カテゴリー「電力」の記事

2013.06.16

「スーパークールビズ、新商品投入相次ぐ ワコールから、ふんどし意識したメンズパンツも」←薄着になれば涼しい、というものではない。

◆記事:スーパークールビズ、新商品投入相次ぐ ワコールから、ふんどし意識したメンズパンツも(MONEYzine 6月16日(日)14時0分配信)

環境省は地球温暖化対策の一環として平成17年度から、冷房時の室温28度でも快適に過ごすことのできるライフスタイル

「クールビズ」を推進している。今年も6月1日から9月30日までは「スーパークールビズ」と位置付け、

環境省を中心に積極的なプロモーション活動を実施している。

こうした動きにあわせ、各メーカーから「スーパークールビズ」商品の投入が相次いでいる。(以下、省略)


◆コメント:暑い環境では、薄着でも暑いのです。

先週水曜日に体調を崩して、会社を休みました。

医者に行くときには、当然、普段のスーツである必要はないので、ユニクロのTシャツ一枚でしたが、

それでよく分かりました。薄着であろうが、冷房温度が28℃のままでは、暑くて仕方が無いのです。

人間が涼しいと感じるために薄着になるのは、大気に直接接する肌の露出面積を増やすことが目的です。

目には見えなくても、皮膚の表面には水分(汗)が付着しています。

その汗が気化するときに身体の表面から気化熱を奪う。そのプロセスがあって初めて「涼しい」と感じるのです。


体表の汗が気化するためには大気の湿度が低くて、飽和水蒸気量ではない、または、それに近い湿度ではない、

ということが前提ですが、御存知の通り、日本は蒸し暑い、つまり湿度が高い。

外気も蒸し暑いですが、風が吹いて多少は、入れ替わります。しかし室内は、違います。電車の中も同様です。

現代の密閉性の高い建物では、窓から自然の風が吹き込むということがないので、

機械(エアコン)を用いて強制的に室内の空気の湿度を下げないと、つまり空気中の水蒸気量が多いままだと、

いくら、「クールビズ」でも、皮膚表面の汗は気化しないので、外見が「すずしげ」であっても、体感的には蒸し暑いままです。

記事では、環境省がクールビズを推進するのは「地球温暖化対策」だと言いますが、

特に東日本大震災以降は、「原発が稼働していないので、発電力が落ちており、電気がたりない」ことが大義名分とされました。

ですが、一昨年、昨年ともに、原発が殆ど稼働していなくても、猛暑の時期に、電気は足りることが、既成事実として証明されています。


日本人は、「お上のお達し」に、あまりにも従順ですが、少しは疑ってみることも必要です。

国会審議のテレビを見ていると、あの蒸し暑そうな、石で建造されている国会議事堂の中で、

国会議員達はクールビズの格好をしながら、全然暑そうではないし、中には、「寒い」のか上着を着用している議員すら、います。

なんら証拠はありますが、あそこは、多分エアコンの設定温度が24℃ぐらいになっているとおもいます。


とにかく、毎日の行き帰りの電車の中、オフィス、ともに、環境省通達をクソ真面目に履行して、エアコンをなるべく使わないことにしているので、

どこもかしこも蒸し暑くて、おかしくなりそうです。


女性には好評のようですね。以前の電車の冷房は寒すぎた、と。しかし、元来冷え性の多い女性が夏になると男性よりも

ずっと薄着で、ガンガン冷房の効いた電車に乗れば寒いに決まってます。寒いのは着れば克服出来るでしょうが、

前述のとおり、暑いのは、着衣を減らしても、薄着にしても、解消されません。

スーパークールビズとやらが、官民の癒着かなんか知りませんが、既にに熱中症の患者も増えているのですから、

暑い時は、遠慮無くエアコンを使いましょう。現在、私がこの原稿を書いている、自室のエアコンの設定温度は24度です。

クールビズぐらいでは、地球温暖化進行を防ぐ目的にも影響がないとおもいます。

1999年、国連環境計画が発表した地球環境概況2000の、概況と提言を読むと、既にこう書かれています。

温室効果ガスの排出量増加により、地球温暖化を防止するのはおそらく手遅れであり、更に、京都議定書において合意された多くの目標は達成されないかもしれない。

ということです。

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2012.06.10

大飯原発の敷地内、原子炉直下に活断層があるようだ」(たね蒔きジャーナル 東洋大渡辺教授)

◆読者の方から、非常に重要な情報を教えて頂きました。

はじめに。

今日の記事は、昨日書いた

「大飯原発再稼働」←「国民の生活を守るため」どころではなく更に危険が増大するのだ。

へのコメントで、拙ブログにいつもコメントを下さる
あつし様の情報が無ければ、書けなかったものです。

心より御礼申しあげます。

また、後ほど、もう一度御礼を申しあげますが、

あつし様に紹介して頂いたブログ、
みんな楽しくHappy?がいい♪ 2011年3月11日。その後私は変わりました。

の管理人さん、ちょっとプロフィールが分からないのですが、

MBS(毎日放送)「たね蒔きジャーナル」を大変分かり易く文字起こしなさっております。

大変、寛容なことに、
ブログ内の内容についての転記はご自由にどうぞ。

と許可して下さっているので、ご好意に甘えます。

ありがとうございます。


◆音声資料:YouTube:「たね蒔きジャーナル」6月6日「原発と活断層~その実態を聞く・東洋大学 渡辺満久」

活断層の専門家(変動地形学)は地震学者とはまた別の専攻だそうです。

変動地形学者は、活断層を見つけるプロなのです。

活断層の専門家、東洋大学の渡辺満久教授が6月6日(水)の種まきジャーナルに

電話インタビューで出演したときの音声です。

最も重要なことは、

大飯原発の原子炉の真下に活断層がある(としか考えられない)

ことです。


2012年06月06日【水】原発と活断層~その実態を聞く・東洋大学 渡辺満久







これを、みんな楽しくHappy?がいい♪ 2011年3月11日。その後私は変わりました。の管理人さんが

文字起こしして下さっています。
「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏6/6たねまきJ(内容書き出し)

転載させて頂きます。
水野:近藤さ~ん、これからお話しいただくのは活断層の研究の第一人者でいらっしゃいます。東洋大学教授の渡辺満久先生です。渡辺さんこんばんは~。

大飯原発近くの活断層

水野:渡辺さんが今日お話し下さるという事でラジオのリスナーの方々から質問を頂戴いたしました。

「今政府が再稼働に向けてひた走っているように見えます、大飯原発。

福井県にあります大飯原発の近くにはどのような活断層があるんでしょうか?

