カテゴリー「東北地方太平洋沖地震」の記事

2011.03.25

「両陛下の意向で入浴施設開放」「両陛下は毎日「自主節電」・・・・誠にかたじけなく存じます。

◆記事1:那須御用邸の風呂を開放 両陛下のご意向で 東日本大震災(産経新聞 3月24日(木)16時11分配信)

宮内庁は24日、両陛下や皇族方が静養に使われている那須御用邸(栃木)で職員が使用している風呂を、

近隣地域にいる東日本大震災の避難者に開放すると発表した。

また、同県の御料牧場で保管している卵約1千個や缶詰、野菜などを避難所に提供する。

いずれも、両陛下のご意向を受けて決めたという。

風呂の提供は26日にも開始。バスで送迎し、最大で週に300人程度の避難者が入浴する見通し。

健康相談も受け付ける。

御料牧場では牛乳も生産していたが、地震で原乳の処理施設が損傷し、現在は生産できない状態になっているという。

(色太文字は引用者による。)


◆記事2:両陛下は毎日「自主節電」 東電の計画停電に合わせ(朝日新聞)(2011年3月24日18時56分)

宮内庁は24日、天皇、皇后両陛下が福島第一原子力発電所事故に伴う東京電力の計画停電に合わせ、

皇居・御所で15日以降毎日、自主節電を続けていることを明らかにした。

羽毛田信吾長官らによると、御所では計画停電の第1グループに合わせて自主的に電源を切っている。

17、18、22、23日は1日2回実施。東電が停電を見送った場合も実施しているという。

羽毛田長官によると、天皇陛下からは

「大勢の被災者、苦しんでいる人たちがおり、電源すらない人もいる。

私の体調を気遣ってくれるのはありがたいが、寒いのは厚着をすればいいだろう」

「いつこういう事態があるかわからないし、こういうことはやってみないとわからないから、学ぶ機会ではないか」


という趣旨の発言があったという。


◆コメント:両陛下のお心には、ただただ、頭が下がります。

私は、いわゆる「右翼」(極端なのは「紀元節を復活せよ」とかいうあれ)でも

何でもありませんが、産経新聞と朝日新聞の、このふたつの記事に感動しました。


半世紀以上生きていますが、陛下が自然災害の被災者の為に、

御用邸のお風呂を使わせて下さる、などという、勿体ないお話は

初めてです。

お風呂だけではなく、御用邸の物資を被災した人々に分けよ、との

両陛下のご意向。被災者の方々ともども、

誠にかたじけなく、存じます。


また、記事2。

天皇陛下は、ガンの手術をなさっておられますし、

非礼を顧みず申しあげるならば、両陛下ともにご高齢でいらっしゃいます。


計画停電の時間帯に合わせて、両陛下が灯りを消し、暖房まで止め、

被災者や首都圏の国民と同じ経験をしてみようとおっしゃる。それも毎日!

一般国民(首都圏の)よりも大変なぐらいです。

それを実践しておられるとは・・・・。

もったいないことでございます。

両陛下のお気持ちに、国民全員が御礼を申しあげると思いますが、

何卒、お風邪なぞ召しませんように、ご自愛頂きたく存じます。


国会議員たちは、1月24日、第177回 通常国会開会式において、

天皇陛下から、

本日、第177回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。

国会が、永年にわたり、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います。

ここに、国会が、当面する内外の諸課題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。

とのお言葉を賜った筈です。

内閣総理大臣はじめ、議員諸氏は、今、

天皇陛下のご期待に沿っているつもりですか?

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2011.03.24

「放射性物質 水道水からヨウ素…都『乳児の飲用控えて』」←上水道の水系を見る。

◆記事:放射性物質 水道水からヨウ素…都「乳児の飲用控えて」(毎日新聞 3月23日(水)20時33分配信)

東京都水道局は23日、金町浄水場(葛飾区)で22日に採取した水道水から、

乳児(0歳児)の飲用に関する国の基準の約2倍に当たる1キログラム当たり210ベクレルの

放射性ヨウ素を検出したと発表した。23日採取分も190ベクレルだった。

都は水道水で粉ミルクを溶かしたり、乳児に飲ませたりしないよう呼びかけているが、

「長期間飲み続けなければ、健康への影響は直ちにはない。代替水が確保できなければ飲んでもよい」

としている。

◇国の基準の2倍

金町浄水場は利根川水系の江戸川から取水し、東京23区と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹市に供給。

都水道局によると、家庭に届く水道水は途中の給水所で複数の浄水場からの水が混じる場合があることなどから、

家庭での濃度は浄水場より低くなる。

放射性ヨウ素については、食品衛生法に基づく基準で、乳児は水道水1キログラム当たり100ベクレル、

それ以外は同300ベクレルを超える場合は飲まないよう定めている。

都は国から乳児の水道水飲用に関する通知があったことや、21日未明に水源地域に降雨があったことから、

22日午前9時に同水道局の11浄水場のうち、水系が異なる3浄水場を選んで検査した。

その結果、朝霞浄水場(埼玉県朝霞市、荒川水系)からは検出せず、

小作浄水場(東京都羽村市、多摩川水系)は32ベクレルだった。

23日の検査では金町以外は検出されなかった。

都は「福島第1原発の事故の影響であることは間違いない。

雨の影響が考えられるが、詳しいことは分からない」としている。

都は緊急に水550ミリリットル入りペットボトル24万本を用意し、

関係区市を通じて乳児1人につき3本を提供する。

都民向け臨時窓口(03・5320・4657、午前9時~午後6時)で相談に応じる。


◆コメント:東京都水道局のサイトを見たのですが。どうも記事に一致しないのです。

東京都水道局が、

金町浄水場は利根川水系の江戸川から取水し、東京23区と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹市に供給。

と言ったらしいから、そうなのだろうが、それでは、東京都水道局のサイトにある、

この図、東京の水道水源と浄水場別給水区域(拡大図)の色分けは、意味を為さないではないか。

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金町浄水場が水を供給する地域は「金町系」(東京北東部の薄いピンク色)ではないのか。


それは、さておくとしても、一体どういう経路で金町浄水場の水だけからだけ、

放射性物質が検出されたのか。

これはやはり、他のメディアが(何処か忘れた)書いていたが雨の所為ではないか。

福島第一原発の放射能を含んだ水が流れ出し、土壌を汚染しそれが、利根川水系に

及んだとは考えにくい。それは、この地図を見ると直感的に察しが付く。

20110324fyt

地図上で数字の「0」が福島第一原発の位置。

「1」は、利根川水系の一番奥、矢木沢ダム(群馬県利根郡みなかみ町大字藤原字矢木沢)の位置。

福島原発と矢木沢ダムは直線距離で183キロも離れている。

さらに、矢木沢ダム→東京都葛飾区金町浄水場の直線距離は147キロである。


つまり福島原発の放射能が地面(地下)を伝わって東京の浄水場から検出されたのではなく、

火曜日の雨に放射性物質が含まれていて、それが金町浄水場の水に混ざったのだろう。

東京都健康安全研究センター都内の環境放射線測定結果を表示している。

環境放射線量測定結果(最新データ)

環境放射線量測定結果(1日ごと)

そして、都内の水道水中の放射能調査結果を見ると、

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雨が降った22日の値が急に高くなっている。雨が原因であろう。

