カテゴリー「大飯原発」の記事

2013.02.06

NHK 時論公論「原発新安全基準 厳格に適用を」 水野倫之解説委員(1月31日(木)放送))文字起こし。

◆時論公論「原発新安全基準 厳格に適用を」 水野倫之解説委員 (1月31日放送)

(文字起こし開始)

こんばんは。

原子力規制委員会の専門家会合は福島第一原発事故を教訓に

過酷事故やテロ対策まで電力会社に新たに義務づける、原発の新しい安全基準の骨子をきょう、正式に決めました。


これとは別に地震と津波対策を強化した基準の骨子もまとめており、あわせて今後国民から意見を聞いた上で、7月に新基準として施行する方針です。


しかし、規制が厳しくなることに、再稼働を急ぎたい電力会社からは異論も出ており、一部の対策には猶予期間をもうけることも検討されています。

これで、地に墜ちた原子力の信頼回復につながるのか。今夜の時論公論は、新しい基準のポイントと、その課題を考えたいと思います。


福島第一原発の事故では、津波ですべての電源が失われて、燃料が溶け、

格納容器の圧力を下げるベントにも手間どって、容器が破損し、大量の放射性物質が放出される、

世界最悪レベルの事故となりました。


安全基準が破綻していたことが明らかになり、原子力規制委員会は、専門家による基準の見直しの議論をすすめ、

今日、その骨子を正式に決めました。


まず、通常の事故対策として、電源喪失に備えて、24時間以上保つバッテリーをおくことや、

火災対策として燃えにくいケーブルを使うこと、そして複数の空調設備を備えた免震重要棟を

そなえることなどを義務づけています。


そして今回はこれにとどまらず、これまで義務づけられていなかった

「過酷事故対策」や「テロ対策」を初めて義務づけているのが最大の特徴です。


まずは、格納容器の圧力を下げるベント装置です。

これに放射性物質を取り除くフィルターを付け、福島第一原発と同じ沸騰水型では、二系統を設置することを義務づけます。

また、テロなどによる航空機の衝突で、原子炉建屋が大規模に壊れた場合にも、原子炉を冷却したり状態を監視できる、

「特定安全施設」と呼ばれる施設の設置ももとめています。


このうち、ベント装置については、格納容器が小さい沸騰水型の原発の多くは電力会社が自主的に取り付けていて、

東京電力も今回の事故で作動させています。


しかし、フィルターがついておらず、住民の被曝を避けるため、避難の確認をする作業に手間取ったこともあり、

結局、格納容器の蓋が破損し、大量の放射性物質の放出や、水素爆発につながりました。


ベントのフィルターは、大型のタンクの中に入った大量の水や砂などで放射性物質を濾過する仕組みです。

放射能濃度は1000分の1以下となって周辺住民の被曝をおさえることができ、ベントを素早く開始して格納容器を守り、

放射性物質の大量放出を防ぐことが期待できます。


チェルノブイリ型事故の後、ヨーロッパ各国では義務づけられましたが、

日本では電力会社が採用しようとしませんでした。今回、ようやく世界標準にたどりついたともいえますが、

信頼性を高めるために、沸騰水型で二系統設置を義務づけ、多重性を確保している点は、評価できると思います。


また、特定安全施設は、原子炉建屋にある冷却装置などとは別に、新たに建屋の外に設置する安全施設で、

メルトダウンで格納容器などに落ちた燃料に注水できるポンプや、非常用電源などを備え、

緊急冷却できるようにします。


また、中央制御室が使えなくなった場合に備え、原子炉を監視できる第二制御室の設置も求めています。 

施設は航空機が墜落しても壊れないことが条件で、壁を頑丈にしたり、建屋から100メートルほど離して設置しなければなりません。

こちらもすでにヨーロッパの一部の原発には導入済みの設備で、規制委員会の要求は、全般的には妥当だと思います。