そしてそれが近い将来地震を起こす恐れってあるんでしょうか」

こんなふうに聞いて下さっているんですが、渡辺さん、いかがでしょうか?



渡辺:大飯原発の本当に近いところには活断層は見えないんですけれども、数キロ離れたところにかなり大きな地震を起こす活断層が存在しています。


水野:数キロ離れたところに大きな活断層があるんですか、


渡辺:そうですね、それはですねいつ動くかという事は全く分かりません。


水野:明日動くかもしれません?


渡辺:動くかもしれません。


水野:動くとしたらどれぐらいの地震を起こす規模の活断層なんでしょうか?


渡辺:マグニチュードで申し上げれば、7を超えるぐらいだろうと思います。


水野:マグニチュード7を超える揺れをもたらすような大きな活断層が、数キロ離れたところにあるんですか。


渡辺:はい。ただ問題はそこではなくてですね、どうも敷地の中にも小さい活断層がありそうだっていう事がだんだんわかってきて、


水野:え゛---っ!大飯原発の敷地の中にもですか?


渡辺:そうですね。民間の市民団体の方が提示されたデータを私は見せていただいて、

「活断層が存在する可能性を否定できない」と、そういう風にコメントして、もうすぐその記事も出ると思うんですけれど、
◆(JIRO注:当該記事。)大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」(共同通信2012/06/06 21:01)

再稼働問題で注目される関西電力大飯原発(福井県)で、敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と連動して動き、

地表がずれる可能性があるとの分析結果を渡辺満久東洋大教授(変動地形学)と鈴木康弘名古屋大教授(同)が6日まとめた。

渡辺教授は「原子炉直下を通る破砕帯もあり、早急に現地調査すべきだ」としている。

原子炉直下の破砕帯が動いて地表がずれると、安全上重要な設備を損傷させる恐れがあるため、

原発の立地場所として不適格となる可能性もある。

渡辺教授らが指摘したのは「F―6断層」と呼ばれる破砕帯。

水野:そうですか、大飯原発の敷地内にも活断層がある可能性を否定できない。ま、あるかもしれないという事ですよね。


渡辺:私が直接中に入って見る事が出来ないので、分からないとしか申し上げられないんですけれども、

公表されているデータを見る限りですね、「活断層ではないんですか?」

と思わざるを得ないような物が出ているんですね。そちらの方が心配ですね。


水野:そうした敷地内の、「小さな」とおっしゃいましたけれども、活断層が動く可能性もあるでしょうし、


活断層の真上に原子炉



渡辺:それも、いつ動くかっていうのは全く分かりませんけれども、その敷地内のやつが原子炉の下にもあるので、

そういうものがもしかして動いてしまうと、これはちょっと、大変なことが想定できる訳です。


水野:原子炉の下にも活断層があるやもしれない。で、それが動く時ってね、ど、どんな最悪な事があり得るんですか?


渡辺:建屋の真下のやつが動いてしまうと、建屋が壊れますので、そうすると原子炉本体が頑丈に造ってあったとしても、

配管その他が壊れてしまうとですね、かなり深刻な事態になるんじゃないかと思います。

ただ、わたしは工学的なところは専門ではないので、ハッキリは申し上げられませんけれども、


水野:あ、そうか。近藤さ~ん、今の渡辺さんのお話を聞かれて、どんな印象を持たれました?


近藤:あの・・・・先生ね、耐震性を、そうするといかに高めても、活断層が下にあるという事になると、

これは先生の専門じゃないかも分かりませんけれど、どんな建物でもダメなんですかね?


渡辺:直下にあるもので、土地がずれてしまった場合には、耐震性は関係ないです。


近藤:関係ないわけですか、


水野:あっ!そうなんですか


渡辺:ずれてしまった場合には、私達が今まで見ている世界の活断層が動いた現場を見ている限りでは、

その上にあった建造物が無傷だったという例はほとんどないわけです。



(JIRO:以下省略。全文の文字起こしは、「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏6/6たねまきJ(内容書き出し)をご参照。)


◆コメント:原子炉直下に活断層がある原発が「安全」ならば、この世に「危険な原発」は存在しない。

もはやコメントの必要は無かろう。

野田首相は、大飯原発は安全だと言ったが、原子炉の真下に活断層がある原発が安全ならば、

危険な原発は確かに存在しないだろう。音声を聞き、また、文字起こしを読めばわかるとおり

真下に活断層があり、それが動いたら、土台の地面がずれてしまうのだから、耐震構造もへったくれも無い。

もう一つ、放射能を撒き散らす場所が増える。

野田首相はさらに、「私の責任で」再稼働すると言ったが、原発が壊れたら

放射性物質が、環境に拡散し、放射性物質を無毒化することは出来ないのに、

どうやって責任を取るのか。内閣総辞職や、野田首相が死んだら放射能が消える

という仕組みなら、責任のとりようがあろうが、首相をやめる位で責任を取ったことにして、

国民の生命をさらに危険に晒す権利は、どう考えても、どんな人間にも、無い。

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2012.06.09

「大飯原発再稼働」←「国民の生活を守るため」どころではなく更に危険が増大するのだ。

◆首相「大飯再稼働が私の判断」 夏場限定は否定 (日経 2012/6/8 18:16)