雨は更に振り続け、「1歳未満の乳児に飲ませ無い方がいい」レベルになったのだろう。

落ちついて考えればそういうことだ。


◆発表のやり方がまずい。都民はかなり神経質になっている。

たとえ放射性物質の量そのものがすくなくとも、水道水から検出された、

と言う経験は、生まれて初めてだから、混乱するに決まっている。


東京都水道局も枝野官房長官も、現在、首都圏の人間は直接津波の被害こそ受けていないが、

地震当日、徒歩で帰宅したり、計画停電実施の為、翌週月曜は殺人的な混雑に遭遇したり、

電力消費が多いと「予測できない大規模停電」が起きるかも知れないと言われたり、

原子力発電所から遂に放射能が漏れている、というショッキングなニュースを聞いたり、

福島、茨城などの野菜は食べないようにと言われたり、

「生まれて初めての出来事」それも良いことではなく、深刻なことばかりを

連日経験して、かなり精神的に疲れている。東北の津波の被災者のように家が流されたり、

死者が出ている訳では無いが、首都圏の人々も広義の被災者である。


先週までは、買い占めがひどく、パンや米、トイレットペーパー、ガソリンが買えなかった。

そこに、いきなり、「水道水に放射性物質」という言葉をきいたら、1歳未満云々はもう、耳に

入らず、ニュースが流れて1時間後には、殆どあらゆる店、ネットショップの水が無くなっていた。


東電も、枝野官房長官もそれぐらい予想出来る筈だ。

事実を告げる前に、

お断りしておきますが、これから申しあげることは何ら「買い占め」を必要としません。

絶対に買い占めをしないで下さい。

と「断言」すれば、多少混乱が避けられたかも知れない。

何しろ買い占められたら、赤ん坊のミルクがつくれなくなるのだ。

東京都はペットボトルを子供(1歳未満)独りにつき3本ずつ配布するというが、

それは、東電なり官房長官の記者会見の直後に発表するべきだった。

Twitterで、過剰な反応を示す東京都民を揶揄し、嘲笑する他県民がいたが、

人が困っているのがそんなに楽しいか、と言いたい。

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2011.03.23

ホウレンソウなど出荷制限/被災者の避難先だが、まず、日本海側の宿泊施設を国が借り切ったらどうか。

◆記事1:「4県産野菜売れない」広がる返品、生産者悲鳴(読売新聞 3月22日(火)20時30分配信)

福島第一原発の事故で福島や茨城、群馬、栃木の4県産のホウレンソウなどが出荷制限されたことを巡り、

農林水産省は22日、全国の卸売業者の約4割に、制限品目以外の返品や契約破棄が広がっていると明らかにした。

東京・大田市場では、小売店から制限品目以外の茨城県産チンゲンサイにも注文が入らず、

「4県産の野菜は売れない」との悲鳴が漏れた。

一方、小売店からは、「風評被害が生まれないよう、生産者を応援したい」との声も上がった。

同省が全国136の主な卸売業者を対象に、4県産の野菜のうち、制限品目以外の契約状況を電話で聞き取った結果、

約50業者に返品や契約破棄などが確認された。

4県産ではホウレンソウとカキナ以外の野菜は食品衛生法上の放射線数値が規制値を超えていないことから、過剰反応とみられる。


◆コメント:こうなることは目に見えていた。

昨日の日記・ブログで書いたが、出荷制限は、4県のホウレンソウ・カキナだけなのに

福島県産の米まで、スーパーに売れ残っていたという。


共同通信の記事、「野菜は洗えば効果的」によると、

チェルノブイリ原発事故の医療支援に詳しい長崎大の山下俊一教授(被ばく医療)は

「現在の数値では野菜を10トンぐらい食べないと影響がない

基準値も、体の小さな子どもを基準に予防的、防護的な値で低く設定されており、

1日や2日食べてもパニックになることはない」と安心するよう呼び掛けています。

ほうれん草を10トン食べるというのは、一生かけても無理な量ではなかろうか。


職場で周囲に聞いてみたが、この程度は気にしない、という人が結構いる。

政府は4県の農家にほうれん草とカキナの出荷を控えるように命じたが、

それは、農家が正規の販売ルートで市場にこれらの野菜を出荷してはならない、

ということであり、消費者が茨城県産のほうれん草を自己責任で買うことは禁じていない。

だとすれば、私は飲食店をやっているわけではないから、一度に大量には無理だが、

個人で消費する分ぐらいは放射能を気にしないので、買いたい。

豚肉とほうれん草の鍋(常夜鍋)はこちらの方

写真まで載せておられるが大変美味しいものである。

なんなら、こちらが念書(放射能の件は承知しており、私が自己責任で買います)を

書いても良いから、生産者と消費者を直接結ぶネット販売など、できないだろうか。


◆記事2:避難生活32万人…全国で被災者受け入れ(読売新聞 3月21日(月)16時45分配信)

警察庁によると、東日本巨大地震で避難生活を強いられている被災者は21日深夜現在、約32万人に上る。

内訳は、岩手県約4万6000人、宮城県約11万3000人、福島県約13万2000人で、

この3県だけで全体の9割を占める。

この3県から県外に避難した被災者は、数万人を超えるとみられる。

大半は、福島第一原子力発電所の事故の影響による福島県内からの避難者で、

新潟、山形、埼玉など少なくとも7県に計2万3350人が避難した。

原発がある福島県双葉町は役場機能ごと約1400人が

さいたま市のさいたまスーパーアリーナに集団避難した。

被災者受け入れの動きは全国に広がっている。

すでに岩手、宮城、福島3県を除く各都道府県が公営住宅などを

無償提供することを決めたほか、全国知事会も各都道府県に被災者支援を呼びかけている。


◆コメント:とても良いのですが、まず東北の日本海側の宿を全部使ったら?

ここで報じられていることに文句は無い。

避難生活で困っている人を、他の全都道府県が受け入れるという。

それはとても、いいことだ。しかし、折角ならば「禍を転じて福となす」効果を

狙ってみてはどうか。


32万人全ては無理だろうが、被災した地域から最も近いのは、

同じ北日本の日本海側。秋田県、新潟県。北陸各県、山形県等々。

まずは近い方が良いだろう。


避難生活者、被災者は遠慮するかもしれないが、東北日本海側の宿屋など、

多分、地震の影響でキャンセルが多くて困っているのではないだろうか?

今、わざわざ、例えば関東から秋田や新潟の温泉宿に泊まりに行こうという人は

あまりいないだろう。宿屋やホテルなどは、ただでさえ不況で客が減って困っているに

違いない。そこに地震が起きたから、余計に客足は遠のく。


そこで。

国が日本海側の宿屋ホテルを片っ端から借り切る。

一体どれぐらい収容出来るか分からないが、仮定上の話として、

32万人の半分、16万人が一泊15,000円の宿に泊まり、半年(180日)暮らしたら

宿泊料は、合計で4,320億円となる。需要創出効果は大きい。

宿屋が満員になれば、関連産業も儲かる。低迷する個人消費が原因で

日本経済はデフレから脱出することが出来ないのである。

財政健全化とかいっても、22年度の国家予算を知っているだろうか?

財務省のサイト、平成22年度一般会計予算を見れば分かるが

一般会計歳出総額は、92兆円である。

先ほどの私の「試算」、4,320億円は恐らく多すぎるぐらいだが、

それでも一般会計歳出総額のたった0.4パーセントだ。

しかし、観光業や関連産業には福音である。

尤も、こういうとき、必ずケチをつける奴がいて、

避難生活者が、普通に働いている国民よりも良いところに寝泊まりするのはけしからん。

とか、料簡の狭いことを言うだろうが、放っておけば良い。とんでもない天災に見舞われ、

家や家族を失い、途方に暮れながら、寒い体育館や公民館で床の上に寝泊まりしていたお年寄りが

暖かい宿で、美味しいものを食べて柔らかい布団に寝たって、いいじゃないか。

それで少しでも元気になれば、いいじゃないか。

そして、何度も書くが、この人数が多いほど、日本経済の総需要を喚起するきっかけになり得る。

「禍を転じて福となす」と述べたのはそういうことである。

「避難生活者→各都道府県の公営住宅」は、如何にも役人の発想だ。

ダメですかね?

