カテゴリー「感染症」の記事

2014.02.01

約20年ぶりに風邪をひいたと思ったら、インフルエンザでした。

◆ここ20年ぐらい風邪はひいたことがありませんでした。

子供の頃は、めっぽう身体が弱く、一ヶ月に一度が熱をだして学校を休んでいましたが、

それは、小学校の3年の1学期までで、3年の夏休みに学校のプールの水泳教室で、

それまで全く泳げず、浮くことも出来ないと、「無級」で「ダルマ浮き」ができると「10級」で

そのいずれももっていなかったのですが、辛うじて浮いて、5メートル泳げるようになり「9級」を、

獲った時の喜びを覚えておりますが、その次の二学期から、急に風邪をひかなくなりました。


あれも、一種、自分が「身体が弱い」という「自己レッテル貼り」だったのかもしれません。

それでも、人並みに、年に一度か二度は風邪をひく、という状況が続き、


なんと成人してから、当時の国立第一病院(今の国立国際医療センター)の耳鼻科で

扁桃腺切除術適応だ、といわれ、オペ(簡単です)をうけて、一週間入院してから、

より一層、風邪をひきにくくなりました。それでもまだひいてました。


ロンドン駐在員の時に、あっちの人は食事が偏ってるので、サプリメントが発達するのでしょう。

そこら中でやすく、含有成分量が多い、単体ビタミン、マルチ・ビタミン&ミネラルを服用しはじめ、

帰国してからも飲み続けたら、何だか全然風邪をひかなくなりました。


◆今週水曜日に少し「咳っぽい」かな?と思ったのが始まりです。

「咳っぽい」という日本語は本当は正しく無いと思いますが、

気管支のような奥の方ではなくて、のどの辺りがやや、いがらっぽいといいましょうか。

ひっきりなしに、ではなく、まれに咳払いをしたくなる感じ、でした。私の場合は、何らかの原因で

ホコリなどを吸い込むのでしょうか。こういう状態になることが前にもあり、他の症状はない。

そういうときには、大抵「龍角散」で治ったのですが、夕方になっても治らない。

あいにく水曜日は、普段、降圧剤を処方して頂く最寄りの内科医院の休診日でしたので、

別の医院に行きましたら、「最近そのような『咳風邪』が流行っています」という説明で、

そのドクターは漢方を好む方で、「五虎湯」(ごことう)という、西洋医学の鎮咳去痰剤(ちんがいきょたんざい)

