしない。自分が分からないものは存在価値がない、

という偏狭さは如何にも幼稚で大阪都もへったくれもない。

これほど傲慢な指導者に投票した大阪市民も馬鹿だ。

馬鹿が五月蠅いので、この記事ではコメントもメールも受け付けない。

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2011.11.20

【音楽】「ヴェニスの謝肉祭-トランペット・ニュースタンダード Vol.2-」神代修さんのトランペット。

◆日本音楽史上、最高のトランペット奏者だと思います。

神代修(くましろ おさむ)さんのトランペットを聴いたのは、

2009年1月18日、東京JSバッハ合唱団が杉並公会堂で、

バッハの「クリスマス・オラトリオ」を演奏したときのことです。

バッハの宗教曲では、ロ短調ミサとクリスマス・オラトリオに

トランペットが使われますが、それはピッコロトランペットという、

通常よりも、オクターブ音域が高い、大変難しい楽器で、難しいパートを

吹くのです。そのトランペットの音が、ひときわ見事でした。


そのステージには、相互リンクを貼らせて頂いている、

ヴィオラ奏者のふっこ様が乗っておられたので、演奏終了後

あの、素晴らしく上手なトランペット奏者はどなたですか?

と伺ったら、同じ芸大(東京芸術大学音楽学部。日本で音楽大学の頂点。)で

学生時代からのお知り合いの神代修さん、とのこと。


今の日本のプレイヤーのレベルは非常に高く、それは先人の苦労の

賜で、より良い練習法、奏法、教授法に関する情報の蓄積によるものだと

素人ながら、想像しますが、非常に失礼ながら、私がクラシック音楽を聴き始めた

40年前、はっきり言って、日本のトランペットの水準は、さほど高くなかったのです。


私は、

トランペットという楽器は、日本人には無理がある楽器なのではないか。

口腔周囲の骨格とか筋肉とか唇や歯の形状などの器質的要因が致命的で、

もしかすると、日本人から「本当に上手いトランペット奏者」は現れないのではないか。

と、やや大袈裟にいうと半ば「絶望し」かかったことがあります。


しかし杞憂でした。2009年1月、「クリスマス・オラトリオ」で聴いた神代さんのピッコロトランペットの

輝かしい音と卓越した技巧は今でも鮮明に頭の中で再現できるほどです。

その神代修さんのCDをご紹介します。


◆お薦めするのは「ヴェニスの謝肉祭-トランペット・ニュースタンダード Vol.2-」です。

これはですね。Amazonにあります。
ヴェニスの謝肉祭-トランペット・ニュースタンダード Vol.2-

私が最初のレビューを書きました。

このブログで改めて、文章を書くよりも、このレビューは

私のヘタクソな文章でもマシな部類なので、手抜きをするつもりではないのですけど、

自分の文章だから、良いでしょう。転載します。
日本音楽史上最高のトランペット奏者

私が最初にクラシック音楽を聴き始めたころ、当時の方には失礼だが、

私は、トランペットという楽器は、日本人にとって「本当に上手くなる」ことが不可能な楽器なのではないか、と思った。

しかしこのCDを一度聴けば分かるが、私は自分の不明を恥じる。神代修さんのトランペットは驚異的に上手く、そして芸術的である。

まず、音が大変柔らかく、ふくよかだ。「ベニスの謝肉祭変奏曲」は、音だけ聴かされたら、

本来、これはコルネットの為に書かれている曲なので、神代さんの音は誤解を恐れずに書くならば、

「コルネットを用いているのだろうか?」と錯覚するほど美しい。

その美しさは、ゆったりと歌う時も、極めて高度に技巧的な細かい音型においても、

また、あらゆる音域、最低音域から、通常の最高音域からさらにオクターブ高い「超高音域」まで見事に保たれている。

音のコントロールが完璧で、如何に難しいパッセージにおいても発音が明瞭であり、音が粗くなることが決してない。

神代修さんは日本音楽史上最高のトランペット奏者であると思う。

また、伴奏を務めた神代さんの母校、常総学院高等学校吹奏楽部の諸君も素晴らしい。

普段、コンクールの課題曲の練習では決して触れることがないであろう、ハイドンやフンメルにおいて、

バランスが完璧で、ソロが引き立つ音量を心得ているが、伴奏であっても単調にならず、

音楽的であろうとする、吹奏楽部諸君の意思が聴き手に伝わる。

さすがは、日本音楽史上最高のトランペット奏者を輩出した吹奏楽部である。

やはり、ダメですなあ。もっと練らないと。

ハイドンやフンメルのことももう少し詳しく書くべきでした。

が、聴いて頂いた方が早いです。

「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲(アーバン/ハンスベルガー編) ですが、