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2011.03.22

「ホウレンソウなど出荷停止=菅首相、4県に指示」←妙な所だけ迅速。

◆記事:ホウレンソウなど出荷停止=菅首相、4県に指示(時事通信 3月21日(月)18時6分配信)

福島第1原発事故の影響で農産物から食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出された問題で、

菅直人首相は21日、原子力災害特別措置法に基づき福島、茨城、栃木、群馬の各県産ホウレンソウとカキナ、

福島県産の原乳について、当面、生産者など関係者からの出荷の停止を各県知事に指示した。

規制値を超える農産物が流通するのを防ぎ、消費者の不安を解消するのが狙いだ。

枝野幸男官房長官は同日の記者会見で、出荷停止の農産物について、

「仮に口に入ったとしても、直ちに健康に影響を及ぼすものではない」とした上、

「万が一、中長期に継続した場合に備え、今から規制をかけた」と説明した。

同原発事故を受け、厚生労働省は食品衛生法に基づき農産物に関する暫定規制値を設定し、

自治体が検査している。これまでに福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県の農産物で

規制値を超える放射性ヨウ素などが検出され、各県は出荷自粛や回収を農協や生産者に要請した。

ただ、どの地域を出荷停止にするのかなどは都道府県の判断に委ねられ、

対応がばらつく恐れがあった。

今回の措置により、対象の県全域で、3品目は出荷できなくなる。

枝野長官は、出荷停止の解除時期に関して「現時点で見通しは立っていない」と述べた。

また、今回の措置で損失を被る生産農家への対応について、

「適切な補償が行われるよう万全を期す。東京電力が責任を持つが、

十分補償できない場合、国がしっかり担保する」と強調した。


◆コメント:出荷禁止は3品目だが、福島の米まで売れ残っている。

首相が出荷禁止を指示したのは、記事をちゃんと読めばわかるが(その理由も怪しいものだが)

福島、茨城、栃木、群馬の各県産ほうれん草とカキナ、

そして福島県産の原乳、だけ、であるけれども、

猪瀬直樹東京副都知事のTwitterをフォローしていたら、
政府は何を勘違いしているのか。食品衛生法の基準値は3月17日につくった暫定基準ですよ。

原発から何キロならわかるが、福島、茨城、栃木、群馬のホウレンソウの県名を列挙して出荷停止としたが、

これでは風評被害を助長し東京に野菜が入らなくなる。牛乳も福島県全部とするのはおかしい。

食品衛生法の暫定規制値自体、僅か数日前にとりあえず作った目安だ、ということだ。

そして副都知事宛にTweetしている一般人が、
夕方に、スーパーへ行ったんですが、お米などはほとんど売り切れてました。

そんななかで、福島産のお米だけ売れ残り... 政府の発言が、直に影響してる気がしました

と「報告」していたが、明らかにおかしい。

米は地震の前に、つまり放射能漏れ以前に収穫して袋詰めされて出荷された商品の筈。

ところが、福島全体のほうれん草と牛乳を出荷停止にしたものだから、

一般庶民は、「福島産=放射能汚染」と、根拠の無い恐怖に怯えている。

こういうのを「風評被害」というのだ。

これが拡がると、福島県や近隣県の農業が壊滅的打撃を被るだろう。


この件に限らず、国は何でも東電に責任を負わせようとしているが、

電力会社等、公共性の高い企業には国の監督責任も当然問われる。

特に原発は一旦ぶっ壊れたら、こういうことになるのは分かりきっているのだから、

1年に一回とか半年に一回とか、監督官庁たる経産省の抜き打ち立ち入り検査が行われる

べきだが、実行されていたのか報告を聞きたい。


兎にも角にも、共同通信の記事で専門家が、

「無闇に怖がる必要は無い」旨を述べているので載せておく。
◆野菜は洗えば効果的 基準超え広がり規制強化(共同通信)(2011/03/21 20:48)

政府は21日、暫定基準値を超える放射性物質が検出された農畜産物の出荷を控えるよう指示しました。

Q なぜ出荷を制限するのか。

A 食品の安全性をより高めるためです。暫定基準値を超えた農畜産物が見つかった場合、政府はこれまで、生産農家にだけ出荷をやめさせていました。しかし広範囲のエリアで基準値を超える例が見つかったことなどから規制を強化しました。例えば、茨城県では複数の市町村で放射性ヨウ素の基準値である1キロ当たり2千ベクレルを超えるホウレンソウが見つかりましたが、今後は同県全体のホウレンソウが出荷の制限対象となります。

Q 暫定基準値とは。

A 厚生労働省によると、ある食品を日本人の平均的な摂取量で1年間毎日食べ続けても、健康に問題がないとされる放射線濃度の数値です。国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた数値をもとに、それぞれの食品の日本人の平均摂取量を反映させて、国の原子力安全委員会が指標としています。

Q この値を超えたら絶対食べてはいけない?

A 数回食べた程度ではまったく影響ないというのが、大方の専門家の意見です。チェルノブイリ原発事故の医療支援に詳しい長崎大の山下俊一教授(被ばく医療)は「現在の数値では野菜を10トンぐらい食べないと影響がない。基準値も、体の小さな子どもを基準に予防的、防護的な値で低く設定されており、1日や2日食べてもパニックになることはない」と安心するよう呼び掛けています。

Q 消費者はどうしたらいいの。

A 今回の出荷制限により、基準値以上の食品は流通しないので、消費者への影響はまずありません。どうしても気になる場合、放射線医学総合研究所は「野菜なら洗う、皮をむく、煮る(煮汁は捨てる)、外側の葉をむくなどによって軽減が可能」としています。また、厚労省も「放射性ヨウ素は約8日間で半分の量に自然と減る上、水溶性なので洗うのは効果的」としています。

Q 母乳や胎児に対する影響は。

A 山下教授は「母乳として与えても、現時点の数値は微量なのでまず心配ない」としています。また「問題は長期間食べ続けることだが、国の責任で流通をきちんと規制すれば、安全な食品が流通する状態が生み出せる」としています。


無論、私は原子力や放射線医学の専門家でも、食品衛生学の専門家でもないので、

この記事「だけ」を根拠として、今回出荷規制された農産物に対して

「絶対安全」と保証する能力はないのだが、

11日の大地震以降、菅直人内閣総理大臣の言動を見ていると、

何やら、時折、発作的に極端な指示を発するのが気になる。

感情をコントロール出来ていないように見える。

むしろ、頻繁に記者会見を開き、ロクに寝ていないであろう

枝野官房長官の方が落ちついて見えるのは、私だけでは無いと思う。

(なお、全く余談であるけれども、枝野官房長官の声は非常に良い声で、

もし、音感が正しく、然るべき時にきちんとレッスンを受けていたら、

かなり良いバリトンになったのでは無いかと思う。

繰り返すがたまたま思い出したので書いたまでで、完全に余談である)。

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2011.03.21

「緊急物資、ヘリから投下しやすく 国交省が規制一時緩和」/渡辺謙「雨ニモマケズ」朗読等 特設サイト「kizuna311」開設

記事1:緊急物資、ヘリから投下しやすく 国交省が規制一時緩和(日経電子版)(2011/3/17 18:55)

国土交通省は17日、東日本巨大地震を受けて、

ヘリコプターなどが緊急物資などを地上に投下する際の規制を一時的に緩和した。

すでに警察や消防、防衛省など関係機関に通知した。

通常は航空法に基づき、15日ごとに所管空港の事務所に文書で届けなければならないが、

緊急物資を被災地に投下する場合は、電話で1度連絡すればよいことにする。

被災地へ救援物資を速やかに輸送することが狙い。


◆コメント:一般に飛行機から物資を投下するには届け出が必要だったのですね。

地震発生直後から、菅首相は自衛隊の災害救援要員を5万人にするといい

直後に10万人にする、といった。その割には、被災地の映像を見るたびに

毛布が無くて寒い。石油が無い。食料がない。水が無い。薬が無い、と訴えているのに、

一体、国は何をしているのか?

