カテゴリー「福島原発」の記事

2015.03.22

約2年前にも書いたのですが、311の後、国会議員の自宅にタクシーが大量に呼ばれた話。

◆2013年に、既に一度書いたのです。

それは、

2013.06.06 【未確認情報】福島第一原発の事故後、国会議員が家族を避難させていた、とタクシーの運転士さんが言ってました。

です。

正確を期する為に確認しますが、私が「真実」と言えることは、そう証言するタクシーの運転士さんが、少なくとも1人いた、

ということだけです。言うまでもなく、私が直接、東京を脱出する国会議員の家族をクルマで運んだわけではありません。

ただ、「いかにもありそうなことだ」と思ったので、この情報を載せることにより、他からも、
自分も知っている。

という類の投稿が来て、情報の信頼性が増すかとおもいました。

しかし、2年前、2013年に書いた時には、それほど評判になりませんでした。


◆ところが3月14日に同じ事をTwitterでつぶやいたら、1,000回以上もリツイートされ、驚きました。

1週間ちょっと前にSNS,Twitterで同じ事を何気無しに呟いたら、私の過去の経験と比べると、非常に例外的なほどの回数のリツイートと、

「お気に入りに登録」の件数が発生して、いささか驚いております。

こういうのが、「情報の伝播の予測不可能性」です。

今回、とくになにがあったというわけではありません。福島第一原発の処理が急に進展したわけでも、

新しい、大事件(大事故)が起きたという話もありません。


今回、私のTweetの拡がり方をみていると典型的でして、最初はフォロアーさんがリツイートし、

それが何回か、見知らぬ人によってリツイートされ、その中に、所謂「有名人」つまり、フォロアーが1,000人単位の人が

含まれていて、そういう方がリツイートすると加速度的に情報の拡散が起きる、ということです。


別に構わないのですが、これだけ多くの人がみてくれているのなら、きっとなかには、別のタクシーの運転士さんとか、

自分も同じ話を聴いたことがある。

という方がおられるはずなのですが、その手の発言を目撃しません。

私のTweetはタクシーの運転士さんの証言を伝聞としてかいているので、前述の通りウラが取れません。

情報の信頼度を高めるためには、その信頼性を補強して下さる方が、Twitterとかブログになにか書いて下さるといいのですが。

今のままで、意味が全くない、とは、言いませんけれども「単なるうわさの拡散」の域を出ません。


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2015.03.20

「圧力容器内に燃料なし 1号機、溶けて落下、初確認」←地震の約2ヶ月後から小出先生が言っていたことです。

◆記事:圧力容器内に燃料なし 1号機、溶けて落下、初確認(2015年3月20日 福島民友ニュース)

東京電力は19日、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線から生じる「ミュー粒子」を利用して福島第1原発1号機を調査した結果、

原子炉の圧力容器内の核燃料がほとんど溶け落ちていることを確認したと発表した。調査で燃料の溶融が確認されたのは初めて。

圧力容器内に水がたまっていない可能性が高いことも分かった。

東電は1号機について、原子炉内の温度などのデータ解析からほとんどの燃料が溶けて格納容器に落下したとみており、

調査結果はこれを裏付ける内容。

今後1号機で測定を続けデータを蓄積、圧力容器内に大きさ1メートル未満の燃料デブリ(溶けた核燃料)が残っていないか調べる。

新年度中に2号機を測定する予定。

燃料デブリの取り出しは廃炉作業で最も困難とされる。1号機原子炉建屋内は放射線量が高く人が入れず詳細に調査できないため

分布状況を把握できていなかった。東電は結果を取り出し方法の検討に活用する。

東電は「(圧力容器内に燃料が)ないと分かっただけでも絞り込んで検討できる。大きな進歩」とした。

格納容器の底部は今回の装置では測定できず、遠隔操作のロボットで調べる予定。


◆コメント:私が驚いたのは、この事実を初めて読む大ニュースのように受け取っている日本人がいる、ということです。

この記事は、原子炉圧力容器の中に本来あるはずの核燃料が全て溶融していることが、「科学的に」確認された、

という内容で、それに全く意味が無いとは、いいませんが、地震の直後から小出裕章京都大学原子炉実験所助教

ビデオ・ニュース・ドット・コムで言っていたことです。

空焚き1号機は溶融した核燃料が圧力容器の外に 小出裕章・京都大学原子炉実験所助教に聞く (インタビューズ (2011年05月12日))



