カテゴリー「皇室」の記事

2012.10.16

「五輪メダリストら招き茶会=皇居」←当然だと思います。

◆記事:五輪メダリストら招き茶会=皇居(時事通信 10月15日(月)19時40分配信)

天皇、皇后両陛下は15日、ロンドン五輪のメダリストや入賞選手ら188人を皇居・宮殿に招き、茶会を開かれた。

皇太子さまや秋篠宮ご夫妻、常陸宮さまも出席し、選手らと1時間にわたって和やかに歓談した。

天皇陛下はあいさつで「皆さんは日々努力を重ねここに一つの大きな目的を達成されました。

その姿は多くの人々に深い感動や励ましを与えたことと思います」と述べ、選手団をねぎらった。

卓球女子団体銀メダルの福原愛選手(23)は「両陛下にお目にかかれてとても光栄でした。

たくさん温かい声を掛けていただいてすごく感動しました」と話した。

体操男子個人総合金メダルの内村航平選手(23)は「北京の時も会うことができて、

4年後にこうして金メダルを取ることができた。リオにもつながるすごく良い機会だったと思います」と気持ちを新たにしていた。


◆コメント:天皇陛下のおっしゃる通りであります。

最近、インターネット上で、

ロンドン五輪関連の番組、もういい加減にして欲しい。

とおっしゃる方がいました。

Twitterだったので、文脈の前後が分かりませんので何とも難しいのですが、

善意的に解釈すれば、「五輪選手をアスリートの本分とは別のバラエティー番組に

視聴率稼ぎを目的に引っ張り出すべきではない」という意味だと思います。


それならば、私も同感ですが、恣意的に解釈して、
ロンドン五輪の話は、もうたくさん。

という意味だと仮定するならば、私は、そうは思いません。


ロンドン五輪が終わったのが8月12日。僅か2ヶ月前です。そして、日付が変わっていますが、

10月15日の8週間前、8月20日(月)銀座中央通りを、メダリストたちが、銀座一丁目から七丁目までの

わずか1キロをパレードするときに、沿道には、なんと50万人もの日本人が駆けつけました。あの炎天下に。


これは、何故かと言うと、皆、本当に嬉しく、選手達に感謝していたからだと思います。

東日本大震災以降、日本には「良い事」は少なくて、気が滅入るような出来事が続きました。

そのように、皆が「参っ」ていたとき、五輪アスリートは史上最多メダルを獲得するなど、

見ている私達(普段はスポーツに全くと言っていいほど関心がないわたしですら)に、大きな感激を与えてくれました。


体操の内村航平選手は、NHKのインタビューに答えて、
自分が金メダルを獲ったことは嬉しいが、それよりも、自分が勝つことによって周囲の人が喜んでくれたり元気になってくれた

ことの方が嬉しかった。これからは、そういうことを第一に考えて体操に臨みたい。

という趣旨の話をしていました。


天皇陛下と内村選手がおっしゃるとおり、我々は確かに、五輪アスリート達から「元気」という「気」をもらいました。

日本人は、心から喜びたかった、喜ぶことに飢えていた、と言ってもいいでしょう。その期待に応えてくれたのが五輪の

選手達です。


今更言うまでもありませんが、日本人は悪いことも良いこともすぐに忘れすぎるのです。

元気をもらったということは、我々は選手達に感謝すべきで、その気持ちをたかだか2ヶ月で忘れていいとは

到底思えません。この慶びは、私達はいつまでも覚えているべきだとおもいます。

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2012.06.07

「三笠宮寛仁さま ご逝去」←皇族が亡くなったら「薨去」(こうきょ)です

◆記事:三笠宮寛仁さま ご逝去(NHK 6月6日 20時29分)

天皇陛下のいとこで「ひげの殿下」として知られる三笠宮寛仁さまは、のどのがんの手術を受けたあと入院を続けていましたが、

容体が悪化して6日午後3時35分亡くなられました。66歳でした。

三笠宮寛仁さまは、平成3年の食道がんの手術以来、のどなどにできたがんのため、

これまでに16回の手術や治療を受けられました。



ことし1月には、東京・千代田区の杏雲堂病院でのどのがんを切除する手術を受け、入院を続けられていました。

宮内庁によりますと、寛仁さまは容体が悪化して危篤になり、6日午後3時35分、母親の三笠宮妃の百合子さまや

長女の彬子さま、次女の瑶子さまなどに最期をみとられ、多臓器不全のため亡くなられたということです。

寛仁さまのご遺体は午後6時すぎ、赤坂御用地にあるお住まいの宮邸に戻され、

天皇皇后両陛下をはじめ皇族方が6日夜、弔問に訪れられました。

寛仁さまは、昭和21年1月5日、三笠宮家の長男として誕生されました。

天皇陛下のいとこにあたられます。



みずからを「福祉の現場監督」と呼び、福祉団体の会長を務めて障害者の自立を支援したり、

学生時代に磨いた技術を生かして障害者のスキーの指導に当たったりするなど、

障害者福祉に積極的に取り組まれてきました。

昭和55年11月に信子さまと結婚され、翌56年に長女の彬子さま、58年には次女の瑶子さまが誕生されました。

また、日英協会や日本ノルウェー協会の名誉総裁として国際親善に務める一方で、

がんの研究基金の総裁としてがんの撲滅運動にも取り組まれてきました。

ご自身もがんとの闘病が長く、平成20年の手術では声を出すことができなくなり、

人工喉頭と呼ばれる器具をのどに当てて会話をされるようになりました。

このほかアルコール依存症や不整脈の治療のためたびたび入院されました。

一方で、去年5月には、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県を訪れて被災した人たちを励ますなど、

去年まで精力的に公務を続けられていました。


◆コメント:謹んでお悔やみ申しあげます。

誠に快活なお人柄でした。

まだお元気で「新婚」の頃。当時、故・遠藤周作氏が何処かの民放テレビで対談番組を始め、

その第1回目のゲストが、三笠宮寬仁殿下と妃殿下でした。

遠藤周作氏の方がからかわれるような雰囲気になりまして、

遠藤さん、久しぶりだなあ。たまには遊びに来て下さいよ。遠藤さんの好きな姉貴(甯子内親王)が会いたがってましたよ?