しかし、電力会社からは「厳しすぎる」として、異論が噴出しています。

特定安全施設は、配管が長くなると水漏れのリスクもあり、100メートルも離す必要はない、としたり、

フィルター付ベントも、信頼性が高く一基あれば十分であると。

また免震重要棟にはマスクもあることから、放射性物質を除去する空調は複数必要無いなどと主張しています。


新基準に適合するためには、大規模な工事が必要となり、電力会社は多額のコスト負担を迫られるだけでなく、

再稼働の時期にも影響するからです。


さらに電力会社は、規制委員会が今週まとめた、地震と津波の新しい基準にも対応しなければなりません。

原発ごとに、海底地形などから、起こり得る最大の津波を計算して防潮堤などの設置を義務づけているほか、

活断層もこれまでよりも年代を拡げ、活動の時期を40万年前までさかのぼって調べることを求めています。


防潮堤の設置にはかなり時間がかかり、敷地の活断層調査も容易ではありません。

規制委員会の安全審査も一基あたり半年はかかるとみられ、このまま基準が厳格に適用されれば、

夏以降、日本が再び原発稼働ゼロになるのは確実と思われます。


電力会社としては、火力発電にかかる燃料代を抑えるためにも、少しでも早く原発を再稼働させたいわけで、

一部の設備について設置まで猶予期間を求める声も上がっており、規制委員会も今後検討する方針を示しています。


ただ、今回の基準の骨子は、日本の原発が、過酷事故に対する備えがなく

事故の拡大を防げなかったことを反省してつくられたわけです。

新基準で求められる設備は、事故を起こした日本の原発に必要不可欠なもの、と捉えるべきだと思います。


電力会社は、この基準以上に独自の安全対策を考えていって然るべきで、

事故を経ても、いまだに意識は変わりきっていないようにも見えます。


ここで重要なのは、去年の大飯原発の再稼働のときのように、重要な施設を先送りしたままの再稼働判断をしてはならない、

ということです。当時の野田政権は、免震重要棟や防潮堤などは、時間がかかるとして、

計画を示すだけで再稼働を認める政治判断をし、国民の批判も招きました。


現在の安倍政権は、原発の依存度を下げていくとしながらも、野田政権の「原発ゼロ」の方針を見直すことを表明し、

3年で全ての原発の再稼働に結論を出すとしています。


ただ、規制委員会は独自性の高い組織で、政権の方針や電力会社の経営に左右されることなく、

科学的・技術的に判断していくことが求められます。

前回と同じように例外を多く認めてしまえば、せっかくの基準が骨抜きとなってしまい、

信頼回復にはつながらない、と思います。


規制委員会は、新しい基準を厳格に適用して安全を確保していくべきだと思います。

そして、そのためにも、規制委員会の体制を強化していくことが必要です。新基準によって、

新しい設備の検査が増えるほか、活断層の有無など、難しい判断が迫られます。


しかし去年、各地の原発の放射性物質の拡散予測図の策定にあたって、規制委員会は、

電力会社から提供された自らチェックしようとせず、作業を所管の法人にほぼ丸投げし、ミスを連発するなど、

体制が弱いことが露呈しました。 また、大飯原発の活断層調査も長期化しています。


規制機関の職員は、電力会社の技術者と同等か、それ以上の知識がないと、問題点を指摘することが出来ません。


今後、設備の検査や、活断層に関して多くの専門的知識が必要となるわけで、

検査官に資格制度を設けたり、外部から専門性をもった職員を新たに採用するなど、

組織全体のレベルを高めていくことを検討する必要があると思います。


そして電力会社が今回の新しい基準をきちんと守っているかどうか、厳しく審査して安全性を判断し、

基準自体を実効性のあるものにしていって欲しいと思います。

(文字起こし終わり)