野田佳彦首相は8日夕の記者会見で、関西電力大飯原子力発電所

3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に関して

「再起動すべきというのが私の判断だ」と述べた。

そのうえで「石油資源の輸入に支障が生じる事態が起きれば

石油ショックのような痛みを覚悟しなければならず、

エネルギー安全保障の視点からも重要な電源だ」と述べた。

首相は大飯原発に関して

「福島を襲ったような地震・津波が起こっても事故を起こさない対策と体制は整っている」

としたうえで、「安価で安定した電力は欠かせない。原発を止めたままでは日本の社会は立ち行かない」

と述べた。また、「夏期限定の再起動では日本経済は守れない」とした。


◆コメント:国民の生活を守るどころか、国民の生命の危険を増大させている。

引用した日本経済新聞の記事には含まれていないが、各メディアの報道を

読むと、野田首相は、

「国民の生活を守るため、再起動すべきというのが私の判断だ」

と、言っているが、それならば、まず、停まっている原発を再稼働するよりも前に、

原子炉圧力容器そのものよりも遙かに大量の核燃料が冷却されている

福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールが補強されておらず、もう一度福島原発付近を震源とする

強い地震が起きるなど、何らかの原因で、4号機の使用済み核燃料プールの冷却が不可能になったら、半径

300キロ近く、つまり横浜付近にまで、大量の核生成物が飛散し、3,000万人が避難を要するといわれるが、

現実問題として、それほどの大量の人口が一度に危険地帯を脱出しようとしても不可能である。


本来、国はこの福島原発4号機をこれ以上危険な状態にしないようにすることが最優先課題だと思うが、

野田総理の説明には4号機の「よ」の字も出てこない。

とにもかくにも、「まず、大飯原発再稼働」という発想である。

どう考えても優先順位が違う。


さらに、大飯原発の「安全性」に関して、
福島を襲ったような地震・津波が起こっても事故を起こさない対策と体制は整っている

と言ったそうだが、東日本大震災は震源域も規模も、想定を大きく超えていた上、

福島原発は、東日本大震災の震源から178キロも離れていたのである。


東日本大震災の経験から我々は、自然の脅威は人間の想像を超える、ということを知った。

野田首相の言葉は、つまり、東日本大震災よりも更に強い地震が起こることはあり得ないことを

前提にしているが、それが、ダメだというのである。

もしも、東日本大震災よりも強い地震が、大飯原発の直下で起きた場合、

津波が到来しなくても、地震そのもののショックにより、原子炉圧力容器や格納容器、

また、配管が損傷しないと、絶対にコンピューターのストレステストで分かるわけが無い。

原発が次々と建設される際、歌い文句は「原子力発電所はこの世で最も堅牢な建築物であり、

たとえ、大陸間弾道弾の直撃を受けてもビクともしない」というような内容だったが、

とんでもない話で、180キロ離れた所で起きた地震と津波であっさり福島は外部電源を喪失し、

その日のうちに核燃料はメルトダウンしていたのである。


大飯原発のみならず、もはや、如何なる原発も「絶対安全」はあり得ないと考えるのが

危機管理の本来の姿であり、電力が不足することにより、国民生活に支障を来すというなら、

死にものぐるいで、火力なり、他の地域からの電力融通で、関電管内の需要に見合う

電力を確保する方策を考えるべきであり、国民生活を守るために、壊れたままの福島原発に関して

今後どうするのか、何も説明しないで、大飯原発を再稼働するなど、

正気の沙汰とは思えない。福島で散々苦しんでいるように、放射能を無毒化することはできないのだ。

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2012.05.20

「夏場の節電対策 正式に決定」←本当にそこまで電力需給が逼迫しているのか。

◆記事:夏場の節電対策 正式に決定(5月18日 11時38分)

政府は、18日、原子力発電所の運転が再開しない場合、この夏、全国で最も深刻な電力不足が見込まれている関西電力管内に

15%以上の自主的な節電を要請するとともに、中部電力など西日本の電力会社管内にも

節電を要請するなどとした、この夏の節電対策を正式に決定しました。



政府は、18日、総理官邸で関係閣僚による会議を開いて、原発の運転再開がない場合、

全国で最も深刻な電力不足が見込まれている関西電力管内などについて、ことしの夏の節電対策を正式に決定しました。

それによりますと、数値目標を設定した自主的な節電の要請については、いずれもおととしの需要に比べ、

関西電力管内では15%以上、九州電力管内は10%以上の節電を要請します。

さらに、関西や九州に融通する電力を確保するため、供給力に比較的余力がある

西日本の中部、北陸、中国の各電力会社管内にそれぞれ5%以上、四国電力管内には7%以上の節電を求めます。

また、北海道電力管内では7%以上の節電を要請します。

節電を求める期間は、いずれも一部の期間を除いて、

中部、関西、北陸、中国、四国、九州では7月2日から9月7日まで、

北海道では7月23日から9月14日までの間で、平日の午前9時から午後8時までとしています。

このうち、北海道では9月10日から14日については平日の午後5時から午後8時に節電を求めるとしています。

一方、関西電力管内で検討するとしていた法律に基づく電力の使用制限は行わない一方、

電力需給が厳しい関西・九州・北海道・四国の各電力会社管内では計画停電の準備を行います。

さらに、沖縄電力管内以外の東京電力と東北電力の管内を含む全地域には、7月2日から9月28日まで、

一部の期間を除いて平日の午前9時から午後8時まで数値目標を設けない節電を求めるとしています。

今回の節電対策は、原発の運転再開がない前提で、

政府は今後、関西電力大飯原発の運転再開を巡る動向しだいでは西日本を中心に対策の見直しを検討することにしています。

(注:色太文字は引用者による。)


◆コメント:本当に火力発電所では電力供給が不十分なのか。

昨年、東京電力管内では、福島第一原発が壊れたから、電力が足りない

といって、計画停電を実際に行ったが、私はいまだに、

東電のあらゆる設備(火力、水力)を稼働された場合の最大電力供給能力は何千万Kwなのか?