と多くの人は思い、そして、それは航空法という法律により禁止されている為だと知り、

驚いた。航空法 第89条。

(物件の投下)

第八十九条  何人も、航空機から物件を投下してはならない。但し、地上又は水上の人又は物件に危害を与え、又は損傷を及ぼすおそれのない場合であつて国土交通大臣に届け出たときは、この限りでない。

この条文により、自衛隊機が災害時に救援物資を投下するにも、

都度、国交相に届けなければならないことになっていた。さらに、

その細かい手続きを定めた「航空法施行規則」という省令があり、

航空法第89条に所謂「国土交通大臣に届け出」る内容が細かく定められている。

航空法施行規則 第196条の2
(物件の投下の届出)

第百九十六条の二  法第八十九条 ただし書の届出をしようとする者は、次に掲げる事項を記載した物件投下届出書を空港事務所長に提出しなければならない。

一  氏名及び住所

二  航空機の型式並びに航空機の国籍及び登録記号

三  飛行の目的、日時、径路及び高度

四  物件を投下する目的

五  投下しようとする物件の概要及び投下しようとする場所

六  操縦者の氏名及び資格

七  その他参考となる事項

なるほど。この法律と省令自体の存在意義は、分からなくも無い。

たとえば、一般企業が広告用のキャンペーン・グッズを、都内でヘリから地上にバラ撒かれたら、危ない。


但し、自衛隊が救援物資を投下する場合が、例外ではないとすると、

いちいち、このような煩雑な手続きをしていては、埒(らち)が開かない。一刻を争う状況である。

記事1は、この手続きを電話1本で済む事にした、ということで、地震から6日目で

やや遅いが、役所の対応としては、これでも早い方だと認めてやるべきかもしれない。


◆記事2:<渡辺謙>「雨ニモマケズ」朗読 吉永小百合、役所広司らが被災地へエール 特設サイト開設(毎日新聞デジタル 3月20日(日)15時12分配信)

俳優の渡辺謙さん(51)らが15日、東日本大震災の被災者へ向けた世界中の応援メッセージを発信する特設サイト

「kizuna311(キズナ サンイチイチ)」を開設。

岩手県出身の詩人・宮沢賢治作の「雨ニモマケズ」と、英語で世界へ向けたメッセージを動画を公開しており、

渡辺さんは「メディアには、それぞれの役割があります。日々報道を続けるマスメディアの切り口とは違った、

私たちならではの視点に立って、被災地に、世界中に絆の力を伝えたい」と呼び掛けている。

「kizuna311」は、渡辺さんと放送作家の小山薫堂さんが呼び掛け人となり、動画サイト「YouTube」で配信。

地震発生後、渡辺さんの元にトム・クルーズさん、レオナルド・ディカプリオさんら

過去に共演したハリウッド俳優ら国内外から日本を心配するメッセージが届いたことから、

企画がスタートしたという。



吉永小百合さんや役所広司さん、風吹ジュンさん、香川照之さん、南果歩さん、笑福亭鶴瓶さんらが賛同し、

「詩」「童話」など被災者を励ますための作品を選び著名人が朗読する「kizuna_Stories」のほか、

国内外から寄せられたコメントを紹介する「kizuna_Words」を公開する。

サイト内の動画や音声メッセージなどのコンテンツは、全国のテレビやラジオへ無償提供する。


◆コメント:良いことだ、と思います。

私自身は、東京にいて、東京もかなり地震の影響を受けているが、

それでも、東北にくらべたら、いかほどのものか。

自分は、家が壊れもせず、食料も、水もあり、水道、電気、ガスが通っており、

寒ければ暖房を使うことが出来、布団で眠ることが出来る。

そういう安全地帯にいて、被災者の方々に

頑張って下さい!

というのは、それは言うだけなら簡単だが、仮に逆の立場でそういう言葉を聞いたら

腹が立つ、と思うのである。そう思っていたのだが、渡辺謙氏の立ち上げた

「kizuna311(キズナ サンイチイチ)」を見た。自分が被災者ではないから、

被災者はどう感じるか分からないが、悪く無いと思われた。

あまりにも、地震情報と、民放の「公共広告機構」で「子宮頸癌予防」などの

同じような時間が流れていくよりも、

合間にプロの俳優による詩の朗読や、メッセージを流す方が余程良いのではないか。


◆「kizuna311(キズナ サンイチイチ)」より、いくつか。

助けあい、乗りこえる。私たちの財産は [kizuna]のトップページに、

本サイトのすべての映像・音声コンテンツは、ロイヤリティフリーにてご提供し、再頒布していただく事を目的としています。

とあるので、遠慮無く転載させて頂く。

最初は発起人、俳優、渡辺謙氏による朗読「雨ニモマケズ」。



kizuna311 #01 渡辺謙「雨ニモマケズ」朗読






単なる詩の朗読で、余計なことを言わないのが良いと思います。


kizuna311 #03 香川照之からのメッセージ







こういうコメントは、本当に気持ちがこもっていないと、すぐバレます。

香川照之氏のコメントには「誠」を感じます。


kizuna311 #07 佐藤浩市「生きる」朗読







最後に、最も新しいのでは無いかと思います。

昼間はまだ無かった。中井貴一氏による谷川俊太郎:「守らずにいられない」。


kizuna311 #10 中井貴一「守らずにいられない」朗読







このプロジェクト(kizuna311)の本質から逸れますが、

詩や小説を、その「心」が通じるように朗読することは、俳優の基本なのだ、と感じました。


◆【音楽】森麻季さん:ヘンデル:リナルドより「涙の流れるままに」

これは、「kizuna311」とは無関係です。

私からは、今は音楽どころじゃ無いかも知れないけれど、

ソプラノ森麻季さんの麗しき瞳よ~ヘンデル・アリア集から。


≪リナルド≫ 涙の流れるままに







それでは。

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2011.03.20

「福島第1原発:日本への渡航制限『必要なし』WHO」←過剰に怖がる必要はなさそうです。

◆例えば東京近辺(原発から200km)が安全である「状況証拠」

つい先日、

2011年03月16日(水)「原発危機」の深刻さを示す「状況証拠」ココログ

を書きました。

事態が深刻であることに、依然、変わりはありませんが、

その後、記事を追っていくうちに日本中が過剰に、「怖がる必要」が無いことが

これも私は理論的に証明できるわけではありませんが、「状況証拠」から、

判断可能です。その根拠を示します。


◆記事1:米政府、自国民に原発半径80キロ圏内からの退避勧告(ロイター 3月17日(木)15時40分配信)

米政府は16日、日本の地震に伴う原発事故が深刻化していることを受け、

米国民に対して福島原発から半径80キロ圏内から退避するよう勧告した。

さらに米国務省は16日、チャーター機を東京に向かわせ、

米国人の日本出国を支援するとともに、東京、名古屋、横浜にいる

約600人の大使館スタッフの家族の自主的出国を承認したことを明らかにした。

国務省は「米国民に対して、日本への旅行を延期し、日本国内の米国民は出国を検討すべきだ」としている。

ホワイトハウスのカーニー報道官は「津波の後、状況は悪化している。

被害が拡大する可能性があり、原子炉から放射能が放出される恐れがある」と述べた。

オバマ米大統領は16日、菅直人首相と電話で会談し、

地震や津波の被害から日本が回復できるようあらゆる支援を行うと表明した。

ホワイトハウスが声明で明らかにした。

ホワイトハウスは「大統領は菅首相に対して、核分野の専門技術など、

米国が提供する追加的な支援について説明した」としている。

一方「菅首相は、原発事故の悪化を食い止め、事態を制御下に置くことを目指した

日本の行動に関する現状について、大統領に説明した」という。

米政府が米国民に対して、福島原発から半径80キロ圏内から退避するよう勧告しているのに対し、

日本政府は、原発から半径20キロ以内の住民に退避を勧告。

20キロから30キロの住民に対しては、屋内退避するよう求めている。

米国の原子力規制当局者は、過熱している原子炉を冷却する能力に疑問を呈し、

「現場では放射線のレベルが高く、作業員が近づくことは困難だ。

放射能を浴びれば短時間で致死量に達する可能性がある」と語った。


記事2:<福島第1原発>日本への渡航制限「必要なし」WHO(毎日新聞 3月19日(土)10時35分配信)