この冒頭でジャーナリストで、ビデオ・ニュース・ドット・コムを創立した神保哲生氏が述べている通り、

東京電力は地震の2ヶ月後、2011年5月12日に
「原子炉圧力容器の中に冷却水が全く入っていないことを東電が認めた」

のです。

それが何を意味するかは明らかです。

通常、原発の圧力容器内の核燃料は水に浸かっていますが、核燃料は高熱を発しているので、常に水を循環させないと、

冷却水が蒸発してしまいます。水を循環させるポンプを動かすためには電力が必要ですが、津波によって、原子力発電システム自体が

停止してしまった上に、非常用電源も津波でやられて使えなくなったので、結果的に原子炉内の水は沸騰し蒸発して、なくなってしまったらしい

と2011年5月に東電が認めているのです。

その結果、本来冷たい、循環する水に浸しておくべき燃料棒が剥き出しになり、

自らの崩壊熱でメルトダウンしたのです。その熱は2,800℃に達し、原子炉圧力容器も格納容器も鉄で出来ているから、

1,400℃で溶けてしまいます。したがって、メルトダウンした核燃料は原子炉圧力容器、格納容器の底を溶かして、落下し、

一番外側の原子炉建屋というのは、コンクリートの床があるだけですから、メルトダウンした核燃料はこれも溶かして、

地中にめり込んで沈降しているのだろうと。それでもなんとか冷やそうと上から水をかけますが、何しろ核燃料が溶けて

環境に剥き出しになり、福島第一原発の敷地内はものすごい被曝環境で、人間が直接目視することは不可能です。

ただ、何処かにはあるわけで、ですから今でも地下水やら、海中から放射性物質が検出される。

何とか拾い出すにも、まずロボットを開発しなければならないし、

例えロボットが開発されたとしても、溶融した核燃料はどれほど深い所にあるのか、どのような形状、状態にあるのか分かりませんから、

回収出来るかどうか、それ自体が不明です(小出さんは多分、無理だろうといっています)。


地震のときには、民主党政権で、菅直人首相で、震災後の対応が不味かったと酷評されてますが、

すくなくとも菅直人氏は、「全電源喪失」の意味が理解できたから、

とにかく動員できる電源車を全部福島第一に行かせたのですが、どの電源車もケーブルのプラグが原子炉の冷却システムのそれに

合わなかったので、結局冷却水を維持することが出来なかった。これは、民主党だろうが自民党だろうが、どうしようも無かったはずです。


そんなことは、地震の後、散々言われているのに、20日の東電の発表を知り、初めて知ったかのように、
原子炉内に核燃料がないって、大丈夫なの?

などと、地震から4年以上経っているというのに、そんなことをネット上で、呟いている人がいました。

東電は、今更何を言っているのか、というのなら、同感ですが、311の後福島第一が何故とんでもないことになっているか。

知らない人がいるという事実のほうに、私は驚きました。

全然別の話ですが、「集団的自衛権」に関して私はこのブログで200回以上書いていますが、

分からない人は今でも沢山いる。「何度聴いても分からない」などという人もいます。

こんなことはさほど難しい、概念ではありません。

結論。

原発の状況の概略にしても、安全保障体制にかんしても、要するに物事は、

「知ろう」としなければ、いつまで経っても分かりません。

分からなければいけない問題に関して、勉強しない人、知ろうとしない人が多すぎます。

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2014.11.23

【衆議院選挙】積極的に支持出来る政党がなければ、仕方が無い。

◆自民党を勝たせたくないのは皆同じです。

同じなのですが、これは半ば有権者の責任だと思うのですが、民主党政権がだめだったから、といって、

見放し過ぎました。そのため、民主党にいたら、次の選挙で当選出来ないと考えた国会議員たちがデタラメな

動きをして、余計に政権担当能力を失いました。


◆一昨日(21日)金曜日に三鷹駅前で菅直人元首相が演説をしていたそうです。

私は、イギリスから帰国してしばらく武蔵野市の社宅にいて、それは菅直人さんの地元でして、かつては菅さんが

選挙運動などするまでもなく、当確でしたが、311の後、民主党の政権運営があまりにひどかったとか、

311、つまり東日本大震災の後、東電を巡る動きで処理を誤ったとか、菅さんを「A級戦犯だ」などという

タクシー運転士に会ったことすらありますが、意味がわかりません。


三鷹駅付近の人の証言によると、菅直人さんの演説「など」だれも聞かず、

菅さんは、あまりの零落ぶりに気力を失ったのか、あたかも老人のように足許すらおぼつかなかったそうです。

そう証言した人は残酷な笑みを浮かべていましたが、私には菅さんがそこまで、蔑まれる理由がわかりません。


◆東日本大震災後、東電の事故は東電の責任です。

そもそも国内に「絶対安全だ」とウソをついて54基もの原子炉を作ったのは自民党長期政権時代です。

たまたま、1,000年に一度の地震が起きたときに運悪く、民主党政権だったわけです。


菅さんの指示は、福島第一原子力発電所が停電して原子炉が冷却出来なくなったというので、

福島へ急派できる、あらゆる電源車に、福島第一に向かえ、と言う内容で、それ自体は正しい判断でした。


冷却出来なかったのは、全ての電源車のプラグが原子炉冷却装置のそれと合わなかったからです。これは民主党政権の責任ではない。


それ以前、東日本大震災の震源は福島第一原発から180キロ以上も離れていたのに、津波が来る前に電源確保が出来なかった。

マヌケなことに最後の非常用電源、蓄電池も全部地下に格納してあったので、水に浸かり使用不可能になりました。


これも菅政権の責任ですか?違いますね?東電がマヌケだったんですよね?