が分からない。東電が発表しない。

昨年、電力会社の「いかがわしさ」がよく分かった。

東日本大震災の翌週、3月17日(木)午後2時過ぎ、当時の海江田経産相が突如、
「このままだと、首都圏で予測不可能な大規模停電が起きるかも知れない」

との「談話」を発表したのである。経産省のサイトにまだ載っている。
海江田経済産業大臣談話・声明「大規模停電回避のための一層の節電のお願い」

この「談話」では、次のように述べられている。
本日の供給力は3,350万KWであるところ、午前中のピークの電力需要量は3,292万KWとなっており、既に需給はギリギリの状況です。

最初はこちらも何も分からないから、東京電力の供給力は3,350万Kwなのだろう、と思わず信じてしまったが、

その後、夏に電力需要が増えるにつれ、福島第一は停まったままなのに揚水発電で補ってます、といいつつ、

東電の電力供給量はどんどん増えて、7月1日には、ピーク時供給力(毎日変化する不可解な数字)が

5,100万キロワットになった。


記事を読むと、政府は、

「関西電力管内は、このままでは節電を要請するしかない。但し、大飯原発3,4号機が再稼働すれば話は別だ」

と言っている。恣意的に読むと、原発を再稼働させたいが為に、「いいの?このままだと、真夏にエアコン使えないよ?」と

言葉は悪いが恫喝しているようだ。

関電は原発依存度が高く、かつ、28基ある火力発電所も定期点検中で使えないのがあるから、

供給力不足になるのだそうだが、原発事故が起きた時点で、火力をいつでも使える様に、

何故、もっと早く火力発電所の「定期点検」を実行しなかったのか、など、どうもいかがわしい。


関電の事業所一覧から、各発電所の「定格出力」をみると、

堺港発電所が、40万Kw×5=200万Kw。

南港発電所が、60万Kw×3=180万Kw。

多奈川第二発電所が、60万Kw×2=120万Kwだが、長期計画停止中。

姫路第一発電所が、72.9万Kw+71.3万Kw=144.2万Kw。

姫路第二発電所が、計165万Kw。

相生発電所が、37.5万Kw×3=112.5万Kw。

赤穂発電所が、60万Kw×2=120万Kw。

海南発電所が、2号機長期計画停止中で、45万Kw+60万Kw+60万Kw=165万Kw。

御坊発電所が、60万Kw×3=180万Kw。

宮津エネルギー研究所が、37.5万Kw×2=75Kwだが、長期計画停止中

舞鶴発電所が、90万Kw×2=180万Kw。

となり、停止中も含めて、全部合計した「定格出力」は、約1641万Kwだが、さらに調べたら、
火力発電所の定格出力とは定められた条件で連続して発揮しうる最大能力の毎時間当たりの値

という意味だそうで、「定格出力」と「発電量」は違うのだそうである。

つまり、停まっている発電機を除いた「定格出力」の合計1,446万Kwが、1日の「発電量」とイコールではないのであって、

実際には24時間ぶっ続けではないとしても何時間かの連則運転は可能であろう。

同じ関電管内といえど、送電網の問題など、種々、考慮すべき問題はあろうが、

単純に考えると、3時間稼働すれば、発電量は5,000万Kwを超えることになる。

何しろ素人が俄仕込みで得た知識と私の貧弱な知能で考えたことであるから、

何か、問題を見落としている可能性はあるけれども、関電と政府の「電力不足」を

そのまま、鵜呑みにしてよいものかどうか、疑問が残る。

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2012.05.15

今日は更新を止めておきます、と思いましたが大飯原発、一言だけ。

◆低気圧もうつ病も英語では"depression"ですが、その通りでして・・・・。

低気圧の事もうつ病の事も英語では“depression”ですが、偶然では無いと思います。

“depression”(低気圧)は“depression”(抑うつ状態)の原因です。

健康な方でも雨の日には何となく憂鬱になる方が多いと思いますが、

相当、症状が軽くなったとはいえ、まだ、うつ病患者の私には余計に堪えます。

これは、「雨」そのものというよりも、雨が降るときには低気圧が近くに存在したり、

近づいたり、いずれにせよ。天気が良いときよりも大気圧が下がっているわけです。

我々の身体は、意識しませんけれど、大気圧に押しつぶされないように内側から外側に

気圧のバランスを取っていますが、大気圧が下がると相対的に人体内部の圧力が高まる

はずで、それは肉眼で分かるほど、あたかも風船が膨らむように、ではないですが、

微妙に膨張・変形している筈です。「古傷が痛む」などの症状はそういう原理で

出現するのではないか、と想像しています。


話が逸れましたが、そういうわけで、気圧計がないので証明できませんが、

多分今日は気圧が低く(Depression)、その所為か気分が抑うつ気味です。

今更ですが、過去何度も、こういう時(疲れて身体がずっしり重いのです。

痛いとか、熱があるとかではありませんが)に、無理矢理文章を書き、後で読むと

まるで幼児が眠くなると機嫌がわるくなる、あの感じで、ヤケクソ気味の内容が多く、

顔を赧らめてしまうことが多いのです。


ですから、今日は止めておきます。ただ、これは感心しないな、というのを一つだけ。


◆記事:再稼働同意、町長に報告へ=大飯3、4号機で―福井・おおい町議会(時事通信 5月14日(月)15時17分配信)

福井県おおい町議会は14日、関西電力大飯原発3、4号機(同町)の再稼働に同意する方針を時岡忍町長に報告する。

時岡町長は報告を受け、大飯原発の安全性を審議している県の原子力安全専門委員会の検証結果を踏まえ、再稼働の是非を判断する方針だ。

町議会は時岡町長から再稼働の是非についての意見集約を要請され、先月開かれた住民説明会での国の説明や住民意見を踏まえて議論。

安全性が一定程度確保されたことや、原発の長期停止による地元経済や雇用への影響を懸念する住民の声があることなどを理由に、

14日午前の全員協議会で再稼働に同意することを決めた。


◆コメント:これは、呆れてものが言えません。

大飯原発の安全が確認出来たといっているのは、県の原子力安全委員会だそうですが、

そんなの、経産省というか、国の息が吹きかかった連中ですから、「安全だ」というに決まっていますよね?