アーバンというのは、全ての金管楽器で共通して使える「アーバン金管教本」を書いた人です。

昔も今も金管専攻の学生でアーバンを知らないということはあり得ません。

これは日本語版ですけど、外版ならトロンボーン、チューバ用のヘ音記号

(低音部記号)版もあります。これを本当に全部吹けたら、ラッパに必要な技術は

ほぼ、全て習得した、と言って良いほどですが、逆にいうとそれだけ難しいです。


話がそれましたが、曲です。


「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲(アーバン/ハンスベルガー編)







これはですねー。変奏は殆ど全て難しいのです。特に最後。

この部分。






音の跳躍を伴いながら、部分。

低い音が主旋律で、すぐオクターブ上に跳び、装飾的な早い音型を吹く音型が続きます。

上の早い音の動きとて勿論、指が回らないといけないですけど、それよりも低音に下がるときに

キチンと鳴らすというのは、ものすごく難しいのです。どんな人でもこの箇所の低音の音色はやや

損なわれる。これは仕方が無いです。マルサリスだろうが、ナカリャコフだろうが、アンドレだろうが

同じです。

神代さんは、ここが明瞭です。この域に到達するためには、

何と言っていいか分からないほど、長い苦しい修練を必要とします。

次の二曲は、クラシックのトランペットを勉強する人間で、

これを勉強しない、ということは絶対にあり得ない。

あまりにも有名なハイドンとフンメル。まずはハイドン。


ハイドン:トランペット協奏曲 (本図智夫編曲) 変ホ長調 第一楽章







どんな楽器でも同じだと思いますが音の「立ち上がり」というか「発音」。

一つ一つの音の頭がくっきりと明瞭であること、しかし、決して乱暴にならないこと。

それが、速い音型においても保たれているということが、美しくきこえるためには

必要ですが、神代さんは私が書くのは僭越ですけど、完璧なんですね。

また、旋律を美しく「歌う」ということ。「歌心」とかいいますが、それがないと、

いくらテクニックがあっても、聴いていてつまらない。神代さんのフレージングや

歌い方はとても美しい。ウィーン・フィルの首席だった、アドルフ・ホラー教授の

お弟子さんということですが、ホラー教授のコンチェルトを聴いたことがないので

これは想像ですが、ウィーン・フィルの金管はヴィブラートをかけません。

オーケストラでかけないのは普通ですが、多分、ソロでもかけないのではないかと。

フランスのモーリスアンドレなんかは、ずっとヴィヴラートを用いますけれども、

ちょっと、振幅が細かすぎるのです。弦楽器ほどではないですが。


神代さんのビブラートは、ご本人の趣味でしょうけれど、ちょうどいいのです。

細かすぎず、ゆったりとしたヴィヴラートが、音の美しさをより一層際立たせています。

カデンツァは、神代さんのオリジナルでしょうか。初めて聞くカデンツァですがとてもいいですね。

最後は、最高音域まで駆け上がって降りて来る。聴いている者にとっても非常に快感です。



最後はフンメルの第三楽章です。これを聴くと上手さ加減が直ぐにわかります。


フンメル:トランペット協奏曲 (本図智夫編曲) 変ホ長調 第三楽章







これは、プロも学生さんも今や当たり前のように吹きますが、

本当に聴いて、「上手いっ!」という本番は、案外少ないものです。

ここでは、軽やかでしかし明確なタンギングがないとリズムが引き立ちません。

馬がパカパカ駆けるような軽やかなリズムですから。


細かいはなしですが、再生開始後1分ちょっとの所。





ここを正しい音程でちゃんと吹くの難しいです。40年前、皆吹けませんでした。


それから、装飾音が細かいこの部分。↓






難しいのですけど、何気無く吹いておられます。

大して難しくなさそうにきこえる。これは本当に上手いからです。



フンメルは最後まで意地悪です。ラッパは「ド・ミ・ソ」そんなことは無いのです。

一番最後です。↓ 上から一気に駆け下りて下の音を十分に響かせるのは大変です。





素晴らしい。

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2011.11.08

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(PJBE)の世界。

◆PJBE来日公演時の映像を大量にアップして下さった方、ありがとうございます。

昨日、11月6日はアメリカのマーチ王、ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)の誕生日でした。