に相当する漢方薬を処方してくださいました。翌木曜日朝は熱もないし、五虎湯の効果があったのか、

喉のいがらっぽさが減じていましたので普通に会社で働きました。


ところが、問題は木曜日の夜で熱が38度台にまで上がりましたが、かねて自己責任で実行している、

ビタミンCを大量に、そして鎮痛解熱剤を併せて飲んでねたら、金曜日の朝には37度1分まで熱がさがり、

咳もくしゃみもでません。出社して働きました。


普通に作業できるのですが、やはり熱っぽい。しかし、インフルエンザの典型症状といわれている、

普通にしていられないほどの高熱、悪寒、震え、関節痛、などは一向にないので、一体これは、

どういう風邪だろう、と思いつつ、医療用サージカル・マスクで鼻と口を覆い。鼻水は多少でるので、

鼻をかむ度に、常時携帯している手指消毒用エタノール(アルコール)スプレーで、万が一の場合にも、

周囲に病原体を拡散しないように務めました。


◆今日、インフルエンザと診断されました。

金曜日の帰宅後、検温したら、38度台。安静にしていたら、夜には37度台前半。

土曜日の朝は、また38度前後。喉の腫れを感じ、最寄りでかかりつけの内科医院で

診て頂いたら、インフルエンザ検査しましょうということになり、結果は陽性でした。

インフルエンザ検査キットによる検査は、ウィルスそのものを抽出するわけではなく、

インフルエンザウイルスに感染したことにより、人体の免疫機構が造る「抗体」を

検出するだけですから、今、もっとも流行しているA香港型か、あるいは、2009年に

「新型インフルエンザ」だといって、世の中がパニックになり、マスクも消毒液も医療機関ですら

不足して世の中が大変混乱した、所謂「豚インフル」(H1N1亜型)か何かは、わかりません。

予防接種(ワクチン)は受けていなかったのですが、それは、ずっとそうで、一番最近ワクチンを打ったのは、

もう10年以上前、倅が中学受験した年でした。ですから、ワクチンを打とうが打つまいが、あまり

変わらないし、ワクチンを打っていると、たとえ、感染発症しても、軽い症状で済むという人もいますが、

それも「俗説」で、私はワクチンを打っていませんでしたが、前述のとおり、インフルエンザの典型的な

症状が全くなかったので、非常に個人差があると思います。


しかし、インフルエンザというのは、考え方によっては対処しやすい病気です。

病原体そのものを殺す、「抗ウイルス薬」(タミフル、リレンザなど)が存在するから、です。

私は「リレンザ」を処方されまして、これは、「豚インフル」大流行の時に倅が処方され、使い方を

調べたので、使い方そのもの、というよりも情報源を覚えていました。

勿論、薬局で説明はされますし、図解説明書を渡されますが、日本販売元の、

グラクソ・スミス・クライン社のサイトに

「リレンザの吸入方法について」ビデオによる解説

というページがあります。これが、一番分かり易いとおもいます(タミフルは単に経口投与するカプセルです)。


豚インフルの時の息子は、その数ヶ月前、別の型のウイルスによるインフルエンザにも感染していたので、

当たり前ですが、ウイルス型が違えば、一旦、インフルエンザになろうが、ワクチンを打とうが

抗体が身体にできていないインフルエンザには感染することがよく分かります。

それは、余談ですが、つまり2009年は短期間の間に二度も息子がリレンザを処方され、

使い方をネットで(私が)検索したので、情報源の在処を覚えていた、というわけです。


A香港型だろうが、H1N1亜型だろうが、症状は2日間ほど抗ウイルス薬を投与すると見事に軽減しますが、

ウイルスは、依然として身体の中で生きていて、その状態で外出すると、世間にインフルエンザウイルスを

まき散らすことになり、正に「社会の迷惑」ですから、5日間は抗インフル薬を飲み続け、

会社や学校に行っては、いけません。

と、別に「病気」自体は「自慢」になるわけはないのですが、インフルエンザといっても、

これぐらいの文章を打つことが出来る位、自覚症状としては、軽いのもあるので、却って要注意です。

ということを申し上げたかったのと、逆の見方をすれば、インフルだからといって、みなゼイゼイと苦しむ訳ではない

ということもお見せしたかったので、「インフル日記」をしたためた次第です。

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2012.11.28

「感染性胃腸炎の患者が激減 新型インフル対策が予防に(2010年01月18日  紀伊民報)」前回の続きです。

◆記事1:感染性胃腸炎の患者が激減 新型インフル対策が予防に(2010年01月18日  紀伊民報)

