カテゴリー「オーケストラ」の記事

2014.04.12

【音楽】ムラヴィンスキー=レニングラード・フィル。特集したことがありませんでした。

◆特に日付とは関係ありません。たまたま、気がついたのです。

灯台下暗しというか。あまりにも定番でして、クラシックファンでこのコンビを知らなかったらモグリです。

昔は、チャイコフスキーやショスタコーヴィッチの交響曲その他「ロシアもの」といえば、

この巨匠とスゴ腕ばかりを集めた名門オーケストラ、と相場が決まっていて、

今でも、他に名演は無数にありますが、迷ったら、これをまず、聴いておく、ということです。

一昨日、静かなギターソロでしたから、今日は賑やかなのを中心に。

非常に有名な曲ばかりなので、なるべくゴタクは並べないようにします。


世界中のオーケストラが演奏しますが、ロシアのオケがチャイコフスキーなどを演ると「馬力」が違います。

楽器は、決して無駄な力を用いてはいけないし、徒に大きい音を出せばいい、というものではありませんが、

「ここぞ!」という所は、思いきり、フォルティッシモが炸裂しないと、本物の感じがしません。


お聴き頂くにはロシアのオケなら皆、「十八番」ですが、その頂点が、ムラヴィンスキー=レニングラード・フィルでした。

早速曲にします。


◆グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲

ライブ録音。ものすごいテンポで弾くので有名です。乱れない所がすごいです。

音源は、ルスランとリュドミーラ/ムラヴィンスキー管弦楽名品集



OVERTURE TO THE OPERA "RUSLAN AND LYUDMIRA"(Glinka)



これだけ速く弾いた人、私が知る限りもう一組ぐらいしかいません。

これ、ライブでブラボーが飛んでますね?

日本ですと、この曲をオーケストラの演奏会で演るとしたら、前プロ、つまりメインの前の

「オードブル」みたいな位置づけで、日本のクラシックの聴衆は、前プロで、しかも、

「ルスランとリュドミラ」なんて「ポピュラー名曲」でブラボーなんていうのは、

素人(良く知らない人)がやることだ、と、気取りたがる悪い癖がありますが、

本来前プロだろうが何だろうが、素晴らしいと思ったらブラボーでいいのです。

予め、メインプログラムの、例えば「展覧会の絵」、最後「キエフの大門」が終わった瞬間に

ブラボーと叫ぶぞ、と予め決めて置く方が、不自然です。蛇足ながら、申し上げました。

◆チャイコフスキー:交響曲第4番から6番

これは、チャイコフスキー:交響曲第4-6番  ムラヴィンスキー レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

1度に買えていいのではないか、と思います。


◆交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第4楽章:Finale.Allegro con fuoco


Tchaikovsky: Symphony #4 In F Minor, Op. 36 - 4. Finale: Allegro Con Fuoco


素晴らしいですね。速い音型を一糸乱れずに合わせる弦楽器群。高音で繰り返されるトランペットのファンファーレ。

咆哮する他の金管群。彩り鮮やかな木管群。炸裂するパーカッション!

これぞ「オーケストラ」。


◆交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第4楽章:Finale.Andante maestoso-Allegrro vivace


Tchaikovsky: Symphony #5 In E Minor, Op. 64 - 4. Final: Andante Maestoso, Allegro Vivo


このシンフォニーはとにかく「カッコイイ」のであります。5番に限りませんけど、出来れば通して(全曲)

そして、よく、プログラムにのりますから、出来れば生でお聴きになると、「たまらん!」という気持ちになると

思います。トランペット、カッコイイですが、最後のクライマックスでフォルティッシモで最高音域が続きます。

チャイコフスキーに限らず、曲の終盤に盛り上げようとすれば、そうなることが多い。聴いている分にはいいですが、

トランペット奏者は相当キツいです。そりゃ、プロだしね。吹きますよ。吹きますけど、かなりキツイ。

だから、餅は餅屋でして、ロシアのオケっていうと馬力が違うんですな。最後までものすごい強奏をして平気です。


◆交響曲 第6番 ロ短調 作品74≪悲愴≫ 第3楽章:Allegro molto vivace


最後は静かに終わってもいいですが、「悲愴」の終楽章は本当に悲愴ですからね。

まあ、堅苦しいことを言わずに景気のいいまま、終わらせて下さい。


Tchaikovsky: Symphony #6 In B Minor, Op. 74, "Pathetique" - 3. Allegro Molto Vivace