そういうのもひっくるめて全て菅さんが悪いというのは、納得出来ません。

どこの政党の誰が内閣総理大臣であっても適切な対処は出来なかった、と考えるべきです。


そして繰り返しますが、それ以前に最大の責任は、「絶対安全」といいながら全然安全じゃなかった原発を創っておきながら

たまたま、自身のときは野党だった自民党が謝罪しないことが問題だし、そのことを棚にあげ、

今度こそ安全だから再稼働しよう

と言い続けているのが自民党であり、安倍政権です。これほどの欺瞞があるでしょうか。


◆人が行った「良いこと」は全てわすれ、揚げ足取りにだけ情熱を燃やす日本人の愚かさ。

私のブログには「何でも直ぐに忘れる日本人」と「日本人の褒め下手」という独自カテゴリーがあります。

菅さんの例など典型です。

菅直人氏は、1996年1月、村山内閣総辞職後成立した第1次橋本内閣で厚生大臣に就任し、1月23日には、

早くも専従スタッフによる、薬害拡大の原因解明調査班を設置し、それまで厚労省が見つからないとシラを切っていた、

1983年当時のエイズ研究班による書類を探し出させ、以前から厚労省は非加熱血液製剤によるHIV感染リスクを認識していたことを

日本中に知らしめました。私は良く覚えてます。この一時だけでも偉業だとおもうのですが、例によって他人を褒めるのが「嫌いな」」日本人は、

良いことはすぐに全てわすれてしまう。或いは忘れたふりをします。


菅直人さんだけではなく、日本年金機構の前身、社会保険庁が、我々の年金掛け金をなんと5兆円以上も流用し、

職員のスポーツクラブ会員費用とか自動車購入費用などに充てていたことを暴いたのは、みんながダメ扱いする「民主党の」

長妻昭議員でした。

また、ゼロ金利が10年続いたことにより、日本の家計は銀行から利息を受け取れていない。この間失った

「得べかりし利益はいくらか?」と当時の福井日銀総裁に質問して154兆円だと、答えさせ、

日本の消費税は(当時の)5%ではなく、既に実質10%を超えていると説明したのは、

元、世界最大の証券会社メリルリンチのニューヨーク本社・上級副社長で、

故郷に乞われて、出雲市長になり、就任からたったの1年で、立候補時の公約、110項目全てを実行したのちに、

国会議員となった岩國哲人さんでした。


こういう逸材を重用しなかったことが、私に言わせれば、民主党の最大の失策です。

民主党政権はだめでしたが、「だから」、自民党が良いということにはならないのです。


◆アベノミクス解散なんてものは存在しません。

マスコミに訊ねられて、安倍晋三は今回の衆議院解散を敢えて名付けるならば、「アベノミクス解散」だ、

といいました。前回述べたとおり、何か1つの項目を判断する国政選挙というのはありません。

安倍をまた、勝たせるということは、集団手自衛権の行使を可能とするためには、憲法改正が必要だ、

という従来の内閣法制局の見解を無視して、閣議決定で可能だ、と考えている男を首相にすることです。

閣議決定で実質改憲できてしまうのならば、内閣の閣僚は内閣総理大臣が任命するのですから、

安倍が自分に反対する奴をクビにして、イエスマンだけを取りまきにすれば、簡単に解釈改憲が可能となる。


言い方を変えるなら、安倍の一存、個人の思惑で実質的に憲法の「改悪」が可能になります。

そんなことを許してはいけないのです。

じゃあどうすれば、と誰も具体的な提案をしない。更に名案があるなら教えて頂きたいのですが、

自民党には投票したくないが、他に投票したい政党が存在しないという人が多いとおもいます。

そういうひとが全部棄権したり、バラバラに野党に投票したら、いたずらに死票が増えて、結局組織票を持つ

自民党と公明党が勝ってしまう。今度勝ったら、安倍は
全てに関して国民の信認を得た。

しつこく繰り返しますが、私は共産主義者ではありませんが、国民が本気で怒っていることを

政治家たちに知らしめる、最も簡単な方法は、共産党議席を急増させることだ、といいます。

どうせ共産主義になんか、今更日本経済を変えることなんかできないのですから、迷ったり、棄権しようと言うぐらいなら、

皆で、日本共産党に入れるのが、ひとつの方法(というか今のところ他に思い付きませんが)だと思います。

最後にもう一度書きます。

票がばらけて小選挙区で死票が増え、結局再び、自公連立で過半数、では元の木阿弥です。

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2014.09.25

「原発再稼働、100%安全確保されない限り行わず=安倍首相」←ということは永久に再稼働できないはずです。

◆記事:原発再稼働、100%安全確保されない限り行わず=安倍首相(ロイター 9月24日(水)14時35分配信)