世界保健機関(WHO)は18日、福島第1原発の放射能漏れ事故に関連し、

原発から半径30キロ圏内を除けば、現時点で東京都内を含め日本への渡航を制限する必要はないとの見解を公表した。

東京からの「避難」や、日本から輸出された食品への「警戒」も不要だと指摘した。

WHOはインターネットのホームページに「渡航制限勧告」とは反対の「渡航安全勧告」を掲載する予定だ。

国連欧州本部で記者会見したハートル広報官は、東京周辺で検出された放射線の数値が微増したとはいえ

「健康に悪影響を及ぼすには程遠いレベルだ」と強調。

「日本に旅行する人は放射線を恐れる理由はない」と述べた。

一部の外国大使館や外国人などが東京から西へ「避難」している対応については

「感情的な問題だ。それぞれの危機対応なので、気持ちは理解はできるが、現時点で公衆衛生上、東京に滞在するのに健康への危険は低い」

と指摘した。

日本の食品に関しては、被災地域の食品も含めて「震災以前の食品には危険はない。

被災後は、気候や被災地の状況を考えると、被災地の食品が輸出されたという可能性はほとんどない」と述べた。

また、「放射能汚染用」との触れ込みで、海外でもヨウ素剤を大量購入する現象が起きているが、

自己治療はかえって危険だと警告した。


記事3:<福島第1原発>東京、「健康上の危険ない」IAEA(毎日新聞 3月19日(土)10時36分配信)

国際原子力機関(IAEA、本部・ウィーン)のグラハム・アンドリュー科学技術担当補佐官は18日、

同機関の専門家チームによる放射線量計測の結果、「東京都内で健康上の危険はない」

との評価を明らかにした。専門家チームはさらに福島第1原発周辺に現地入りし、活動を続ける。

都内の計測は同日、来日した専門家チームが行った。

アンドリュー補佐官は、原子炉に通常含まれる放射性ヨウ素や放射性セシウムは確認できなかったとしている。


◆コメント:米国政府は世界で最も核に関する知識とデータを持っている筈です。

まず、福島第一原発から80キロ圏内がどこまでか、地図を載せておきます。

Evacuationzones0318

日本政府は福島第一原発から半径20kmの住民には避難を、その外側、半径30kmまでは「屋内退避」を求めていて、

それはそれで、「てきとうな目分量」ではなく、国際放射線保護委員会の勧告では

状況に応じて20ミリ・シーベルトから100ミリ・シーベルトの汚染が予想される範囲で、避難などの計画を立てる

とされています。日本の原子力安全委員会はこの勧告を元に、50ミリ・シーベルトを目安に避難指示を出す、という指針を設定していて、

今回、半径20キロに避難指示を発したのは、その指針によるものです。

だから、デタラメに適当に決めたのではない。アメリカの「半径80キロ」は

厳しすぎるのではないか?とアメリカ国内ですら、疑問視されているそうですが、

兎にも角にも、アメリカは日本に原爆を2度落としました。科学的なデータを集めるためには、

最低2回は「実験」して平均値を出す必要があるからです。

原爆を投下した後、アメリカから医師団が治療すると称してやってきて、データを収集していきました。


彼らは、ですから、世界で最も放射能の人体に与える影響に関して熟知している筈です。

そのアメリカが、大使館員の「家族」は希望するなら日本から避難することを「許可」しましたが、

東京のアメリカ大使館員には「退避命令」を発していません。


東京は福島第一原発から200キロ離れていますから、「80キロ基準」に照らせば、当然でしょう。

外資系企業や、外国の日本大使館の中には、香港に事務所を移転したり、

大阪に移動したり(これが最も多いようです)していますが、

いずれも「念のため」でしょう。


とにかく繰り返しますが、米国政府は、日本人の為では無く、

日本に滞在するアメリカ人に対して「80キロ圏外」を指示しているのは、

何でも隠蔽したがり、「安全だから大丈夫」と言いたがる日本政府の情報よりも

信頼性があると考えて良いのでは無いでしょうか。


原発で命を賭して放水作業に従事した自衛隊、警視庁、消防庁の方々がおられるし、

80キロ圏内にお住まいの方に不謹慎かもしれませんが、
一体、どこまで放射能が拡散するのか分からない。

という状態で日本中が過剰に心配し、神経質になることがない、ということが

明らかになるのは、悪いことではない、と思います。

自分さえ良い、ということではないけれども、日本の首都である東京は

福島第一原発から、約200キロ離れています。

首都・東京が安全だ、ということは、記事2のWHO(世界保健機関)や、

記事3のIAEA(国際原子力機関)がそれぞれ、米政府とは無関係に見解を表明している

ことからも、ほぼ明らかです。

首都が安全である、ということは日本国として、国家として大切なことです。

また、その他の地域の方々も、相当バッファーを設けたと思われる米国政府の「80キロ基準」は

圏内の人々には「どこまで移動すればよいのか」をしめす材料となりますし、

その他の地域の人々は「徒に怖がらなくても良い」という安心材料になるのではないかと思います。


但し、専門家によると、核燃料から直接出る「放射線」は確かに遠くへは飛ばないが、

放射能を帯びた「放射性物質」と混同してはいけないのであって、

原発から発せられる「放射性物質は、風に乗って相当遠くまで飛来する。

それはただちに、健康に害を与えるほどでは無い、としても、一応は注意するべきで

(「病的に」恐れる必要はありませんが)、東京の人ならば、

  • マスクの着用、

  • 外出後シャワーを浴びる、

  • 放射線物質の付着しにくいつるつるした素材の上着を着る、

  • 上着をはたいて袋に入れ室内に放射性物質のほこりを広げない、

  • 降ってくる雨や雪には直接当たらない


などの対処が有効

だそうです。これは、ビデオニュース・ドットコム3月18日の放送内容をまとめた記事がソースです。


結論的に繰り返すと、直接的に危険な地域は限定されており、

かなり、慎重に考えても福島第一原発から80キロ圏外に移動すれば、まず安全であろう、

ということが推定できます。「どこまで離れれば安全なのか」ということが分かるのは、

無用な不安を取り除く上で重要です。しかし、放射性物質はかなり飛ぶので、

それですぐにガンになるわけでも無いけど、身体に取り込まないようにしたり、

衣服に付いたかもしれない放射性物質を、洗い落としたりすれば一層安全である、

ということです。


なお、地図情報サービスのマピオンは3月18日、

携帯で、福島原発から現在地までの距離を測定するサービスを無料で始めています。

ご参考まで。
マピオン、福島原発からの避難範囲地図をモバイルとAndroidアプリにも~

モバイル(フィーチャーフォン)版は現在地から原発までの距離も表示~

試しました。記事を読めば分かりますが、スマートフォンではない、

従来の携帯電話で使えます。

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2011.03.18

「予測不能の大規模停電の恐れ…経産相が緊急談話」←こちらにもリアルタイムで電力需給を教えて頂けませんかね。

◆記事:予測不能の大規模停電の恐れ…経産相が緊急談話(読売新聞 3月17日(木)14時5分配信)