とまあ、やはり血湧き肉躍る曲で終わります。


実は、ムラヴィンスキー=レニングラード・フィルはこういうフォルティッシモのかたまり、みたいなのも、

醍醐味のひとつですが、他方、繊細なモーツァルトも弾きます。弦楽器が非常に上手いです。

それは勿体無いので、別の機会にします。


みなさん、どうぞ、良い日曜日をお過ごし下さい。

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2014.03.02

【音楽】驚異的な音質改善技術。1950年代のフルトヴェングラーなどが蘇っています。

◆こういう関係にまるで不案内な私なのですが・・・・。

昔の名指揮者の録音。色々音質改善の試みはレコード会社のプロによって為されているのですが、

1950年代以前の録音は、どうしようもないのかな、と諦めていました。

オーディオ関係というのは、凝るとキリがない、とはいうものの、フルトヴェングラー=ベルリンフィルの

録音などは、今までいくら、そういうことに無頓着な私ですら、耐えがたいほど、ノイズばかりが目立つような

録音でしがた、最近、人づてに噂を聴き、すごい方がおられることをしりました。


ReSoundsWorkというHNというかプロジェクト名というか、そのチャンネルに40数本の

少し前までは、考えられないほど音質が良くなった、かつての巨匠の録音が掲載されています。

たとえば、なんと1948年、フルトヴェングラー=ベルリン・フィル。ブラームス交響曲第4番。


Brahms - Symphony No.4 - [1/4] - Furtwangler, BPO (Live 1948)





信じがたいほどクリアです。


カルロスの親父さん、エーリッヒクライバーさんが、1950年、コンセルトヘボウを振った「英雄」。


Beethoven - Symphony No. 3 Eroica - Erich Beethoven - Symphony No. 3 Eroica - Erich