安倍晋三首相は22日、原子力発電所の再稼働について、安全が再び100パーセント確保されない限り、行わない方針を示した。

国連総会の合間に行われたワールド・リーダーズ・フォーラムで述べた。

首相は、現在日本は完全に化石燃料に依存していると指摘した上で、政府は再生可能エネルギーの早期導入を目指していると述べた。

原発に関しては、安全が確立された場合に限り、再稼働するとの考えを示した。


◆コメント:文字通りに解釈するなら、永久に原発は稼働しないということです。

原発に限らず、凡そ、「100パーセント安全な機械」なんてものはこの世にありません。

まして、原発は、自民党長期政権時代に54基も造らせてしまった有権者も迂闊でしたが、

建設する度に、時に政府は「この原発は『絶対安全』だから」を繰り返した筈です。


福島第一原発は、180キロ以上も離れた震源に由来する津波で、取り返しの付かない状態になりました。

まして、原子炉直下で大地震が起きたら、どんな強固な建造物とて、地面そのものがくずれるのですから、

「耐震構造」もへったくれもありません。絶対に壊れます。地震は日本中何処で起きても不思議はないのですから、

100パーセント安全な原発というものは存在しない。

安倍さんという人は、五輪を招致するために「汚染水は完璧にコントロールされている」というウソを

つく人ですから、全然、安全ではない原発を「100パーセント安全だ」と言い出す可能性が高いけれども、

有権者は、「原発再稼働、100%安全確保されない限り行わず」を忘れてはいけません。

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2014.06.15

ワールドカップって、どいつもこいつもバカですか。

◆サッカーなんかどうでもいいのです。

コートジボワールに負けているぐらいでは、一勝もできないかもしれませんね。

しかし、そんなことは、「どうでもよいことだ」という認識が無い日本人が多すぎるのが最大の問題です。

そうこうしている間に国会では、集団的自衛権の行使容認に向けて、今までかなり抵抗姿勢だった公明党が

自民党に妥協し始めています。

先日から述べている通り、日本国の自衛には「個別的自衛権」だけが必要であり、集団的自衛権は全く必要ありません。


本日の午後7時のNHKニュース。トップニュースは「ワールドカップ」で、2番目がイラクの内戦でした。

◆記事:イラク 政府軍とアルカイダ系勢力の攻防続く(NHK 6月15日 19時21分)

イラクでは、政府軍が国際テロ組織アルカイダ系の勢力が制圧した地域で軍事作戦を本格化させ、

奪還を進めていることを強調していますが、アルカイダ系の勢力も徹底抗戦の構えを見せていて、攻防が続いています。

イラクでは、国際テロ組織アルカイダの流れをくむイスラム教スンニ派の過激派組織が第2の都市モスルを制圧したのに続いて、

首都バグダッドに向けて南下しています。

戦闘地域が拡大するのに伴い、戦火を逃れて避難する住民が増え続けていて、ティクリットなどからの4万人を含めて、

50万人以上が避難を余儀なくされているということです。

イラクがこういうカオス状態に陥った、そもそもの原因はアメリカです。

2003年3月20日にアメリカがイラクは大量破壊兵器を隠し持っており、それがアルカイダなどの

テロリスト集団の手に渡れば、明日にでもアメリカは再び、2001年9月11日のような攻撃を受ける「かも知れない」

という、国際法的に全く正当化されない(予防的先制攻撃は、完全に違法行為です)戦争をしかけました。


その違法行為を世界で一番先に支持したのが小泉純一郎内閣でした。


◆世界を壊すアメリカの手先になりたいですか。

私は大学の法学部で、国際法の教授が、
世界の如何なる国も、民族的・歴史的背景、歴史的必然性があって、現在の状況となっているのである。

これを外からの力(外国等の介入)によって変えようとしたら、必ず無理が出て、問題が起きる。

と、イラク戦争の20年以上も前におっしゃっていたのをはっきり覚えていますが、

正にその通りで、イラクはサダム・フセインが独裁制を敷いていましたが、その頃の方がまだ安定していて、

少なくとも、今のように、同じイラク人が、血で血を洗う争いを続け、無辜の女子供が命や財産・住居を失う、

などという悲惨な状態ではありませんでした。他所の国が、徒に介入するとこういうことになるという、

典型的な悪い「見本」です。

日本が集団的自衛権の行使を容認するということは、こういう具合に世界をかき乱すアメリカの手先となる

ということです。

そうなりたいですか?

サッカーに夢中になって、大事なことを考えることから逃げていませんか?

イラクだけでは無い。福島第一はどうするのですか?北朝鮮拉致はどうするのですか?

大人が「面倒くさい問題」に真っ正面から向き合って考えるところを見せずに、球蹴りに夢中になる。

日本国の堕落の証しです。

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2014.03.10

いまだに原発を再稼働すべきかどうか、という議論をすること自体、気が遠くなるほどバカだ。

◆記事:教訓踏まえず再稼働議論と批判 事故調トップが相次ぎ(共同通信 2014/03/10 20:24)