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2012.08.09

2005年8月8日、「郵政民営化法案」が参議院で否決されたら、小泉純一郎(当時総理)が、衆議院を解散したのです。

◆日本人はあまりにも簡単に過去のことをわすれるので、しつこいけど、書きます。

タイトルに書いたとおりです。

当時の内閣総理大臣小泉純一郎は、「郵政民営化」法案をさも自分が最も大切に思っている政策のようにアピールしていましたが、

アメリカの、内政干渉文書「年次改革要望書」には、毎年、書かれていたことです。


それはともかく、議会制民主主義国家なんですから、議会の手続きは法律で決まっている通りに

実行しなければいけないのです。衆議院で可決された法案が参議院で否決されたら、まず両院協議会を開き、

それでもどうしてもどちらも譲歩しないなら、衆議院で再度可決すれば、法案として成立する。


しかし、小泉は、参議院で否決されたら、衆議院を解散しました。

解散権の濫用です。


◆「郵政民営化の是非」だけを問う選挙なんだ、と小泉は、百万回繰り返しましたがウソです。

小泉のワンフレーズ政治とやら、に騙された大衆は、稀代のペテン師に騙され続けました。

この選挙では自民党のウェブサイトを見ると明らかなのですが、「郵政民営化法案だけ」どころではなく、

自民党120の約束

が、なんと今でも公然と掲げられており、ここには、2007年に増税することも、後期高齢者医療制度のことも、

障害者自立支援法といいつつ、障害者は勝手にのたれ死んで下さいと言わんばかりの法案、

後の「格差社会」をもたらめる法案が盛り込まれていました。

また、小泉は郵便は独立採算で、郵便局員の給料は税金からではなく、彼ら自身がはがきや切手をうったり、

小包を運んだりするときの手数料や、簡易保険、郵便貯金などから得た収益で賄っていることには触れずに、テレビCMで、
公務員の数を減らさなくて良いのですか?郵便局員は、全警察官や、全自衛官よりも数が多いのですよ?

と、言いました。こんなのは詐欺です。

だから、私は2005年8月8日から投票日の9月11日まで、如何に「小泉改革」がまやかしか

書き続けました。WEB日記エンピツで2002年4月から、今日まで10年4ヶ月、途中からはココログにも同じ文章を載せて

おりますが、この2005年8月から9月にかけての1ヶ月間ほど、必死に書いたことはありません。

これが、2005年8月の日記見出し一覧同9月の一覧です。

しかし、所詮、市井の一般人のブログなど、読む人の数がしれています。


9月11日、国民は小泉純一郎率いる、自由民主党と公明党連立与党に絶対安定多数を与えました。

私は翌日、9月12日の日記で、
2005年09月12日(月) 自民党歴史的勝利←国民の歴史的かつ致命的判断ミスですな。JIROの独断的日記ココログ版

と書きました。ものすごい数の嫌がらせが来ました。

約1ヶ月、反小泉の記事を書いている最中にはただの一通の反論メールもコメントもなかったのですよ?

それが選挙結果を見てから、反論が殺到したということは、世間の大多数は自分の頭では考えられず、

「選挙で小泉が大勝したのだから、小泉が正しく、JIROが間違っているに違いない」という思考能力しか無かった証拠です。

はっきりいって、このときから、半分投げやりな気持ちです。

数年後には、私としては「そら、見たことか」と言いたくなるような「格差社会」、

強者の論理にばかりたって、社会的な弱者は消えて下さい。さっさと野垂れ死んで下さい、

と言わんばかりの世の中が問題となりはじめました。

私に嫌がらせメールを送ってきたり、嫌がらせコメントを書き込んだ人で、

「自分が間違っていた」と謝罪してきた人は一人もいません。


◆今、解散なんかしている場合でしょうか?