時間がないのでここまでですが、ReSoundsWorksさんのご尽力に感謝します。

私の世代の方、下手すると夢中になって聴きすぎて寝不足になりかねません。

ご注意下さい。

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2014.02.22

【音楽】22日は、サヴァリッシュ先生の一周忌でした。

◆何度も書きましたが、子供の頃から「尊敬し」ておりました。


音楽は基本的には、「音の流れの美しさ」だけ、で良いのですが、

色々な演奏を長年聴くと、やはり演奏者の教養(音楽的教養と人格)が演奏に現れるのは、

どうしようもない事実で、長年N響を振って下さったウォルフガング・サヴァリッシュ先生の演奏を

音楽に興味を持ち始めた頃、先生の演奏を生で何度も聴いたことが、今の「耳」の基礎になっていると

思います。ありがたいことです。

先生が亡くなって2月22日で1年でした。ゴタクをならべはじめると長くなりそうなので、

最低限にします。今までお薦めした中から。


元は管弦楽名曲集。大作の録音が多いサヴァリッシュ先生がこういうポピュラー名曲ばかりを

録音したのは、これだけ。管弦楽名曲集-II<限定盤>


◆エロルド:歌劇 ≪ザンパ≫ 序曲



歌劇 ≪ザンパ≫ 序曲


最初から血湧き肉躍ります。


◆スッペ:喜歌劇 ≪軽騎兵≫ 序曲


≪軽騎兵≫ 序曲


これは説明するまでもないですね。


次は、ロンドン、フィルハーモニア管との録音。

ウェーバー序曲集(Weber: Overtures)から


◆ウェーバー:歌劇「アブ・ハッサン」序曲


Abu Hassan, overture to the opera


これは、ウェーバーの序曲では演奏時間が一番短いのですが、楽器編成では、打楽器が多用された

もっとも「賑やか」な作品です。


サヴァリッシュ先生は、ピアノでよくフィッシャー・ディースカウ氏の伴奏などなさっていましたが、

オーケストラでも「伴奏」の名人だったようです。指揮者によっては伴奏が出来ない(極端に下手)な人がいます。

前橋汀子さんが、先生が振るN響の伴奏で、「メンコン」を弾いたとき、

こんなに弾きやすかったのは、初めて。

と、おっしゃったそうです。要するに、ここはヴァイオリンを特に際立たせなければならないが、

オーケストラが普通に弾いたら、ソロ・ヴァイオリンが消えてしまうというような箇所では、

指揮者が思い切りオケの音量を抑える。当たり前のようで、難しいのでしょう。


伝説のホルン。「奇跡のホルン」と言われた、デニス・ブレインはロンドン、フィルハーモニア管弦楽団の

首席ホルン奏者ですが、そのフィルハーモニアをサヴァリシュ先生が振って伴奏した、

R・シュトラウスのホルン協奏曲。今は、輸入盤しか入手出来ません。



◆R・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番全曲


R・シュトラウス ホルン協奏曲 第一番


やはり、デニス・ブレインという人は空前絶後。ここまで完璧に上手い人はいないと思います。


最後です。元々オペラハウスの指揮者ですが、N響桂冠名誉指揮者。N響では何と言っても協奏曲が一番多かった。

ブラームスの4つの交響曲の中で最も分かり易い、美しい旋律が繰り返される、

交響曲第3番第三楽章で終わります。

音源は、ベートーヴェン・ブラームス交響曲全集をお薦めします。

ベートーヴェンは、ロイヤル・コンセルトヘボウ、ブラームスはロンドン・フィルです。


◆ブラームス:交響曲第三番 第三楽章。


ブラームス:交響曲第三番 第三楽章


と、キリがありませんので、また、おいおいご紹介します。

皆様、良い日曜日をお過ごし下さい。

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2014.01.25

【追悼】クラウディオ・アバド。すみません。パソコンでトラブりました。

◆早くアバド追悼特集を組みたかったのですが・・・

クラウディオ・アバドの訃報に接した20日(月)、私はかなり速く見つけたと思うのです。

追悼特集を早速組もうと夜12時前に風呂に入り、その直前まで何も異常が無かったし、

パソコンの本体を机から落っことすとか、水をこぼすとか停電があったとか、思い当たるフシはないし、

セキュリティ・ソフトも最新バージョンで、何かウィルスに感染したということでもなさそうです。

とにかく何故か分からんけど、ネット接続→プロパティ→「詳細状況」を見ると、

LANドライバが壊れているようだったのです。


一晩待てば良かったかもしれません。

私の住んでいるマンションはマンション専門のブロードバンドサービスに入っていて、

もしかすると、そのサーバーのメンテナンスの所為だったのかも知れないから、なのですが、

このパソコンは仕事にも必要なので、本当に修復不可能なら、多少カネがかかろうが、PCを買い替えなければなりません。

テンパった私はOS(Windows7)の再インストールを実行しました。


こいういうのが、周りに、パソコンが詳しい人間がまったくおらず、40歳ごろから

「独学」でパソコンを使い、ネットに接続している人間の弱みです。

理屈がわからないまま、「なんとなく」使っている、科学技術はその為にあるもので、

電話で何故通話が可能なのか、テレビは何故離れているものが映るのか、説明しろ、とか

自動車の内燃機関(エンジン)や変速装置の仕組みを図面でかけるか?といったら

殆どの人はできないけど、「何となく」つかっていますが、発明されてから歴史があるので、

技術的に安定してます。PCも随分歴史はあるとはいえ、個人で使うのが本格化したのは、

20年前ぐらいではないでしょうか。非常にトラブルが多いシステムや装置を使うとき、理屈をしらないと

全くお手上げです。少なくとも私は、パソコンで異常が起きると、過剰に反応してしまいます。


それは、さておき、過去に何度か経験しているので、大事なデータのバックアップはとってあったのですが、

御存知のとおり、一旦、パソコンを初期化するのですから、Windowsアップデート(月例更新)だけでも

200件以上あったり、いちいちソフトを再インストールしなければならず、

そちらに時間とエネルギーを注入したため、ブログの更新どころではなくなってしまいました。

悪しからず。


◆最初にアバドを見たときは、まるで「アホ」のようだったのです。