などと、おっしゃるのですが、遠藤さんの方が、狼狽してしまって、まだ新婚の妃殿下がおかしそうに見ていて、

とても暖かいお人柄を感じたのを覚えています。


◆どのメディアも「ご逝去」とかいていますが、「薨去」(こうきょ)が正しいのです。

NHKのみならず、全てのメディアが「ご逝去」とかいていますが、

薨去(こうきょ) 皇族または三位以上の人の死去。薨逝こうせい。(広辞苑第六版)

です。宮内庁の発表は、
寬仁親王殿下薨去について 平成24年6月6日

寬仁親王殿下には,本日午後3時35分,公益財団法人佐々木研究所附属杏雲堂病院において,薨去(こうきょ)されました。

謹んで哀悼の意を表する次第であります。

とあります。


尤も、私は、偉そうな事を言えないのです。最初Twitterに、
心より、ご冥福をお祈り申しあげます。

とかいてしまったのですが、「冥福」は仏教の概念で、皇室もずっと歴史を溯れば仏教とむかんけいではなく、

今も、明確に神道が皇室の宗教だ、とはどこにも書いていないのですが、宮中特有の行事を見ると分かるとおり、

神式ですから、「ご冥福」は今は、使わないのですね。

確かに宮内庁談話は、
謹んで哀悼の意を表する次第であります。

ですし、内閣総理大臣謹話においても、
(前略)様々な機会に国民と飾ることなく親しく接せられる殿下に、国民は深い敬愛の念を抱き、

引き続き積極的な御活動を望んでいたところ、思いもむなしく薨去されましたことは、誠に痛惜の思いに堪えません。(後略)

です。「薨去」ですし、「哀悼の念を表する次第」だったり、「痛惜の思いに堪えません」となっています。

若い人々が、きちんと哀悼の意を表していたのに感心しました。

ごく僅かですが、「皇族だから、どうだっていうんだ」と書いている人がいましたが、

弔事は全てに優先するものです。

一般論でいえば、何もないときなら、皇室廃止論を訴えるのは、

思想・信条の自由ですから許されますが、弔事には控えるべきです。


◆J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番から「エア」(G線上のアリア)

これは、死者を弔うために作られた音楽ではありませんが、

この場には相応しいと思います。

カラヤンです。アダージョ・カラヤン・プレミアムから


◆J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 第2曲「エア」



「G線上のアリア」



最後に今一度。

謹んで哀悼の意を表します。

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2012.02.20

「気になる点全くない」=医師団、連携の良さもアピール-天皇陛下手術←要するに順天堂の天野医師が執刀医です。

◆記事:「気になる点全くない」=医師団、連携の良さもアピール-天皇陛下手術(時事通信:2012/02/18-22:05)

「これ以上はないというものができた」「気になる点は全くない」。18日午後、東大病院で開かれた会見で、

出席した執刀医らは満足そうな表情を浮かべ、手術がうまくいったことを示す発言が相次いだ。自分たちのチームワークの良さもアピールした。

「プレッシャーもなく、順調に行うことができた」。会見で手術が成功したかと問われた小野稔・東大心臓外科教授は自信をのぞかせた。

天野篤・順天堂大心臓血管外科教授は「天皇陛下が公務を行い、日常の生活を取り戻したら、成功と言える。

現状で判断するのはやや尚早」としたものの、「普段やっている手術通りのことができた」と振り返った。

両医師はチームワークの良さも披露。小野教授が「天野先生の技術は超一流」と持ち上げると、

天野教授も「東大病院のハード、ソフト、日ごろのトレーニングが非常に懐深く、極めて実践的になされていたことに敬服する」などと応じた。

退院まで誰が主治医か尋ねられると、小野教授は「主治医はなじまない。主治医チームだ」と全員で管理に当たることを強調した。

永井良三・東大循環器内科教授は「素晴らしい手術をしていただき、安堵(あんど)した。

お互い心を合わせることに若干の懸念があったが、全くの杞憂(きゆう)だった」とたたえた。(2012/02/18-22:05)


◆コメント:東大の医者だけで出来るオペなら、順天堂から呼ばないですよね?