野党・自民党は与党・民主党に対して衆議院の解散総選挙を要求しています。

世論もマスコミもその方が良い、もう野田政権には任せておけない。

という論調のようですが、今解散して、自民党が、あの頼りない谷垣総裁の下、

絶対安定多数を獲れるのか。という問題があるし、

そもそも与野党ともに、国家が行うべき仕事の優先順位を間違えていると思います。

将来の社会保障費を確保するために消費税を増税するとかしないとか言う前に、

福島第一原発のメルトダウンした核燃料はどこでどういう状態にあるのかわからないまま、

今も環境に、放射性物質を撒き散らしているし、使用済み核燃料プールが崩壊でもしたら、

首都圏まで、ものすごい汚染地帯となり、日本はもう、おしまいであろう、と小出裕章京都大学原子炉実験所助教は

以前から言ってます。他の原発も大地震の予想震源域の真ん中に建っていたり、再稼働した大飯原発の原子炉直下には

活断層があるといいます。

即ち、将来、日本がまだ人が住める場所として存在する保証が無い状態で、他の事を話し合っても意味がない。

今から開始して間に合うかどうかわかりませんが、とにかく収集の目途が全然付いていない福島第一の収束への計画と

残りの原発を順次、廃炉にするその予定を具体的に明確に、しかも何よりも優先する国政の課題である、

と認識できないような政党であるならば、民主だろうが自民だろうが、どこが政権を握っても同じことです。

将来の日本が消えても良い、というのなら、別ですが。

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2012.06.18

大飯原発再稼働と聞いて思いだした二人の賢人の言葉。

◆大飯原発安全対策って・・・。

言うまでも無いのですが、福島も含めて国内の原発は絶対安全で、

原子炉格納容器が地震で壊れることはあり得ないといわれていました。

政府の御用学者で東大教授のこの人。

大橋弘忠東大教授。平成17年のこの討論会で、

原発否定の小出裕章京都大学原子炉実験所助教を鼻先でせせら笑い

プルトニウムを飲んでも平気とか絶対に原子炉は壊れないと言って板人ですが、

東日本大震災の後一度も姿も聞かなければコメントも聞きません。


「格納容器は壊れないしプルトニウムは飲んでも大丈夫」







これほど言い切ったことが全部外れたのですから、何か言うべきですが、

それはともかく、大橋氏は、経産省、総合資源エネルギー調査会で様々な委員会に属していた人です。

日本国が保証する、原子炉の安全がどの程度のものか容易に推察できます。

◆東日本大震災並の地震と津波に耐えられることは意味を為さない。

首相は、大飯原発は仮に、福島原発が受けたような、地震による揺れや、津波を

受けても大丈夫だ、と何が根拠か知りませんが(まあ、ストレステストでしょう)

「保証し」ていましたけど、この時点で既に想定が甘いですよね?

