カテゴリー「ノロウイルス」の記事

2012.11.28

「感染性胃腸炎の患者が激減 新型インフル対策が予防に(2010年01月18日  紀伊民報)」前回の続きです。

◆記事1:感染性胃腸炎の患者が激減 新型インフル対策が予防に(2010年01月18日  紀伊民報)

毎年冬に流行する感染性胃腸炎の発症者数が、例年に比べて激減している。秋以降の新型インフルエンザの感染拡大に伴い、

うがいや手洗いなど予防意識が高まったことが減少の一因と考えられる。

県難病・感染症対策課は「今後増加する可能性はあるので、予防を徹底してほしい」と呼び掛けている。

感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルス、細菌などが原因で起きる。ノロウイルスの場合、

例年11月後半から患者数が増え始め、12、1月にピークを迎える。ウイルスに汚染された食品や手指を介して感染し、

嘔吐(おうと)や下痢、発熱などの症状がある。

感染力が強く、小学校や保育所、幼稚園、高齢者福祉施設などで集団感染が起きることもある。

和歌山県内では31カ所の定点医療機関が患者数を報告している。2009年12月21~27日の患者数は

118人(定点当たり3・81人)だが、08年同時期は385人(同12・42人)、

07年同時期は320人(同10・32人)と、過去2年と比べて半数以下になっている。

県難病・感染症対策課によると、患者数減少の一因として、新型インフルエンザの流行の影響が考えられるという。

手洗いやうがいなど、インフルエンザと予防方法は共通しており、感染性胃腸炎の患者減少は流行している

新型インフルエンザ対策の効果と見られている。

一方で、新型インフルエンザの流行で定着したアルコール消毒は、ノロウイルスに効果がないため、

嘔吐物を処理する際に塩素系消毒剤を使うなど、注意が必要という。

同課は「例年に比べると非常に少ない。けれども冬場に多い疾患であり、集団感染で広まりやすい感染症。

今後もうがい、手洗いの予防策を徹底してほしい」と話している。


◆記事2:石川:県内、感染性胃腸炎の患者4分の1に減 新型インフル予防で思わぬ「効果」(北國新聞2009年12月17日)

冬場に増える傾向がある感染性胃腸炎の石川県内の患者数が今季、平年を大きく下回っ ている。

例年なら11月ごろから患者数は急増するが、今年は目立って増加していない。

県では新型インフルエンザ予防策として手洗いやうがいを励行したことが激減の一因と推 測しており、

新型インフル対策の「思わぬ効果」に驚いている。

県保健環境センターの調査によると、今年49週(11月30日~12月6日)の県内定点医療機関の患者報告数は108人、

定点当たりの患者数は3・72人となっており、 前年同週(12月1~7日)の421人、14・52人の4分の1程度となっている。

患者数の激減した原因として、医療関係者が指摘するのが、新型インフル予防策として 励行されている手洗いとうがいである。

県健康推進課によると、冬場の感染性胃腸炎に多 いノロウイルスへの対策にも手洗いとうがいは有効だという。

新型インフル対策として園内で手洗いとうがいを行っている金沢市幸町の川上幼稚園で は、

「この時期になると毎年、おなかが痛いという園児がいるが、今年はまだ出ていない 」という。

デイサービスセンターなどを運営する北伸福祉会(金沢市)では今季、利用者が感染性胃腸炎を発症したという報告はないという。

同会は新型インフル予防のため、各施設の玄関にアルコール消毒液を置いており、「手洗 いへの意識が高くなっていることが、

感染性胃腸炎の未発生と関係があるのかもしれない 」とする。

金沢市入江1丁目の加藤小児科医院でも感染性胃腸炎で来院する患者は平年より少ない というが、

加藤彰一院長は「これから感染が増加するかもしれないので注意は必要だ」と 話している。


◆コメント:前回の更新で、「過去記事」を引用出来なかったので、ご参考までに。

前回の記事、「ノロウイルスの患者急増 注意呼びかけ」←新型インフルの年には減ったのです。手洗い。で、新型インフルエンザが流行した年、

感染性胃腸炎の患者が減った、という記事を確かに読んだ、私は書きましたが、急いで更新したため、エビデンス(証拠)を

引用出来なかったので、改めて載せました。

地方新聞2紙の記事を引用したのは、1箇所では、偶然かも知れませんけれども、

読んで頂くとお分かりのように、記事1は紀伊民報で、記事2は北國新聞です。

和歌山県と石川県で、奇しくもまったく同じ傾向が統計的に確認出来て居ます。

厳密には「証明」にはならないのでしょうが、いずれの記事にもあるとおり、2009年に流行した新型インフルエンザ、

A型のH1N1亜型ウイルスによるインフルエンザ対策として、全国的に手洗いとうがいの励行を、

多くの人が実践した為、その副次的効果として、感染性胃腸炎が激減したのであろう、という専門家の意見が一致している点に

着目します。


あまり色々な記事を引用すると、長くなるので省略しますが、H1N1型(所謂「豚インフルエンザウイルス)の症状が軽く、

爆発的流行が収束し始めたころから、感染性胃腸炎の患者が、また増加し始めた、との報道があります。

新型インフルが、大した事はなさそうだ、と油断して手洗いがおろそかになりはじめたのでしょう。

というわけで、今日も、各地で、感染性胃腸炎の集団感染が報じられていますので、

当面、かなり意識的に「丁寧な手洗い」(親指が意外に洗えていないそうです)を継続することが

肝要かと思われます。

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