海江田経済産業相は17日、厳しい寒さによる電力需要の急増のため、

きょう夕方から夜にかけて予測不能な大規模停電が発生する恐れがあるとして、

一層の節電への協力を産業界と国民に求める緊急のコメントを発表した。

経産省によると、東京電力管内の17日の電力供給量が3350万キロ・ワットだが、

午前中のピーク時に3292万キロ・ワットに達した。

計画停電の実施にもかかわらず、厳しい寒さで暖房需要が増したためとしている。

経産省では、電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけて、

電力使用の抑制や不要不急の電気機器の使用停止など、一層の節電への協力を求めている。


◆コメント:(電力)消費者がリアルタイムで知る方法はないですか。

この読売新聞の記事がネットでは一番早かったと思うのです。

そしてこの後、各メディアが、「予測不能の大規模停電」を避けるために、

国交省が鉄道各社が列車の運行削減を依頼した、というニュースが続々流れ、

それが夕方にかけて急速に世間に知られることになったのです。


そうすると、地震当日、完全に電車が止まり、例えば私は、15㎞を5時間かけて

歩いて帰宅した、あの「恐怖感」が蘇るのです。

或いは徒歩までいかなくても、今週月曜のものすごい電車混雑を思い出す。


それは皆、同じで、早めに帰宅しようとするから、案の定、一時鉄道は

大混雑しました。


結果的には皆が節電したので、ギリギリの所で停電は免れたのですが、

こういうのを急に発表するなら、テレビ番組を中断して経済産業相の

コメントを放送する、など非常手段を執れないか、と思いました。


もう一つは一般人も電力の需給がどのような状態になっているのか、

をしることはできないものか、ということです。


東京電力は、勿論、リアルタイムでそれが分かるモニターがあるからこそ、

「このままいくと、ヤバい!」ということで経産省に緊急連絡して、

その結果大臣声明が発せられたのでしょう。

それを我々が見ることができれば、「あ、ヤバい。かなり逼迫してる」という

ことが分かるので、日本人はアホじゃないので、いきなり大臣から言われなくても

電力使用を控える、とか或いは「これは列車の本数を減らされそうだ」とか

見当がつく。今週、地震とそれに派生する情報が錯綜しているので、

常に頭の何処かが緊張状態にあり、大変疲れます。


昨夜も一瞬横になったら眠ってしまい、気がついたら5時半で、

そのため、こんな時間に日記・ブログを更新しています。

東電のモニターをウェブサイトで公開したら、ものすごくアクセスが殺到して

たちまちサーバーがダウンしそうですけど、それならNHKが東電に常駐して、

「現在の首都圏の電力需給」とかなんとか画面の片隅に表示するとか、

方法はないものでしょうか。

今日(金曜日)で地震から一週間。

疲れますなあ。東京から遙かに離れた場所で起きた地震により、

東京がこれほど混乱するのですから、東京直下型地震が起きたら

ひとたまりもないです。

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2011.03.17

「原発危機」の深刻さを示す「状況証拠」

◆全く原子力の知識はないが、状況から推定します。

私は、骨の髄から文科系です。

本来、人間を「理科系」「文科系」というような「二分法」で

分類すべきでは無いのですけど、この件に関し、私に関しては完全に

二分法の適用が可能であり、私は「文科系」です。

学生の頃は数学が大嫌いで、「何々を求めよ」とか「○○を照明せよ」とか

いう文字を見ると、

それが、どうだっていうんだ?

という、どの科目でも「それをいっちゃあ、おしめえよ」なのですが、

私は理科系に関してはどうしてもそうなってしまいます。

だから、「原子力とは何か」「核燃料とはなにか」「放射線とは何か」

を、説明出来ません。

しかし、分からないからといって黙って見ていられないですね。

かといって、福島原発事故の重大性を理論的に説明することは不可能。


しかし、自分が分からない、知らない分野での事故・事件に関して、

専門家達がどのような行動を取るか、どのような反応を示すか、

を、仔細に観察することによって、事の重大性を「推定」できます。

今日私が1日追った記事を並べる事によってそれを示します。


◆福島原発事故関連ニュース(2011年3月16日)

朝一番で、日本テレビ系列のウェブと日本経済新聞(以下「日経」)電子版が

フランスとアメリカの専門家が、福島原発は、危険度スケールで

最悪(チェルノブイリのみ)の「7」に次ぐ、レベル「6」と

判断している、と報じているのを見て、一遍に目が覚めました。

まず日経ですが。

以下、いずれの記事も色太文字は引用者である私によるものです。

◆記事:福島原発「レベル6接近、7の可能性も」 米研究所(日経電子版)(2011/3/16 9:04)

【ワシントン=弟子丸幸子】

米シンクタンクの科学国際安全保障研究所(ISIS)は15日の声明で、

福島第1原発の事故に関し、国際原子力事象評価尺度(INES)で

2番目に深刻な「レベル6に近づきつつある」との見解を示した。

最も深刻な「レベル7に到達する可能性も残念ながらある」とも指摘した。

ISISは、2号機での爆発や4号機建屋からの出火を受け「状況は大幅に悪化している」と説明。

「国際社会は緊急事態を阻止するため、日本への支援を強化する必要がある」と、

解決策を見いだすため各国の協力を呼び掛けた。

日本テレビは、
◆記事:チェルノブイリに次ぐ深刻な事故~仏機関(2011年3月16日 6:19)

福島第一原発の事故について、フランスの政府機関が15日、チェルノブイリ原発事故に次ぐ深刻なレベルに当たるとの見解を示した。

原発事故の深刻さを示す国際的な事故評価尺度では、最も深刻なものがチェルノブイリ原発の「レベル7」で、アメリカ・スリーマイル島の原発事故は「レベル5」に位置づけられている。

日本政府は福島の原発事故を「レベル4」と見ているが、フランス原子力安全規制当局・ラコスト局長はこれを否定。「レベル6なのは明らかだ。スリーマイル島の事故とチェルノブイリの事故の中間だ」と述べた。

また、アメリカの著名なシンクタンク「ISIS」も「レベル6に近づいている」との見解を発表した。

一方、福島の原発事故を受けて、ドイツ・メルケル首相は15日、国内の原子炉17基のうち、古い7基を3か月間停止し、安全性を確認すると発表した。

両方の記事にISIS(Institute for Science and International Security:科学国際安全保障研究所)

の見解が載っていますので、原文を確かめます。
◆ISIS Statement on Events at Fukushima Daiichi Nuclear Site in Japan(March 15, 2011)

ISIS assesses that the situation at the Fukushima Daiichi nuclear plant has worsened considerably. The explosion in the Unit 2 reactor, the third so far, and the fire in the spent fuel pond in the reactor building for Unit 41 means that this accident can no longer be viewed as a level 4 on the International Nuclear and Radiological Events (INES) scale that ranks events from 1 to 7. A level 4 incident involves only local radiological consequences. This event is now closer to a level 6, and it may unfortunately reach a level 7.

A level 6 event means that consequences are broader and countermeasures are needed to deal with the radioactive contamination. A level 7 event would constitute a larger release of radioactive material, and would require further extended countermeasures. The international community should increase assistance to Japan to both contain the emergency at the reactors and to address the wider contamination. We need to find a solution together.