どうして、東日本大震災を上回る大地震が起きるかも知れない、という可能性を

排除してしまうのでしょう。マグニチュード9の地震は、地震学の専門家ですら、

予想をしていなかった。東北大の地震研究所の地震計は、針が振り切れて測定不能になりました。

ならば、今度はさらに想定外の強い地震に襲われるかも知れない、と考えるべきです。


それに、福島第一原発は東日本大震災の震源から178キロも離れていたけれど、

活断層の専門家、東洋大学の渡辺満久教授(変形地質学)によると、

大飯原発のよりによって原子炉直下に断層があるらしい、とのこと。

これが動いたら、どんなに建物を丈夫にしておいても、土台の地面がずれてしまうので、

建物の耐震構造など、意味を持たない。といいます。つまり、一旦、大飯原発原子炉直下の

活断層がずれて、大飯原発の原子炉圧力容器や格納容器が破壊されたら、福島と同じように、

大気注に大量の放射性物質を放出することになる。


ド素人の私、しかも理数系の思考が極めて苦手な私ですら、それぐらいは分かります。

しかし、政府や関西電力は大飯は、「安全」だと。


これほど、精根尽き果てた感じがするのは小泉が大勝した2005年9月11日以来です。


◆二人の賢人の言葉を思い出しました。

それは、日本の倫理学者、和辻哲郎先生が、戦後お書きになった、

鎖国--日本の悲劇の序文です。

次の部分です。

太平洋戦争の敗北によって日本民族は実に情ない姿をさらけ出した。この情勢に応じて日本民族の劣等性を力説するというようなことはわたくしの欲するところではない。

有限な人間存在にあっては、どれほど優れたものにも欠点や弱所はある。その欠点の指摘は、人々が日本民族の優秀性を空虚な言葉で誇示していた時にこそ最も必要であった。

今はむしろ日本民族の優秀な面に対する落ちついた認識を誘い出し、悲境にあるこの民族を少しでも力づけるべき時ではないかと思われる。

しかし人々が否応なしにおのれの欠点や弱所を自覚せしめられている時に、ただその上に罵倒の言葉を投げかけるだけでなく、その欠点や弱所の深刻な反省を試み、

何がわれわれに足りないのであるかを精確に把握して置くことは、この欠点を克服するためにも必須の仕事である。

その欠点は一口にいえば、科学的精神の欠如であろう。

合理的な思索を蔑視して偏狭な狂信に動いた人々が、日本民族を現在の悲境に導き入れた。

がそういうことの起り得た背後には、直観的な事実にのみ信頼を置き、推理力による把捉を重んじない、という民族の性向が控えている。

推理力によって確実に認識せられ得ることに対してさえも、やって見なくては解らないと感ずるのがこの民族の癖である。

それが浅ましい狂信のはびこる温床であった。またそこから千種万様の欠点が導き出されて来たのである。(注:色太文字は引用者による)

「この民族の癖」は全然変化していないように思います。


もう1つは、物理学者の言葉です。
この世には、計り知れないものが二つある。宇宙の大きさと、人間の愚かしさだ。(アルバート・アインシュタイン)

誠に残念です。

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2012.06.10

【大飯原発】「安全は確保”報告書案を提示」活断層の真上の建造物が安全なのか。

◆記事:安全は確保”報告書案を提示(NHK 6月10日 19時57分)

関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、福井県が設置した原子力の専門家などが参加した委員会が開かれ、

「安全は確保できている」とする報告書の案が示されました。

報告書は了承されれば11日にも西川知事に提出され、西川知事は原発を視察をしたうえで、

今週中にも運転再開を判断するものとみられます。

福井県おおい町にある大飯原発の3号機と4号機の運転再開を巡り、福井県は、

原子力や耐震工学の専門家などが参加した県原子力安全専門委員会で、政府が確認したとする安全性を独自に検証しています。

10日の委員会は、開始前から運転再開に反対する市民グループが警察官らともみ合いになり、すべての委員が別室に移動し、

傍聴人を入れない状態で予定よりおよそ1時間遅れで始まりました。

委員会で示された報告書の案では、政府が決めた新たな安全基準について、

「現時点で知りうるかぎりの知見を反映している」と評価したうえで、大飯原発の安全性について、

「福島第一原発の事故を教訓に、想定される地震や津波が襲っても原子炉の安全を確保するための対策はできている」

と結論づけています。

このほか、国や関西電力への要望として、国の新たな規制機関の早期発足や、

万が一の事故への備えを十分に確保することなどを挙げています。

報告書は了承されれば11日にも西川知事に提出され、西川知事は原発を視察をしたうえで、

今週中にも運転再開を判断するものとみられます。


◆コメント:大飯原発の原子炉直下に活断層があっても安全なのか。

昨日と全く同じ内容である。

毎日同じ事を書くのは無意味に思われるかも知れない。


しかし、口幅ったい(注:「身のほども考えないで大きなことや生意気なことを言う態度である」の意。「広辞苑」)物言いになるが、

過去10年、時事問題の日記・ブログを書いてきた経験から、

私は、

本当に大事なことは何十回でも何百回でも繰り返すべきだ。

と考えている。要するに「一念岩をも通す」(俗に「愚直の一念ともいう)と信じたい。


さて、そんなことはどうでも良い。


問題は、大飯原発は安全だ、との結論を出したのが
福井県が設置した原子力の専門家などが参加した委員会

だ、ということである。

有り体にいえば、大飯原発のおかげで仕事があった人が、原発停止が長引いて困っているから、

まあ、311のような地震は、当分、起きないであろうから、早いところ大飯原発を再稼働してしまおう

ということは、普通の知識と知能と良識をもった日本人の大人ならば、一目瞭然だ。


しかし、「とりあえず」で決めてしまうには、今まで人間が遭遇してきた様々な問題と次元が違う。


昨日の記事で、引用したとおり、東洋大学の、活断層の専門家(変形地質学。活断層を見つけるのは

地震学者ではなくて、地質学者)、渡辺満久教授は、

  1. 大飯原発から数キロの数キロ離れたところに、マグニチュード7級の地震を起こしうる活断層があることは確認出来ている。

  2. ただし、本当の問題は、大飯原発の敷地の中にも小さい活断層がありそうだということが分かってきている。

  3. 厳密に言えば、自分(渡辺教授)が直接(敷地の)中に入って見る事が出来ないので、「分からない」というべきだが、

  4. 公表されているデータを見る限り、「活断層ではないんですか?」と思わざるを得ないような物が出ている。

と、6月6日の毎日放送「たね蒔きジャーナル」で発言しているし、それは共同通信が活字にしている。
【大飯原発、地表ずれる可能性】 「早急に現地調査を」 専門家指摘 (共同通信)(2012/06/06 21:48)