金管アンサンブルの始祖、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(以下、PJBE)の演奏で、

これまでに何度も紹介しましたが、もしかすると、PJBEがマーチを演奏している映像がないかと

探したところ、マーチはありませんでしたが、大量のPJBEの映像をアップして下さったかたが

いらっしゃいます。これは、1970年代来日公演時(東京文化会館)の演奏です。


これはどういう編集か分かりませんが、ラグタイムとかポップス風が

始めに演奏されます(その前にフィリップ・ジョーンズ氏のメッセージがあります)。


Philip Jones Brass Ensemble - PJBE






これは、まあ、サービスですね。


Philip Jones Brass Ensemble - PJBE 0

再生開始後4分あたりから、フランス=ルネサンス舞曲集になります。






Philip Jones Brass Ensemble - PJBE 1

これは、実際のコンサートの演奏順ではないとおもいます。

余りにも早く、アンコールになってしまいます。

再生開始後6分あたりから、「ベニスの謝肉祭変奏曲」というふざけた演奏になります。






この客席に私もいました。我々は皆驚嘆しました。

この映像は軽めのものが多いのですが、勿論本来は、普通に金管アンサンブルの

正統的なレパートリーを演奏するのです。

初めて聞くルネサンス舞曲集の、新鮮なこと。

そしてなによりも、PJBEメンバーが吹くラッパの音の輝かしさ、華やかさ。

それで決して荒々しくならない、品の良さ。絶妙のバランス、際立つテクニック。

金管楽器の表現力の大きさ。

たとえ自分が下手クソでも、これを聞いたラッパ少年が興奮せずにいられるわけがない。

日本中のラッパ少年が、皆、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルを真似したはずです。

フィリップ・ジョーンズ先生とそのアンサンブルがなかったら、

今、金管アンサンブルがこれほど「普通のもの」にはなっていなかったでしょう。

PJBEは金管アンサンブルの始祖であり、神様なのです。

その名は長く歴史に刻まれることでしょう。


◆折角ですから、スーザのマーチをPJBEで。

PJBEは、本国では木管も交えてかなり大編成の演奏をしたのです。

以前は、スーザだけを集めたPJBEのアルバムがあったのですが、現在品切れのようです。

新しいアルバムを取り寄せたら、また、ご紹介します。


最初は「キング・コットン」と何だかよく分からない行進曲ですが、

1895年にアトランタで行われた「国際綿花州博覧会」で「キング・コットン」社が、

自社の展示場で演奏するために、スーザに作曲を委嘱したものです。


キング・コットン







鑑賞のためにマーチを演奏するとき(実際に人が行進するために演奏するのでは無い)、

しかも連続してマーチのときには、テンポを変えないと退屈になります。

次の雷神(The Thundere)ではどうするでしょうか。


雷神







実用には速すぎるかもしれませんが、コンサートではこれぐらいのテンポにすると

ずいぶんと生き生きとした印象を受けます。

最後は、「アメリカの第二の国家」、「星条旗よ永遠なれ」です。

この曲のように爽やかな国でいて欲しいのですけどね。アメリカは。


星条旗よ永遠なれ







これは、かなり上品な演奏です。ご参考までに若い頃のバーンスタインが

ニューヨーク・フィルハーモニックで、如何にも大暴れして振っているのが

目に浮かぶような演奏です。



バーンスタイン=ニューヨーク・フィルハーモニック:星条旗よ永遠なれ







マーチの中間部には必ず、やや静かな「トリオ」という部分があります。

そこでピッコロが華やかなオブリガートを演奏して、最後にもう一度。

ここ、普通はもう少し抑えるのですが、思いっきり吹かせているところが、

如何にも「若気の至り」のバーンスタインです。

ほぼ確実に、指揮台の上でジャンプしていると思います(あの人、よくやるんです)。

それでは、今日はこの辺で。ゲンナリしたら、マーチを聴いて下さい。

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2011.10.30

【音楽】The Guard--女王陛下の軍楽隊。

◆ロンドンで近衛兵の交替を見たことがありますか?