遅れてしまいましたが、とにかく昨年は、我が敬愛するサヴァリッシュ先生。

今年はアバド。カラヤンやバーンスタインはとっくの昔。仕方が無いですが、

やはり寂しいものです。


アバドがまだ、デビューしてそれほど、キャリアを積んでいない頃。

正確な年はわすれましたが、多分、ベームの副指揮者としてウィーン・フィルと来日したのを

見たのが、私にとっては、「最初のアバド」でした。


そのときは、後年の姿しか知らない若い方には想像もできないでしょうが、

私には、全然、才能豊かな音楽家には見えませんでした。そもそもウィーン・フィルを振れていることすら

不思議なほど、口をバカみたいに半開きにしたまま、両手で延々と2拍子を振る。

あれは、何と言ったらいいのか、ラジオ体操というか、ヒンズー・スクワットの足の動きを

取り除いたような(分かりますか?)両手を同時にブラブラと振っているだけで、

後年の、あの、指揮棒を殆ど握らない、フラフラのまま持つ、独特の棒で、しかし、

美しく、オーケストラに何かを強制しない。

カラヤンがよく言っていたとおり、オーケストラを「ドライブ」しようとしてはダメなのです。

カラヤンは自家用飛行機の操縦をしましたが、飛行機の教官に最初に言われたのは、

あなたにとって、一番大切なことは、飛行機が飛ぼうとするのをじゃましないことだ。

ということだそうです。ちょっとアバドから、話がそれますが、この話は、

音楽に関して素人ではあるけれども大変クラシックが好きな、作家の赤川次郎氏が以前、「音楽の友」での対談コーナーを

持っていて、それが一冊の本になっています。
赤川次郎のばっくすてえじトーク―クラシック、14人の音楽家

そのときに、アバド時代のつまり、まだ現役のベルリン・フィル、第一コンサートマスターだった、安永徹氏との対談があり、

その回に話題になったのですが、飛行機の教官のエピソードを赤川次郎氏が話したら、

コンサートマスターの安永さんは、間髪をいれず、
それは、極意ですね。核心を突いてますね。

と、大いに同感の様子で、岩城宏之さんもカラヤンから
「オーケストラをドライブしようとせず、キャリーするのだ」

と、いわれたそうで、それが全てではないにしても、指揮者としてかなり大事なことらしいのです。

そして、私が見る限り、アバドの指揮はその理想に非常に近いのではないか、という気がいたします。

何とも難しい境地で、私にも観念的にしか、わかりません。

オーケストラが弾こうとするのを邪魔をするな、といっても、極端な話それでは、

指揮者は、なにもしないで、指揮台にたっているだけでいいのか?ということになり、

指揮者がその音楽を通して表現したい何かを、いつの間にかオーケストラが

その意に沿って弾いている、ということであるとすれば、アバドは理想的に見えました。


◆取り急ぎ。アバドはレパートリーが広く、伴奏も上手かったのです。バッハから。

遅くなりましたが、追悼特集をします。

ベルリンフィルの首席指揮者だった頃は、やはり、あのオーケストラは、難しい曲をバリバリ弾くのを

世界中の聴衆が期待するので、今では、昔ながらの「泰西名曲」を演奏する機会は少ないし、

クラウディオ・アバドとベルリン・フィルのバッハとか、私は知りません。

しかし、アバドもカラヤンも実は、バッハとか演りたかったとおもいます。

それも、「マタイ受難曲」とか「ロ短調ミサ」のような大がかりなのではない作品。

カラヤンがチェンバロ弾き振りしてブランデンブルクの3番を演奏している映像がありましたが、

今は、アバドの追悼です。

ブランデンブルクのDVDなんてあまりないので、却って面白い。全曲はいってます。

この輸入盤DVD、J.S.Bach: Brandenburg Concertos No.1-No.6お薦めです。

この中から、第2番。トランペット変な形ですが、ピッコロトランペット、と言います。

普通は、ピッコロトランペットでも管が巻いてあるのですが、これは直線だというだけです。

この「巻き方」の形は、ラッパの音に影響がないのです。音色に影響がでるのは、

トランペットとコルネットを比べるとわかるのですが、トランペットが先まで比較的一定の太さ

なのに対して、コルネットとかフリューゲルホーンという、大雑把にいうと「ホルン」に近い楽器群は、

管が「円錐系」といって、トランペットよりも「手前から」太くなる。その太くなり具合の違いが

音色の違いになります。

とにかくブランデンブルク協奏曲第2番。


◆Bach Brandenburg Concerto No 2 F major BWV 1047 Abbado , Mozart Orchester






上手い人、揃えてますね。これでは、2番しかわかりませんが、

私の好みでは、全曲通して、アバドのテンポ設定が自分の好みとぴったりです。


◆もう少し明日以降、落ちついてまとめますが。アバド=シカゴ交響楽団で管楽器協奏曲集。

クラウディオ・アバドは晩年というか、途中で一度ガンを煩ってから、あまり世界を跳び回らないようになり、

それは、勿論、無理からぬことです。しかし、忘れがちですが、脂ののりきった頃は、ベルリン、ウィーン両フィルなど、

ヨーロッパ大陸の超一流も振るし、ロンドンのオケも振るし(何日後かに、あの叫び声の入った「ボレロ」を乗せます)

アメリカでは、Time誌の年間全米オーケストラランキング(アメリカ人ってなんでもランク付けが好きですね)でずっと1位の

(今は知りません)シカゴ交響楽団とも蜜月関係で、かなり録音も残してます。


その中で、アバド=シカゴでグラモフォンが既に珍しく、

しかもシカゴ交響楽団の管楽器の名手達をソリストのした管楽器協奏曲集(トランペット、ホルン、オーボエ、ファゴット)

を録音してます。なんと、ありました。

シカゴ交響楽団の首席奏者たち

かつて、国内盤で売られていた頃のジャケットです。

Abadochicagoconcertoforwinds


そのなかから、シカゴの首席トランペット奏者をなんと半世紀務め、

オーケストラ・トランペット奏者の間で神様のように尊敬された、アドルフ・ハーセスによる

ハイドンのトランペット協奏曲。その伴奏がアバドです。伴奏出来ない指揮者って結構いるのですが。

アバドは上手いです。


◆ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 第1楽章(ソロ=アドルフ・ハーセス)