東京電力福島第1原発事故3年に合わせ、政府、国会、民間の事故調査委員会のトップ3人と、

当時の米原子力規制委員会(NRC)委員長のグレゴリー・ヤツコ氏による討論会が10日、

都内の日本記者クラブで開かれ、事故の教訓を生かさないまま再稼働の議論が進む現状に批判が相次いだ。

政府事故調で委員長を務めた畑村洋太郎氏は、事故当時、第1原発に近い福島県富岡町では

渋滞が発生し避難が困難だった事例を紹介。原発の半径30キロ圏の市町村が策定しなければならない避難計画について

「計画の正当性が確認されてから再稼働の議論をすべきだ」と指摘した。


◆コメント:原発再稼働の議論をすること自体、バカ過ぎて、信じられません。

明日で地震から3年だというのに、まだ、議論がこのレベルなのかと思うと、ヘナヘナと全身の力が抜けてしまいます。

原発を再稼働すべきか否か?という議論をしたがる人は、まさか、この事故調査委員会の元委員長は違うと信じたいですが、

原発は、停止していれば(運転しなければ)安全だ、と思っているのでしょう。

そう言う問題ではない、一体この3年間、何を勉強したんですか。


原発は稼働していてもいなくても、そこに原子炉があり、原子炉圧力容器の中に、

核燃料が入っている。それだけで既に十分過ぎるほど危険です。

万が一、原子炉真下の断層がずれたら、地面が崩れるのですから、耐震構造など関係なく、

原子炉圧力容器が、あるいは圧力容器が壊れなくても、閉じたシステムのどこか一箇所が壊れるだけで、

十分危険です。原子炉が壊れたら、冷却水の中に浸かっているから、何とか安全なのであり、

原子炉がこわれて、一瞬のうちに冷却水が失われたら、中の核燃料は自らの崩壊熱で溶融し、

そうなったら、ものすごい放射能をだしますから、人が近寄って水を掛けて冷やすこともできない。

それが、もしも、ある地域の複数の原子炉で起きたら、福島第一だけでも、日本は途方に暮れているのに、

もう、どうしようも無い状態になる。

再稼働するべきか否かなど、議論の余地はない。

全ての原子炉を一刻も早く廃炉にするべきです。

というような初歩的なことを地震から3年経っても書かなければ分からない人が大勢いるのが

誠に残念です。

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2014.03.08

福島やその他被災地の農産物を避けるって、「自分さえ良ければいい」んですか?

◆たまたま、Twitterで見た発言ですが。

偶然、Twitterをながめていたら、

コンビニも牛丼屋もファミリーチェーンレストランも、ほぼ全部が福島を食べて応援 とりわけセブンイレブンは全食品を福島産に切り替えたようだ

こうなれば外食厳禁! 自炊あるのみ!とにかく名古屋岐阜以西か北海道に移住して徹底した自炊主義を実現しなければ、子ども達の未来はない!