山崎豊子が、小説「白い巨塔」をかいた頃に比べると大分マシになったようだが、

医者の世界には、まだまだ、「メンツ」とか「縄張り」意識があるようだ。


東大病院が選ばれたのは昭和天皇のオペも東大だったし、

今上(きんじょう)天皇(現在即位中の天皇の呼称)の前立腺癌手術も東大で、

「天皇陛下の入院・手術受入体制」に慣れていることや、警備上も過去の例があり、

やりやすい、などの都合があったのだろう。


2月18日に天皇陛下の心臓の冠動脈バイパス手術後、記者会見で中央に座っていたのは、

小野稔・東大心臓外科教授だが、東大の医者だけでオペが出来ると言う確信があったなら、

わざわざ順天堂の天野医師を呼ぶ必要は無かった訳で、

どうしてそうなったかというと、要するに天野篤医師が人工心肺装置を装着しないまま行う、

「オフポンプ術式」で、抜群の実績があり、東大にはそれほどの実績をもつ医者がいなかったからである。

冠動脈バイパス手術は以前は、心臓が動いたままだとやりにくいから、一旦心臓を停めて、

その代役を人工心肺装置が果たしていたわけだが、そうすると、患者への負担が大きく、また

後遺症の可能性が高くなるので、心臓を動かしたまま、ポンプ(人工心肺)を使わない、

「オフ・ポンプ」(off-pump)冠動脈バイパス術という手術のやり方が開発された。


天野医師は、off-pump冠動脈バイパス術が「専門」である、と順天堂のプロフィールに

記載されているほどで、今回の手術は、天皇陛下の手術ということで、注目されたが、

医師達がネットに色々書いているのを読む限り、症例としては、普通のもので特別に心配は要らず、

特に、執刀医が天下の天野医師なら、「まあ、大丈夫だろう」という予想だったらしい。


そして彼らの予想どおり、淡々と手術は済んだ。


執刀医は、天野医師で記者会見でも本来は、天野医師が真ん中に座るべき所だが、

そこは、それ。東大医学部の「メンツ」があるから、小野東大教授があたかも自分がオペを

成功させた、と言いたそうだったが、さすがにみんな知ってるから、そこまでは言えない。

本当の執刀医天野医師は、

「陛下が術前に希望なさっていた、務を行い、日常の生活を取り戻したら、成功と言える」

と言ったが、素人考えでも、本当のオペの成功とは、そう言うことだろうと思うし、

天野医師の発言は、陛下が以前の日常を取り戻せるまで、責任を持つ、ということで、

ドクターの良心を強く感じた。


昭和天皇の頃は侍従長が、
天皇陛下は天寿を全うされるべきで、玉体(天皇陛下の身体)にメスを入れるべきではない。

と言ったほどであるが、今やごく当たり前に陛下のしかも心臓にメスを入れる。

隔世の感があるが、無論、オペで今上天皇が狭心症から解放され、今後も普通に暮らせるようになるのだから、

その方が良いに決まっている。

とにかく、現在、202月19日(日)23時44分だが、術後の経過にも問題無さそうでなによりである。

もう一度、強調するが、これは、何だかんだいって、順天堂の天野ドクターの力量を反映している。

手術時間が短く、人工心肺を使わず、出血も少なかった。つまり、患者(天皇陛下)の身体が、オペによって

受けたダメージ(それがゼロ、ということはあり得ない。)が非常に低かったから、回復も早いのである。


一言だけ嫌味を書かせて貰うと、記事の中に東大心臓外科、小野教授の言葉で、
退院まで誰が主治医か尋ねられると、小野教授は「主治医はなじまない。主治医チームだ」と全員で管理に当たることを強調した

と、あるが上手く言ったら手柄は出来るだけ東大のものとしたい。そして

失敗したら、「主治医の天野先生が最終的な責任者言わざるを得ない」とかいうのだろう。「白い巨塔」はそういうところだ。


いずれにせよ。

天皇陛下のご快癒をお祈り申しあげます。

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2011.09.14

臨時国会召集。今に始まったことではないが、議員ってバカ共は野次を飛ばすしか能が無いのか?

◆記事:臨時国会を召集 会期は4日間(日本経済新聞 2011/9/13 13:21)

第178回臨時国会が13日召集された。会期は16日までの4日間。

13日午後には参院本会議場に天皇陛下をお迎えして開会式をした。

野田佳彦首相の所信表明演説を受け、与野党各党は14~16日に衆参本会議で代表質問をする。

4日間の会期は13日午後の衆院本会議で、与党の賛成多数で議決した。


◆天皇陛下のお言葉全文=臨時国会開会式(時事通信 2011/09/13-13:10)

13日の臨時国会開会式での天皇陛下のお言葉全文は次の通り。

本日、第178回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。

ここに、国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。


◆コメント:野次を飛ばした奴をチェックできないかな。

日本国憲法第41条によれば、

国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。

思想に反対だろうが、賛成だろうが、内閣総理大臣が演説している間

ずっと野次を飛ばしている人間は、国会議員に相応しくない。


今日の所信表明演説の最初の僅か5分でこの有り様である。


2011年9月13日野田総理所信表明演説冒頭





誰が、どのような野次を飛ばしているか、各人の席にマイクを置いて録音すれば

簡単にチェックできるであろう。

こいつらは陛下のお言葉、
ここに、国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。

に逆らっている。

全然、国権の最高機関としての使命を果たしていないし、国民の信託に応えていない。

こんな奴らが歳費(月給)だけで、129万円、文書通信交通滞在費として、月100万円その他を

受け取るのは税金泥棒以外の何者でも無い。ましてや、今は前代未聞の国家の危機である。

こんな時に、私欲(党利も私欲の一部である)を第一に動く人間に、国民は信託を与えたくない。

次の選挙で落選させる材料としたい。是非「不規則発言者一覧」を音声付きで、本会議と

全ての委員会で作成して欲しい。

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2011.03.25

「両陛下の意向で入浴施設開放」「両陛下は毎日「自主節電」・・・・誠にかたじけなく存じます。

◆記事1:那須御用邸の風呂を開放 両陛下のご意向で 東日本大震災(産経新聞 3月24日(木)16時11分配信)

宮内庁は24日、両陛下や皇族方が静養に使われている那須御用邸(栃木)で職員が使用している風呂を、

近隣地域にいる東日本大震災の避難者に開放すると発表した。

また、同県の御料牧場で保管している卵約1千個や缶詰、野菜などを避難所に提供する。

いずれも、両陛下のご意向を受けて決めたという。

風呂の提供は26日にも開始。バスで送迎し、最大で週に300人程度の避難者が入浴する見通し。

健康相談も受け付ける。

御料牧場では牛乳も生産していたが、地震で原乳の処理施設が損傷し、現在は生産できない状態になっているという。

(色太文字は引用者による。)


◆記事2:両陛下は毎日「自主節電」 東電の計画停電に合わせ(朝日新聞)(2011年3月24日18時56分)

宮内庁は24日、天皇、皇后両陛下が福島第一原子力発電所事故に伴う東京電力の計画停電に合わせ、

皇居・御所で15日以降毎日、自主節電を続けていることを明らかにした。

羽毛田信吾長官らによると、御所では計画停電の第1グループに合わせて自主的に電源を切っている。

17、18、22、23日は1日2回実施。東電が停電を見送った場合も実施しているという。

羽毛田長官によると、天皇陛下からは

「大勢の被災者、苦しんでいる人たちがおり、電源すらない人もいる。

私の体調を気遣ってくれるのはありがたいが、寒いのは厚着をすればいいだろう」

「いつこういう事態があるかわからないし、こういうことはやってみないとわからないから、学ぶ機会ではないか」


という趣旨の発言があったという。


◆コメント:両陛下のお心には、ただただ、頭が下がります。

私は、いわゆる「右翼」(極端なのは「紀元節を復活せよ」とかいうあれ)でも

何でもありませんが、産経新聞と朝日新聞の、このふたつの記事に感動しました。


半世紀以上生きていますが、陛下が自然災害の被災者の為に、

御用邸のお風呂を使わせて下さる、などという、勿体ないお話は

初めてです。

お風呂だけではなく、御用邸の物資を被災した人々に分けよ、との

両陛下のご意向。被災者の方々ともども、

誠にかたじけなく、存じます。


また、記事2。

天皇陛下は、ガンの手術をなさっておられますし、

非礼を顧みず申しあげるならば、両陛下ともにご高齢でいらっしゃいます。


計画停電の時間帯に合わせて、両陛下が灯りを消し、暖房まで止め、

被災者や首都圏の国民と同じ経験をしてみようとおっしゃる。それも毎日!