ハイドン:トランペット協奏曲第1楽章



◆ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 第2楽章


ハイドン:トランペット協奏曲第2楽


◆ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 第3楽章


ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 第3楽章



曲自体は、それぞれの楽器を専攻する音大生や、アマチュアにとっては、別に珍しいもおではありませんが、

このクラスのオーケストラが、自分達のメンバーだけをソリストにして、しかも管楽器ですね。

このような録音を商品にしている例というのは、他に無いと思います。アバドの提案だそうです。


天下国家を論じる場でもあいますが、パソコン復旧でホッとしたのと、アバドは無視できませんから、

しばらくこの話が続くか、或いは頻出すると思います。

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2013.11.22

【音楽】西本智実さんの「ボレロ」。

◆11月22日はボレロが初演された日です。

毎年のように「ボレロ記念日」などと書くので殆ど投票していただけなくなりましたが、

というか、最近は私の音楽記事は、飽きられたようで、音楽記事のときの得票数の低さは

眩暈がするほです。ちょっと、がっかり

今の大曲、珍曲志向の人々からは、私のように、「泰西名曲」を

何度も取り上げるサイトは、バカにされるようです。


しかし、そもそもクラシックというのは、何百回、何千回繰り返し演奏されても

飽きられない作品が今でも残っているわけで、繰り返しの鑑賞に耐え得る名曲を書いた

歴史上の大作曲家の才能は、それだけですさまじいと思います。

「ラベル」を書いた、彼のモーリス・ラヴェルもその一人。


◆今年は西本智実さんがロシアで初めて常任になったオケとの映像です。

今年の「ボレロは、今も人気が高い西本智実さんです。

日本人の指揮者としては大変珍しく、

ロシアでキャリアを積み始めた方ですが、11年前、ロシアの音大を出て、

2002年、最初に常任(説明では首席指揮者とかいてありますが)になった、

ロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウムとの、

ボレロ 火の鳥 & 展覧会の絵

から。西本さんはまず、このオーケストラを2年振ったそうですが、

どこのオケであれ、海外で一定レベル以上のオケの常任になるというのは

別に日本人じゃなくてもいいのですから、殆どの場合において、大変なことです。


たとえば、ベルリン・フィルは世界で最もレベルの高いオーケストラの一つですが、

ベルリン・フィルの客演指揮者として一度呼ばれたとしても、その後1年経っても2年経っても

「2度目」の及びがかからない、ということは、最初の指揮がメンバーに評価されなかったということですから、

一度客演で振るというのは、それほどたいしたことではない。

これに対して「この指揮者に数年任せよう」、とガイジンに思わせるのは、大変です。

ましてや、ロシアですから、当然ロシア語を話せないと、どうしようも無いはずで、

あの言葉は、外国語大学でも「ロシア語学科」の学生は、あまりにも難しくて苦労しており、

顔色が悪いので、すぐわかる。などと無論冗談でしょうけど、いわれるほど大変苦労するそうです。


音楽の基礎的素養+音楽的才能+ロシア語の語学力

を兼ね備えていなければ、ロシア人のオケが、西本さんの棒についてくるわけがない。

このオーケストラは、出来たて(2001年創立)の悪い言い方をすれば、「寄せ集めオケ」ですから

Amazonのレビューでこれを酷評している人がいますが、

私は逆にいうと、よくそのような、「ガイジンの寄せ集め」にこれだけ弾かせたな、と思います。

この他、「ミレニアム」とは、ニューイヤーコンサート 2004
がありますが、

上手いのです。

ソ連崩壊後のロシアのオーケストラは、似たような名前で紛らわしいのが乱立してます。

しかし、ポジティブに解釈すると、それでもある程度は弾けるし、

そういう安定していないオケでもきちんと弾かせられる西本さんも、また、類稀なる才能なのかな、

という気がします。この「ボレロ」だけきいて「ひどい演奏」は無いと思います。

YouTubeには、海外の(外人さんの)コメントがいくつか入ってますが、好評です。


演奏をどうぞ。やむを得ず2つの映像ファイルに分かれます。悪しからず。


◆Bolero01






後半です。

◆Bolero02





ずるいですなあ。だれか私がアップしたあとで、アップしても大丈夫と

わかってから、一本にしてアップして、そちらのビュー回数の方が多い。

まあいいや。西本智実さんはカッコイイですから、それがアダになり、実力よりも「過小評価」

されているとおもいます。これ以外のチャイコフスキー「交響曲第5番」「悲愴」のDVDも名演です。

私はお奨めしますね。DVDはオペラやバレエ鑑賞用と思われてますが、

オーケストラ・コンサートとて、本来、見るものでもありますから、音だけよりも映像があった方が、

面白いにきまってます。

それでは、皆様良い週末をお過ごし下さい。

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2013.09.10

【音楽】ベルリン・フィルの第一コンサートマスターを四半世紀、務めた日本人がおられます。

◆安永徹さんです。