再稼働問題で注目される関西電力大飯原発(福井県)で、敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と連動して動き、地表がずれる可能性があるとの分析結果を渡辺満久東洋大教授(変動地形学)と鈴木康弘名古屋大教授(同)が6日まとめた。渡辺教授は「原子炉直下を通る破砕帯もあり、早急に現地調査すべきだ」としている。

原子炉直下の破砕帯が動いて地表がずれると、安全上重要な設備を損傷させる恐れがあるため、原発の立地場所として不適格となる可能性もある。

経済産業省原子力安全・保安院は「既に専門家会議で破砕帯の活動性はないと評価済みだ」としているが、専門家会議委員で産業技術総合研究所の杉山雄一主幹研究員は「大飯原発など若狭湾の原発は、現地調査であらためて状態を確認するべきだ」としている。

渡辺教授らが指摘したのは「F―6断層」と呼ばれる破砕帯。

1985年に関電が国に提出した大飯3、4号機の増設申請書によると、F―6断層は1、2号機と3、4号機の間の地下をほぼ南北に走っている。

当時の掘削調査で、坑内の南側壁面では断層の上を覆う地層が変形していないことなどから、関電は「国が原発の建設時に考慮するよう定めている、13万~12万年前以降に活動した活断層ではない」と判断。保安院も2010年に妥当と評価した。

これに対し、渡辺教授らは、同じ坑内の北側壁面の調査データなどを分析し、F―6断層が地層を上下にずらした可能性があると指摘した。

また、断層は粘土が混じって固まっていない可能性がある上、上部を覆う地層の年代も特定できておらず、活動が比較的新しい可能性もあると判断した。

 さらに、F―6断層は海域などにある周辺の活断層と連動して動く可能性もあるという。

日本原子力発電敦賀原発(福井県)では、原子炉直下の破砕帯が動く可能性が4月、保安院の現地調査で判明。国の基準を満たさず、廃炉の可能性が浮上している。

◎全原発で破砕帯調査を 

【解説】

原発の安全審査でこれまで国は、地震の揺れによる影響を重視してきたが、地表にずれを生じさせる破砕帯には注目せず、十分な調査も求めてこなかった。最近になって日本原子力発電敦賀原発で原子炉直下の破砕帯が動く可能性が判明しており、最新の知見に照らして全原発で破砕帯の調査をするべきだ。

大飯原発では1970年代の1号機建設の際、敷地内で多くの破砕帯が見つかり、関西電力は「F―6断層」を避けて原子炉を設置した。破砕帯は、断層活動で砕かれた岩石などが帯状に連なり、福井県の若狭湾周辺にある原発では敷地内に多く存在する。

敦賀原発では「ずれ方の特徴から古い時代の断層」「断層を覆う新しい時代の地層が変形していないので活動性はない」などとする日本原電の評価が妥当とされてきた。原子力安全・保安院の現地調査で評価が覆る可能性が出ているが、関電が大飯原発で行った調査や評価手法もほぼ同じ方法だ。

保安院がF―6断層を安全とする根拠も、基本的には80年代の掘削調査データなどで、古さは否めない。

保安院の専門家会議委員を務める産業技術総合研究所の杉山雄一(すぎやま・ゆういち)主幹研究員は「国の安全審査では事業者の調査データのすべてを確認しきれてはいない。全データの再確認や現地調査が非常に重要だ」と訴えている。

◎考慮すべき断層はない 関西電力の話

大飯原発建設前の調査で破砕帯を確認しているが、破砕帯はいずれも非常に短いものだった。最も長いF―6断層については掘削調査などを行っている。その結果、地表をずらす破砕帯も含め、考慮すべき断層は敷地内にはないと考えている。国の耐震安全性確認の審議でも確認していただいている。