そして、外国が日本に住んでいる自国民を出国させる、或いは、本拠を

東京から別の街(大阪だったり、シンガポールだったり、色々ですが)に移す、

記事が見つかりました。
◆記事:各国に日本退避の動き=放射能漏れ恐れる(時事通信 3月16日(水)15時41分配信)

福島第1原発での放射能漏れ事故を受け16日、日本在住外国人に退避の動きが広がった。チェルノブイリ原発事故以来の衝撃を世界に与えている。

在日フランス大使館は16日、声明を出し、日本在住フランス人に対し、東京にとどまる必要のない場合「直ちに帰国あるいは日本の南部に避難するよう」勧告した。フィヨン首相が15日に国民議会(下院)で行った答弁を受けたもので、希望者の帰国の便を図るため、エール・フランス機2機が日本に向かった。

トルコ外務省も16日、声明を出し「不要不急の日本渡航の延期を勧告する」と発表した。メキシコも帰国支援のためチャーター便を検討、帰国便の費用負担にも応じる方針だ。

一方、オーストラリアのラッド外相は16日、被災地や東京からの退避を国民に勧告したが、地震や津波に伴う電力や水の供給に不安があるためで、原発事故は無関係と強調している。

また、フィリピンのロザリオ外相代行は16日、日本滞在中の自国民は30万人以上いるが、帰国させる計画はないと言明。外務省は声明で「日本政府が必要と判断すれば措置は取る」と表明した。

来日公演中だった、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団という一流のオーケストラまで、

まだ、公演予定があるのに、キャンセルして、帰国してしまいました。
◆記事:各国の自国民避難誘導 相次ぐ(NHK 3月16日 12時23分)

東北関東大震災と福島第一原子力発電所で爆発や火災が相次いでいることを受けて、日本に滞在する自国民に避難を呼びかける各国の動きが続いています。

このうちメキシコ政府は、今回の地震の被災地などに住んでいるメキシコ人が本国への帰国を希望する場合、日本からメキシコへの片道の航空代を負担する措置をとりました。また、日本国内での一時的な避難を希望する人に対しては、大阪までのバスや大阪でのホテルを手配するとともに、3泊までの宿泊代を負担するとしています。これを受けて、これまでにおよそ80人が大阪に向けて出発したということです。また、チェコの国営通信によりますと、チェコ政府は軍所属の航空機2機を東京に派遣し、日本での演奏旅行の切り上げを決めたチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の106人を帰国させることになりました。楽団員以外のチェコ国民も乗れるようにしているということです。一方、東京にあるオーストリア大使館は、大使館員の安全を確保するためとして、16日、一時閉鎖し、当面、業務を大阪にある名誉総領事館に移すことを決めました。これに伴い、大使やほとんどの大使館員はすでに大阪に移動したということです。

海外から日本へ来るはずだった旅客機にも、日本回避の動きがありました。
◆記事:外国航空会社が東京便の運航見合わせ、放射能漏れを懸念(ロイター 3月16日(水)11時59分配信)

[フランクフルト/シカゴ 15日 ロイター] 先週11日の大地震で被災した福島第1原発で放射能漏れが起きたことを受け、15日には外国航空会社の東京行きの便の多くが運航見合わせになったり、う回するルートに切り替えられたりした。また、東京を避ける旅客も増えている。

ドイツのルフトハンザ航空は15日、東京行きの便の運航を少なくとも週末まで見合わせることを明らかにした。東京発着便は、大阪と名古屋に振り替えられるという。同航空はまた、14日に東京を発った便は放射能に汚染されていないと発表した。

中国国際航空は北京と上海発の東京行きの便の運航を取り止めた。

台湾2位の航空会社のエバー航空<2618.TW>も、東京と札幌行きのフライトの運航を3月末まで見合わせる方針を明らかにした。

米主要航空会社は日本行きのフライトスケジュールを大きく変更していないものの、米航空当局は、原発をめぐる危機が深刻化した場合、日本便のルート変更などを行う用意ができていると発表している。

昨年ユナイテッド航空とコンチネンタル航空が合併して誕生したユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス<UAL.N>は、日本便をスケジュール通りに運航しており、政府機関と協力して状況を注視していると発表した。

また、旅行会社によると、旅行をキャンセルしたり、東京での乗り継ぎを避けるため予約を変更する旅客も増えている。

英国、イタリア、オランダなどの政府は日本への渡航自粛を呼び掛けている。

日本国内では、枝野官房長官がしきりに、検出された放射線の数値は、

人体への影響を及ぼすほどではない、

と強調するのですが、それならどうして、

次の記事に書かれているようなことをするのかな?
◆記事:全国の放射線技師 福島に派遣(NHK 3月16日 14時42分)

福島第一原子力発電所の事故を受けて、日本放射線技師会は、全国の放射線技師を福島県内に派遣して、原子力発電所の周辺から避難してきた人たちの被ばくの有無を調べる検査に当たらせることになり、第1陣として派遣される技師たちの結団式が東京・港区で行われました。

放射線技師の派遣は内閣府の要請を受けて行われ、結団式には北海道や香川県など全国各地から集まった11人が出席しました。はじめに、日本放射線技師会の中澤靖夫会長が「被ばくを心配している原子力発電所の周辺住民の方々の心配を一刻も早く取り除いてほしい」と激励しました。技師たちは、ふだんは医療機関でレントゲン検査などを行っていますが、人体の被ばくや空気中の放射線濃度を調べる専門の技術を持っています。技師たちは今月21日まで福島県内に滞在し、原子力発電所の周辺から避難してきた住民などが被ばくしていないかどうか調べる検査に当たるということです。放射線技師の市川重司さんは「被災者を助けるため、住民の検査だけではなく相談などにも乗っていきたい」と話していました。放射線技師会では、今後、被災地の自治体などからの要望に応じて、技師を追加派遣することにしています。