安永徹さんは、1977年、ベルリンの音楽院に留学中、師匠であり、当時のベルリン・フィルのコンサートマスターだった、

ミシェル・シュバルベ先生や、日本人として初めてベルリン・フィルの団員になったヴィオラ奏者の土屋邦雄さんにも薦められ、

1977年、ベルリン・フィル第一ヴァイオリン・テュッティ奏者(1番指揮者寄りがコンサートマスター。2列目以降)になり、

83年にまた、薦められ、ベルリン・フィル、第一コンサートマスターのオーディションに合格し、

それからが大変なんですが、1年半の試用期間の後、全オーケストラメンバーの議論と投票を経て、1985年に正式にコンサートマスターに

就任なさいました。今年は試用期間の開始から30年目になります。


その前後の様子は、音楽って何だろう―安永徹対談集での石井真木氏との対談に詳しいので、

私が書き写しました。安永さんがコンマスを辞めたのが4年前ですが、そのときに書いた記事です。

2009.02.22 安永さんベルリン・フィルと別れ コンサートマスター25年」←、せ、先週終わってたの?/安永さんがコンマスになった頃の対談。

安永さん、現役時代の映像。音楽監督を辞めた後のアバドだとおもいますが、ヨーロッパ公演で、

ベートーヴェン交響曲全曲チクルスの一つ。


◆ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」変ホ長調 作品55 第1楽章 Allegro con brio







もう一つ。これは、すごいですね。カラヤンとキーシンとの一期一会。

カラヤンが亡くなる年の前年のジルベスター・コンサート。円熟した巨匠とこれから羽ばたく若い才能の一度限りの共演。


◆チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 第3楽章 Allegro con fuoco






感動的です。


最近のクラシック・ファンも学生さんも音楽家も、カラヤン=安永さん=ベルリン・フィルを実際に見たことがないですから

語り続けないといけません。こういう偉大な方への尊敬を忘れてはならないのです。

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2013.09.07

「暦の上ではディセンバー」。いるだけで、周囲を明るくする人々。

◆完全に朝ドラ「あまちゃん」にハマっています。

NHKの朝ドラ、宮藤官九郎さん脚本の「あまちゃん」が、平均して20パーセント台の視聴率を取っているそうで、

岩手県でも、実際は、ごく一部でしか使われない間投詞の方言「じぇ!」がもはや殆ど「標準語化」しつつあります。

(となりまちでは「じぇ」とは言わないそうです)。


宮藤官九郎さんの脚本が、抜群に面白いという話は、情報としてはしたけれども、今回は、その殆ど天才的な才能を

心の底から痛感しました。朝から笑うことは、すこしも悪いことではない。放射能や被災地のことを忘れてはいけませんが、

楽しくて笑って行けない理由はない。朝楽しいと一日が楽しい。など、当たり前のことを教えて頂きました。


勿論、単なる、悪ふざけとか、「ウケ狙い」ドタバタならば、これほど人々の心を掴まなかったことでしょう。

宮藤さんは、とことん、笑いのツボを心得ながら、一方で人間の心の色々な面をよく御存知です。

喜怒哀楽、嫉み、絶望、コンプレックス、狡猾さが、笑いの中に、ちりばめられています。


朝ドラを見るのはこれが初めてではありませんけれども、毎日15分をこれほど短く感じたのは、私は初めてです。

早く明日を見たい。15分は短すぎる、と今回ほど感じたことは、ありません。


2013年上半期の朝ドラが、クドカン氏の脚本によるもので、「アイドル」が漠然tとして、テーマだと発表され、

宮藤氏が、テレビで視聴者に「貴方にとって『アイドル』とは何ですか?」と問いかけてきたときには、私は、

正直にいって、興味がありませねしたが、今回「あまちゃん」を見続けて、ドラマのセリフにも何度も使われますが、

歌って、踊るだけではなく、存在するだけで周囲を笑顔に、楽しい気持ちにさせる才能を持った人

が、アイドルなのだ、というのが宮藤官九郎氏がこの作品で表現したかったこと(の一つ)です。

誠にそう思います。「あまちゃん」のヒロイン、能年玲奈が演ずる「天野アキ」が劇中でそういう存在ですが、

同時に現実世界の我々にとっても、その天野アキを演ずる能年玲奈さんが、まさに「アイドル」です。


なにがアイドルを形成するのか、細かく「分析」するのは、ヤボの骨頂ですが、

私が知る限り、少なくとも二人の専門家が、表現は違っても同じ所に言及していました。

それは、「輝く、黒い瞳」です。

指摘していた一人目は、亀和田武氏です。週刊文春8月3日号101ページ、「テレビ健康診断」で、
二〇一三年、黒い瞳の奇跡の少女がいた年

と、この方としては、珍しいと思うのですが、「あまちゃん」を大絶賛し、
2013年は、能年玲奈と「あまちゃん」の年として、長く私達の記憶に残るにちがいない。(中略)

能年玲奈はこれからも個性と演技力で活躍するだろう。しかし少女の輝く季節はほんの一瞬だ。「あまちゃん」が終わると、黒い瞳の透明感あふれる猫背の少女は消える。

残酷だけど、奇跡の少女に会えたことを誰も忘れない。

と結んでおられます。失礼ですが、多分、我々素人よりも「業界」の裏を知り尽くした方がここまで感動を露わにすることは

大変珍しいのではないかと思います。


もう一人の専門家は、自らもバリバリのアイドル、SKE48の松井玲奈さんです。

これは、ラジオ番組の一部でしょうか。YouTubeに音声がアップされています。

◆SKE48松井玲奈のあまちゃんレポート。暦の上ではディセンバー!