一般国民(首都圏の)よりも大変なぐらいです。

それを実践しておられるとは・・・・。

もったいないことでございます。

両陛下のお気持ちに、国民全員が御礼を申しあげると思いますが、

何卒、お風邪なぞ召しませんように、ご自愛頂きたく存じます。


国会議員たちは、1月24日、第177回 通常国会開会式において、

天皇陛下から、

本日、第177回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。

国会が、永年にわたり、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います。

ここに、国会が、当面する内外の諸課題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。

とのお言葉を賜った筈です。

内閣総理大臣はじめ、議員諸氏は、今、

天皇陛下のご期待に沿っているつもりですか?

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2011.02.24

「皇太子殿下51歳のお誕生日に際して記者会見」←あまりにも誰も書かない。

◆記事:愛子さま「良い方向に」=皇太子さま、51歳(時事通信 2月23日(水)5時13分配信)

皇太子さまは23日、51歳の誕生日を迎えられた。

これに先立ち、東宮御所で記者会見し、通学への不安感を訴えていた長女愛子さま(9)の様子について

「学校で過ごす時間も随分と長くなっており、

(学校)行事にも元気に参加するなど、良い方向に向かってきていると思います」と述べた。

皇太子さまは、この1年で印象に残った出来事として、

新燃岳の噴火や宮崎の口蹄(こうてい)疫などを挙げ、

「今後とも困難な状況にある国民の皆さまに思いを寄せてまいりたい」と述べた。

英国留学体験を踏まえ「若い世代に『内向き志向』が強まっていることも心配です」とも語った。

その上で「社会の新しい要請に応える形で公務を考えていくことが大切」と従来の考えを改めて説明し、

「今でもその思いは変わりません」と強調した。

愛子さまについては「前向きに頑張ってきており、

親としても精いっぱい支えてあげたいと思ってここまできております」と、父親としての心情を吐露した。


◆コメント:あまりにも世間が忘れ、あるいは無視しているので敢えて取りあげる。

皇太子殿下記者会見の記者会見は、宮内庁のウェブサイト内

皇太子殿下お誕生日に際し(平成23年)皇太子殿下の記者会見 会見年月日:平成23年2月21日 会見場所:東宮御所

に載っている。

時事通信の記事を引用したが、冒頭のセンテンスだけ、
皇太子さまは23日、51歳の誕生日を迎えられた

と敬体でかいているのだから、後も同様にする方が自然だと思うが、

時事通信は、その後の文体が
「~と述べた。」「~とも語った。」「~父親としての心情を吐露した。」

となっており、不自然だ。同様の文体を用いているのは、毎日新聞、朝日新聞ぐらいで、

他は、「~された。」「~と、述べられた」と今まで通り敬体にしている。


昨日ニュージーランドで大地震があったので、皇太子殿下のお誕生日に際し

誰も気にも留めない。第一位皇位継承者である。

これではあまりにもひどい。


ニュージーランドの地震は、明日にでも取りあげることにして

今日は敢えて、「皇太子殿下のお誕生日」を取りあげる。


天皇制を廃止すべし、という意見をしばしば見かけるが、

日本の皇室は、誤解を恐れずに書くならば、その存在自体が

一種の「無形文化財」である、ということが分かっていない。


一つの家系が国家の成立からずっと変わらないで続いているのは日本だけである。


世界史を読めば分かるが欧米諸国やアジアには

「王制」が長く続いている国は沢山あるが、

必ず「家」が変わっている。つまり一つの「血」がずっと受け継がれていない。

だから「○○王朝時代」というような表現になるのである。

あからさまには言わないが、歴史の浅いアメリカなどからみれば、これは信じられない

ような現実であり、天皇家の存在は日本の政治家や経済人と異なり、他国から一目置かれている

これを廃止などしたら、日本は他国には絶対存在しない「文化財」を失い、

日本人自身は意識していない、他国から見た「日本の神秘性」が消滅する。

戦争に勝ったアメリカが皇室の存続を認めたのも、アメリカが皇室を

力尽くで潰したら、本気で日本人の恨みを買い、占領不可能になる

と判断した為である。


◆皇太子殿下の精神力。

皇太子殿下は1960年2月生まれ、私は同年8月に生まれたので、

皇太子殿下が学年は、一年上になるが、暦年上は兎にも角にも

同じ年にうまれている。それだけが理由では無いが、

私は、昔から勝手に親近感を抱いている。


誕生日に先立ち、21日(月)に東宮御所で行われた記者会見

マスコミは、雅子様の病状がどうだ、とか、愛子さまの通学はどうなるのか

という質問をして、皇太子殿下は(本当は不愉快だろうが)、

一個人の健康上の情報は、「個人情報保護法」においても、

特に、絶対他人にバラしてはいけない「センシティブ情報」である。

皇族は「個人情報保護法」の適用対象外だ、とはどこにも書いていないし

判例も無い。記者のデリカシーの無さに呆れる。


そっとしておけば良いのに、週刊誌が精神科医の話を元に、

雅子様の病名を大見出しで書いているが、そういうことをするから、

それ自体がストレスになり、雅子様の回復を遅らせている可能性は十分にある。

皇太子殿下は、記者会見で、

愛子様はこれからどのように育てるのですか?

とか、
雅子さまは、公務にあまり顔を出さないと言う批判をどう思いますか?