あれだけ、大変な事態になった福島第一原発もどの原発も、「絶対安全」と国が「保証して」建てたのです。

そして、福島第一は、あのザマです。

今だに収拾の目途が全然付かない。それどころか、メルトダウンした核燃料がどうなっているのか

すら分からない。そんなときに、大飯原発は、「県の原子力安全委が安全だと言ったから」再稼働容認って、

一体、いくら積まれたのか、或いは他にどういう条件を提示されたのか、あるいはどのように国に脅迫されたのか

知りませんが、こればかりは完全に誤った決定だと思います。

福島を見た日本人がまだ、原発は安全だと言う言葉を信じるなど、悪夢を見ているかのようです。

「ウツ状態」の頭でもそれぐらいは判断出来るので、一言、書きました。

今日はここまで、にします。

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2012.05.02

「クールビズ」の無意味。

◆記事:クールビズ商戦、活気づく=早いスタート、着こなし提案も(時事通信 5月2日(水)5時0分配信)

夏の職場を軽装で過ごす「クールビズ」がスタートし、百貨店などでは商戦が活気づいてきた。

各社は4月以降に順次売り場を設置し、暑さが本格化する前から売り込みたい考えだ。

今夏も電力不足が懸念されるだけに涼しさを求めるニーズは高いが、店側はおしゃれな着こなしも提案して顧客の気を引こうと懸命だ。

三越伊勢丹は4月上旬から、伊勢丹新宿本店メンズ館(東京都新宿区)の一角に、カラフルなシャツやジャケット、スラックスなどを集めた。

専用売り場として披露するのは今月9日からで、昨年より1カ月も早いが、売り場は既に事実上スタート。

来店客からは「半袖シャツをもっと充実させてほしい」との要望が寄せられ、近く扱いを増やすという。

売り場担当者は「カジュアルな服装で夏を過ごすことに慣れ、天候や状況に応じて服装を変える男性が増えている」とみて、

ネクタイの代わりにスカーフを使うといった着こなしを提案している。


◆コメント:「軽装」自体が電力消費を減らす訳では無い。

いうまでもなく、本来のクールビズは温暖化対策で少しでも電力消費を抑えることが目的で、

つまり、軽装で良いから、極力冷房の温度設定を高めにするぞ、ということだが、

クールビズは涼しさをもたらすものでもないし、それ自体が電力消費を抑える効果もない。

ここ数年の経験上、冷房の設定温度を高くしたら、どんな格好をしても、暑い。

クールビズは、格好としては楽だというだけで、実効的には、無意味である。だらしなく見えるだけだ。

そもそも、東電管内に関して言えば、「ピーク時供給力」が、どんどん変動する胡散臭さがある。

昨年、東日本大震災の翌週、3月17日(木)の午後、

当時の海江田通産相が「予測不可能な大規模停電の可能性」があるとの談話を発表し、

大騒ぎになったが、その時点では、

本日の供給力は3,350万KWであるところ、午前中のピークの電力需要量は3,292万KWとなっており、既に需給はギリギリの状況です。

と言っていたのであるが、この後、福島原発は勿論今まで一度も動いていない(動きようがない)が

東電の供給力は「限界」がどんどん増えて行くのである。


次に「ピーク時供給力に対して、電力使用が90%を超えた」と騒いだのが去年の6月24日で、

24日のピーク時供給力は、4790万キロワットなのに対して、電力需要は14時台に4389万キロワットで、91%だと。

ところが、5日後、29日には、
東電管内の電力需要が震災後最大値、29日ピーク時は93%超

というが、29日のピーク時供給力は、4,900万Kwで、電力需要は4570万Kwなのだった。

更に暑くなると、

7月1日、ピーク時供給力は5,100万Kwで、予想最大電力需要は4,180万Kwで、余裕だ、と。

7月4日、ピーク時供給力は5,170万Kwで、予想最大電力重要は4,450万Kwだ、と、

東電のサイト内、でんき予報に表示されていたのを

私は記録している。

電気が足りない足りないといいつつ、3月17日は供給力が3,350万Kwで、「大規模停電の可能性」と言っていたのが、

7月4日には、ピーク時供給力は 5,170万Kwに対して、予想最大電力需要は4,450万Kwで、余裕だ、という。

暑くなればどうしても皆我慢できなくなり、エアコンを稼働するし、設定温度も下げるが、

それによって需要が増えると、不思議なことにどこまでも「ピーク時供給力」も増えるのである。

このような状況で「軽装」になったところで、所詮最近のビルは窓が開かず風は通らないし、

一番暑い時には、陽射しが強く、いくらブラインドで遮っても熱で室温は高まる。

国会中継を見ていると、クールビズの代わりにエアコン設定を28度に設定しているとは到底思えない。

あの密閉された本会議場で、エアコンの稼働を抑えたら、本格的に暑くなるはずだが、誰も汗をかいていない。

元ビジネスマン(メリルリンチ上級副社長)で民主党員だった岩國哲人氏は、ずっとスーツ姿だったが、

平気な顔をしていた。国民に節電しろといいつつ、あの国会議事堂のエアコンは24度ぐらいに設定してあるに

相違ない。

要するに、暑いときには、よほど「だらしのない格好」に見えるぐらいの薄着にならないと関係ない。

クールビズなどといっていないで、早く集中して仕事をしてさっさと会社から人がいなくなれば、

エアコンを切ることができる。その方が節電(が本当に必要なのか疑問だが)になる。

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2012.03.27

東電の全原発停止、社長が節電協力呼びかけ」←よく言うよ。

◆記事:東電の全原発停止、社長が節電協力呼びかけ(日本テレビ系(NNN) 3月26日(月)12時24分配信)

