存亡の危機に瀕しているオーケストラ、吹奏楽団を救いましょう。
◆大阪フィル・大阪市音楽団その他、存亡の危機ですね。
現・大阪市長の橋下氏は、大阪府知事時代に、日本センチュリー交響楽団と「大阪フィルハーモニー交響楽団への補助金の凍結を実行し、
今度は市長になったら、大阪フィルハーモニー交響楽団への、大阪市からの補助金も凍結しようという。
橋下氏の財政政策は、それだけではなくて、他にも大阪市営バス運転手の給与を4割程度引き下げるとか
従来の市長には出来なかった、利権にメスを入れているのは承知しているが、
オーケストラや、大阪市音楽団を簡単に潰すものではない。
賛成派の意見をネットで読んでいたら、
「音楽なんかなくて誰も死なない」
という言葉があったが、そういうものではない。
音楽を演奏する団体は、潰すことは一瞬で出来るが、それぞれが固有の響きを持っている。
今の音が出来上がるまでには、先人の苦労がある。それを簡単に「金にならないから」潰す
と言う発想は、無教養で下品で、野蛮だ。
先日、大阪市音楽団を潰すなと言う記事を書いたときには、挨拶も自己紹介も、ハンドルネームもない大阪人から、
ほんなもん、お前ら音楽好きの言い分やろ。とにかくお前らがクズだっちゅうことはよく分かったわ。
音楽演奏団体を潰すなというと、何故「クズ」なのか、全く理由がわからない。
私は、それどころか、逆に、「とにかくオーケストラや吹奏楽団を潰せ」という連中がクズだということがよく分かった。
要するに高尚なものが妬ましいのだろう。
分からない人にはいくら言っても分からないだろうが、
大阪は、東京のサントリーホール寄りも前に朝日放送が、「ザ・シンフォニーホール」という本格的なコンサートホールを作った
というので、全国の注目を浴びている。大阪フィルは、朝比奈隆氏がご存命の頃からのファンが全国にいて、
大阪人であろうがなかろうが、そんなことは関係無く、潰してはいけないのだ。
◆大阪フィルハーモニー交響楽団を応援するサイトのご紹介。
昨日、大阪のオーケストラ応援企画 | tuttiというサイトの管理人さんから
メールを頂戴した。是非こういう動きがあることを紹介して欲しいというので、早速ご紹介する。
実際に大阪へ赴いてコンサートを聴くことができるひとは、限られるだろうが、他の応援の仕方もあるだろう。
世論が盛り上がらないのが問題だ。
近ごろの世の中を見ていると、なまじ、自分が楽器を演奏する素人が増え、
彼らは、年に数回の自分達の「定期演奏会」の為に練習に忙殺され、
本来は、彼らこそ、最も良い聴衆になれるのに、プロのコンサートに行かなく(行けなく)
なっている、という、皮肉な状況にある。
悪いが、素人オーケストラは・自分達が思っているほど聴衆は感心していない。
上手いならプロが上手いに決まっている。何せ、プロは弾けなかったり間違えたら、
仕事を失うか、仕事が来なくなる。気合いが違う。命懸けなのだ。
プロをないがしろにしてはいけない。アマチュアが「運命」や「新世界より」を弾こうとするのは
かつて、プロの演奏を散々聴いたからである。
音楽に一生をかけた人々は、大事にしなければならない。
勿論、プロの音楽家にも変人やいやな奴がいるのは知っているが、そういう細かい話ではない。
もう一度。
大阪のオーケストラ応援企画 | tutti
それから、大阪市音楽団に「ふるさと納税」制度を利用しての寄付を募っている、Twitterボット
SaveShionBot(非公式) (saveshionbot)
他にもこの極端な長引く不況の中、存亡の危機に瀕している音楽団体があるはずで、
先日、神奈川フィルも危ないという記事を読んだけれども、募金を募っているような団体の方は、
お知らせ下さい。大マスコミにはとても叶いませんが、僭越ながら、この日記・ブログ、1日に1,000件ぐらいのアクセスがあります。
私がクラシック音楽記事を書くので、音楽好きの方の読者もいらっしゃいます。
どんどん、お知らせ下さい。
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