などという記者の質問に、内心、
うるせえ!大きなお世話だ。おととい来やがれ、べらぼうめ!

と、私のような下品な人間の言葉に翻訳すれば、そういうお気持ちであろうが、

淡々とお答えになっている。

奥方やお嬢様のことを、勝手にメディアが書き、頼みもしないのに

日本中に配っているのだから、ものすごいストレスを抱えておられる筈だが

ご公務に姿をお見せになるときの殿下は、絶対に不機嫌な表情や、

憂鬱そうな表情をなさらない。想像を絶する精神力をお持ちである。


◆皇太子殿下はヴィオラ奏者である。

皇太子殿下はご幼少のころから、日本有数の大先生、鷲見三郎(すみ さぶろう)氏から

ヴァイオリンのレッスンを受けておられた。始めの頃は、レッスンを泣いて嫌がった

とのことだが、それでも、我慢して続けておられて良かったのだ。


ヴァイオリン奏者は、ヴィオラも演奏しようと思えば比較的容易に移行出来る。

勿論、ヴァイオリンは、弾こうと思えば、弾けるままである。


皇太子殿下は、学習院大学に入学されてから、同大学のオーケストラに「部活」として

参加なさり、そのときからもっぱらヴィオラを弾くことになり、現在に至る。

実は私の知り合いが、同じ時期に正に、その学習院大学オケのヴィオラセクションにいて

間近で皇太子殿下の音を聴いていた。殿下は子供の頃から一流の先生(ヴァイオリンの)に

基礎からみっちり叩き込まれているので、お世辞でもなんでもなく、

とても良い音で上手にヴィオラを弾かれる、と知人が言っていた。

今でも時折、ニュースで、皇太子殿下が学習院大オケOBの演奏会などで

ヴィオラを演奏なさる様子が映る。この時ばかりは世俗や様々な悩みから

解放されるのであろう。実に楽しそうで、見ていて安心する。

楽器を続けてこられて本当に良かった。


殿下のお好きなクラシックは色々あるが、室内楽では、

シューベルトの「死と乙女」というタイトルがつく弦楽四重奏曲が

一番お好きだ、と言う話をテレビで聞いたことがある。

第二楽章に同名の歌曲を主題とした変奏曲が含まれている、

シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調『死と乙女』D810のことだ。


主題だけ聞くと非常に重いが、変奏部分に入ると、悲しいが実に切なくて

美しい楽章である。以前、このブログで紹介したことがあるが

今一度、お聴き頂こう。引用元音源は、

シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」、第13番「ロザムンデ」(アルバンベルク四重奏団)である。

全体で約14分半。最初、主題を提示するところは「何だかやたらと暗いなあ」と思われるかも知れないが、

ちょっと我慢して下さい。再生開始後2分20秒ぐらいから、第一変奏が始まる。

そのヴァイオリンが実にぞっとするような美しさなのです(と、私は感じるのです)。


シューベルト 弦楽四重奏曲第14番ニ短調『死と乙女』D810 第二楽章


Franz Schubert The String Quartet No. 14 in D minor "Death and the Maiden" ⅡAndante con moto



以上です。

皇太子殿下、日付が変わってしまいましたが、お誕生日おめでとうございます。

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2011.01.25

「天皇陛下がお言葉=国会」「経済演説にやじ飛び交う」←陛下のお言葉を無視する気か?

◆記事1:天皇陛下のお言葉全文=国会(時事通信 2011/01/24 13:12)

24日の国会開会式での天皇陛下のお言葉全文は次の通り。


本日、第177回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、

私の深く喜びとするところであります。

国会が、永年にわたり、国民生活の安定と向上、世界の平和と繁栄のため、

たゆみない努力を続けていることを、うれしく思います。

ここに、国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、

国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。


記事2:伸子夫人、菅首相を激励 陛下との会話にも触れる(J-CASTニュース 1月12日(水)17時32分配信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110112-00000003-jct-soci

菅直人首相夫人の伸子さんが2011年1月12日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見に臨んだ。

低下する支持率について、「支持率にマイナスはない」などと菅首相を激励したことを明かした。

また、天皇、皇后両陛下と会食した際、天皇陛下が、いわゆる「消えた高齢者」問題を懸念されていたことも披露。

首相が天皇陛下と個人的に交わした会話の内容が明かされることは、きわめて異例だ。

(中略)

■「天皇陛下が、『あの消えた高齢者は…』と」

「これは言っていいのかな…」と断りつつも、菅首相が就任直後、

天皇、皇后両陛下と交わした会話の内容を口にする一幕もあった。

戸籍上では100歳以上になる高齢者が相次いで行方不明だと明らかになった、

いわゆる「消えた高齢者」の問題に関連する質問に答えるなかで、伸子さんは

8月の半ばにですね、天皇・皇后両陛下と4人だけでお食事をするチャンスをいただきました。

部屋に入ったとたんに陛下がお尋ねになったのが『あの「消えた高齢者」というのは、

いったいどういうことなんでしょう?』ということをお聞きになりましたので…


と述べた。首相動静によると、両陛下と菅首相夫妻は10年8月17日夕方、

2時間半にわたって皇居で会食。


天皇陛下は、10年12月20日の記者会見の冒頭で、

「高齢者の所在不明問題は、私自身思いも掛けなかったことで驚きました。

私はこれまで人々が無事に高齢に達することを喜ばしいことと思っていましたが、

元気に過ごしていると考えられていた高齢者の中に、

その生死が分からない状況にある人々がいることが明らかになったことは非常に残念なことでした」

と発言している。(注:色文字は引用者による。)


◆記事3:与謝野氏に与野党洗礼=経済演説にやじ飛び交う(時事通信 1月24日(月)20時11分配信)

24日の衆参両院の本会議で行われた与謝野馨経済財政担当相の経済演説に対し、

与野党から批判のやじが相次いだ。野党は通常国会で与謝野氏に照準を定め、

同氏の政治姿勢と民主党政権の政策の違いなどを徹底追及する方針。

与謝野氏は冒頭からその「洗礼」を受けた格好となった。

野党席からは「民主党が日本の経済を破壊するんじゃなかったのか」

「議席を返してから物を言え」などと自民党を離党した与謝野氏に激しいやじが飛んだ。

民主党席からも「よその大臣」と入閣に不満を示す声が出た。

自民党の谷垣禎一総裁は与謝野氏の演説について、記者団に

「よく聞こえなかった。心には届かない」と吐き捨てるように語った。

みんなの党の渡辺喜美代表も「与謝野氏は自民党の演説そのものだ」と皮肉を込めて批判した。


◆コメント:国会議員の馬鹿野郎。「国民の信託に応えろ」と陛下がおっしゃっているだろう!