やはり、餅は餅屋。目の付け所。一瞬で天野アキ=能年玲奈の魅力を「輝く瞳」見出しています。


私は、教養人気取りで、アイドルなどくだらん、と思っていましたが、

あれは、あれで仕事として大変でしょう。今回、朝ドラ「あまちゃん」では多くの女優が本業ではない、

「アイドル歌手」役を演じた訳ですが、一般人よりは同じ芸能界にいて事情が分かっているはずの、若い女優たちが、

「いつも、ニコニコ笑顔で歌って踊ることが、これほど大変だとは、思っていなかった」といいます。


◆クラシックの音楽家も「芸人」として「アイドル」を見習え。

クラシック音楽の深さは今でもよく分かっていますが、それを演奏する人達は、芸術家である前に、まず、

エンターテイナーであって、高いチケットを買って聴きに来てくれた客への敬意がたりません。

私は、たまたまですけど、この10年で、昔から憧れ続けてきたオーケストラ・プレイヤーに2回(楽器は違いますが)

ひどいことを言われたり、されたりしてひどく傷つきました。傷ついたどころではなく、実はちょうど1年前は、警察と弁護士の

世話になったほどです。何十年も憧れてきた「音楽家」も実は、タダの醜い心を持った人間だったということを嫌というほど思い知らされました。


ですから、どんなことをいわれても、ひたすらニコニコと笑顔を絶やさず、歌って踊る、自分の子供の年ごとのアイドルに、むしろ惹かれます。

AKBグループやももクロは既に有名ですが、朝ドラ「あまちゃん」における架空アイドルグループ「アメ横女学園」の

ミリオンヒットという設定になっている暦の上ではディセンバーは、劇中の歌でもあり、クドカン氏の作詞なので、

普通のアイドルの歌では絶対にあり得ない言葉(「暗躍」とか「鬼も笑うわ」とか「喪中なんだから」等々)が使われているし、

非常に印象的です。実際に歌っているのは、当初、明らかにされませんでしたが、ベイビーレイズであることが

発表され、一躍注目を浴び、劇中の歌だった、「暦の上ではディセンバー」のCD+DVDが11日に発売されます

(iTunes Storeで曲だけのダウンロード購入は6月下旬から始まっています)。

私はとっくに予約しました。

若い人の迸るエネルギーは、やはり気持ちの良いものです。

いい大人が、AKB総選挙を熱心に論じているのを見て、何を、とバカにしていましたが、

今は、私にもだいぶ、その気持ちが分かるようになりました。

笑わば笑え。

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2013.08.23

【音楽】お薦め番組。BS日テレ「読響シンフォニックライブ、トランペット特集」8月24日(土)7:00~8:00

◆読売日本交響楽団トランペット奏者4人とそれぞれの師匠との共演です。

かなりマニアックな話題、かつ、ショート・ノーティスで恐縮です。Twitterでは何度もTweetしているのですが、

多くの方のお知らせするには、ブログの方が良いと思いまして。

番組の紹介は、

読響シンフォニックライブ オケの花形!トランペット特集!!夢の師弟共演

これは、先週、日テレ地上波で放送された番組の「再放送」なのですが、地上波では当然視聴不可能な地域でも、

もしかしたら、これはご覧になれるかと思いまして。


読売日本交響楽団には、4人のトランペット奏者がいて、それぞれの師匠が異なります。

現役の「弟子」とその「師匠」で私の世代のトランペット好きには、とても懐かしい先生がたとの共演を観て、聴けます。

具体的には、失礼ながら、「弟子→師匠」の順で書かせて頂きますが、
田島勤(読響首席トランペット奏者)→戸部豊

長谷川潤(読響首席トランペット奏者)→田宮堅二

田中敏雄(読響トランペット奏者)→津堅直弘

山本英司(読響トランペット奏者)→北村源三

で、司会はAKB48で東京音楽大学ピアノ科学生、松井咲子さんです。

最初のトランペットに関する実演を交えた説明があります。


その後で首席2人(←珍しいことでは、ありません)、田島さんと長谷川さんが、

ヴィヴァルディ:「2本のトランペットのための協奏曲」

を演奏します。これは録音は色々ありますが、録画とはいえ、演奏している映像を見ることは

滅多にありません。見事な演奏です。


次に、師匠を交えて、ヴァルディ:「アイーダ」、彼の有名な「凱旋行進曲」を含む部分を演奏し、

ここで、このオペラ専用の、長い(管長は普通とほぼ同じなのですが、管を巻いている部分が短いのです)アイーダ・トランペットで師弟共演。

最後はアンコールで4組の師弟の共演で、アンダーソンの「トランペット吹きの休日」で盛りあがります。

あまり、私が詳しく書いても(私は先週、地上波で既に見たのです)仕方がない。

また、観たくても観られない方がおられると思います。

大変申し訳ないのですが、ラッパ好きの方々には、何とも堪えられない企画だと思います。