東日本大震災前なら、正直いって、私もこの類の記事はまともに読まなかったかもしれないが、

311のあと、福島原発の惨状。我々が生きている間に福島原発の処理が終わるとは思えない。

また、私の家は元来福島で、今も先祖代々の墓があるので、決して他人事ではないが、福島は多分もう、人が住める場所には戻らない。

原発が、一旦事故を起こしたら、これほど多くの人間が、一世代では終わりを見ることができないほど、長期間に亘って苦しむことになるのが分かった、というのに、

原子炉の直下に活断層があるかもしれない、原発を再稼働することは、どう考えても許されない。

世の中には相対的なことと絶対的なことがあり、これは数少ない「絶対的な」事柄に属すると思われる。

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大飯原発の敷地内、原子炉直下に活断層があるようだ」(たね蒔きジャーナル 東洋大渡辺教授)

◆読者の方から、非常に重要な情報を教えて頂きました。

はじめに。

今日の記事は、昨日書いた

「大飯原発再稼働」←「国民の生活を守るため」どころではなく更に危険が増大するのだ。

へのコメントで、拙ブログにいつもコメントを下さる
あつし様の情報が無ければ、書けなかったものです。

心より御礼申しあげます。

また、後ほど、もう一度御礼を申しあげますが、

あつし様に紹介して頂いたブログ、
みんな楽しくHappy?がいい♪ 2011年3月11日。その後私は変わりました。

の管理人さん、ちょっとプロフィールが分からないのですが、

MBS(毎日放送)「たね蒔きジャーナル」を大変分かり易く文字起こしなさっております。

大変、寛容なことに、
ブログ内の内容についての転記はご自由にどうぞ。

と許可して下さっているので、ご好意に甘えます。

ありがとうございます。


◆音声資料:YouTube:「たね蒔きジャーナル」6月6日「原発と活断層~その実態を聞く・東洋大学 渡辺満久」

活断層の専門家(変動地形学)は地震学者とはまた別の専攻だそうです。

変動地形学者は、活断層を見つけるプロなのです。

活断層の専門家、東洋大学の渡辺満久教授が6月6日(水)の種まきジャーナルに

電話インタビューで出演したときの音声です。

最も重要なことは、

大飯原発の原子炉の真下に活断層がある(としか考えられない)

ことです。


2012年06月06日【水】原発と活断層~その実態を聞く・東洋大学 渡辺満久







これを、みんな楽しくHappy?がいい♪ 2011年3月11日。その後私は変わりました。の管理人さんが

文字起こしして下さっています。
「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏6/6たねまきJ(内容書き出し)

転載させて頂きます。
水野:近藤さ~ん、これからお話しいただくのは活断層の研究の第一人者でいらっしゃいます。東洋大学教授の渡辺満久先生です。渡辺さんこんばんは~。

大飯原発近くの活断層

水野:渡辺さんが今日お話し下さるという事でラジオのリスナーの方々から質問を頂戴いたしました。

「今政府が再稼働に向けてひた走っているように見えます、大飯原発。

福井県にあります大飯原発の近くにはどのような活断層があるんでしょうか?

そしてそれが近い将来地震を起こす恐れってあるんでしょうか」

こんなふうに聞いて下さっているんですが、渡辺さん、いかがでしょうか?



渡辺:大飯原発の本当に近いところには活断層は見えないんですけれども、数キロ離れたところにかなり大きな地震を起こす活断層が存在しています。


水野:数キロ離れたところに大きな活断層があるんですか、


渡辺:そうですね、それはですねいつ動くかという事は全く分かりません。


水野:明日動くかもしれません?


渡辺:動くかもしれません。


水野:動くとしたらどれぐらいの地震を起こす規模の活断層なんでしょうか?


渡辺:マグニチュードで申し上げれば、7を超えるぐらいだろうと思います。


水野:マグニチュード7を超える揺れをもたらすような大きな活断層が、数キロ離れたところにあるんですか。


渡辺:はい。ただ問題はそこではなくてですね、どうも敷地の中にも小さい活断層がありそうだっていう事がだんだんわかってきて、


水野:え゛---っ!大飯原発の敷地の中にもですか?