「東京電力」の柏崎刈羽原発6号機が26日午前0時前、定期検査のため停止した。

東京・千代田区の東電本店内の中央給電指令所でも、東電が保有する原発17基全ての停止を確認した。

東電・西沢社長は「今回の停止で大きな供給力減となる中、

無理のない範囲で節電への協力をお願いします」とのコメントを発表した。

これで、全国で稼働中の原発は「北海道電力」の泊原発3号機の1基だけとなり、

政府はこの夏の全国の電力需給について、10年並みの猛暑となった場合、最大で約1割の電力不足が生じるとみている。


◆コメント:電力需給について一般人は検証出来ないから、何とでも言えるでしょうが。

昨年、大震災の翌週、まだ、他の東電管内原発が動いていたときのことである。

正確には、2011年3月17日(木)午後、海江田経済産業大臣談話・声明が発表された。

今でも経産省サイトに載っている。

海江田経済産業大臣談話・声明

大規模停電回避のための一層の節電のお願い

平成23年3月17日

1.本日、厳しい寒さの影響により電力需要が急増しており、計画停電を最大限実施しているにもかかわらず、東京電力管内における電力需要は、昨日を約400万KW上回るペースで推移しています。(注)昨日の最大電力需要量は3,250万KW。

2.その結果、本日の供給力は3,350万KWであるところ、午前中のピークの電力需要量は3,292万KWとなっており、既に需給はギリギリの状況です。この状況が続けば、一日の電力需要がピークを迎える本日夕方から夜にかけて需要量が供給量を大幅に上回り、予測不能な大規模停電が発生する恐れがあります。

3.そのような不測の事態を回避するため、産業界及び国民の皆様には、特に電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけてを中心に、最大限の電力使用の抑制、不要不急の電気機器の使用停止等、これまで以上の精一杯の節電への御協力をお願いいたします。

4.大変な御不便をお掛けしますが、皆様の御理解、御協力をお願いいたします。(注:色文字は引用者による。

東電は、どんなに電力を供給しても、3,350万キロワットが背一杯だが、この調子だと、限界を超えそうだ。予測不可能な大規模停電のおそれがある。

ついては、みんな電気の使用を控えてくれ。鉄道各社も運行本数を減らしてくれ、と午後2時過ぎに発表したのである。

良く覚えている。

何しろ、東日本大震災(3月11日)から一週間経っていない。また、電車が止まったら、

何時間も歩いて帰らなければならないことになるというので、皆、この発表があった日はパニック的に早帰りをする

勤め人が増えて、首都圏の在来線は超大混雑となったのである。



結局何も起きなかった。

今年は、東電管内の原発が既に全部止まったというが、今日の電力供給量はどれほどであるか?
でんき予報|東京電力

を見ると、この通り。

20120326tepco01

明日(27日)のピーク時供給能力は、4,480万キロワット
ピーク時供給力は、昨年3月17日、原発が全部止まっていたわけでは無い去年(3,350万キロワット)よりも、

全部止まっている今年の明日の方が

4,480-3,350=1,130

1,130万キロワットも増えている。これでも、まだ、今年は危ないという。更に昨年も書いたが、

このピーク時供給量というのは、変幻自在で、需要が多くなると、天上が自然と高くなるらしい。

昨年、東電が、最初にピーク時供給量の90パーセントに近づいた、と騒いだのが6月22日である。

110622

ピーク時供給力は、4,730万キロワットに増えている。しかし、これでも実はまだ余裕があった。


7月1日。ピーク時供給力は5,100万キロワットである。

20110701tepco

最初の「予測不可能の大規模停電時」の供給量が3,350万キロワットだったのは、

あれは、一体どこから出て来たのか。

要するに、需要に供給が追いつかないかも知れない、というのは原発をとにかく再稼働させたいが為の茶番であって、

まだ、稼働休止中の火力発電所を稼働させれば、何とでもなるし、昨年も用いた水力(揚水式発電量)を勘案すれば、

十分足りる筈である。小出裕章京都大学原子炉実験所助教のどの著書でも良いが、書いてある。

実は、原発に発電量は全体の3割程度。しかも、原発を動かす為に使える火力発電所を停めていたのであるから、

何だかんだと東電は脅してくるし、メディアは、けしからん事にそれを検証しないで、そのまま国民に伝える。

原発は運転を停止していても圧力容器が例えば地震で破壊されて、核燃料が剥き出しになったら、結局福島と同じだが、

運転を開始したら、トラブルが起きる可能性は余計に高くなる。

政府や東電のプロパガンダに、簡単に騙されてはいけない。

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2011.09.07

「東電、来春から15%値上げ検討」「東電の料金、高めに原価設定か 経営・財務調査委が指摘」

◆記事1:東電、来春から15%値上げ検討「火力発電増やすため」(朝日新聞)(2011年9月6日3時2分)

 

東京電力が来春から15%程度の電気料金の値上げを検討していることがわかった。

福島第一・第二原子力発電所は事故などの影響で今後も停止が見込まれ、

代わりに火力発電を増やすことが理由。

仮に15%値上げなら、標準家庭で月7千円弱の電気料金が、1千円ほど増える。

電気料金は毎月、燃料費調整制度で原油価格や為替の変動を自動的に反映している。

今回は、これとは別の本格改定となる。

値上げに必要な経済産業相の認可には公聴会の審査などで数カ月かかる。

東電は従来、発電電力量の3割ほどを原発に頼ってきた。

これが福島第一・第二の停止で、当面はほぼ半減が見込まれる。

その分は液化天然ガス(LNG)の火力発電を中心に増やさざるを得ない。

燃料費の増加分は年1兆円規模とされ、値上げは避けられないと判断した模様だ。

ただ、値上げには企業や家庭に抵抗感が強く、政府は前提として東電に資産売却や

経費削減などのリストラを求めている。政府関係者も「安易な値上げは認めない」としており、

実際に15%程度の値上げができるかは不透明だ。

東電は、10月中にもつくる「特別事業計画」に値上げの必要性を織り込むことを想定している。


◆記事2:東電値上げ検討に不快感 前戦略相の玄葉氏(朝日新聞)(2011年9月6日21時14分)