日本国の主権者は国民であり、日本国憲法は、

第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く

と規定している。従って日本は、専制君主制では勿論ないが、憲法によって規定された君主制、「立憲君主制」

である。これは、政府の公式見解でもある。

政府の公式見解は、1973年6月28日参議院内閣委員会、政府委員・吉國一郎内閣法制局長官が
立憲君主制と言っても差し支えないであろう

と、答弁したことによる。


要するに、天皇に政治的権力はないが、その地位は国民の総意に基づいており、

天皇陛下のお言葉は、特に今の日本の状況では、国民の総意にほぼ一致している、

と、国会議員は襟を正すべきである。


記事2、陛下は、菅直人夫妻との会食の際、

菅首相が部屋に入った途端に、「消えた高齢者とは、どういうことか」と質問なさった。

つまり、天皇陛下は普段から、非常に丹念に新聞を読んでおられる事が容易に推察出来る。

また、皇后陛下・美智子さまも、驚くほど専門的な領域について勉強なさっている。

それは、宮内庁のサイト内、

皇后陛下お誕生日に際し(平成11年)宮内記者会の質問に対する文書ご回答

に記録されている。「驚くほど専門的な領域」とは、この部分である。
問1 ご公務などにお忙しかった一年だったと存じますが,皇后さまご自身にとっても,お父様の正田英三郎氏が亡くなるという悲しい出来事がございました。お父様の思い出も含め,この一年間を振り返って,印象に残っていることをお聞かせ下さい。

皇后陛下

(中略)

今年は世界の人口が60億を超え,将来の人口問題,それにかかわる食糧,エネルギー,環境の問題等,報道でも度々とり上げられてきています。遺伝子組み換え,環境ホルモン等,学び考えていかなくてはならないことが多いのですが,とりわけ今の時代に母となる方々にとり,ダイオキシンと母乳の問題は心配なことと思われます。危険として認識されねばならない部分と,心配しなくてもよい部分とが充分に説明され,母乳による育児への不安が少しでも取り除かれるよう願っています。

日本史上、皇后陛下が、「ダイオキシンと母乳の問題」に言及されたのは、これが初めてであろう。

この後、皇后陛下は、この年(平成11年=1999年)、日本で「結核緊急事態宣言」が発せられたことを

心配しておられる。一般人が無関心なことを、天皇陛下・皇后陛下の方がよく御存知なのである。


だから、国会を召集するのは天皇の国事行為の一つであり(日本国憲法第七条)、

陛下のお言葉そのものは、毎回、
国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します。

と、ほぼ同じであるが、内心は俗な言葉を用いるならば、
こいつら、何をやってるんだ?

というお気持ちであろう。

ところが国会議員どもは、その陛下のお言葉を無視して、与謝野経済財政担当相の

経済演説にやじを飛ばしていたという。やじを飛ばして、国の問題が解決することはない。

国民にとっては、結果が全てであり、どの政党のどの政治家が入閣するかなど、どうでも良いことである。

やじを飛ばして、時間を浪費するのではなく、どのようにして今のデフレ不況から脱却し、

将来的には、財政健全化を実現するのか。短期的にはこの相反する二つの政策を両立させるのは

極めて困難なのである。繰り返すが、野次など飛ばしている暇があったら、国民の為に

無い知恵を絞れ。

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2010.07.17

【音楽】「両陛下がコンサートに チェロ奏者を鑑賞」←ベルリン・フィル・12人のチェリストたちによる「ラヴィアンローズ」

◆記事:両陛下がコンサートに チェロ奏者を鑑賞(共同通信)(2010/07/04 17:05)

天皇、皇后両陛下は4日午後、東京・赤坂のサントリーホールを訪れ、

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者12人によるコンサート

「ベルリンフィル12人のチェリストたち」を鑑賞された。

両陛下は1993年にドイツを訪問した際などにも「12人のチェリスト」による演奏を聴いている。

コンサートの第2部から、観客の大きな拍手に迎えられて会場入りした両陛下は、

12人が奏でるシャンソンや映画音楽などに耳を傾け、コンサート終了時には立ち上がって拍手した。


◆コメント:4年ぶりに新譜を出したのでプロモーションで来日したんです。

「ベルリン・フィル 12人のチェリストたち」というチェロだけのアンサンブルは、昔からありますが、

メンバーは、次々に入れ替わっているようです。

全く偶然ですが、弊日記・ブログで5月に、初めて「12人のチェリストたち」をご紹介しました。

【音楽】三枝成彰氏がベルリン・フィル12人のチェリスト達のために、ビートルズを編曲したもの。ココログ

今回、「ベルリン・フィル 12人のチェリストたち」は、4年ぶりに新譜、「ばら色の人生~パリへのオマージュ」を出したので、

そのプロモーションも兼ねて来日公演をしたのです。


初日、7月4日のサントリーホールに両陛下がお出ましになった、とのこと。

天皇陛下はチェロを演奏なさいますから不思議はないですが、「ベルリン・フィル12人のチェリストたち」は、

有名ですけど、かなりマニアックな部類です。陛下は本当にこの「12人」とチェロがお好きなのでしょう。

余談ですが、今の陛下の即位の礼の記念式典には、ヨー・ヨー・マが呼ばれて、

お祝いに、バッハの無伴奏チェロ組曲第一番の1曲目「プレリュード」を演奏するのを、両陛下が嬉しそうに

お聴きになっていたのを記憶しています。


ひとつだけ、細かいことを書くのは野暮ですが、共同通信の見出に気なることがあります。

それは、
両陛下がコンサートに チェロ奏者を鑑賞(共同通信)