という言葉を目にして、あきれました(こういひとは何故「呆れた」か分からないでしょうから、後述します)が、

いっそう呆れたのは、ネットを検索してみると、こういう態度の人が日本中、とても多いのですね。

一応お断りしておきますが、上の引用では、たまたま、セブン・イレブンの名前だけがでていますが、

福島県産、または被災地の農産物を積極的に使うと、公式に表明している小売業や外食産業が、沢山あります。

かなり多くの人が、。それはどこの外食チェーンかQ&Aサイトで質問したり、悪名高い「2ちゃんねる」にも、

「福島・近県産食品の使用表明企業を晒すスレ」がありました。


こういう人たちは、福島県産のものを避ければ安全だと思い。自分が安全なら福島のひとはしったことではない、

というお考えなのでしょうね。「自分さえ、良ければいい」ということですね。


◆原子炉が日本に54基もあるのは、日本人全員の責任で、福島で事故が起きたのは、運が悪かったのです。

福島に限らず、日本中に全部で54基もの原子炉が存在します。

全て、過去、自民党の長期政権時代に、「絶対安全だから」といって、公然と政策に掲げていました。

その意味や、原発の危険性に関して全く勉強せずに、建設を許したのは主権者たる国民、

特にこの数十年間の有権者全員の責任です。原子物理学とか原子力工学とか

専門的な知識がなくても、考えて見れば、「東京電力」の発電所が「福島県にある」のは随分おかしなことです。

「絶対安全」なら、東京の例えば西の多摩地区に造ることが出来たはず。

東北電力とて、仙台の電力を供給するのに、発電所を女川に建設した。


はじめから、実は、「危ない」と専門家が具申し、狡い政治家は絶対安全だが、地方経済の活性化のため

などといって、東電の発電所を福島県に建てたのでしょう。


そして3年前。東日本大震災で福島第一原発が津波に襲われて、マヌケな話ですが、

最後の予備電力だった、電池まで、水に浸かる地下に格納してあったが為に、福島第一原発は

全電源を喪失して、原子炉の核燃料を冷却できなくなり、燃料棒を覆っているジルコニウムが

溶けて水蒸気と反応して水素が発生し、水素爆発が起きました。見た目があれが一番「派手」ですが、

問題はその後も核燃料は冷却されず、遂に鋼鉄で出来ている原子炉と原子炉格納容器を溶かし、

その外側の建物、原子炉建屋の床はコンクリートで、これも多分とかして、地下に沈降して、

現在、どういう状態からわかりませんが、冷やさないわけにはいかず、上から、水を注ぎ混み、

その水が汚染水となって、恐らく海や、地下水を汚染し続けていると言う状態です。


なにしろ人類には「放射能を無毒化する技術」がありませんから、地球全体に拡散する放射性物質は

増えこそすれ、減ることはない。福島第一から放出されたセシウム137は、地震の翌月2011年4月で、

広島原爆約170発分に達し、全地球に飛散しています。

体内に蓄積されれば、微量でも、被曝していないときよりも、発ガンの可能性が高まります。


◆被曝線量にしきい値はない。微量でも健康に影響があるそうです。

放射能被曝が外部被曝、内部被曝(後者がとりわけ問題だそうですが)ともに、

「これ以下なら、安全」という値、「しきい値」がないそうです。


世界中に放射性物質が飛び散り、既に全員被曝しているのですから、

311以前の状態に戻ることはない。

福島県産の食品でなくても、厳密に言えば、地球上で全く汚染されていないものは

もはや存在しないのではないか、とおもいます。

こうなったのは、福島の人のせいではなくて、そもそも、

よく考えないで、原発建設を許した日本の有権者全員の責任ですから、

福島近辺だろうがなんだろうが、まず、余命が少ない大人から、日本人全員が

食べるべきだと思います。子供は、被曝の影響が大人よりも大きいので、

放射性核種の量を量って数値の高いものから、60歳以上、50歳以上として

いく、というぐらいしか手はない。安全なものだけを買う、福島産の農産物は買わない、

というと、福島県の農業は壊滅しますし、安全なものを競って買ったら、どういうことになるかというと、

金持ちばかりが、買い占める。貧乏人が汚染された物を食う、という結果になります。


◆自分さえよければ、という考え方はよくありません。

最初の段落で私がたまたまみかけたTweetは如何にも自分さえ安全なら、福島は被災地の経済は

知ったことではない、という考え方で賛成できません。事故が起きたのは今回はたまたま福島ですが、

日本中に原子炉があり、それは、日本人の総意に基づいて出来たのですし、

多くは活断層の真上に建っています。今は汚染とは無関係と思っている西日本にも多くの原子炉があります。

原子炉直下を震源とする大地震が起きたら、地面そのものが崩れるから、耐震構造も

へったくれも無い。アッというまに福島第一と同じように、核燃料が環境に対して剥き出しになる

可能性は十分にあります。

子供達の未来といいますが、恐怖の現実を文字にするならば、放射能を消す技術が発明されない限り

もう、311の前に戻ることはないのです。

運が悪いタイミングで生まれたのです。どうしようもありません。

全員が均等に被曝すること、被災地の食品も私ら50歳以上の放射能感受性は

子供よりも低いので、優先して食べるべきです。福島を避ければ良い、という考え方は、

現実的に意味がなく、倫理的にも自己中心的で感心しません。

そういう大人は子供に「福島の農産物を食べたらいかんよ」と育てるのでしょうか。

名古屋岐阜以西か北海道に移住して徹底した自炊主義を実現しなければ、

という人は、自分と家族がそれにより、多少は安全を確保できたら、

「名古屋岐阜から東側の人間はどうなろうが、知ったことでは無い、

と、言っているわけで、そういう自己中心的なことを言うのは、倫理的に、如何なものか、と思います。

日本の不幸は日本人全員で分かつべきです。

私は、地震の2ヶ月後から、今に至るまで、毎月、福島県のお米屋さんに電話して、

直接福島産の「ミルキークイーン」を買ってます。それはいまでもつづいており、

私も家内も息子も健康です。

この先にガンになるかもしれませんが、仕方が無い、と考えております。

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2014.02.24

原発「再稼働を進める」と明記 エネルギー計画政府案が判明←馬鹿過ぎて、怒る気も失せます。

◆記事:原発「再稼働を進める」と明記 エネルギー計画政府案が判明(共同通信 2014/02/25 02:00)

新たなエネルギー基本計画の政府案が24日、明らかになった。

原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、安全性が確認された原発は「再稼働を進める」と明記した。

再生可能エネルギーへの取り組みを強化する姿勢を強調し、福島を再生エネルギーの産業拠点にする計画を盛り込んだ。

25日に関係閣僚会議を開き、決定する。与党との協議を経て3月中の閣議決定を目指す。

東京都知事選で原発政策が争点化し、昨年末にまとまった当初案に対して

原発推進のトーンが強すぎると与党内で批判が噴出、修正に追い込まれる異例の事態となった。


◆コメント:原発を使わないで済ますようにするべきなのです。

それは、福島第一原発事故処理の目途が今だに全く立っていないことだけで

十分な理由となります。あれを見て、まだ、

安全性が確認された原発は「再稼働を進める」

というのは、正気ではないというか、知能をうたがう。というよりも、

要するにこの国はキャリア役人の天下り先の確保と、利権だけで動いているのかと、

ヘナヘナと肚の力が抜けます。

311の後に分かったのは、「安全な原発など、存在しない」ということです。

子供にでもわかることです。

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2013.11.27

特定秘密保護法案、いつまで覚えていられるか。

◆ブログやTwitterを観察していて、何時も思うのですが。

特定秘密保護法案は、流石に昨日の今日ですから、まだ、皆が騒いでいますが、

皆さんご承知のとおり、日本人には、ある問題(主題)に関して一時的には、ものすごく

白熱した議論が繰り広げるのですが、ある日突然、「冷める」瞬間があり、そうなると

もう、見向きもしなくなる、悪い傾向があります。


◆数ヶ月前は、橋下大阪市長の話「だけ」でした。

以前から何度かかいてますが、Twitterの140文字をいくら重ねてもだめです。

ダメというのは思想を述べると言う点では、自分の頭の中では繋がってますが

他人のPCの画面には、色々な人の「つぶやき」が錯綜しますから、よほど特定の人物に興味を持ち、

その人のつぶやきだけを追わない限り、誰が何を言っているのか全体としての思想がわかりません。

しかし、その時の世間の興味がどこにあるのか、を知るためには役に立ちます。


特定秘密保護法案が話題になる前、というか今年の半分以上は、とにかく毎日、橋下批判のTweetだらけでした。

特定保護法案に興味が移り始めたら、誰も「橋下」の「は」の字も言わないし、

福島第一原発では、世界がヒヤヒヤしながら、見守る中で、4号機使用済み核燃料プールから

燃料を取り出し、他のもっと壊れにくい所に運ぶという、非常に危険ですが、大事なことが行われています。


国際関係を見ると、中国が23日土曜日に沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海に「防空識別圏」という区域を勝手に設定し、