東京電力が来春から15%程度の電気料金値上げを検討していることについて、

玄葉光一郎外相は6日の記者会見で、「政府は電力不足も電力料金引き上げも起こさせないという大方針を明確にしている。

(値上げを)認可することがあってはならない」と不快感を示した。

玄葉氏は菅政権の国家戦略相で、7月末のエネルギー・環境会議による

「当面のエネルギー需給安定策」のとりまとめ役を担った。安定策では

「ピーク時の電力不足とコスト上昇を最小化する」と明記している。

玄葉氏は会見で「外交とは直接関連しないが」とことわったうえで、

「電力会社の中で(値上げを)吸収する努力をしなければならない」

「(東電の)財務状態を調査する委員会の結論が出ていない状況での(値上げ検討は)非常識だ」などと批判。

さらに、鉢呂吉雄経済産業相と古川元久国家戦略相に対し、

電力会社の値上げ申請を認めないよう働きかけたことも明らかにした。


◆記事3:東電の料金、高めに原価設定か 経営・財務調査委が指摘(朝日新聞)(2011年9月6日21時14分)

東京電力の資産の実態などを調べる政府の経営・財務調査委員会(委員長・下河辺和彦弁護士)の6日の会合で、

同社の電気料金の原価を過去10年分調べた結果、

見積額が実績を常に上回り続けている項目があったことが報告された。

調査委は、電気料金を必要以上に押し上げていた可能性があるとみて詳細を調べる。

調べたのは、家庭向けの電気料金を算定する際の「総括原価方式」。

人件費や燃料費、修繕費など1年間にかかると想定する原価に、必要な利益を上乗せして料金を決める方法だ。

下河辺委員長は会合後の記者会見で、「見積もったコストより実際はかかっていないものが多い。

10年間分を累積すれば、(その差は)看過できないものになっている」と指摘。

原価算定が妥当だったかを、さらに検証する考えを示した。


◆コメント:常識的(日常的)感覚で考えてもおかしいでしょ?

電力会社というのは、公共性が高い業務を担っているので、競争原理を制限されている。

つまり、東電管内では東電の競争相手はいない。独占禁止法の適用を除外されているのです。
本来の資本主義的競争を行わなくていいのです。

競争相手がいないということは、値引き合戦で顧客を獲得する必要がない。その点は暢気。

暢気でいさせてもらえる。その替わり、電力会社には電力の安定供給義務が課せられているのです。


福島第一原発が使えない。だから節電しろ、というのは、もともと原発の管理がなっていなかったのは

東京電力自身でしょう。自身の失敗により、電力供給能力が需要に足りないかも知れない

だから、仕切りに「節電をお願いします」と言っていたわけです(少なくとも建て前上は)。


日本人は大人しい国民で、暴動など起こさずに言うとおりに節電を工夫していましたが、

東京電力は、電力の安定供給義務を不完全にしか履行していない。


つまり、お客様にご不自由をお掛けしているのだから、

電気料金は引き下げられて当然でしょう。計画停電の地域の人達など、

本当にたいへんだったのですから、信号機まで消えたために、交通事故で人が死んでいる。


このような不便・危険を顧客に半ば強制しているのに、東電は3月から9月まで7ヶ月連続で

電気料金を引き上げています。当たり前のような顔をして。

更に記事1のとおり、来年から更に引き上げると、平然というわけです。


東電は今だに自分の会社が何をしたのか分かっていないのではないか、

と言いたくなります。福島県の人達は、故郷を離れ、避難生活がまだまだ続くでしょう。

放射性物質が環境に大量に放出された結果、子供が内部被曝してしまい、

取り返しが付かないとは、このことです。

東電の株主総会に於ける清水前社長や、勝俣会長は、不気味なほどの無表情でした。

あれを見ていたら、ナチスの将校で何百万人ものユダヤ人をガス室に送った、

アドルフ・アイヒマンや、ユダヤ人で生体実験を行った「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレを

思い出しました。

人間は、魂を悪魔に売り飛ばすと同じような顔つきになるようです。

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2011.08.04

福島第一原発の「10シーベルト」に、不気味なほど無反応な日本(人)。

◆「10シーベルト」の扱われ方の軽さ。

専ら小出裕章京都大学原子炉実験所助教の著書と発言を参考にしている。

一般人の一年間の被曝量の限度は、1ミリシーベルト(0.001シーベルト)が

限度と言われている。小出助教のような原子力の専門家は

年間20ミリシーベルト(0.020シーベルト)まで、ということになっているが、

原子力に関わる人の身体が一般人よりも、被曝の影響を受けにくい、特別な

構造をしている筈も無く、ただ、「便宜上」、そう言うことになっている。

しかし、小出助教は、「原発のウソ」その他の著作で

繰り返し説明しておられるが「安全な被曝量」は存在しないということである。(「原発のウソ」69ページ)。

アメリカ科学アカデミーの中に放射線の影響を検討する委員会

(BEIR=Advisory Committee on the Biological Effect of Ionizing Radiations=電離放射線の生体影響に関する諮問委員会)