「原子力発電所の周辺から避難してきた人たちの被爆の有無を調べる検査」、

といっても、微弱な放射線ならば、何も全国の放射線技師を福島に集める必要は、

無いのではないでしょうか? これは一刻も早く被曝の有無を確かめたい、

即ち、それほど深刻な放射線が検出されているからではないのか、と

想像することは、それほど難しい事ではありません。


◆結論:実際はやはりかなりヤバいのでしょう。

余りにも長くなるので記事の転載は致しませんが、中国、韓国、ロシアは

いずれも日本からの帰国者や日本人の入国者、とにかく日本から来た人間や貨物に

放射線検査を実施しています。

また、福島原発1,2号機からの放射線流出が止まらないので、

何とか炉心を冷やそうと、ヘリコプターで空中から放水することを計画しましたが

放射線の濃度が高すぎて危険なので(放水している間、ヘリは低空でホバリングしなければ

なりません)、という理由で断念しています。


これらの「状況」から判断して、枝野官房長官の「身体に影響は無い」は建て前で、

実際には、ISISが述べているように、非常にヤバい事態になりつつある。

それは、認識しておいた方が良さそうです。

実は、今日、ここに載せたような情報をTwitterで流したのですが、

突然、若い女性が怒り出しまして、いわく、

私たちは発表された事を信用するしかないのですから!へんに疑いをもってあたりまえのように言うのはやめてほしい。

海外の人が日本から脱出するなんて当たり前だと思う、日本人だって海外にいてそういう目にあったら帰ってくるでしょ、そういう事言ってただ騒ぎを大きくしている気がする。

とのことですが、訳がわかりません。ここに載せている情報は

全て、インターネットで見つけた世界中の人が自由に読める情報です。

ひじょうに厳密に言えば、確かに私は個々の記事の真偽を検証出来ませんが、

いくつもの日本のメディアが、故意に日本が放射能に汚染されつつあって

危険な状態だと「ウソ」の報道をする必然性がありませんし、全体に同じ方向、

つまり、日本はかなり「危険な場所」になりつつある、という内容です。

虚偽の報道をするなら、むしろ国家に強制され、「日本は安全だ」と報じる筈です。


国家にも企業にも「リスク・コントロール」(危機管理)という仕事があります。

その原則は、「最悪の事態を想定して、それに対処する方法を常日頃から構築する」

ということです。

私が勝手に「そういう事言ってただ騒ぎを大きくしている気がする。」

と考えるのは、このTwitterの女性が、恐い現実から目を逸らしたいからでしょうが、

それは、何の解決にもつながりません。

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2011.03.15

【災害】無理して出勤することは、美徳ではない。

◆自宅待機。

昨夜、遅くまで輪番停電のスケジュールが決まらず、

嫌な予感がしたが、案の定、今朝出勤しようと最寄り駅まで行ったら、

入場制限と言われ、駅構内に入場できたとしても、電車の本数が普段の半分にも

満たないので、すさまじい混雑とのことだった。


仕方が無いから会社に電話したら、意外と寛容で、

無理に出勤し無くても構わない、他にも同様の人がいる。

と言われた。部長クラスは昨日のうちに会社近くのホテルに泊まり込んだらしい。

ここ10年ほど風邪などで会社を休んだ事は無いし、まあ、良いか、と自宅待機となった。


◆勤め人の強迫観念。

しかし、駅に集まったサラリーマンは何時間でも待って会社に行くつもりらしい。

気持はわかる。勤め人は、何とか会社へ行かねばならぬ、という一種の強迫観念に

とらわれているからである。


しかしながら、会社に着くのは数時間後になるであろうし、

輪番停電がどうなるか分からないので、JRは終日、通常の半分以下の電車しか

運行しない、という。下手をすると帰れなくなる。

気象庁は昨日、

3日以内にM7.0以上の余震が起きる確率は70%

との予想を発表した(夕方、その確率は40%まで下がったが)。

今回の地震は、震源が様々な所に分散している。

M7.0の震源が内陸部だったら、震源の深さにもよるが、震度6級の揺れになる

という。そうなったら、11日以上の揺れとなり、鉄道が全て止まることは明らかだ。

無理に出勤して、会社にいる間に震度6の揺れが起きて、帰れなくなり

家族の安否が分からない、と言うことになり得る。

今回の地震は、プレート移動型で、それは珍しく無いが、

珍しいのは、その規模である。

三陸沖から茨城県沖まで幅200㎞、長さ500kmにわたって

地球を覆っている巨大なプレート(岩盤)が動いた。

動いたプレートは元に戻ろうとする。その時にまた大地震が起きる可能性がある。

日本観測史上最大の地震はまだ、収束したとは言えないのである。


◆これほどの超弩級の「天災」が起きたのに、普段と同じに働くことは美徳ではない。

どうしても職務につかなければならない、と思われる人は大勢いる。

警察官消防・救急隊員。自衛隊員、医療従事者等々。

しかし、本当にそうなのか。

組織においては代わりになる人が必ず存在するのである。


私が大学生になった年、1980年、衆参同時選挙が行われたが、その選挙戦の最中、

現職の内閣総理大臣大平正芳氏が急逝したことがある。

国の政治の最高責任者が急死しても、日本国は何の問題も無く運営された。


勘違いされては困るが私は勤勉さがいけないことだ、と述べているのではない。

繰り返しになるが、今は、かつて日本が経験したことのない超弩級の大地震が発生した直後で、

それは収束したかどうか分からない。

そういうときには、頭を切り換えるべきだ。

無理して会社に行っているうちに、再び大地震が起きる可能性が残っている。

会社にいる間とは限らない。

ものすごい数の人があふれている、新宿駅のホームにいるときに

大地震が起きるかも知れない。言うまでも無く、生命の危険がある。

一家の主が死んだら、家族は路頭に迷う。

会社はあなたや私が死んでも少しも困らない。

世の中「仕事どころではない」という状況が存在し、

今はそういう状況にあることを認識しても良いだろう。

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2011.03.14

地震関連情報(をまとめました。網羅的ではないのですが。)

◆総合的リンク集。

色々ありますが、

東北地方太平洋沖地震に関する情報・支援先一覧

朝日新聞 地震関連情報



毎日新聞:東日本大震災



読売新聞:東日本巨大地震関連情報



Yahoo! 東北地方太平洋沖地震


など。


◆東京輪番停電グループ分け、スケジュール。

計画停電のグループ分け(14日午前5時)PDF(日経電子版経由)

グループごとの停電時間(当初予定。変更あり)は、


  • 第1グループ 6:20~10:00/16:50~20:30

  • 第2グループ 9:20~13:00/18:20~22:00

  • 第3グループ 12:20~16:00 

  • 第4グループ 13:50~17:30

  • 第5グループ 15:20~19:00

こういう情報は複数のソースでクロスチェックした方がよいので、

共同通信:【東電・計画停電】想定される停電エリア

なお、13:53、日経速報。
計画停電、第4グループも当面見送り

とのこと。


◆通信各社の災害用伝言板

通信各社の災害用伝言板は以下の通り。


▼NTTドコモのiモード災害用伝言板サービス

iMenuトップの災害用伝言板リンクからアクセス。

伝言板にメッセージ登録が可能なのは青森県、秋田県、宮城県、山形県、福島県。

PCからメッセージを確認する場合は http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi。

詳しい設定方法(画面イメージ)



▼KDDIの災害用伝言板サービス

EZwebトップメニューかauoneトップから災害用伝言板へアクセス。

安否情報の確認は http://dengon.ezweb.ne.jp/

災害用伝言板サービス利用方法



▼ソフトバンクモバイルの災害伝言板

Yahoo!ケータイの災害用伝言板メニューかMy Softbankからアクセス。

安否情報の確認は http://dengon.softbank.ne.jp/。

ソフトバンク 災害用伝言サービス(注:利用方法の説明を含む。)



▼NTT東日本

災害用伝言ダイヤル「171」と災害用ブロードバンド伝言板「web171」。

ご利用方法 | 災害用伝言ダイヤル(171) | NTT東日本


災害用ブロードバンド伝言板(NTT東日本・NTT西日本)



その他については、通信各社の災害用伝言板(ITmedia News 3月11日(金)15時48分配信)

をご参照下さい。


◆テレビ・ラジオ/手動式 携帯充電器、/停電時のトイレの流し方。他。

家にいる人、テレビが見られる人はいいのですが、

テレビは映らないがネットは接続できる、という人向けですね。

NHKのトップページにテレビ、ラジオ同時配信へのリンクがあります。

テレビは重い。ラジオの方がよく伝わります。



一応、NHK・民放共に

パソコンからUstreamで見ることが出来ます。


〇TBS

http://ustre.am/kJ3E



〇フジテレビ

http://ustre.am/iEG9



〇NHK

http://ustre.am/vmCj



〇テレビ神奈川
http://ustre.am/vmoL



〇テレビ朝日

http://ustre.am/vnnn



金曜日、私は会社から自宅まで歩いて帰ったのですが、携帯電話は勿論、

都心の屋外からも、携帯メールの送受信が出来ないのです。規制していた為ですが、

「圏外」になってしまいます。

携帯のワンセグで、テレビの映像は小さいですが、音声を聞くだけでも

かなり情報は得られ、この方が手っ取り早いと思います。



11日は公衆電話に列が出来ていました。

多分、携帯の電池が切れてしまったけれど充電出来ない人達でしょう。

乾電池で充電する器具は、普段からコンビニなどで売っていますが、

あの日はすぐに売り切れたようです。


Amazonで、手回し充電器を検索した結果です。

単なる携帯充電器の機能だけではなくて、ラジオや懐中電灯を兼ねている(手動充電式ですね)

を兼ねている商品が、Amazon以外の色々なところにあります。

今は、地震の直後で、全部売り切れですが、新型インフルエンザ発生後のマスクや

消毒液みたいなもので、日本人はすぐに冷めますから、暫くすると、買えるようになるでしょう。


最後に、たまたま思い付いたのですが、首都圏で計画停電をやるとかやらないとか

非常に流動的ですが、最近はトイレも電動式で、水を流すスイッチも停電したら、作動せず、

従って、水が流せなくなります。上からバケツで水を流せばいいのですが、

TOTOが詳しく説明しています。

断水・給水制限・停電時のトイレ使用について



思い付くままに書いたので、全然系統立っていませんが、

ご参考になれば幸いです。

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