渡辺:そうですね。民間の市民団体の方が提示されたデータを私は見せていただいて、

「活断層が存在する可能性を否定できない」と、そういう風にコメントして、もうすぐその記事も出ると思うんですけれど、
◆(JIRO注:当該記事。)大飯原発、地表ずれる可能性 専門家「早急に現地調査を」(共同通信2012/06/06 21:01)

再稼働問題で注目される関西電力大飯原発(福井県)で、敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と連動して動き、

地表がずれる可能性があるとの分析結果を渡辺満久東洋大教授(変動地形学)と鈴木康弘名古屋大教授(同)が6日まとめた。

渡辺教授は「原子炉直下を通る破砕帯もあり、早急に現地調査すべきだ」としている。

原子炉直下の破砕帯が動いて地表がずれると、安全上重要な設備を損傷させる恐れがあるため、

原発の立地場所として不適格となる可能性もある。

渡辺教授らが指摘したのは「F―6断層」と呼ばれる破砕帯。

水野:そうですか、大飯原発の敷地内にも活断層がある可能性を否定できない。ま、あるかもしれないという事ですよね。


渡辺:私が直接中に入って見る事が出来ないので、分からないとしか申し上げられないんですけれども、

公表されているデータを見る限りですね、「活断層ではないんですか?」

と思わざるを得ないような物が出ているんですね。そちらの方が心配ですね。


水野:そうした敷地内の、「小さな」とおっしゃいましたけれども、活断層が動く可能性もあるでしょうし、


活断層の真上に原子炉



渡辺:それも、いつ動くかっていうのは全く分かりませんけれども、その敷地内のやつが原子炉の下にもあるので、

そういうものがもしかして動いてしまうと、これはちょっと、大変なことが想定できる訳です。


水野:原子炉の下にも活断層があるやもしれない。で、それが動く時ってね、ど、どんな最悪な事があり得るんですか?


渡辺:建屋の真下のやつが動いてしまうと、建屋が壊れますので、そうすると原子炉本体が頑丈に造ってあったとしても、

配管その他が壊れてしまうとですね、かなり深刻な事態になるんじゃないかと思います。

ただ、わたしは工学的なところは専門ではないので、ハッキリは申し上げられませんけれども、


水野:あ、そうか。近藤さ~ん、今の渡辺さんのお話を聞かれて、どんな印象を持たれました?


近藤:あの・・・・先生ね、耐震性を、そうするといかに高めても、活断層が下にあるという事になると、

これは先生の専門じゃないかも分かりませんけれど、どんな建物でもダメなんですかね?


渡辺:直下にあるもので、土地がずれてしまった場合には、耐震性は関係ないです。


近藤:関係ないわけですか、


水野:あっ!そうなんですか


渡辺:ずれてしまった場合には、私達が今まで見ている世界の活断層が動いた現場を見ている限りでは、

その上にあった建造物が無傷だったという例はほとんどないわけです。



(JIRO:以下省略。全文の文字起こしは、「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏6/6たねまきJ(内容書き出し)をご参照。)


◆コメント:原子炉直下に活断層がある原発が「安全」ならば、この世に「危険な原発」は存在しない。

もはやコメントの必要は無かろう。

野田首相は、大飯原発は安全だと言ったが、原子炉の真下に活断層がある原発が安全ならば、

危険な原発は確かに存在しないだろう。音声を聞き、また、文字起こしを読めばわかるとおり

真下に活断層があり、それが動いたら、土台の地面がずれてしまうのだから、耐震構造もへったくれも無い。

もう一つ、放射能を撒き散らす場所が増える。

野田首相はさらに、「私の責任で」再稼働すると言ったが、原発が壊れたら

放射性物質が、環境に拡散し、放射性物質を無毒化することは出来ないのに、

どうやって責任を取るのか。内閣総辞職や、野田首相が死んだら放射能が消える

という仕組みなら、責任のとりようがあろうが、首相をやめる位で責任を取ったことにして、

国民の生命をさらに危険に晒す権利は、どう考えても、どんな人間にも、無い。

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