とかいてありますが、本当に日本のマスコミって、新聞もテレビもクラシックとなると

何も知らないのですね。嫌、「知っている」「知らない」という知識の問題というよりも、

国語力の問題です。日本語をよく考えればこういう見出しにならないでしょう。
「チェロ奏者を鑑賞」

というと陛下が、容姿端麗なチェリストを、ただ、立たせておいて、1時間ぐらい眺めて楽しんだ、という情景になります。

違うでしょ?「奏者を鑑賞」する人はいません(演奏者が美男美女なら、演奏と一緒に見とれることはありますけど)。

書くのならば、
両陛下、コンサートに。チェロ演奏をご鑑賞。

が正しい。しっかりして頂きたいですね。メディアの方。


◆「ばら色の人生~パリへのオマージュ」から。

その新譜のご紹介。なかなか、粋です。純クラシックばかりではありません。

やはり相当上手いですわ。この人たち。チェロに限らず一種類の楽器だけのアンサンブルって、

音域も音色も同じ(奏者により微妙に違うとか、厳密な話はおいといて。)ですから、バスと内声部と旋律担当に

分け難いですよね。ところがチェロは音域が広いので、それを最大限に活用しています。

メロディーを弾く人達は相当な高音域を余儀なくされます。


1曲目。アルバムタイトルになっている「ばら色の人生」って、何かピンと来ないと思ったら、

「ラヴィアンローズ」のことですね。エディット・ピアフという既に故人ですが、フランスの

「国民的」シャンソン歌手の代表的な歌の一つです。聴けば「ああ、あれか。」と思われることでしょう。


ラヴィアンローズ(La Vie en rose バラ色の人生)



La Vie en rose



粋ですねー。思い切り甘いですね。チェロの既成概念が変わりますね。


次の二曲は、アコーディオンで演奏されるワルツです。

アコーディオンでは、こういう曲、左手で早い三連符がつきものですが、それをチェロで弾いてます。

難しいでしょうが、ま、そこは、ベルリン・フィル。


パリの橋の下(Sous les poents de Paris)



Sous les poents de Paris



上手いものです。チェロってこういう音も出せるのですね。



最後。曲名が「パリの空の下」で、二曲目と似ていますが、こちらは、

正式には「パリの空の下--セーヌは流れる」で、「巴里の空の下~セーヌは流る」という、

私は見たことがないのですが、1951年のフランス映画のテーマだそうです。

曲自体は、これもお聴きになったことが有る方、多いのではないか、と思います。


パリの空の下(Sous le ciel de Paris )



Sous le ciel de Paris



ロマティック・サウンド!ですね。ここでは甘い曲ばかり載せさせて頂きましたが、

CDには、ラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」もありますし、

中心となるのは、これは初めて聴きましたがプーランクの「人間の顔」です。

原曲は、6声の混声合唱二群(6つのパートで編成されるコーラスが二組ということです)の為に

書かれたそうです。かなり難しいでしょうねえ。オリジナルで歌うのは。

というわけで、非常にバラエティに富んだフランス音楽を「12人のチェリスト」が

見事に演奏しています。お薦めです。

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2009.11.18

「オバマ大統領のお辞儀、米国で物議に」←というほどでもないですが。

◆記事:オバマ大統領のお辞儀、米国で物議に(11月17日16時10分配信 日本テレビ)

アメリカ・オバマ大統領が先週、天皇・皇后両陛下の元を訪れた際の様子がアメリカで物議を醸している。

両陛下に対し、深々とお辞儀をするオバマ大統領について、保守系テレビ局・FOXは、

「外国の国家元首に対し、お辞儀をするのは不適切」と批判、「アメリカを代表する大統領が日本に従属しているような印象を与える」

との専門家のインタビューを伝えた。また、ロサンゼルス・タイムズ紙は「世界の王室に対し、どこまで低姿勢になるのか」と皮肉っている。


◆コメント:「物議を醸している」と言えないこともないけど・・・。

ロサンゼルス・タイムズのくだんの記事は、

How low will he go? Obama gives Japan's Emperor Akihito a wow bow (Updates with videos, pic)です。

「一体、オバマはどこまで低姿勢になるのだ?」という意味ですが、ちょっと的外れな印象を受けます。

L.A.Timesは、要するに「世界一の大国、アメリカ合衆国の大統領たるもの、どこの他の元首(陛下は元首じゃないですけど)に対しても、

卑屈になるべきではない、というのです。

うーん。習慣の違いを知らないとしか言いようがないですね。写真に写っているオバマ大統領のお辞儀は日本で言うところの「最敬礼」です。

そもそもお辞儀の習慣がないアメリカ始め欧米諸国では、お辞儀をするのは「卑屈」な態度。つまり恭順の意を表することを意味するので、

そこまでする必要はない、というのです。

更に、その論理(?)を補強する材料として、ブッシュ政権のディック・チェイニー副大統領が陛下に拝謁した時の写真を載せ、

「見ろ、オバマみたいに頭を下げていないじゃないか!」と書き、さらに、ブッシュの奧さん、ミシェル・オバマが、

訪英時、エリザベス女王に謁見したときには、欧米流に抱き合ってお互いにパタパタと叩きあっ(pattingというらしいですな)ただけじゃないか、

と書いています。

そりゃ、アメリカ人とイギリス人ならそれで良いでしょうけどさ。L.A.Times、わざと書かないようですが、

受験の時覚えましたよね。英語のことわざ。日本語と対照で。こういうの、ありませんでしたっけ?

When in Rome do as the Romans do.(郷に入っては郷に従え。)

それとも何かい?アメリカ人は他国人がアメリカに来たときはアメリカ流マナーに従うべきだが、

アメリカ人、それもアメリカの大統領が他国を訪問したときは、その国のマナーに従わなくて良いというのかね?

もしそう考えているのならば、アメリカ人が他国人よりも上位に位置している、ということになる(アホは実際そうおもっているのでしょうな)。

しょーがねーなー。私は内心、
ひかえおろう!こちらにおわすお方をどなたと心得る!