があって、それが、2005年に7番目の報告を出しました。

その結論部分にはこう書いてあります。
利用出来る生物学的、生物物理学的なデータを総合的に検討した結果、

委員会は以下の結論に達した。被曝のリスクは低線量にいたるまで直線的に存在し続け、

しきい値はない。最小限の被曝であっても、人類に対して危険を及ぼす可能性がある。

こうした仮定は「直線、しきい値なしモデル」と呼ばれる。

「しきい値」(閾値)というのは、症状が出始める最低限の被曝量のことです。

つまり、「この量以下の被曝なら安全ですよ」という値です。低レベルの被曝は人体に

害がないという考え方は、この「しきい値」が存在するという前提で成り立っています。

しかし、BEIR報告が結論づけているように、そんなものは存在しません。

低線量の放射線でも必ず何らかの影響がでるし、そしてそれは存在しつづけます。

どんなに少ない被曝量であってもそれに比例した影響が出る。このような見方を、

「直線、しきい値なし」(LNT=Linear Non-Threshold)モデルと呼びます

要するに、小出助教は、被曝というのは、本来全くあってはならないのである、

ということです。年間1ミリシーベルトが日本の大人の年間被曝量の上限で、

これは、1万人に1人がガンで死ぬ確率がある、という数字です。

福島原発の作業員は「緊急時の作業員」で被曝限度量が100ミリシーベルトだったのに、

250→500→1000ミリシーベルト(1シーベルト)にしようというのが国の方針で

それだけでも、怒り心頭なのに、1時間で10シーベルトが計測された。というのは、

多分小出助教にとっては気絶するくらいひどい数字でしょう。

それぐらい、とんでもない状態なのに、その状況のひどさを伝えようとしているメディアは

毎日放送の「たね蒔きジャーナル」だけで、国民ものほほんとしている。

怖いことからめを逸らしたいのは、人情かも知れませんが、

多くの一般市民は、何にも論理的に関係ないけれども、

節電していれば、放射能は国が何とかするんじゃない?

という程度にしか考えていないように見受けられます。

私は、それは、正しくない、と思います。

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2011.07.14

「東電、余力あれば西日本融通」←ほら、騙された。

◆記事:東電、余力あれば西日本融通」(時事通信 7月12日(火)21時1分配信)

東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は12日の会見で、

夏の電力需給に関連し「その日の電力の需給状況で余力がある場合、

西日本の電力会社から融通の要請があれば、余力の範囲で要望に応えたい」と述べた。

定期検査中の原発再稼働の道筋が不透明となる中、

全国的に懸念される電力不足の回避に向け、東電としても可能な限り対応したいとの考えを示した形。

ただ、松本本部長代理は「当社の需給バランスが非常に厳しい状況に変わりはない」と強調。

また、細野豪志原発事故担当相は「東電管内での安定供給維持が大前提だ」と指摘した。


◆コメント:東電はまず、電力の安定供給義務を履行する義務があります。

先週書いた記事、

【日本版コラム】電力使用制限令発動―「電力不足」の不可解←「電力不足のウソ」に関する最も優れたコラムです。

で引用した、尾崎弘之 東京工科大学大学院ビジネススクール教授の文章に次のような件がある。
電力は特殊な業界だ。民間企業でありながら、エネルギー供給という公益を実現することが事業目的なので、競争が制限されている。実質的な地域独占が認められており、独占禁止法の適用除外である。

電力会社は競争制限と引き換えに、電力の安定供給義務が課せられている。電気事業法18条により、電力会社は正当な理由がなければ、電力の供給を拒んではならない。日本の電力料金はイタリアを除けば先進国で最も割高だが、日本は供給信頼度が高く、したがって、料金も高いという説明がされてきた。東電によると、同社管内の1軒あたり年間停電時間は平均4分だが、米国は20倍以上の90~100分である。日本は「電力の質」が良いから電気料金が高くてもやむを得ないと納得していたが、震災後、電力の安定供給は困難になった。いつ停電が起きるか分からず、かつお金を払っても自由に使うことができない「質が低い電気」に変われば、本来、値段が下がるのが当然である。

しかし、現状は逆で、電気料金は値上がりする方向だ。発電コストが低い原発が止まって、コストが高い火力発電の比率が増えているため、料金は上がる、という説明がされている。確かに、電力会社は、設備や燃料などのコストに一定の利潤を上乗せして電気料金を決める「総括原価方式」が電気事業法で認められている。しかし、法の趣旨は電力会社の経営安定化であり、コスト増による安易な値上げが認められているわけではない。そうであれば、電力会社は、コスト削減や安定供給継続のために最大限の努力が必要である。そのような努力は十分に行われているのだろうか。それが不透明なままでは、ユーザーは値上げと電力使用制限をいつまでも受け入れることはできない。

誠にご尤も。


冒頭に転載した時事通信の記事は12日(火)の夜に配信され、気がつく人が少なかったのであろうか。

あまりにも世間が平穏なので、却って不気味なほどである。

要するに東京電力は、
客(利用者)に電気が足りないから節電に協力してくれ、と頼んだら、予想以上の効果があり、電気が余りそうだから、西日本で欲しい電力会社に売ってあげましょうか?

というのである。

それほど、余裕があるならば、関西に融通する前に、まず、

尾関氏が強調する「電力の安定供給義務」を東京電力管内の電気利用者に対して、履行すべきである。

われわれは、「もう、節電はしなくて良い」という通知は東京電力から受けていない。

節電を強要されて、不便なのだから、料金は下がるはずなのに、5ヶ月連続で値上げしている。
◆記事:電気・ガス8月料金 5カ月連続で全社が値上げ(フジサンケイ ビジネスアイ 6月30日(木)8時15分配信)

全国の電力10社と都市ガス大手4社は29日、石油や天然ガスの価格高騰を受け、それぞれ8月の電気料金を7月に比べて値上げすると発表した。全社が一斉に料金を引き上げるのは5カ月連続となる。

電力10社の引き上げ幅は、標準家庭1世帯当たりで48~117円。東京電力は前月比で99円値上げし6683円、関西電力は51円値上げし6622円となる。

北海道電力と沖縄電力の値上げ幅はそれぞれ70円と117円で、上げ幅は燃料価格の変動を自動的に料金に反映する燃料費調整制度が現行方式となった2009年5月以降では最大。

8月の料金の算定基準となる3~5月の燃料の輸入平均価格が7月分(2~4月)と比べて、石油で6.9%、液化天然ガス(LNG)で3.6%、石炭で3.4%値上がりした。

一方、大手都市ガス4社の引き上げ幅は44~54円。東京ガスは前月比54円値上げし5209円、大阪ガスは53円値上げし5766円となる。

これでも、なお、真面目に節電を続ける日本人は、真面目なのかアホなのか。

私は5月に、東電の「電力が不足する」というのは、ウソだ、と書いた。
2011.05.16 夏の「電力不足」はウソです。

私には、「だから、書いたでしょう」という権利が、あると思う。

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