ここを通過する航空機は予め届け出ろ、さもないと、撃墜するかも知れんぞ、というようなことを言ってます。

そんなのを設定する合理性・必然性は何処にもないわけで、日中関係に関しては旗幟を鮮明にしたがらない米国ですら、

中国を非難し、着任して間もないケネディ駐日本アメリカ大使は、日本を支持する旨を明らかにしてます。


海上自衛隊は、ソマリア沖の民間船舶の護衛任務の為、と称して、国連多国籍軍に参加するといい、

艦船が出航しましたが、国連平和維持軍は国連の組織で最高司令官は、国連加盟国の軍隊の中から

国連が指名し、他は、その部下になるのですが、多国籍軍というのは、それぞれの国の「軍隊」を派遣する

というものです。防衛省は「護衛だから、良いんだ」といいますが、もしも襲われそうになったら、相手が海賊であり

国家ではなくても、初めて自衛隊が海外で発砲することになりますから、

厳密に言えば、憲法9条に違反していると思います。


◆同時並行的に幾つものニュースを追わなければなりません。

世の中が、仮に今よりも遙かに単純であれば、一度に(一定期間に)一つのニュース(主題)だけを

追いかけていればいいのですが、前段にちょっと書いたように色々なことが起きているので、それぞれを

同時にウォッチしなければいけません。

考えを「吐き出す」にはTwitterが便利ですが、「まとめ」て「整理する」には、

このようなブログが有効で、記憶の定着にも役立ちます。

とにかく日本人は、何でもすぐに忘れすぎです。


安倍政権ならば、特定秘密保護法案だけんが話題になってしまいましたが、

福島第一原発の汚染水や核のゴミ処理はどうするのか?とか

北朝鮮拉致被害者はほったらかしか?とか

前回安倍晋三氏が政権を担当していたとき、2007年5月、当時の民主党・小沢一郎代表との

党首討論で

宙に浮いた年金5,000万件は、1年以内に全件照合する。

といいながら、その年の9月に体調を崩して、首相を辞めたのですが、

第2次安倍政権になってから、彼は、あのことを全く口にしません。

1年どころか6年も経っているのにどういうつもりか?と野党や、メディアや、国民からの声がなく

預かった国民のおカネをいい加減に扱うこの国家がいけしゃあしゃあと、消費税率を引き上げるといっているのに、

素直にそれに賛成する人が多い。素直というか、私にはどうしてもアホとしか思えません。

前のことを何でも直ぐに忘れると、このような滑稽な状況が生じるのです。

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2013.11.18

【文字起こし】NHK 時論公論 「核のゴミ 処分に道筋を」(水野倫之解説委員)

◆NHK 時論公論 核のゴミ 処分に道筋を 水野倫之解説委員(11月15日(金)0:00放送)

こんばんは。

小泉元総理大臣が、今週、政界引退後初めて会見し、あらためて「脱原発」を主張しました。

最大の理由として「核のゴミ」の最終処分場が国内にないことを挙げています。

世界で唯一建設中のフィンランドの処分場を視察し、その思いを強くした、と言います。


最終処分は、日本を含め多くの国で困難を極めています。

小泉元総理の発言で、にわかに注目を集める「核のゴミ」の処分。日本は目途を付けることが出来るのか。

各国の状況を見ながら考えます。


総理大臣在職中は「原発推進」だった小泉元総理ですが、会見はほぼ、脱原発の訴えに終始しました。

夏にフィンランドの最終処分場、「オンカロ」を視察して、如何に処分が難しいかを知り、

同じような処分場を日本に造るのは困難だ、と感じ「これ以上原発を推進するのは、無理だ」というのです。



「核のゴミ」は、使用済み核燃料や、それを再処理した後にのこる廃液です。

近づくと、十数秒で致死量に達する強い放射線が出ており、安全になるのに10万年かかる、とされます。

各国は地中深くに埋めて処分しようとしていますが、安全への懸念から、処分場の選定は難航しています。


そんな中、唯一、処分場の建設が進むのが、フィンランドの「オンカロ」で、私は今年はじめに取材しました。

クルマで坑道を下ってゆくと、深さ420メートルの処分地点に到着します。

地下処分で問題になるのは、地殻変動が起きないか、そして地下水で放射性物質が、

地上に運ばれることがないかどうか、です。

担当者によると周りは厚い岩盤に覆われ、地震もなく、20億年前から殆ど変化していない、

ということです。水も少なく、岩肌は乾いていましたが、

廃棄物を埋める穴には、地下水が沁み込んでいるものもあり、

2020年以降処分する際には、こういう場所を避けるということでした。



フィンランドでは1983年から100を超える候補地が調査され、地盤の安定したオンカロが、最終候補地となりました。

町の関係者によりますと、当初は反対運動もありましたが、税収や雇用が増える事への期待に加えて、

推進から独立した機関が安全に処分できる、と報告したことをきっかけに、賛成に傾いたということです。



フィンランドは安定した岩盤に恵まれ、処分場建設にこぎつけたわけですが、

それでも、候補地の調査開始から20年近くがかかりました。



ただ、フィンランド以外で処分場が決まっているのはスウェーデンだけで、各国とも難航しており、

今年は同じヨーロッパでそれを象徴する動きがありました。



まず、ドイツが30年以上調査してきた唯一の候補地を白紙に戻す決定をしました。

候補地は、ベルリンの北西約150キロの村、ゴアレーベンにあり、私は夏に取材しました。

エレベーターで深さ840メートルまで降りると、 坑道がひろがっていましたが、フィンランドとは全く違う地層でした。

(注:以下、ゴアレーベン取材時の音声)