実を言うと、私はロンドンに4年いたのに、見たことがありません。

余りにも見物人が殺到するので、見えないのです。

近衛兵の交替は4月から6月までは、毎日11時半から約45分を要する「儀式」です。

それ以外の季節は、どうやら定期的では無いようです(交替はしてますが、

観光名物になるような、儀式としては毎日はやらない、という意味です。

何しろロンドンは、「9月から3月までは冬」と極論出来るぐらい曇天若しくは雨天が続きますから。


近衛兵は、Foot Guards (近衛歩兵連隊)と言いまして、今アンチョコで調べたのですが、

陸軍歩兵師団に属する部隊で、近衛擲弾兵連隊(the Grenadier Guards)、コールドストリーム近衛歩兵連隊(the Coldstream Guards)、スコットランド近衛連隊(the Scots Guards)、アイルランド近衛連隊(the Irish Guards)、ウェールズ近衛連隊(the Welsh Guards)の五つの連隊を指す。

のだそうです。それぞれがマーチング演奏を行う吹奏楽団を有しています。

彼らの演奏を録音したCDを発見しました。Changing the Guardです。

これが、なかなか良いのです。


◆王室儀式のファンファーレから、「イン・ザ・ムード」まで。

近衛兵軍楽隊は、当然、マーチング(行進しながらの演奏)もやりますが、

私の知る限り、マーチング・バンドというのは、「ショー」としては

華やかですが、音楽的には感心しません。

自分で楽器を吹いていた頃に試して分かったのですが、人間があるくと

どんなに気を付けても身体が上下動します。トランペットなどはマウスピースを

唇に当てているだけですから、本の少し揺れても音が乱れます。

それを避けようとすると、楽器を強い力で口に押しつけることになり、

それをやると、絶対に音色が犠牲になるのです。

このCDはしかし、スタジオ録音ですから、ステージ演奏と同様、

座って演奏してます。


想像していたよりもずっと音楽的です。技術も確かですし、音が柔らかく、

バランスがよく、決して荒々しい感じ、乱暴な音、がありません。

むしろやや控え目で品の良い演奏です。

この「やや控え目」というところが如何にも英国流だと思います。

レパートリーが広く、本来の英国王室式典用の音楽から、

なんと、グレンミラーの"In the Mood"や、ルロイ・アンダーソンの

「トランペット吹きの休日」まで色々です。とにかく耳に優しい、

それでいてある時は厳かで、品が良く、あるときは適度にスウィングして

全体として楽しいCDです。

いくつかお聴かせします。


まず、The British Grenadiersという曲名なんですが、文字通りの意味は

5つの近衛連隊の一つ、近衛擲弾兵連隊のことです。Grenadeって「手榴弾」ですね。

驚いたことに、編曲はフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディだそうです。


The British Grenadiers







次は、スコットランド民謡、日本語では「ある朝早く」という歌に、ややビッグバンド風というか

ラグタイム風というか、何だか珍しいアレンジを施した演奏です。



Early One Morning







なんと、スウィング・ジャズのスタンダード・ナンバー、グレンミラーの「イン・ザ・ムード」です。



In the Mood







お馴染み「トランペット吹きの休日」ですけど、イン・ザ・ムード同様、

英国近衛兵軍楽隊が演奏してるのが不思議です。コルネットで吹いているので音が柔らかい。

しかし、すこーしだけ、「おっと」という危なっかしいところがあります。

それをそのまま収録しているのが何だか暢気で可笑しいのです。


トランペット吹きの休日







最後です。英国国家は“God Save the Queen ”ですが、

“God Bless the Prince of Wales”という曲があるのですね。

初めて聞きました。


God Bless the Prince of Wales







他にも色々収録されていますが、英国の吹奏楽、独特です。

先に書いた通りトランペットではなく、コルネットという柔らかい楽器を使っていますが、

なんとなく、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルに共通する音楽性も感じることが

あります。

気が滅入ることが続いております。昔ながらの伝統を誇る、

「女王陛下の軍楽隊」の落ちついた演奏や楽しい演奏を

心地良く聴きました。

お薦めします。

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