放送まで、現在執筆時点では9時間ちょっとですが、少しでも多くの方にご覧頂きたいと思い、

ブログ記事にして、お知らせした次第です。

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2013.08.18

【音楽】ムラヴィンスキー=レニングラード・フィル、「チャイコフスキー交響曲第4番」←芸術は爆発です。

◆あまりにも、定番なので、ご紹介を忘れていました。

私は、クラシック・マニアが、もうあたり前過ぎてあまり語ろうとしない「泰西名曲」が大好きで、

もう随分ご紹介したつもりでいましたが、ときどき、「灯台下暗し」という場合があります。

チャイコフスキー、ショスタコーヴィッチを初めとするロシアものは、やはりロシアのオーケストラが良いでしょう。

勿論、カラヤン=ベルリンフィル(又はウィーン・フィル)の名演もありますが、「餅は餅屋」です。


ロシアというか旧ソ連時代から、定番中の定番とされてきたのは、

エフゲニー・ムラヴィンスキー=レニングラード・フィルのコンビで、馬力が違います。

先日、チャイコフスキーの交響曲4番、フィナーレを久しぶりに聴いてつくづく、そう思いました。


夏休みが終わりで、憂鬱な方、多いでしょうが、この痛快な演奏をお聴き下さい。

かなり、元気が出ます。

引用元は、チャイコフスキー:交響曲第4-6番です。


◆チャイコフスキー 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第4楽章



Tchaikovsky: Symphony #4 In F Minor, Op. 36 - 4. Finale: Allegro Con Fuoco


いいですね-。「芸術は爆発」ですね。

この楽章が気に入ったら、4番全楽章を。次に5番も6番「悲愴」も聴けます。

ムラヴィンスキーは名指揮者ですし、レニングラード・フィルは上手いし、馬力が違う。

やはり、いいですよ。お薦めします。ショスタコーヴィッチなどでも名演がありますが、それはまた、いずれ。

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2013.08.13

【音楽】カール・ベーム=ウィーン・フィル来日公演「運命」。

◆200年以上前に書かれた音楽の30年前の演奏に今だに感動するってものすごいですよね。

カールベーム(1894-1981)氏は最晩年。1975年、77年、80年になんと3度も来日しています。

ご令息によると、「父は正に日本と恋に落ちてしまったのです」とのことですが、

1975年の来日公演時にあまりにも日本の若者が熱狂するので、ベーム先生はオーストリアに帰ってからも、

毎日、「明日にでも、また日本に行きたい」と、大袈裟ではなくそれぐらい喜んで下さったそうで、ありがたいことです。


最近、参院選とか時事問題は憂鬱ですし、自然現象(天候)も異常で気が滅入ります。


こういうときには、名曲の名演奏を聴くのが良いでしょう。


◆カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニー;ベートーヴェン:交響曲第五番 ハ短調 作品67 第三楽章





◆同:第四楽章






これらは、カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1977年日本公演に収録されています。


カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1975年日本公演と、

カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1980年日本公演 も観て、聴いて頂きたいです。


こういうものは少々高かろうがなんだろうが手に入るときに買っておいた方が良いと思います。


ベートーヴェンがこの曲を書いて初演したのが1808年です。205年前です。

それから世界中で今だに聴かれ続けています。

人間は国家の体制が変わったり、戦争をしたり、景気が良くなったり不景気になったり、

右往左往、アタフタ、じたばたしてますが、この音楽は変わらない。あたりまえですが、いくら世の中が動揺しようが、

ズシーンと存在し続け、永遠の光を放っています。


勿論、ベートーヴェンの交響曲ばかりではない。優れた芸術作品は皆同じです。

ベートヴェンも、他の歴史に名を残した大作曲家たち、

「一体、あなた方はどこまで天才なのですか?神が地上に遣わした人ですか?」と

訊きたいほどです。そういう作品が存在しつづけ、演奏され続けているという、奇跡的な現実、

こればかりは、人間捨てた物では無い、とつくづく思います。

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