 こちら、壁とか天上が白っぽいのですね。実際に、削ってちょっと舐めてみるとしょっぱいのです。これ実は全て「塩」、岩塩で出来ています。

(注:所在時音声終わり)

ドイツに広く分布する岩塩層は海水が蒸発して出来た地層で、地下水がないとされ、

処分場として最適だとドイツ政府はこれまで説明し、長年、ゴアレーベンだけを候補地とし、調査してきました。

見た限りでは、水は全くありませんでしたが、一部、石油が沁みだしているところがありました。


しかし別の岩塩層で判明した事実をきっかけに反対運動が激しくなります。

施設周辺には、黄色い×印を掲げる住宅を多く見かけましたが、これは「反対」の意思表示です。

住民によると、別の低レベルの放射性廃棄物を埋めた岩塩層で、

ないはずの地下水が流入していることがわかり、放射性物質が水に溶けて、地表へ流出する危険が出て来ました。

にも関わらず、連邦政府は10年以上事実を公表せず、政府への不信が一気に高まったということです。


安全性への揺らぎと、政府への強い不信。地元の州も、計画の撤回を求め、

連邦政府は今年、ゴアレーベン以外にも候補地を探す決定を余儀なくされました。

また、イギリスでも今年、候補地誘致が州議会の反対で振り出しに戻っています。


以上、ヨーロッパを取材して感じるのは、候補地があっても大変なのが、この問題だ、ということで、

日本の取組の遅れが際立っています。 

候補地選定の目途は全く立っていません。

原発を動かすことに力を入れるあまり、厄介な「ゴミ」問題に正面から向き合おうとしなかったからです。



確かに政府は、研究機関が国内で地下処分出来るとの報告したのを受けて、

2000年に「原子力発電環境整備機構」を作り、候補地の選定を始めました。

しかし、自治体から立候補を受け付けるという「待ち」の姿勢で、積極的に動きませんでした。

また、機構の80人あまりの職員のうち、50人が電力会社からの出向者で占められ、

担当者は2,3年で元の職場に戻るため、「自分で解決しよう」というモチベーションがはたらかず、

最終処分問題は10年以上進展しませんでした。


そうした中、東日本大震災が起きました。

福島県内で、電力会社が「動かない」としていた断層が動いたり、住宅街で突然大量の地下水が湧きだし、

今も続いています。

こうした事実は、活断層の見極めが難しく、断層がずれれば、地下水の流れも大きく変わることがあることを示しているわけです。

フィンランドで出来るからといって、地震が頻発する日本で出来るか疑問を持ったのは、何も小泉元総理だけではありませんでした。

専門家も改めて、日本で地下処分が可能か、検討する必要がある、と指摘しました。



この指摘を受け、経済産業省はようやく先月、地震や地下水などの専門家を集めて地下処分の安全性を検証する会議を始めました。

しかし、会議では機構側が「ここ十数年の論文などの知見を見ても、地下処分が安全に出来る見通しがある」と報告し、

専門家が猛反発しました。

これから検証しようというのに、既に「安全」というのであれば、自分達は要らない、というわけです。



国や機構側が最初から「地下処分ありき」のような姿勢で検証に臨むようでは、国民の信頼は得られず、

ドイツの二の舞になりかねません。



地下処分に関する過去の知見にとらわれることなく、全てをリセットして震災以降の知見を徹底的に検証しなければなりません。

そして、仮に、地下処分出来るとするなら、どんな地層で、どんなリスクがあるか洗い出して、国民に判断材料を提供する、

そんな報告をまとめて貰いたいと思います。

また機構については、専任の職員を大幅に増やすなど体制強化を検討して欲しいと思います。


安倍政権は、規制委員会が安全を確認した原発を再稼働させる方針を示しています。

しかし既に全国の原発のプールには、行き場のない使用済み燃料が1万4千トン溜まっています。

このまま再稼働が進めば数年で満杯になるところもあります。

今回の事故では、 使用済み燃料をプールで大量貯蔵することの危険性も明らかになりました。

「核のゴミ」処分は、原発再稼働の是非にかかわらず、急いで答えをださなければならない問題だ

ということを政府は再認識し、今こそ、正面から取り組むことを求めたいと思います。(文字起こし終わり)


◆コメント:4号機使用済み核燃料を移動したくらいでは何の解決にもなりません。

これは水野解説委員の解説を聞くまでもなく明らかなことですが、

今日(2013年11月18日(月))、かねて懸案事項の一つとされていた、福島第一原発4号機の

使用済み核燃料を、脆くなっている可能性が高いプールから別に移す作業が始まりましたが、

場所を移しても使用済み核燃料は放射能を出し続けるわけで、

最終処理場のことを真面目に考えろと水野解説がいうとおりですけれども、究極的には、

放射能を無毒化する技術が開発されない限り、ここにある「核のゴミ」をあちらに移すというだけで、

ゴミの総量は増える一方ではどんな所に埋めても、限界があります。

それを本気で開発できないものか。世界中の物理学者が集まっても無理なのでしょうか。

私の疑問はいつもそこに行き着きます。

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