毎年冬に流行する感染性胃腸炎の発症者数が、例年に比べて激減している。秋以降の新型インフルエンザの感染拡大に伴い、

うがいや手洗いなど予防意識が高まったことが減少の一因と考えられる。

県難病・感染症対策課は「今後増加する可能性はあるので、予防を徹底してほしい」と呼び掛けている。

感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルス、細菌などが原因で起きる。ノロウイルスの場合、

例年11月後半から患者数が増え始め、12、1月にピークを迎える。ウイルスに汚染された食品や手指を介して感染し、

嘔吐(おうと)や下痢、発熱などの症状がある。

感染力が強く、小学校や保育所、幼稚園、高齢者福祉施設などで集団感染が起きることもある。

和歌山県内では31カ所の定点医療機関が患者数を報告している。2009年12月21~27日の患者数は

118人(定点当たり3・81人)だが、08年同時期は385人(同12・42人)、

07年同時期は320人(同10・32人)と、過去2年と比べて半数以下になっている。

県難病・感染症対策課によると、患者数減少の一因として、新型インフルエンザの流行の影響が考えられるという。

手洗いやうがいなど、インフルエンザと予防方法は共通しており、感染性胃腸炎の患者減少は流行している

新型インフルエンザ対策の効果と見られている。

一方で、新型インフルエンザの流行で定着したアルコール消毒は、ノロウイルスに効果がないため、

嘔吐物を処理する際に塩素系消毒剤を使うなど、注意が必要という。

同課は「例年に比べると非常に少ない。けれども冬場に多い疾患であり、集団感染で広まりやすい感染症。

今後もうがい、手洗いの予防策を徹底してほしい」と話している。


◆記事2:石川:県内、感染性胃腸炎の患者4分の1に減 新型インフル予防で思わぬ「効果」(北國新聞2009年12月17日)

冬場に増える傾向がある感染性胃腸炎の石川県内の患者数が今季、平年を大きく下回っ ている。

例年なら11月ごろから患者数は急増するが、今年は目立って増加していない。

県では新型インフルエンザ予防策として手洗いやうがいを励行したことが激減の一因と推 測しており、

新型インフル対策の「思わぬ効果」に驚いている。

県保健環境センターの調査によると、今年49週(11月30日~12月6日)の県内定点医療機関の患者報告数は108人、

定点当たりの患者数は3・72人となっており、 前年同週(12月1~7日)の421人、14・52人の4分の1程度となっている。

患者数の激減した原因として、医療関係者が指摘するのが、新型インフル予防策として 励行されている手洗いとうがいである。

県健康推進課によると、冬場の感染性胃腸炎に多 いノロウイルスへの対策にも手洗いとうがいは有効だという。

新型インフル対策として園内で手洗いとうがいを行っている金沢市幸町の川上幼稚園で は、

「この時期になると毎年、おなかが痛いという園児がいるが、今年はまだ出ていない 」という。

デイサービスセンターなどを運営する北伸福祉会(金沢市)では今季、利用者が感染性胃腸炎を発症したという報告はないという。

同会は新型インフル予防のため、各施設の玄関にアルコール消毒液を置いており、「手洗 いへの意識が高くなっていることが、

感染性胃腸炎の未発生と関係があるのかもしれない 」とする。

金沢市入江1丁目の加藤小児科医院でも感染性胃腸炎で来院する患者は平年より少ない というが、

加藤彰一院長は「これから感染が増加するかもしれないので注意は必要だ」と 話している。


◆コメント:前回の更新で、「過去記事」を引用出来なかったので、ご参考までに。

前回の記事、「ノロウイルスの患者急増 注意呼びかけ」←新型インフルの年には減ったのです。手洗い。で、新型インフルエンザが流行した年、

感染性胃腸炎の患者が減った、という記事を確かに読んだ、私は書きましたが、急いで更新したため、エビデンス(証拠)を

引用出来なかったので、改めて載せました。

地方新聞2紙の記事を引用したのは、1箇所では、偶然かも知れませんけれども、

読んで頂くとお分かりのように、記事1は紀伊民報で、記事2は北國新聞です。

和歌山県と石川県で、奇しくもまったく同じ傾向が統計的に確認出来て居ます。

厳密には「証明」にはならないのでしょうが、いずれの記事にもあるとおり、2009年に流行した新型インフルエンザ、

A型のH1N1亜型ウイルスによるインフルエンザ対策として、全国的に手洗いとうがいの励行を、

多くの人が実践した為、その副次的効果として、感染性胃腸炎が激減したのであろう、という専門家の意見が一致している点に

着目します。


あまり色々な記事を引用すると、長くなるので省略しますが、H1N1型(所謂「豚インフルエンザウイルス)の症状が軽く、

爆発的流行が収束し始めたころから、感染性胃腸炎の患者が、また増加し始めた、との報道があります。

新型インフルが、大した事はなさそうだ、と油断して手洗いがおろそかになりはじめたのでしょう。

というわけで、今日も、各地で、感染性胃腸炎の集団感染が報じられていますので、

当面、かなり意識的に「丁寧な手洗い」(親指が意外に洗えていないそうです)を継続することが

肝要かと思われます。

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