なんですが、バカに言っても分からない。

しかしですね。公平を期すために書くならば、アメリカの新聞のWebサイトには(最近、日本の新聞のウェブサイトでもやってるけど)

記事に対して、読者が自由に書き込めるのです。コメントは、すごい数に上がっています。賛否両論で、キチンと統計的に処理する暇も

その手段も持ち合わせていないけれど、ざっと目を通すと、訳の分からんバカがいる一方、話が分かる人もいます。

古いコメントから順にのせているので、ごく一部だけ要旨を抜萃して訳します。
Sandraさん:アメリカ合衆国の大統領たるもの、如何なる国のトップにも頭を下げるべきではない!丁寧な握手で十分だ。

Milieさん:何も問題ではない。日本の慣習では敬意を表するのにお辞儀をするのは、ごく当たり前のことだ。

anotherexpatさん:ちょっと間違っているのは、握手しながらお辞儀をするという点ですね。お辞儀のときはお辞儀だけでよいのです。

しかし、オバマ大統領は頭のいい人だ。考えて行動しているのだろう。ここで頭を下げなかったら、日本のエンペラーに対する不敬と

見なされるであろうことを、予め勉強して知っていたんだね。その意味では、正しい行為だと思うよ。

Cindyさん:何が問題なの?

Sally Sullivanさん:オバマ大統領は、マッカーサーが昭和天皇に対峙したときのように、直立したままでいるべきだった。アメリカの

大統領は、他のどの国の元首だろうが、王だろうが、エンペラーだろうが、頭を下げてはいかんっ!

nafrtさん:オバマは史上最低の大統領だ・・・。

JohnSmithさん:日本では、お辞儀をするのが基本的な礼儀だ。これが彼らが他者に敬意を表するマナーなのだ。そんなこと、知らないの?

paula visnerさん:アメリカの恥だ!

Mickさん:オバマ大統領。私はあなたを支持し、票を投じました。私がバカでした。

Joshさん:敬意を表するのが「悪いこと」なのか?

James Chesterさん:オバマは誰に対しても礼儀正しい。日本ではお辞儀は敬意を表する普通の行為だ。別に騒ぐほどの事じゃない。

JustAGuyさん:この男(引用者注:オバマ大統領)いつまで、外国で恥を晒し続けるんだ?

Brentさん:この記事、全然ピンボケ。的外れ。意味が無い。

ざっと見た限りでは、オバマに批判的なコメントの方が多いのですが、

多くは、あたかも日本の「2ちゃんねる」のように、全然論理も何もない単なる思いつきの落書きのようなものです。

良識ある人は、分かっている。

アホな大衆の方が多いのは洋の東西を問わず、同じ事なのでしょう。

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2009.11.13

天皇陛下ご即位20年、心よりお祝いを申し上げます。

◆お健やかにご即位20年をお迎えになり、慶賀に堪えません。

天皇陛下におかれましては、本日、お健やかにご即位20年を迎えられましたことは、天皇・皇后両陛下を敬愛申し上げる

国民にとり、何事にも代え難い歓びでございます。

ご即位以来、15年で47全ての都道府県にお出ましになり、また、32カ国をご訪問頂き、

国際親善にご尽力頂きましたことに、一国民として、心より御礼を申し上げます。

阪神・淡路大震災をはじめ、甚大な自然災害が発生した折には、ご自身の危険をも顧みず、

両陛下が現地で被災者を激励なさるお姿は、恐懼に堪えないものであります。


陛下は、昨年9月、新潟中越地震の被災者と懇談なさいました。

2列に並んだ被災者約50人に話しかけられ、懇談が終了し、その場を離れる正にそのとき、

突然、陛下が引き返してこられました。それが、後列に立っていた被災者の何人かに声をかけていない、

とお気づきになったためでした。


今年6月、陛下は福井県、福井県立音楽堂をご訪問になりました。

予定では、車で音楽堂に到着次第、そのまま建物にお入りになるはずでした。

しかしながら、音楽堂の玄関脇、少し離れた場所に、奉迎者と共に車椅子のお年寄りがいることに

お気づきになった陛下は、音楽堂の玄関とは反対方向に歩かれました。お年寄り達にお声をおかけになるためでした。


陛下は、ご即位以来、何度となく、

「国民の幸せを念頭に置きながら自分を省みつつ、国や国民のために務めを果たしていきたい」

「国民と苦楽を共にする」

「国と国民のために尽くす」

と、お志を述べられ、正にご自身のお言葉をそのまま体現しておられます。

多くの国民が、他人のことを顧みず、自らの私利私欲に走りつつあるのが、

残念ながら今の世の中でございますが、

陛下はその中で、ご自分のことはさておき、なによりも

まず国民の幸福を常に望んでおられ、そのお姿は全ての国民が

範としなければなりません。

ご立派と申し上げる以外に言葉がございません。


◆両陛下は音楽がお好きでいらっしゃいますので、お祝いの音楽を捧げたいと存じます。

天皇陛下がチェロを演奏なさること、皇后陛下がピアノとハープをお弾きになることは、

勿論、存じ上げております。

平成2年に挙行された、陛下のご即位記念行事のなかで、

私がもっとも印象深かったのは、世界最高のチェリスト、ヨー・ヨー・マ氏のお祝いの演奏でした。

両陛下が名演奏をお聴きになり、お喜びになっていたご様子をはっきりと覚えております。

そこで、今日は、あの時と同じ曲を、同じヨー・ヨー・マ氏の演奏でお聴き頂きます。


バッハ:無伴奏チェロ組曲第一番 ト長調、BWV1007より、「前奏曲」


Bach Cello Suite BWV 1007 Gdur Prelude



もう一曲。天皇・皇后両陛下ご成婚を祝して作曲された、


団伊玖磨作曲:祝典行進曲演奏は汐澤安彦指揮: 東京アカデミック・ウィンド・オーケストラです。



祝典行進曲



僭越ながら、天皇皇后両陛下のご健康と皇室のご繁栄をお祈り申し上げます。

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